森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2015.01.18
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カテゴリ: 森田番外編
「満月の夕」という歌がある。
20年前1月17日神戸をマグニチュード7.2の巨大地震が襲った。
寒い日だった。一瞬にして建物が倒壊して、火災が発生して街は廃墟と化した。
多くの人は肉親を亡くし、家も失った。
その日の夜は満月だったそうだ。人々は満月を見るたびに地震の恐ろしさを思い出す。
この歌はそんな状況を歌ったものだ。沖縄の三線が物悲しい。

風が吹く港の方から焼跡を包むようにおどす風
悲しくてすべてを笑う乾く冬の夕

時を超え国境線から幾千里のがれきの町に立つ
この胸の振り子は鳴らす今を刻むため

飼い主を失くした柴が同胞とじゃれながら車道を往く
解き放たれすべてを笑う乾く冬の夕

ヤサホーヤうたがきこえる眠らずに朝まで踊る
ヤサホーヤ焚火を囲む吐く息の白さが踊る
解き放ていのちで笑え満月の夕

星が降る満月が笑う焼あとを包むようにおどす風
解き放たれすべてを笑う乾く冬の夕

ヤサホーヤうたがきこえる眠らずに朝まで踊る
ヤサホーヤ焚火を囲む吐く息の白さが踊る
解き放ていのちで笑え満月の夕

この歌はなんか自然に涙がでてくる。
震災地では多くの人がこの歌を聞いて励まされているという。
これ以上ない過酷な運命に翻弄されたにもかかわらず、なんか勇気が湧いてくる歌だ。
すべてを受け入れて、運命を切り開いていこうとするその姿に人生そのものを見るのかもしれない。





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Last updated  2015.01.18 12:04:17
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