全532件 (532件中 451-500件目)
今朝は、先週土曜日から続いた寒さが遠のき、雲一つ無い快晴となりました。何しろ暖かい気候に体が慣れていた処、急に雨天・曇天に変わり12月中旬の気候となりましたので、寒さが身に沁みてコートを羽織ったりと、寒さ対応に大変でした。それでも、この小春日和は長続きせず、直ぐに寒さが戻ると予報されていますので、軽装で散歩を楽しむのも今日だけかも知れません。この時期、陽の光の温かさは有難いものだと思います。この写真は先週金曜日の午後、多摩中央公園にある煉瓦坂で撮影したもの、高木のユリノキが黄葉、ケヤキが紅葉、常緑樹の緑と、美しいグラデーションが堪能出来ました。一週間経過した今朝は、ユリノキの葉が殆ど落ちて裸木になっているのではと想像しています。季節の移り変わりは自然の摂理、午後にでも散歩に出掛け、確かめようと思っています。
2008.11.13
コメント(2)
13年振りにキャンバスにウルトラマリーン・ブルーでスケッチし、今の葉が変色した季節では無く、一番魅力的な「花水木満開」の時の写真を参考にしつつ、数日間油彩として塗り重ねて来ましたが、敢えて製作年月と署名をバーミリオンで書き入れ、筆を置くことにしました。途中、平面的に見えて絵としての立体感に欠けていましたが、遠くにある花水木の花を細かい点描として修正を図ったので、多少とも、まあまあ見られる状態となりましたし、油絵は筆を置く時期が難しいと思っているのですが、あまり余白も無く塗り込むのは、私のやり方で無いと思ったからでした。まあ、この種の作品、完成と言うことが無いのかも知れませんが・・コンパクト・デジカメで写真撮影してみましたら、タッチも荒いままですし、下書きのウルトラマリーン・ブルーが未だ残っていて、未完状態であることも明らかとなりました。思い入れのある製作者では無く、一般的な他の方々に見える絵は、この様な姿なのだとも分かりましたが、それはそれで納得することにしました。しかし、我田引水とも為りがちな主観を離れて、客観的な様子を再現するのに、デジカメがこれ程威力を発揮するものだとは思いませんでした。
2008.09.03
コメント(2)
先日ウルトラマリーン・ブルーで描いた「団地の花水木通り」のスケッチがすっかり乾きましたので、油彩にしつつあります。10年以上も絵具箱を開けていませんでしたので、絵の具チューブの栓が固まってしまって手ではどうしようもありませんでした。そこで工具箱からペンチを持って来て、栓を抉りましたら何とかゆるんだものもありますが、肌色のジョーヌ・ブリアン等は頑として緩まずチューブが捩じ切れそうになりましたので、諦めることにしました。何とか使える絵の具類で「大人の塗絵」宜しく塗りこんでみましたが、どうも平面的で立体感が出て来ないのです。今年、4月末に撮影した「花水木・躑躅のカラー画像」を参考にしながら塗り込みましたのが一因なのかも知れませんが、10年以上絵筆を握っていませんので自分の意図するものをキャンバスに表わす技量が無くしているのが最大の原因なのでしょう。実は油彩にするに際して、筆を使って行くのか、パレット・ナイフとペインティング・ナイフを使うのか、迷ったのですが、満開の花群を表現するには筆が良いだろうと判断したのです。技量がすっかり衰え、技法を論じる状態では無いことを認識させられました次第です。どんな仕上がりになるのか、何処で絵筆を止めるのかは、決まっておりません。13年振りの油彩再開を契機に、近々違ったモチーフで描いてみたいものだと思っています。
2008.08.31
コメント(2)
同じ団地に住んでいる安納画伯から、ハガキを頂きました。「秋の団地内作品展に、貴方の油絵や写真など飾ったら素敵だなあ!と楽しみにしております」とのお誘いでした。もう既に13年もの間絵筆を握ったことはありませんが、丁度良い機会かも知れないと思い、先日聖蹟桜ヶ丘の京王アートマンにある「世界堂」に行き、F6サイズのキャンバスを買って来ました。昨日30分ほど掛けて、ウルトラ・マリーンを洗い油で溶きつつ、遠近法を設定して玄関前の花水木通りをスケッチしてみました。長い間のブランクでもどかしいものがありましたが、何とかキャンバスに写し取りました。モチーフとすべき花水木は、今年の猛暑で葉が色褪せ、一部は茶色に変色してしまって、全く絵心を刺激しません。このアングルから見る景色は、好きですので、厳冬の雪景色、初春の芽吹き、花水木満開と写真画像が沢山ありますので、それらの季節に変身又は変節させようと思っています。目標はやはり花水木満開の季節、ツツジ開花と相俟って、見事な景観となりますが、油絵として完成させ、その雰囲気を再現出来るか否か、甚だ自信がありません。
2008.08.28
コメント(0)
昨日は久しぶりに、聖蹟桜ヶ丘の京王百貨店8階にあるレストラン街に行ってみました。此処にはうどんのチェーン店である「杵屋」もあったのですが、無くなっていました。デパート側の店賃料取り立てが苛烈なのか、短期の経営査定が厳しいのか、一寸客の入りが思わしくない店はどんどん無くなって行きます。その代りに、店内もゆったりとしていて多少の高級感もある「讃岐みのり」と言ううどん店がオープンしていました。店内の壁には、次の様な銘板が掛けられていました。みのりのうどんは国内産の素材にこだわり、小麦粉は香川県が十年以上の年月をかけて開発した地域限定栽培の国内麦「さぬき夢2000」を使用しております。塩は瀬戸内の自然のミネラルがたっぷりの海水塩を使った讃岐伝来の手法で製造しております。讃岐小麦の豊かな風味とモチモチとしてふくよかな食感の当店自慢のうどんをご賞味ください。冷房の利いたレストラン街でのランチと言うこともあり、熱い「あさり饂飩」800円を注文、冷うどんではありませんので、うどんの腰の強さは感じられませんでしたが、関西風の色の薄い出汁は鰹とアサリのエキスが良く出ていて、絶妙の美味しいうどんとも思えました。しかし、ランチ時にも拘わらずそれ程混み合う様子も見えませんので、短期勝負が問われるレストランの商売ですから、先行き多少の不安があります。
2008.07.04
コメント(1)
多摩中央公園の煉瓦坂はユリノキが植栽された並木となっていて、ユリノキの花が多数咲いています。樹高が高く、花の咲いている位置が7~8m、しかも花弁の色が若葉色に近い黄緑色ですので目立たず、通行人も殆どその開花を気にしません。私が住んでいる団地の隣、「エステート落合5」団地でも駐車場に数本植栽されて、花を付けているのですが、これ等も開花が注目されることはありません。撮影しようとして、7倍ズームを掛けようが花弁下部しか見えませんし、若葉に隠れて全く目立たず、写真になりません。そこで、1週間ほど前、神代植物公園に行きマグノリア・コーナーで、ユリノキの花を撮影して来ました。この植物公園では、下枝を剪定していませんので、花の咲く高さが低い処で3mほどになっているからです。此処のユリノキは黄色味が少なく、多摩市のユリノキ(百合の樹)とは少し種類が違うのかとも思うのですが、単なる個体差かも知れません。和名:ユリノキ(百合の樹) 英名:Tulip Tree 北アメリカ中部原産のモクレン科ユリノキ属の落葉高木。日本には、明治時代初期に渡来した。生長が速く、街路樹・庭木・公園樹・蜜源植物として利用される。葉は薄くて硬く淡緑色平滑で、浅く掌状に2~4裂 花期は5~6月頃で、枝先に直径6cmくらいでチューリップに似た形の、付け根近くにオレンジの斑紋のある淡い黄緑色の花を咲かせる。がく片は3枚。雌蕊が円錐形に集合したものの周囲を、多数の雄蕊が取り囲んでいる。
2008.05.25
コメント(2)
京王線「聖蹟桜ヶ丘」駅前の川崎街道には街路樹としてベニバナトチノキが植えられていて、紅色の花が綺麗に咲かせています。鎌倉街道と交差する新大栗橋から野猿街道一宮交差点までの2kmに亘って続くのですから壮観です。川崎街道は交通量も多いので排気ガスも充満しているのですが、公害に強いのでしょうか、葉の緑と言い花の紅色と言い、色の対比が鮮烈で生き生きとしています。この樹はヨーロッパ原産のセイヨウトチノキ(マロニエ)と北アメリカ原産アカバナトチノキの交配種だそうですが、新緑の大きな葉の中から釣り鐘形の紅花が真っ直ぐ上空に伸びているので豪華に見えます。ベニバナトチノキは、木自体があまり大きくならず、小さいうちからよく花を付けてくれるために、近年街路樹として植栽される例が増えてきています。これに対して日本に自生のあるトチノキもよく街路樹として植栽されていますが、10年以上経ってもなかなか花が咲かず、そのうちに枝を剪定されて結局咲くことが出来ないままになっているケースがよく見られます。本種は北米産のアカバナトチノキとセイヨウトチノキ(マロニエ)の交配によって1820年にできた品種で、日本へは大正末年ころ渡来しました。ベニバナマロニエともよばれて、庭木や街路樹、公園樹などにもよく使われています。このベニバナトチノキは、公孫樹・ケヤキ・メタセコイア等とは違って、それ程大きくならない様で剪定も容易に思え、街路樹として最適かも知れません。
2008.05.07
コメント(1)
団地の主通路の花水木が満開となりました。朝7時ではありませんが午前8時の朝撮れ画像です。玄関を一寸出てみますと、雲一つ無い晴天の空に、白・ピンクの花水木が映えて真に美しい限りです。 ロバート・ブラウニング「春の朝(あした)」 1841年時は春日は朝(あした)朝は七時片岡に露みちて揚雲雀なのりいで蝸牛枝に這ひ神、そらに知ろしめす。なべて世は事も無し。(上田敏訳「海潮音」所収)何処に出掛けなくても、身近に緑が楽しめる環境とは素晴らしいものです。私の住む団地は1980年代前半に都市整備機構が建てた団地の一つですが、低層住宅が多く、専用庭も付いた自然を生かす住環境を考慮した設計となっています。近頃、駅前周辺を中心に民間によるマンションも多く建てられていますが、民活では自然との共生という課題は無視されてしまうのが当然の帰結で、経営効率優先で容積率が殆ど法定上限に近い150~200%、植栽が少なく緑濃い環境が失われつつあるのは残念です。
2008.04.30
コメント(0)
長く工事中であったショッピングモールが昨日オープンとなりました。多摩中央公園に隣接し、遊歩道の煉瓦坂からもアクセス出来る入口が数か所もある4階建ての大きなショッピング街で、1階が生活必需品を扱うスーパー、薬局等6店舗、2階が各種量販店・外食店等12店舗、3階が専門店中心の38店舗、4階は全て屋根付きオープン形式の駐車スペースとなっています。この敷地は、20年昔には駐車した車の中から大型スクリーンを観賞する形式の屋外映画館でしたが、映画観客数の激減で更地同然となっていたのでした。数年前に都市整備機構がこの一帯を民間に売却してから、再開発が始まったのですが「冗長不要なショッピングモール?」となってしまったのは残念です。スーパーは、駅地下街に1店、駅前に1店、遊歩道沿いに1店、その他デパ地下もあり、飽和状態なので、これ以上は必要無いのではと疑問に思ってしまいます。住民にとって選択肢の増えるのは一見良いことなのですが、専門店もデパート2階が専門店街になって未だ2年も経過しておらず、需要はそれほど多いとも思われませんし、量販店も近くにあって便利さは既に十分です。此処1~2年、都市整備機構が所有した駅前・周辺一帯の土地が売却され、1000戸のマンションが整備されましたので、このショッピングモールは、その顧客層を狙ってのオープンの様ですが、結局その経営理念は長期的展望からは妥当とも思われず、オープン当初から存在価値が問われ、既存店舗群との競合が激化し、お互いに閑古鳥が鳴き共倒れになる懸念も大いにあり、それこそ住民の不便さは酷いことになりそうだと危惧するばかりです。処で1階にある新しいスーパー、入って見学しようとしましたら、開店セールの格安目玉商品を目当てに殺到していた様で、入場制限となっていました。こんな盛況が続けば良いのですが、オープン当初だけでその後は難しいのではと思わざるを得ませんでした。ショッピングモールの対面には、10年前田村亮子をイメージガールにして華々しくリフォーム事業を展開した関ぺ(Alesco)の子会社「ペンタくん」のビル、評判の悪さから事業失敗、5階迄の吹き抜け展示スペースのある特殊仕様である為、他店舗への転用が難しく、誰か有名人の記念館程度しかならないのでは言われたまま、閉鎖されたままになっています。同じ轍を踏んで貰いたく無いものです。
