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1982年に公開された映画「ブレードランナー」。その映画の舞台は、2019年のロサンゼルスという設定です。東京をモチーフとして入れ込んだ、独特の都市が描かれました。この世界観は、圧倒的でした。後のSF映画やデザイン業界において、近未来を表現する時に必ず検討、もしくは、オマージュされる基準となりました。その近未来をデザインしたのが、インダストリアルデザイナーのシド・ミードでした。彼の肩書きは、別名ビジュアル・フューチャリストといいます。未来を透視するかのごとく、デザインや絵として表現する人を意味します。まだ誰も見たことない未来を、空想できる。これは、何よりの才能です。文字にしろ、絵やデザインにしろ、モノにしろ、考え方にしろ、現在から未来を展望することで、人類は進化してきたと言えます。そういう意味で、彼を尊敬しています。彼がかつて描いていた絵の多くは、時代もありますが、アナログですね。つまり絵の具を使っていました。絵の具もいろいろありますが、ガッシュと呼ばれる不透明水彩絵の具を、使用しています。上は、彼が使ったというパレットだそうです。というかただの厚紙ですね。何かをスケッチした跡も見えます。ガッシュでも乾くと耐水性になるアクリルを使っていたかもしれません。速乾性の絵の具です。普通のパレットですと、乾いてしまうと絵具が固まり、洗うのが面倒なんですね。今でこそ、使い捨てのペーパーパレットなるものがありますが、当時だと、いらない紙などにパパっと絵の具を出して使用して可能性があります。大変興味深い展示でした。さて、シド・ミードの存在は、ブレードランナーで日本中に知らしめたわけです。そして、その知名度を決定付けた要因だと思っているのが、日本の大人気アニメ『ガンダム』のデザインを手掛けたことではないでしょうか。彼は、1999年に発表された『∀ガンダム(ターンエー)』で、メカニックデザイナーとし参加しました。数多くあるガンダムシリーズの中でも、最も美しく、大好きなガンダムです。ただ、その革新的過ぎたデザインは、賛否両論がありました(今でも)。上は、そのガンダムなどのメカを創造する上での貴重なスケッチです。ビジュアル・ヒューチャーリストの描く未来には、実際の今は、まだ追いつけていなかったかもしれません。改めて、先を空想したシド・ミードの偉大さを感じました。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2019.05.15
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6月16日まで、名古屋の松坂屋で開かれている、「長靴下のピッピの世界展」を、覗きました。北欧ブームは、もうブームとどまらず、一つのスタイルとして確立されています。「洗練された家具や食器、デザイン、家電、 テキスタイルなどを生み出す北ヨーロッパの地域」というイメージがまずあります。一方、素朴で古き良き田舎のイメージも、北欧にはありますね。スウェーデンの画家カール・ラーションンの絵の世界などは、まさにそれです。そして、「長靴下のピッピ」の世界観も、似ています。アストリッド・リンドグレーンによる、童話で、9歳の女の子ピッピちゃんが活躍します。大自然の中、メルヘンチックな建物や馬、素朴な家具など、、、、、が登場します。今回の展示で驚くのは、その原画の量です。リンドグレーンズの作品の挿絵を担当した画家は、何人かいます。中でも、ピッピのイメージを確立した、最初期のパートナーと言えば、イングリッド・ヴァン・ニイマンです。彼女が遺した沢山の絵は、人を元気にさせてくれますね。絵なのに、主人公達の喜々とした声が、聞こえてきそうです。●会場内に飾られた模型。●入口前に設置されたキッズ・プレイ・コーナーBLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2019.05.14
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京都で、SANDWICHと言えばという問いに、「アート集団」とか、「名和 晃平」さんと答えるとすると、相当ツーですね(笑)。「パンに具を挟んだ食べ物」というのは、フツーですね。京都BALに行きたかった、もう一つの理由が、そのSANDWICHでした。名和さん率いるアート集団ですね。彼らが内装を手掛けたSTARBUCSが、京都BAL内の3Fに3月オープンして、大変な話題だというのです。訪れて、すぐに分かりました。その魅力が。とにかくアート、アート、アートです。この正面のオブジェは、他のお店内の空間との遮断的役割を果たしながらも、しっかりとアピールしています。交通がテーマのオブジェかしら。横断歩道や標識をモチーフにしているのが、分かります。どこを切り取っても、現代アートです。これは、コーヒーにも付加価値が付き、一層美味しく感じられます。それにしても、京都には、独特のおしゃれなスタバや、カフェが多いですね。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2019.05.09
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浮世絵の世界は、奥が深く、また広いですね。いろいろな絵師がいますが、歌川国芳は、とってもお気に入りの1人です。数年前、どうしても本物をそばに置きたいと、一枚購入したほどです。せて、名古屋市博物館で開かれている『挑む浮世絵 国芳から芳年へ 展』へ。残すところ、本日も含め、二日。やっと、訪れることができました。国芳、そしてその弟子芳年を中心に、丁寧な展示がされていました。早い時間に訪れたからでしょうか、じっくりと作品と対峙できました。今回、どれも写真撮影オッケーというのも、更に浮世絵ファンを掴むのには、よい試みかもしれませんね。上の写真は、国芳の『清月の月』という作品です。女性が来ている着物の模様が、雪の結晶となっています。このころ、オランダから顕微鏡が輸入され、雪の結晶が発表されたころだといいます。つまり、最先端のファッションを纏っていることを意味しますね。こちらは、弟子の月岡芳年の月百姿シリーズから『吼噦(こんかい)』という絵です。『釣狐』という狂言の別名だそうです。狐の表情が素晴らしいですね。絵全体の雰囲気も、シックでかっこよいです。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2019.04.06
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デザイナーのシド・ミード展が、東京で開催されますね。4月27日からですから、後一か月半。自分の中では、相当テンションが上がっています。彼の作品の代表作はいくつもありますが、日本のアニメ『∀ガンダム(ターンエーガンダム)』のメカニックデザインを担当したことは、有名です。数あるガンダムシリーズの中でも、異彩を放つ容姿で、常に賛否両論議論の的となるデザインです。さて、そんな『∀ガンダム』のセル画を数枚購入しました。今の時代セル画と言っても死語に近いですね。昔はアニメは、セル画を構成して作っていました。一コマ一コマ、絵具で彩色された絵が動いていたんですね。もちろん手作業です。そんなこともあり、とっても愛着とぬくもりを感じます。セル画の裏を見ると、手で塗ったということがよく分かります。厚く盛られていたり、はみ出したり、、、、。絵具の臭いもします。芸術作品とまではいかないけれど、りっぱな一品ものの作品だと思っています。昔好きだったアニメのセル画を見つけると、時より手にするのでした。とっても幸せな気持ちになります。あと一か月半、気分を盛り上げます。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2019.03.10
