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今まで「奇跡の4B」を読んで頂いた皆様、本当に有難うございました。心よりお礼申し上げます。SF小説「奇跡の4B」は今回を最終回とさせて頂きます。新生ビートルズの未来を描くのは、筆者の能力の遠く及ばないことに気付いたのです、やっと。そして、新作を書きたいとの思いがある。自分の心の中でウズウズしてきたのです。 奇跡の4B 最終回 Hello, & Goodbye ♪ 新生ビートルズは、ウェ―ルズ国王主従一行(4B達を除く)が『時空海廊』(じくうかいろう)のα中天界側の入り口の前に姿を現し、帰国を果たした、その日から始まった。今更こんな事を持ち出すのは狡いけれど、以前ウェ―ルズ国王はバッハに対して「歴史を曲げない策」を披露し、安心させたのだが、ビートルズのメンバーがキャバーンクラブで、後に発表することになっている、曲をウェ―ルズ国王の「金のタイプライター」と「魔法のような方程式」を使って、一足早く演奏することにしてしまった。既に歴史に関与する可能性を否定し得ないと分かっていた国王は、こっそり行き先を異次元世界の地球の、イングランド/リヴァプールに変えた。つまりその世界では未だビートルズは成功していない。現在進行中、結果不明の4人に指標となる数曲を与えたというわけである。それ以上の余計な介入はせず、彼らの新しい才能の開花に全てを預けたと受け取って欲しいと願うウェ―ルズ国王であった。というわけで、新生ビートルズは、我々の偉大なビートルズとは違う曲を作ることになる。どんな曲が生まれるのか!楽しい想像が湧いてくる。もしも希望が叶うのであれば、ジョンレノンの暗殺だけは避けて欲しい。そして4人全員が長寿を全うして欲しいと強く願うばかり。期待に胸を膨らませつつ、頁を越えて・・・自作へ!最終回で聴きたい曲は、The Beatles/ Hello,Goodbyeです!Thank you TheBeatles♪ for up this song.
2019.08.25
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奇跡の4B終章 会えば必ず来る時 第1話前史では無かった事が起きている。しかし、その場に居合わせた人にとってそれは初事、ビートルズを含む歴史は新たに、ここからはじまるのだ。「ハードデイズナイト!」で始まった。2秒・・3秒・・・全ての観衆は、背筋を電流が走り抜けて行ったショックから立ち直り、身体を震わせて言葉にならない声を上げた!4Bたちを除く、ウェ―ルズ国王主従も同様の反応を示した。ならば4Bたちは?彼らの受けたショックを言葉にすれば・・・バッハ「最高の生地で仕上げた礼装は素晴らしいが、我々は、実は少しばかり飽きていたんだな・・・」ベートーヴェン「和音の斬新な使い方!これは一体!」ブルックナー「あの楽器は何だ・・・?シンプルで控えめにさえ思えるメロディが何とも言えない存在感を放っている!」ブラームス「歌だ・・・歌詞を歌っていない間も、楽器そのものが歌っているようだ!」今日、聴きたかった曲は、The Beatles-Ticket To Ride です。Thank you The Beatles♪for up this song.
2019.07.16
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皆さん、こんにちは。ウェ―ルズ国王主従一行が、興奮して寝付けなかったあの「ハードデイズナイトホテル」の夜が明けるのに、1ヶ月以上かかりました。というより、1ヶ月をあっと飛び越えて・・の奇跡の4B キャバーンクラブ翌朝、ホテルが用意してくれた朝食を摂った・・・何を食べたとかは何ひとつ覚えていないが・・とにかくこれからキャバーンクラブへ行き、ビートルズの生演奏を聴くことができるのだ!!一行は、全員例外なく既に興奮している。ん?1人だけ、興奮のお供に緊張まで従えた人がいるようだ。バッハは、声をかけずには居られなくなって、「国王陛下・・」「・・・・・・」「ウェ―ルズ国王陛下!」国王は、明らかに常ではなく、本当に飛び上がって驚いた!「どうしたのだバッハ君!」バッハは、失礼と知りつつ、顔を二度ばかり横に振った。「いつもの陛下ではありませんね。とても落ち着きのないご様子ですが・・・」「やはり、隠し切れないかあ・・・」「失礼ながら、誰の目にも明らかかと・・・」しばらく、不自然な間が開いたあと、ウェ―ルズ国王は、大きく息を吐いた。「実は・・ビートルズのメンバーと演奏に手を加えた」バッハベートーヴェン 何ですって!!!ブルックナーブラームス「いや、怒らずに聞いてくれ。諸君らも知ってのとおり、キャバーンクラブのランチタイムセッションに出演し始めた頃、ドラムはリンゴスターじゃなかったが、あえてリンゴを参加させた」全員で「何という事を・・・」国王「あと、もう一つだけ・・・」バッハらは、もう云う言葉さえ無くして、天を仰いだ。「実はな、今のこの時、ビートルズはオリジナル曲を持っていない。他のアーティストのカバーを演奏していたから彼らの個性は未だ引き出されていないのだよ。そこで私がその・・・」バッハ「その先は恐らく皆、見当がついております。例の金のタイプライターで書いた『王様の好きな方程式』を用いて、曲目を入れ替えたわけでございましょう」「その通りだ!良く分かったな!・・せっかく君ら4Bに聴かせても、他人のカバーではビートルズの個性、非常にユニークな音楽性を聴き取ることが出来ない。それではこの旅が無駄になって余りに勿体ない。そう思ったのだよ・・・」国王が目を泳がせている、誰一人返事をしてくれないから。暫し沈黙の時が流れたところで、ブルックナーとブラームスの2人が白い歯を見せた。「いいじゃないですかバッハさん、国王陛下の少しばかり人騒がせな思い付きを素直に受け入れましょう。ファンの人たちだってきっと大喜びするでしょう!」結局、皆が賛同の意を表す笑みを浮かべ、ウェ―ルズ国王は、ほっと胸を撫で下ろしたのだった。今日の好きな曲は、ビートルズのI Need You/The Beatles です。この曲は、私の愛犬リリが好きだった。この曲が流れると耳をぴくっとさせて、じっと最後まで動かずに居ました・・・思い出の曲でもあります。Thank you The Beatles♪ for up this song.
2019.05.06
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奇跡の4B 「ハードデイズナイトホテル」靴屋の主人、トンプソン氏と別れた後、ウェ―ルズ国王一行は、「ハードデイズナイトホテル」にチェックインした。(前回でも書き記したことですが、何しろ更新の間隔が空きがちですので、再度申します。「ハードデイズナイトホテル」この建物は1884年建設ですが、ホテルは2008年オープンですから、ビートルズがキャバーンクラブに出演し始めた頃は、まだホテルとしては存在していません。そのへんの時代考証の曖昧な点は大目にみてくださいね)ウェ―ルズ国王の一行9名は、国王のみ1人1部屋で、後の8名は2人で1部屋に別れた。(1961年のここ英国ではウェ―ルズ国王ではなく、サー・ルイ・マッカラムという名前になっているのですが、間違えたらひらにご容赦下さい)国王の姪であるアメリアと彼女の護衛役のミラの2人が同室し、4Bを含む男性陣6人は2人ずつ、3部屋に分かれて宿泊した。「ハードデイズナイトホテル」の客室は全部で110室あり、その全ての部屋にビートルズの各メンバーの絵が飾られている。しかもそのデザインは全部違うというのだ。それだけでは無い。ビートルズの曲名を冠したホテルだけあって、普通のホテルのドアノブにかけるタグの文字が「Please Do Not Disturb.」の代わりに「Let it be.」とあり、「Please Clean.」の代わりに「I need you.」と、ビートルズの曲名になっている!今日の好きな曲は、The Beatles/A Hard Day's Nightです!Thank you The Beatles for up this song.
2019.04.01
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ご訪問下さる皆様、ごめんなさい。23日から今日まで6社の依頼に対応し、クリア!・・・目と指先に神経を集中していました。頸と腰にこんなに負担が掛かっていたとは!腰痛が・・・明日は入念なマッサージを受けに行ってきます。ご訪問頂いた皆様のところへは、応援だけは何とかさせて頂きに参ります。留守中のご訪問、コメント、応援を頂き感謝に堪えません。よろしかったら、応援☆をお願い致します。
2019.03.26
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奇跡の4B タイムラインインフォメーション<あらすじ>4Bは国王ジェイムズ・ポール・ウェ―ルズ(リヴァプールでは、サー・オリヴァー・ルイ・マッカラムという仮の名前を名乗る)に率いられて、やっとビートルズがいる1961年のイングランド/マージーサイド州リヴァプールに到着した!一行はまだ、時空の旅を終えた直後の、船酔いに似た症状から脱しきれないでいて、歩くのにも意識を集中することを強いられていた。そこへ地元の住民らしき初老の男と遭遇した。そして彼は国王の姿を認めて立ち止まって声を掛けた。<タイムラインインフォメーション>「これはこれは、サー・ルイ・マッカラム お早うございます」(この人は国王を知っている!)国王と7人の仲間たちの視線は初老の男を凝視している。やがて強く見開いていた国王の目が緩み、口元に笑みを浮かべて目の前にいる初老の男に語り掛けた。「おはよう。あなたは靴屋の主人、トンプソンさんでしたな」「さようでございます。覚えていてくださり光栄です。またいつでも店へお越し下さい。お待ちしております」「わかりました、また寄らせていただきましょう」トンプソン氏は、嬉しそうに笑みを浮かべたまま、軽く頭を下げて国王の前を辞去した。「王様、あの方をご存じなのですか?」「いやいや、今思い出したところだよ。この町は、最盛期は80万人近い人口を抱え、イギリス有数の工業都市・交易都市として栄えていたのだよ。第二次世界大戦以後一時的に衰えたとは言え、今でも30万人は下らないだろう。とても記憶出来る人数ではない」「では、王様はどうやってあの方の名前を思い出されたのです?」バッハは心底不思議でならない、と言いたげな顔をして訊ねた。「忘れたかね・・・黄金のタイプライターで紙に書かれた『願いの叶う方程式』を。その方程式の一つが『リヴァプール全市民の氏名』を思い出させてくれるのだよ。それは私だけではなく、あの『時空海廊』を通り抜けた者全てにおいて有効となる。だから皆、心配は要らないよ」安心した一同からため息が漏れた。 国王に従って歩き始めた途端に、バッハは目の前の道を「私は知っている」事に気付いた。国王の「心配要らないよ」と言うのはこのことだったのだ。後ろを振り向くと、4Bの仲間たちたちもアメリアと警護役の2人も、みんなバッハに笑顔を見せて頷いている。足取りも軽くなっている・・・。(みんな、私と同じように理解できているのだ)我々は、今歩いているこの道が宿泊先の「ハードデイズナイトホテル」に続いていると確信している。あのホテルの直ぐ傍に、ビートルズが出演する「キャバーンクラブ」があることも。今日聴きたくなった曲は、ビートルズの「オブラディオブラダ」です。オブラディオブラダは「人生は続いていく」という意味だそうです。The Beatles♪ thank you for up this song.いつも応援ポチをありがとうございます。今日もどうぞよろしくお願い致します♪
2019.03.08
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物凄い量の仕事が立て込んでいて、終わるとベッドにめり込むように寝落ち。夢も見ません。僕にとっては好都合であっても、訪問して下さる皆様には申し訳ございません。仕事が途切れたなら、家に帰ってお詫びに伺います。ごめんなさい。おわびに僕の好きな曲を聴いていただけたら、嬉しく思います。どうぞ、どうぞお元気で。バンバンで「いちご白書をもう一度」R2Radio11さん、upして頂いて、有難うございます。
2019.02.19
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奇跡の4B サー・ ルイ・ マッカラム「これはこれは、サー ・ルイ・ マッカラム お早うございます」(サー ・オリヴァー・ ルイ ・マッカラム:ジェイムズ・ ポール・ ウェ―ルズ国王の仮の名前)一行は、この時代のこの街に着いた。時の旅を越えてたどり着くまでの間、漆黒の宇宙の中に星々が見えたり、それらが急に目にも止まらぬ速さで、点から線となって、一行がやって来た方向へ矢のように飛び去ったりした。またある時は、目の前が歪んで見えたりした。その時は思わず吐き気を催す気分になった。そんな中を歩いているのか、走っているのか、到底説明し難い有様を経てたどり着いたのである。皆、まだふらつく足を踏ん張りながら、(ここは、多分リバプールのどこかであろう)と思い、願いながら、ほんの数十秒ほど歩いたばかりのところで、遭遇した住民だった。驚いたことにその住民は、国王?を知っているようなのである!今日の好きな曲はSandMan/America (サンドマン/アメリカ)です。彼らのコーラスとアコースティックギターの音色が好きです♪Thank you America♪for up this song.いつも応援ポチをありがとうございます。今日もどうぞよろしくお願い致します。
2019.01.30
