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2014/01/25
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カテゴリ: 各駅停車の旅



12月30日 4日目


大分県臼杵駅で途中下車 城下町を散策した後、バスで臼杵石仏群へ行くことができました。

列車の時間まで1時間半、間に合うかどうか微妙な時間です

バスの運転手さんはあまり親切ではなく、帰りのことは石仏の案内所で聞いてと教えてはくれ

ませんでした。

廻るのに1時間くらいかかると聞いてきましたが、

入場券発売所の人に聞くと30分あれば回れますよと言われ急いで入ります

















平安時代後期から鎌倉時代にかけて彫られたものといわれていますが

誰がどんな目的で造ったかはっきりとしたことはわかっていないそうです

昔から民話としての伝説が伝えられているそうです

都に醜い痣の姫がいて、仏のお告げでこの地の炭焼き小五郎のもとへ嫁いできて

富を得て真名野長者になり女の子般若姫が生まれ、都にまで聞こえる美しい娘に成長して

結婚したが、その相手がのちの用明天皇だったことがわかり

都へ帰るときに身重の姫に男の子だったら世継ぎに、

女の子だったら炭焼き小五郎の後継ぎとして村において都へくるようにと伝えて

去ったのちに女の子を産んだ姫は子を置いて都へ旅立ったが

嵐に遭い周防の国で息を引き取ったそうです。

娘を失った長者夫婦は、娘の供養にと中国へ黄金を送り

お礼に中国からやってきた蓮城法師に満月寺を建立して住まわせ、磨崖仏を彫らせたといわれ

ています

伝説でありながら、姫が都へ行く途中立ち寄った大分の島には姫島という名前が

周防の国にも姫の伝説が残っているそうな











道順に沿って見学です

ホキ石仏第二群岩屋

石仏は覆屋という建物の中にあるようです








ホキ石仏第二群

九品の弥陀像

小さめの九体の阿弥陀像が掘られている

平安時代末期ごろの作と言われているそうです



ホキってなんだろう?

「岸險」がけという意味の地名だそうです











九品の弥陀像(ホキ石仏第二群第二龕)


小さな仏像9体が並んでいます

龕ってなんだろう?

断崖などを彫って仏像などを安置するところだそうです












阿弥陀三尊像(ホキ石仏第二群第一龕)

平安時代後期ごろの作だそうです

臼杵石仏群の中で最も優れた石仏の一つだそうです











礎石

鎌倉時代に掛けられていた建物の礎

今掛けられている覆屋の建設中に発見されたそうです










観音の水

底に姫の像が祀られて、長寿、夫婦円満の水といわいるそうですが、飲料不可












ホキ石仏第二群から階段を上がってホキ石仏第一群へ









地蔵十王像

中央が地蔵菩薩で、錫杖を持たずに右足を座して左足を立てている

古い様式だそうで、左右に十王像が並んでいます

鎌倉時代の作だそうです

鮮やかな色が残っているのが凄いですね



十王ってどんな王様だろう?

生前の行いによって、地獄へ落としたりする審判をする王で

閻魔大王もその一人だそうです








如来三尊像(ホキ石仏群第一龕)

中尊が釈迦如来像

平安末期の作だそうです

















如来三尊像(ホキ石仏第一群第三龕)

中尊に金剛界大日如来、右が釈迦如来、左が阿弥陀如来

平安末期の作だそうです


台座に願文や経巻を納める円や四角の穴があります

平安末期ごろ作














如来三尊像(ホキ石仏第一群第一龕)

阿弥陀如来

平安末期ごろ作












ホキ石仏群第一群上屋

山王山石仏群から俯瞰










ミヤマフユイチゴ(深山冬苺)

参道の途中には赤い実がたくさんありました

















ハナミョウガ(花茗荷)の実














マムシグサ(蝮草)の仲間の実












野生種のセンリョウ(千両)のようです

一両、十両、万両は野生のものはよく見かけますが、千両は庭木としてはみても

なかなか野生種にはお目にかかれません

臼杵にはまだ手つかずの広葉樹林の森が残り、シイノキの原生林も残っているそうです











南天の実










山王山石仏

中尊が釈迦如来坐像 右が薬師如来像 左が阿弥陀如来像










如来坐像











日吉社鳥居











日吉社








山を約半周したところに古薗石仏があります






修復前





この画像を見たことがある方もいらっしゃることでしょう

仏頭が落ちたままの状態で公開していた頃の写真です

平成5年に修復されたそうです






修復後











古園石仏

風化した?壊されたままの仏像








古薗石仏






































バスの時間が気になって、石仏群をみてから石仏公園の向かいにある、石仏史跡はカットしてバス停まで戻りました。

バス停には来る時に乗っていたおばあさんとまた一緒になり、旅の話などをして待ちました。由布院に行く話をしたら、由布院よりも臼杵のほうがいいところだよ。今度はゆっくりおいでねって・・

バスの時間が来てもバスがきません。大分から来るバスと臼杵駅から来るバスがあり、この時間は大分からのバスでよく遅れるそうで、11時41分の電車に乗るのに間に合わないと困ると話をすると、10分ほど遅れて到着しました。おばあさんが運転手さんに、電車の時間に間に合わないから急いで走ってやってやと話をしてくれました、ところがこのバスは、駅まで行かないバスらしいのです。一番近いバス停から駅まで5分はかかるそうで、一つ手前の駅のほうが近いよって教えてくれたけど、ザックを駅のロッカーに預けてきてしまって、途中で降りることもできず・・・信号に一番近いところに止めるからがんばって走ってくださいね。と運転手さんも親切にバスを止めてくれました。

ハアハアゼーゼー、息が苦しかったけど、必死に走って、走ってロッカーから荷物を取り出して改札へ行くと列車が止まっていました。階段を駆け上り、ぎりぎりセーフ、無事に乗ることができました。
おばあさん、運転手さんありがとうございました。


由布院へ







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Last updated  2014/05/21 07:05:59 AM
コメント(10) | コメントを書く


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こんばんは! (*^_^*)   
最後、電車に間に合うのか? ハラハラドキドキ・・・・よ・か・っ・た・!
大分臼杵石仏群は、まだ実物を見たことがありませんでした。
こうしてお写真でも見れて良かった! ( ^ _ - ) - ☆
(2014/01/26 01:29:43 AM)

Re:青春18切符で九州一周ひとり旅日記18 大分県臼杵石仏群(01/25)  
国宝の石仏だけあって素晴らしいですね。
これだけのもの今もちゃんと残っているというのは不思議ですね。
それにして綱渡りの旅行ですね。
(2014/01/26 08:22:06 AM)

Re:青春18切符で九州一周ひとり旅日記18 大分県臼杵石仏群(01/25)  
チャメ婆 さん
おはようございます。
ホキ石仏第一群は彩色のようですが・・・見事な石仏群ですね、昔話の言い伝えも興味があります、
風化したり壊された石仏もある様ですが、保存に力を入れているのですね、見てみたいな、と思います。
門司の名前がわからなかった赤煉瓦のビル、門司港ホテルなのですね、教えて下さってありがとうございます、名前を入れました。  (2014/01/26 09:59:34 AM)

Re:青春18切符で九州一周ひとり旅日記18 大分県臼杵石仏群(01/25)  
>鬼火焼き
私の両親の実家は福岡県で正月に行くとよく鬼火焼きをしていました。

>噴煙があがると、降灰が凄くて洗濯物は外に干せず、大変な思いをしているそうですが
鹿児島に住む従妹も大変と言っていました。

>女優の吉永小百合さんは子供のころの一時期、お父さんの実家でおばあさんと暮らした
>野球の川崎宗則選手とかもこの重富の出身
へえ、文化的には結構メジャーな所なんですね?


>別れはセンチになりますね
>夕暮れが物悲しくなります
こんな夕暮れを見たら何もなくてもセンチになります。

>大友氏の時代に辻井という家臣の屋敷
大友氏と言えば、私の尊敬する立花道雪(戸次鑑連)がいました。

>美濃の斉藤道三の流れをくむ斉藤家も移り住んだそうです
>春日局がお福と言われていた頃、夫と別れて不遇の時代に斉藤家が引き取ってここに住まわせ
お福は猛将斉藤利三の娘でしたね?