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若い人の発想や力を前にした時、本当に感心するし、こちらも刺激をいただきます。本日は、愛知県長久手市にある、愛知県立芸術大学の卒業・修了制作展を、覗いてきました。ユニークな作品が多く展示されていました。一回一通り見学して、しばらく歩いてから、また見直したものもあるほど、彼らが生み出した作品は、輝いていました。受付の方に聞くと、基本写真もネットへの書き込みも問題ないとのことでした。ただ、数名写真を禁止している学生もいるので、そこだけ気を付けてくださいとの注意がありました。どれも素晴らしく、沢山紹介したいです。が、スペースもあります。数人だけご紹介。川角大和さん・「そして、また会おう」田口薫さん・「ハリボテのくに」坂下万智さん・「Your love is too much for me」大東忍さん・「踊れ!夜は明けない!」今後の彼らの活躍が、楽しみです。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2019.03.03
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やっぱりアニメは、面白い!無くなってしまってはもったいない。日本のアニメを見ていると、そう思います。MAPPAは、日本のアニメ制作会社です。2011年に誕生していますから、まだ若いと言えます。生き残るには、若い力が必要ですね。と言いつつ、MAPPAのMは、丸山正雄さんのMです。虫プロで活躍したアニメ界の重鎮!!その遺伝子を引き継ぎながらも、若さ溢れる作品を作る!!!素敵です。そんなMAPPA展が、池袋のパルコで開かれています。昨年話題になったアニメのひとつ、ゾンビランドサガ。佐賀県を救うご当地アイドル、ただしゾンビという設定、ユニークでしたね。可愛らしさとホラーが、絶妙にミックスされていました。昨今海外からのインバウンドで人気なのが、佐賀県だそうです。実は、行ったことないです。興味湧きますね。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2019.02.10
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フィンランドが生んだ建築界の大巨匠、アルヴァ・アアルト。尊敬する建築家の1人です。その展覧会が、名古屋市美術館で、開かれています。ヴィトラ・デザイン・ミュージアムとアルヴァ・アアルト美術館によって企画された展覧会だそうです。アアルトの大回顧展は、20年振りとか。なかなか行けずでした。金曜日は、会館時間が延長されていました。良いですね。このサービス。図面フェチです。巨匠達の手描きの図面を、見る喜びは、この上ないです。今では、図面はパソコンで描くことが多いですが、かつては、ほとんどが鉛筆やペンで描かれていましたね。そこには、当然、その人の癖が出やすいわけです。物凄く丁寧に仕上げる人もいれば、物凄くラフな人も。筆圧が強い人、弱い人、字の下手な人、ロボットみたいに書く人、、、、生を感じますね。アアルトの描いた図面、建てた建物の写真、デザインした家具などを、堪能しました。アルテックのスツール60が、ズラリと。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2019.01.25
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昨年、新国立美術館で開かれ、大変人気だった展覧会の一つが、『荒木飛呂彦原画展~JOJO冒険の波紋~』です。期間中、何度か東京には行ったのですが、スケジュール的にどうしても、観覧できませんでした。というのも日時指定チケットだったため、隙間にちょっとというわけには行かなかったのです。11月からは、大阪に舞台を移しました。やっと、行けました。ミケランジェロや、ファッション誌VOGUEからの影響を認める、荒木さん。マンガでありながら、独特のセンスを一コマ一コマに感じますね。そのポージングや、表情、色使いには、西洋的な解釈がありますね。古い言いましかもしれませんが、日本人が憧れる西洋文化を、日本的に噛み砕くといいうのでしょうか。そこが好きです。物凄く充実した展示でした。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2019.01.12
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「フォっー!!」という叫ぶ芸で、人気者だったライザーラモンHGさん。一発屋なんて言われた彼ですが、その後は、その恵まれた体格でモデルやプロレスで、ご活躍。そして、今は、なんといっても絵のうまさで注目されていますね。美術やデザインを愛するものにとって、その世界でチャレンジしている人たちを追いかけるほど嬉しいことは、ありません。吉本興業さんが、難波の劇場の近くにギャラリーをオープンすると聞きました。「LAUGH & PEACE ART GALLERY OSAKA」と言います。早速、初日に出来かけました。こけら落としは、「レイザーラモン展」です。一番最初のお客さんだったようで、とっても歓迎していただきました。HGさんが手掛けた作品が、並んでいました。アクリル画からイラスト、ラインスタンプの原画まで、スタイルの幅は、広いです。それでも、いずれにも、ちゃんと彼らしさが出ていました。ラインスタンプ用の原画の一枚を、頂いてきました。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2019.01.11
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結構厚めの封書が届きました。色は、少し緑がかったターコイズブルー。何だろう?と疑問に思うまでもなく、すぐにTIFFANYからだと分かります。彼らのブランディングは、徹底していますね。そのティファニーブルーに、ショッキングピンクという、補色を使っていますね。大胆にも合わせた、クールでラフなデザインで、今年は来ましたね。文字も、ステンシルによるスプレー風で、ストリート感が出ています。封を開けると、カタログが顔を出しました。ティファニーブルーのロボットと、銀色のトルソーが、アイテムを紹介するストーリーとなっています。シチュエーションは、工事現場ですね。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2018.12.15