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奇跡の4B ハーフタイム散文詩それは私がまだ、16歳の冬のこと・・・。ローカルなバスセンターでの思い出です。 「ローカルバスセンター」下校途中から2人で走ってみたけれどバスは行ってしまった 間に合わなかった「あ~あ!」と言ってみたものの 本音を言えば次のバスまで後、30分ある・・・1時間に2本のローカルバスセンター今のうち 手を握れ そのくらい頑張れ俺!心の叫びは 指まで届かず今のうちだぞ 手を握れ 乗客少ないローカルバスセンターこの日知ったこと 強い想いは叶うということ彼女が右手を 上げて見せると俺の左手にちょっとだけ触れたあとコートのポケットに ゆっくり入れながら「いいよ・・・」って 言ってうつむいた!「おう・・・」って 結局リードされてやっと想いを果たしたくせに「次は初めからな」とは 良く言えたものだよ1時間に2本だけのローカルバスセンター今日の好きな曲は、She Loves You / The Beatles です。It's nice to love someone.Thank you The Beatles♪ for up this song.いつも応援ポチをありがとうございます。今日もどうぞよろしくお願い致します♪
2019.01.09
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奇跡の4B アメリアに捧げる叙情詩その1バーベキューの後浜辺のデッキチェアに身を沈め星空を見上げる「知ってるかい?」つぶやいた体で問いかけた声が大きいその場のみんなに向けたつもりだったから誰一人問いただしてくれなきゃキッチンに戻り、グラスを置いてベッドに潜ってしまえばいい「知らないわ、教えて」やっぱり女性は優しい男どもはビールを傾け 時に笑うように喋っているはっきり聞き取れないだけ 大人だ夜空を指差して「ほら、今も見えてるだろ、ほうき星」「そうね、見えてるわ」「ほうき星は何で長い尾を引いて飛んでくのか?」「さあ?知らない」「あの尻尾に隠れて地球見物してるのさ 昔、うっかりしてて写真を撮られた奴がいただろ?長い尻尾に隠れてりゃ見つからずに済んだんだ」男たちの中のひとりが「なるほど!それ、ありかも・・・」他の連中が一斉にビールを吹き出した「良かったわね、ロマンのわかる人がいて」「あゝ、ひとりだけね」「あら、ここにもう一人いるわよ」僕の隣で 彼女はとても魅力的な笑みを浮かべてそう言うと もう一度 空を見上げた今日の好きな曲は、フィフス・ディメンションで輝く星座です。Aquarius / The Fifth Dimension Thank you coto.pops music for up this song.いつも応援ポチをありがとうございます。今日もどうぞよろしくお願い致します♪
2018.12.19
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奇跡の4B アメリアのミニスカートウェ―ルズ国王を除く7人から驚きの声が上がった!「なんと!」「これはいったい!」「きゃあ!」水面に映る変わってしまった自分たちの姿に、男たちは、かつらを被っていない事と、着衣が地味でありながら、タイトでモダンなスーツと見事に磨きあげられた革靴を履いていることに驚きを隠せなかった。何しろ、α中天界の服飾は18世紀末のイギリスのそれに近い。だが、「きゃあ!」は誰かと、この時はウェ―ルズ国王も一緒になって声の主を探した。アメリアが、彼女の丸見えになってしまった膝を隠そうとミニスカートの裾を両手で押さえてしゃがみ込んだ姿があった!警護のシュルツが、一瞬のためらいを振り切ってアメリアの元へ駆け寄り、彼女の前に立ちふさがる格好で声を発した。「皆さん、姫を見てはなりません!背中を向けて!」シュルツのそばまで来た国王が立ち止まって言う。「私の説明不足で驚かせてしまったね、アメリア。代わりのものを用意するからここで少しの間待っていておくれ」そう言うと、国王はシュルツが引いてきた馬に跨り王城へ戻ってゆく。やがて引き返してきた王の後ろには、もう一頭の馬の手綱を引く若い女性の姿があった。下馬した国王の後ろに従って歩く若き女性は、しゃがみ込んでいるアメリアの姿を見つけたようである。ウェ―ルズ国王は、右の手にした1枚の紙をアメリアに向かって持ち上げて見せて言う。「アメリア、これから君と、そして私の後ろに控えている彼女の衣服を動きやすく、行く先の国に合ったものに替えてあげよう・・・彼女は、以後君の話し相手と二人目の警護役として付き添ってもらう ミラ・クラウゼだ」国王は、ひざを折り池の水面に紙を浸しながら手を放す。先程の紙と同じように紙面の文字が光り、消えていった。アメリアは恐る恐る、彼女の脚を見る・・・!彼女の脚は初めて目にする藍色の生地に覆われていて見えない。もうスカートの裾を押えてなくていいのだ。下はジーンズ、上に白いブラウスと茶色のジャケット。アメリアは気に入ったのか、元気に立ち上がり嬉しそうに言った。「陛下、有難うございます・・・」アメリアが国王に感謝の言葉を口にすると、ミラ・クラウゼが遠慮がちに近いて来て、片足を深く折りつつ挨拶をした。「姫君、これから御側に仕えさせて頂くことになりました、ミラ・クラウゼでございます。いかような事でもお申し付けください」アメリアは首を横に振って言う。「仕えるだなんて、友達のように振る舞ってくれる方が、気が楽で嬉しいわ」そう言って微笑むアメリアに、ミラも笑みを返す。そのやり取りを見て、モーツァルト侍従長や4Bたちも我がことのように笑みを浮かべている。「よし、これで準備は整った。出発だ!」ウェ―ルズ国王が近習と4Bたちを見渡してそう告げ、先頭に立って歩き始めた。やがて行く手に大きな輪が見えてきた。その輪の中で直立した水面?が緩やかに波打っている。奇怪極まる現象に戸惑う気が満ちたが、国王の「あれは『時空海廊』(じくうかいろう)の出入口だ。何も恐れることは無い。今まで誰一人迷った者はいない。全員が無事に帰って来た。私を信じて付いて来なさい」自信に満ち、堂々とした国王の言葉に、勇気付けられた一同は、国王に従って『時空海廊』に入っていった。ついに、やっとα中天界の国王一行は、ビートルズの待つ1961年のリバプールへ旅立ちました。「奇跡の4B」は、ここで少しだけ休憩します。皆様も彼らと不思議な「旅の途中」の気分を想像してお楽しみ下さい。リバプール到着までの間、以前に創った拙い「散文詩」などを載せて見ようなどと、大胆不敵な振る舞いを致します。寛大なお心でお読み頂ければ幸いです。今日の好きな曲は、ビートルズで、Back in the U.S.S.R です。...I like Vodka.Thank you The Beatles♪ for up this song.いつも応援ポチをありがとうございます。今日もどうぞよろしくお願い致します♪
2018.12.02
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奇跡の4B 文字が消えて8人の目が大きく見開かれた!「文字が・・・」口火を切ったのはバッハだった。その先を続けたのはブルックナーだった。「光って・・・どんどん消えていく・・・」ウェ―ルズ国王が、ブルックナーの言葉を肯定して言う。「そう、方程式の数字や記号が光って消えていく。それでいいんだ・・・池の水に「願いの紙」を浸した時、書いてある文字が光って、そして消える。それこそ願いが叶う証なのだからね」思いもよらない言葉に、全員が目を見開いて国王を凝視した。それはモーツァルト侍従長でさえ知らなかった王家の秘法なのであるから、誰もが驚くのは当然の反応だった。一番驚いたのはモーツァルト侍従長なのかも知れない。(そのような王家の秘法を我々の前で明かしてよいのですか?・・・ウェ―ルズ国王はそれほどまで我々を信じて胸襟を開いてくださったのか!)「さあブルックナー君、すべての文字が消えてしまった紙を残らず拾い上げてくれないか」そう言ったのはウェ―ルズ国王だと、気付いたブルックナーは慌てた。ウェ―ルズ国王に直接声をかけられるのは初めてのことであるし、その上、用を言いつけられることも初めてのことなのだから慌ててしまうのは仕方のないことだ。ブルックナーは、たった今国王から直に聞いた王家の秘法を我知らず頭の中で反復させて聴いている。理解できたのか、そうでないのか?自分自身に問い続けているのだ。それでもちゃんと身体は動いている。国王に指示された事、池の中で文字が全て消えてしまった紙から順に拾い上げていく。いつの間にか側に来ていたバッハたちが手渡しでブルックナーの手から紙を受け取り、国王の元へ運び届けている。国王は、それらを笑みを浮かべて受け取りながら、紙面を確認している。やがて最後の一枚が王の手元へ届き、確認された。王は満足げに大きく頷き、束ねられた紙を右手に掲げた。「全ての文字が消えている・・・我が王家に伝わる『願いの叶う方程式』は、膨大な量である。従って間違いがあってはならない。悪しき欲望が潜んでいてはならない。この池の水は、そのような間違いを見つけ防ぐ役を果たす。つまり、地上において利用されているインターネットのセキュリティと同じようなものだ。今、ここにある紙は、どれも全ての文字が消えている。全ての方程式に間違いは無かったということになる・・・さあ、君たちの姿を池の水面に映してみてご覧・・・今、私が言ったこと、それはこの度の『奇跡の旅』の準備が、本当に整ったのか?ということ。それが分かるはずだよ」アメリアをはじめ、全員が恐る恐る池の淵に集まって水面に映る我が姿を覗き込んだ・・・。今日の好きな曲は、The Beatles - While My Guitar Gently Weeps.Thank you TheBeatles♪for up this song.いつも応援ポチをありがとうございます。今日もどうぞよろしくお願い致します♪
2018.11.17
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奇跡の4B アメリア・シェーファーウェールズ国王が、「聖なる森」の中の池にあの方程式をプリントした数枚の紙を入れようとしたその時!「待って!国王陛下!私を置いて行くのー!」よく通る女性の声が森の入り口の方向から聞こえてきた。ウェ―ルズ国王は、振り返りながら声の主が誰であるか思い出した。同時に(しまった!という顔をした後に苦笑いを浮かべて)「アメリア・・・ああ、すまない・・・私としたことが・・・」アメリアは、ドレスの裾を少し持ち上げた格好で足早に国王に近づく。だが礼儀をわきまえていて、国王に後3歩手前で立ち止まると、片膝を曲げて腰を低くした。「ご機嫌よう、アメリア」国王は笑みを浮かべてそう挨拶する決まりだ。「そうでもございませんわ、国王陛下」他の人なら無礼と許されない返事をして、アメリアは低くしていた腰を伸ばした。「まあ、そんなに怒らないで、ちゃんとお前の事も書いてある」そう言って国王は金色のタイプライターで書いた「願いの紙」をアメリアに見せた。国王はアメリアの後ろに控える男を認めた。「シュルツ、君が供をしてくれるのか?」シュルツと呼ばれた男は胸に手を当て、頭を曲げお辞儀をして言う。「左様でございます。陛下」「それは心強い。しかし、アメリア・・・その格好・・・」国王は、後ろを振り返った。「そうそう、君たちにはまだ紹介していなかったね」バッハたちを見渡して言った。「彼女は私の姉が嫁いだシェーファー卿の娘で、アメリア・シェーファーという。私の姪にあたる」シェーファー卿というのはフィン・シェーファー伯爵のことで、伯爵夫人が国王の姉、ハンナ・シェーファーである。モーツァルト侍従長は初めてではないので、頭を軽く曲げ、笑みを浮かべてお辞儀をする。バッハたち4人は改まった面持ちで「初めましてアメリアさま。光栄でございます」とお辞儀をする。アメリアはそれに応えて「私こそ、皆さんとご一緒出来て光栄ですわ」それぞれが挨拶を交わしたところで、国王が口を開いた。「諸君には話していなかったが、アメリアは諸君たちを偉大な作曲家として尊敬していたらしい・・・それで今回の計画をうっかり話したら、どうしても一緒に行きたいと言って聞かないのだ。どうか認めてあげて欲しい・・・」頭こそ下げないが、国王の目が懇願している。バッハたちに嫌とは言えないではないか。バッハはモーツァルト侍従長を見る。彼は頷いた。続いてベートーヴェン、ブルックナー、ブラームスの順に頷いたのを確認すると全員を代表して国王に向き直って言う。「みな光栄に思っております」国王の口から安堵の息が吐き出され、アメリアは右手で胸元を押さえて笑みを浮かべた。満面の笑みを浮かべたウェールズ国王は、大きく頷いて「願いの紙」に思いを託す面持ちで、池の水面に一枚ずつ浮かべた。誰が言うともなく、池の周りに全員が歩み寄り、「願いの紙」を固唾を呑んで見守っている。今日の好きな曲は、アルバート・ハモンド/落ち葉のコンチェルト です。秋だからでしょうか?思い出したら、ただ聴きたい!と選びました。Thank you coto.pops music, for up this song.いつも応援ポチをありがとうございます。今日もどうぞよろしくお願い致します♪
2018.11.04
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奇跡の4B 橋の名前決められた日の当日決められた時間、午前6時。決められた集合の地。それは・・・すでに名前が変わっている! そう言えば・・・バッハは思い出した。ウェ―ルズ国王と打ち合わせの時。「陛下、あの『森へ行きましょう橋』のことですが」「うむ、あの橋がどうかしたのかな?」「はい、あの橋のたもとに立つとき私はいつも思うのですがあの橋を渡り、今、第2の人生をやり直している人たちは、それぞれの世界でどうしている?・・・元気でいるのだろうか・・・そんな事を考えてしまうのです」「ふむ・・・確かに、それは私も同じだ」「え!陛下も同じでございましたか」国王はバッハの言葉に頷いて・・・。「そうすると、何かもっと相応しい名前が・・・」そして国王は肘掛けに右手を置くと指先でコツコツと肘掛けを軽く叩く。それは深く思いを巡らす時の国王の癖なのである。こんな時、モーツァルト侍従長は、口をつぐみ、深慮する国王の邪魔にならないように身じろぎもせず、ただ訪れる時を待つ。バッハも、モーツァルトに倣い沈黙を守っている。やがて、肘掛けを叩く音が止まった。国王が顔を上げた。その両眼は澄み切っていて、無尽蔵と言われる英知の中から、宝物を見つけたかのように、その喜びは顔中に広がっていく。モーツァルト侍従長とバッハは、国王の口からどんな名前が出てくるのか、期待の余り身を固くして見守っている。そして国王のの口が開いた。「『面影橋』・・・かつて訪れたことのある古の江戸という都市に『神田川』という名の川が流れていた。その川に架かるあまたの橋の中に、今もなお心に残るあの風情、その名前・・・どうかねバッハどの、『面影橋』(江戸の頃は『俤の橋』と呼ばれていたという)という名は?面影というのは、心に残る人の顔や姿ということなのだが。あの名を借り受けるとしたいが・・・』」「国王陛下、それは、とても素晴らしい名前かと存じます」隣で聞いていたモーツァルト侍従長も「私もバッハさんの言われたことに強く同意致します」国王は大きく、嬉しそうに頷いた。「よし、これで決まった!これからはあの橋を『面影橋』と呼ぶことにする」目前に、領土の橋の改名を宣言する国王の晴れやかな姿を見た。二人は、深く頭を垂れた。今日の好きな曲は、The Stranger / ビリー・ジョエル です。たまに聴きたくなる曲です♪Upして頂いたMrMoonligtt さま、いつも有難うございます。いつも応援ポチをありがとうございます。今日もどうぞよろしくお願い致します♪
