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ボルドー甘口ワインの最高峰に立つシャトー・ディケムの1860年から2003年までにわたる135本のヴィンテージワインが77万5千ポンド(約1億8千万円)というかつてない高値で、英国で取引されたそうだ。歴史を生き続けたワインへの評価なんだろうか。少なくても私の命より、高い…
December 26, 2006
日本じゃ絶対考えられない事なんですが、フランスでワインを学校のカリキュラムに導入する事を検討。 ワイン消費の減少に歯止めをかけようと、フランスの与党、国民運動連合(UMP)がワイン学習を小学校のカリキュラムに盛り込む計画を練っている。 フランスでは1961年に1人当たり126リットルのワインを消費していたが、近年はそれが半分の60リットル以下にまで減少している。この傾向は若者に顕著で、25歳以下でワインを飲む習慣のある消費者は10%以下という統計もある。このため、ワインの歴史、ワイン造りなどを授業で教えようというアイデアが持ち上がった。(12月12日 読売新聞)日本でも、三倍醸造なんかで地に落ちてしまった日本酒を正しく理解する為に小学校のカリキュラムに盛り込むとか、日本の粋を学ぶ為にお座敷遊びの伝統を伝えるカリキュラムとか、検討してみたらどうでしょう。 ←励みになるので、クリックお願いします。
December 13, 2006
昨日は品川の芸者さん総あげのお座敷でした。屋形船→お寿司屋さん→寄席(こちらは時間の都合により中座)のフルコースでしたので、ワイン抜き。そういえばこのところ、ワインを飲んでいません。たった数日間の事だと思うのですが、過去数年にさかのぼってもそんな事はまれなので、不思議な感じです。とかなんとか言っておきながら…。金曜には飲んでいますねえ。居酒屋さんでハウスワインのカリテラ カベルネ・ソーヴィニヨン。私も連れもグラスで2杯頂きました。グレードアップしたカリテラを飲むのは初めて。先日、この日記にカリテラのリニューアルの話を書いたばかりだし、興味津津。ブラックベリー、煮詰めた苺ジャム、ヴァニラ、スパイスの香りに変わりないものの、甘味に厚みが加わったような感じ。ふ~~~~~ん。といったところだったのですが、一緒にワインをいただいた連れが二時間後、頭が痛いと言い出す。あたし、何ともないけど…。頭痛を訴えた友人は過去何度もカリテラを頂いていて、このような事を言った事はないので、どうかなあと思うのです。このところ仕事でお疲れ気味のようでしたから、そのせいかもしれませんし、リニューアルされたカリテラに原因があるとは今のところ断定出来ません。近いうちにこの友人にもう一度カリテラを飲ませて反応を見たいと思います(?_?) ←励みになるので、クリックお願いします。
November 12, 2006
チリワイン、カリテラがパッケージと中身をリュニーアル。従来の「カリテラ(ヴァラエタル)」と「カリテラ・レセルヴァ」シリーズの中身を充実させ、それぞれ、「カリテラ・レセルヴァ」と「カリテラ・トリビュート」シリーズにアップグレードする。使用するブドウを主に自社畑産に切り替え、面積当たりのブドウ収量を2、3割削減。また、ほとんどのアイテムで樽熟成の期間を延長し、樽使用比率を上げた。居酒屋さんや大衆的なお寿司屋さん、コンビニでも見る事の多いカリテラ。こういうワイン消費の底辺を支えるワインのクオリティが上がるのは喜ばしい事だと思う。早く飲んでみたいな。 ←励みになるので、クリックお願いします。
November 9, 2006
EUはワイン醸造でオークチップの使用を認可したが、フランスはこれを禁止、制限する方向で動いている。国立原産地名称研究所(INAO)の発表などによると、INAOは460以上のAOCワインについて、オークチップの使用を原則禁止するよう政府に提案した。オークチップの使用がAOCワインのイメージを損ない、ワインとテロワールの関係をわかりにくくすることなどが理由。ただ、フランス南部のラングドック地方などでは、新世界ワインに対抗するため、低コストでオークの香りと複雑性を付加できるオークチップの導入を望む声もある。(2006年10月26日読売新聞)新樽大好きなワイン評論家が世界のワインの価格を動かしているからだろうか?20年程前、カリフォルニアのワインメーカーがオークチップを使い、「人工のフレイバーは一切使っていないんですよ。」と誇らし気に言うのを聞き、頭が痛くなる思いがしたが、オークチップの使用は今や世界の常識となった。昨日の非常識は今日の常識。スクリューキャップもまたしかり。液漏れしないスクリューキャップの開発も進み、ニューワールドからだんだんと広がりを見せている。3000円を越えるような価格帯のワインでもスクリューキャップが珍しくない。余談だが、このスクリューキャップ、意外なところで、これに困っている人たちがいる。ワインをサーブする事を専門に仕事をしている人。ソムリエ。どうにも格好がつかないのだ。日本を代表する某ソムリエ氏は数十本のスクリューキャップワインを相手に片手で開栓する技を身につけたそうだが…。 ←励みになるので、クリックお願いします。
November 7, 2006
高級ワインの競売会。1945年の仏ブルゴーニュのロマネコンティが760万円で売れた。収益の一部は難病の子供たちを支援するボランティア団体に寄付される。(2日 東京・六本木)(時事通信社)そのロマネコンティはどうなるのだろうか?飲むの?