>周防の国にも姫の伝説が残っているそうな
山口市に姫山があり、その山が見える範囲では美人は生まれないという呪いがあるとか。姫の伝説も色々ですね?

>十王ってどんな王様だろう?
>生前の行いによって、地獄へ落としたりする審判をする王で
>閻魔大王もその一人だそうです
閻魔大王って、地獄の裁判官の一人だったんですね?そりゃ一人じゃ寝食できませんものね?

(2014/01/26 05:33:57 PM)

Re:青春18切符で九州一周ひとり旅日記18 大分県臼杵石仏群  
だいちゃんさんへ さん
車の移動とは違い、時間の制約があります、ギリギリで行ったので最悪タクシー利用すればと思ったら、タクシーは常駐しているわけではありませんでした、でも間に合ってよかったです間に合わなかったら、湯布院は通過のみになったと思います (2014/01/26 07:04:13 PM)

Re:青春18切符で九州一周ひとり旅日記18 大分県臼杵石仏群  
カンちゃんさんへ さん
平安から鎌倉にかけての石仏、残っているというのがすごいですね (2014/01/26 07:07:36 PM)

Re:青春18切符で九州一周ひとり旅日記18 大分県臼杵石仏群  
チャメさんへ さん
平安時代の彩色が残っているのには驚きました、昔の人はすごいですね、
門司港には泊まりましたので滞在時間は長いですが、観光した時間は、あまり変わらないですね
門司港ホテルに泊まって朝早く明るい門司港も見てみたいと思いましたが、九州は夜明けが遅いので、駅から離れた昼食付きで大浴場のあるルートインにしました、部屋が海峡側だったら泊まろうと思いましたけど山側でしたので (2014/01/26 07:22:18 PM)

Re:青春18切符で九州一周ひとり旅日記18 大分県臼杵石仏群(01/25)  
マックス爺  さん
今晩は~!!

この石仏の写真も凄いですね。
これだけのものを見たのは初めてです。
首が落ちたのは特に有名で、私も見たことが
あります。でも首が繋がっていたと思います。

多分私が見た写真はかなり前のものなので、
首が落ちる前のものだったんでしょうかねえ? (2014/01/26 07:37:57 PM)

Re:青春18切符で九州一周ひとり旅日記18 大分県臼杵石仏群  
マスPさんへ さん
九州は鬼火焼きというのでしょうか、先日テレビでも桜島の降灰のことテレビでも放送してました、日本中に降るそうですね、鹿児島市内では道路封鎖もあるそうで大変ですね、同行しHさんが、重富の地元に住んでいるのに知らないことばかりと言っていましたが、吉永小百合さんのことは知っていましたよ、川崎選手のことは帰ってから知ったことで話題にはなりませんでした、同じ空でも朝日と夕日は全然違いますね、夕日はやっぱり物悲しいです、立花道雪は大友氏の家臣だったそうですね、マスタPさんは小説を書く人だから歴史にも精通しているのですね、お福の父が斉藤利三、明智光秀と本能寺の変を企てた、斉藤利三は斉藤道三とは流れが違うそうですね、姫伝説は、母親の真名長者の妻は見にくい痣があって都から臼杵の炭焼き小五郎に嫁いできたという伝説でその娘である般若姫は美人だったそうです、姫が山口で遭難して亡くなったそうなのでそのせいで伝説が生まれたのかも知れませんね、ちなみに臼杵の石仏の近くに化粧井戸というのがあり、その井戸で顔を洗って痣が治るという伝説があるそうです、
閻魔大王の他に9人もいてそれぞれに役割があるなんて初めて知りましたよ (2014/01/27 02:54:12 PM)

Re:青春18切符で九州一周ひとり旅日記18 大分県臼杵石仏群  
マックスさんへ さん
修復は平成5年だったそうです、20年前ということですね、石仏があることは知ってはいましたが、歴史的なことはわかりませんので、実際にみて勉強です、これが平安時代から鎌倉時代に造られたということがすごいと思いました、 (2014/01/28 01:14:30 PM)

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