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画家の人生のうちで、たったの35点しか作品を残さなかったとすると、本当にそれを生業とできたのか。オランダの画家フェルメールの作品として認められているのは、世界でたった35点です(所説あり)。果たして、フェルメールという個人は、本当に存在したのか。何か別の職業をしていて、傍らで描いたのか。別の画家のペンネームか。謎は深まる一方です。また、それは、魅力を帯びるわけで、世界中で大人気です。今回東京で開かれているフェルメール点には、その内9点が集まるというから、その凄さが伺えます。実は、大のフェルメール好きです。35点の作品を全て観るというのが、生涯を掛けての夢です。出来れば、絵が所有されている美術館がある、現地で観たいというのは贅沢な希望です。今回展示されているものに限れば、一度は体感済みのものです。が、何度見ても、その魅力が増すのも、フェルメールの凄さです。東京のフェルメール展を覗きました。今回、予約を指定するシステムです。おかげで、それほどの混雑もなく入場できました。もちろん、会場内は、人が沢山います。それでも、ちょっとした隙はできるものです。9点の絵をまるで見られないということはなく、その隙を狙うことで、結構じっくり吸収できました。フェルメールとその周辺の画家の作品が数点。あっという間の展示であることは、覚悟してください(笑)。ただ多く並べるだけでなく、これくらいがちょうど良いかもしれません。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2018.12.05
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今美大に行っている子や目指す人と話していると、イラストレーターになりたい!と、目を輝かす人が多いです。もちろん、昔から人気の職業ではありますが、昨今のイラストレーターの活躍が、身近にあるからかもしれません。例えば、中村祐介さんのイラストは、小説の表紙やCDのジャケットなど、あらゆるシチュエーションで接することができます。若い人達がそれらを見て、触れて、イラストレーターを目指すのは、至極普通で、健全ですね。彼の展覧会が、名古屋パルコで開かれています。覗いてきました。森見登美彦さんの「世は短し歩けよ乙女」の表紙絵です。asian kung-fu generationのアルバム「ソルファ」のジャケット絵ですね。東川篤哉さんの「謎解きはディナーのあとで」コーナーです。こちらも、中村さんが描く表紙が有名ですね。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2018.11.30
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ルーベンス。あまりにも偉大過ぎる名ですね。芸術界の神と称される画家。フランドルのアントワープやイタリアなどで活躍しました。(生まれは、ドイツ)彼は画家としてだけでなく、外交官や7か国語を話す通訳としても才能を発揮したことは、有名です。各国の王に愛されました。そんな彼を最初に知ることになるのは、アニメ「フランダースの犬」でしたね。主人公のネロは、恵まれない環境で育つ子供。彼にあるのは、捨てられていた犬・パトラッシュと、絵を描くという才能のみ。その彼がルーベンスに憧れるというストーリーでした。多くの日本人が、そのアニメに涙し、またルーベンスを身近に思ったに違いありません。それから数年が立ち、初めてパリのルーブル美術館に行きました。そこには、ルーベンスの部屋という展示室があります。大きなルーベンスの絵が沢山飾られています。その絵を見た時、ネロ少年が抱いた思いを理解したのを、はっきり覚えています。人間って凄いなと。絵を見て涙を流すということを、はじめて知りました。今回、そのルーベンスの絵が、日本に来ています。上野で開かれている「ルーベンス展~バロックの誕生~」です。彼の絵はどうしても大きな絵が多いです。大きな絵を海外から運ぶのは、とっても難儀なことです。が、この展示では比較的大きなものも、並んでいました。大変見応えがありました。とっても人気の展覧会の一つだそうです。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2018.11.26
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泉と聞くと、清々しさ、清潔感、さわやか、と透明感に溢れた想像しかできません。そんな清らかさとは裏腹に、世界中で長いことどろどろとした議論に巻き込まれている泉が、存在します。マルセル・デュシャンが発表した、男性用小便器です。「泉」と名づけられています。1917年の発表ですから、およそ100年前ですね。男性用小便器に、R.Muttという偽名?ペンネーム?のサインをしただけの作品です。展覧会に出品しようとしましたが、拒否されました。それをきっかけに、芸術とは何ぞやと広く訴えることになります。現代アートの出発点的な作品として、捉えられていますね。そんな作品が、今上野に来ています。東京国立博物館で開かれている、「マルセル・デュシャンと日本美術展」内で、見ることができます。便器が恭しく飾られています。そしてそれに意味を見出そうと首をかしげながら、観覧する。実におもしろい光景です。アートの幅広さと深さを垣間見ることができますね。やはり、感動する作品ですね。実は、発表後すぐに消失していて、これはレプリカだそうです。レディメイドという言葉があります。所謂既製品や吊るしの洋服などを指しますね。また、一方美術業界でもレディメイドという言葉は使われます。既製品を使ったり、組み合わせた作品を指しますね。その第一号と言われるのが、このタイヤです。その名も「自転車の車輪」!そのままです。この作品も、マルセル・デュシャンの発想によるものです。このようなオブジェをレディメイドと名付けたのも彼です。そういう意味でも、これも記念碑的な作品と言われています。「車輪が回転しているのを見ると和やかな気分になった。~」彼は言いました。うーん。実に優等生的なコメントです。参ったか!ですね。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2018.11.25
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ポール・マッカートニーが、来日していましたね。ポールと言えば、ビートルズ。ビートルズの楽曲の多くは、作詞作曲のクレジットが、「Lennon-McCartney」となっています。ジョンとポール、仲良いのね!という単純な話でなく、別々に作っていたというのが定説です。日本の漫画界のレジェンドに、藤子不二雄がいます。『ドラえもん』や『パーマン』『キテレツ大百科』、『忍者ハットリくん』、『怪物くん』などなど、枚挙に糸目がありません。こちらも1人ではなく、ユニットです。藤子・F・不二雄と藤子不二雄Ⓐの二人が、共通のペンネームで発表していたんですね。初期は、二人で力を合わせていた作品もありますが、だんだんと別々に。Fさんは、どちらかと児童・少年向けを手掛けており、白い藤子不二雄と呼ばれます。一方Ⓐさんは、青年や大人の向けが多く、黒い藤子不二雄などと呼ばれます。その黒い藤子不二雄である、藤子不二雄Ⓐの展覧会が、六本木ヒルズで開かれていますね。覗いてきました。Ⓐさんにそっくりのフィギュアが迎えてくれました。それにしても似ている。カッコよい!!『笑ゥせぇるすまん』の主人公、福造喪黒です。ブラックな笑いが印象的でした。人間の欲望と本質を捉えた作品が、しびれましたね。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2018.11.18
