himekyonの部屋

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2006/06/29
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カテゴリ: 北アルプス
中高年の登山ブームの火付け役となった「日本百名山」そのバイブルの著者・深田久弥が、
「久恋いの山」と称し、3度目で登頂したという「雨飾山」


            新潟県と長野県の県境奥深くに位置する雨飾山(標高1963m)



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                   山頂下の大岸壁・布団菱



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                          荒菅沢の雪渓


himekyonは、百名山ハンターではないが、「雨飾山」名前が気になる山ではあった。
いつかは登ってみたい山とは思っていたがアクセスも悪く、アプローチも長いため、、実現することはないだろうと思っていた。


ところが、アツモリソウを見たいと電話したペンション・テントキーパーのオーナーから、キバナノアツモリソウは雨飾山の近くに咲くという、それなら、「雨飾山」もいっしょに登りたいということで実現したのです。


25日夜、上野発の新幹線で長野へ、長野から最終バスで白馬のペンション泊
26日朝、心配した天気はまずまずで、車で1時間ほどの小谷の登山口へ向けて出発
登山道は、長野・小谷温泉からと新潟・糸魚川・雨飾温泉(梶山新湯)からと姫川温泉からの大網登山口があるが、大網口は今はあまり歩かれていないそうだ。
駐車場が完備された小谷温泉からのピストンがポピュラーになってきているという。


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                    小谷登山口の案内板


駐車場に着くと、シーズン前の平日なのか、長野、岡山ナンバーの車が止まっているだけだった。
ほとんど針葉樹のないこの山は、紅葉がすばらしいという、シーズンになると山頂は人でいっぱいになってしまうそうな・・・
出発するとまもなく、大海川の広い河原「広河原」の湿原にでる。さっそく残雪が現れる。解け出したところには水芭蕉が咲いている。禁漁区になっている澄んだ水の流れに、岩魚が悠然と泳いでいる。


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                  広河原の湿原の木道を行く



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                         雪解けに水芭蕉が咲く



斜面にはシラネアオイの蕾が1輪、喜ぶhimekyonにこの先に行けば、群生がありますからと軽くいなされ、期待が膨らんできた。



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                雪の重みで倒れる木・雪が解けると立ち上がる


まもなく残雪のブナ林の尾根のたもとにたどり着いた。ところどころ雪原が残っている。雪の重みで倒れた木をよけ、あえぎながら急登を登りつめると、一面の雪渓があらわれる。荒菅沢だ。折角登ったのに一気に下らなければならない。


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                        残雪のブナ林


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                        ブナの新緑




雪渓を下りながらトラバースするのはけっこう怖いものがある。つま先でけりこんだり、かかとや横のエッジをつかったりして滑らないようにするが、うまくいかないでつるっ・・・なんとか渡りきるが、ここから撮る写真が一番美しいというが・・必死のhimekyon写真どころではなかったようだ。


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                    荒菅沢の雪渓(赤いのはベンガラを撒いた登山道)





荒菅沢を渡りきり、樹林帯の急登を登ると、岩だらけの尾根上にでる。


RIMG1164 尾根筋のがら場にはロープが.JPG
                   がらがらの岩場にはロープがたらしてある。



少し歩けばなだらかな草原「笹平」、ここから先は、待望のお花たちの楽園が山頂まで続いている。新潟・雨飾温泉からの梶山新湯道が合流する。


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                    新潟・雨飾温泉からのコースと合流


大輪のシラネアオイが群生し、サンカヨウの白いお花が清楚にたたずみ、黄色のキジムシロ、ミヤマダイコンソウ、赤いハクサンチドリ、小さなツマトリソウまで彩を添えます。あのピンク色は?もしかして「ユキワリソウ」かもと・・・オーナーも意外なお花にびっくり・・そばにはムシトリスミレの群生まであって感激・・・


雨飾山は360度の展望の山でもあり、日本海から北アルプス、火打・妙高が一望できるというが、山頂手前からガスに覆われて、山頂に辿り着いた時には展望ゼロ、


RIMG1161 山頂(に建つ.jpg
                  雨飾山山頂・北峰の石の祠・後が三角点のある山頂


RIMG1158 荒菅沢の上部から.JPG
                           上部からみた荒菅沢



軽い食事を済ませ、大網口のほうへ少し下り、小谷コースとは違うお花探し、意外なお花ビューポイントだった。ここにはもうひとつ珍しい花が咲くというので、岩場を少し下ってみるがみつけることはできなかった。
大網口から登ってきた、男女6人組に出会った。前日は、朝日岳に泊まり、山菜など、食料を現地調達しながら歩いているという。雪山・ラッセル大好きな若者たち。笹平まで戻ると、取った山菜をてんぷらにして宴会をやっておりました。

荒菅沢まで戻ると雨が降り出し、雨具をつけて歩き出したら、すぐに止んでしまう。梅雨だからと心配するけど、梅雨の最中、九州が大雨のころは、意外に白馬方面は、天気は悪くないという。


DSCN7274 荒菅沢の雪渓.JPG
                 ガスの中の荒菅沢


お花を見ながら、写真を撮りながらの、往復9時間の山行、オーナーからたくさんのお花が咲いていますよと言われていたけれど、これほどまでにたくさんのお花にであえるとは思っても見なかったので、大満足の山行になりました。

帰りは村営の無料露天風呂で汗を流し、ペンションへの帰路に着きました。


RIMG1175露天風呂入口.JPG
                       露天風呂入口


RIMG1172 露天風呂.JPG
                     脱衣所があるだけの露天風呂


荒菅沢への途中で行き会った長野の夫婦はあまりの残雪におそれをなして引き返してきたという。
下山途中の岡山の夫婦は百名山制覇中で、昨日は高妻山、明日は火打山、妙高山という。まもなく2桁をきるという。遠くからだと何度も来なくてもいいように近くに見える百名山を、一気に歩いているそうだ。それにしてもすごいことではある。


※ 岩手県に住む、山仲間のH嬢、偶然にも前日にひとりで雨飾山に登っている。23日仙台から夜行バスで金沢へ、24日糸魚川から雨飾山荘に入り、25日梶山新湯道を雨飾山に登り小谷へ下山、その足で、金沢で大ファンの○○○○○○のコンサートを聞いてから岩手へと帰って行った超元気印です。25日はお天気がよくて白馬三山がよく見えたという。1日違いでずいぶんと違ってしまうものです。
しばらくぶりで連絡をとってみたら、偶然にも同じ雨飾山へ登ることを知り、日程を調整してみたけど、無理があり、今回は一緒に登ることができなかったけど、、

岩手山で知り合った彼女とは、岩手・秋田の山や関東近辺の山をいっしょに歩いているが、土、日が休めなくなって日程が合わなくなり、去年は一緒に歩いていない、山大好きの彼女とまた、岩手の山を歩いてみたいなと思っている。


この次は、雨飾山でであったお花をUPしたいと思います。



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Last updated  2014/05/21 10:26:07 AM
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