2008.04.26
コメント(4)
昨年8月末から始められた大規模修繕工事が完了、引渡式が昨日行われました。最後に懸案となっていた186戸ある中で唯1戸の屋根漏水問題、「経年劣化又は工事中の修理ミスか」原因は特定する迄には至らなかったのですが、施工業者「シミズ・ビルライフケア」の好意で42万円の修理工事費を負担して貰うことで、全て決着となりました。施工監理を担当した建築事務所「アド構造」からも、「長引かせず施工業者負担で決着するべきだ」との助言もあった様で、有難いことでした。漏水経路は分からぬままですが、瓦を剥がして防水シートを張り替えますので、フィクス出来るものと思われ、この様な善意の申出をして呉れると言うことは3者の信頼関係が構築された結果と言えましょうか?双方の挨拶を経て、完成図書受領、工事残額請求書も受け取り、施工業者・施工監理者に感謝状授与して引渡式を終え、そのまま立食パーティ式の慰労会となりました。話が弾みますと、シミズ取締役の大学同期生が私の勤務した会社の高尾氏(本社企画部:高尾本因坊の親御さん)であったり、大規模修繕委員長とシミズ営業部長が大学で同じクラスだったり、と世の中異な処に繋がりのあるものと言うことが分かりました。思えば、昨年4月に大規模修繕特別委員会の委員追加に応募して1年となり、ボランティア活動とは言え、引合仕様書の検討、6社への見積依頼、各業者の仕様比較・評価、3社ショートリスト調製、ショートリスト業者説明会、施工業者選定答申、住民説明会、片付準備手配、工事実施後は毎週2回程度工事状況チェック、週末は問題点掘起し文書作成・予実管理表作成、と大変な作業となりました。何とか無事故で、施工業者の執務態度も明朗で感じ良く、無事に工事完了となりほっとしている処です。昨年5月には前年度委員は殆どが辞任、特別委員会は空中分解の危機にありました。昨年度の委員長は単なるマンション管理士、建築およびプロジェクトの専門知識が無く、建築事務所の助言コメントを受け入れるだけの仲良しクラブ的色彩が強く、団地修繕がどうあるべきなのかという視点に欠けていたのです。1級施工監理士であり、建築会社・建物管理会社を経営した経歴を持つ老齢の副委員長が危機感を感じ、住民有志に「専門知識のある人、問題意識のある人来たれ!」と、委員会の自主管理主体への構造改革を呼び掛けたのです。応募した追加委員も含めて特別委員会を開催したのですが、前年度委員から副委員長の仲良しクラブ合議を無視した意見固執に非難が集中してしまい、挙句の果てに委員長以下多くの前年度委員が辞任してしまったのでした。仕方なく、前年度委員の1級建築士を委員長に、老齢の副委員長留任、私が総合技術監理の専門家として副委員長就任で、「住民の為に最適財産保全の推進」をモットーとした3頭体制を構築し工事完成まで乗り切ることにし、途中意見の相克もありましたが、モットーに立ち返って調整することで、何とか完遂出来ました。監理業務建築士の監理報告所見に、今回の経緯結果が手際よく纏まられていました。この度の工事は、修繕委員会および理事会役員各位が工事細目に関し積極的に議論頂き、立会検査も遺漏無く実施頂いたことが特徴と言えます結果として施工業者・監理者共々緊張感を持続し、発注者の期待品質を確保出来たと確信致しますし、組合員各位の多大なご協力に感謝するものです。今回工事成功の最大の功労者は老齢の副委員長、「自主管理を主体とする委員会構造改革」を呼び掛けた熱意から端を発していることは確かなことです。
2008.04.21
コメント(1)
私が住む多摩市にても、近隣の町田市、八王子市には遅れましたが、4月1日から家庭系ごみ収集が有料化となり、1週間が経過しました。今までは、「燃やせるごみ収集の日」は、その前日夕方頃には、ごみ収納ボックスの蓋が閉まらない程ごみの入ったレジ袋が溢れていたのですが、そんな見苦しい光景はなくなりました。大凡30%は減量になったのではないかと思われ、これが有料化当初のことなのか、将来も含めて恒常に減ることになるのかは定かではありません。しかし、この「ごみ収集有料化」を契機に、家庭内でのごみ分別意識も高まり、相当程度ごみ減量化されることは確実でしょう。前回の市長選では、共産党支援を受けた候補が「負担を増やすごみ収集有料化反対」をスローガンに戦い、上意下達の党派的活動が祟って無党派を吸収出来ず、自公の推す現職に僅差ながら敗れたのです。「ごみ収集有料化反対」は、将に時宜を得ない不適切な「訴え」でした。多摩市のWebサイトには次の様に掲載されています。「燃やせるごみ」、「燃やせないごみ」そして「プラスチック」は、市の有料指定袋に入れて出していただきます。この袋以外のものは収集しませんので、注意してください。資源(ビン、カン、ペットボトル、新聞、ダンボール、雑誌類、紙パック、古布)および有害性ごみ(乾電池、蛍光管等)はこれまで通り無料で収集します。燃やせるごみ袋の価格:大(40 liter)60円、中(20 liter)30円、小(10 liter)15円、ミニ(5 liter)7円燃やせないごみ袋の価格:大(40 liter)60円、中(20 liter)30円、小(10 liter)15円 プラスチックごみ袋の価格:(20 liter)10円 無料で収集するものと減免する世帯:紙おむつや清掃ボランティアのごみに対しては、指定袋を無料で配付します。家庭から出る草や樹木の落ち葉・小さな剪定枝については、従来通り無料で収集します。また、生活保護受給世帯や児童扶養手当受給世帯、住民税非課税の高齢世帯などに対しては、減免を行います。ごみ袋価格が想定より50%高い気もしますが、きちんとごみ分別する家庭はごみ減量が尚一層効率化して負担は少なく、何でも捨てて顧みない家庭は有料負担が増えることとなりますのは、当然の帰結と言えます。
2008.04.09
コメント(2)
聖蹟桜ヶ丘記念館のある都立桜ケ丘公園、名前の通り、桜の名所と知られています。大きな公園の中に約300本のソメイヨシノ(染井吉野)とヤマザクラ(山桜)が植栽されていますので、それ程多いと言う訳ではありませんが、とりわけ、聖蹟桜ヶ丘記念館近くの丘の上広場のソメイヨシノ(染井吉野)は樹齢が古い大きな木々ですので、見応えのある名所だと思われます。先日、お弁当を持って昼食しようと出掛けましたら、桜は既に満開を過ぎ、花吹雪となって散り出していて、将に「落花の雪に踏み迷う」の感がありました。お弁当にも、花弁がはらはらと落ちて来ましたが、おかずへの彩が増えたと思い、一緒に食することにしました。落花の雪に踏み迷う 交野(かたの)の春の桜狩紅葉の錦を着て帰る 嵐の山の秋の暮れ一夜を明かすほどだにも 旅寝となればもの憂きに恩恵の契り浅からぬ わがふるさとの妻子をば行方もしらず思いおき 年久しくも住みなれし九重の帝都をば 今を限りとかえりみて思わぬ旅に出でたまう 心の中ぞ哀れなるこの七五調の詩は物哀しくも、何と心地良く響くことでしょうか!散りぬる桜と相俟って、日本人の心の琴線に触れるものがあります。
2008.04.06
コメント(2)
私の住む団地「ホームタウン落合-5」全戸数186の中規模団地ですが、此処でも、孤独死が起きてしまいました。80才代後半の女性で、数年前御主人を脳梗塞で亡くされてから、一人住まいだったのです。新聞の配達をする人が、郵便受けに数日間溜まった状態でおかしいと気づき、その近所の方と一緒に管理事務所に連絡、理事長から、都内に住む息子さんに緊急連絡すると共に、多摩市警察署にも通報し、救急車・消防車も出動、玄関ドアの施錠を外して室内に入った処、死亡しているのが発見されました。死後4日経過していたとの診断で、死因を特定するべく司法解剖が必要となる様です。団地内でのブロックは違うので、会えば挨拶をする程度の付き合いしかありませんでしたが、ゆっくりと歩いて近くのスーパーに買い物に行く姿を良く見かけたものです。子供さん家族も、そんな元気な様子に安心してか、年数回程訪れて来る様に過ごしていたのですが、状況は一挙に暗転となりました。住んでおられたのが、ドア一つで私生活が隔絶されやすい中層棟マンションでは無く、2階建て連棟式のタウンハウス低層棟ですので、専用庭フェンス越しに隣の方と他愛の無い四方山話をするので、多少の隣付き合いもあるのです。しかしながら、老齢となりますと庭仕事もしなくなり一日中室内にいるままでは、その様子を毎日見かけることが少なくなり、安否確認が出来なくなるのも仕方の無いことだと思われます。元来、団地は2世帯住宅に向く設計とはなっていませんので、子供が成人して出て行く現在の「住環境の状況」では、こんな事故が増えて来る懸念が大きく、高齢化世帯となった我が家も含めて、他人事とも思えません。昨年、住居者全員に「緊急連絡先」を「理事長限りの秘密厳守」と言うことで提出して貰いましたので、そのリストから息子さんご家族に緊急連絡出来たことが、今回せめてもの慰めでした。
2008.04.02
コメント(6)
宝野公園は京王線・小田急線の「多摩センター」駅から、緩い坂道を10~15分歩いた処に位置し、多摩丘陵のほぼ天辺にあり、自然環境を生かした公園と設計された様です。この公園中央には広い芝生広場があり、遊技施設も全く無く、芝生中央から真直ぐ西に富士山が望める様に造られていますが、丹沢山塊が近く、富士山9合目から頂上だけしか見えないのが残念です。芝生広場の両側には、敷石を敷き詰めた散歩道が設けられ、各々2列の桜並木が1km弱ほど続きますので、2列の桜トンネルを楽しむことが出来、散歩しながら花を愛でるには絶好の散策路となっています。芝生広場は広いので座る場所を探す苦労は無く、自由に好きな所を選べるのも魅力です。周辺は住宅地と言うこともあり、夜間花見客の騒音で喧しくならない様に、治安上設置されている照明だけで、提灯・ぼんぼりも飾られることはありません。勿論、出店などは一切無く、禁止されているのだと思われます。多摩ニュータウンでは、車道は沢・切り通し沿いに、歩道が尾根沿いと、お互いに全く隔絶されています。この宝野公園は、車通行に悩まされることも無く、家族連れで散歩がてら昼間だけ楽しむ様に設計されている様ですので、静かに桜を観賞したい人達には絶好の場所かも知れません。
2008.03.31
コメント(3)
