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突然ですが、昨年末のことです。年末と言えば、チャリティや募金が盛んな時期となります。例えば、テレビ局や新聞社、百貨店などは、チャリティ美術展を開催することが多いですね。作家さんのご厚意により、アートファンは、いつもの価格よりはお値打ちで、作品を購入することができます。また、その売り上げの一部が、社会のためになります。毎年、とても楽しみにしています。昨年末も、数点購入させていただきました。その中の一つが、瀬戸市の彫刻家・鈴木紹陶武(ツトム)さんの作品です。日展で活躍する作家さんです。以前から、その作品に注目していました。ユニークなフォルムの動物を得意としていますね。といっても、根底には、確かな表現力があります。そこが好きです。今回は、鈴木さんの『素焼 手捻り 卯』という兎を、譲っていただきました。卯年に因んだ、作品かなと思います。一目ぼれでした。素朴で愛らしいです。ずっと眺めていられます。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2023.01.03
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日本の武器の一つは、誰が何と言おうと、マンガやアニメですね。それらのコンテンツを生み出す上での原点は、当然漫画家さんたちという訳です。彼らの発想力や気力、体力は偉大です。もうそれらは、鈍さを伴わない宝石そのものです。 日本を代表する漫画家の1人である、冨樫義博さん。『幽☆遊☆白書』『HUNTER×HUNTER』などを手掛ける奇才ですね。今年は、画業35年だと言います。そんな節目の展覧会が、六本木の森アーツセンターギャラリーで、開かれています。『冨樫義博展 -PUZZLE-』原画やイラストがずらりと並びます。その線から、命を感じます。ずっと見入ってしまいました。たっぷり、堪能いたしました。多くのファンが、楽しんでいました。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2022.12.23
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好きなものであるならば、何度でも見たくなるし、聴きたくなる。会いたくなるし、食べたくなるし、通いたくなるものです。親子揃って大好きなイラストレーターの1人が、中村佑介さんです。彼のイラストは、本の表紙をはじめ、あちこちで眺めることができます。ただ、原画やスケッチを観るとなると、展覧会などに行くことになります。中村さんの創作活動20周年を記念した巡回展、『中村佑介20周年展』。東京ドームシティ内のGallery AaMoで、開かれています。覗きました。中村さんの描く線を観ていると、制作の喜びを知ることができます。一つの絵の中に、いつまでも続く魅力が存在しているんですね。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村ました。
2022.12.17
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小さいころの話です。東京に美術展を見に行こうとなると、上野、もしくは銀座のギャラリー、百貨店の美術館というのが、真っ先にあがる定番でした。今では、それと双璧を成すのが、六本木です。いくつもの美術館、ギャラリーが、点在します。その一つが、国立新美術館です。いつ訪れても、ユニークな展覧会が行われています。同時にさまざまな企画が観覧できるのも、魅力です。現在行われている展覧会の一つが、『DESIGN MUSEUM JAPAN 展』です。NHKと国立新美術館が、主催です。13人のクリエーターが、日本各地のすぐれたデザインを紹介する形です。新潟×建築家の西沢立衛さん山形×デザイナーの皆川明さん岡山×グラフィックデザイナーの原研哉さんなどなど。一つ一つの展示が、実に魅力的でした。説明を読み、展示を観察し、そして考えるという一連の流れが、スムーズに行えました。ユニークなコンセプトの展覧会でした。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2022.12.09
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少女漫画雑誌『なかよし』において、1992年から連載された『美少女戦士セーラームーン』。今年で、生誕30周年とのこと。いくつものアニメシリーズが、作られました。また、実写のテレビドラマやミュージカルにもなりました。その軌跡をたどる展覧会が、六本木で開かれていますね。『美少女セーラームーン ミュージアム』です。セーラームーンの舞台と言えば、東京の港区麻布十番です。展覧会が開かれている六本木ミュージアムは、その麻布十番駅から程近い場所にあります。開催するに相応しい、ぴったりの場所ですね。原画やグッズ、舞台衣装などが、ずらりと並んでいました。セーラームーンの世界観に没入できました。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2022.12.08
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至極の時とは、人それぞれによって違うと思います。自分にとってそれは、芸術好きな友人と一緒に、芸術やデザインについて語り合うことかもしれません。西の展覧会に行ったと言えば、それを分かち合う。東のそれを見たと言えば、ハガキを送りあったり。今最も訪れたい展覧会の一つが、京都市京セラ美術館で開かれている『アンディ・ウォーホル・キョウト / ANDY WARHOL KYOTO』展です。なかなか訪れないまま、二カ月が過ぎてしまいました。その間、何人もの友人・知人から、「行ったよ」と声を掛けてもらいました。本日も1人から、ポストカードと共に感想を、聞かせてもらいました。行きたい。観たい。という衝動のボルテージは、相当上がっているのです。さあ、京都行を考えなければ。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2022.11.29
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現在、日本でもっとも熱い場所の一つは、愛知県の長久手市かもしれません。2005年、愛知で開かれた愛知万博。その会場が、長久手市でした。そしてその会場跡地の公園内に、先週オープンしたのが、ジブリパークです。日本中から、沢山の関心を集めていますね。その近くには、大学がいくつかあります。その一つが、愛知県立芸術大学です。この週末、芸術祭が開かれていました。3年振りの対面開催だそうです。ということで、3年振りに出かけました。時間の都合から、最終日の終盤だけで覗けました。奏楽堂で行われた芸祭ブラスさんの演奏は、楽しかったですね。管打楽器コースの有志さんたちの集まりだとか。みなさん、仮装されていました。ステージで繰り広げられたPARTY COLORS(ダンス部?)の、キレキレのダンスも素敵でした。十分、学生の漲る力を分けていただきました次訪れるのは、卒業制作展でしょうか。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2022.11.06