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ドラえもん展。芸術やアート、デザインを、年齢で分け隔てするなんて、愚の骨頂です。そうわかりつつも、あえて伝えるなら、この展覧会は、大人のものだと思います。いや、ドラえもんというと、どちらかというと児童向けの漫画、アニメだけれど(実際はもっと深いですが)、この展覧会においては、子供だけでなく、大人も楽しめると言ったほうが、良いでしょうか。完全にアートです。上は、奈良美智さんの作品です。「依然としてジャイアンにリボンをとられたままのドラミちゃん@真夜中」という絵画の前に、ドラミちゃんの立体オブジェが。オブジェ越しのこの関係、素敵でした。増田セバスチャンの作品は、今や日本をアピールする時に、大事な発言力を持ちます。きゃりーぱみゅぱみゅさんとのコラボで有名ですね。「さいごのウェポン」という、大きなぬいぐるみ作品です。様々かつカラフルなマテリアルが、ドラえもんの表面を覆います。まるで、彼のポケットの中と外をひっくり返したようです。あらゆる要素が組み合わさっても、そこには、ドラえもんという優しさ溢れる、平和のためのウェポンがいます。彼なら、あらゆる国境や人種、言語、文化を超えてでも、平和を実現できるに違いありません。今回、ドラえもんというテーマの中、しずかちゃんを扱うものも多かったです。いかに彼女が、魅力を放っていたかが、伺えます。坂本友由(ともよし)さんは、巨大なしずかちゃんを描きました。「僕らはいつごろ大人になるんだろう」「のび太の宇宙小戦争」とい作品に登場するシーンを、シュールレアリスム的に解釈しています。この透明感、ドラえもんをモチーフにした衣装など、はっとさせられる美しさがあります。他の作品も、作家の思いが籠っていて、かつ個性的でした。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2018.10.20
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2002年に開かれ、好評だった「ドラえもん展」。その展覧会が、戻ってきました。名古屋の松坂屋美術館で開かれている、「THEドラえもん展 NAGOYA 2018」を覗いてきました。ドラえもんは、1970年に連載が始まり、1973年からは、アニメ、1980年からは、長編映画制作も始まりました。作者の藤子・F・不二雄先生は、既に亡くなってしまったけど、今でもアニメや映画、グッズなどは、継続発表され続けています。1970年以降に生まれた人達なら、だれもが、親しんでいるドラえもん。約半世紀です。素晴らしいの一言につきます。それにしても、今でも古臭さみたいなものは、まったく感じません。というか、ディズニーのミッキーと一緒で、もう神レベル。古いとか新しいとかの基準を、遥かに超えているのかもしれません。この展覧会のロゴ、好きです。ワイヤーフレームで、今風な解釈に。オシャレですね。ここでも古さは感じません。展覧会の様子は、のちほど。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2018.10.17
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今、働きやすい会社、人気がある会社というは、女性に優しい会社か、女性が活躍できる会社かというバロメーターを、クリアする必要があります。日経WOMANと日経ウーマノミクス・プロジェクトが主催する『女性が活躍する会社』というランキングがあります。そこで、2014年度より3年連続で、「総合ランキング1位」に選ばれたのが、資生堂さんでした。そんな資生堂さんですが、その扱う商品、サービスはもちろんですが、相当美意識やデザインを重視することでも知られています。資生堂さんの企業資料館が、静岡県にあるというので、出かけてきました。創業当時からの、ポスターや化粧品ボトルやパッケージなどが、展示されていました。いずれも、本当に尖がっているし、美しい。いかに美を大切にしているかが、伺えました。デザイン史でも有名なポスターが、沢山展示されていました。今観ても、どれもクールでした。欲しくなります。同じ敷地内には、資生堂アートハウスという美術館が、ありました。緑に映える建物。土門拳記念館、東京都葛西臨海水族園、豊田市美術館など手掛けた高宮真介・谷口吉生設計です。建築好きとしては、こちらにも興味が湧きました。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2018.09.27
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やはり、知人、友人の口コミの影響は大きいです。京都に行くと言うと、いろいろとアドヴァイスを貰えます。寺院から食べ物、自然、いろいろと。そんな中、今まで知らなかった情報として、京都の専用劇場で、ロングラン公演をしている「ギア」という舞台を、勧められました。美術、音楽、演劇、ミュージカル、サーカス、マジック、パントマイム、そして、そこにプロジェクションマッピングという今風な味付けまでされた、総合舞台でした。セリフは一切ありません。とっても楽しいショーでしたね。背景のセットとプロジェクションマッピングが、とっても素晴らしかったですね。スチームパンクをテーマにしていましたね。このテーマは、大変魅力的です。観客との一体感もあり、とっても盛り上がりました。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2018.09.16
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2年8ヵ月前の2016年1月10日、デヴィッド・ボウイが亡くなりました。あの日、アメリカにいたのですが、あらゆる報道がデヴィッド・ボウイ一色になり、皆コメントで、スターマンが星になると伝えていたのを覚えています。名古屋駅と、隣の伏見駅のちょうど、中間に位置する納谷橋。そこの高山額縁店の二階で開かれている“BOWIE:FACES”展 を覗いてきました。以前東京で開かれたものと一緒ですね。テリー・オニール、ブライアン・ダフィー、鋤田正義さんなど7名の有名写真家によるデヴィッド・ボウイのポートレートが集められた、展覧会です。いずれも、ボウイの代名詞とも言える、ショットばかりです。やっぱり彼は、宇宙人だったのでしょうか。今観ても、まったく色褪せない、孤高の魅力があります。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2018.09.13
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東大寺の大仏。これに会おうと思えば、参道半ばに構える南大門をくぐり、大仏殿に向かうことになります。(違うルートもありますが)1199年(正治元年)に上棟された、日本最大の山門ですね。そしてこの門の最大の特徴は、そこに安置されている金剛力士像(仁王像)です。1203年(建仁3年)に完成したといいます。口を閉じて睨みつけるのが、「吽行(うんぎょう)像」です。こちらは、大仏師定覚および湛慶が、小仏師12人を率いて作ったとか。この手の動きの躍動感、半端ないですね。ただ、見慣れてしまっているのか、境内にいる鹿さんは、のほほんとしています。口を開け一喝していそうな形相の「阿行(あぎょう)像」。こちらは、大仏師(読:だいぶっし)運慶と快慶が、小仏師13人と作りあげたといいます。対峙すると、何も悪いことをしていなくても、謝ってしまいそうな迫力があります。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2018.09.12