昨年9月初旬から始まった大規模修繕工事も、秋の長雨・冬の降雪も余裕の範囲だったのでしょうか、ほぼ予定通り進み、今週3月末で工事仮設事務所も閉鎖となりました。工事事務所があったプレイロッドも、事務所・保管棟が撤去されて元に戻りました。大規模修繕工事完了で、清潔感の溢れる気持ちの良い住環境となりました。住民側からの苦情・クレームが無かった訳ではありませんが、総じて12年前の大規模修繕工事より良かったとの評判が多かった様で、工事中、人身事故も起こさずに工事完了を迎えますのは、施工業者「シミズ・ビルライフケア」、工事監理「アド構造建築事務所」の努力もあったものと推察する処です。加えて、理事会・特別委員会の理事・委員各位による広報・個別説明が功を奏し、多くの住民が何とか納得してくれるに至ったのだ、とも思っています。1.工事予算と実際工事費 概括平成19年度議案書予算では1億8300万円、実際工事費は1億7300万円と1000万円少ない結果となり、各戸予算残高を11万円と予定しましたが、実残高では15万円を確保出来ることとなりました。但し、棟別実残高は低層棟と中層棟で大きな差が生じることとなりましたので、今後管理費組立法を再設定する必要があるかも知れません。低層棟では平均19万円残高ですが、中層棟で10万円、特に11号棟で2.6万円、24号棟7.7万円に過ぎません。2.屋根瓦実数清算と契約外工事2-1.屋根瓦実数清算(実数清算で契約:低層・中層棟)中層棟アスベスト混入瓦の劣化は思ったより良好で、予定より300万円少なくなった。低層棟コンクリート瓦は、総じて寿命に来ていると懸念され、交換再塗装70万円で劣化はある程度食い止められたが、5年程度で再検査が必要かも知れず、平均戸別残高19万円では不安が残ります。2-2.軒樋交換(契約外工事:中層棟)中層棟では足場のある今回がチャンスと、塩ビ製の軒樋を交換した。予定外支出310万円となった。2-3.換気ガラリ(契約外工事:低層・中層棟)塩ビ製の換気ガラリが脆くなっていたので、ステンレス製ガラリに交換、低層棟105戸で200万円、中層棟81戸で70万円を要した。2-4.鉄製ドアとシール(契約外工事:中層棟)中層棟の鉄製ドアが汚れていたので、70万円で鉄製ドア塗装とシール工事を実施した。2-5.樋覆etc(契約外工事:低層・中層棟)ケヤキ通り落ち葉で軒樋が詰まる苦情もあり、該当する棟にエスプロネットを80万円で敷設した。2-6.手摺シール(契約外工事:中層棟)中層棟のベランダ手摺は鋼管に塩ビカバーを被せたものだが、24号棟、11号棟では多くの亀裂があり、応急コーキング処理をしたが、5年後にはアルミ管に交換する方向で検査する必要がある。2-7.照明交換(契約外工事:中層棟)中層棟の階段部、自転車置き場の照明の劣化が酷く、80万円で交換・補修した。2-8.庇水切り(契約外工事:低層棟)庇の緑苔・カビが目立つので、130万円で各戸一ヶ所、試験的にステンレス板を取り付けた。
2008.03.29
コメント(0)
「多摩よこやまの道」は東京都多摩市にありますが、その直ぐ下は神奈川県川崎市麻生区になっていて、その境界に沿っている散策道に整備されています。昨日は春の陽気に誘われて、久しぶりに「多摩よこやまの道」を散策してみましたが、其処から見える小田急多摩線「はるひ野」駅付近の宅地開発が活発になっているのに驚きました。左端に見えるのが「はるひ野」駅、都市再生機構開発の「はるひ野」分譲地近くに、同機構が新駅の建設を依頼し、小田急電鉄がそれに応じる形で建設したと言われています。2004年12月11日 開業された川崎市最西端の駅で、駅には日本初である太陽電池モジュールと風力発電機で構成されているハイブリッド型発電システムを導入した、環境問題に配慮した駅舎となっています。駅開業前には自然溢れる丘陵でしたが、駅設置によってアクセスが良くなり、宅地・工業団地の開発が急ピッチで進められることになりました。近い将来、駅前には住民増加を見込んで、大規模なショッピングセンターが建設される予定も進行中と言われています。「多摩よこやま(横山)の道」が整備された当初、この川崎市最西端付近は里山を散策する環境が魅力的だったのですが、発展により切り崩されて宅地の裏庭を周る雰囲気に変わり掛けているのは残念なことです。人間のアメニティを求めての宅地開発は、里山の自然を人間の住みやすい形態に変貌させることなのでしょうが、見方を変えれば憩いの場所となっていた自然環境を破壊して行くと言うことなのかも知れません。自然との共生による持続可能社会実現とはなかなか難しいものです。
2008.03.16
コメント(0)
昨日午後3時ごろ、多摩市の乞田川沿い、諏訪下橋の袂にある「カナディアンCoffee Shop」に久しぶりに行って来ました。なかなか美味しいコーヒーを飲ましてくれるのですが、永山地区の外れに位置して多少遠いこともあって、喫茶「友愛」を見つけて以来、あまり行かなくなったからです。喫茶「友愛」の紹介はこちらです店内に入った処、「珈琲ロンドリーナ限定100杯」のチラシがあり、其処には「日伯(ブラジル)修好100 周年-日本移民の多いロンドリーナ地区で栽培された珈琲」と書かれていましたし、コーヒー専門店で限定100杯ですから余程入手が難しいのだろうと、早速注文してみました。コーヒー豆の最高ブランドは「ブルーマウンテン」とされていますが、「ロンドリーナ」も苦味、コク、酸味のバランスが良く、変な癖も無く、それに負けない程の美味しいコーヒーでした。日本移民の方の栽培か否かは分かりませんが・・定価500円でしたので、ロンドリーナ珈琲豆も輸入価が相当高いのだろうと思うばかりでしたが、良いブランドを知ったと言う満足感もありました。「カナディアンCoffee Shop」、なかなか良いコーヒー専門店として営業を続けている様で、何よりでした。
2008.03.14
コメント(2)
同じ団地に住む画家の安納良子さんから個展の案内を頂きました。多摩市貝取の喫茶店「遊夢」で開催されるとのこと、近くでもありますので、昨日夕方、平成4年度の理事仲間で先輩格の寺嶋さんと連れだって、徒歩15分程の距離にある喫茶店に行って来ました。途中にある落合中学校の青木葉通り法面の梅林は紅白宜しく、見頃となっていました。法面ですので人の出入りも無く、根元が踏まれることもありませんので、年々綺麗になっている様な気もします。喫茶店の壁に展示されていましたのは、油彩1点、パステル画4点程の小さな個展でしたが、気に入りましたのは下記のパステル画、季節は春なのでしょうか、淡い色調で長閑な漁港を描いた作品です。大きなマスとなっている春の空も、セルリアンブルー、バイオレット、レモンイエロー、ジョンブリアン(肌色)、ライトグリーンへとグラデーション変化させていて、ほのぼのとした感じが伝わって来ます。壁の一点には団地内絵画教室の教え子である小学校6年生のパステルも飾ってありましたが、余程優しい性格なのだろうと感心してしまいました。兎に角、感性豊かな画人で、自然からの感動をパステルで明るく描く優しさの溢れた世界でした。こんな方が近くに住んでおられると言うことは、それだけで世の中が柔らかく感じられ、本当に嬉しいことだと思いますし、地方自治体各処で、街づくり委員会と称する市民活動も盛んになって来ていますが、こんな文化的活動も皆で盛り上げたいものだと思っています。
2008.03.08
コメント(2)
喫茶店「友愛」は2004年9月に多摩市の乞田川沿いから八王子市堀之内に移転しましたので、3年半も経過したことになります。喫茶「友愛」-移転して2年 の日記です場所的には京王線「堀之内」駅から徒歩3分の便利な場所にありますが、表通りから一本奥まった通りにありますので閑静さが保たれていて、昔ながらの喫茶店の雰囲気が良く保たれています。此処の珈琲は、長年珈琲を入れ慣れているご主人が、目の前で豆を多めに挽いて造って呉れますのでとても美味しく、又、入れた珈琲をウェッジウッド製等の高価なカップ・ソーサーで出して呉れますので、ゆったり優雅に頂けるのも魅力です。窓が北向きですので多少暗い感じがしますが、上から照らすスポットライトが効果的に効いていますので、本等を読むのに支障はありません。店内の音楽はライト・クラシックが多いのですが、偶には懐かしいスクリーン・ミュージックが静かにBGM風に流されていますので、気を遣わずに過ごせます。店内の調度品も立派なものが多く、テーブル・椅子などもがっしりとした堅牢なものが使われていますし、ブラウン・ホワイト双方のシュガーポットも何気なく備前焼のものがさりげなく置いてあります。喫茶「友愛」は昔ながらの気質が感じられ、珈琲の美味しさを売り物にする喫茶店、近隣では群を抜いています。
2008.02.17
コメント(2)
午前9時、我が家前の積雪は5~7cm程、幸いにも日曜日なので通勤用の車の出入りも無く、静かな朝となっています、東京では、雪対策が殆どありませんので、大雪となりますと全ての交通網が麻痺してしまいます。3日朝の日本列島は、西日本から東日本にかけての太平洋側と瀬戸内側で雪が降っている。東京でも雪となっており、気象庁によると同日遅くまで降り続き、23区内で10cm、多摩北部・南部・西部では15cmの大雪になる恐れがある。同庁では、交通障害や路面の凍結などに注意を呼びかけている。 この雪は、日本の南海上にある前線をともなった低気圧が、発達しながら東北東に進み、雪雲が広がっているため。西日本の太平洋側や瀬戸内側では3日昼前まで、東日本の太平洋側では同日夜遅くにかけて雪となり、平地でも積雪となるところがありそう。どうも静岡県東部、多分箱根地域では「大雪警報」が出て、東海道新幹線が小田原付近で徐行運転と、段々と支障が現われている気配、今日は一日中降る予報ですので、どうなりますか気になる処です。生憎にも、今日は戸塚で義兄の49日法要があり、出かけなければなりませんので、バス運行がスケジュール通りになるのか一寸心配です。一日中、雪は降りましたが、それほど積もることは無かったので、バス通りは車通行で溶けて運行は乱れておらず午前11時に乗車、小田急は箱根の影響で全てのロマンスカーが運休になった程度でダイアの乱れも無く、無事午後1時の49日法要に間に合って戸塚のお寺で済ますことが出来ました。それ程の大雪にならずにホッとしました。明朝アイスバーンにならないと良いと思っています。
2008.02.03
コメント(5)
多摩市立西落合中学は、1985~90年には東京都の公立中学校全体での学力上位ベストテンに名を連ねていた常連名門校でした。1980年代に企業戦士の家族が多摩ニュータウンに移り住み、子供達の将来を考えて教育熱心だったことが結果となって表れていた様でした。しかし、その子供達も高校大学に進み、街を出て巣立って行きますと、生徒数が激減して学力維持どころか、見る影が無くなってきました。そうした状況から、多摩ニュータウン地区では小中学校の統廃合が行われ、多くが閉鎖され廃校、小中学校だけでなく高校も閉鎖が相次ぎ、活気が無くなりました。平成12年度には、西落合中学は東落合中学と統合し落合中学校として発足したのですが、西落合中学自体は閉鎖され、学校周囲に人通りが絶え夜間になると人気が無く真っ暗となり、怖さを感じる環境となってしまいました。そこで、多摩市は、廃校となった旧西落合中学校に市立図書館本館を移転し、既存校舎を改修利用する計画を決定、ようやく改修工事が昨年7月から開始、今年2月完成の予定で進められています。既存校舎は鉄筋コンクリート造4階建て5158m2。移転に当たっては、従来の本館機能を確保し、閲覧室を新たに設置、分散している書庫を1 箇所に集中させ、1~2階を図書室、閲覧室、学習室などとして利用して行く。従来の市立図書館本館は1973年に建設されたもので、耐震調査の結果、補強なども検討されていたが、耐震補強より校舎を改修して利用する方が工事費が安価になることからも移転することになった。また、移転により市内の図書館の配置バランスも良くなり、より一層の市民サービス向上にもつながると言う。残り工事期間も1ヶ月を切って、漸く「多摩市立図書館」と言う建物ロゴ名板も見え、案内板も設置されました。最寄りの「多摩センター」駅からは徒歩10分とアクセスは良くないのですが、所謂郊外型大型店舗に似た郊外型公共施設として、駐車場は広く取れる筈ですので沢山の来場者があってゆっくり緑濃い環境の中で過ごすことが出来ると期待されています。私の様な近隣住民にとっては、地域活性化だけで無く、幽霊屋敷の様なビルに灯が付き、数件あった暗闇でのひったくり事件が無くなり、治安上の問題も解決するのだと期待しています。
2008.02.02
コメント(0)
此処連日寒さが続いていますが、乾燥していますので、庭地面には地中から出て来た霜柱で溢れています。今朝の霜柱は昨日程の高さがありませんが、朝日に照らされ輝いていますので、接写マクロモードで撮影してみました。この霜柱、昼ごろには消えてしまうので、朝一瞬の自然の氷造形芸術となっている様です。昨冬に比べて、今冬は平年並みの気温に戻ったのでしょうか、寒中の寒さが身に凍みますが、冬はこうあるべきなのでしょう。きりきりともみ込む様な冬が来た人にいやがられる冬草木に背かれ、虫類に逃げられる冬が来た冬よ僕に来い、僕に来い僕は冬の力、冬は僕の餌食だ (高村光太郎 冬が来た)私にはこれ程の気力もありませんし、縮こまってしまうだけです。しかし従来、寒風吹きすさぶ多摩丘陵と言われて来ましたが、それでも、ここまでの凄まじい冬は遠い彼方となりました!
