森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2014.01.20
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カテゴリ: 神経質の性格特徴
学校に行っていたとき勉強もよくできる、容姿も申し分ない、運動もよくできる、
歌や楽器の演奏もうまい。
明るく元気で、みんなをよく笑わせてクラスの人気者である。家庭も裕福である。
そんな人が一人や二人はおられたかと思います。すべての面で人より優れているのです。
平均点以上の人です。

私はそんな人のいいところと自分の劣っているところを比較して、劣等感に陥っていました。
でも普通は、いいと思うところもあれば、弱点や欠点もあって釣り合いが取れています。
「やじろべい」のバランスということから考えてみると、プラスとマイナスがあって
それが釣り合って調和がとれているということです。
世の中のバランスは大体そうなっています。

すべてがオール5というような人は、多方面に優れているので、自分の進路や仕事の
選択に迷うのではないでしょうか。
また、これで失敗してもまだ次があるということで、真剣になれないこともあると思います。
選択するということは、未練のあるもう一つの方向をあきらめるということです。
つらい選択ですが、自分の人生にとっては必要なことです。
日ハムの大谷選手なども二刀流といわれていますが、早く一本に絞ったほうがいいので
はないのかと個人的には思っています。

プロ野球の元楽天の監督の野村克也氏は、プロ野球の選手で走攻守の3つがすべて
平均以上という選手はそういるものではない。
ましてや、すべての面で超一流の素質を持っている人はめったにいない。
またかえってそういう平均的な選手というのは、プロでは使いようがない。
それよりも、粗削りだが、これはと注目できる一点を持っている人ほど将来性がある。
プロで飯を食っていける可能性がある。

つまりどうしようもないものを持っているけれども、何か光るものを持っている凸凹
の人が活躍できる可能性がある。
そういう個性的な人がよいといわれています。
その差が大きく、そしてバランスが取れているということが大切だということです。

こうしてみると大きな弱みや欠点は、その裏に大きな強みや長所があるということです。
自然にバランスが取れているのです。
それを発掘して磨きをかけて生きてゆけばよいのです。
これを反対にとって弱点、欠点を無くしていくことに注力すれば、強みや長所は
どんどん失われていくのだということをよく認識したいものです。





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Last updated  2014.01.20 07:04:22
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