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わが家において利用頻度が高い食器の一つは、イッタラ(iittala)のものかもしれません。普段の生活に、溶け込んでいます。渋谷のザ・ミュージアムで開かれている展覧会、『イッタラ展~フィンランドガラスのきらめき~』。1881年に設立された、フィンランドの老舗食器メーカーであるイッタラ。フィンランドのデザイン・ミュージアムで、『イッタラ創立140周年を記念した展覧会』が、開かれたそうです。その再構成的な展覧会だそうです。イッタラの哲学や作品(商品)が、概論的に展示されていました。大変丁寧で、見応えがありました。改めて言うまでもなく、いづれもあまりに美しいものばかり。普遍的という言葉の具象化は、そんなに存在するものではありません。ザ・ミュージアムは、東急百貨店に隣接されています。来年建物が解体されることが、発表されています。つまりレトロなビルと言えます。そこで見つけた、展覧会のポスター展示です。とっても雰囲気漂う一シーンでした。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2022.10.31
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芸術を理解する心は、どこから来るのでしょうか。特に、新しいもの、見たことないもの、新人作家のものなどは、評価が難しいものです。そんな中でも、先見を感じるものがあります。さて、先日まで東京の国立新美術館で行われていた、「ルートヴィヒ美術館展」。素敵な展示でした。ドイツはケルンにある美術館です。ケルン市が運営しますが、その基礎は、市民のコレクターたちの寄贈だとか。ルートヴィヒという名前も、コレクター夫妻からつけられたとか。ドイツ表現主義の作品に始まり、ピカソやマン・レイ、ジャスパー・ジョーンズ、ウォーホル、リキテンスタインなど、当時としては、新しいスタイルの作品が並びます。同時代の新しいものを理解しようとしたコレクターたちの心意気が、素敵です。そして、それが後世の花となる。芸術がもつ価値の強さを、感じます。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2022.09.29
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日本中には、沢山のユニークなお祭りがあります。その地や歴史の違いで、さまざまな形に発展してきました。一つの文化ですね。青森のねぶた祭と言えば、もうこれは、知らない人は誰もいないというくらいの有名なお祭りです。行ってみたいと考えたことは、何度もあります。ただ、実現には至っていません。折角青森まできのだから、ねぶただけでも見て帰りたいと思いました。青森駅からほど近いところに鎮座する、えんじ色の不思議な建物。壁には、独立した板が何枚も貼られています。ただ、それらが、微妙に形を変えています。そうすることで、まるで波を打っているように見えます。とても面白いです。ねぶたを紹介する施設、「ねぶたの家 ワ・ラッセ」です。2011年にオープンしたとのこと。設計は、オランダのユトレヒト出身であるフランク・ラ・リヴィエレ氏です。レンゾ・ピアノなどの設計事務所で勤務後、メゾンエルメス銀座本店などを手掛けたとのこと。圧倒的な迫力に、息を呑みます。実際の祭りでは、これらが動きまわるわけです。興奮しないはずがありませんね。いつの日か、ねぶた祭を実際に体験してみたいですね。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2022.09.22
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青森県立美術館で、現在行われている二つの展覧会です。青い案内は、企画展のものです。『ミナ ピルホネン/皆川明 つづく』青い案内は、美術館のコレクション展です。『コレクション展2022ー2 サマータイム・サマータイム』写真は、草間彌生さんですね。いづれも、見応えのある展示でした。入館して、まず促された大きな部屋。シャガールの舞台背景画が、4枚飾られていました。バレエ『アレコ』の装飾とか。3枚は、青森県が収集。1枚は、アメリカのフィラデルフィア美術館から、借用中とのことです。縦9メートル、横14メートル。圧巻です。デザイナーの皆川明さんが立ち上げたブランドと言えば、ミナ ペルホネンです。『つづく』というテーマで、手掛けた作品が展示されていました。デザインの源となる小物や資料、手描きのデッサンなど、ブランドを構築する礎を感じ取ることができました。切り口が沢山ありすぎる、館内です。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2022.09.20
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青森県立美術館のハイライトの一つと言えば、それは、奈良美智さんの作品を収蔵していることです。奈良さんは、青森出身ですので、自然な流れを感じます。作品の中でも、『あおもり犬』と名付けられた巨大彫刻は、とても有名です。高さは、8mを超えるといいます。この白い犬の愛らしいこと。うなだれているのでしょうか。仕草が、人の心を絶妙に掴みますね。のんびり、あらゆる角度から眺めていました。屋外の中庭に設置されています。ギャラリーの屋内から眺めるとこのような感じです。ケージの中にいるようにも見えますね。「Miss Forest / 森の子」は、美術館の南側にある八角堂という建物の中に、展示されています。髪の毛がまるでソフトクリームのように、天に向かっています。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2022.09.19
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現代では、何事においても、アナログや手書き(描き)が良いとか、デジタルが良いとか問われることも少なくなりました。圧倒的にデジタルの領域は増えましたが、まだまだアナログや手が生み出す力も存在します。漫画の作画も、手描きの人もいれば、デジタルの人もいます。先日大阪で、『鬼滅の刃 吾峠呼世晴 原画展』を、覗きました。一世を風靡した、『鬼滅の刃』。その魅惑は、沢山あります。中でも、その絵の力強さは、特筆すべき点だと思っています。作者である吾峠呼世晴さんの原画が、所せましと並びます。登場人物によって、壁や雰囲気がゾーン分けされていました。見せることへの拘りが、心地よかったです。原画を見ることで、あたらためて、『鬼滅の刃』の魅力を感じています。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2022.09.06
