森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2017.11.25
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カテゴリ: 森田番外編
マンションの管理人業務をやる中で最近気づいたこと2点投稿してみたい。
勤務棟の一階の開放廊下からエントランスに入るところに重い扉がある。
半月ぐらい前から扉が下のタイルに擦れているのが気になっていた。
しかし、気になるだけで、別に扉の開け閉めに影響はないのでほったらかしにしていた。
居住者の人も別に何も言ってこなかった。
先日、会社の業務指導員の人が来たので、思い出してそのこと伝えた。
するとその指導員は扉の取り付けてあるところを点検した。
すると、上の隙間は3センチぐらい離れていた。
下の隙間はほとんどなかった。
下が擦れる原因は、扉が大きく傾いていたのである。
私は慌てて会社の担当営業マンに電話をして、すぐに修理をしてほしい旨を伝えた。
後で振り返ってみると、うかつにも最初の違和感を軽く受け止めていたのが大きな問題だった。

最初の気づきは、森田理論で言うと初一念だと思う。
初一念の大切さは身にしみて分かっていたはずだが、今回また取り扱いを間違えた。
毎日いろいろと行動していると、これは普段とは違うなと思うような違和感にはよく気がつく。
最初に気付いた違和感はとても貴重なものです。かけがえのない宝物のようなものだ。
それをきちんとキャッチするということは、ものすごく大事なことのように思う。
きちんとキャッチすれば、それをメモしたりして、とりあえず忘れないようにする癖をつけないといけない。そうしないと、せっかくの気づきや発見がすぐに忘却の彼方に忘れ去られてしまう。
そのことは後で重大事故に結びつくこともあるのだ。
せっかく森田理論を学習しているのだから、最初に感じたちょっとした不快感や違和感などは貴重品や宝物を扱うように丁寧に取り扱うようにしたい。

次に、私が勤務してるマンションでは玄関マットなど3枚ほどをある業者にリースしている。
1ヶ月に2回、古いものを回収して、新しいものに取り替える。
問題はその取り替え方にある。
私のところではエントランスや玄関、エレベーターの前の扉にぴたっと付けて敷いている。
ところが、とりかえに来た担当者はそんなことはお構いなしに、扉から離れて敷いて帰る。
エレベーター前に至っては横と縦の長さが違うにもかかわらず、反対にひっくり返して敷いていることがある。
最初の頃はきちんと敷いてくださいとお願いしていたが、何回いっても直らないので言うのをやめてしまった。担当者が帰った後、すぐにその都度直すようにしている。
普通玄関マットはどういうふうに敷くかはみんなこだわりを持っていると思う。
それを無視されるとあまりいい気持ちはしない。
私が取り替えの担当者なら、先方から指摘される前に、マットがどういうふうに敷いてあったをよく見ておいて、前と同じように敷くと思う。

そういえば森田先生も、入院生が森田先生の部屋を掃除した時、自分の使用物を移動させているとすぐに注意されている。気配りに欠けているのである。
神経質者はこういうところに気が付くようにならないといけない。
こういうのをお使い根性の仕事というのではないだろうか。
これでは、いくら仕事をやっても仕事の面白さや工夫はいつまで経っても生まれてこない。

さらにこの前こんなことがあった。
1ヶ月に2回の交換だから、 15日ごとに交換してくれるものだと思っていた。
ところが、 20日以上経って次のマットを交換に来た。
説明を求めると、 1ヶ月に2回交換する契約なので、1か月の中で帳尻を合わせているのだという。
たとえば1日と25日の交換でも契約はきちんと履行されているというのだ。
「15日間隔できちんと交換してください」と伝えたが言い訳ばかりされた。
仕方がないので、会社の上司に電話をすると、「そんなに言われても、こちらの巡回経路の問題もあるので、お宅だけ特別というわけにはいかない」という。
会社ぐるみで、視線がお客様の方ではなく、自分の会社の都合や儲けのほうに向いているのだと判断した。
こういう会社は私のところだけではなく、他でも同様のことをしているので、トラブルを抱えていると見た。お客様目線に立っている会社との差は開くばかりではなかろうか。





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Last updated  2017.11.25 06:57:27
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