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荒川弘さんのイラスト集は、書店やネットでも、販売されていますが、こちらは、鋼の錬金術師展の特別バージョンです。イラスト集自体は一緒です。そこに、スペシャルな特典として、DVDが付属されています。今回の展覧会のポスターの原画を、荒川さんが描く過程が収められているのです。(お顔ではなく、手元と絵)展覧会開場でも、そのハイライトが流れていて、皆さん足を止めます。その完全版で、約35分のDVDです。原画作成にかかった総時間は、790分だそうです。流石に790分をそのまま収めることは無理です(笑)。早送りしたりカットした部分もありますが、とにかく見応えがありました。イラスト集は、「鋼の錬金術師」の連載を開始した2001年から2017年までに描かれたイラストが約300点掲載されています。そちらもヴォリューム感が半端ないのですが、それに匹敵する価値あるDVDでした。何度も見返しております。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2018.09.02
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ハガレン(鋼の錬金術師)の実写版映画を、先日見返しました。小説や漫画、アニメの実写化というのは、今も昔も、賛否両論ですね。ハガレンのそれもまったく一緒で、大分話題になりました。個人的には、受け入れることができました。主人公のエド(山田涼介)はかっこよかったし、アル(エドの弟で、今は鎧姿)の質感も好きでした。様々なシーンがとっても上手にできていたし、新しい解釈として、楽しめました。そんなこともあり、「鋼の錬金術師展」の名古屋巡回展(CBCテレビ主催)は、ちょうどタイムリーでした。実はこの展覧会は、東京と大阪でもすでに開かれました。名古屋展は、それらとは、少し展示が違うとのこと。東京展も観ていますが、再び原点に触れたくなりました。原画やイラストが沢山並んでいて、どっぷりと、作者荒川さんの世界に浸ることができました。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2018.09.01
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池袋のパルコで開かれている「そっくり展」この世に溢れるそっくり、偽物などを展示するという展覧会。そのコンセプトが、面白いですね。いずれもユニークな展示でしたが、特に興味があったのが、彫刻家の川崎誠二さんの作品です。このチョコレート、どちらが本物でしょうか?あっどっちもリアルな彫刻作品でした(笑)。ひのきの板を、彫刻刀で彫っています。磨いてから、アクリル絵の具で仕上げているそうです。何ていうんでしょう。見ていてわくわくしてきますね。こういう遊び心って、素敵です。こっちは、彼の有名な作品、煮干しですと枝豆です。これっ欲しいと思いましたね。身近な素朴な素材が、モチーフなのも、好感もてますよね。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2018.08.24
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先月、落語家の桂歌丸さんが亡くなりました。長年、人気番組「笑点」でも活躍されました。その「笑点」という番組名は、作家・三浦綾子さんの大ヒット小説「氷点」をもじり、立川談志さんが名付けたと言われています。旭川には、三浦綾子さんの記念館があります。実は、高校の時から彼女の作品のファンで、全ての作品を読破しています。直筆の原稿やメモ、取材ノートなどは、今だ生命が宿っているかのような佇まいがありました。1988年、三浦さんのファンの募金によって、建てられたそうです。規模的には、決して大きくはありません。それでも、とってもしゃれた建物で、展示もおしゃれで、清潔感がありました。やさしさが溢れているといったら、大袈裟でしょうか。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2018.08.12
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先日、アメリカ人親子が、遊びに来ました。今、日本に来ることは、大変クールとか。インバウンドを増やそうと国が宣誓してから、あっという間に、海外からのお客さんが増えましたね。彼らは、日本に対してどのようなイメージを持っているのでしょうか。名古屋で現代アートのギャラリーとして有名なギャラリーNさん。その東京支店であるN神田住宅。今そこでは、前畑裕司さんが展覧会を開いています。「JPNP?(ジャパニーズペインティング?)」というテーマです。海外に映る日本を捉えた展覧会ですね。リサイクルショップで購入したという掛け軸に、いかにもな書体でJAPANと描きこんだ作品。野球の日本チームが胸につけるJAPANというロゴみたいです(笑)。異質なものを組み合わせた時の意外性と妙な納得感。決して新しい手法ではないかもしれません。が、これは、繰り返し考察されるべき主題でもありますね。日本って?クールジャパンって?和って?ワビサビって?日本人の目線の日本って?外国人目線の日本って?もっと言えば、日本人が想像する、外国人がこう持っているだろう日本のイメージって?考えるとキリがないですね。おっと、こう考えてしまったところで、作者の思うつぼですね。それが心地よいです。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2018.07.30
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東京、水道橋駅前の横断歩道。信号が変わるスピードが、交差点の大きさの割に早い気がします。たぶん、人の多さも関係しているかもしれません。40度近い日差しが、アスファルトに容赦なく反射します。すれ違う人たちの額からは、汗が確認できるほでです。さて、信号を渡ると、目の前には、東京ドームシティが、迎えてくれます。東京ドームを中心に遊園地や、ホテル、ギャラリーやレストランなどが含まれる、大レジャーエリアですね。その中にある、ギャラリーアーモで開かれているのが、「未来のミライ展」です。映画の公開に合わせ、その裏側を展示してくれています。オープニング映像に引き続き、メインゾーンに入ると、主要舞台となるくんちゃん家族の住む家が、現れます。実際のスケールと一緒です。彼らが住む空間をリアルに体験できます。これは、素敵な展示でした。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2018.07.29
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若手を育てるというと、大人の驕り的な表現もあるけれど、やはり大事ですね。というか、どんどん若い人が活躍して、おもしろい世の中にして欲しいものです。名古屋のCBCテレビが主催で開かれている、翔け!二十歳の記憶展という展覧会があります。若手の芸術家を発掘する展覧会です。そこ出身の作家を集めた展覧会が、名古屋松坂屋の画廊で開かれています。CBC翔け!二十歳の記憶「ルーキー」展2018若々しい表現を観ると、心が沸き立ちます。そんな中、中小路萌美(なかこうじまえみ)さんの絵に、惹かれました。作品名は、「おぶな」だそうです。グレーがかった水色が美しいですね。海辺に建つ家にも見えますし、割れたガラスの向こうに広がる風景にも見えますし、単なるユニークな形の組み合わせにも、、、、、想像するだけで、楽しくなってきます。作品名も含め、さあて、何を意味するのでしょうか。実は、以前から彼女のことは知っていて、作品も持っています。また、一つコレクションが増えました。応援しています。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2018.07.26