2018.10.11
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皆様、パソコンがダウンしていて普段からのんびり更新しておりましたが、やっとパソコンの復旧が成りました!モニターもキーボードも大丈夫でしたので、ハードディスクとOSを新しいものに換装しました。とは言え小説の更新はまだ明日か明後日か、なるべく早めに更新出来るように頑張りますので、どうぞよろしくお願い致します♪ マトリックスA今日はとても懐かしい曲が聴きたくなって、この曲!Time of The Season/ゾンビーズです♪MrMoonligttさん、何時も素敵な曲をUpしてくださり有難うございます♪いつも応援ポチをありがとうございます。今日もどうぞよろしくお願い致します♪
2018.09.28
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皆様いつもお世話になっております。PCが復旧するまでの間毎回、前のページまで行っていただくのは申し訳ないのでここに「SF小説」のバナーを置いておきます。どうぞよろしくお願い致しますm(_ _)m
2018.09.21
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奇跡の4B 国王の好きな方程式国王の言葉をしっかり胸に刻み、時刻などはメモをして大バッハは走るようにブラームスたち3Bが待つベートーヴェンの家へと急いだ。その頃、お城の秘密の部屋ではウェ―ルズ国王が真剣な面持ちでタイプを打っていた。金色に輝くタイプライターはキーを叩くその音さえ耳に心地良く響く。国王は、時に何か大切な事を確認しているのだろうか、タイピングする指を止めて顔を上げる。小さく頷くと再びキーボードに目を移し、よどみなく指を動かし始める。国王のタイプライターはα中天界に1台限りの特別なもの。特別なミッションを可能にするためにある。国王が一文字叩くごとにキャリッジが左へ戻っていく。やがて文末が近い事を知らせるチーンというベルの音がした。国王は慣れた手つきで改行レバーを右へ持っていく。すると印字された分、紙が上に送られて一行空けられたダブルスペースの行間が現れる。見た目は古いが機能は充実している。印字を終えた紙はプラテンノブを回して排紙され隣の机に並べられた。国王はタイピングを終えて椅子から立ち上がり、1枚ずつ手に取って目を通していく。こちらの世界の用紙に換算すればB5サイズのコピー用紙15枚ほどになるだろう。その1枚ごとに英文によるミッションの内容が書かれていて、その下に行間を空けることなく、数字や記号が印字されている。「うむ、方程式にも・・・間違いはない」実はこの方程式、魔法でいう呪文を国王が祖先より受け継いだ英知を基にして解読し、打ち立てた「願いの叶う方程式」なのである!「あとは、これらの紙を出発する当日『聖なる森』の中の池に浮かべる。そして印字した文字が光ると沈んでいく。その時願いは叶うのだ」国王の顔に満足の笑みが浮かんだ。『聖なる森』とは例の「森へ行きましょう橋」を王城から見て右に曲がった奥にある森の事である。因みにこの森の存在はα中天界の人々全てが知るところであるが、国王の許可なく立ち入る事は出来ない。それは皆の知っていることだが、国王の金のタイプライターと国王の好きな方程式の秘密は、あのモーツァルト侍従長でさえ知り得ない内緒の話である。今日の聴きたい曲は、ビートルズの、そうあの曲です。The Beatles - Paperback Writer !Thank you The Beatles♪for up this song!いつも応援ポチをありがとうございます。今日もどうぞよろしくお願い致します♪
2018.09.11
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奇跡の4B 国王ミッションを語るウェ―ルズ国王が咳払いを一つ・・・!それに気付いた大バッハが顔を上げた。国王が優しさを込めた笑顔を見せると、それに釣られてバッハも微笑みを浮かべた。「バッハ殿、落ち着かれたかな?」「申し訳ございません。王様のお考えを否定するつもりは・・・」国王が首を振った・・・「先ほども申したが、あれは私の早合点だったと・・・そこで私は代替えのミッションを考えてみた。聞いてもらえるかな?」「それはもう・・・どうぞお聞かせ下さい」大バッハは期待を込めて大きく頷いた。「よろしい・・・」国王は余程安心したと見えて、玉座のひじ掛けに両肘を乗せ、僅かの間天井を見上げた。考えを整理する時のいつもの癖である。モーツァルト侍従長と大バッハの見守る中、視線を天井から2人に移すとウェ―ルズ国王が口を開いた。「先ず、ビートルズというバンドだが、すべての始まりはリーダーのジョン・レノンだった。1957年3月に当時16歳だった彼が、「ザ・クオリーメン」という名のアマチュアバンドを同級生たちと一緒に結成したところからビートルズの歴史がスタートする。1957年7月6日、セントピーターズ教会でのお祭りがあり、そこで彼らは初めて人前で演奏することになったのだが、この時はまだ後のビートルズのメンバーはジョンレノン1人だけなのだ」バッハは頷くだけで声を発しない。国王の言葉を理解し記憶しようと意識を集中しているのだ。「そこで私は君らと彼らの遭遇する日を、ジョンレノン、ポールマッカートニー、ジョージハリソンが3人揃ってキャヴァーン・クラブで初演奏するその日を選んだ。当時のドラマ-はピート・ベストという人物で、リンゴスターはビートルズに加入していなかったが、すでに"ロリー・ストーム&ザ・ハリケーンズ"というバンドで活動していてそこそこ有名であったようだね」モーツァルト侍従長も大バッハも国王の計り知れない能力と記憶力に舌を巻いていた。「さて、バッハ殿に心配をかけた、極力歴史に介入しすぎない為に私が考えた仕掛けだが・・・」バッハは国王の言葉に恐縮したらしく瞬きの回数が増えた。「キャヴァーン・クラブへ出かけた時、人々に怪しまれないようにする。つまりリヴァプールの町に限定して町長始め全ての町民の記憶に新しく我々1行の記憶を書き込む。これで誰にも怪しまれなくて済む。勿論ずっとそのままにしておくわけにはいかない。我々の姿が町から消えると同時に、人々の頭の中にあった穏やかで愛想は良いが、本来よそ者だった1行の記憶は跡形もなく消えてしまう。どうだね?このミッションはこれで成功すると思うのだが・・・」「素晴らしいと思います!」モーツァルト侍従長と大バッハ、2人の声が揃った。さて、今日もサイモンとガーファンクルが聴けると思った方、すいません!今日は急にレイチャールズの声が聴きたくなったのです! m(_ _)m「愛さずにはいられない」彼の声は渋い、優しい、ただひたすらに優しい。ライブを観ても伝わってくる。そんな気がします。MrMoonligtt さん、この曲をアップして頂き本当に有難うございます。いつも応援ポチをありがとうございます。今日もどうぞよろしくお願い致します♪
2018.08.30
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奇跡の4B バッハ緊張の極みバッハは恐縮し、「歩きますから」と辞退したが、普段国王の乗られる馬車の御者を務めるフィン・ワグナーが言った。(フィンはフィオンという男性名をアイルランド語に訳した名前。アイルランドでは、神話に登場する王を守った勇敢な戦士の名前として知られている。ワグナーは「荷台を作る人」や「荷台を運転する人」という意味を持っている)「王様より『私の客人だから御者長である君が直接手綱を引いてお連れするように』そう承っております。どうぞご遠慮なさらずに」バッハの視線は、モーツァルト侍従長と御者長の顔を往復した。御者長のフィン・ワグナーは謹厳さを漂わせながらも笑みを浮かべて小さく頷き、モーツァルト侍従長は安心させようとして言った。「大丈夫ですよ、大バッハ。この馬は御者長が自ら丹念に育て上げた名馬です。決して人を振り落としたりしません。安心してお乗りください」(この二人が太鼓判を押す事に間違いなどないだろう)馬が苦手なバッハだったが、ためらいは消えた。やがて王城に到着すると、バッハは御者長のフィン・ワグナーに丁寧に礼を言ってモーツァルト侍従長に先導されて国王ウェ―ルズ陛下の部屋へ通された。「やあ、お待ちしていましたよバッハさん」ウェ―ルズ国王は席を立ってバッハを迎えた。「侍従長もご苦労だった。後でワグナー君に私が礼を言っていたと伝えてくれ給え」モーツァルト侍従長は、かしこまりましたと応え、王の着座を待った。国王は上座に戻ると、「さあ、話したいことがある、座ってくれたまえ」バッハとモーツァルト侍従長が椅子に座ると国王は催促した。「バッハさん、私に話したいことがあるのではないのかな?」バッハは、座ったまま背中をピシッと伸ばして口を開いた。「お言葉に甘えて国王陛下にお尋ね致します。王様はもう一つの世界でイングランドの若者たちに会わせて下さるとのお考えでした。しかし、最初からそのように・・・歴史に変化をもたらされるのは・・・その・・・私はその・・・」「もうよい・・・あれは私の早合点だった。あなたの不安を取り除こう」「もうよい」の一言でバッハは、国王の怒りに触れたと思い込み頭が真っ白になっていた。それに続く国王の言葉はまるで耳に届いていないようである。今日の聴きたくなった曲は、サイモンとガーファンクルのThe Only Living Boy in New York です。この曲が発表された頃、彼らには不仲説があって、もう彼らの歌声が聴けなくなるのかな?と心細くなっていました。Thank you SimonGarfunkelVEVO for up this song.いつも応援ポチをありがとうございます。今日もどうぞよろしくお願い致します♪
2018.08.17
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奇跡の4B 流石に大バッハ!?バッハはつい今しがた思い返した国王の言葉をさらに復唱してみたその瞬間、違和感を覚えた。国王の言葉が、腑に落ちないのだった。「歴史に介入すれば、世界が枝分かれしてしまうのではなかったのか?」(国王の言葉に対して疑問を持つなど、かつてないこと。私は思いあがっているのか?・・・そうではない、ただ腑に落ちない。それだけなのだ・・・。どうする?)バッハには、すでに周囲の景色など目に入らないのも同然だった。国王の顔、モーツァルト侍従長、それに彼を待っている3人の仲間たちの顔がランダムに浮かんでは消えていく、その繰り返し・・・彼の立っている所へ差し掛かったアリの行列は、いつまでも立ち去らないバッハに愛想をつかし、彼の足をよけるコースを取って行進を再開した。どんな問題もいつかは解けるようにバッハの縛られたような心が解けた。(国王様に、それが叶わないならモーツァルト侍従長にお訊ねしてみよう!例えお叱りを受けるようなこととなっても構わない。こんな気持ちのままではとても前に進むことなど出来はしない)多少の不安を抱えたままではあるが、バッハは胸を張って歩いている・・・と、向こうから、つまりそれは王城へ続く道である。誰かがやって来る・・・(あれは!・・・)その誰かもバッハの姿を認めたのだろう、手綱を引いて馬を止めるとその足元に降り立った。歩みを速めるバッハに手を上げて微笑みかけたのはなんと!モーツァルト侍従長だった!「やあ、バッハさん・・・やはり王様の仰った通りでした」モーツァルト侍従長の傍に歩み寄ったバッハは首を傾げて「はぁ?」他に何も言えるはずもない。モーツァルト侍従長は小気味良く笑った。嫌みは毛先ほども感じさせない清々しい笑顔だ。「王様が先ほど、唐突にこう仰ったのですよ。『ほう、・・・バッハ氏がこちらへやって来るようだね。大したものだ。あれほどの作曲家になると、やはり人並外れた感性を持っておられたか・・モーツァルト侍従長、馬で音楽の師匠を迎えに行ってくれないか?』とね。さあ私と参りましょう」モーツァルト侍従長が後ろを振り向いて合図をすると、どこにいたのか侍従が一人もう一頭の馬の手綱を引いて現れた。今日聴きたくなったのは、サイモンとガーファンクルのThe Sound of Silence です。それと、今日はこの曲に対する僕のコメントを置いてみました。「僕は夢の中で音を聞いた事が無い。この曲は光で闇を照らし、静寂を破らない、優しさに満ちた音を聴かせてくれる」Thank you SimonGarfunkelVEVO for up this song.いつも応援ポチをありがとうございます。今日もどうぞよろしくお願い致します。(^^♪
2018.08.11
