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T360スノーラは藤澤武夫常務(副社長)の発案と思われる。
藤澤は戦後福島県で製材業をしていたので、積雪地帯での運搬に頭を痛めていた。
絶対に作りたかった雪上トラック。
T360の試作車やS500(スポーツ)も製材所に送られ
毎日実際の作業に使われ、問題点などは手紙で藤澤に報告された。
当然、この手紙は本田宗一郎も読んだはず。
このとき送られた、T360とS500は現在も残っている。
最初のスノーラも製材所に送られたはずだが、残念ながら見つからない。
もし見つかると、製造番号は0001番のはず。
スノーラは私の知る範囲では8台確認されている。
写真は確認されてないが、北海道と青森にも数台あるそうだ。北海道のスノーラのゴムは幅が広いそうなので、
標準にスパイク、幅広と数種類あるみだいだ。
(三方開き荷台は一方開きより作りが荒い、荷台あおりのしわは スポット溶接の跡、溶接がまだ下手だったのか?)
前輪用スキーは写真でしか見たこと無い。
定価は4000円、スノーラに比べて非常に安いのは
安価な作りになっていると思う、 この部分に強度があると
ステアリング系を痛める。
使い捨てに近いものなので、一度でも使用すると錆て残っていない。
現在残っているのは新品木箱入りのみ・・・これは貴重品。
T360スノーラの定価は119000円だが、話を聞くと工賃込みで
当時は15万円以上したらしい。
後期型T360は29万9千円、スノーラは半分の値段になる。
しかし、たった15万円で雪上車になるのなら
積雪地帯では需要があると思う。
15万なら安い。
スノーラの走破性は凄いものがある。
雪山を登っていくと、あまりの傾斜に恐怖を覚える。
新雪では前輪にスキーがないと、スタッドレスタイヤ以上
の走破性は無理、若干良いくらい。
日本自動車博物館のスノーラ、もう一台はノーマル展示。
実働しているスノーラは何台か?
車体が動けば後輪に取り付けるだけなのでスノーラ生存数が
実働台数と思うが、
スノーラは三方開き荷台にしか取り付けできないので
台数の非常に少ない三方開きT360より
スノーラの数が多いことになる。
一方開き(標準)荷台のオーナーさんが持っていても使用できない、が
たぶん、絶対手放さない部品だ。
現代においても十二分に実用性はある、たいしたものだ。
ゴムクローラのパーツは無いので切れたら終わり、
大事に使わないと。
予備のクローラがあるのなら 冬は付けたままでいたいのだが。
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