November 3, 2006
先日、新しくなった東急東横店の酒売場を通りかかると、ディスプレイ替え作業中。ちょっと覗いてみると、なにやら斬新なデザインの物体発見。そこにあったものはヴーヴ・クリコレアヴィンテージ・セラーボックス。モダンなデザインのギフトボックスは、光や温度変化からボトルを守る高機能な逸品。沢山買ってスタッキングしてね、と言わんばかりのこのルックス。やられた…。不要だと判っていても欲しくなる。やっぱ、ルイ・ヴィトンだ。 クリコ・トラヴェラー内側は保冷用ネオプレン素材のインナーが付いているので、冷やしておいたイエローラベル(形が大体同じようなものなら結構他の物でも入る)を入れれば、2時間までは飲み頃の温度に保つことができ、グラスもインナーがしっかりとキープ。歌舞伎座の桟敷席に持ち込み、お大尽気分での観劇を夢見て購入。未だ出番なし。意外と大きくて保管場所に悩むまま、現在に至る。 クリコ・アイスジャケットどこに持っていっても、飲み頃の温度のままに2時間キープ。トラヴェラーの大きさにくじけて、これなら使えると思って購入。これのピンクヴァージョンとでもいうべき、ヴーヴ・クリコのロゼ・シャンパーニュ「ローズラベル」をおしゃれに冷やすクーラーバッグ「クリコ・アイスジャケット ローズラベル」がヴーヴ・クリコ・ジャパンが12月に発売される。これも欲しい。でも実際、どこで使うのか?リゾートにでも出掛けない限り用無しである。アイスジャケット、未だ出番なし。 モエ・エ・シャンドン ブリュットアンペリアルツイングラスモエが復刻させたクリスタルポンポングラスのツインセット。エレガントなグラスに実用性は全くない。仕舞いっぱなしで出番なし。 モエ・エ・シャンドン・ロゼ手提げクーラー さすがにこれは使うだろうと思われた、保冷機能付き持ち歩きバック。ところが、全然使わないんだな、これが。これに入れて出掛けたら、空のこのバックを持ち帰るの面倒ねって思ってしまう。丸めてバックに仕舞えるくらい嵩張らない保冷ワインバッグ1本用の方が便利。で、ロゼ手提げクーラーも仕舞いっぱなしで出番無し。 更なる無用の長物。モエ・エ・シャドン ロゼ・フラワー。 書いてて空しくなって来た…。こういうのって、あたしだけ? ←励みになるので、クリックお願いします。
November 1, 2006
家庭料理とデイリーワインというこのブログの趣旨から外れてしまうのですが、あまりに美味しかったので、皆さんに知って頂きたいと思い、こちらでご紹介。MOVIA Puro Rose 99 モヴィア ピュアロゼ モヴィアはイタリアの北の端、スロヴェニア国境に面するフリウリ丘で最も陽の当たる肥沃な低地で、畑の雑草もすべて手作業で取り除かれるというように、惜しみない手間と愛情を注いで造られています。年間、赤・白、60,000ボトルしか生産できないワインであり、地元スロヴェニアでも高級レストランやホテルでしか飲むことができないワイン。日本へは株式会社ラネットが輸入していますが、こちらはどうやらワイン専門のインポーターさんではないようで、販売経路の確保できないのか、残念ながらショップで見かけることはまずありません。そんなMOVIAの中でも一番扱いにくく、ひときわ美味しいPuroRose(ピノノワール100% 私が頂いたヴィンテージは'99)。泡ものでは珍しい濁りもの(?)。デコルジュマンをしてないわけではないのでしょうが、完全に澱を取り除いてはいないのでしょうね。そのせいかシュワーッと元気良く吹く吹く。これでクレームが出るのを嫌がり酒販店さんやレストランでは置きたがらないので、そうでなくてもなかなかお目にかかれないMOVIAなのに、ますます入手が困難になるという悲しい現実に直面することになります。これを抜栓するのは非常に骨の折れる作業。勢いが収まるまでひたすらコルクを押さえ続けなければなりません。色合いはややオレンジ掛かった桃色。イチゴや桃の甘い香りとともに、白いマッシュルームやイースト香、ミネラルを感じさせる。アタックは泡ものとは思えない強さ。アーモンドやクルミのような心地よい苦みと、さくらんぼや桃、ベリーの豊かな果実味。ネクターのような凝縮した厚みと旨味を感じさせる。時間が経つと舞い上がったブドウの名残がグラスに残る。余韻は長い。プロシュット、レーバーのムースなどコクのあるものと合う。もし、この泡に出会ったら、試してみてください。くれぐれも抜栓は慎重に。大事なワインの1/3~1/2を失うことになりますよ。 ←励みになるので、クリックお願いします。
October 29, 2006