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奇跡の4B 計り知れない※今度は加筆です。国王のセリフの後で、2行。曲も変えようかと・・・考え中。 帰り道の続き・・・バッハがもう一つ思い返す事は・・・? 侍従長の言うには、国王からバッハ氏には伝えて良いとの言質を賜ったとの前置きの後で聞かされたこと。 「お忍びの旅とは言え,ウェ―ルズ国王ご自身の身に備わった威厳は人の目を惹き付けずにはおかない」モーツァルト侍従長がその点が気にかかる旨申し上げると。「ふむ・・・」と一考する国王の目が一瞬の後に輝きを見せた。 (何事か閃めかれたご様子・・・) 「後にビートルズと名乗り名声を得た彼らは一度に全員が揃うわけではないようだね・・・」 「さようでございますか・・・」 (そんなことまで見抜かれるとは、計り知れない能力をお持ちだとは知っていたが・・そこまでとは)モーツァルト侍従長は、あまりの事に畏怖さえ感じた。 「うむ、そこでだ・・・この世界は一つのあり方に過ぎず、幾つも似たような別の世界が、時の流れと並行して流れている。だが其々の世界が何処か違っている・・・分かるかな?」 侍従長は首を横に振ることしか出来なかった。 「そこで今、君が私のことを気が狂った者と断定したなら、その時は、この世界が枝分かれするところだった。君が、私を信じて行動する世界と、私と袂を分かって行動する世界という風に違う世界が一つ増えることになっていたのだよ・・・ 神のなせる業なのかどうかそれは私にも分からない。だが恐らく時の流れは無限であっても、その広がりには限りがあるのだろう・・もう一つの世界が枝分かれしてゆく事によって、全ての世界の破滅は免れてきた。・・・これはあくまでも私の直感なのだが、その事に気づかないから地球には争いが絶えないのかも知れない・・・」 「わたくしには、見当も付かない事です、申し訳ございません」 侍従長の言葉に国王は首を振り、彼の肩に手を置いて言った。 「良いのだ侍従長、いつか分かるようになるまで私についてきてくれれば、それで私は嬉しい」 思わず見上げる侍従長の肩から手を放すと国王は続けた。 「4Bの諸君とビートルズという若者たちが一堂に会する機会は何度もあるわけではない。そこでだ・・・この世界で余計な衝突や混乱を招かないように少々手を加えてもう一つの世界でバンドが全員揃ったビートルズに会えるようにしようと思う」「ん?!」 大バッハが急に立ち止まった。何やら難しい顔をして・・・。今日聴きたくなったのは!Simon & Garfunkel- Mrs. Robinsonです。Thank you SimonGarfunkelVEVO for up this song.いつも応援ポチをありがとうございます。今日もどうぞよろしくお願い致します。(^^♪
2018.08.07
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奇跡の4B バッハメモあれから、何とか自分を取り戻したバッハは、モーツァルト侍従長に見送られて王城を後にした。帰り道の途中バッハは立ち止まると、宙に何かしらの文字を書くように右手の人差し指を動かしている。バッハは頭の中でメモ用紙を思い浮かべると、それを宙に貼り付けたように自らの視覚をコントロールすると、人差し指を羽ペンに見立て、彼の帰りを待つ3Bに伝えるべきことをメモしているのだ。1、この度のツアーでは、4Bはあくまでウェ―ルズ国王のお忍び旅の随行者という設定になっているので、一切他言無用、目的地においても決して目立った行動をとってはならない。2、出発は明後日、午前4時30分。集合は午前4時00分。集合場所は「森へ行きましょう橋」を森側に渡り切った広場。3、当日は国王のスケジュールの都合上、夕暮れまでに帰国するので決して単独行動を取らないこと。バッハメモを小さな声で復唱すると、バッハは3Bの待つベートーヴェンの家へ急いだ。今日聴きたくなったのは、Paul Simon-The Boxer:Live From Paris です。Thank you PaulSimonVEVO for Up this song.いつも応援ポチをありがとうございます。今日もどうぞよろしくお願い致します。♪
2018.08.02
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奇跡の4B 思いの外に翌朝、空は見事に晴れ渡っていた。(これは、幸先がいいぞ!)王城へ向かう大バッハの足は軽やかである。遠くに見える山々は緑に燃える様・・・道の左手には清らかな小川が流れている。やがて王城へ続く道に差し掛かるとバッハは足を止めた。左手には小川に架かる「森へ行きましょう橋」がある。その先には橋の名前が示すように森が見える。(何だか気になる・・・あの森の奥には何か特別のものがあるような・・・そんな気がするのだが・・・)バッハは譜面に乗せた音符の中から、しっくりこない音を消すように、不可解な想いを橋の上から小川に流したつもりになって王城への道を急いだ。近づくにつれて王城が大きく見えてくる。(私は何を当たり前のことを・・・緊張しているのか・・・)城門の通用口には、ホフマン警備主管が出迎えてくれていて、そこから直行で侍従長の部屋に通された。モーツァルト侍従長の部屋に通されるのはこれで2度目になる。モーツァルト侍従長はソファに座っていて、バッハに対し自分の向かいに座るよう促した。侍従長はバッハが座ると同時に口を開いた。「しかし、あなた方の旺盛な好奇心には驚かされます。・・・いや、情熱の表れと受け取りましょうか」「恐れ入ります・・・。あの、それで例の私どもの我が儘は聞き届けて頂けるのでしょうか?」バッハは、モーツァルト侍従長の顔に穴が開くのではと思えるほどに見つめている。伏せていた侍従長のまぶたが上がった。「私には不可能です」 侍従長は言い切った!「え!・・・」 バッハがのけぞった!「今回のあなた方の願いは、王様の不思議なお力によるしか叶えることが出来ません」「・・・・・」 バッハは、声を出すことが出来ずにいる。その時、侍従長の顔に変化が表れた。口角が上がり、白い歯が見えたのだ。「α中天界の国王御自ら興味をお示しになられ、国王のお供として私とあなた方とで共にイングランド王国へお連れ下さるとのお言葉を頂きました」「・・・・・」 ああ、バッハ!絶句は無理もない・・・。「偉大なるバッハよ、どうされたのですか?」今日聴きたくなった曲は、カーペンターズのトップ・オブ・ザ・ワールドです。MrMoonligttさま、アップロードして頂き本当にありがとうございました。いつも応援ポチをありがとうございます。今日もどうぞよろしくお願い致します。♪
2018.07.27
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奇跡の4B アポイントメント「モーツァルト侍従長は、とてもお忙しい方だ。いつも急にお訪ねしては申し訳ない」大バッハはそう言うと、コーヒーショップ・SIGHのオーナーに便箋と封筒を借りた。宛名はモーツァルト侍従長、本文内容は、いつもお世話になっている事へのお礼の言葉。そして今まで突然王城をお訪ねして勝手なお願いばかりしていることへのお詫びの言葉。今度ばかりは、事前にアポイントメントを取らせていただきたく、この書状を持参してお返事がいただけるのであれば、城門の前にてお待ち申し上げる旨を認めた。書き上げた便箋を封筒に入れて、いつも持ち歩いているショルダーバッグにしまい立ち上がる。一緒に立ち上がろうとする3人に両手で、そのままでとの仕草をして見せて、「そのまま、そのまま・・・夕方までには戻れると思うがここで待っているかい?それとも・・・」ベートーヴェンが立ち上がって「先日のように私の家でお待ちしております」そう言って後の2人を振り返ると嬉しそうに頷いた。カウベルの音がしてドアが閉まりバッハの大きな背中が見えなくなった。バッハは王城の門の前に見慣れた顔を見つけた。急ぎ足になって歩み寄るバッハの姿をあちらでも認めたようである。「これはホフマン警備主管どの!お久しぶりです」「やあ、これはバッハさん、それほど久しぶりでもないと思いますが・・・今日はまた何かご用件がありますかな?」「はい、実はモーツァルト侍従長にお伺いしたい事がございまして、しかしご安心ください今回はアポイントメントを頂く為に参上致しましたので」ホフマン警備主管の顔に和やかな笑みが浮かんだ。「それは大変結構なことです。いつもそうして頂くと・・・いや、これは王城の警備を任された者として余計な・・・いや王様を御護りするにあたって支障をきたすことの無いようにと、そういう意味です」バッハはホフマン警備主管に負けないくらい複雑な笑みを浮かべて封筒を差し出した。ホフマン警備主管が城内に入ってからおよそ20分が経過した。王様や侍従長にお会いした後はいつもそうであるが、ホフマン警備主管はやや緊張した表情を浮かべたまま通用門に姿を現した。両手で保持していた1通の手紙をまるで貴重品を扱うようにバッハへ手渡した。「その中に記された時間で宜しいか否か、お尋ねするように仰せつかっておりますが・・・」既に開封し読み始めていたバッハは、明日午後2時に、とあるのを確認して、「全く問題ありません。よろしくお願い致します、と侍従長さまにお伝えください。お世話になりました」明日午後2時に会って下さるとのアポイントメントを頂いてベートーヴェンの家にたどり着いたバッハは、もう既に明日の結果が望みどおりになると思い込んでいるようで「やったよみんな!明日会って下さるそうだ!!」バッハの勢いが乗り移ったのか、全員が交互にハグして今日のベートーヴェン家はお祭り騒ぎである。毎日暑い日が続きます。せめて音だけでも涼やかに♪ クリストファー・クロスで ニューヨーク・シティ セレナーデ です♪Thank you coto.pops music for up this song.いつも応援ポチをありがとうございます。今日もどうぞよろしくお願い致します。♪
2018.07.22
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奇跡の4B そろそろ私にも (貴方は既にご自分の生まれ変わる相手の方と、その似通った作風などモーツァルト侍従長からお聞きになってご存知ですから珈琲を美味しそうに味わっておられますが・・・私には珈琲を味わっている余裕など・・・)ヨーゼフ・アントン・ブルックナー、彼には隣で屈託なく笑みを浮かべてあれこれ話し合うベートーヴェンとブラームスの2人が羨ましく映り、目の前でその光景を眺めていたバッハが機嫌よく飲み干した珈琲のお代わりをしそうになったその時を逃しはしなかった。「大バッハ!私にも!・・・」つい声が大きくなり、勢いも生じた!彼の気持ちは作者にも理解できる。驚いたバッハは肩をすくめて振り返った。ブルックナーを見る目は大きく見開かれている。「ブルックナー君、君も珈琲のお代わりかね・・・」「そうではありません!・・・私にも・・・私も知りたいのです。私が生まれ変わる相手の、ジョージ・ハリソンという若者の、私と似通った作風のような・・・つまり、生まれ変わる理由を教えて頂けませんか・・・」偉大なるバッハが俯いた。もう先ほどまでの笑みは消えていた。(悪気は無かった。けれど、私はモーツァルト侍従長から直に聴いて知っていた。ベートーヴェン君にもブラームス君にも、それぞれジョン・レノン。そしてリンゴ・スターに生まれ変わることとその音楽性に似通った作風があると・・・私はいい、私もポール・マッカートニーという才能溢れる若者に生まれ変わる。その理由まで知っている。ここに居る者は皆、ブルックナー君以外は3人共に知っているというのに!彼だけはまだ知らない。)ヨハン・セバスティアン・バッハは、空のコーヒーカップを分厚い木製のテーブルの上に置くとブルックナーに向き合った。「ヨーゼフ・アントン・ブルックナー君、すまなかった・・・私はどうも舞い上がってしまっていたようだ。リーダーであるならば、全てのメンバーと常に公平に接していなければならない。分かってたはずだったのに・・・これからはもう4人のことだけを考えているようにする。約束だ。どうかわたしを許して欲しいそしてモーツァルト侍従長の話を聴いてもらいたい・・・」大バッハの差し出した右手をブルックナーは両手でしっかり握りしめた。「お願いします大バッハ!・・・」大バッハは自分のイスをブルックナーの前に運んで腰を下ろした。胸の前で腕を組み、天井を仰いだ。おそらくはあの日モーツァルト侍従長から伺った世にも不思議なお話を思い出しているのであろう。うん、と頷いた大バッハは組んでいた腕を解き、情熱を持ちながらも実の弟に接するように優しい面差しで語り始めた。「ブルックナー君、あの日モーツァルト侍従長は君の話をする前にピアノを弾いてくれた。君の交響曲の冒頭のように、pp系の弱奏で神秘的に入っていく。『やがて頭角を現すことになるジョージ・ハリソンの代表曲「ヒア・カムズ・ザ・サン」に顕著なように、その多くが静かな立ち上がりで『神秘的で実に素晴らしい!』とね」「モーツァルト侍従長が、そんな風に言って下さったのですか!」「本当さ!だから皆で一緒に頑張ろうじゃないか、できるさ私達なら、必ずやれる、下界でまだ誰も聴いたことのない最高に楽しい曲を作って皆に音楽の楽しさを存分に味わってもらおうじゃないか!」ヨハネス・ブラームスが、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが腰を上げて2人と同じ赤レンガの床に集まり手を重ね合わせて「やろうよ!」「大きな夢ができた!」「こんなにワクワクするのはいつ以来だろう!」何故か押し黙ったままの大バッハが急に顔を上げた。「いっその事みんなでモーツァルト侍従長にお願いして、リバプールの4人の演奏を観に行かないか!?」4人全員による賛同の声は、今日一番大きくて、外を歩く人たちにも聞こえたかも知れない。今日聴きたい曲は、この曲・・・The Beatles -I Feel Fine です。Thank you The Beatles♪ for up this song.いつも応援ポチをありがとうございます。今日もどうぞよろしくお願い致します。♪
2018.07.05
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奇跡の4B 1人1人の理由1940年から1943年にかけて、イングランド/マージーサイド州リヴァプールに生まれる4人の天才たちの誰に、4Bの誰が生まれ変わるのか・・・大バッハの口から、今それが語られようとしている。「先に言っておこう、これから話すそれぞれの相性はモーツァルト侍従長が『時を越えて』確かめられたこと。・・・あの方の能力は常人の理解を超えている。疑わないことだと私は決めた」「まず40年にベートーヴェン君とブラームス君がそれぞれ、ジョン・レノンとリンゴ・スターに生まれ変わる。その理由は・・ベートーヴェンの『第9番』もジョンレノンの『イマジン』も人類愛に溢れている!よってベートーヴェン君の生まれ変わる相手はジョンレノンということになる」「次にブラームス君、君はロマン派において最も古典派に近い、つまり私やベートーヴェン君、そしてあの頃のモーツァルト君の素晴らしい音楽性を取り入れてくれた、だが君は歌劇を書かなかった。歌劇には音楽的才能だけではなく文学的才能も必要であるとし、自分には歌劇を書き上げるだけの能力が無いと言って、とうとう歌劇は書かなかった。そこで同じく歌曲をほんの僅かしか書かなかったリンゴスターに生まれ変わってみて、イングランドの自由な風に吹かれて、作風に新たな風を取り込んでみるのも一興ではないかと、モーツァルト侍従長が言っておられたよ」ブラームスは心酔する古典派の大作曲家に君の能力には、まだ余力がある、そう言ってもらえた気がして、感動に打ち震えていた。(文学的才能を僕の中に取り込んで、皆さんの期待に必ず応えて見せよう)ブラームスは、そう心に決めた!「よし、次はブルックナー君と私の番だな・・その前に珈琲をもらおうか、みんなもどうだい?」今日、聴きたくなった曲は、Here Comes The Sun-The Beatles Tribute です。Thank you ThePenope for up This video.いつも応援ポチをありがとうございます。今日もどうぞよろしくお願い致します。♪
