himekyonの部屋

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2006/09/04
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カテゴリ: 北アルプス
予約時から、「蓮華温泉までも長いですよ。

朝ごはん食べてたら帰りのバスに間に合わなくなることもあるから、お弁当のほうがいいですよ」と

聞いて覚悟していた下山です。







五輪高原からのどっしりとした雪倉岳











雪倉岳の奥に白馬岳、白馬岳にお別れです。






タイトルの下山って登ること??実際に歩いてわかったことですが、下山といえば高い所から下って登山口へが通常だと思うのですが、蓮華温泉は違っていました。
朝日岳は標高2418m、蓮華温泉1500m、標高差918m、これだけの下りだったらなんとかなるよってところなんだけど・・・おまけが・・・まずは朝日岳から白高地沢まで下る、標高差1300mはあるらしい、これで単純に標高差300mを登って蓮華温泉に着くならまだしも・・その間には瀬戸川が流れている。またまた上って下って橋を渡り、蓮華温泉まで、最後の力をふりしぼって登ってたどりつくというとんでもない、コースなのである。「バスに乗る前に絶対に温泉に入るぞー」を肝に銘じて必死に歩い下山でした。










雪倉岳遠望



5時10分、小屋のご主人に見送られて出発した最終日
木道を下り、ほどなく昨日登ってきた雪倉岳への分岐を過ぎ、朝日岳への登りにかかります。山頂までは約1時間、花畑を見ながらなだらかな登山道を登っていきます。振り返るともやってすっきりとはみえないながら、富山市街が見渡せ、その先に富山湾がぼんやりと広がっていました。まっすぐに横切る高速道、海に続く川、多分、姫川ではないだろうか・・・
最初は時間を気にして、カメラを出すのを躊躇していたが、構図を考えながら撮るのは時間がかかるけどシャッターを押すだけならなんとかなるだとう、撮るだけは撮ろうとカメラを出すことにしました。











朝日岳山頂への途中からみえた富山市街と富山湾


花をみながら、撮りながら、亀の1歩で歩いて、山頂近くまで来ると、昨日小屋で同室になった、雪倉岳の手前でhimekyonを抜いていった単独の女性が、追いついてきました。彼女は今日は蓮華温泉泊まりだからと、小屋で朝ごはんを食べてから出発。5時半の食事予定が5時になり、5時半には小屋をでたという。昨日は白馬から朝日小屋まで標準タイムで歩いたそうだ。とにかく速い。。。雪倉岳・朝日岳が好きで今回が3回目という。山頂は晴れれば360度大展望だそうだが、残念ながら、ガスがかかって何も見えないので、そうそうに下山にかかります。。










下山道からの朝日岳(奥)



しばらくは彼女と話しながら一緒に歩きました。ガスがかかっているのは山頂だけで、下山道は晴れて、これから歩くコースがよくわかります。。大きな雪渓を巻きながら、しばらく歩くと栂海新道との分岐になり、いくつかの雪渓も渡るようになります。この時期の雪渓は、崩落の危険があるので、2人で雪渓の縁を「お花さんごめんなさい」といいながらできるだけお花を踏まないように大きく迂回。雪渓が解けたところから、ハクサンコザクラ、シナノキンバイ、アオノツガザクラ、リュウキンカの大群落がみられてとにかく大感激しながら歩きました。









雪解けにシナノキンバイ












リュウキンカ群生



雪倉岳・朝日岳ともにお花の咲き方が違っています。1つの種類の花が一面に咲くのが凄いです。このあたりから、湿地帯になり、道が悪く、木道が多くなります。坂になっている木道もあり、、気をつけてはいたが、1歩足を乗せたら雪の上を滑るみたいにスーっという感じでみごとに転んでしまいました。こんなの初めての経験です。大事に至らなくてよかった。

下山道は木道が続きます。



コースの半分近くが木道歩きです。16年に大部分が付け替えられて、新しくなった木道は滑り止めの刻みが入って歩きやすくなっていましたが、古いのは滑りやすく、特に日のあたらないところは危険です。