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オランダの画家フェルメール。謎が多いアーティストとして、知られています。生涯に30数点しか、絵画を遺していません。それらを、全て制覇する。美術ファンの一つの夢かもしれません。日本は、美術鑑賞としてとても幸せな国です。多くの傑作が、日本に来てくれます。フェルメールの絵の多くも、日本の国土を踏んでいます。現在も日本にフェルメールの作品が、来ています。大阪で、『フェルメールと17世紀オランダ絵画展』(ドレスデン国立古典絵画館所蔵)が、開かれています。鑑賞しました。この中の目玉は、フェルメールの『窓辺で手紙を読む女』です。これまでも、この作品は、日本に来ています。では、なぜ今回こんなに話題なのか。実は、以前来た時と、装いが違うのです。いや、本物が来たと言ったほうがよいのでしょうか。この作品、主人公の背景に、消された部分があることが分かっていました。ただ、それが作家自らでなく、他者によってだったことが発覚しました。修復作業によって、隠された一部が、蘇ったのです。本国の次に、日本でのお披露目となったわけなんです。実に感慨深いですね。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2022.09.04
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リミテッド エディションや限定と聞くと、心が動きます。どうしてでしょう。先日、コンビニに行くと、見慣れぬデザインのジュースの缶が並んでいました。白い缶のコーラです。そこに描かれたイラストから、それが何かのヒントがありました。アメリカのアーティスト、Marshumello(マシュメロ)。白いマスクが、トレードマークですね。描かれているのは、そのマスクです。「コカ・コーラ」の新しい試みである、「Coca-Cola Creations」。コカ・コーラとポップカルチャーのコラボレーションだとか。コカ・コーラが若者文化の中にいるというアピールを、感じますね。クールです。コカ・コーラさをチャント残しつつも、マシュメロテイストがしっかりあります。デザインの妙ですね。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2022.08.03
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アートは、一期一会だと、思っています。日々多くの展覧会やグループ展などが、開かれています。当然、全てのギャラリーや美術館を訪れるのは不可能です。自分が既に知っているアーティストなら、鑑賞をスケジュールに入れるかもしれません。ただ、それだけでは、広がりが望めません。たまたま訪ねたギャラリーや展覧会で、突然、電気が走る時があります。名古屋の栄にある、松坂屋。その一階エントランスで、若手作家の作品を集めた展示会が開かれていました。『ヤングアーティスト旋風 アート・アート・アート』その中で、自分を読んでいると感じた作品がありました。内田亘(わたる)さんの、立体作品です。三重県出身で、東京藝術大学院を卒業されています。『スモールゴースト』という名前です。張子、和紙、アクリル製です。なんとも憎めない表情の、白いおばけちゃんです。段ボールの箱書きも、とってもユニークでした。購入させていただきました。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2022.07.30
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新しい世界、新しい概念がとても速いスピードで、考察され、生み出されていきます。人の考えるスピードと幅は、拡充している気がします。チームラボさん。2001年、東京大学と東工大の大学院生が設立した会社です。猪子寿之さんというカリズマの言動が、注目されますね。この会社を一言で説明するのは、とても難しいです。事業の中の一つが、デジタル時代における新しい形のアートの発表ですね。それらを体験できる施設が、東京お台場にあります。展示名は、『森ビルデジタルアートミュージアム:エプソンチームラボボーダレス』新感覚のデジタルアートが、体感できます。広い空間に、様々なな展示があります。ただ、それらは、いくつかのテーマに分かれてはいても、緩やかに繋がります。まさに境界の無い不思議な空間です。未来を先どっているかのような没入感が、あります。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2022.07.11
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このところ、大変人気なのが、TVアニメ『SPY×FAMILY』ですね。わが家も、魅力にハマっています。そのアニメを手掛けているのが、アニメスタジオの『WIT STUDIO』です。『進撃の巨人』、『甲鉄城のカバネリ』、『ヴィンランド・サガ』、『バブル』など、代表作が多いです。今勢いがあるスタジオの一つですね。創立10周年を記念した展示会が、池袋のパルコで開かれていますね。覗いてきました。『SPY×FAMILY』は、遠藤達哉作の漫画で、少年ジャンプに掲載されています。スパイの男と殺し屋の女、そして、超能力も持った少女が、偽装家族として一緒に生活します。その時点で、実に奇想天外な発想です。いずれのキャラも、個性的です。中でも、子供のアーニャ・フォージャーが、とっても可愛いくて、人気です。キャラクターの設定シートや、絵コンテのコピーが飾られていました。ただ可愛いだけでなく、泣いたり、笑ったり、いじわるな顔をしたり、企む顔をしたりします。表情の幅の広さも、良いですね。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2022.06.19