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言霊。古代の日本から、言葉には、不思議な力が宿っているという信仰がありますね。発した言葉どおりの結果や未来が、現れる。まったくその通りだと思う瞬間は、生きていると何度かありますね。言葉は、やはり大事です。名古屋の松坂屋で開かれている、「言葉の魔法展」を覗いてきました。スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーにスポットを当てた、展覧会です。ジブリと言っても、彼の場合は、宮崎駿さんたちとは違います。絵で表現するのではなく、言葉や文字で勝負するわけです。展示では、ジブリ作品の資料とともに、鈴木さんが書いた題字やキャッチコピー、書などが、並んでいました。いつもの絵を眺める展覧会とは、角度が違う趣がありました。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2018.07.12
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こどもと親の趣味が共有できると、とっても嬉しくなります。二人の子供とも、映画が好きです。これには、同じく映画好きな親としては、救われています。長女は、ハリー・ポッターやスター・ウォーズなどが、好きです。次女は、マーベルやDCコミックス系が、特にお気に入りのようです。そんな次女を連れて、名古屋伏見で開かれているマーベル展を覗きに行きました。日本初公開という貴重な資料やイラスト、衣裳や小道具、等身大のヒーロー達など約200 点が、展示されていました。こども向けというより、大人も楽しめ、見応え十分でしたね。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2018.04.03
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横浜で開かれている、フジテレビ・セットデザインのヒミツ展2。テレビのセットは、普段はテレビの画面の中でしか見られません。当たり前です。その一部が実際に見られたり、それらを作る過程を知ることができる人気の展覧会ですね。昨年も訪れました。写真は、大ヒットしたドラマ「コードブルー」のセットの一部ですね。あの俳優さん達がこのセット(実際にはスタジオに建てます)の中で、演技していたかと思うと、興奮しますね。このような素晴らしいセットをデザインするデザイナーさんのデスクも、再現されていました。フジテレビさんと言えば、ちょっと今は元気がないけど、やっぱりドラマは強みの一つです。歴代のドラマの資料なんかも飾られていて、見応えたっぷりでした。おお、懐かしい。この写真を友人に送ると、とっても食いついてきました。すみません。今40歳以上の方しか、そそられないかもしれません。1991年放送の超大ヒットドラマでした。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2018.03.10
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ディズニーの長編アニメ「リトルマーメイド」。この作品が、ミュージカルになると聞いた時、どうやって、水の中の世界を表現するんだろうと、????が頭に浮かんだのを覚えています。名古屋の劇団四季で行われている、ミュージカル「リトルマーメイド」を、観覧してきました。水は無いのに、海の中の世界が、ダイナミックに表現されていました。主人公のアリエルやその父トリトンなど人魚の演技には、感銘させられます。ワイヤーで吊られての演技なのですが、巧みに腰や脚も動かし、本当に泳いでるようでした。音楽もセットも衣装も演技も、最高級な作品でした。何より嬉しかったのは、小学生の次女が、前のめりに鑑賞してくれたことですね。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2017.12.11
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ただ単純に東京崇拝するなんて、今時ではありません。ある意味ナンセンスかもしれません。それでも、流石と思わせる断片はいくつもあります。文化の中心、発信地というのは、疑う余地がありません。例えば、今の六本木を見てみましょう。六本木ヒルズでは、レアンドロ・エルリッヒ展に、THE ドラえもん展、サントリー美術館もあれば、21_21 DESIGN SIGHTもあります。そして、新国立美術館が、どんと鎮座します。新国立美術館では、安藤忠雄展と新海誠展が、同時に開かれているのだから、そのレベル、密度の濃さが伺えます。新海誠展。新海監督が歩んできた15年分が、凝縮されていました。アニメのすばらしさを、改めて知らしめてくれた人です。コンピューターを駆使しながらも、手描き風の人間味あふれる表現は、日本アニメの一つの魅力です。その先駆者の一人である新海氏。制作過程を垣間見ることができた、貴重な展示でした。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2017.11.25
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展覧会に行くと、大抵は、カタログ(パンフレット)を、購入することにしています。今観た感動を、持続的に保持したいしと考えます。ただ、人気の展覧会だったりすると、すでに売り切れていたりします。そんな場合は、お金だけ払い、増刷後に送られてくるパターンとなります。また、最近だと、発注数を見てから刷ることもあるようですね。先日、豊田市美術館で行われた奈良美智展。その展覧会でも、その場では、カタログを購入することはできませんでした。待ちに待った一冊が届きました。少し時間をおいたことで、ページを捲りながら、もう一度感動に浸るのでした。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2017.11.03
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アルフォンス・エルリックの等身大模型が、お出迎えです。東京ドームのギャラリーアーモで開かれている鋼の錬金術師展に、ぎりぎり飛び込めました。12月に公開される、実写映画『鋼の錬金術師』。それを記念した展覧会です。荒川弘さんが描いた原画やイラストを、見られるのが、何より貴重ですね。なんでもデジタルの時代ではありますが、やはり原点は、人の手により生み出されたもの。メインビジュアルの作画工程メイキングシーンも、流されていました。まさに垂涎の光景です。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2017.10.29
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大型の台風18号が九州に上陸。3連休も天候には恵まれません。東海地方も嵐の前の静けさなのでしょうか、雨は降らずもどんよりとしてます。そんな中、朝一で、豊田市美術館に行ってきました。現在、奈良美智さんの展覧会が開かれています。大変注目度の高い展覧会で、どうしても行きたいと思っていました。彼は、小さな女の子を得意モチーフとしているわけですが、単なるかわいらしいで終わらないのが、特徴です。にやっとした笑顔も、決して青空ではなく、本日の空のように鉛色に見えます。この斜に構えた雰囲気こそが、現代を映した鏡なんですよね。彼のお気に入りが集められた部屋からスタートする展示は、加速度的に彼のワールドへと展開します。似ている絵が多いという人もいるわけですが、どれもよく見ると個性的です。見入ってしまいます。ご訪問、ありがとうございました。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2017.09.17
