森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2014.01.22
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カテゴリ: 認識の誤り
訪問営業の人の認知の誤りを考えてみた。

見込み客がいても、「もし断られたらどうしよう」という気持ちになって積極的に
なれません。何度か断られているうちに、気持ちが及び腰となっています。
最低限のノルマを達成することはなく、70%かそれ以下の達成率に甘んじています。
上司からはわが社のお荷物だといわれています。
数多くの見込み客に合わなければ、ノルマは達成できないのは分かっていますが、
断られて自分が傷つくことを恐れています。

こういう営業マンはどういう「かくあるべし」があるのでしょうか。
・お客さんは自分の提案を快く受け入れるべきだ。
・断る時でも、自尊心を傷つけるのは人間性に問題がある。
・断られるということは、自分の人間性が否定されるということだ。
・断られると、もう自分は何をやってもダメだと思う。
・その不快感は絶対に味わいたくない。

認知行動療法では、この「かくあるべし」の認知の誤りについて考えて行きます。
・たとえ断られても何も損をすることはない。気持ちが落ち込むことはあるが、
実質的に実害は何もない。
・断られることなく、物が売れるということはあり得ない。車の飛び込みセールスは
100件で1件の見込み客が見つかるという。

さらに、考えてみると
・よく売る人に同行営業していると、よく断られる。嫌な顔一つ見せずに、
とにかくよく訪問する。断られる数をたくさん作らないと、結果的に物は売れない。
・断りに耐えながら仕事に向かえるというのは、一つの能力だ。訪問営業の仕事をし
ているのだから、最低限そういう能力を獲得しよう。

その行動を後押しするために、自分で自分にご褒美を出すことにしました。
7件断られたら、30分の休みを取ってもいいことにしよう。50回断られたら、
居酒屋で飲もう。500回断られたら海外旅行をプレゼントしよう。

こうして認知の誤りを正していくのだそうです。
私はこの事例をもとにして、集談会などで、多くの人から認知の誤りを出して
もらって深めていくのが有効だと思います。

また行動を後押しするために、自分で自分にプレゼントを考えてみるというのは
参考にしたいと思っています。





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Last updated  2014.01.22 06:48:54
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森田生涯 @ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
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