ケンダル ジャクソン コラージュ カベルネ ソーヴィニヨン シラーズ 2003 Kendall-Jackson Collage Cabernet Sauvignon-Shiraz アメリカ カリフォルニア州 / カベルネ ソーヴィニヨン60%、シラーズ40%濃いガーネット。黒いベリーと樽由来らしいバニラの甘い香り。飲んでみると豊かな果実味の中にチョコレートやスパイスの風味も感じられる。メーカーや酒販店ではグリルやローストした肉料理との相性が良いと奨めているが、私は中華向きだと思う。豚の角煮(たっぷりカラシを添えて)、エビのチリソース煮、青椒肉絲など味付けのしっかりした、スパイシーでありながらちょっと甘味の感じられるコクのあるお料理向き。甘いのだ。ヴィンテージがヨーロッパでは熱波で死人も出たほど暑かった2003年だからか?でも、ワインが悪い訳ではない。ただ、料理との相性が悪すぎた。何しろ今日はFINCA Las Higueras Blanco 2005~フィンカ ラス イゲラス ブランコのつもりだった。(このワインについての私の感想はこちらの日記を参照)ボトル1/3程残っていたので、これで充分とこのワインに合わせたメニュー。ところが食事の支度が出来たところに、突然友人の襲撃。予定が大幅に狂い、どれも合わなさすぎるとさんざん迷った挙げ句、適当なものがなくて、4本セットで購入したケンダル ジャクソンコラージュのうちの1本を抜栓。これで合うはずがない。白が冷えていたら…。面倒がって氷水で冷やすタイプのワインクーラーを持っていない私が悪いのだと反省。だって、収納場所が無いんですもの。バック式のを買おうかと真剣に検討中。 本日のお献立 ・タプナードをサンドしたパン ・ホワイトアスパラのハーブ風味スクランブルエッグソース ・グリルした舞茸、ガーリック風味のオリーブオイルとパルミジャーノで ・アンチョビ入りバゲット サーモンのムース添え ・キャベツと生ハムのバター煮 ・小エビと小柱のフリット フィンカ ラス イゲラス ブランコとの相性はバッチリでした。
October 27, 2006
シャトー・メルシャン 甲州きいろ香 2005 koshu 2005 乙酉 アルガブランカ ヴィニャル イセハラ2005 いずれも甲州種100%日本のワインを飲みたいと思い続けていたら、その機会が天から降ってきました!?アルガブランカ ヴィニャル イセハラ2005、色は淡い黄色。かすかな気泡あり。はちみつ、白桃、ドライハーブの香り。軽やかな口当たりで梨やリンゴのような微妙な甘さと軽やかな酸味がバランス良い味わい。ソーヴィニヨン・koshu 2005 乙酉。色はごく淡い緑。りんごや梨、さくらんぼのような香りの中に、何故かもろみや麹の香り。浦霞や神亀みたいな香り。何故ワインからこの香りが?14人程でテイスティングしたのですが、私の意見に同意してくれた人数名(あ~確かに、と)。シャトー・メルシャン 甲州きいろ香2005こちらもかすかな緑色だが、koshu 2005 乙酉より微妙に黄色寄り。グレープフルーツの香りを強く感じる。他に洋梨、ライム、青リンゴ。白い花の香り。ミネラルを感じるアロマ。アフターにアーモンドや柑橘系の苦み。骨格のしっかりしたワイン。言われなければソーヴィニヨン・ブランと間違えたかもしれない。 ←励みになるので、クリックお願いします。
October 27, 2006
イエローグレン・ピノ・シャルドネ ヴィンテージ '04 Yellowglen Pinot Noir/Chardonnay Vitage'04オーストラリア ヴィクトリア州 ピノ・ノワール シャルドネ シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵で造られた本格的なスパークリング。きめ細かな泡立ち、柑橘、洋梨、ハーブ、カシューナッツやトーストなどの香り。アフターに桃やチェリーなどの赤い果実の香りもあり。シャルドネよりピノ・ノワールの味わいを強く感じさせるこのワインには厚みがあって、少ししっかり目のお料理、例えばハモンセラーノやしろレーバーのムースなどにも合わせられそうです。渋谷東急本店で見かけて、大当たりの予感があったのですが、これが1700円ならお買い得。2004ヴィンテージは市場での在庫が少なくなってきているようなので、少し買い置きをしなくてはと焦っています。 ←励みになるので、クリックお願いします。
October 22, 2006
いつも思うだけで実行に移せません。日本の風土の気候、それに料理(例え和食でなくてもね)には日本のワインが合うという事を日本人の私は体感するべきだと思うのです。甲州あたりのちょっと良い白を飲んでみたいと言う気持ちはあるのですが、お値段を見るとつい別のものを買ってしまいます。昨日も渋谷のやまやまで出掛けていき、ついヒューゲル エ フィス ゲヴュルツトラミネール'01とロゼ・ド・カロンを買ってしまいました。でも、赤が恋しいこの季節に白っぽいものに手が伸びただけでも自分の評価をあげておこう。こういう事を何度か繰り返せば、ちゃんと日本のワインが買える日が来るのでしょうか。お勧め日本のワインがあったらどなたか教えてください。特に、蕎麦に合うワイン… ←励みになるので、クリックお願いします。
October 21, 2006