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久しぶりに、興奮冷めやらぬ状態での記録となります。6月16日より、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』のプレビュー公演が、始まりました。本日、体感してきました。東京は、赤坂駅を降りて、地上に上がれば、TBSのビルがそびえ立ちます。その横にあるのが、今回の会場となった、TBS赤坂ACTシアターです。駅から劇場に続く道中にも、様々な工夫があります。劇場前に広がるエリアも、ハリー色に代わっていました。気持ちを高める演出が、徹底していました。本公演は、7月からです。今は、プレビュー期間中です。主人公である、ハリー・ポッター役は、3人の俳優が務めます。藤原竜也さん、石丸幹二さん、向井理さん。いずれも個性派であり、別々の魅力を携えた人達です。今日は、藤原竜也さんの回でした。さて、ネタバレになってしまうので、具体的な内容は書けません。さまざまな観点から、魅力を伝えることができます。一つ絞るなら、魔法の扱い方が、実に面白いということをあげましょうか。映像で表現するのなら、まあ、今の時代何でも可能かもしれません。それが、実の世界(人が生で観ている前)でとなると、なかなか凝ったギミックが必要です。どうやっているんだろう?などと感心するのですが、それが一つ、二つでないのです。一度観劇しただけでは、解き明かすのが難しいかもしれません。もう一度観たいと、観ている最中から、思い続けていました。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2022.06.18
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愛知県瀬戸市で、素敵な洋館を見つけました。白と水色、黄緑いろにえんじの組み合わせが、とってもチャーミングです。大正時代の建物を移築したもんだとか。現在は、新世紀工芸館という、陶磁器とガラス工芸を扱う施設だそうです。この建物は、その中の展示棟だそうです。現在そこで、『via Aichi』という企画展が開かれています。愛知県でガラスを学んだ作家さん達。彼女たちの作品が、並びます。様々なスタイルの作品です。それぞれでも魅力的でした。そして、全体で大きな空間を作っているとも思える、展示でした。小山敦子さんの作品です。不思議な世界観が、美しですね。生物的でもあり、宇宙的でもあります。惹かれました。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2022.05.09
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その土地に根差した素材が、あります。その土地のアイデンティティを生かす、素材やモチーフです。愛知県瀬戸市。瀬戸物という言葉を生んだ町です。ユニークな小径(こみち)が、あります。その名を、「窯垣の小径(こみち)」と言います。窯道具を積み上げた塀や石垣のことを、窯垣と呼ぶとか。瀬戸でしか、見かけないといいます。瓦塀やモザイク塀は、時折見かけます。が、窯道具や瀬戸物を積み重ねたり、張り付けたものは、あまり見かけたことがないかもしれません。瀬戸独特の情調が、ありますね。400mの散策でした。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2022.05.06
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『第77回春の院展』が、名古屋の栄、松坂屋美術館で開かれていました。鑑賞してきました。見応えある作品が、沢山並んでいました。お客さんも大勢詰めかけていました。写真は、長年追いかけてきている作家である、木下千春さんの作品です。『十六夜』とタイトルがあります。イザヨイと読みますね。月の形態を表す、一つの用語ですね。優雅な響きです。濃紺から白のグラデーションが、とっても美しいですね。一本の軸の上にモチーフが構成されています。ですが、その線は、綺麗な曲線です。水の流れを感じます。月を、直接描いてはいません。でもその十六夜の物語や月を、感じさせていますね。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2022.04.17
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アートとは、日本では長らく、受け身のイメージでいたかもしれません。美術館に展示された絵や彫刻などを、尊びながら、うやうやしく鑑賞する。しかし、最近では、アートに対し、もっと能動的な印象があります。作る方も観る方も、そこに思考が求められます。社会に対し問題定義することが、一つのアートの役目になっています。現代アート集団のChim↑Pom。6人のメンバーで構成されています。現代を、刺激的な演出で切り取るアートで、知られています。その代表作が集まる展覧会が、六本木ヒルズの森美術館で、開かれています。考えてきました。●スーパーラット 殺鼠剤への耐性を身につけたネズミたち。 その剥製が、 瓦礫の街を表現したジオラマの中に鎮座します。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2022.04.14
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時間の流れを考えると、不思議な気持ちになります。今この瞬間しか、そこには自分はいません。だけれども、過去の物を、見たり、触れたりすることで、歴史と今が結びつく気がします。それが、数千年も前のものだとしたら、とっても感慨深くなるものです。池袋のサンシャインシティの中にある、古代オリエンタル博物館を訪れました。いつ振りでしょうか。西アジアやエジプト周辺の資料が、並びます。大きな遺産物はありません。小さなものが多いのですが、歴史の長さを感じる深みと面白さが、十分あります。上の写真は、仏陀頭部です。3~5世紀ごろのガンダーラとあります。なんとも言えぬ、趣があります。コブ牛型土器紀元前1200年から800年イラン北部とってもユニークなフォルムですね。その後の芸術家の多くが、影響を受けていそうなほどの、普遍的な美があります。鳥型容器紀元前1000年から600年イラン北西部素朴ですが、立派に実際の形を忠実に写し取っていますね。ただ、足はちょっとふっくらしています。立たせることを意識したのでしょうか。時空を超えた不思議な感覚が味わえる。ユニークな博物館です。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2022.04.02
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明治、大正、昭和という時代を生きた、日本画家、鏑木清方(かぶらききよかた)。美しい人物画で、有名ですね。彼の没後50年の記念展が、東京国立近代美術館で開かれています。皇居のお堀沿いにある、日本一環境の良いともいえる美術館です。お堀と桜、高くて青い空、そして芸術作品。建築家・谷口吉郎が建てた建物内は、大変賑わっていました。彼の描く線の美しいこと。息を呑むような緊張感がありながらも、穏やかに空気が流れています。日本の美を、再確認しました。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2022.03.31
