Keyword Search

▼キーワード検索

Comments

プロじゃないから恥ずかしくないもん @ 正統派美少女 正統派美少女正統派美少女正統派美少女正…
連絡お願いします@ 連絡お願いします 連絡お願いします連絡お願いします連絡お…
神待ち掲示板@ 神待ち掲示板 神待ち掲示板神待ち掲示板神待ち掲示板神…
ヒクヒクしちゃう@ ヒクヒクしちゃう ヒクヒクしちゃうヒクヒクしちゃうヒクヒ…
疼いちゃう@ 疼いちゃう 疼いちゃう疼いちゃう疼いちゃう疼いちゃ…
いいでしょ?@ いいでしょ? いいでしょ?いいでしょ?いいでしょ?い…
予定は決まりましたか?@ 予定は決まりましたか? 予定は決まりましたか?予定は決まりまし…
できれば年上が@ できれば年上が できれば年上ができれば年上ができれば年…
集結だよ@ 集結だよ 集結だよ集結だよ集結だよ集結だよ htt…
おさわりの導入@ おさわりの導入 おさわりの導入おさわりの導入おさわりの…
2005/06/21
XML
テーマ: お勧めの本(7415)
ウェールズ(イギリスの南東部)は当時(1137年),独立した国でした (イングランド王家の支配を受け,その結果皇太子をプリンス・オブ・ウェールズと呼ぶようになるのは,1300年前後からです。また現在でも,イングランド,アイルランド,スコットランドとともに英国を構成する4つの「国」の1つです)

カドフェルシリーズの舞台となるのは,そのウェールズと接したシュロップシャー州の州都シュルーズベリ。
聖女の遺骨求む 」( エリス・ピーターズ )は,そこの修道院から,ウェールズの山間の村に聖女の遺骨をもらい受けに行く話です。

ということで,今回は当時のウェールズとイングランドの関係について簡単に (カドフェルシリーズでのことで,「西洋史」ではありません,また,ややシュールズベリ視点です)

シュールズベリはイングランドとウェールズの境にある州なので,当然のことながら両者の間でのいざこざも起こるが,反面,人の交流も盛んだった (あくまでも,物語の中の話)

主人公のカドフェル自身ウェールズの生まれで,シュールズベリの修道院で暮らしているが,ウェールズ人であることをやめてはいない(今ほど厳密な国籍なんてなかったんだろうし!)。
また,副院長ロバートもウェールズ語は話せなかったものの,「ウェールズとイングランドの両方の血をひく家系の出」とされている。
そのほかにも修道院で暮らす何人かのウェールズ人が次巻以降に登場してくる。

シュールズベリの町で生活するウェールズ人も少なくなく,町の生活に関してはイングランドの法の下にあるが,相続の問題などについては,ウェールズの法による裁判を受けることもできた (具体的な話はあとの巻で出てきます)

イングランドの法を犯してウェールズに逃げ込み,そこで農奴として暮らすなどということがあった例も,第1話のかなり重要な要素として出てくる。

副院長のロバート一行がウェールズのグウィセリンから「聖女」の遺骨をもらい受けようというとき,イングランド側からちょっかいを出すわけだから,当然ながら,ウェールズの許可が要る。

1つは教会の,もう1つは王の許可。

ウェールズのキリスト教は,不完全ながらもローマ教皇の支配下にあり,バンガーに司教がいた。
1行はまずバンガーに行きその地の司教に許可をもらう。

次にアバーまで王の許可をもらいに行く。

ウェールズは,いくつかの地域に分かれ,聖女が眠るグウィセリンはグウィネズという地域に属している。そこで,病気の王にかわって摂政であるプリンス・オウェインが許可を与えた。

プリンス・オウェインは,3巻以降ウェールズの王オウェイン・グウィネズとして登場する。
当時ウェールズは各地の王が群雄割拠していて,それでイングランドからの侵入を許してしまったらしいのだが,物語の上では,1人の王のほうがわかりやすくていいかもしれない。
ただし,物語の中でも,イングランドに比べて各地方の独立性は強いように書かれている。

もっとも,イングランド自体その当時王位を主張する2人による内乱の真っ最中なので,決して「中央集権」とはいえないのだが,その点については,2巻以降の話になるので,別の機会に。

ウェールズという言葉になじみがもてたら,人気ブログランキング ライタークリックお願いします
――――――――――
「聖女の遺骨求む」(エリス・ピーターズ)の記事に
↑1巻の簡単な内容,「修道院(禁欲と観想の中世)」,関連記事へのリンクについてはこちらを参考にしてください。
修道院ってどんなとこ?- 「聖女の遺骨求む」から-の記事に





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005/06/21 03:49:12 PM
[読んだ本(ミステリ・海外)] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: