ハードロックとヘヴィメタルというのは、その境界線が時に不明瞭で、国やら時代やら、あげくの果てには評論家によって定義が大きく異なったりする。1979年にイギリスの音楽誌で“NWOBHM”(ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィメタル、New Wave Of British Heavy Metal)なる言葉が現れ、この辺りから“ヘヴィメタル”という表現が一般化していったようである。こうした時期を代表する盤の一つとして筆頭に挙げられるのが、ジューダス・プリースト(Judas Priest)の『ブリティッシュ・スティール(British Steel)』だと言えるだろう。
1. Breaking the Law 2. Rapid Fire 3. Metal Gods 4. Grinder 5. United 6. Living After Midnight 7. You Don't Have to Be Old to Be Wise 8. The Rage 9. Steeler