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世界中、どこにでもヒーローやヒロインがいます。映画にアニメ、マンガやドラマの中、日本にも沢山の正義の味方がいます。『仮面ライダー』は、その代表格の1シリーズです。生誕50周年だそうです。それを記念した展覧会が、名古屋市の金山で開かれています。覗いてきました。50年続いたということは、あらゆる世代に訴えてきたということです。1シリーズといっても、上手に可変してきたからこそ、生き残っているのでしょう。過去のライダーから、現代のそれまでと幅広く網羅されていました。時代に寄りそうライダー像が、良く理解できました。飽きることがありませんでした。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2022.03.25
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桜が咲き始めました。春の到来です。自然の桜の美しさは、格別です。ただ、それをモチーフにした絵画の桜にも、また違う趣があります。乃木坂の国立新美術館で、『ダミアン・ハースト展』が、開かれています。彼の描いた、桜の大作が、24点並んでいます。現代アーティストである、ダミアン・ハースト。あらゆる方法を使い、新しい芸術を生み出してきた彼です。今回の絵画という表現は、ある意味古典的なファインアートの原点的手法です。そこが面白いですね。ダミアン・ハーストがキャンバスに向かって、楽しみながら描いている。筆跡から、それが窺えます。春を感じました。絵具の盛り上がりが、生々しいですね。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2022.03.20
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バルセロナが生んだ天才芸術家、ミロ。彼を回顧する展覧会が、渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで、開かれています。ミロの芸術には、前衛的な部分と素朴な部分が、同居しています。その融合が巧みです。約100年も前に描かれた作品もあります。にも拘わらず、一目見れば、彼だという存在感があります。かつ、今でも通用する普遍的な美があります。大好きな芸術家です。『アンリク・クリストフル・リカルの肖像』背景に本物の浮世絵を張り付けた作品です。日本へのあこがれが、窺えます。『カタツムリ、女、花、星』画題の文字が、フランス語で、描かれているそうです。独特の解釈が、ミロらしいですね。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2022.03.18
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アメコミの2大アメコミと言えば、DCコミックスとマーベルです。そのDCの世界を紹介する展示会が、名古屋市博物館で開かれています。ずばり、DC展。スーパーマンやバットマン、ワンダーウーマンなどのDCに登場するキャラクター達が揃います。実際の映画撮影で使われたコスチュームも並んでいました。そう知ると、鑑賞する目も更に大きく開くのでした。また、コミックの表紙原画やイメージ画、資料なども展示されていました。より立体的に紹介することで、マンガや映画の魅力が更に感じられました。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2022.03.17
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一枚の油絵と、改めて対峙しました。グレーとピンク、黒で描かれた作品です。『花一輪』という作品です。作者は、洋画家の島田鮎子さんです。先日、天国へ旅立ったとのニュースを、拝見しました。国画会という美術団体で活躍した、愛知を代表する画家の1人でした。夫は、同じく洋画家で、2016年に亡くなった島田章三さんでした。そのお二人の画風が、とっても好きでした。主題はそれぞれ違うのですが、共通する何かがそこにあったように、思っています。新しい作品は、もう見られませんが、お二人の残した作品は、この世に存在し続けます。小さな一部分ですが、我が家でもそれを鑑賞できることに、ありがたさを感じます。キャンバスの凸凹、絵具の盛り上がりから、画家が絵を描いたときの生々しさが、そこにあるかのように、感じます。ご冥福をお祈りします。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2022.02.26
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今あるそのものは、どんなものでも、過去からの流れの上に成り立っているものです。一つの物語には、バックグラウンドがあります。その深さや広さが、物語に花を添えますね。映画『ハリー・ポッター』シリーズ。今更いうまでもなく、世界中で最も人気があるシリーズの一つです。単調にならない、更に知りたくなってしまう物事や人の交錯の複雑さ。これこそが、世界中で愛される秘密の一つだと思っています。今東京駅の東京ステーションギャラリーで開かれている、『ハリー・ポッターと魔法の歴史展』。普通映画に関する展覧会と言えば、写真やイメージ画、絵コンテ、衣装や小道具などが並べられることが多いかと。今回は、やや趣が違うのです。『ハリー・ポッター』という物語をつくる様々な要素を、学術的に紹介しているのです。魔法薬学や錬金術、薬草学、呪文に、天文学などとの結びつきが、紹介されています。大英図書館などから集められた、歴史的な書物などが、展示されているのです。『ハリー・ポッター』の求心力の謎が、少し分かった気がしました。実に深いのです。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2022.02.23
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劇作家のテネシー・ウィリアムズ。彼の最大のヒット作と言えば、1945年初演の名作戯曲『ガラスの動物園』ですね。舞台劇をかじったことある人なら、必ず知っている名前です。既に、世に出てから70年と言います。それでも色褪せないのは凄いですね。今回日本で、再度蘇りました。岡田将生さん、倉科カナさん、堅山隼太さん、麻美れいさんの4人が、演じました。長いセリフが中心です。そこに彼らの個性が、宿ります。その演技の中の緩急の差が、良かったですね。生の劇の面白さは、格別ですその話の教訓とするところは、何か。一緒に見た家族と、ずっと語り合い、帰路につきました。余談ではありますが、セットも素敵でした。語り合うことが行われる場でありながら、1930年代のアメリカが、上手に表現されていました。階段が上手に演出に組み込まれていました。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2022.01.15