p>グラスは飾りでも消耗品でもないというのが私の信条。週に10本以上消費するワインとは違って、ささやかな贅沢も許されるので、家のグラスはリーデルヴィノムシリーズ RIEDEL vinum&新世界もの向きなヴィノム・エクストリームシリーズ RIEDEL vinum extreme。リーデル社の9代目当主クラウス・リーデルは「形は機能に従わなければならない」という信念のもと、様々なワインやスピリッツが本来持つ香り・風味・バランス、そして後味に到るまでを最高に楽しめる革新的なステムウェアを世に送り出したメーカーです。人間も舌はどの部分も同じ味わいを感じるのではなく、部分によって感じられる味わいに差があります。舌の先端は甘味、両脇は酸味、奥の方で苦みや渋みといった具合です。リ=デルのワイングラスはボウルの高さや口径を調節し、舌のどの部分にワインが流れ込むのかを研究してデザインされたものです。もちろん香りの立ち方も踏まえての事です。大切に扱っているグラスですもの、破損なんてあり得ないわ、と言いたいところですが、悲しいかな、やっぱり破損の浮き目にあいます。私の食器棚はご覧の通り。汎用性の高いサンジョベーゼやシャルドネ用は一客もないのです。このままという訳にはいかないので、買い足しをしなくてはなりません。限られたスペースだから、あれもこれもと買いそろえるわけにはいかない。必要なものを吟味しなくてはいけないのですが…。使用頻度は低そうですが、気になるグラスがあるのです。ブラインドテイステイング用グラス・アヴューグルアヴューグル L'Aveugle国際規格テイスティンググラス」(通称INAOグラスまたはISO規格試飲グラス)のブラッククリスタルのグラスです。注いだワインの色がまったくわからなくなります。プロのテイスターは外見(色やテクスチャー)からおおくの情報を得てワインを判別する手がかりとしますが、このグラスを使うとその手法は全く使えなくなります。まさかとお思いになるかもしれませんが、このグラスを利用してのブラインドテイスティングではこの道何十年というプロフェッショナルでも、白を赤と間違えたりしてしまうのです。(赤を白と間違える事はありません。赤ワイン用の黒葡萄からでも白ワインは作れますが、白ワイン用の白葡萄から赤ワインは作れないからです。赤のニュアンスを持つ白ワインはありますが、白のニュアンスの赤ワインはないのです。ロゼは…難しいですね。)視覚入力を遮断することで嗅覚と味覚が鋭敏になることは実証されている事実。試してみたくなりませんか。 ←励みになるので、クリックお願いします。
October 20, 2006
Chateau Rival Bellevue シャトーリヴァルベルヴューACボルドー アルコール13度未満 メルロー カベルネソーヴィニョンガーネット ローブは長く、ブレードはこの価格帯のものとしてはやや厚めクランベリーのジャム、やいちごの香り。すみれ、フェンネル、かすかにディルやミントのような青い香り。程よい果実味とタンニン、バランスの良い味わい。酸味もちょうど良くシンプルなお料理向き。今日はちょっと帰宅が遅かったので、料理をあまり作る気になれず、ささっと簡単に・人参といんげんのキッシュ ・キャベツとソーセージの煮込み ・バゲット あまりに貧しいのでバゲットのお伴にサーモンとクリームチーズのパテ タプナード クールヌーシャンテルそれからせめてものバリエーションにマスタードは2種シンプルなお料理向きと言っても、これはあまりに寂しかった。ポークソテー(塩胡椒+ちょっとハーブであっさりと) 鶏のハーブ焼き(あまり香りの強すぎるのは避けて)うなぎのワイン煮込みなんかが良いと思う。豚しゃぶもいいかもね。 ←励みになるので、クリックお願いします。
October 20, 2006
加賀鳶 、黒帯などで知られる金沢の福光屋さんのお酒をいただきました。 ・百々登勢五年 ・百々登勢十年 ・百々登勢1972年 (写真は左から加賀鳶新酒 五年 十年 三十四年) ワインですと垂直試飲(同じワイナリーの同一ブランドでビンテージが違うものを同時に比べる)という事になりますが、日本酒は少し違うようです。ワインはごく一部のモノを除いて、熟成される事が前提になっていますが、近代日本では日本酒を長期熟成させるということはあまりされませんでした。江戸時代までは一般に行われていましたが、明治維新後、酒税法が変わり、蔵元がお酒を寝かせる事が難しくなりました。この辺の話をすると長くなるので端折りますが、明治時代、戦争に向かっていた日本は日本酒に高い税金をかけました。それも売ったお酒に対してではなく、仕込んだお酒に対してです。造ったら占いと税金が払えないという深刻な事態に追い込まれました。更に熟成中、細菌により酒がしばしば腐ったからです。当時は原因がつかめず、貴重な米で造った酒が腐ってしまっては、高い酒税に苦しむ蔵元はあっと言う間に潰れてしまいます。詳しくお知りになりたい方は麗人酒造 なぜ古酒が姿を消したのかをご覧下さい。ワインと同じように考えると、新酒、ひやおろし(春にできたお酒を蔵の中で静かに眠らせて夏を越し熟成させる)、3年古酒、5年古酒、7年古酒を飲み較べれば垂直試飲という事になりますが、福光屋さんによると「造りが違うので、同一ブランドでも同じ酒ではないんですよ。」とのこと。 造る時から、このお酒は5年寝かせるのに向く酒、10年寝かせるのに向く酒と造りを変えるんです。 なるほど。ワインよりも複雑な醸造過程を経る日本酒は、最終的に味覚はワインよりも人為的な要素の影響が大きいですからねえ。さて、本題です。 ・百々登勢 五年 アルコール度 :15.5度 日本酒度:-4 酸度:1.8 熟したメロンの香りとむぶくろりんごの蜜を思わせる甘い香りにアーモンドやコーヒーなどのほろ苦い香りが混ざる。トースティな印象。紹興酒のような香り。 アタックは強い。茶色の果皮を持つ果物のような甘苦い香り。アフターは強く長い。 中華料理に向く。ブリのあら炊きなどもいいのではないか。・百々登勢 十年 アルコール度:15.5度 日本酒度:±0 酸度:1.7 色は黄金色 粘度が非常に高く酒器に厚い膜を作り流れない。 アタックは強くないが、口に含むとふくよかで丸い香りが広がる。かりんのコンポートのような香りだが5年に較べるとふんわりとした印象で掴みどころがない。穏やかな余韻が長く続く。 塩水で洗ったウォシュチーズ、豆腐の味噌漬け等をアテにチビリチビリと行きたいところ。・百々登勢 1972年 アルコール度 :15.5度 日本酒度 :-8.5 酸度:2.1 薄い煉瓦色 焦げた蜂蜜 カラメルのような香り 梅の蜂蜜づけのような香り しっかりとした酸とまろやかな旨味。色が濃いもの、茶色に近いもののほうが香りの複雑味が増すものがワインの感覚なのだが、古いお酒程、舌触りが水に近づいてゆく。不思議な気がした。スコッチのエイジングのようだ。さらに古酒に興味を持たれた方は長期熟成酒研究会をご覧下さい。←励みになるので、クリックお願いします。
October 15, 2006
006年10月 3日 の日記にお漬け物とワインの話を書いたところ、友人達から「それって合うの?」「幾ら何でも無理なんじゃない?」と言われたのですが…。 ワインの主な酸は酒石酸とリンゴ酸。このうちリンゴ酸の方は、マロラクティック発酵により乳酸に変わります。全てのワインがマロラクティック発酵の過程を経るかと問われればそうではなく、赤ワインと一部の白ワインになされます。 糠漬けも乳酸発酵食品ですから、乳酸の多いワインと合わなくはないんですよ。 そこから先は個人の好みだと思います。私は個人的に、マロラクティック発酵を経たヨーロッパの北の方のワインに浅漬かりの大根やかぶ、キャベツ 軽めの赤 に人参やパプリカそれにアスパラなどが良く合うように思う。あまりしっかり浸かったものは糠の香りが勝ってしまって、ワインが勿体ない。糠は元はと言えば 米、米は米同士でやはり日本酒でなければ、ということになる。 注意していただきたいのが甘味の問題。糠の発酵を助けるために少量の砂糖を加えた程度であれば問題ないが、スーパーで売られている出来合いのものは味付け の為に糖類が添加されているものが少なくない。こういうものはワインと甘味のバランスがとれなくなり、ワインが恐ろしく酸っぱく感じられたり、苦く感じら れたりするので要注意。安定剤としてクエン酸が入っていたりしても釣り合いが悪くなる。色々な風味を出す為に唐辛子やうこん等が加えられているものはそれ らの風味を考慮に入れた方が良いでしょう。 念の為、書き加えておくと、わざわざお漬け物を用意してワインを飲めと言っている訳ではないのだよ。 ワインのアテに何かないかと冷蔵庫を物色していて、そこに糠漬けしかなかったら、試してみてもいいというお話です。 乳酸の強いお漬け物と言えば真っ先に思い浮かべるのが、すぐき。こちらとの相性や、いかに。もうすぐではじめますかね。試された方、是非ご一報ください。 ところで、以前ワイン屋さんから「赤ワインと納豆は合いますよ」と言われた。やってみたいとも思わない組み合わせだけど、日々勉強!何事も経験!と思い、 やってみたらそれなりに悪くはない。赤ワインは重めワインの方が納豆との相性はいいようです。農大で醸造学を教えていると言う方にお尋ね出来る機会があっ たのでお伺いしたところ 「納豆にはバクテリアから出る乳酸が多量に含まれますから、乳酸発酵した赤ワインと合うのでしょう」とのお返事でした。醤油とワインの相性には多少の疑問 が残るので、チャレンジしてみたいモノ好きなあなたにはお醤油の代わりにお塩をお勧めしておきます。からしも合わなくないですよ。 ←励みになるので、クリックお願いします。
October 12, 2006
イエローテイル シャルドネ2004 Yellow Tail Chardonnay オーストラリア ニューサウスウェールズ 生産者:カセラ・ワインズ・エステイト シャルドネ100% このところ、不調が続く。飲み疲れだろうか。 このところ、不調が続く。飲み疲れだろうか。暑さで窒息するんじゃないだろうかと思われる暑さを泡に浸かって過ごし、ようやく濃厚な赤が美味しく感じられる季節を迎えたというのに、何故か今度は白ワインが恋しい。そんな理由でイエローテイル シャルドネの出番が多い。楽天ショップの期間限定セールで大量購入した事もあり、ストックが有り余っているせいもある。ロバート・M・パーカー・Jr氏の評価は「驚くほどに良く出来たワイン」。ナッツ系の香ばしい風味、熟したメロンやパイナップルの甘い香りの中に、グレープフルーツの柑橘のほろ苦さやドライハーブの風味。口中に含むとそれらの香りが一杯の広がる。滑らかな舌触りで飲みやすく、万人受けするタイプ。じっくり味わうより、気軽に楽しむワイン。ニューワールドらしいわざとらしさが気になると言えば気になるが、悪いワインではない。