森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2020.11.21
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10月号の生活の発見誌に人間同士の付き合いについて次のように提案されていました。

家族懇談会、親戚づきあい・兄弟姉妹でのカラオケ・同窓会・PTA・町内会・趣味のサークル・防犯防災の会、他のNPO法人といった発見会以外の身近で普通の社会活動をバランスよくやってみることもお勧めします。

ごく少数の特定の人と親密な関係になるのではなく、その時その場の必要に応じて、引っ付いたり離れたりの人間関係を目指す方がよいといわれているのだろうと思います。
森田でいうと、変化に対して臨機応変に対応できる不即不離の人間関係を目指すということになります。

これは年賀状をどういう人たちに何枚出しているかでだいたい分かります。
集談会の仲間、仕事関係、以前の職場の仲間、親戚関係、様々な趣味の仲間、子どもの関係で知り合った人、資格試験の仲間、スポーツや釣りの仲間、麻雀仲間、飲み友達、カラオケ仲間、株式研究会の仲間、同級生、町内会、田舎で近所付き合いをしている人たちなど。
年賀状を出す時期になると、それぞれに思い出がよみがえります。
遠くに住んでいて義理で出しているような人でも、近くに旅行するようなときに、連絡を取り合って会うことができると至福の時間を過ごすことができます。

私はこの考え方でやっています。
以前はコップ一杯の人間関係を5つぐらい作ろうと思ってやっていました。
この方法はうまくいきませんでした。
自分は親友だと思って深入りしても、相手にとっては煩わしく思っている場合もありました。
またいくら親しくしていても、何かをきっかけにして、溝ができてそれが大きく広がっていくこともありました。この方法では、最後は孤立してしまう事になるのです。
特定の人と一心同体になるような親密な人間関係作りは要注意だと思います。

コップに少ししか飲み物が入っていない薄い人間関係は精神的に楽です。
そういう人間関係を広く浅く作ることが森田の目指しているところです。
友達の友達はまた友達という事になります。
そういう関係にあると、自分が困っている時に、助けになる適切な人が頭に浮かんでくるようになります。人間関係は憎みあったり、対立関係になるケースは必ずでてきます。
そういう時は、今は縁のないときだと判断して、基本的には距離を置き、離れてしまえばよいのです。その方が、ストレスが溜まりません。





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Last updated  2020.11.21 06:35:44
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