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五味川順平を持ち出すなどと、「古いなぁ」と指摘されそうであるが、中国の反日暴動を報道等で見聞きしつつ、そもそも満州事変以後の日中の戦争とは何だったのかを考えるとき、「映画:戦争と人間」はいろいろな示唆を与えてくれる。 この映画「戦争と人間」は、五味川小説を映画化したもので、日活史上最大規模、あるいは日本映画史上空前絶後のスケールである。あの石原裕次郎でさえ「ちょい役」で、当時の大物俳優はほとんど総出演していることからでも分かる。もっとも娯楽作品としても十分楽しめる訳だ。この映画で描かれている日中戦争前夜の日本国内は、アメリカ発の世界恐慌によって空前の不景気に陥っているありさまだ。その当時の不景気というものは、もう想像を絶するものだ。東北地方の農村では、若い娘さんが奉公に出されたり人身売買を強要される。都市部では労働争議が頻発し、公安警察は「労働者階級」に少しでも同情的な言動を行っただけで「アカ」とみなして逮捕・拘禁しようとする。あらゆる混乱から、もはや中国へ進出しなければ食ってもいけないという状況に、財閥の思惑と軍部の思惑が一致し、あらゆる策謀が繰り広げられていくのだ。 日本の一般国民が、もう目を覆いたくなる貧困に陥っている点、貧困からくる無教養が、時の政府の方針を無批判に受け入れさせている点(国民の選挙でヒトラーが政権を獲得したことと大きな隔たりを感じる)、中国国内がほぼ無政府状態で、在外邦人の権益を守るためには軍隊を駐留させなければならなかった点等など、複雑に絡み合う各種の要因が悲惨な日中戦争を生んだことが分かってくる。やっかいなのは、様々な要因があるだけにその一つの要因を無視したり軽視したりすれば、歴史の評価が全く違ってくることだ。 ちなみに五味川は、「歴史は今の自分たちを反映する」とも述べている。歴史とは、自己を正当化するための手段としての科学であるらしい。何か変な気もするが・・・。あまりにも長い映画なので、見終わるまでに「何年もかかった」ぐらい。
2005.04.23
シスアドを受けにいって来た。趣味でパソコンをやってることが「シスアド」という発想につながったのだが、これは難しかった・・・。 試験は午前問題と午後問題に分かれる。午前問題については、コンピュータ・インターネット・業務全般にわたる基礎知識が問われる。択一問題が80問あって、それを2時間30分で解く。過去問題では「楽勝か?」と思われたが、どうしてどうして、時間ぴったりにやっと終わったのだった。 懸念しているのは午後問題だ。午後問題は7問ある。給与計算だの、売上表の作成だの、何かの例題が出てきて「どう業務を改善していくか」という問題解決能力がためされる。短い時間に問題を読み、問いに答えていかねばならないので、単純な知識を問う問題でないのが苦しい。 「苦しい」と自分で分かっていることからも明らかなのだが、自分のこれまでやってきた勉強(社労士だのFPだの・・・)は、とにかく知識を問う「社会科のお勉強」であった。つまり知ってるかどうかの問題だった。シスアドを受けて感じたのは、問題解決能力という実践的な能力に乏しいということだ。 だからこそ!自分は努力せねばならないのだろう・・・。国語力や数学力、極端な話「IQ」が低い訳で、それをどう克服するかを考えなければならない。 今後の作戦?おそらく「シスアド」は来期も受けなければならないだろうから、引き続き取り組みを進めるしかない。それと「ビジネス実務法務」、去年受けた3級があまりにも簡単過ぎたので、2級に上げようと思っている。ビジネス実務法務こそ「とにかく知識が問われる」分野、得意分野にしていきたい。
2005.04.17
どうしてもやらねばならない運転免許の更新のために、警察署へ行ってきた。雑然とした雰囲気は5年前と何も変わっていない。窓口の婦警さんが「婦警さん」と分かるまでに数秒間を必要とせねばならなかったことに、いかにテレビの刑事ドラマが現実離れしたものであるかを思い知った。視力検査に自信がなくて適当にやり過ごした感があったが、婦警さんは「合格でーす」の一声。何なく手続きも終了した。逮捕しちゃうぞ SECOND SEASON(8)【BCBA-928】 =>20%OFF!《発売日:02/02/25》 もう一つ、どうしても店舗まで直接来てくださいと言われたのが「東京三菱VISAカード」の手続きであった。要は「手のひら認証を取るため」である。警察署の帰りに三菱銀行へ行ってきた。 ご承知のとおり、キャッシュカードによる犯罪が後を絶たない現在、従前のキャッシュカードに代わる新たな商品としてICチップを搭載した新カードを各銀行は投入している。東京三菱VISAカードは、手のひらの静脈で認証を取る、という方式のカードである。最初に投入したカードは、年会費約1万円という敷居の高いものだったが、情勢を反映して「年会費無料」のカードを出した。無料である反面、補償金額500万円という制限がある。私はこれで十分であるが・・・。 銀行の窓口では、やはり手のひらをあてる機械を出して何回も手をかざした。行員さんはマニュアルで確認しながら、機械の読み取り状況を確認している。行員さんの感じからして、このカードを申し込んだ人は少ないように見えた。それはやはり「使い勝手が悪い」からだろう。銀行店舗以外の引き出しは全てクレジット対応になってしまう。便利さの裏返しがキャッシュカード犯罪である訳で、安全を得るためには便利でなくしてしまう必要があるのだ。 行員さんの表情からきちっと認証できてるのか不安だったが、ATMでご自身で一回試してください、と言われたのでやってみる。残高照会を試みたところ、動作確認はOKだった。 キャッシュカード犯罪を撲滅するため、一人でも多くの人が、何らかの行動を取ることでそれへの抑止力になると考えている。詐欺の手口 現代ニッポン ( 著者: | 出版社: 宝島社 )
2005.04.14
ミニ株・投資信託・外貨MMFに分散投資する我が「相模太郎ファンド」の3月の運用成績は、ドル安の修正で評価損が全面解消するに至った。基準価格10005円。1万円超えは久しぶりでもある。○プラスに貢献した部門・ミニ株 ソニーは、ストリンガー氏のCEO起用で構造改革が進むとの思惑から堅調に推移した。3700円近辺でもたついていた株価は一気に4千円台に乗せた。バイオを愛用し、CDデッキもMDデッキもソニーで固めている筆者としては、今後も応援したいところ。SONY PCVHX51B5デスクトップPC<パソコン/デスクトップ>ソニー PCV-HX51B5・投資信託 フィデリティ欧州中小株A:ロンドンFT100は、5千の大台から転げ落ちたものの、ファンドはまずますの状況。中小株投信は、ファンドマネージャーの腕が頼み。 三菱外国債券オープン:ユーロの組み入れ比率が多いためか、堅調だった。・外貨MMF 米ドルMMF:ドル円は、103近辺でもたついていたが、3月下旬からこのところ107前半まで持ち直した。評価損を大量に抱えているのでちょっとのドル高でも助かる。また、政策金利も再び上げたことにより、分配金も増えた。日本MMFでは有り得ない利率であり、それが欲しいなら為替リスクを取れというのが現実。○マイナスに作用した部門・ミニ株 京セラ:京セラブランドによるデジカメ撤退を発表し、事業再構築に取り組んでいるものの、ハイテク全般が弱いので足を引っ張った。ちなみに筆者は京ポンの愛用者。デジカメも京セラ愛用者(会社の先輩から譲ってもらいました。両親が喜んで使ってます)。《送料無料》京セラ Finecam SL300R(パールホワイト) [FINECAMSL300R W]【お取り寄せ】【楽天ブックス】京ぽんマニアックス! 使いこなし裏マニュアル 野村HD:今年から新たに銘柄に加えた。北尾が野村で大きな面していれば絶対買わなかったかも。(北尾という男は客に頭を下げたことがあるのかな?)実は野村は単元が小さいのでミニ株ではなく単元株になってしまっている。マイナスになったのは短期的なブレのため。配当もいいので長期保有の方針。・投資信託 フィデリティハイイールドファンド:米政策金利の上昇で米債券は弱いのだが、金利との相関が少ないのがハイイールド社債の特徴。ただし不適格社債市場は買われすぎの観測も飛び出し、少し下げている。・外貨MMF マイナス作用は特になし。
2005.04.02
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