今日は「時間の性を尽くす」を取り上げてみたい。
現代は心身のメンテナンスを怠らなければ90歳くらいまでは元気に生きることができます。その時の時間は、365日×24時間×人生90年と仮定すると約79万時間になる。
その中で睡眠時間1日8時間として、約26万時間。
3度の食事、身支度などに使う時間を、一日2時間とすると65700時間。
学校で勉強する時間として1年 (
250日 ×
8時間 )×(
6歳~20歳 )
で約3万時間。
仕事をする時間として、1年 (
250日 ×
8時間 )×(
20歳~65歳 )
で9万時間。
人によって大きく違うが、これは大まかな目安と考えてください。
これらを集計すると、残り時間は約34万時間となります。
実に40%強が自由時間となります。
1、この自由時間を外部から与えられる楽しみを追いかけて過ごすのか。
2、自ら身体を動かして楽しみを見つけ出していくのか。
1の場合は、線香花火のようなものだと思います。
その瞬間は刺激があって楽しいのですが持続性はありません。
欲望はどんどんエスカレートしていきます。
2の場合は努力することが必要になります。
小さな目標でも達成すると充実感があります。
弾みがついてより大きな目標に挑戦していくことが可能になります。
2を基本にして、1年に数回は1を取り入れて生活するというのは如何でしょうか。ではどんなことに取り組んでいけばよいのか。一例を挙げてみましょう。
いくつか趣味を見つけて深めていく。
スポーツ、武道、音楽、絵画、観劇、ウォーキングなどに取り組む。
子育てや介護など家族との交流を深める。
自己の能力や教養の向上を目指す。
家庭菜園、自給生活、料理作り、加工食品作りを楽しむ。
ペットを飼い、草花を育てる。旅行、ハイキングなどを楽しむ。
ボランティアなど社会貢献に取り組む。
やりたかった好きな仕事に取り組む。
町内会などの地域活動に取り組む。社会参加や市民活動に取り組む。
森田理論学習の深耕と日常生活への応用を考える。
森田理論学習の普及に努める。
その他もろもろ。人それぞれいろいろとあると思います。
定年退職してからの時間の使い方は特に留意する必要があります。
定年前から取り組みたいことを整理して、すぐに出発できるようにしておきたいものです。
集談会で教えてもらったのですが、やりたいことを20個ぐらい持っていないと退屈だなと感じるようになるということでした。
また歩かなくなると足の筋力が衰えてきます。
足の衰えは即脳の衰えを招きます。
毎日のやるべき柱のようなものがあり、それを中心として規則正しい生活になっていることが肝心です。毎日の日常生活のルーティンを淡々とこなしていく。
そうした生活の中で、小さな感動や楽しみのかけらをたくさん見つけることができれば最高です。
那智の滝
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