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六本木アーツセンターギャラリーで開かれている、週間少年ジャンプ展。今や日本の代名詞の一つである、アニメや漫画。その発展と文化の定着に貢献した役者の一人は、間違いなく週間少年ジャンプですね。創刊50周年だそうです。それを記念した展覧会です。多分どの世代の人でも、ジャンプに掲載された漫画のいくつかは、知っているにちがいありませんね。漫画がヒットすれば、それは、アニメになったり、映画になったり。社会現象になった原点がたくさんあります。ドラゴンボール、北斗の拳、シティーハンター、こち亀、キャプテン翼にキン肉マン、、、、もう枚挙に暇がありませんね。当時の表紙や原画は、見応えありましたね。ご訪問、ありがとうございました。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2017.09.14
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ミュージカルの素晴らしさは、それが人を中心とした総合芸術なところでしょうか。俳優の魅力、セリフ、ダンス、演技はもちろん、音楽、美術、照明、空気感、、、それらが複雑に融合しながらも、一つのゴールに向かうわけです。2015年にヒットしたミュージカル、「デスノート」が、帰ってきました。東京、新国立劇場で、観覧してきました。主役の夜神月が、デスノートと呼ばれる殺人ノートを手に入れることから、話が展開します。その夜神月は、ダブルキャストでした。浦井健治さんと柿澤勇人さん、どちらも大変人気の役者さんですね。今回は、浦井さんの回を観劇させてもらいました。夜神月のライバルとなる、L役は小池徹平さん。狂気と冷静さが錯誤するその演技は、圧巻でした。また、リュークという死神を演じたのは、石井一孝さん。とにかくかっこよかったです。一つ一つの所作がダイナミック。そして、時にはユーモラス。二村周作さんの美術も、モダン解釈でシンプルながらも、とっても素敵でした。全体を通して、音楽が良いのも、人気のある秘密だと思いました。観終わってすぐに、もう一度観たいと感じました。ご訪問、ありがとうございました。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2017.09.10
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1996年にオフブロードウェイで誕生した、ミュージカル「RENT」。あっという間に注目の的となり、ブロードウェイに進出しましたね。わりとすぐにニューヨークに観劇しに行ったのを、覚えています。それ以来、3回観劇しています。とっても好きな作品で、二回もCDを買ってしまったほどです。日本語版は、今回初めて観ました。日本での公演は、2015年以来2年ぶりだそうです。その名古屋公演を観劇してきました。ニューヨークが舞台です。登場人物は、皆実、失恋や貧困、病気に悩まされています。それでも夢と友情を抱き、頑張っていこうという切なさ漂う、ロックミュージカルですね。何度体験しても、感動は薄れませんね。ご訪問、ありがとうございました。 BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2017.08.10
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その人生が、何十年にもわたって、世界中の人に影響を与え続ける。そんな稀有な存在の一人であったのが、イギリスのアーティスト、デヴィッド・デヴィッドボウイでした。時として、「スターマン」と言われ、まるで異星からやってきた感覚を持ちえた人と、称えられました。そんなデヴィッド・ボウイは、昨年亡くなってしまいました。彼の大回顧展が、ロンドンで始まり、世界中を回り、日本にやってきました。と言いつつ、その展覧会の会期もあとおよそ10日。次女と一緒に慌てて会場に。多くの資料は、どれも貴重で、ファンの琴線をくすぐります。また、彼は、特異なファッションセンスを持ち合わせていました。その衣装なども数多く出店されていて、とっても刺激てきでした。中でも、山本寛斎さんデザインのコスチュームは、圧巻ですね。今見ても、未来的だし、新しいです。ご訪問、ありがとうございました。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2017.04.01
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美術館へは、だいたい開館と同時に行きたいと考えています。まだその日誰も見ていない絵を、最初に観る喜びは、この上ない贅沢です。今、名古屋の愛知県美術館で開かれているのは、ゴッホとゴーギャン展。昨年末東京でも開かれ、大人気だった展覧会です。ということで、朝一で、二人の傑作と対面してきました。ゴッホとゴーギャンは、一時期一緒に暮らし、一緒に描いていたほどの関係。作品は、ともに、誰のだとわかるほど個性的ですが、互いに影響され合っている部分も、多分にあります。そんな二人の関係が、とっても分かりやすく展示されていました。ご訪問、ありがとうございました。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2017.02.16
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久々に降り立った岐阜駅。少し印象が変わりましたね。そんな中、もっとも目立っていたのが、金色の彫像です。織田信長がモデルの像でした。岐阜市政120周年を記念して、2009年、市民の寄附により、建立されたとか。今から450年前の1567年、織田信長が、岐阜というい名をつけたのだそうです。まあ、岐阜と信長の関係を見れば、まあ、ここに像があっても普通の話ですね。がいろいろと裏事情があるとかで、話題の像だと、友人が教えてくれました。それにしても、この金色、そしてハンサムな感じ。インパクトありますね。ご訪問、ありがとうございました。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2017.02.07
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世界四大博物館の一つだという、台湾は、台北にある国立故宮博物院。どの美術館もそうですが、目玉となる珠玉の一品があります。ここには、世界的な宝が溢れるわけですが、中でも、有名なのが、この白菜です。翡翠(ひすい)で出来ていています。高さ18.7cm、幅9.1cm、厚さ5.07cmという大きさですから、とっても小さい美術品と言えます。白菜には、純潔さや美の意味があるとか。また、多産を意味するキリギリスとイナゴも彫刻されています。妃の嫁入り道具であったという説に、頷けますね。そんなことから、縁起の良い宝とされているとか。1月1日にお宝を見ることができて、なんだか、幸せな気持ちになりました。 ご訪問、ありがとうございました。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2017.01.01