2008.01.27
コメント(2)
此処1週間程寒い日が続いていましたが、今朝ほどから雪が降り出しました。午前9時の我が家の庭、椿などの常緑樹、梅・紅葉等の落葉樹も、うっすらと雪化粧となりだしました。昨年は雪がちらついたことはありましたが、積もることは無かったので2年ぶりの積雪、午前中は降り続くとの予報となっていますので、木々の樹冠は大きな雪帽子となるかも知れません。車のチェーンは持っておりませんので、危険防止の為、車の運転は暫くお休みする予定です。それにしましても、今日は今年一番の寒さとなってしまった様で、散歩する意欲も減退、家の中に閉じ込んでしまう一日になりそうです。
2008.01.23
コメント(5)
31棟ある団地の大規模修繕工事の内、23棟分が予定通り完了となりました。新年正月を控えて、工事足場も撤去され、常日頃の姿に戻りました。来年早々には、残8棟分の修繕工事が再開され、年度末3月で全工事完了予定となります。住民の方々もいろいろで、意識の高い方、無関心な方、クレームの多い方と、種々多様でした。186世帯の中規模団地でも、意見の集約とは難しいものです。予定外の劣化箇所もあって、未だ奮闘中ですが、中間報告として次のような資料を大規模修繕特別委員会に上程しました。全般年末まで予定されていた工事は人身事故も無く、1~14号棟、23~24号棟まで終了。私有物の撤去非協力、専用庭での樹木選定拒否、施工前後のクレーム等がありましたが、予定したスケジュールで予定した品質が得られたのも、住民の協力と工事監理士の努力、施工業者の配慮による総合結果だと思っています。来年1月7日より、15~22号棟の低層棟および外構部分の修繕工事が再開され、3月末を以って工事完了となります。主たる工事の外壁再塗装・ベランダ防水は予定された品質を得られましたが、次の様な特定問題がありそうです。1.ベランダ手摺鋼管カバー(中層棟)23号棟では、手摺カバーが割れた鋼管手摺が数軒あった。24号棟では、およそ1/3程の室でカバー亀裂があり、コーキング処理では直らない。6、10号棟では亀裂は無く状態は良好。11号棟では亀裂は無く、一部カバーが収縮しているのでコーキング処理することにした。設置メーカであるナカ工業に検討を頼んだが、既に生産中止で交換は出来ず、代替品アルミ管手摺への交換は、1戸あたり15万円を要することが分かった。施工業者のシミズ・ビルライフケアに、カバー撤去・鋼管塗装工事を見積らせたが、1戸あたり5万円となった。築後23年を考えると低層棟のベランダと同じ塗装補修が妥当と思われる。来年早々に、24号棟1階の特定室にサンプル塗装工事をさせて頂き、不満があればアルミ管交換とするが、修繕積立金では不足するので臨時徴収もあり得る。23号棟、24号棟のブロック集会で、是非方向性を論議して欲しい!2.屋根瓦(低層棟&中層棟)中層棟では、交換した瓦はアスベスト代替品入りで寿命は不明だが、アスベスト練り込み瓦は良好で今後10年は問題ないと思われる。低層棟では、亀裂幅1/4以下は補修・それ以上は瓦交換とし、皮膜塗装で劣化を食い止めることにした。5年後再調査の上、交換を検討することが望まれる。陶器瓦交換は1戸あたり50万円と考えれば、寧ろ積立金不足と思われる。3.換気ガラリー(低層棟&中層棟)塩ビ製の換気ガラリーはステンレス製(SUS316)の球形フードガラリーに交換した。BSアンテナコードを通して交換不能となっている所では、後日戸別配布することにする。4.軒樋の落ち葉対策(低層棟&中層棟)ケヤキ遊歩道沿いの軒樋に、落ち葉対策用のエスプロネットを入れた。メッシュが細かく苦情は無くなると思われる。5.庇の青かび対策(低層棟)低層棟の庇にアルミの水切り板を設置した。各戸1箇所の試験措置なので、来年度修理する号棟では財産価値を考えて今回の試験場所を変えても良い。6.戸当たりゴム(低層棟)玄関ドア開閉時、外壁防護用の戸当たりゴムが劣化しているので、交換する方向で検討中。
2007.12.24
コメント(2)
駅前からの遊歩道「パルテノン大通り」が、クリスマスツリーを中心に「多摩センターイルミネーション2007」でライトアップされています。毎年の恒例行事ですので、近隣住民にとっては刺激も薄れて来て、私自身は感激することは少なくなって来ており、イベントを担当する方々には多少後ろめたいのですが、今年のイルミネーションは1昨日の12月13日に初めて行って見る程度に後退しています。それでも、毎年工夫をしてグレードアップしている様で、今年の目玉は「光の水族館」でアーチ状フレームに散りばめた青色LEDで海中雰囲気をシミュレートし、種々の魚達が群れ泳ぐと言うものです。一寸小規模ですので迫力には欠けますが、家族連れには好評の様でした。やはり夜を美しく見せるイルミネーション、若い世代を惹きつける魅力があるのでしょうか、訪問客も多く、パルテノン大通りだけでなく、ツリーの位置で直交するサンリオ・ピューロランドへの道にも、家族連れ・アベックが多く光を求めて散策しています。このイルミネーション実施期間は11月11日から来年の「バレンタインデー」2月14日と長く、クリスマスが過ぎるとクリスマスツリー等は外されてしまいますが、その他のライトアップは3ヶ月以上点灯される予定となっています。尤もクリスマスから新年商戦が過ぎてしまうと、人影もまばらになって商店街が期待するほどの集客力は無さそうですが・・
2007.12.15
コメント(3)
私が住んでいる低層棟タウンハウスに、足場とスクリーンが設置されてから3ヶ月弱となるのですが、屋根補修と外壁再塗装工事が完了したと言うことで、昨日解体となりました。玄関側は通行に不便が無いように開口部が設けられていましたが2階及び屋根上まで飛散防止スクリーンが設置され、南の庭側は閉め切り状態でした。塗料飛散防止を目的としたスクリーンは薄く半透明でしたので、ほのかに晴天か雨天かは判別できるのですが、全ての室内が薄暗い感じで、昼間でも照明を点けておく必要もあり、結構な閉塞感がありました。洗濯物も乾燥物干しも、工事内容によっては禁止させられることも多く、大変窮屈な生活を強いられることもありました。解体となってみますと、窓から外が見渡せるのはこれほど良いことだったのかと改めて感じましたし、驚くほど室内は明るくなって気持も晴々として来るのです。普段の生活に戻れるのはこう言うことなのかと、まるで刑務所(収監されたことはありませんが)から娑婆に出された様な開放感を味わうことが出来ました。自宅の財産保全工事ですから我慢はしなければならないのですが、外壁塗装の際には換気ガラリを除いて全ての窓・開口部がマスキングテープで封鎖されました時は、息苦しさを感じざるを得ませんでした。それでも、今回の施工業者は、棟毎に掲示板を設置して週間予定・洗濯物干しの可否を的確に表示してくれたので、住民はそれに基づいて生活を替えつつ、規律を守って工事進捗に協力することが出来ました。この掲示板システム、逐一工事事務所に問い合わせしなくても分かりやすく、住民への情報開示と説明責任を果たす良い方法でありました。これで、未だ修繕工事は完了では無く、来年には今年未実施の8棟分が行われますし、全ての低層棟の門柱および周辺外構部の塗装工事が実施されることになりますが、兎に角、峠を越えて一安心と言った処です。
2007.12.13
コメント(3)
現在、団地の大規模修繕工事が進行中で、来年3月までに完工する予定となっていて、コンクリート躯体を保護する外壁塗装、破損した屋根瓦交換、ベランダ手摺の再塗装が主な工事内容となっています。31棟と集会所の合計32棟を修繕するのだが、26棟の低層棟はRC造り、コンクリート瓦、鋼管製ベランダ手摺であり、5棟ある中層棟はRC造り・PC組み立て混在、アスベスト混入瓦、ベランダはアルミ製フレームに塩ビ製カバー手摺となっていて、各棟の建築仕様が異なっていることで工事内容が違って複雑です。当初計画では中層棟のベランダは遠くから目視検査では支障が無さそうで、何も工事をしないことで契約したのでした。しかし一部中層棟の手摺が劣化してしまったのが大きな問題となっていて、物件売却にも支障があるのではと危惧され、解決を迫られています。該当するのはナカ工業の屋外用プレーン色手摺で、一般用配管鋼管(SGP材)に塩ビ製のカバーで覆った製品なのです。建築後23年も経過するので寿命が来て仕方が無いと思えないことも無いが、5棟の内2棟は須く健全なので奇異に思えたのですが・・。塩化ビニールは日光による劣化で弾力性が無くなることが知られていますが、陽当たりの良い中層棟では劣化問題も無いのです。劣化の酷い棟では法面に植栽された林に近いことから湿気が多いので、結露・蒸発を繰り返すことで、「凝縮熱・蒸発熱の繰り返し熱応力による低サイクル疲労」による塩ビ製のカバー劣化が主因だと考えるのが妥当だろうと思われます。それにしても設置環境による寿命の差がこれ程出てくるとは想像以上でした。カバーに亀裂が入り鋼管に錆発生、ベランダでの物干し作業に支障が出ます。亀裂が大きくなったので、居住者が結束バンドで応急処理しています。ナカ工業のカタログを見ると、現在では「GRAHANと名付けられている屋外用プレーン色手摺」が類似製品ですが、芯材はアルミ配管(JIS H4080)を使用していて昔の鋼管(SGP材)は既にありません。見積を修繕施工業者経由依頼した処、5棟全部をアルミ配管手摺として1戸当たり15万円をも要することが判明しましたが、これでは準備していた棟別修繕予算では済まず、臨時徴収が必要となってしまいます。一方、修繕施工業者がカバーを外して塗装処理すると1戸当たり5万円で済むとの見積でした。そこで、下記の理由で塗装処理を本案とし、居住者への展示を目的として、外からも皆が見やすい1階居住者のどこかを選んで手摺カバーを外してのサンプル塗装デモンストレーションして貰うことにしました。塗装案選定理由:A.低層棟も含めて、20年経過した修繕工事を実施しているので、経年を合わせたい。B.当面、5棟の内3棟のカバーはほぼ健全で、本年度交換の必要性は感じられない。C.アルミパイプは量産をベースにしているので、全数でないと価格が尚高くなる。D.1戸当たり5万円だが、劣化していない居室もあり本年度の棟別予算内で実施可能。E.実施棟は2棟のみとし、後年に必要棟・必要室を追加塗装とする。高齢化も進んでいるこの団地、何とか棟別予算枠内で解決の図れる方向で収拾出来る様に願っていますが、「グレードダウンで不満、売却にも支障!」との評価も出て来るのでは、覚悟しつつ危惧している状態です。
2007.12.10
コメント(2)