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名古屋駅近くにささしまと呼ばれる、開発地区があります。そこのグローバルゲート ガレージという商業施設で開かれているのが、『バンクシーって誰?展』です。バンクシーと言えば、公共の場に描かれた、ユーモアと皮肉が込められた絵画や、展示が有名です。だとすると、その絵がなぜそこに描かれたかを、知ると面白いわけです。でも、普通の展覧会では、その絵しか鑑賞できません。今回の展示では、そのストリートで、彼が描いた・制作した雰囲気に似た空間を、再現しています。そこがユニークですね。パンフレットにも、「それはまるで 映画のセットのゆな美術展」とあります。場や雰囲気を表現する。今後このような展示が、増えそうですね。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2021.12.29
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東京のど真ん中の赤レンガ。三菱一号館。1894年に建立された建物ですね。一旦は解体されたものの、2009年に、美術館として復活しました。日本の西洋化の象徴的存在ですね。さて、現在開かれている、『印象派・光の系譜』展。やっと、訪れることができました。イスラエル博物館所蔵の作品が、紹介されています。今まで、日本で紹介されていなかった作品が、大半と言います。入館すると、まず4枚のコローの絵が迎えてくれます。単純に印象派と言った場合、コローが含まれないこともあります。ただ、実際には、戸外で絵を描いた彼(彼ら)こそが、印象派の先駆的な存在と言われていますね。気分良く、鑑賞の小旅行が始まりました。印象派の作品は、日本でも大人気です。多くの作品を知ったつもりで来ました。でも、巨匠たちの知らない一面が、沢山見受けられました。知らないことを知る。見えていなかったものが見える。幸せな気持ちを頂きました。これは、先の4枚ではなく、撮影可能ゾーンに飾られたコローの絵です。『樹々の間に差す陽光』この人は、本当に美しい緑を描きます。こちらは、ゴッホの『プロヴァンスの収穫期』です。黄色とブルーの組みあわせは、彼の得意技ですね。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2021.12.19
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名古屋の栄は、少し人の出が、戻ってきていました。コロナ禍がやや落ち着き気味の日本。完全でないにしても、人が生き生きと生活する様は、尊いものです。栄の真ん中にある、愛知芸術文化センター。愛知県や名古屋市の文化の中心地と言えます。そこは、コンサート会場や美術館、ギャラリーや芸術系図書館などを内包しています。本日も、幾つかの展示や催事があったようです。その中の一つ、第70回旭美展(きょくびてん)を覗いてきました。愛知県の公立高校である旭丘高校。そこには、美術科があります。その3年生による卒業制作展が、この時期に開かれます。芸術に魅せられた、若き才能の作品。ポテンシャルがその作品から飛び出る様を、感じました。改めて言うまでもなく、若さは一つの重要な価値です。彼らの今後の活躍が、非常に楽しみです。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2021.12.12
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感動する芸術作品って、確実に存在すると思います。それらと対峙した時、地球の核にまで達するぐらいの没入感や、宇宙にまで届く高揚感を、感じることがあります。「再興第106回院展 名古屋展」が、週末まで、名古屋栄の松坂屋で開かれていました。訪れました。とても沢山のお客さんで、賑わっていました。さて、多くの秀作が並ぶなか、とても、惹かれた作品がありました。北田克己さんの『風の称号』という作品です。文部科学大臣賞を受賞したと言います。T字の変形画面の中、白とグレーの世界が存在します。ピンクとオレンジ、緑。なんと美しい組み合わせでしょうか。主題は、馬に乗る女性です。それらの解釈が現代的で、美しかったです。一つの展覧会や美術館で鑑賞する時、何か一つのハイライトを見つけると、その時間がとても有意義になります。暫く、あたたかい気分が維持されました。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2021.12.07
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古いものを全否定するのは、もったいない。芸術作品を鑑賞していると、再確認することがあります。過去のものが、現代にも通じる存在感を持ち得ていると。愛知県美術館で開かれている、「曾我蕭白(そがしょうはく)展」江戸時代に活躍した絵師です。モノクロの水墨画を中心としながらも、強烈な色彩の作品も展示されいました。勢いと混沌と言うのか。迫力があるんですね。描写力が的確かはわかりませんが、とにかく圧があります。そしてそれは、妙に生々しいリアル感を生んでいました。画面の中に入りこんでいくと言うよりは、襖や紙から、風景や人が飛び出してきそうな、不思議な感覚がありました。およそ250年前の作品な訳ですが、十分現代に通じる魅力を感じました。面白い展示でした。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村<font color
2021.11.12
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ここは東所沢。白昼の閑静な住宅街に、突如足が、、、、。水面からにょきっと生えた足。映画好きなら、ピンとくる光景です。映画『犬神家の一族』の有名すぎるワンシーンですね。角川武蔵野ミュージアムがある、ところざわサクラタウン。その敷地内にある水盤。そこが、事件の現場です。そこに飾られたオブジェは、19日より開催される『角川映画祭』を記念して、作られたようです。市川崑監督が描いた、映画の中の斬新な発想が、現代アートとして蘇りましたね。ユニークなアイデアは、普遍的です。みなさん、どきりとしたようで、多くの方が、写真を撮っていました。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村<font color
2021.11.10