2018.06.24
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奇跡の4B 不明は不安の種ブラームスは不安げに上げた手をそっと下した。「知りたいことがあります・・・」「どんなことだろう?言ってみてくれないか」ブラームスの目には疑問と不満とが浮かんで見えた。そう感じたバッハは(その理由は何だろう?とても大事なことかも知れない)と受け取り、ブラームスの問いを促す言葉に慎重な響きが重なった。「はい、私には知りたいことがあります。それは、大バッハは、ポール・マッカートニー・・ですか、そのポール何某に生まれ変わるのですよね。そして私たちの生まれ変わる相手も決まっているようですが、それにはそれなりの理由があると思うのです。その理由は何なのか、私はそれが知りたいのです。分かって頂きたいのは、不満ではなく、不安が拭えないという事なのです」ブラームスの質問が終わらないうちに、バッハの表情が変化し始めた。ひょっとしたらそのまま泣き出してしまいそうではないか!発言中のブラームスは、気になって仕方がないという体で質問を終えた。バッハは、天井を見上げ「オー・マイ・・・」そう言って両の手のひらを胸の前で強く合わせて、先ずはブラームスを、そして後の2人を見ながら言った。「申し訳ない!私は・・私こそ不安で、そのわけをモーツァルト侍従長にお尋ねし、答えを得てあれほど安心できたのに・・・君たちに伝えることを・・正直に言おう、忘れていたのだ!何と身勝手な・・・どうか許して欲しい・・・」するとベートーヴェンが立ち上がった。「大バッハ、どうかもうご自分を責めないで下さい。今度のことは、そもそも普通のことではありません。それに大バッハだからこそ、モーツァルト侍従長も丁寧に説明して下さったのでしょう。どうか気を取り直して、ブラームス君の疑問、それは私たち皆の疑問でもあります。生まれ変わる相手が決まっているその理由を教えてください。ブラームス君が言ったように、大バッハに不満を抱く者などここにはいませんから」ブラームスもブルックナーも、大きく頷いている。「ありがとう、諸君は本当に愛すべき人たちだ・・・今、話そうモーツァルト侍従長が教えてくれた、4Bの決められた生まれ変わりのその理由を・・・」今日聴きたくなった曲は、Eagles/Hotel California です。若かりし頃、よく聴いた曲で、思い出たっぷりの曲ですよ。Thank you coto.pops music. upしてくれて本当にありがとうございます。いつも応援ポチをありがとうございます。今日もよろしくお願いします。♪
2018.06.08
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奇跡の4B 実現に向けて用意は如何? 1、「みんなも分かっているように、再誕の順番を決めるのは簡単だが、問題はそのタイミングだ。1940年にベートーヴェン君とブラームス君が2人揃って再誕組に選ばれること。そしてその2年後、1942年に私が、翌年1943年にブルックナー君が選ばれるように最善を尽くすことだ」偉大なるバッハはそう言い終わると、3人の顔を一人ずつ頷きながら言った。「これは生易しいことではないが、諸君なら出来ると信じている」そこへ久しぶりにブルックナーが口を開いた。「バッハさん」バッハがブルックナーに向き直る「なんだねブルックナー君」「決められた年に頑張って下界再誕の栄誉に与ることができたとしても、果たして本当に4人とも、そのリバプールという町のそれぞれの相手に生まれ変わることが出来るのでしょうか?」バッハは、ブルックナー以外の2人も彼に同意するように頷いているのを見て取り、大きく頷いた。「君達だけじゃない、私もそれが気掛かりだった・・だからあの夜、王城でモーツァルト侍従長にお尋ねしたよ・・・モーツァルト侍従長はこう仰った」(不安なのは当然のことです。だがそれは私に任せてよろしいですよ。一つ二つ注意点がありますが、それよりあなた方には全力で決められた年に下界再誕の栄誉を受けられる仕事を成し遂げることです。後の事は王様と私に任せていただければ宜しいのです)「どうだろう、これで安心できただろう?」3人の顔を見回しながら、やや得意げにバッハがそう言った時、1人の手が、控え目にその手の持ち主の頭のほんの少しだけ上に上がった。「ん?何だいブラームス君」今日の好きな曲は、稲垣潤一・夏のクラクション です。♪季節外れの選曲と? けど、聴きたい曲は、聴きたい時にと思いまして・・それにイントロ聴いただけで「あの夏の日」に気分は飛んでってますから^^ 皆さんにはどんな「あの夏の日」がありましたか?Chieko Saitama さん、素敵な曲とステキな映像をUpして下さり有難うございます!いつも応援ポチをありがとうございます。♪今日もどうぞよろしくお願い致します。
2018.05.26
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奇跡の4B 夢の詳細「この地上でどれだけ時間が経過しようとも、物語の世界では、そこに新たな文字が書き込まれないうちは、何一つとして始まらない」 by MatrixA「我々には、王より下界再誕のご褒美を頂いた時に、知っておきたいことがあったね」ヨハン・セバスティアン・バッハは、目の前に並び彼を凝視する仲間たち一人一人に頷いて見せた。そうすることによって3人の肩から余分な力が抜けていったようである。さすがはバッハ、人としての器が大きいというか、人の心の有り様を見て取り、楽にしてあげる方法を知っている・・・大バッハと称される所以のひとつなのだろうか。「先ずは、生まれる所を指定できるのだろうか?という不安、これは解消できた」3人は目を輝かせて喜んだ。「モーツァルト侍従長が夢で見られたイギリスの港町だ。正確には、イングランド マージ―サイド州 リヴァプールという名前の町だそうだが、そこで生まれることになっている4人がやがてバンドとして結束し、活躍することになる。未来の音楽家たちなんだ。どうだい!我々と同じ4人だよ!」3人は、ますます目を輝かせ「オー!」「オー・マイ・・」などの言葉で感動を表した。「その4人の若者たちは間違いなくその町に生れる。それはモーツァルト侍従長も太鼓判を押してくれた。だが問題がひとつある。それは、4人のうちジョン・レノンとリンゴ・スターの2人が1940年生まれで、次がポール・マッカートニーで。1942年に生まれ、最後がジョージ・ハリスンで彼は1943年生まれだ・・・」ベートーヴェンがまるで少年のように高く手を挙げて立ち上がった。「つまり、たとえ我々が同じ年に4人揃って王様から下界再誕のご褒美を頂けたとしても、その年に行けるのは私とブラームス君だけで、バッハさんが行けるのはその2年後。さらにその翌年にブルックナー君が行くことになるわけですね・・・」バッハは自分に問いかけるベートーヴェンに大きく頷いて言う。「そう、そこが問題なんだよ。私はその問題を安易に考えていた・・・王様とモーツァルト侍従長が持つ異能なる能力に頼るがあまり、お二人にお任せすれば何とでもなると、だが、これは自分一人で結論を見出せる話ではないと、昨夜遅くに気付いたんだ。年甲斐もなく・・・笑ってくれ」3人は、同時に顔を横に振った。「誰も笑ったり出来ないと思いますよ、僕も王様と侍従長の能力を当てにしていましたから」とベートーヴェンが言い「私も同じです。我々全員で、懸命に考えて答えを見つけるべき課題があるとは、思ってもなかったのですから・・・」とブルックナーが言った。「私もお二人に同意します」と地上では最も年下だったヨハネス・ブラームスが言った。「よし、これで全員がスタートラインに立てた。みんなで知恵を出し合おうじゃないか!」バッハは、嬉しそうにそう言うと勢い良く立ち上がった。間を置く事無く3脚の椅子が音を立てた!ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが、アントン・ブルックナーが、ヨハネス・ブラームスが、目を輝かせて握手を求めた。ヨハン・セバスティアン・バッハは3人の手を力強く握り返した!3人に負けず劣らず目を輝かせながら。今日の好きな曲は、Chicago with Earth,Wind & Fire 25 or 6 to 4 です。久しぶりに聴きたくなった!Thank you coto.pops music for up this song.いつも応援ポチをありがとうございます。今日もどうぞよろしくお願い致します。♪
2018.05.13
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奇跡の4B 「夢 告」前回のあらすじ昨夜は、と言ってもバッハには、何故かもう2週間くらい前のことのように思えるのだが・・・・・夜分にもかかわらず、笑顔を浮かべて迎えてくれたモーツァルト侍従長によって、2人が観た同じ夢の謎が解かれた。それはバッハが抱えていた不安を打ち消し、なお且つ希望を与えてくれた。バッハは感動で少年のように胸を膨らませて帰宅の途に就いたのだった。「本 編」翌朝、いつもより早く目を覚ましたバッハは、運よく表を通りかけた顔見知りの少年を呼び止めると、ベートーヴェンたち3Bに「わたしの家に集まるようにと、そう伝えてくれないか」と頼み、自転車を貸し、小遣いをあげた。それから約20分後、息を切らせ、駆けるようにして集まったベートーヴェン、ブルックナー、そしてブラームスたちの熱い視線を浴びながら焙煎豆を挽きコーヒーを淹れた。「さて・と・・・」3人は自らコーヒーを手前に置き、バッハは、自らの分を手にして椅子に腰を下ろした。バッハは、3人の顔を見渡してついに口を開いた。3人は一言も聞き漏らさないというように身を乗り出した。昨夜、モーツァルト侍従長によって語られたこと。それは全員にとってただの物語ではないのだ。「実は、王城にモーツァルト侍従長を訪ねる以前に私はある不思議な夢を見た・・・そしてそのことをモーツァルト侍従長に話した。不思議な夢の話をな。するとあの冷静沈着な侍従長が突然大きな声で『それは私が見た夢とそっくり同じ夢だっ!』・・・そう言われたんだ。さすがにわたしも驚いたよ、侍従長の声が大きかっただけじゃなく、な・・・」そう語るとバッハは喉が渇いていたのだろう、冷めかけたコーヒーをごくごくと飲み干した。その間、3人は聴きたての話を頭の中で整理しているように見える。まるでバッハがコーヒーを飲み始めるタイミングを待っていたかのように・・・「あの若者たちの演奏、歌・・・どちらも粗削りだが、自由で溌剌としていてな・・・聴衆の気分を高揚させる独特な何かを持っていた。それはモーツァルト侍従長も同じように感じられたと言っておられた・・・」3人とも揃って大きく目を開けて、瞬きも忘れたように聴き入っていたが、そこに大きな頷きが加わった。それは理解したというより、自分たちが同じ夢を見たならば、きっと同じように驚いていたのに違いないし、その情景さえ目に浮かぶようではないかと、言葉にすれば『同感?共鳴?』とにかくどちらかが働いて3人の心の中のスイッチを押した!それが頷くという形で表れたのではないだろうか。そしてバッハは、3人の顔を覗き込むように身を乗り出して言った。「心配は要らない。君たちが最も聞きたかったこと、『下界再誕』の時と場所を選べるか否か、だろ?・・大丈夫!その答えもちゃんとモーツァルト侍従長から頂いておるよ」今日の好きな曲は、Fleetwood Mac-Don't Stop,1977 です。みんな若くて元気一杯!ですねぇ。Alexpop,Thank you uploading!いつも応援ポチをありがとうございます♪今日もどうぞよろしくお願い致します。
2018.05.01