多摩市鶴牧にある「メタセコイア通り」は長さ600m程の短い連絡道路で尾根幹線に繋がるのですが、およそ100本のメタセコイアが植栽されています。植栽されてから約25年、一度も剪定されることがありませんでしたので、円錐形の樹形の美しい樹木を見せています。メタセコイアは春に新緑が芽吹いて冬には落葉する典型的な落葉樹で、とりわけ紅葉の時期は紅葉した並木の見事さが広く知られていて、近郊からの見物客が多くなります。尤も紅葉と言っても赤色では無く茶色ですので、黄葉の範疇ではなく紅葉と言っても良いのでしょう!メタセコイアは「アケボノスギ」と言う和名もあるが、英名が「Dawn Redwood」ですから、全くの直訳らしい。一般には「メタセコイア」で広く知られ、150万年から200万年ほど前、地上に広く繁茂していた樹木とされている。嘗ては絶滅種だと思われていたが、1945年に中国四川省で自生しているものが発見され、その子孫が世界各地に輸出され、街路や公園内に植栽されて親しまれている。昨日は小春日和でしたので、午後3時ごろ、夕日に映える茶色のメタセコイア並木を撮影するため、自転車で行ってみました。メタセコイア通りはバス路線でもあり、車両の通行もある一般の道路だが、それほど交通量は多くは無いので、散歩をしていても車の騒音を気にすることはありません。夕日に照らされるアングルが撮影に不向きなのか、平日の午後のせいか分かりませんが、残念ながらカメラを片手に散策を楽しむ人の姿は見当たりませんでした。落ち葉が細かくなって、歩道は茶色の絨毯となっていましたので、今日明日の週末が最後の見頃かも知れません。
2007.12.08
コメント(3)
昨日は、数日来続いた晩秋の氷雨も上がって、晴天となり気持ちの良い日となりました。朝のニュース番組では「絶好のお出掛け日和」と言われていましたが、午後は大規模修繕工事の進捗状況を検査・検討する会議があるので、出歩く訳には行きません。12年間住民の方々が積み立てて来た1.8億円を使って、築23年団地の劣化を防ぐ2回目の修繕工事を発注しているのですが、新しくはありませんし、建築様式も多様でいろいろ想定外の問題も出て来ますし、途中入居の方々もおられ、非住居宅もありますので、公平さを保つには注意しなければならないのです。無報酬のボランティア活動でありますが、全く無関心の世帯もあり、逐一苦言を呈して来る世帯もありますので、その対応・調整も難しい処です。全住民が自宅修繕の為のボランティア自主参加となってくれれば、問題は起きないのですが・・無報酬のボランティア活動でありますが、全く無関心の世帯もあり、逐一苦言を呈して来る世帯もありますので、その対応・調整も難しい処です。全住民が自宅修繕の為のボランティア自主参加となってくれれば、問題は起きないのですが・・大規模修繕委員会にボランティア参加してくれた委員の方々も関心が低く、建設的意見も出なくなり、出席率が悪くなって来ていますので、推して知るべしと言う処かも知れません。閑話休題、出掛けられませんので仕方無く、団地入口の南側にある落合南通りに出てみました。此処は小さな支線道路、バスが通る青木葉通りに向って下りて行く坂道となっているのです。トウカエデ(唐楓)並木は、綺麗だった紅葉はすっかり落ち、黄葉した樹木が残っているばかりで、何時の間にか初冬の景色に変貌していました。
2007.12.02
コメント(1)
先日京王アートマンに行って、臨時に設営されているクリスマス・ショップを見ていましたら、小さなクリスマスツリーが2000円で売られていましたので、購入して来ました。京王アートマンは、商品数は多いのですが全て定価販売ですので、DIYの店に行けば半値で買えるとも思ったのですが、それ程高価な品物でも無く買ってしまったのです。勿論、本物の樅の木ではなく、雑木にプラスチック製の緑葉を付けた紛い物です。ツリーの高さは僅か60cmですので、テーブルに置いておいてもそれ程邪魔にならずに飾って置けます。子供が小さい頃には180cmツリーを飾っていたので吊り下げるオーナメントは沢山あり、押入れに保管してありました。何となく懐かしみつつ、箱を取り出して1/4位オーナメントを吊り下げましたら、見栄えも程々となりました。数学相似則によりますと、60cmツリー緑葉の面積は180cmのものに比べ、高さの自乗に比例し僅か1/9に過ぎませんので当然かも知れません。老夫婦2人の家で、つつましく25年振りのクリスマスツリーが完成しました。イリュミネーションは昔風の豆電球式のものが3~4式残っていますので、選んで1式だけ付けてみるつもりです。小さいツリーですので、別に発光ダイオード式のものは必要ありません。
2007.11.18
コメント(3)
多摩ニュータウンの東西幹線、多摩ニュータウン通りの公孫樹が黄色く色づいて来ましたし、又、南多摩尾根幹線のケヤキ・桜も綺麗な彩りとなりました。多摩ニュータウン通りと南多摩尾根幹線を結ぶ南北接続道、多摩センター駅西側通りには楠木、豊ヶ丘地区を貫く上之根大通りにはアメリカ楓、貝取大通りには白雲木、鎌倉街道には青桐が並木として植栽され変化に富んでいます。秋の紅葉が楽しめるのはアメリカ楓のみで、楠木は常緑樹、その他は茶色になって枯れ落ちる種類でしかありません。自宅近くの青木葉通りは、上之根大通りから支線となって尾根幹線に通じるですが、此処には栃の木が植栽されていて、多少とも黄色になりますが、やはり紅葉を楽しむ並木ではありません。昨日は久しぶりの好天、雲も少なく小春日和となりましたので、見てみましたら殆どの栃の木が葉を落として、歩道・低木植栽に溢れていました。それでも、駐車場壁を伝う蔦類は赤く紅葉したものもあり、グラデーションが楽しめました。いよいよ晩秋となって来た様です。
2007.11.13
コメント(2)
昨日朝、大規模修繕の施工契約を業者と調印するに至りました。昨年度は、技術支援と設計監理契約をした建築士に見積仕様と参考金額を提示して貰って予算額を取得、5月の団地総会で新年度議案として契約・工事実施することが承認されましたので、指名入札、業者絞り込み、ヒアリング、業者選定と、3ヶ月を掛けて漸く契約調印となりました。 私は総合技術監理資格を持つ技術士として、5月から大規模修繕特別委員会に副委員長で参加したのですが、3ヶ月で説明責任を果たせる様に遂行するのは大変でした。この様な委員会は、最初から最後まで固定されたメンバーが連続的に役割を果たすのが最善と思われたのですが、昨年度までのメンバー間に軋轢があり、前期委員長以下多くのメンバーが辞めてしまったからでした。理事会から正式な諮問文書は無いのですが、建築士の調製した見積仕様を団地規約から見直し、住民全体が納得出来る公明正大な仕様にすること、業者選定に際しては信用性・施工実績・工事保証内容に基づき、委員会で議論し答申を出すことに注力しました。結果、契約をした建築士の推奨する業者とは違った2業者で意見が割れましたが多数決選定とせずに「どちらを選んでも可」としましたが、理事会では全員一致で委員会多数意見となった業者で良いと言うことになりました。昨日午前10時からは、住民説明会を開催、業者説明を中心に据えて実施しました。しかしながら、上記の選定経緯を住民は知らないと言うことで、一昨日「経過説明書」を全戸配布して理事会・委員会の判断を知らしめたのですが、遅すぎた様で、会場から原点に戻る次の様な質問が出されてしまいました。1.住民の立場に立っての検討結果か?2.工事仕様の妥当性?3.工事工法の妥当性?4.使用部材の質・量・価格の妥当性?5.工事業者の信用性・財務内容?6.エアコン・アンテナ及び専用庭樹木剪定の個人負担?進行役である副理事長も原点回帰の質問に困り、理事長に発言を求め「本日は工事に関する住民説明会なので・・」となったのですが、会場は気まずい雰囲気となりました。爆弾発言の様で、説明会以前の問題ですが、色々な懸念質問はあっても良いのです。住民説明会は理事会主催で、私は委員会副委員長とは言え、説明役も要請されていないので、黒子に徹して会場内にいたのですが、発言を求め「高齢者の一人住まいも増え、個人負担で自分から業者折衝してくれと言われて困るのは分る。困ったことは何でも理事会が相談に応じ、理事会・委員会が必要あれば仲介の労を取る」として、質問者への回答とし了解されることになりました。質問1~5についても、経緯を説明する用意があったのですが、追加質問を待ったのですが幸か不幸かありませんでした。一昨日の配布資料で分かって頂けたのかと思われます。僅か186世帯の中型団地ですが、意見集約はなかなか難しいものです。工事事務所設営が9月3日から開始され、9月1日第1回業者との連絡会が始まりますが、従来諮問機関でしかなかった特別委員会を実行委員会として権限委譲を受けるのか、理事会の諮問機関として活動して行くのか判断を迫られています。業者・監理者からの設定要求に応じられず、手待ちによる工事遅延・費用請求を極力避ける体制(緊急連絡体制を含んで)をいち早く構築する必要があります。どちらの方向でも応じる用意があることを、理事長・担当理事に具申しましたが、果たしてどうなりますか、緊急の課題です。
2007.08.26
コメント(2)
この画像は新しい携帯のカメラ機能で自宅付近を撮ったもので、携帯内では690x480ピクセル320万画素、アップ画像は480x360ピクセルに変更しましたので160万画素相当ですが、結構見応えがあります。関東地方8月に入ってから雨が降らないのですが、蒸し暑い猛暑日が続き、地球温暖化の影響が年々顕著になっていて、夏特有の夕立も無く過ごしにくいこと限りがありません。今年は2年前と同様、蝉の数が多く、特に油蝉が大繁殖しているらしいのです。大繁殖は裏返せば子孫維持が危険に晒されていることかも知れませんし、近頃は樹木への防虫剤散布が減った結果かも知れませんし、何とも分かりません。蝉も好む木があるらしく、上記団地内写真の花水木(ハナミズキ)にはあまり見えませんが、団地横の欅(ケヤキ)並木には、驚くほど多くのアブラゼミがとまっています。並木の街路灯に加え、団地から光もあって、夜になっても暗くならない精か、深夜になってもアブラゼミが鳴き止むことはありません。夜も営まれる人間の生活が、自然の生態を相当乱しているのは、明らかな様です。欅(ケヤキ)並木散歩道には、此処数日アブラゼミの死骸が見られ、替ってミンミンゼミの声が聞こえる様になりました。自然環境は年々危機に瀕している気がしますが、それでも、季節は確実に進んでいます。
2007.08.14
コメント(3)