この時期に食べたくなる家庭料理との相性が良いもありがたい。夏場の好んで頂いたものよりちょっとボリューム感のあるお食事。例えば、蟹のトマトクリームソースのパスタ、ごぼうのかき揚げ、鶏のソテーディジョン風(レシピのバリエーションは多いのですが、私は鶏にマスタードを塗ってソテーし、その肉汁の残った鍋を豆乳を入れて煮詰めたものをソースにするスタイル。大抵の場合は茸と一緒にいただく。)アボガトとジャガイモ&カイワレのサラダetc.こういうものと釣り合いが取りやすいのは本当に助かる。ところでこのワイン、2003年のアメリカ市場で、ブランド・トータル450万ケースを販売。2005年10月22日までの52週間における販売数量No.1を記録したという驚くべき実績がある。ちょっと前までの私なら、この数字に疑問を抱いたかもしれないけれど、今の私には良く判る。というのも先日、かねてより読みたいと思っていた、 パーフェクト・グラス・オブ・ワイン [クロニクル・ブックス日本語版]を落手。アメリカ人作家によって書かれたこの本に書かれていたことは「ごく辛口のゲヴェルツトラミナーは中華料理(スパイシーな湖南、四川)に良く合う」アスティ・スプマンテは「さらっとしたかすかな甘さは理想的」そうかしら?確かにアスティはこってり甘い訳ではないけど、それでも私には甘すぎる。日本人の感覚からしても、かすかな甘さという範疇は越えていないだろうか。ゲヴェルツトラミナーの華やかな香りは桂花陳酒にも似ているけれど、中華料理とはどうかと思う。どうも彼らとは味覚の基準が違うようです。その他のワインと料理に関する記述を見ても全般的に甘味に対する許容の幅が広く、くっきりとした酸はあまり求められない傾向があるみたい。そうそう、アメリカではアスティ・スプマンテはシャンパーニュよりよく売れているとか。そういう嗜好性からすると、アメリカにおけるイエローテイル人気はすんなりと理解できるのです。 イエローテイル サイトはこちら ←励みになるので、クリックお願いします。
October 11, 2006
私は胃が悪い。 特に去年の夏、ヘルニアを患って手術をした後、半年間近くもコルセットで内臓を締め上げていたせいで内臓の動きが鈍くなっているらしい。追い打ちをかけるように、悩み事も尽きず、とうとう内視鏡検査まで受けさせられたのは今年二月。詳しくは書かないが、病気ではなかった、が、とにかく状態は良くないらしい。かかりつけ医が言う。先生「あたたは、お酒は何を飲みます?」私 「えっ、あっ、ワインが多いです。」先生「赤?白?」私 「あっ赤…。」先生「胃が悪いときにタンニンは駄目よ。タンニンは。ワインならせめて白にしなさい。白に。」私 「は、はい。」…………飲むなって言われるかと思った。吃驚したので、理由を聞き忘れてしまった!!!!!後に調べたのですがタンニンは、タンパクを凝固させる働きがあります。タンニンを多く含む食品を多く摂取している人の胃を内視鏡で見ると、粘膜が薄くなる萎縮性変化が起きている事がよくあるそうです。それは良くないわね。でも、ワインならせめて白にしなさい。白に。って言ったドクター(女性)は相当な酒飲みに違いない。以前、肌荒れがひどかった時、ちゃんと食べられているのかと質問されましたが、その時は絶不調だったので、あまり食べられなかったんです。その時は次のように言われました。「お酒は飲めるんでしょう?日本酒にしときなさい、糖分もとれるし、ビタミンもあるし。」いいセンセイだわ。←励みになるので、クリックお願いします。
October 10, 2006
このところ、ワイン関係のお仕事の話が幾つか入ってきている関係もあって、あちこちの試飲会や講義に足を運び、その道のプロの方とお話する機会が増えている。気になる話題を幾つか。・日本はワイン消費量は1人当たり年間3リットル程度。一方、フランス、イタリアは1人あたり年間60リットル程度を消費している。マーケットとしては小さいはずなのに、何故こんなにも沢山のワインの本があるのか?…日本人はワインを語るのが好きなのよ。そして、すみません。更にワインの本を増すことに加担しようとしています。企画書を書けとせっつかれておりまする。困った困った。・日本は世界一ソムリエが多い国なのだそうだ。JSA(日本ソムリエ協会)認定ソムリエが12,000人ぐらい。FOB(料飲専門家団体連合会)認定ソムリエ+ワイン・アドバイザー(資格取得の為のカリキュラムも合格ラインもソムリエと同じ)を入れると20,000人を越えるでしょうね。さらに、ワイン・エキスパートなどの有資格者がいる事を考えるとちょっと見当がつきません。ワイン大国フランスというと2,000人ぐらい。かなり立派なレストランでもソムリエがいない事も珍しくない。日本にはビストロやトラットリアにもソムリエがいますが、良く判っていない人が多いですね。……………すみません。すみません。すみません。すみません。すみません。日本では某航空会社の客室乗務員にソムリエ資格取得を推奨していたこともある不思議な国。客室乗務員がワインに詳しいのは悪い事ではないので、特に非難はしないが、彼女達は飲食業に従事している訳でもないし、酒売のプロではない。