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奇跡の4B α中天界の不思議 ストーリー展開のフラグとして。α中天界、この国の特殊性の一つが、ここに留まろう。何時までもやがて恐らくはやって来るはずの子や孫たちと再会を果たして何時までも永久に何の不自由もなく楽しく語り合って過ごせる。そうなんです、ここで暮らす人々には無限の寿命が約束されているのです。そして更には、心や身体にその人が望まない不公平な部分があって、それが解消するまで(α中天界で他の方々と共に暮らす日々において、いささかなりとも障りとならないという意味において、です)手厚く見守ってもらえる『予備の国』が用意されています。そこを出てからα中天界に入る人もいれば、下界での寿命が尽きて直ちにα中天界に至る人もいる。なので、その個人差がある故にα中天界で出会う年月にも差異が生じて、バッハとモーツァルトのような、下界ではあり得なかった「奇しき出会い」もこの国ではあり得るのです。モーツァルト侍従長によるα中天界の不思議な成り立ちの説明を聴いたバッハの身体の力が抜けて、その上半身を椅子の背もたれに倒すように預けた。ため息を漏らした後に、何度か頷いて顔を上げ、モーツァルトを見た。ここは国王が気さくに立ち寄る事もあることから、それなりに整えられたモーツァルト侍従長の居室である。少々値の張りそうな椅子に座ったままバッハが言った。「今のお話を聴いて分かりました。何とも不思議な事が・・・これはもう奇しきご縁があったとしか思えません」深く頷いたモーツァルト侍従長が言う。「では、貴方のお尋ねになりたいことを伺いましょう」「はい、それでは思い切ってお尋ねします。実は、下界再誕の権利について少しだけ不安があるのです。」「ほう・・・それは一体どういった類の・・・」「正直に申し上げると、不安というより、下界再誕させて頂くにあたってお願いがあるのです。このような厚かましいお願い事を口にするのは理由があるのです」「でしょうね、そうだと思いますよ・・・どうぞ続けてください」「はい、有難うございます。私は寝ている間に時々夢を観る事がございまして・・・つい先日も夜中に夢をみたのですが、何故か私はあのイングランド王国のある小さな港町に降り立ちました。すると前方に小さな教会が見えてまいりました。教会に集うためでしょう、老若男女たちが集まり始めたのです。そばを通り過ぎようとした若者をひとり呼び止めて今日はなにか催し物でもあるのかい、と。『今日はチャリティーのためにこの町の人気バンドがやってきていかした音楽を聴かせてくれるのさ』と教えてくれまして」「それだ!私も実はその催し物を観たんだよ!」モーツァルト侍従長が唐突に話に割り込んできた事にまず驚き、バッハが夢で観たのと同じ教会の催し物の話を語ることに二度驚いた。バッハはモーツァルト侍従長に案内されて城の階段を下りて城門を開けてもらうまでに知りたかった事の全てに応えをもらい、感激し。何度も振り返りながらお礼を言った。(今聞いたことを忘れないうちに紙に書き写しておこう。明日にでも彼らに教えてあげなければ・・・)こうして不思議で大事な夜は更けていった。今日の好きな曲は、The Rolling Stones-Honky Tonk Women-Live On Copacabana Beach です。Keith Richrds カッコイイ!Thank you The Rolling Stones for up this song!いつも応援ポチをありがとうございます。今日もよろしくお願いします。(^^♪
2018.04.16
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奇跡の4B 奇しき出会い(さてと・・・)モーツァルト侍従長が心の中でそう呟いた時、ドアをノックする音が、分厚いドアを存分に振動させてモーツァルト侍従長の部屋のみならず、廊下にも響き渡った。「困ります!バッハさん、そんなに強くノックされては!この階の全員が目を覚ましてしまいますから」「あ、これは申し訳ない!気を付けましょう!」「ですから、もっと小さな・・・」(ホフマン君、君の声も大きすぎるのだが・・・これは、早く中に入ってもらった方がいいようだ・・・)モーツァルト侍従長自らドアの把手に手をかけて引いた。ホフマンは、声を掛ける前に開いたドアの前に、モーツァルト侍従長が立っている姿を見つけると、思わず気を付けをした。ホフマンは、彼自身の目が恐らく大きく見開かれているであろうことを、瞬時にさとりながらも言うべきことを口にした。「侍従長、申し訳ありません!つい大きな音を・・・」ん!いつものように、モーツァルト侍従長の『その先は分かってるよ』という合図の、例のあの手が上がらない!「大きな音を立ててしまいまして、お許しください。バッハ氏をお連れ致しました!・・・」(最後まで言えた!侍従長に、ご報告を最後まで言うことが出来た!)些細な事でと、笑わないでやって欲しい。ホフマンが警備主官に任命されてから、最後まで報告できたのは恐らく初めての事なのだから。思い切って言ってみれば、モーツァルト侍従長は、自身の頭の回転の速さが尋常ではない事をちゃんと認識すべきなのである。モーツァルト侍従長、さすがにわかっていたのである。部下に仕事を気持ち良く完遂させてやることも必要なこと。上に立つ者としてそれを忘れないように努めるべきだと・・・ただ、多忙のあまり日頃忘れがちな自分を知っていた。それが故に、この時は目にも優しさを浮かべることを忘れずに言った。「うむ、ご苦労だった。ホフマン警備主官、後は交替で休んでいてくれ給え」「はい!それではこれで失礼いたします」ホフマンは達成感に満ちた顔でそう言うと踵を合わせ上半身を少しだけ前に倒して戻し、回れ右をして警備詰所へ戻った。部屋に招き入れられたバッハは、緊張の面持ちを崩せず夜分に尋ねた非礼に対してお詫びの言葉を述べた。モーツァルト侍従長は、確かに遅い訪問ですな、と言った後でバッハの顔を注視しつつ驚くべきことを口にした。「偉大なるバッハ、貴方は私にお詫びをしてくださいましたが、私は貴方にお礼を申し上げます。実は、下界で少年時代の私に作曲を教えてくださったのは、貴方の一番年若いご子息、ヨハン・クリスティアン・バッハ先生でした」※【これはフィクションではなく、偉大なるバッハの末子、ヨハン・クリスティアン・バッハはロンドン時代に少年モーツァルトと出会い、作曲を教えているのです】バッハは、ただ首を傾げるしかなかった。モーツァルトはバッハが亡くなった6年後に生まれたのだから、バッハは自分の子供とモーツァルトがバッハの亡き後に出会っていたなどとは、知る由も無かったのである。※一般的に良く知られているバッハと言えば、ヨハン・セバスティアン・バッハのことだが、モーツァルトが手紙などで単にバッハと記した場合は、ヨハン・クリスティアン・バッハのことを指す。今日の好きな曲は、John Denver-Rocky Mountain High(From"Around The World Live"DVD)です。Thank you Eagle Rock for up this song.いつも応援ポチをありがとうございます。今日もよろしくお願いします。(^^♪
2018.04.03
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今日は、モーツァルト侍従長がその異能なる能力で下界を見て呟いた独り言です。「今、日本という国を騒がす森友問題とは、確かにとんでもないことだな。私も指導者の一人として、他人事とは思えない。しかしながら、私が思うに、かの国には他にも似たような事案があるのにこの問題だけに集中している現況は如何なものであろうか。引き伸ばしになっている予算審議も国民にとって欠かせないこと。ましてや、森友問題が「大山鳴動して鼠一匹」という結果に終わった時、他の類似案件を見逃せば、それこそ国民の大事な税金を偏った案件に浪費したことになると思うのだが。その時にかの国の野党やマスコミはどうやってこの件に幕を引くのか・・・何事も発覚と追求より、その案件をどのように収束するのか、その方が難しい。野党もマスコミも、国民の多くが納得できる収束の仕方こそが国民の関心を集めることだという認識を持って事に臨んでいたのか?その辺をうやむやにすれば、国民の信頼を失いかねない事を自覚して真摯に国民の役に立てる存在、あの国の野党やマスコミはそうであるべきなのだが・・・」いつも応援ポチをありがとうございます。今日もよろしくお願いします。
2018.03.28
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奇跡の4B 偉才が故の多忙 その夜、バッハが王城を目指して歩いていた丁度同じ頃、モーツァルト侍従長の姿は、ウェールズ国王の寝室がある同じ階層の一画に与えられた寝室にあった。隣には彼の居室がある。国王の侍従長という職務、特にモーツァルト侍従長は宰相も兼務している為、はた目には容易に想像出来ないほど激務だった。ただ、外部からの侵略に脅威を感じることが無いという点では心を安らかに保てる。このα中天界は、モーツァルト侍従長の能力をはるかに上回る国王と四方の森にすむ精霊たちの力によって、外部から受けた力がどれ程大きくとも、その力をそのまま押し返すことによって守られているからだ。この国にとって兵器は無用の長物なのである。モーツァルト侍従長は、常に国王の姿が目に入る場所にいるように心掛けてはいるが、やむを得ず、傍を離れるときのために補佐役として侍従警備官・・・(儀典担当官兼務。侍従長の統括下にあり、日常は王城内外の警備を担当)をおいて国王と連絡が取れない事の無いよう心を砕いている。それに加えて、特に王の親戚筋にあたる貴族たちや国民の代表たちの要望を受けて、その内容から重要度、緊急度を素早く且つ的確に判断してスケジュールを組むこと事も侍従長の職務であることから心労は決して少なくはない。夕食を済ませ王様に就寝の挨拶を申し上げたあと、一人暮らしの自室で明日のスケジュールを確認すると風呂で汗を流し、夜着に着替えると上掛けをめくり身体を滑らせるようにベッドに入る。寝入りばなに訪れた夢は、モーツァルト侍従長の脳内で映像を結んでいるので、感覚機能と神経細胞、脳細胞によって複雑に結ばれたネットワークの中に「夢フォルダ」という名前で保存されていく。『これは、教会だな・・・うむ、何か催し物が開かれるようだな・・・!何だ、この音は?・・・音楽の類に聴こえるが・・・それにしてもこの歌声といい、楽器の音色といい・・・荒削りに過ぎる!基礎を学んでいないな・・・しかし、随分楽しそうではある。聴衆もこのように喜ぶとは・・・?』モーツァルト侍従長の「第三の目」が異常を感知した。彼は今保存されたばかりの映像にフラッグを付け、「夢フォルダ」を閉じた。遠慮がちに近づく足音がドアの前で止まった。夜間の警備にあたる侍従警備官は靴を牛床革で包み滑りにくく音を軽減する処置を施している。侍従警備官がドアをノックした時、ベッドを下りてコートの袖に片腕を通しながらモーツァルト侍従長の脳裏には、城門の前で警備官と何やら話しているバッハの姿が映し出されていた。「ホフマン君だったかな、今夜の警備主官は?」「さようでございますモーツァルト侍従長」「よし、入りたまえ」「失礼しますこんな時間に申し訳ありません」ドアを開けてお辞儀をしたホフマンが事情を説明しようとするのをモーツァルト侍従長が制した。「思い立ったら普段の謙虚さを忘れてしまうからね、バッハ氏は。すまないが私の居室に彼を案内してくれないか」ホフマンは開きかけた口を閉じた。モーツァルト侍従長には皆驚かされた経験があるのだ。説明する前に察知されてしまうことが良くあって、急いでいない時は最後まで聞いてくれるのだが・・・音を立てないように部屋を出ていくホフマンを見送る彼に閃きが生じた!(さっき観た教会での音楽演奏らしきものの映像・・・バッハ氏の来訪した用件とつながりが・・・ある・・な・・バッハ氏が帰った後で、あの夢の続きを見てみることにするか、明日は特に予定もない・・・な)今日の好きな曲は、The Beatles-Hey Jude です。♪Thank you TheBeatlesVEVO! for up this song.いつも応援ポチをありがとうございます。今日もよろしくお願いします。♪
2018.03.15
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奇跡の4B 宿題の重さバッハにこれから進むべき道を開いてもらったベートーヴェン、ブルックナー、ブラームス、彼らは一旦光明を見せてもらった。みんな其々バッハに感謝の言葉を述べ、明日もまた仕事が終わったら、この店で会うことを約束し、それぞれの家路についた。ベートーヴェンは音楽活動に没頭する人なので、夕食もメイドさんに作ってもらう。好物は、パンをどろどろになるまで煮込んだスープ、淡水魚のムニエル、仔牛肉、チーズを和えたマカロニなど。ただしこれらは遅めの昼食であって、一般のドイツ人と同じく夕食は簡素にして軽く済ませ、ワイン、ビールと共にタバコや葉巻を楽しんだ。だが今日は好物のワインもあまり進まない。バッハの言った「4人で協力して曲を作って国王にお聞かせしよう」という提案が、あのベートーヴェンをもってしても、次第に重い宿題となってしまい。ワインで気持ち良くほろ酔い気分になれないでいるのだ。ベートーヴェンでさえ、こうなのである。ブルックナーやブラームスが感じている重圧は想像を超えた。体重まで増えたような錯覚を起こしたようで、二人とも各々の部屋の分厚い板のテーブルに両方のひじをついて支えていないと上半身をテーブルの上に投げ出してしまいそうなほど、バッハの提案がどんどん重みを増していくようだった。翌日の夕方、仕事を終えた4人はコーヒーショップ・SIGHに集まった。3人の憔悴した顔を見たバッハは、軽くため息をつき、どっかとイスに腰を落とした。ベートーヴェンたちは静かにイスに腰を下ろした。6つの目が見つめるその先に、腕を組み目を閉じて思案顔のバッハの姿があった。ブラームスは思った。(たしか・・・前回もこんな風に・息のつまるような場面が・・・)そこまで考えが及んだ時、唐突に空気が割れた!バッハが音を立ててイスから立ち上がったのだった。「オー!」とも「あ!」とも聞き取れる感嘆の声がベートーヴェンたちの間に起こった。「モーツァルト侍従長に会って来よう!」驚いたベートーヴェンが「これからですか?」と言った。「こんな時間だが、急用と言えば会ってくれるだろう」「モーツァルト侍従長にお会いして、どうされるのですか?」「悪いが今はそのわけは言えない。わたしを信じて欲しい」ベートーヴェンには、もはや頷くしかなかった。「ブルックナー君、ブラームス君、ベートーヴェン君の家で私の帰りを待っていてくれないか・・・」2人を振り返り、大きく頷くベートーヴェンの目を見て、ブルックナーもブラームスも「分かりました。お待ちしています」そう言うのが精一杯だったのである。3人の顔をじっと見つめて、強い意志を顔に表したバッハはくるりと振り返り、うす暗くなってきた石畳の街路を王城を目指して歩き始めた。途中で急に立ち止まり振り向くとバッハは「これだけは教えておこう。モーツァルト侍従長は特異な能力を持っている。私の考えにヒントをくれるはずだ」バッハは、怪文書のような意味不明な言葉を残して、その後は二度と振り返ることなく王城を目指して歩き続けた。今日の好きな曲は、The Beatles - Rain です。TheBeatlesVEVO thank you for up!いつも応援ポチをありがとうございます。今日もよろしくお願いします。
2018.02.28