先日、NHKで「ドイツ・ライネフェルデ市の減築デザインによる都市再生」と言う番組が放映されていました。衰退傾向にある人口推移も想定して古い建物を減築して改築し、自然環境を保ちつつ確保したスペースには工業誘致する斬新な手法には感銘しました。メガロポリス東京の郊外型ベッドタウンとして、その歴史を刻んで来た多摩ニュータウン、その中核とされる多摩市は今後急激な人口が懸念される地域で、2000年を基準として、2025年の人口動向予測を見ると-24%、何と全国一の人口減少懸念地区なのです。開発当初に建てられた団地では、高齢者が死亡してしまい空き家となっていて、一部ゴーストタウン・スラム的状況となっているが現実だ。適切な時期に住宅地の再生・再編が進まないと、残された居住者も転出し、地域がゴーストタウン・スラム的状況となってしまう様です。此処2~3年、全国的な住宅ブームに乗って、売れ残っていた都有地・国有地に民活によるマンション開発が展開中だが、10~15年経つと黙阿弥となってしまうのは確実とみます。多摩市も人口吸収実証地域のニュータウン開発中核として誕生したのですが、老年期を迎えて「減築による持続可能な街づくり」についても人口減少対策実証都市でありたいものです。インターネット検索すると「ライネフェルデ市の減築デザインによる都市再生」は次の様に紹介されています。ドイツ・ライネフェルデ市は、1999年東西ドイツ統合後の急激な経済変化によって多くの労働者が職を失い、団地には空き家が目立つようになります。市長は「都市再生は自治体政策の中心」という強い信念のもとに住民と力を合わせ、団地再生を積極的に推進しました。集合住宅を壊して建て直すのではなく「減築再生デザイン」で蘇らせる手法は「ライネフェルデ方式」と呼ばれて高い評価を受けています。団地再生のキーワードは「産業・居住・自然」。この3つの調和こそが持続可能な社会の実現には不可欠であると考え、産業エリアの立地条件の改善、居住の質の向上、高水準な自然保全を考えながら住民とワークショップを重ね、計画を具体化しました。減少方向にある市の人口推移も想定し、古い建物も残す部分と壊す部分をひとつひとつ吟味し、改築する斬新な手法が採用されました。この方法は、一気に全部を取り壊すよりコストも手間もかかりますが、新築することを考えればずっと安上がりです。
2007.05.26
コメント(1)
私が居住する団地で、いよいよ第2回目の外壁塗装を中心とする大規模修繕工事が始まろうとしています。昨年度団地理事会で、大規模修繕工事内容の仕様書が検討され、それに基づいた大規模修繕工事予算を計上して議案提示されるので、総会で承認されることになり、今年度は業者選定・工事着工と待った無しのスケジュールとなります。12年前に行った外壁塗装は劣化・亀裂も無く万全の様に見えますが、前倒しに処置して行く方針には異を唱えるつもりはありませんし、住民の納得出来る工事が遂行されることを願っています。其処で、昨年度末、2回目の大規模修繕を完了した他団地の方に話を伺ってみましたが、参考になる処が多かったと思っています。-工事費は2億円当初外壁塗装と並ぶ屋根瓦については修繕計画に3案あった。A. 塗装B. 一部取り換えC. 全面取り換え今回はCの「全面取り換え」を採用することで、屋根瓦とその基礎部分(根太、防水、断熱)の取替を行うことにした。大まかな予算構成は外壁塗装分50%、瓦工事50%となっているが、修繕積立費および予備費10%で実施、全体では5%(清算)となり2億円を少し超えた程度。-工程は8ヶ月上記の屋根瓦全面取り換えもあって、8月着工・翌年3月完了の8ヶ月線表となった。完成検査での追加工事を要求、完成は翌年4月中旬となった。-設計監理(コンサル)毎年修繕項目の検討もあることから、毎年約300万円で契約更新している。大規模修繕に当たっては、「毎日監理する」条件で年間700万円に増額契約した。従来からの経緯を知る設計監理会社(コンサル)は、理事会には有り難いものだ。-入札業者は公募し施工業者選定コンサルのアドバイス下、15社の応募中書類選考にて10社に絞込み、見積依頼。ショートリストは3社にしてプレゼンを依頼し、結局最安値の業者を仮選定。その際予算上限を超えていたことから値引き交渉し、OKとなったことで契約。-選定は修繕委員会による合議制修繕委員会は、理事会数名、ブロック委員(次年度理事予定者)、大規模修繕委員、コンサルの15名程度メンバー構成で、原則毎月1回、その他必要に応じて開催した。委員会は諮問機関なので、最終決定は理事会だが、答申が覆ったことは無かった。議事録はコンサル担当とし、出欠表も付け、共通理解が図れる様にした。-修繕費割付この団地は総数97戸タウンハウス型、修繕費の負担は棟ごとの清算。7スタイルで、最低と最高では2~3倍の格差が生じた。修繕積立金は一律定額だったので、不足した棟では最大60万円徴収することにした。-保障と瑕疵責任修繕項目により細分化されているが、瓦は陶器瓦を採用してことで10年保証とした。-その他2006年11月18日 多摩市主催の「大規模修繕工事 現場見学会」受け入れ。それにしましても、「不足した棟では最大60万円」の徴収方法は分りませんが、通例では「著しい論議で紛糾」と思われ、住民に納得させた力量は大したものだと感心してしまいました。
2007.05.25
コメント(0)
5月3~6日、多摩センターで催されている「ガーデンシティ多摩センターこどもまつり」に行ってみました。家族向けのイベント会場が3か所設営され、多数のテント・移動販売車もあって、凄い人出となっていまして、近くの外食レストラン・喫茶店も客であふれ、食事も出来そうもありませんので、販売テントでソース焼きそばとお茶ペットボトルを買い、木陰で昼食を取ることにしました。近年、集客を見込んで、エンタメ系こども祭りの色合いが強くなりましたし、この機に乗じて、各種活動団体もテント屋台での食物販売による資金集めが盛んとなりました。この催し行事は20年の歴史がありますが、当初は多摩市の財政状況も豊かでしたので、補助金で「ガーデンシティ多摩」と言う「花と緑の町」を宣伝するフェスティバルで、鉢植えの花々・植木を販売するテント群が主体でした。多摩市の財政が逼迫して来た現在、その補助金は年々減らされ、来年にも打ち切りとなる予定ですので、祭り要素を強くして集客を企画させ、後は自立させる方針と思えます。そんな背景から、補助金で活動して来た団体も打ち切り措置から資金集めに狂奔しなければならなくなった様です。近年の方向を否定する訳ではありませんが、フェスティバルの初心が忘れ去られているのが気に掛かります。地球温暖化が大問題となっている現在、「花と緑で持続可能な街づくり」を標榜する地方自治体があっても良い、実験的な「多摩ニュータウン」の中核都市「多摩市」の使命では無いかと思わざるを得ません。来年は1テナントとして、多摩市役所がテント設営し、そんな宣言を出来ないものかと思っています。
2007.05.05
コメント(3)
大型連休に入ってから、絶好の晴天が続いています。この時期は、気温も高くなりつつあるのですが、暑すぎると言うことも無く、過ごしやすい季節です。東京では午前4時半ともなりますと明るくなって来ますので、「春は曙(あけぼの)」を楽しむことは出来にくいのです。しかし、午前8時、朝日に照らされて映える新緑、将に「時は春、日は朝(あした)」の世界となっています。別に何処へ出掛けなくても、家を一寸出て見れば、咲き出した躑躅(つつじ)が、眩しく目に飛び込んで来て、気分爽快となります。花水木(はなみずき)、躑躅(つつじ)共、大型連休中には満開になりそうです。
2007.04.30
コメント(2)
私が住んでいる多摩ニュータウン内の或る団地は、入居が始まってから24年になります。法定償却期間は木造25年・コンクリート35年とされていますので、資産価値も半減以下となって来て、寂しい気持ちになります。しかし近頃は、近隣団地群でも、およそ12年毎に外壁塗装改修をしますので、鉄筋の錆び付きが防止出来、鉄筋コンクリート躯体の寿命が保たれて、住居耐久性がもう少し長くなると思われます。昨日、団地内の奥様方有志が団地内写真展を行いましたが、24年間で初めての試みでした。住民各戸にビラを入れたようですが、周知徹底されずに出品者が少なかったようで、知人から写真を出展してくれる様に依頼されました。20年間に亘る写真の一部はパソコンに保存してありましたので、知人に来て頂き選択して、フォトプリント用紙にプリントして、急きょ出品作としました。自宅でも団地内でも緑を楽しむことが出来ます。緑濃い丘陵地帯なのですが、冬は内陸性気候となり雪も降ります。Yahoo!Photoスライドショーでご覧ください!春夏秋冬を選定しつつも、15年前には団地の白壁も美しく、植栽も若く生命力に満ち溢れていたことが実感されました。ここ10年間に木々が大きくなり、住宅内が暗くなると言う理由で、欅(ケヤキ)数本が根元から伐採されて景観が変化しつつあります。住環境保全と自然環境保全とは、相容れない部分もある様ですが、伐採・剪定は最小限にバランス良く実施して欲しいものだと思います。今年の写真展出品者は僅か4人とのことですが、来場された方々は、「来年チャンスがあれば出展したい」とのコメントがあった様で、来年の盛況を期待したいものです。多摩ニュータウンは昭和40年代から多摩川沿いの多摩丘陵地帯に造られた計画都市、開発に際しては宮崎映画「平成ぽんぽこ狸合戦」に描かれた様に自然破壊はあったのでしょう。残念なことに、平成に入ってからは人口の増加は止まり、急激に高齢化が進む地区となりました。しかし此処数年は、国・都が所有する土地を安価で民間に売却したことで、駅前を中心に再開発が進み、マンション建設が盛んになりましたが、商業地区が少なく、自力再生可能な住環境確立には問題があると判断しています。
2007.02.25
コメント(0)