でもね、航空旅客機に飲まれるか飲まれないか判らないワインをどれだけ積む事が出来るのだろう。提供できないワインに対する知識がどこまで要求されるのだろう。望まれたワインの変わりに適切なものを選ぶ事が出来れば問題はない。要は搭載しているワインに詳しければコトは足りるのではないだろうか。つい話題が逸れました。この話を大局的に捉えるなら『ソムリエとしての知識は一般教養のうちに入る』。ソムリエ有資格者が飲食業に従事している比率が一番低い国は間違いなく日本。趣味で取得する人も少なくない。私みたいに、飲食関連の仕事(直接従事している訳ではない)の手助けになればと思い、取得しちゃったりする人もいるしね。でも、日本に100種類以上のワインを備える飲食店がどれだけあるのでしょう。それくらいのところでなければ、プロとしてのソムリエって、本当の意味では育たないと思うのですよ。 ←励みになるので、クリックお願いします。
October 9, 2006
チャリティ・エキジヴィション10月7~11日 11:00~20:00 表参道 スパイラルガーデン1F(10月10日は17:00close)チャリティの趣旨に賛同した国内アーティスト・著名人、一般公募による作品。ヴーヴ・クリコの様々なコレクションを展示。http://www.art-charity.com/ ←励みになるので、クリックお願いします。
October 8, 2006
イタレッセ・バルガス Italesse Bargasは15cm程のステンレス製のスティック。これをシャンパーニュのボトルに差し込むだけで気抜けが防げるという。炭酸のボトル口にスプーンや栓抜きの柄の部分を差し込んで炭酸の気抜けを防ぐというのはプロのバーテンダーさんの裏ワザ。フランスでは常識のようで、ワインを存分に楽しんだ翌日、冷蔵庫を空けた時にシャンパーニュのボトルとフプーンの柄がふれあうチンチンという音を聞くと「昨日は飲み過ぎたかな」と思うのだとか。話を聞いても、なんだか迷信やおまじないのようでなんだか信用できないなあというのが正直なところ。ゴムをスプリングで押し付けてぴったりと瓶の口を閉じるタイプのストッパーでなければ、信用できないように思ってしまうんですよね。そんなにお高いものではないのでちょっと試してみたいと、購入。何しろイタレッセはヴーヴ・クリコのセットもののグラス(プリヴェ・シャンパーニュ)で知られるイタリアのメーカー。ハンドメイドでしか成し遂げなかった長い引き脚をマシンメイドで再現した画期的なグラスは私も愛用。ステイ(グラスの脚)に向かって細長く伸びたくぼみが、シャンパーニュの泡を美しく立ち上らせてくれるし、嵩張らず、扱いやすい。しかもリーズナブル。こんな良いものを作っているメーカーが言うのならあながち嘘でもないだろうと思たのです。さすがにシャンパーニュは飲み残したりしないので、日常消費用のスプマンテにて実験。翌日の夜にもしっかり泡は残っていました。ごく一般的なシャンパン・ストッパーを使ったときと変わりません。でも、もしかしたら、何かの拍子に飲み物の中にスティックが落ちてしまったり、はずれてしまったりしそうででなんだか心配。水や氷を使わないタイプのワインクーラーを使用しているのならばテーブルでの使用が簡単なので、食事中の利用には重宝。2日後、3日後にどうなるかは試みることが出来ないので、ご勘弁を。そんなにいつまでも飲み残しがあったりはしないのです。 ←励みになるので、クリックお願いします。
October 7, 2006
昨日、友人が勝に持参し、飲み残していったスプマンテ(イタリアのスパークリングワイン)を飲む。DOC (Denominazione di Origine Controllata, 統制原産地呼称ワイン)でボトルの形やエチケットのデザインに高級感が漂い、期待が高まる。 小腹もすいていることだしチーズもちょっと用意して、さぁて。何も考えずに一口。うわっ。ぺっ、ぺっ、ぺっーーーーーーーーーー!ブショネ!ここまでひどいの、初めて。ちょっと前、読んだ本に 「湿った新聞を地下室いっぱいに詰めて、数年間締め切ったままにしておいたような匂い」っていう形容があったけど、まさにそれ。カビた干納豆のよーな匂い。いや、別にかびた干納豆を食べたことがあるわけじゃないけど。ブショネって、もしかしたら泡ものの方が強力?数時間のあいだ、鼻腔に溜まった(ままになっているような気がする)この匂いに悩まされ続けました。 ボトルに残っていたのはグラス一杯分。これを600mlくらい普通に飲んでいた私の友人って一体?ワインの5%から10%がブショネ(コルクに発生したカビの臭いが移ったワイン。またはその臭い。ブショネの原因についてもいろんな説がありますが、一般的にはコルクを漂白するときの塩素が、カビやバクテリアによって分解されたコルクの成分と結合してできる)といわれ、ワイン業界にとっては5億4千万ユーロ(約756億円)の損失と推定されているところでブショネ臭をカットする「ドリームテイスト」ってご存知ですか?原因物質であるといわれるTCA(トリクロロアニゾール)を除去することで、ブショネワインの香りを復活させるものです。薬品等をつかう化学的な方法ではなく、物理的な方法によってTCAを吸着させますのでワイン本来の味や人体への悪影響はない。ブルゴーニュの生化学者と醸造学者が20年を超える研究の末開発したとのこと。1本のワインのブショネ臭をカットするのに最低1740円のコスト+重度のブショネで2時間の待ち時間。割に合わないな。 ←励みになるので、クリックお願いします。