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先日訪れた角川武蔵野ミュージアム。同時に幾つかの展示がありました。その中の一つが、「俵万智展」です。日本を代表する歌人の1人である、俵万智さん。彼女の軌跡が、文字という二次元的な象徴から、立体的に変化し、展示されていました。白と木目の中に、ピンクとブルーがアクセントとなっていました。とても現代的であたたかい、空間でした。何ていうんでしょうか。歌が、心に沁み込んんでいく感じがしました。プライベートな手紙の展示も。自筆の文字が見られるのは、嬉しいことです。字には、人柄がでると言いますね。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2021.11.08
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パリをはじめヨーロッパ。街を歩けば、大きな美術館だけでなく、小さな美術館やギャラリーに出くわすことが多々あります。えっこんな場所に。分かりづらっ!。あの名画がここに!。なんて驚きが、日常の延長にあることに羨ましがったりします。と言って、日本だって、負けているだけではありません。名古屋市の千種区に、池下という駅があります。そこを散策していると、突然出会うことになる芸術の園が、古川美術館です。この美術館の初代館長は、故・古川爲三郎さん。実業家の彼が収集した美術品を中心に展示する、美術館です。現在は、「印象派とエコール・ド・パリ」展が、開かれています。所謂、教科書で習う巨匠たちの作品が、並びます。ルノワール、ピサロ、ユトリロ、シスレー、ムンク、キスリング、フジタ、ゴッホにゴーギャン、、、、。あまり世に出ない秘蔵のコレクションの一部だそうです。日本でも、このような作家の作品を集めていた個人が居たのですね。素晴らしき鑑識眼です。そして、惜しみなく、一般市民に公開してくれる。実に、嬉しくありがたいことです。イギリスのターナーの作品や、ムンクの別角度タッチの作品、ポテンシャルを蓄えていたころのゴッホ。魅力あふれる作品がとっても多かったです。気楽に、ふらりと訪れるところにある、文化の発祥地。素敵です。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2021.10.21
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ひよ子と言えば、知らない人がいないくらいの銘菓です。菓子舗吉野堂は、創業124年という老舗のお菓子屋さんです。ただ老舗だからと言って守りに入っていないところが、面白いです。なんと、KAWS展で、面白いグッズ(お土産)を発見しました。kAWSとひよ子のコラボなんです。ひよ子と言えば、その愛らしい、お目目が特徴です。それが、あのKAWSの個性である×になっているではないですか。斬新な組み合わせながら、しっくり来ているところが、妙です。素敵です。実に、面白いです。包装紙や紙袋も、それに合わせて作られています。包装を開けるのが、もったいないぐらいの可愛らしさがあります。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2021.10.11
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KAWS(カウズ)は、現代を代表するアーティストの1人です。アメリカのニューヨークを拠点として活躍しています。柔らかいフォルムの独特のキャラクターたち。そして、目がバッテン。一目見れば、彼が作ったり、描いたりした絵だと分かります。それら生み出された作品には、国境はなく、ワールドワイドで愛されていますね。彼の展覧会が、六本木ヒルズで開かれています。明日、10月11日が最終日だといいます。どうにか、滑り込むことができました。立体作品、平面作品が、バランス良く、展示されていました。充実した紹介方法でした。彼の約30年のアーティストの歴史を、垣間見ることができました。そして、なんかこう、明るくて楽しい気持ちを、貰えました。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2021.10.10
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エンターテイメントの発展が、明らかに滞ってしまっています。美術展や展覧会も、その煽りをまともに受けています。それでも、頑張ります。日時指定や徹底した感染対策や換気などの工夫で、開催努力をしています。名古屋松坂屋で開かれている、『マーベル・スタジオ/ヒーローたちの世界へ』展を、覗きました。映画のバックグラウンドを深堀するタイプではありません。ヒーロー達のレプリカが並び、そこで一緒に記念撮影をするスタイルです。多分に漏れず、こちらも、このお盆期間中は、チケットは日時指定販売です。(混雑状況により、当日券もあり)日時指定のおかげでしょうか。ゆったり閲覧できました。どのブースも、皆さんが、混乱することなく、撮影できていたのが、微笑ましく思いました。先日、遅ればせながらも、公開できた『ブラック・ウィドウ』。この後も年内に二つマーベル映画が待っています。暗い世の中に、希望を与えて欲しいものです。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.08.12
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2022年、愛知に一つの名所が出来る予定です。『ジブリパーク』です。そう、ジブリがテーマのパークです。2005年、愛知県長久手市で開催された、愛知万博。その跡地に、建設が予定されています。開園まで、あと一年。期待を込めた展覧会が、愛知県美術館で、行われています。コロナ禍の為、日時指定予約制の入場です。大変人気があるようです。ジブリ誕生から35周年の集大成が、網羅できる展示でした。立体物も多く、触ることが出来なくても、よりリアルに感動を貰えました。ジブリパークへの期待が、更に膨らみました。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.08.03
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先日の再興第105回院展で、日本美術院賞(大観賞)を受賞した、日本画家の木下千春さん。ずっと応援している作家さんです。2月終わりから3月頭にかけ、彼女の個展が、あべのハルカス近鉄本店 タワー館11階美術画廊で、行われていました。残念ながら、訪れることはできませんでした。ただ、発表された作品の一つを、譲っていただきました(購入させていただきました)。『墨流金魚』という作品です。サムホールという大きさです。22.7×15.8cmです。可愛らしいサイズです。黒と紺、金が混ざった線に、奥ゆかしさを感じます。繊細な線で構成されるは、水の流れでしょうか、波紋でしょうか。その中を、墨色の金魚が泳ぎます。小さい世界の中に、深い物語性を感じる、素敵な作品です。ずっと、眺めています。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.04.14