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奇跡の4B 特別編今日は独り言を言います。モーツァルトのこと、彼の楽曲に僕は、深い愛を感じます。彼はあまりにも才能に恵まれていた為、いろんな妨害を受けました。それでも彼は優れた楽曲を作り続けました。だからでしょうか、モーツァルトを聴いているとじわっと感動に包まれたり、聴き終わると清々しい気分になることがあります。そしてそれはジョンレノンの曲からも得られるように思います。人には人を愛する不思議な強い力があります。だから楽曲に愛を感じることが出来るのだと思うのです。動物たちが困っている時に手を差し伸べる優しさも、根っこに愛を持っているからでしょう。それなのに、この地球上で悲劇が起きていることに目を背けることもできる。五輪の興奮を邪魔するつもりはないけれど、ちょっと耳をすませば、聞こえてくるでしょう。地球のあちこちから悲痛な声をたてて、嘆き悲しむ人たちの声が。「内戦、併合、大国」ググって見てください。他人のことに無関心な人が、捨てられた犬や猫には手を差し伸べることがあったとしたら、それは偽善だと言いたい。紛争だけではなく、人の技術を無断で使用し自らのものとして利益をわがものにすれば、苦心して創り上げた人は被害を被ります。それは独善的であり、モーツァルトの楽曲に脈打つ愛を感じ取ることなどできない可哀想な加害者です。そこいらを理解している方なら、これからの 奇跡の4B を楽しんで頂けると思うのです。今日はモーツァルト、弦楽五重奏曲第4番ト短調k516第1楽章をお聴きください。心が癒されると思うのですが。名曲クラシック&ジャズ(Masterpieces of Classical music and Jazz)さま、upして頂き、有難うございます。いつも応援ポチをありがとうございます。今日もよろしくお願いします。
2018.02.27
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奇跡の4B 記憶と発案「バッハ、貴方はすでに下界再誕の権利を、我々4人全員が得られる方法を思いつかれているのでは?」いつの間にか、ベートーヴェンのバッハに対する言葉遣いが変わっている。前の世の下界において、ベートーヴェンは「バッハは、小川ではなく大海だ」と評したことがある。それはドイツ語の“Bach”が文字通りには小川を指すことからくる洒落とも言えるが、ベートーヴェンもまたバッハを偉大なる作曲家として尊敬していた。だからこその評価だろう。ベートーヴェンは、知らず欠落していた前世での記憶の一端を思い出したのか?そうであるならば、言葉遣いが改まった事も理解できる。「1つだけある」3人が同時に身を乗り出し、同時に声を発した。「それは!?・・・」だが肝心のバッハは腕を組み黙り込んでしまう。バッハの口に全員の目が集中している。息をするのも忘れて・・・僅か数秒が3人には、とてつもなく永く感じられた。やがてバッハの口が開くと、1秒よりずっと短い時の後に3人が一斉に息を吐き、正常な呼吸を取り戻した。「ただ、どうなのかな・・・私の思いついたことは物を作って人々の役に立つものではないんだ・・・楽しんでもらえるとは思うのだがね・・・」「先ずは、とにかく・・仰ってみて頂けませんか?」あとの2人も、大きく頷いてベートーヴェンに同意した。バッハはベートーヴェンに向けていた目をブルックナー、そしてブラームスと、一人ずつ彼らの目を真っすぐに見つめ、その瞳に宿る熱意と誠意とを確かに受け取っていった。「わかった。君たちの意見も聞きたいし・・・この国の人々に喜んでもらえること、それこそがウェールズ国王の眼鏡に叶うことだろう。では我々に出来ることの中で最善なのは?・・・音楽だよ、この4人で素晴らしい楽曲を作り、国王をはじめα中天界の人々に聴いてもらって楽しんでもらうことじゃないか!?」ベートーヴェンもブルックナーも、深く頷いた。そしてブラームスにいたっては、胸の前で手を握りしめ目を赤くして、今にもあふれそうな透明に光るものを湛え、誰よりも強く賛同の意思を表した。何しろ、あの心酔する師とも仰ぐ、大バッハと一緒に曲を作ることができるだ!彼にしてみれば、まるで夢の中の出来事である。感動せずにいられるはずがない。バッハの発案により、4人の意思が1つになった瞬間だった。今日の好きな曲、これで何度目かな?でも好きなんですよー^^良かったらお楽しみ下さい。The Beatles - RevolutionThank you TheBeatlesVEVO,for up this song. いつも応援ポチをありがとうございます。♪今日もよろしくお願いします。(^^♪
2018.02.14
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☆インフルエンザでダウンしてました。熱が下がらず、頭痛もひどく喉は腫れて咳をすると胸のあたりにも痛みが走りお粥だけの6日間。明日からは普通に食事できそうです。返信も出来なかったこの6日間、毎日ご訪問頂き、コメントを寄せて応援までして頂いた皆様にお詫びと感謝を申し上げます。本当に有難うございました。奇跡の4B 「ならば・・・」α中天界の最西端に、壮大な公園が存在する。その中央に位置する二つの巨大な門。向かって右側の門を「受来門」といい、下界において生を終えた人を迎えるため常に開かれている。但し、他人の心を傷付けておきながら、反省をしない。故に謝罪もしないまま。また犯罪を犯しながら、発覚することなく罪を免れて人生を終えた者。そのような者を通すことは決して無い。そしてその隣にある門を「送世門」といい、常には閉ざされたままである。その扉は王様だけが持つ鍵によってのみ開かれる。モーツァルト侍従長の推薦によって王様が選び、今一度下界に戻って、嘗ては果たせなかったもう一つの人生を楽しむ機会を与えられた者を通す。1年に1度、5人に限ってである。ベートーヴェンによって、告げられた「下界再誕」の詳細をバッハが復唱した後、コーヒーショップ・SIGHに静寂の時が流れていた。コーヒーカップが木製のテーブルの上に置かれた音がして、3人の男たちの目がブラームスに集まった。「ならば・・・」「ならば、とは?」ブラームスの言葉を引き取ってブルックナーが問う。ブラームスは、バッハを尊敬していた。同じようにベートーヴェンやモーツァルトに対しても尊敬の念を抱いていたのではあるが、バッハの作曲家としての創造性と独創性には尊敬の想いを超えて、最早心酔している。それが故に、バッハの天才的頭脳はすでに「下界再誕」のご褒美を4人同時に頂くための、何かしらのアイデアを持っているのでは?そう思った。その思いが「ならば・・・」と口をついて出てきたのだった。ブラームスが青年らしく、純粋に音楽の天才に憧れを抱いている様子を見抜いたのは、これまた天才であるベートーヴェンの直感の鋭さのなせる業である。ベートーヴェンは、目を優しく細めてブラームスを見て頷き、その目を今度はバッハに向けた。今日気の聴きたい音は、The Beatles-Roll Over Beethoven(with Jimmy Nicol)In The Life of...The Beatles, thank you for uproad this song.です。いつも応援ポチをありがとうございます。今日もよろしくお願いします。♪
2018.01.30
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奇跡の4B 走り出せ!作者ああ!物語の大筋合意してるのに、中々走り出せないキーボード上の指・・・先ほどお茶しながら、ため息をつくと。校正員が睨みつけて宣うのです。「何も浮かばなくても、何か書くのよ。走り出せ!」と「各駅停車でも、いいの?」と「元々そうでしょうが・・・」と!それは言い得て妙かも!と先ずは1行書いてみました。何とかなるかも!
2018.01.27
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奇跡の4B モーツァルト侍従長の答え「生まれる所は叶えられる。時は・・・」(時は・・どうなのでしょう。モーツァルト様、お教えを!)ベートーヴェンはモーツァルトの前に跪いて、次の言葉を待った。「下界再誕の願いは、年に5人までというのは知っているだろうが、毎年必ず5人許されるという訳ではない。これがどういう意味か、わかるかな?」ベートーヴェンは、必死に頭を働かせた。「その年によって、王様のお許しが何人に与えられるか? 1人なのか5人なのか、それはその年によって差が生じる。そういう事でございますか?」モーツァルトは、満足げに大きく頷くと「その通りじゃ。例え5人許されたとして、君たちが、その5人の内に含まれるかどうか、それは私にもわからない。王様のお決めになること故な・・だが、王様は常に公平でいらっしゃる。それを疑わないこと。いいかな、ベートーヴェン君」モーツァルトの役職を正確に言うと、α中天界ウェ-ルズ国王側近、執政官兼侍従長である。王国の全てを掌握し、王様の意思を国土の津々浦々に行き渡らせる、大変な激務を担っているが、王様に似て、知的でありながら政治的実務を施行するにあたっては、国民に対して温情豊かに接し、且つ公平である。と国民の評判は上々である。ウェ-ルズ国王の彼に対する信頼は揺るぎないものとなっている。ベートーヴェンは、絶えず笑みを崩さず、噛んで含めるように優しく答えてくれたモーツァルト侍従長に対し、心から敬意を込めて感謝の言葉を述べ、退室前には頭を垂れ、扉を閉めると宮殿をあとにした。週の始まりの月曜日。仕事を終えた4人は、行きつけのコーヒーショップ・SIGH に集まった。それぞれが挨拶を交わしながら席に着く。バッハ、ブラームス、ブルックナーたちの視線は、当然のごとくベートーヴェンに集まる。彼が知らせてくれるはずの、モーツァルト侍従長の答えを知りたい。早く聞かせてくれ!と3人の顔に書いてある。ベートーヴェンは、モーツァルト侍従長の答えを3人の前で伝えた。3人は、うん、うん、と頷きながらベートーヴェンの言葉に耳を傾ける。全てを伝え終えたベートーヴェンは、かなりぬるくなったコーヒーを一口だけ飲むと、僅かに顔をしかめてカップをソーサーに戻し、テーブルの上に置いた。3人は、各々が心中に生じた不安を口にしようとしたが、バッハが重々しく咳払いをしたので、ブラームスもブルックナーも彼に一任しようと考えが一致したらしく、お互いに顔を見合わせると、バッハに向き直って言った。「君に任せる」するとバッハは、再び重々しく1度だけ咳払いをしておいて、ベートーヴェンに対し言質を取るかのように言った。「我々は理解したつもりだが、大事なことなので確認させてもらうよベートーヴェン。いいいかね?」「勿論、構わないよバッハ」「下界再誕の生まれる場所を選ぶことは叶えられる。そしてその権利は1年に5人にまで与えられる。だが、必ずしも毎年5人に与えられるとは限らない。つまり、4人が同じ年に王様のお心に叶った働きを成し遂げなければ、生まれる年齢に差が生じる場合もあり得る。そう理解したが、正しいかな?」「その通り、間違いなく、その通りだよバッハ」ベートーヴェンは、そう答えながら先ずバッハに頷き、次いでブラームス、ブルックナーにも頷いて見せた。今日の好きな曲は、The Beatles-Hello,Goodbyeです。Thank you TheBeatlesVEVO for uploading this song. いつも応援ポチをありがとうございます。今日もよろしくお願いします。♪
2018.01.10
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皆さん、こんばんは。長い事停滞している小説の更新ですが、今日ホームを通過しようとする言葉の一群を捕獲しました!^^急行も特急も全部、各駅停車せよ!と第3の目の力でセンテンスを留めているところです。^^停車させてしまえばこっちのものなのですから、2日ほど集中させて頂きますね。では、ε=ε=ε=(o・・)oブーンBeatlesーTicket To Ride、ユーザーの都合により、削除されたようです。視聴出来なくなった事をお詫びいたします。今日も応援ポチをお願い致します。♪
2018.01.08
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奇跡の4B ユニゾン4人は、仕事帰りに立ち寄るのが習慣となった、行きつけのコーヒーショップで、運ばれてきたばかりの、この店オリジナル・ブレンドコーヒーの香りを楽しんでいる。コーヒーショップ・SIGH (ため息)4人は仕事の疲れを、ため息が出るほどに美味しいコーヒーを飲ませてくれる、この店で癒してから帰宅することにしている。「ところで、みんな考えてくれたかい?」ベートーヴェンが、先週3人に提案していたことを口にした。「先ずコーヒーを楽しんでから、そうしないかい?」バッハが僅かに眉間に皺を寄せてベートーヴェンを見た。あとの2人も、バッハに同意する意思を4つの目に込めてベートーヴェンを見た。ベートーヴェンは、テーブルに目線を落とし、肩をすくめて見せると、彼もまたコーヒーを楽しむことにした。やがて、ベートーヴェンを除く3人がコーヒーカップをテーブルに置き、脚を組み換える。腕を組む。テーブルに両手を載せる。3者3様の姿勢をとった。やや慌て気味に、最後の一口を飲み干したベートーヴェンは、笑顔を浮かべつつ小声で口を開く。「僕は、この4人で下界再誕の許しをもらってだよ、前の世界で出来なかった、パトロンのことも教会のことも気にせずに自由気ままに曲を作って、僕らが楽しまないか!って言ったんだ・・・3人とも考えてくれたかい?」先ず口を開いたのはバッハで、「下界再誕って言うけど、どこの国に再誕するのかとか、4人が再会するには、同じ国のなるべく近くに生まれるって可能なのかも知っておくべきだよね」ブラームスがバッハの意見に何度も頷き、ぼくもそう思うと言うようにベートーヴェンに目を移して大きく1度頷いた。次に口を開いたのはブルックナーで、「それに年齢、生まれる時も大体同じにしてもらわないとね。前の世界じゃ、この中の誰一人としてバッハには会えていないんだから」偉大なる作曲家たちが口を閉じてしまい、音も声も無い、貴重な時間が勿体なく流れていく・・・早く音を!「それについては、僕から侍従長のモーツァルトさまにお伺いしておこう」ベートーヴェンの言葉を聞いた3人はそれぞれ顔を見交わし、大きく頷き、そして4人揃って、「コーヒーのおかわりを下さい」とユニゾンで言った。今日の好きな曲は、Beatles-There's A Place です。Beatlesrockthe60s,Thanks for up!この曲は、ポールとレノンのツインボーカルですが、あとの2人を無視した訳ではなく、ただ僕はユニゾンに惹かれるところがあって。サビの部分"Don't you know that is so?"でポールがオクターブユニゾンで高音部を歌っている。そこが好きなだけなのです。^^;いつも応援ポチをありがとうございます。今日もよろしくお願いします。♪