湿地帯にはヒオウギアヤメが一面に咲いていました。


「五輪の森」まで来ると、下山口の蓮華温泉が見えるようになります。標識には蓮華温泉まで9.2キロ。朝日岳まで2.9キロ、山頂から小屋までが1.5キロなので、4.4キロ歩いたことになりますが、まだ倍以上歩くことになります。それも蓮華温泉ははるか上、山の中腹あたりにみえます。











真ん中に白く光る建物が蓮華温泉、左下が白高地沢



足の速い彼女と一緒だと写真が撮れないので、「五輪の森」の樹林帯を抜け、五輪高原まで来たところで、先に行ってもらい、また一人でゆっくりと歩き出しました。
五輪高原からは雪倉岳を間近に、その奥に初日に歩いた、白馬乗鞍岳から小蓮華岳の稜線をみることができます。









初日歩いた、白馬乗鞍岳から小蓮華岳の稜線



樹林帯に入ったら写真を撮るところはないですよ。って彼女に言われたけど、標高も低くなって高山植物ではないお花が結構咲いていました。











白高地沢にかかる仮橋



長い長い樹林帯を下って、ようやくたどり着いた白高地沢は、沢というよりは大きな川という感じ、飛び石を伝って渡れそうな感じもするけど、けっこう流れが速く、大きな岩のところに鉄パイプを組んだ仮橋がありました。大雨が降ると流されてしまうようです。高い位置にあり、下をみると怖かった。対岸に渡ってから沢伝いに歩き、だらだらと登って下り、水の音が近づいて瀬戸川のしっかりした橋を渡りました。さー、最後の登りかと地図をみると、兵馬の平という湿原があり、横切ってからが蓮華温泉まで登り30分、まだまだである。










キンコウカが一面に咲く





ところがここでペットボトルの水がほぼ空になってしまった。下山だから1Lで足りると思ったのに、予想外に水分補給が必要だった。途中、水場があったけど、のどを潤しただけで、空になったペットボトルに入れなかった。どんな時でも余分に持たなければと反省・・・最悪、200mlの野菜ジュースがあるからなんとかなるだろう・・・













アオノツガザクラとツガザクラが一面に咲く




ところがところがです。この登りは半端でなくきつい登りだったのです。急登というのではなく、疲れきった重い足を一歩一歩持ち上げる感じで、最後の力を振り絞ってあえぎながらの登りなのです。。蓮華温泉の建物がみえ、砂利道の林道になってほっとするが、この砂利道がほんの少しの上り坂、、、これもいやらしいだらだら登りでようやく1時半にたどり着きました。。蓮華温泉は3つの無料露天風呂があるというが、混浴らしいので今回はパス、











ハクサンコザクラ群生














ここは一般客が来る温泉、昨日の小屋のご主人とは打って変わって、事務的な受付のおじさんに荷物は外に置いてと言われ、温泉なのに休憩するところもなく、荷物の整理もできないジャンとむっとするが仕方がない、雨が降ったらどうするのかなー・・・温泉は食堂の中を通って行く。これって何か食べさせようってこんたん?それにしては、カレーとうどんとだけだったかな、おそばが食べたかったのに・・・・


下山後の温泉はいつもばたばただけど、今回はゆっくりと入ることができて、さっぱりできた。
帰りのバスには、5人、朝日小屋からの人は誰も乗っていない、何人かは蓮華温泉に泊るようだ、バスの時間を気にしていた人がいたので、タクシーでも利用したのかもしれない。












シナノキンバイ群生





蓮華温泉から糸魚川まで1時間半、行く前にネットで調べて、糸魚川から直江津乗り換えで、長岡へ出て新幹線で東京と思っていたら、ほくほく線で、糸魚川からほくほく線で越後湯沢へでて、新幹線に乗換えという。東京着の時間が同じ新幹線に乗るのにわざわざ遠回りして長岡まで行くことはないといわれて、なるほどそういうことだったのか・・と


長い長い3日間も無事に終了することができたのでした。



リピーターが多い山という雪倉岳~朝日岳

遠い遠い山で辛いこともあったけど、

himekyonもまた行ってみたい山になりました。



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Last updated  2016/02/07 07:03:49 PM
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