October 6, 2006
クレ・デュ・ヴァン Clef du Vinという怪しいツールがあるのをご存知ですか?銅色の合金をワインに浸すと 1秒で1年後の香りとお味になるという画期的なツール。「なに言うてんねん。んなアホな話がありますかいな。」と言う声も聞こえてきそうです。でしょう、でしょう、でしょう。だって、そんなことが可能なら誰が高いお金を出してオールドヴィンテージを買いますか!ヒトを馬鹿にするにも程がある。冗談も休み休みにして欲しいって思っていました。………つい数ヶ月前まで。東急ハンズで実演をしていたのでこれは!と思い、即トライ。え~~~~~。香りがえらい変わってる!ペカペカした小さなプラスティックのコップに15mmくらい注いでもらってのテイスティングだったんですが、そんな小さなコップに花を近づけただけでも明確な違いが感じられる程。お味のほうは荒さが取れて、まろやかになった感じ。実際のエイジングのように、香りが豊かになったりはしてないと思うけど(断定不可能)、コルクを抜いて時間を経たような効果はあるように思う。狐につままれたような体験でした。買いかも、と思ったけど楽天ショップならもう少しお安く帰るかもしれないと、そのまま帰宅。検索してみたところ、みどりやさんが一番お安くて8000円。送料もこちらが一番嵩まずにすんだのでこちらで購入。今では夕飯の席に欠かせない大事な小道具。ワインをおいしく飲む道具として活用してます。ただ、もともと資質のないワインは、おいしくはなりません。エイジングに耐えうるワインであれば顕著に差が出ます。まだ若すぎると思われるカロンなどを味わってみたときにはちょっとした感動がありました。ただし、エイジングを重ねたような色の変化は全くありません。それが何やら奇妙です。ちなみにウイスキー、試してみました。12年ものが20年ものになるとまでは言いませんが、変化はあります。ポケットタイプを購入しましたので、どちらかでご一緒させていただく機会がございましたら、リクエスト下さい。持参しますので。 ←励みになるので、クリックお願いします。
October 6, 2006
VALMONT ROUGE 2005 ヴァルモン ルージュヴァン・ド・ペイ カリニャン50% サンソー20% グルナッシュ20% メルロー10% ミディアムボディとの表示だが、結構重ために感じるのはアルコリックな香りが強いせいかな。色は紫がかった濃いルビー色。カシスやブラックカラントなどの 黒い果実の風味。2003はサクランボやラズベリーなどの赤い果実の香りと僅かなフローラルの香りを感じるフルーティで柔らかな口当たりのミディアム~ラ イトボディだったように記憶しているけど、これはかなり違う。 あと3年は寝かせておいてください、という感じなので、クレ・デュ・ヴァンの出番となりました。偉大なるかなクレ・デュ・ヴァン。浸す事3秒でワインは全体の調和のとれた味わいに見事変貌をとげたのでした。 それでも予想と違う風味に今晩のメニューとのバランスはイマイチ。と、いうより、作るのめんどくさいなと思いつつ冷蔵庫の残り物をかき集めて作った御夕飯はアルザスのリースリングが一番合うメニュー、ですね。 ・ 生ハムとベビーリーフのサラダ ・ジャガイモとマッシュルームのグラタン かぼちゃのファルシ ・生ソーセージのグリル キャベツの糠漬け添え(シューク ルートではなく、糠漬けです。甘酢でキャベツをつけちゃったような後味の悪いシュークルートよりよっぽど合います。同じ乳酸発酵系の食品ですし) ←励みになるので、クリックお願いします。
October 5, 2006
FINCA LAS HIGUERAS TINTO 2005~フィンカ ラス イゲラス ティントアルゼンチン メンドーサ サンジョベーゼ、ボナルダ、マルベック 濃い赤紫色。すみれの香りに紅茶や茸などの香りも感じられ、華やか。口に含みとブラックチェリーやカシスのような黒い果実の味わいとローズマリーやクローブのようなスパイシいな風味が広 がる。アタックは強めだが余韻は短め。これで525円?!驚きのプライス。ケース買いしておこうと久し振りに思ったワイン。先日いただいた白も良かった。 中華との相性もばっちり。オイスターソース煮のようなくっきりとした味付けの調理方法のものが合う。豚の角煮なんかもってこい。ペッパーステーキなんかも 合いそう。ちなみに、同席者(ピノ好き)はこの香りは絶対ピノノワール!と言い切っていた。ありえないってば。本日の御献立・豆苗と海鮮の和え物 ・一口蒸し餃子(酢がワインの邪魔になるので、餃子のタレはお醤油にゆずを絞ったもの) ・きくらげと厚揚げのオイスターソース煮 ・大豆と大根葉の炒飯をレタス包みで
October 4, 2006
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