himekyonの部屋

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2017/11/05
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カテゴリ: 栃木の四季
初めて参加した渡良瀬遊水地 植物観察会の続きです。

ほぼ毎月開催されているようですが、今回ネット検索で初めて知りましたので
さっそく申し込み参加しましたが、今年最後の観察会でした。
花の時期が終わり、草木の種の観察会でしたが知らないことばかり、楽しい2時間でした。
観察会1

PB020018.jpg
 今年、大群生になった ワタラセツリフネソウ (渡良瀬釣舟草)のはじけた実
ちょっと手が触れたらはじけてバネのようにくるっと丸くなりました。 
DSC_9884-1.jpg
 ホウセンカの実と同じようなはじけ方をします。
自らはじけて種を遠くに飛ばします。
右のほうに付いているのが実です。
PB020017.jpg

はじけた実の中に種が2ケ入っていました。
黒いのは熟していますが、もう一つはまだ青かったです。
自然にはじけるときは完全に熟してからなのでしょうね。
来年も大群生になるでしょうか、毎年同じ場所に群生するとは限らないようです。

DSC_9881.jpg


枯れたワタラセツリフネソウの間から
マイヅルテンナンショウ(舞鶴天南星)の真っ赤な実が出てきています。
夏の間は埋もれて見えなかったのですね。それでも負けずに実になっていました。




DSC_9890.jpg
別なところにもマイヅルテンナンショウの実がありました。
自ら落ちて発芽したり、鳥たちが食べて運んだり。
実は有毒ですが、鳥たちには影響はないのでしょうね。
PB020013.jpg
 フジバカマ(藤袴)の種
風に吹かれて飛ぶように綿毛が付いています。
先生から近づくといい香りがしませんか?と 
えっ?いつものことながらhimekyonは五感を駆使して観察することができません。
クマリンという香り物質を含んでいて、 生乾きの状態が よく香るそうで
中国では、浴用に利用しているそうです。
PB020015.jpg
フジバカマは絶滅危惧2類
中国原産の帰化植物と考えられていたようですが、
万葉集の秋の七草にあり、もともと日本にあったものとの説が有効に
在来種は、河川敷などに自生するため、開発や河川改修などで生育地が減ってしまい
京都では絶滅寸前とか、去年京都へ行ったとき、
あちらこちらの民家の玄関先にフジバカマを育てていましたが、
「フジバカマを守る会」のような札があったような・・・
園芸種で売られているものはほとんどが中国からの移入種とのこと
ヨシとオギの違い
広大な渡良瀬遊水地は、ほぼ一面にヨシで覆われています。
DSC_9897.jpg

ヨシ(葦)
万葉集以前はアシと呼ばれていたのが「悪し」に通じることから嫌われ、
ヨシと呼ばれるようになったそうです。 
葉は互生して、背丈が1.5m~3mほどになり、ヨシズの原料になります。
昔から良質のヨシズ(葦簀)が生産されていましたが
今は中国から輸入した安いヨシズやビニール製品に押されて
栃木県では1軒だけになってしまったそうです。
3月になると渡良瀬遊水地ではヨシ焼きがありますが、
病害虫を防ぎ、良質なヨシズ生産のために始まったものが伝統行事になったそうです。


DSC_9895.jpg



DSC_9901.jpg


DSC_9918-1.jpg
オギ(荻)
ススキに似ているが、湿地を好み
茎が少し楕円形になっています。
PB020019.jpg
 オギの種
風で飛ぶように綿毛がついています。

DSC_9906-1.jpg
セイタカアワダチソウ(背高泡立草)
北アメリカ原産で観賞用に輸入されたものが野生化したもの
種と地下茎 で増えるので、大群生することが多い。
先生が持っているのはセイタカアワダチソウの地下茎



DSC_9908.jpg
地下茎の全体に根がはっていて、根の脇からいくつも芽が伸びてマット状に広がり、
地下茎が途中で切れても根の脇から どんどん芽がでてくるので
草刈りをしても 根を抜いても地下茎が残っていれば 根絶は難しいそうです。
セイタカアワダチソウは乾燥に強い植物だけど湿ったところでは育たないので
渡良瀬遊水地は湿地のため、道路に近い一部の乾燥したところに群生していますが
遊水地全体に群生することはないようです。



DSC_9911.jpg

地下茎の先に2つの芽が見えます。


DSC_9912.jpg
セイタカアワダチソウの花が終わると実になり、種からも増えます。


DSC_9916.jpg

先日の台風で倒れた旧谷中村役場跡近くの桑の木
これだけ太い桑の木は滅多にないほどだったそうです。 
渡良瀬遊水地は栃木県下都賀郡旧谷中村を強制移住させ廃村にして成り立っています。



ひとりでは知らないで通り過ぎてしまうようなことを
先生の説明に興味深く聞き入った2時間の観察会でした。

また来年、機会があったら参加したいと思います。




























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Last updated  2017/11/06 10:29:20 PM
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