Keyword Search

▼キーワード検索

Comments

プロじゃないから恥ずかしくないもん @ 正統派美少女 正統派美少女正統派美少女正統派美少女正…
連絡お願いします@ 連絡お願いします 連絡お願いします連絡お願いします連絡お…
神待ち掲示板@ 神待ち掲示板 神待ち掲示板神待ち掲示板神待ち掲示板神…
ヒクヒクしちゃう@ ヒクヒクしちゃう ヒクヒクしちゃうヒクヒクしちゃうヒクヒ…
疼いちゃう@ 疼いちゃう 疼いちゃう疼いちゃう疼いちゃう疼いちゃ…
いいでしょ?@ いいでしょ? いいでしょ?いいでしょ?いいでしょ?い…
予定は決まりましたか?@ 予定は決まりましたか? 予定は決まりましたか?予定は決まりまし…
できれば年上が@ できれば年上が できれば年上ができれば年上ができれば年…
集結だよ@ 集結だよ 集結だよ集結だよ集結だよ集結だよ htt…
おさわりの導入@ おさわりの導入 おさわりの導入おさわりの導入おさわりの…
2005/04/18
XML
カテゴリ: 京極夏彦
その1 で書いたように,

京極夏彦の「巷説百物語」

は犯罪小説,それも,いい切ってしまえば,

集団詐欺師たちの作戦遂行物語

である。
「詐欺師集団」の主犯格は又市,それをお銀と治平が手伝い,第1話でたまたま一緒になった百介もいつのまにか巻き込まれているといった形。

「詐欺」を辞書で引くと「故意にうそを言って他人をだまし損をさせること。また、その人。法律では、人をだまして錯誤におとしいれる行為をいう。(国語大辞典(新装版)小学館 )」
とある。なかなかぴったりの言葉ではないか!!

彼らはだます相手から金は取らない。そのかわり,命は平気で取る。

金は依頼主からもらうのだが,この依頼主がさまざま。百姓の父っつぁん,引き込みから足を洗おうとする女,ときには(間接的ではあるが)大名の依頼を受けることもあるし,仲間内の小悪党からの依頼もある。

だましの仕掛けに使うのが,「妖怪話」で,それをどのように利用し,最後にどのような決着をつけるかが面白いところなのだが,これは,本を読んでもらうしかない。

「妖怪話」にひかれ,いつのまにか仲間のようになっているのが,「百物語」を集めている考物の百介。
ところで,この百介の強みはなんといっても京橋に住んでいること。
江戸時代,定まった住まいをもつということは,保証人がいるということであり,「信用」できるということでもある(上の3人に比べてだが…)。
怪しげな3人に百介が加わることで,彼らの作り出す話に真実味が加わり,最後の鈴の音ともに,スパッと決着がつくのだ。

最後に,この本の基調となっているであろう又市の言葉を引いておく。

「煙に巻いて霞に眩まして,幻見せてよ,それで物事ァ丸く収まるンだ。」

これは,作者の創作態度にも通じるような気がするが,どうだろうか?

「続巷説百物語」の日記は →こちら から。

京極夏彦メモ(百物語シリーズ) に簡単にまとめてありますので,ごらんください。
京極夏彦の他作品についての日記は,フリーページ  読了本(日本)  (京極夏彦)からごらんください。



楽天ブックス





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007/01/13 10:31:35 PM
[京極夏彦] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: