森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2022.11.27
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カテゴリ: 行動のポイント
意味もなくやっていたものほど、実は自分の血となり肉になっている。
意味もなくやる。これほど単純な動機はありません。
本当にすきなものって、そこに目的がない。理由もない。ただやっているだけ。
でも人生って、ムダなものほどムダじゃなかったりする。
だからこそ意味がないことでも、バカなことでも、本気でやらないとダメなんです。本気でやれば、なんだってそこが運命の扉になるのです。
(絶望は神様からの贈りもの ひすいこたろう 柴田エリー SBクリエイティブ 80ページ)

雑事や雑仕事に取り組む時、意識的に手を抜いてしまうことがあります。
自分はそんなつまらないことに関わり合うよりも、もっと価値のあるクリエイティブな課題や目標に専念したいと思いがちです。
取り組むべき実践や課題に対して、是非善悪の価値判断を下しているのです。

森田理論では、実践や行動に取り組む時は、「ものそのものになれ」と教えてくれています。これは一心不乱に取り組みましょうということです。
実践・行動に集中していたため、症状を治すことは一時的に忘れていたという状況を勧めているのです。

人生って、ムダなものほどムダじゃなかったりする。
本気でやれば、なんだってそこが運命の扉になるのです。

この言葉の意味するところは、森田理論を学習した人はよくお分かりだろうと思います。目の前のことに 一心不乱に取り組むことで、感情が動き出してくる ことが大きいと思います。
つまり気づきや発見、アイデアや工夫、興味や関心が生まれてくるということです。

これについては、2013年1月27日に、雑草退治に応用した例を投稿しております。ぜひ読んでみてください。

めんどうだ、おっくうだ、イヤだ、やれと言われたから仕方なしにやっているとすれば、感情がさらさらと動き出さないということです。
感情が動き出さないと、そこにある感情は城の堀の水のように汚く淀んでしまいます。山の谷あいを勢いよく流れる小川の水は飲み水になりますが、堀の水はとても飲めるような代物ではありません。

雑事、雑仕事、毎日繰り返される日常茶飯事に丁寧に取り組むことをお勧めします。私はこのことを「凡事徹底」と呼んでいます。
集談会ではそういう報告を聞くことを楽しみにしております。





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Last updated  2022.11.27 20:42:40
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森田生涯 @ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
森田生涯 @ Re[1]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ コメントありがとうございま…
stst@ Re:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、こんばんは。 過去に何度かコ…
軸受国富論@ Re:森田の正道を歩むとはどういうことか(06/05) かの有名なドクターDXの理論ですね。ほか…

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