多摩ニュータウンの南端に位置する尾根幹線は従来片側1車線の山道に近い道路でしたが、中央分離帯が広く取られたまま放置されていて、簡単に片側2車線に変更出来るように用地が確保されています。この写真は町田市の尾根緑道から多摩市方向を撮影したもので、中央分離帯をある程度削った結果、ここの部分(町田市区域)は高速道路に負けない道路仕様となっています。この幹線沿いの商業的な特徴は大型郊外型商業施設で、カインズホームやケーヨーデイツー、コーナンの進出で、大規模なホームセンターが競争状態。また家電量販店も多数進出し、ノジマ・ラオックス・ヤマダ電気・コジマ電気・ケーズデンキなどが進出し競争状態となっています。ついに、昨年末にはホームセンターの内「セキチュー」が撤退、家電量販店も「ノジマ」も撤退となりました。民間企業のマーケット戦略も「短期決戦」で利益を吸い込んで早めに撤退と目論んでいるようで、同じような大型郊外型商業施設が増えても、住民にとっては短期的にも何のメリットも感じられないのです。完全な民間主導の乱開発競争の場と化している様で、市条例による行政指導によって大型郊外型商業施設規制する等、長期視点からの持続可能な職住空間がならないものかと、切磋扼腕しています。このままでは「夏草や兵共の夢の址」となり、ニュータウン開発失敗の歴史に、大型郊外型商業施設進出失敗の歴史が上塗りされる、全国的なニュータウン計画失敗例になるのではと危惧せざるを得ません。多摩ニュータウン計画:居住環境の良好な宅地を大量に供給し、且つ民間主導の無計画な乱開発を防止することを目的として、1965年に人口30万人を目指して多摩ニュータウンが計画された。住宅用地 785.6 ha 35.3% 商業業務用地 77.6 ha 3.5% 教育施設用地 212.6 ha 9.6% 公益的施設用地 229.2 ha 10.3% 道路用地 421.7 ha 19.0% 公園緑地 432.9 ha 19.4% 公共施設用地 4.8 ha 0.2% 特定業務施設 61.2 ha 2.7% 合計 2,225.6 ha 100.0% 2005年で開発事業を終了したが、売れ残りの用地が244ヘクタール、人口は約15万人で、最終的に赤字となった。売れ残りの土地は民間業者に格安で売却され、駅から直ぐ傍の土地には最近分譲高層マンションがいくつも建設されてきており、緑地・植栽の全く無い居住区が無計画に増え、街並みは大きく変わろうとしている。多摩センター駅周辺では、商業施設としては2000年「そごう」デパート撤退し、後継テナントとして三越、大塚家具が開店した。2005年には、駅前ビルにあって閉鎖されていた映画館が、駐車場跡地にワーナー・マイカル・シネマズとして再建された。ただ、15万人都市で人口減少高齢化の著しい情勢では、集客力が乏しいのが現実となっている。唯一、1990年開業の屋内テーマパーク「サンリオピューロランド」が中国・台湾から観光客を集めているのが目立つ程度で、市当局としては「サンリオピューロランドの町」としてしか売り出し様が無いのが悩みとなっている。企業としてはベネッセ、朝日生命保険、東京海上保険、ミツミ電機などが進出してるが、人口減少を受けて駅前の東電、東ガス、NTTの事務所は閉鎖されたままとなっている。2007年CSK研究所、2009年JUKI本社が移転して来る予定の様だが、5千人を超えると目される分譲高層マンションの新住民と共に、都市の再生が図られるか注目される所である。
2007.01.09
コメント(2)
多摩センター駅(京王線・小田急線)からパルテノン多摩に至る遊歩道は、車道の上に設置されていて、幅も広く、クスノキ並木もあって開放的雰囲気があります。両側にはホテル、デパート、レストラン街、各種商店もあり、人口減少が著しい多摩ニュータウン地域ではありますが、結構多くの人たちが行き来しています。11月中旬からは、遊歩道の真ん中にクリスマスツリーが立てられ、通路には各種動物の電飾、サンリオ・キティちゃんの飾り物が置かれ、クスノキ並木には電飾が施されますので、夜ともなるとなかなか見応えのあるイルミネーションとなります。年々飾り物も増えて、週末には各種イベント、小さなコンサートなどもあり、家族連れ。若いカップルが、光のあふれる雰囲気を楽しんでいます。クリスマス・イルミネーションは1月8日まで、並木の電飾は2月中旬までとなっている様です。多摩モノレールからは記念パスネットも発売され、このイベント開催を後押ししています。しかし、毎年の恒例行事となりますと、それほどの昂揚感も無くなって来ましたので、今年は未だ夜わざわざ出かけて行っての光のあふれる雰囲気を楽しむことにはなっていません。
2006.12.21
コメント(4)
閉鎖されていたローズ幼稚園跡地に9階建てマンションが出現しました。往時は35~40才台世代が多く、子供達の明るい声が響いていたのですが、その子供達も育って出ていってしまい、世代交代も無く園児が減って、ローズ幼稚園は7年前に閉園となりました。2階建ての建物は住む人も無く何か廃屋が残っている様で、付近の治安上一寸不安でありましたので、新しい人達を迎えることが出来るのは近隣住人として喜ばしいことでありますが、一寸複雑な思いもしています。このマンションは「藤和シティホームズ多摩センター」と呼ばれ、地上8階地下1階建てで、建坪率60%、容積率150%、駐車場率100%となっています。この周辺は2~4階建て低層マンション群が多い市街地ですので、建坪率60%・容積率150%との規制があるので、建築法には抵触していません。しかし、容積率にはカラクリがあり、地下1階と定義づけたグラウンドフロアはカウントされていないので、実際の容積率は170%を越えてしまうのです。幼稚園建物が4m程盛り土した所にあったので、其処を3m掘り込んで地下1階と定義してあるのですが、周囲道路より高くなっていて実質的には将に1階でグレイゾーンなのです。我が家の小さな庭から見ると数棟離れていますのでそれ程威圧感はありませんが、抜けて見えた空が無くなり閉塞感が出て来てしまいました。直近の2階建てタウンハウス棟に住み続けて来た住人は、今まで丹沢山塊に沈む夕日を独り占めにして楽しんで来たのですが、突然高層マンションに景観を奪われ、コンクリート・ジャングルに住む住人と化してしまいました。今年1月の近隣住民への建築説明会に出席し、「実質容積率150%を守るべく9階部分を削除する」様に発言、煩い住民と判断されたのか、次回からの説明会は開催通知も配布されなくなりました。「多摩ローズ幼稚園跡のマンション計画」の日記はこちらです市長の方にもメールで行政指導する様に連絡し、「回答する」由返信メールもあったのですが、その後「無しの礫」で建築進行となりました。民活は経営効率最大を目指しますので、法の際を検討しての実質170%容積率マンションを150%容積率として都からの建築許可を得、市への建築確認を提出した時点でも、近隣住民の景観権は全く問題とならなかった様です。都市基盤整備公団から売却された近隣空き地には民間業者によって続々と、高層マンションが建築され、中には17階建てマンションも出現し、なだらかな丘陵地に緑に溢れた低層住宅地とする当初のニュータウン計画は30年を経過して変貌を遂げることとなりました。公団が目指した緑に溢れた快適な住空間よりも、民活では緑を削った最大数の住空間を志向しますので、「経営主義のみに立脚した民活の全てが善」とは言えないと思っています。
2006.12.19
コメント(3)
多摩中央公園の通称「レンガ坂」は、アメリカスズカケ並木となっています。スズカケ(sycamore)は別名プラタナスで呼ばれる落葉高木で、この20年で驚く程高くなり枝も張って壮観となりました。春には花弁が淡黄緑色で花心部にオレンジ色の斑がある可憐な花が咲きますが、秋になっても丸くてつぶつぶの実が生りません。実が鈴に似ていることから、スズカケ(鈴懸)となった筈ですので奇妙です。この画像は1ヶ月ほど前に落ちていたプラタナスの実と思われるものを撮影したもので、散歩の度に見上げてチェックしているのですが、この種の実ばかりで遂に丸い実は見つかりませんでした。ずっと「アメリカスズカケ」と思って来たのですが、有難い書き込みがあって「ユリノキ」と判明致しました。インターネット公開ブログの良い点を改めて認識しました。教えて頂き、有難うございました! 早速訂正させて頂きました。多摩中央公園から鶴牧西公園に行く散歩道は、アメリカ楓並木となっています。先日その実を拾いに行ったのですが、今年は冬の到来が遅いのでしょうか、高い枝に鈴なりに生ったままで地面に落ちているのは少なかったのです。枯葉の中から見つけだしたアメリカ楓の実を3個持ち帰って来ました。丸い実にトゲトゲがあって穴が開いていて、作り物の小さな籠の様にも見え、リースを造る人には格好の素材の様です。
2006.12.17
コメント(3)
昨日は晴天とは言え薄日で、小春日和とも言えず、何となく遠くが霞んでいました。それでもセーターを着ていると汗ばむ程、気温も上がりました。陽気に誘われて散歩に出てみますと、公園の木々は色を添えて秋景色となっていました。多摩中央公園には、紅葉するモミジ、楓の類はあまり植栽されていませんが、今年はケヤキ類が黄色、赤、茶色と色とりどりとなっていて綺麗でした。噴水のある大きな池の畔の木々も紅葉し、水面にその姿を映してなかなかの景観となっていました。今年は空前のマンションブームで、この多摩中央公園周辺の空き地には次々と高層マンションが建ちつつあります。しかし、公園内には全く遊戯施設がないことから此処では散策するか芝生で休むしか出来ませんので、返って静けさを保っている様でした。
2006.11.23
コメント(2)
昨日午前中まで降り続いた氷雨が上がり、午後には曇天となり一時は薄日も差す位となりましたので、自宅周辺の秋を散歩で見つけに行きました。尤も、夕方には再度ポツリポツリと雨が降り始めましたので、薄日はほんの束の間だった様です。団地前の通りはトウカエデ(唐楓)が街路樹となって1kmほど続きます。紅葉真っ盛りの樹、葉が落ちてしまった樹、未だ青々とした樹と見事なグラデーションとなっていました。近くのハナミズキ通りは、葉が全て落ち、赤い実も落ち切って、早くも冬支度の様でした。次のメタセコイア通りでは、漸くメタセコイアの葉が黄緑色と黄葉が始まったばかりでした。メタセコイア通りを通り過ぎますと、丹沢山塊が見える丘の道は、アメリカカエデ(アメリカ楓)の街路樹散歩道となっています。樹上は赤、黄、緑、茶、等とりどりの色、樹下に落ちている葉の形も切れ込みの深いものや五角形に近いもの、等とりどりの形でした。曇天でしたので、鮮やかな秋の彩色となっていなかったのは残念でした。しかし、今年は秋がなかなか来なくて紅葉が遅いと言われていましたが、昨日は「里の秋」と言うより晩秋の賑わいでした。
2006.11.21
コメント(2)
喫茶店「友愛」は多摩市の乞田川沿いにあった5階建てビルの1階に26年間テナント(店子)として喫茶店を経営していたのですが、ビルの所有者が経営に失敗して売却したこと退出せざるを得なくなり、2004年9月に八王子市堀之内に移転しました。場所的には便利になり京王線「堀之内」駅から徒歩3分も掛からないのですが、表通りから一本奥まった通りにありますので閑静さが保たれていて、喫茶店の雰囲気を保つ為には良さそうです。喫茶「友愛」-バブル崩壊余波による移転 2年前の日記はこちらです喫茶「友愛」の珈琲は、長年珈琲を入れ慣れているご主人が、目の前で豆を多めに挽いて造って呉れますのでとても美味しく、又、入れた珈琲をウェッジウッド製等の高価なカップ・ソーサーで出して呉れますので、ゆったり優雅に頂けるのも魅力です。店内は多少暗くしてありますが、上から照らすスポットライトが効果的に効いていますので、本等を読むのに支障はありません。又、店内の音楽はライト・クラシックが多いのですが、偶には懐かしいスクリーン・ミュージックが静かにBGM風に流されていますので、気を遣わずに過ごせます。店内の調度品も立派なものが多く、テーブル・椅子などもがっしりとした堅牢なものが使われていますし、ブラウン・ホワイト双方のシュガーポットも何気なく備前焼のものがさりげなく置いてあります。店にはご主人夫妻と妹さんの3人での家族経営ですので、家庭的な雰囲気が醸し出されていて静かにゆっくり過ごすには絶好のお店です。近頃、珈琲の美味しさを売り物にする喫茶店が少なくなり寂しい限りですが、喫茶「友愛」は昔ながらの気質が感じられる珍しい喫茶店です。
