森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2019.12.06
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あなたは普段の生活の中で、家族、仕事仲間、友人、自助グループなどで、不平、不満を感じて愚痴や悪口をいうことはありませんか。

例えば、

・当然やるべきことに手をつけない。

・本来やるべきことに気がつかない。鈍感すぎる。

・やることなすこと、全く真剣味が感じられない。

・自分が取り組んでいるいることを手伝おうとしない。

・進んで協力しようという態度が感じられない。などなど。

これらは私がよく感じていることです。

本来はみんなでやるべきことなのに、どうして手伝おうとしてくれないのか。

これでは自分だけが貧乏くじを引いてしんどい思いをしているだけじゃないか。

つい何気なく愚痴をつぶやいたり、相手の批判をしてしまう。

今度は絶対にこのようなことは引き受けないで断ってしまおうと思ってしまう。

これらは上から下目線で他人を見ているために、自分の頭で想定していることと現実の乖離が発生して自分一人がイライラしてストレスをため込んでいるのです。

森田理論では、他人に自分の「かくあるべし」を押し付けないで、相手の現状を理解して受け入れなさい。そうすれば思想の矛盾で苦しむことはなくなりますよということになります。
このからくりは、理屈は分かっているのですが、どうしても相手の立場を受けいれて、相手に寄り添うことができない。反発心だけが次から次へと出てくる。

この対応方法が一つ見つかったので紹介したい。
イライラする気持ちはどうすることもできないので、それは受け入れるしかない。
でも愚痴や批判を口にすることをなるべく控えることは意識すればできる。
自分の心の中で思うのは仕方がないとしても、他人の前では口にしないように心がける。

次に自分が相手のために何か役に立つことはないかと考えてみる。
相手を楽にしたり、楽しませることはないかと考えてみる。
思いついたら、一つを選んですぐに行動に移す。

例えば、配偶者が部屋の拭き掃除をほとんどしない。
観葉植物の水やりをしてくれない。
家庭菜園の畑に入るのに長靴に履き替えない。
こんな時に相手に不満をぶちまければすぐに喧嘩になる。

そこで、自分が相手に何かしてあげられることはないかと考えて実行するのだ。
発想の転換ですね。こう考えることがポイントです。
配偶者は食事の準備、洗濯と大忙しだ。せめて拭き掃除ぐらいは手伝ってあげよう。
それで弾みがついて、掃除機をかける。整理整頓をするようにもなる。
配偶者とは険悪になることなく、感謝されることもある。

観葉植物の手入れは自分の趣味でやっていることだ。
相手が水やりをしてくれないと不満をぶちまけるのはお門違いだ。
自分で毎日水やりをして、手入れを楽しめばよい事だ。
不平不満を言わなくなるだけで、イライラはすぐになくなり、険悪な人間関係は避けられる。

家庭菜園に外出用の靴で入ると靴が汚れるので、ホームセンターに行って畑仕事に適した靴を買ってあげる。お互いがwin winの関係になれる。

グチや批判ばかりに集中するのではなく、相手に何か役立つことはないかと考えて見つける。
そして即実行することで人間関係はまるっきり変わった方向に進むと思いますが如何でしょうか。





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Last updated  2019.12.06 06:20:06
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森田生涯 @ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
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