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話題の展覧会、『GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?』の会期もいよいよ明日までとなりました。この後は、東京、大分を巡るとか。先日、後輩が、連絡をくれました。「横尾忠則展、やばいっす。半端ないです」と。彼の周りでも、皆が足を運んで、興奮していると言います。少し暗い昨今。芸術が、社会を少しでも明るくしているとしたら、これほど嬉しいことはありません。さて、その展示では、面白いグッズも沢山販売されていました。上は、横尾忠則人形です。ちゃんとマスクをしているところが、今を風刺ししています。でもマスクには、横尾さんのトレードマークでもある、唇が(笑)。こちら、お饅頭の包装紙です。中は、こんな感じです。娘は、苦笑いをしていました。が、それも作家の想定内でしょう。本当に、ユニークな方です。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.04.10
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世界に何かを訴える。これほど難しいことはないと思います。自分やグループの意見や主張を表現するための道具として、政治、経済、文化、SNSなど、あらゆる手段が存在します。そんな中、アートもその一つと考えられています。人の心に直接的かつ、間接的にもメッセージが届けられるのは、強みです。まず表面的に引き付ける。そして内面に込められた思いを説く。名古屋市金山で開かれている、『バンクシー展』を覗いてきました。昨今の事情を踏まえ、予約制です。入場人数を抑えていながらも、人気の様子が窺えました。その展覧会の副題に、「天才か反逆者か」とあります。このいづれもが正しいのは、容易に導くことができます。その上で、バンクシーの作品に流れるものは、「ユーモアと愛」だと理解できます。ただの天才では面白くないのです。そこにユーモアがあるこそ、魅力が増します。確かにゲリラ的に落書をしたり、反体制的な絵を描いたりするのは、反逆者まるだしです。でもその絵のモチーフが、ピースマークやハートマークだとしたら、それは平和主義的な言動の一面があることになります。高校一年の娘と一緒に観覧しました。絵に込められたメッセージを一緒に紐解きながら、鑑賞できました。作品の根底に「ユーモアと愛」が、あるからこそです。アートが単なるアートでないということを、教えてくれる素敵な展覧会でした。PANTSCND SOLDIERSGIRL WITH BALLOONBLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.04.08
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「おい、誰か、このおっさんを止めろ!」そう心の中で、叫びました。ここでいうおっさんとは、デザイナーでありアーティストの横尾忠則さんのことです。1936ねん6月27日生まれですから、84歳ですね。今、名古屋のど真ん中で、横尾忠則さんの超が付く大規模な展覧会が、開かれています。愛知県美術館で開催されている、『横尾忠則展~原郷から幻堺へ、そして現況は?』です。初期の作品から、最近の作品までが、所狭しと、もの凄いボリューム感で、展示されています。その外と中では、まったく空気が違います。きっと誰もがそう感じるほどの熱気に包まれます。横尾さんのデザインや芸術に対する思いが、一寸の隙もなく、流れ込んでいる空間であり、展示です。彼の衰えることのない、創作意欲には、ただただ脱帽です。芸術を愛して止まない心とはこういうことなんだ。改めて、実感しました。無性に絵筆が握りたくなりました。『追憶あれこれ(2019年)』『美の盗賊(2008)』芸術には、静と動があるとすれば、ここにあるのは、明らかに動です。それも究極の動ですね。誰も止められない動です。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2021.04.04
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コロナ禍のマイナス的なニュースで、気が塞いでしまうことは多々あります。また、その要因だけでなく、毎日が穏やかな空気だけに包まれるわけではありません。大小さまざまではありますが、上手く行かないことだって発生するものです。そんな時、元気をくれるものの一つが、草間彌生さんの描く水玉模様です。草間さんが、水玉を描く切っ掛けは、けっして前向きなそれではなかったかもしれません。それでも、結果その表現が、多くの人に勇気や元気を与えているとしたら、とっても素晴らしいことではないでしょうか。芸術は、社会のある断片を切り取る手段かもしれません。が、一方でやはり、人の心に何かを与えてくれたら、嬉しいなといつも思っています。上は、森美術館オリジナルの、YAYOIちゃんマスコットです。彼女の代名詞の一つ、「黄樹」模様のドレスを着ています。とってもチャーミングです。憎めない表情が、絶妙です。こちらは、水玉の犬・トコトンがモチーフですね。この首の傾げ具合や色の組み合わせ方が、アートと可愛らしさを上手に折衷しています。見ていたら、快活な気分になってきました。アートって、本当に素敵です。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。
2020.12.13
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自分の好きな人、もの、ことが、別の誰かに認めて貰えたり、何か賞を取ったり、ランキングに入る。これほど嬉しいことはありません。名古屋に巡回している再興第105回院展を、覗いて来ました。院展の最高賞といえば、日本美術院賞(大観賞)です。今年の受賞者は、2人います。吉村佳洋さんと、木下千春さんです。木下さんとは長いお付き合いです。ずっと応援させて貰っています。実は、彼女は、昨年も、同賞を受賞しています。まさに偉業です。これほど歓喜に満ち溢れることはありません。『夜行』と題された作品です。 夜の深き海底で、それぞれに、生活を営む生物たち。個々に生きながらも、どこか会合をしているかのような、連帯感を漂わせます。画面は、上から下へと、グラデーションで結びます。濃紺から白への変化が、美しいですね。差し色のターコイズや青、オレンジ(茶色)は、空間に緊張感を、与えますね。画面の中に吸い込まれそうな、求心力を持つ世界観でした。後世に遺るだろう作品を、今観られることに、幸せを感じます。BLOGランキングに参加しています。お別れ際に、クリックして頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2020.12.05
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