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本物が手にしたい。至極当たり前の欲求かもしれません。最近、浮世絵の素晴らしさに、目覚めてしまいました。ミーハーではあるけれど、この数年人気の歌川国芳が、好きです。美術館で、美術作品を眺めるのは、普通のことです。もしその一枚が身近にあったら、、、、。考えただけでもぞくぞくします。浮世絵を調べると、ご存じの通り、江戸時代における大衆出版物の一つでした。今で言う、週刊誌や雑誌、プロマイドやポストカード、チラシのような存在でした。まず初摺りで200枚程度摺るそうです。人気があれば、数千から1万枚くらい摺られたものもあるようです。ですから、有名な作品だとしても、1枚しか存在しないことは稀で、複数枚が現存する可能性が高いようです。(肉筆浮世絵と言われる一品ものもあります)状態も良く貴重なものは、何百万、何十万円で取引されたり、美術館に所蔵されます。そこそこの状態のものなどは(江戸時代のものです。適当に経年劣化したもの)、数万円で取引されているものもあるとのことでした。それなら、手が届く範囲です。自分を高めてくれる本物が手に入る。ということで、歌川国芳の作品を一枚購入しました。彼の代表作「源氏雲浮世画合(げんじくもうきよえあわせ)」という、54枚の版画からなるシリーズがあります。その中の鈴虫という版画を選びました。弘化3年(1846)ごろに製作されたものです。裏側です。和紙の質感、絵の具や墨の写り具合が、リアルで良いですね。170年前の職人たちが、摺りあげたものです。その何かしらの力が、現代にも繋がっている。前向きな気持ちになります。ご訪問、ありがとうございました。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村o
2016.10.23
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日本のことを知ってもらう手助けの一つとして、東京上野にある国立博物館を勧める人は多いかもしれません。日本の誇るべき、貴重な国宝が展示されていますね。久々に訪れました。多くの外国人観光客が鑑賞に来ていました。さて、この博物館ですが、とにかく大きく、広いです。テーマを決めて行かないと、その作品数に圧倒されてしまいます。今回の目的は、ずばり浮世絵でした。先日、名古屋のボストン美術館で鑑賞して、一気に引き込まれました。数千枚は収蔵しているでしょうが、今回展示されているのは、数十枚だけです。それでも、実物を見る喜びがあります。今、最も人気の一人と言えば、歌川国芳ですね。この絵は、山海愛度図会~はやくにげたい~です。こちらは、歌川広重の「木曽街道六拾九次之内 八幡」という作品です。ご訪問、ありがとうございました。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村o
2016.10.23
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今から140年前の1876年、アメリカボストンに誕生したのが、ボストン美術館です。ダウンタウンからは地下鉄に乗って行きます。列車は途中から地上を走ります。路面電車ですね。のんびりとした雰囲気です。右手に白亜の建物が、街路樹と芝の緑にとっても映えます。ボストン美術館です。ボストン美術館は、日本の収蔵品も多く、中でも浮世絵のコレクションは有名ですね。異国の地で、自国の作品を大切に展示してくれている。それだけで、とっても感動したのを覚えています。そんな浮世絵が、アメリカから日本に戻ってきています。名古屋の金山にある、名古屋ボストン美術館。そこで今、開かれているのが、「俺たちの国芳 わたしの国貞」展。歌川国芳、国貞の作品170点が展示されています。改めて、じっくりと鑑賞してきました。線の扱い方、構図の取り方、色使い、刷り方など、大いに勉強になりました。もし自分が、その時代に生きていたら、浮世絵の発売を楽しみしていた庶民だったに違いありません。ご訪問、ありがとうございました。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村o
2016.10.19
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完全に◯◯でない状態って、時として、心地よいです。豊田市美術館で開かれている、杉戸洋展-こっぱとあまつぶを観ました。淡いパステル色に塗られたキャンバスは、柔らかく、輪郭の取り方も優しく、ふわりふわりとしています。この不完全さが、好きです。またその不完全さに、美術の原始的な欲求も、感じます。子供が、絵を描きたいと思う衝動に似たものを、彼の絵の中に見出せます。ご訪問、ありがとうございました。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2016.09.22
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1966年は、音楽業界にとって、歴史的な一年でした。ビートルズが、日本にやってきた年ですね。ビートルズと言えば、多くの名曲を世に送りだしました。その楽曲の大半のクレジットには、レノン=マッカートニーと記載されています。そこだけ見ると、二人の共作に見えます。が、実際には、共に作っただけでなく、二人が別べつに書いたものも同じクレジットだったと言います。さて、日本が生んだスーパーな存在の一つに、マンガ・アニメのドラえもんがありますね。その作者と言えば、藤子不二雄と、クレジットされていました。藤子・F・不二雄さんと藤子不二雄Ⓐさんの共同ペンネームですね。藤子不二雄名義で多くの漫画を発表しました。ただ実際のところ、初期はアイデアを二人で出していたものの、後は、別々に描いていたといいます。ドラえもんは、二人のうち、藤子・F・不二雄さんが描いたものとして知られています。そんな藤子・F・不二雄さんの展覧会を、名古屋松坂屋に観に行きました。ドラえもんやパーマンなどの貴重な原画や、4Dプロジェクションマッピング、フォトコーナーなどが、並んでいました。彼は、多くの歴史に残る作品を世の中に残してくれました。ビートルズの楽曲同様、後世にも受け継がれる大切な文化遺産ですね。ご訪問、ありがとうございました。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2016.08.23
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直線や大き目なドットで、モチーフを再構成し、独特の世界を描く、澁谷忠臣さん。先日、彼の個展を青山で観ました。その際、分割されたパーツの一つとなって、キャンバスの中に入りたいなと思うくらい、彼の作品を気に入りました。彼が8年前に手掛けた作品を、購入させていただきました。猿のマンドリルを描いた作品です。こちらを見て、喝を入れているようでもあるし、楽しそうに笑っているようでもあります。何れにしても、元気を貰える気がします。前向きになれず、しょぼんとしている時などに、対峙すると良いかもしれませんね。ご訪問、ありがとうございました。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2016.08.22
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