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昭和22年~26年に発売されたラビットの5インチタイヤシリーズは
S1~S25まで約7種類あるが、今ならマイナーチェンジほどで
基本的に変化はない。
始動方法は1~25まで押しがけ。
初期型ラビットに乗った経験は無い、AK師匠は昔乗ったことがあるそうだ。
押しがけ始動とは「緩い下り坂なら、なんとかかかった、緩い登りなら無理」
なかなか大変なスクーターみたいだ。
一部車種にはキックか索手動式(ひも式)も付いていたが、
この部分は不明なところが多い。S25には索手動式が付いている、仕様書には押しがけのみと書いてある。
後で付けたのかも?
ラビット5インチタイヤは陸軍爆撃機「銀河」の尾輪を使っていた、
確かに使ってはいたが、生産に入るとヤミ市に売られたのか4本しか残っていなく、最初の2台のみ。
社員も食べていかないとならないので・・しかたが無い。
しかし、ジュラルミンは豊富に残ってたみたいで
S1~S25までの約16000台生産され、ほとんどジュラルミン製。
昭和25年に朝鮮戦争が始まると、ジュラルミンも不足して
26年8月からは鉄板になる。
車台番号で調べると、鉄板製は2~300台と非常に少ない。
ジュラルミンが大量に残ったのは、
これで、なべ・釜を作ると腐食があり、売り物にならなかったそうだ。
結局ジュラルミンは飛行機専用、スクーターは廃物利用でもあった。
ラビットの押しがけの仕組みを説明しようと思ったが、
長くなるので次回。
遠心クラッチだけで・・どうして押しがけできるのか?
これがラビットのワンウェイローラー、タイヤが回転すると
このサブクラッチでクランクを回す。
この動作原理は説明文しかない、理解しやすい解説は今まで無かったので、
写真で詳しく説明予定。
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