2006.11.16
コメント(5)
尾根幹線はニュータウン通りと並んで、多摩ニュータウン地区の中核交通網ですが、住宅地区の南端に沿っていることから昨年まで混雑することはありませんでした。しかし、1昨年あたりから町田市多摩境地区の再開発が活況を呈すると共に交通量が格段に多くなって来ました。高層マンション群に加えて大型商業施設が構築され、特にウィークエンドは買い物車の往来が格段に増えて、混雑して来ました。それに加えて、今までは尾根幹線沿いの地域は、駅から徒歩20分程度と遠いこともあって開発が遅れた売れ残りの地区として問題になっていましたが、近頃の住宅ブームの影響もあってか、民間へ安値売却したと思われる地区では続々と大型商業施設の建設が目白押しとなりました。数年前に石特会計で造られていた陸橋周りは、昨年整備が進み中央分離帯を取り払って片側2車線の道路となって生まれ変わりました。尾根緑道から尾根幹線を見ますと高速道路の様ですが、現状は未だ山道扱いの様で制限速度40km/Hrと維持されています。しかし信号も無い高速道路と同じですので、平均60~70km/Hrで走行する車が多く、一斉取締があれば殆どが違反切符を切られてしまう程です。しかも整備されたのは写真で見られる区間だけで、残り区域では相変わらず片側1車線のままですので、整備区間終了点ではボトルネックとなって長蛇の車列で渋滞することになりました。尾根幹線は、東名高速へのアクセス・環状9号線の導入、等色々取り沙汰されていますが、将来計画は未だ不透明の様です。多摩市のWebサイトでは以下の様に報じています。南多摩尾根幹線道路は、多摩地域の広域交通道路網の東西地域を結ぶ中核交通網として重要な幹線道路であり、鶴川街道から町田街道まで延長13.8kmの整備計画となっております。構造は、中央部分に4車線の本線とその両側に1車線ずつ側道を配し、全体幅員32.5m~58mの計画となっております。 東京都におきましては、都市計画決定以降社会経済状況や周辺状況が大きく変化しており、本線整備を進めるに当たっては、多摩ニュータウンの広域的位置づけや開発の進展及び将来交通量の見通しなどを勘案しつつ計画を見直し、整備手法や道路構造等十分検討したうえで、優先順位をつけ段階的に進めていく考え方と伺っています。高速導入、環状9号線の導入に関しましては、東京都から報告は頂いておりません。多摩市としては、沿線住民の住環境を踏まえ、多摩ニュータウン関係自治体とも連携し、環境に十分配慮した計画で早期に完成させるよう東京都に要望しています。
2006.11.06
コメント(3)
ミンミンゼミの鳴き声が目立って来ました。鼻に掛かって甘えた様な「ミーン、ミーン」と言う鳴き方に特徴があって、夏の終わりの気配を感じさせます。7月から暑そうに鳴いていたアブラゼミは、散歩道に死骸が落ちているのが多くなりました。こうなりますと、目の高さに留まっているアブラゼミは動きも鈍く簡単に手で掴まえることが出来ます。しかし、ミンミンゼミは木の相当高所に留まって鳴くのが普通ですから、散歩途中では見つけることも難しく、掴まえるには柄の長い昆虫網が要ります。昨日は2日続きの30度以下の気温だったせいか、多摩中央公園のレンガ坂にある鈴懸(プラタナス)並木では、数匹のミンミンゼミが目の高さの位置で鳴いていました。木の幹に同化していて目立ちませんが、羽根が透明で、身体は黒に緑色班が入っている綺麗な蝉です。和名 ミンミンゼミ英名 robust cicada体長 29~36ミリ(翅/ハネの端まで57~63ミリ)市街地から低山地の林に棲み、人家近くにも多い。しかし東海以西では平地にはほとんど棲息せず、低山地のセミとなる。日本を代表するセミの一つ。体色に変異が多く、全身黒っぽいものから、黒い部分が全くない緑一色のものまでいる。成虫は樹液を食物とする。卵で越冬し、幼虫は木の根の汁を吸いながら地中で成長して、七年目に羽化して成虫となる。蝉の英文名は「cicada」と凡そ英語らしく無い名前ですのでラテン語そのままなのかも知れません。ミンミンゼミは「robust cicada」となっていますので、意訳すれば「丈夫な蝉」、当然アメリカにもいるのでしょうが、テキサス州では聴いたことはありません。
2006.08.29
コメント(5)
多摩市と八王子市との境を跨いで広がる府中カントリークラブに挟まれた谷戸の奥まった区域に多摩市立中沢池公園はあります。此処は地理的には多摩ニュータウンなのですが、地形が狭い沢であり宅地開発に向かないとされたのでしょうか、多摩ニュータウンの整備区域から除外されていたので、昔ながらの自然が残る結果となった様です。 中沢池の歴史は古く、寛文年間(1661~1672年)に掘られた農耕用の溜池だったと言うことで、1978年に多摩市有地となり、1990年(平成2年)から2年間の整備後に公園として開園しました。中沢池は無料のヘラブナ釣り場としえ整備されていますので、池の畔にはのんびりと釣り糸を垂れる人たちの姿が見られます。 この公園は小さくて園内を隈無く歩いても5分程で回ることが出来ますが、こぢんまりとした花菖蒲田が整備されていて、6月の開花時期になりますと花菖蒲を目当ての人々が訪れて来ます。ただ小さい公園でもあり、多摩センター駅から徒歩20分掛かることでアクセスも良くありませんので混雑することは無く、何時でも公園は静かで穏やかな雰囲気を保っています。池から放水を利用しての水車小屋なども設置されてあり、昔懐かしい谷戸の農村の風景を彷彿とさせる様です。 それ以外の見所もありませんが、公園内にはトイレも設置されていますので、お弁当などを持ってゆったりとした時間を過ごすには良いかも知れません。公園脇の道路沿いに十台分ほどの駐車場が用意されており、8:30~17:00の時間帯で利用出来ます。花の時期に駐車場が満杯になっても、カントリークラブのアクセス道路沿いに駐車しても苦情を言われることもなく、駐車監視員も此処までは来ることはありません。
2006.06.24
コメント(3)
ローズ幼稚園が閉鎖されてから7年ほど経過しました。子供達の明るい声が消え、2階建ての建物は非常灯が点いてはいましたが、住む人も無く何か廃屋が残っている様で、付近の治安上一寸不安でありました。5年前にはオーナーであるローズ幼稚園が、三井住友建設と共にマンション計画「ローズマンション」を建築申請した経緯があります。周囲が4m道路しか無いのに地上8階建て、しかも駐車場率が70%ですので、違法駐車が常駐化する恐れがあると、多摩市に行政指導する様にメールした所、次の様な回答が市長から封書で来状しました。建坪率:建坪率60%、容積率200%の第2種中高層住居専用地域要求に合致している。建築確認:建築確認の段階には無い駐車場完備:「多摩市宅地開発等指導要綱」に基づく行政との協議が必要で、市としては駐車場設置台数の増加、周辺環境への配慮等改善を事業主に要望している。この時はオーナーの資金繰りが出来なかった様で、計画中止となりました。時は流れて、昨年オーナーが資産税を逃れる為土地を売却してしまった様で、買い取った藤和不動産が、「藤和シティホームズ多摩センター」を建設する計画が持ち上がりました。地上8階地下1階の実質9階建てで、建坪率60%、容積率150%、駐車場率100%となり「ローズマンション」よりは改善している様ですが、容積率にはカラクリがあり、地下1階と定義づけたグラウンドフロアはカウントされていないので、実質容積率は170%を越えてしまいます。グレイに塗った部分は地下1階ですが、周囲道路より高くなっています。幼稚園建物が4m程盛り土した所にあったので、其処を3m掘り込んで地下1階と定義してあり、実際には1階で将にグレイゾーンなのです。付近は2階建てタウンハウス、4階建てマンションが殆どの地域で、僅かに幹線道路際に1階が店舗となった7階建ての下駄履きマンションが1棟あるに過ぎない中低層地域なのです。200m先にあるライオンズマンションは数年前に完成しましたが、4階建てとなっていて付近との違和感はありません。先日行われた施主側の説明会では、付近住民が丹沢山塊を望めた景観権、地域環境との調和を主張し、5階建てマンションを要望する意見が多数を占めました。私も付近住民の一人ですが、廃屋がマンション化されるのは基本的に賛成ですので、付近環境と合わせる様8階にある3戸を取りやめて7階にして、容積率142%とし、来客駐車場を3台確保するのが妥当と意見を述べましたが、後で考えるとこれは施主側の狙う落とし所かも知れません。今日も幼稚園建物の取り壊し作業の騒音が煩く聞こえていますが、今後このマンション計画が複数回の説明を経て住民要望をどの様に取り込み、変貌して行くか注目しています。藤和不動産は説明会開催を装い、強行突破で売り逃げも考えられますので気が抜けません。駅前の商業地区ではマンション計画が目白押しで、10~15階建てマンション計画が少なくとも3つ同時並行で進んでいます。原則的に住民が増えるのは良いことですが、会社事務所ビル等、世代を越えて人が働く場所が増えないと、20年単位で考えた市政運営は上手く行くとは思わないのですが、その辺について市当局者の長期方針が欠落している様に思えてなりません。
2006.01.24
コメント(1)
東京地区に10cm程の積雪があって2日、今日も昨日に続いて快晴ですが、西風が強くゴーゴーと音を立てて吹き荒び、寒い朝となりました。道路の雪は昨日で殆ど無くなりましたが、北斜面は未だ真っ白で、樹冠にもこんもりと雪が残っています。強い西風が屋根に残った雪、樹冠の雪を吹き散らし、細かい雪片が舞い明るい太陽に照らされて見渡す限りきらきらと輝き、まるでテレビで放映されるダイアモンドダストの様で、綺麗です。本当のダイアモンドダストはマイナス30~40℃で大気中の水分が氷結するものですので、実際には見たことがありませんが、こんな状況なのかと想像出来る様な気がします。その画像を撮影しようかとデジカメを取りだしてみましたが、細かい動画機能が充実して無いと、とても再現出来そうも無いので自分の眼だけで観賞することにしました。又、今冬は富士山の冠雪が少なく斑に見えていたのですが、昨日からは丹沢山塊を突き出て真っ白となりました。豪雪地帯の方々には申し訳無いのですが、東京地方で此処2~3日美しい冬景色を堪能させて頂いております。
2006.01.23
コメント(1)
全532件 (532件中 451-500件目)