2017.12.26
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「 奇跡の4B 」 プロローグここは、α中天界。下界の人間たちには知られていない。もしも好奇心の強すぎる輩がいて、現代科学の粋を集めて探したとしても、神通力を持っていなければ見つけることは、不可能だ。この国の主は、α中天王と言って、住民たちに親しまれ、尊敬される王様だ。真面目に働いて、その成果が認められた者には、王様より特権が与えられた。それは、再び下界へ戻り、人間として人生をやり直すことができるという権利である。[4人組登場]午後3時になると、どこの職場も終業。帰り支度を始める。しばらくすると、α中天界のあちこちの道に、たくさんの人々があふれ始めた。中には、有名人だった人もいる。彼らは過去の栄光を忘れることが出来なくて、あまり熱心に働こうとしない。したがって王様に認めてもらえず、いつまでも下界に戻ることを許してもらえないのだ。それに比べるとバッハたちは、とても良く働き、品物の評判も上々だ。中でもブルックナーなどは、先月のコンクールで自慢のパンが、「たいそう美味しく焼きあがったね」と王様にお褒めの言葉を頂き、1年に5人までという下界再誕組の1人にほぼ決まっている。バッハとベートーヴェンが歩いている、向こうから1人の男が近づいてきた。ブラームスだ。丁度パン屋さんの前で合流すると、3人はパン屋のお客さんの出入りの邪魔にならない所に立ち、店の中を覗いたりしながら誰かを待っている様子。やがてパン屋のドアが開いた。「やあ、バッハ、ベートーヴェン、ブラームス」「やあ、ブルックナー、お疲れ様」4人の笑顔が弾け、いつものようにハイタッチ!この物語の主人公、4人組の登場だ!今日のお気に入りは!The Beatles - A Hard Day's NigThe Night です!TheBeatleLeo, Thanks for up!いつも応援ポチをありがとうございます。今日もよろしくお願いします。♪
2017.12.11
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プロローグが一応の完成をみました。新作は SFというか、ファンタジー?こういうの僕は今まで書いたことがない。でも面白そうだから、やってみようかな。実はタイトルも一応決まっていて、α中天界で出会った4人組が意気投合し、生まれ変わったら、好きな事をやりたい、やってみないか。さあ、彼らの望みは叶うのだろうか。・・・・・・・・・・もう一度構成を見直して、慎重に。という意見もあるが、「やろうぜ。面白そうじゃないか」という声が高まっている。掲載開始も時間の問題かもしれない。「とにかくやってみようぜ!」とやる気満々なのが、バッハである。後の三人は誰にしようか、と悩む周囲に対してきっぱりと「彼らしかいないだろ!」とバッハは、あの顔で腕を組み、何度も頷いている。さてはもう、彼の中では既にあとの三人は決めている様子。これは面白いことになって来た。さあ、どうなりますやら、お楽しみに。
2017.12.04
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ある夏の日に 〈最終話〉元の世界に帰ろう期待通りの結末が、目の前の巨大なスクリーンに映し出された。地球に迫る彗星に第2の彗星が追いつき、衝突!瞬間に生じたとてつもないエネルギーは、光そのものとなりスクリーンを眩しく照らした!2つの彗星は粉々になり、地球の大気との摩擦熱によって燃え尽き花火のように跡形もなく散った。災害対策本部では、全員が事の成り行きを息をすることも忘れたように緊張して見守っていた。祈りが通じたその瞬間、言葉に言い現しきれない声が、会場の空気を膨張させたかのように膨らみ、手を取り、抱き合って喜ぶ。その姿はスクリーン上に何度も再生され、衛星中継によって世界中に歓喜の輪を拡げた!勇一が、ヨーコが、アンドリュー、マギーも!みんなで肩を抱き合って、そしてヨーコはやっぱり涙を抑えきれず勇一にしがみつき喜びを伝えた。かけがえのない父親を失わずに済んだのだから、当然のこと。多摩川流域で被害にあった方達の喜びも同じに違いない。・・・・・だけど。なにか、聴こえてこないか・・・何かが言っている・・・調和が乱れている・・・・と第3の目が伝えてくる。この世界も、その他の世界でも、みんな懸命に生きている。どの世界にも、守られるべき調和がある。ほんの僅かな時間だけ侵入した異邦人たちに悪意は無いにしても。いくつもの世界に影響を残してきたであろうことは否定できない。「ヨーコの父親を助ける為」俺たちにとっては大事なこととはいえ、変化を望む俺たちが訪れた。その時点で既にその世界の未来に変化をもたらした事になる。俺達さえ現れなかったなら、起きる筈の無い変化だ。その変化がそれらの世界にどんな事態をもたらすことになるのか、それを確かめる術さえ今はもう無いのだ。無責任極まる。第3の目の力は、力を持つ人のことだけを観ているのではない。今、この時は、近づいてくる人を観て最良の接し方を判断しやすくしてあげたり、この先の事では、大事、小事に渡ってより正しい判断が出来るように、特に人間関係においては、時によって辛い判断を下す事もありうる。利己的願望を抱いた上での判断を下すなら、その世界にとって負の変化をもたらすことになる。第3の目の力は、それ程のものであると、今の勇一は知っている。勇一は決断した。この世界を去る。この世界にも、別の世界にも、誰にも、「これ以上の迷惑をかけることはない」そう断言することなど誰にも出来ないからだ。私は、全力を出し切ってでも、元の世界に戻ろうと思う。例え何も変えられず、悲しい思いをしたとしても耐えて生きよう。そうすべきではないか・・・今まで、立ち入っては直ぐに去っていった幾つもの世界の未来に、もたらした変化がその世界の人々にとってマイナスに作用したなら、それは許されることではない。たとえ愛する人の為だったとしても、その行為は多摩川流域に住んでいて、落下してきた彗星の犠牲となって亡くなった、ヨーコの父親を含む、数人の人たち・・・確かに彼らとその家族たちにとって、それは悲劇である。だがしかし、他の世界に暮らす住人たちにとっては想像することさえ叶わない、別世界の出来事なのだから・・・そんな人達の世界を乱す資格も権利も我々は一切持ち合わせていない。元の世界のヨーコを、父親の墓参りに連れていこう。悲しみを繕うのではなくて、共有するのだ。チャーリーの店にいい音を聴きにいこう。普通の人が過ごすように、普通に生きていこう。勇一は、顔を上げた。「元の世界へ、どうか俺を導いてくれ」第3の目に、自身の胸中に!強い願いを発しながら歩き出した。 完今まで読んで頂いたこと、心から感謝します。これから暫くは日記を書く。そのくらいしか出来そうにない。僕にとってはこれでも、やっと完結!でしたので^^さて、今日の好きな曲は、The Beatles - The Long And Winding Road です。Ken W さん、この動画をUpして下さり、本当にありがとうございました。いつも応援ポチをありがとうございます。今日もよろしくお願いします。♪
2017.11.23
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ある夏の日に 晩夏に揺れる想いそうだ、追いつけ!そしてぶつかるんだ!ふたつの彗星が、粉々になって、それから成層圏で燃え尽きてしまう。その場面を想像して、勇一は愕然とした。多摩川の流域には、石ころひとつ落ちてこず、・・・だからヨーコの父親は助かる・・・良かった・・・それは本心か?お前は、ホントに本心からそう言ってるのか?勇一は自分自身に問う。全てが上手くいった時、それでも、その時でも、俺は・・まだ必要とされるのか?いくつパラレルワールドを渡り歩いてきたか・・・あの彗星がぶつかった時、何かが変わる。空から地上へ目を移したその時に、何かが変化したとしたらそれがあったなら、そこはもう、さっきとは違う世界だろう。勇一の第3の目が、そう告げている・・・それに耐えられるのか? 勇一・・・今日聴きたくなった曲は、The Beatles-PaperBack Writer です。The Beatles, Thanks for Up!いつも応援ポチをありがとうございます。今日もよろしくお願いします。♪
2017.11.11
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ある夏の日に Help!勇一には、何だか1号よりも2号の方が、より早く飛翔しているように見えた。(先に現れた、多摩川を終点としようとする彗星を、誰かが1号と名付け、後に現れた彗星を2号と呼んだ。それがSNS内に拡散され、一人のアナウンサーの口に乗り、瞬く間に世界に拡がったのだ。)勇一の願いが強く働いて、そのように見えたのかも知れない。いつか、我が身にも及ばないとは言えない。そういう危機感を抱いた時、人はどうやら、今回は自分の身の上に起こらなくても、決して他人事などとは想えなくなるようである。世界中の人々が今、どうかあの彗星が、地球の、日本の、そして東京の空から消えて欲しい!地上に落ちないで欲しい!と・・・真摯な想いで手を合わせ、それぞれが信じる仏や神に、願いをかけているのだ!同じ大地に火災が発生した時、野生の動物たちが、日頃、捕食している草食動物たちと共に草原を駆けて逃げる。無意識のうちに共存を認め合うあの光景。世界中に拡がるネットワークシステムによって、人類は一つの現実に同時に目を向け、共通の危機感を共有したのである。「追いつくか?・・・追いついてくれ!」一人のつぶやきが、やがて災害対策本部全体を圧する大きく強い声となった!―― 彗星は・・・ ――今日は好きな曲は、これ。The Beatles - Help!-Lyrics です。thanks,nowhereman113. 有難うございます。(^^♪いつも応援ポチをありがとうございます。今日もよろしくお願いします。♪ 今日は、唐突ですが、9年前まで元気でとても可愛く、良く懐いてくれていたゴールデンレトリバーのムクの写真をお見せしたいと思います。可愛いでしょ!本当は、もっと可愛いのですが、撮り方が下手なのです(^^♪
2017.10.31
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ある夏の日に 半直線多摩川を渡る東急田園都市線。東京側に二子玉川駅があり、神奈川側の駅は二子新地だ。その2つの駅と駅の間に流れる多摩川に落下すると思われる彗星が1つ。そこへ、太陽圏外で、何らかの天体と接触し、その衝撃によるものか、軌道を変え、驚異的に加速された彗星が地球を目指して接近しつつある。スーパーコンピューターの演算によって明らかとなるその軌道は、まもなく対策本部中央のモニタースクリーン上に現される。国立天文台のスタッフである松岡が立ち上がって告げる。「軌道計算終了!只今より中央のスクリーンに、2つめの彗星の軌道が表示されます」その場にいる全員が固唾を呑んで見守る中、彗星から1本の半直線(片方は点で止まり、もう一方はどこまでも伸びる線)が伸び始めた!それはどんどん伸びていく!この展開に対する勇一の想像は、期待を含むものであって、新たな彗星の衝突によって、本来ならば地球に激突するはずだった彗星の軌道が大きく外れる、若しくは砕け散って大気圏で燃え尽き、線香花火のように消滅するか・・・新たな彗星の軌道を描く半直線は、多摩川流域を到達点とする彗星に迫る・・・そして2つの半直線は交わると同時に弾けて消えた!同時に対策本部は歓声に包まれた!「気持ちはわかるがまだ早い!」しかし、勇一の声はかき消された。ヨーコが弾けるような笑顔で、勇一の胸に飛び込んできた。見上げている笑顔が愛おしくて、髪を撫でた。お父さん以外の誰かに触られるのは絶対嫌だ。と言ってたのに・・・俺ならいいのか・・・口にする前にヨーコが頷いた。もう、こいつしかいないな。スピーカーがオンになる音がした。「皆さん、落ち着いて!・・・これは3日後にこうなるという予測ですよ。まあ、ほぼ確実ですが。とにかくあと3日間は衛星中継とハッブル宇宙望遠鏡で監視します」そういう松岡のアナウンスも、柔らかな声音だった。 ―― 彗星衝突まで、あと3日――今日の好きな曲は、Deep Purple-Highway Star です。Momo Tarou さん、Upして頂いて、有難うございます。♪いつも応援ポチをありがとうございます。今日もよろしくお願いします。(^^♪
2017.10.18
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ある夏の日に ベーゴマ彗星鉄道のレールの上を行くように、ベーゴマ彗星(後に命名された)は、誰かの意思が働いたのか、おおよそ地球の方向を目指すと思われる軌道を、矢のように走る!NASAの協力を得て、ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた画像を東京の対策本部でも同時に観れるようになっている。勇一もマギーの計らいで同席する事を許されていた。ベーゴマ彗星が太陽光を浴び、尾を引き始めたことによって、大型のスクリーンに姿を現した直後、マギーと勇一の目が合った!「もしかして・・・!」「なに!?、言ってみて勇一!」「多摩川に衝突することになってるあの彗星と、今現れた彗星の軌道が・・・ひょっとして交わるような可能性は?」マギーの目が大きく見開かれた!「Oh,my!...」そして立ち上がりながら、「スーパーコンピューターとリンク出来ない?」傍にいたアンドリューが、すぐに立ち上がり辺りを見回す。マギーが前方のデスクを指差した。「彼が日本の国立天文台のスタッフよ、多分」アンドリューは、マギーに頷くと急ぎ足でデスクへ歩み寄る。幸いにマギーの感?記憶?どちらにしても当たりだった。「このパソコンは、国立天文台とリンクしている。スパコンも国家危機管理情報部と共用で、今日から1週間、優先的に使える」スタッフの名前は松岡という。胸に下げたIDカードに記載されていた。松岡はパソコンに向き直り、キーボードに10桁ほどの英数字を打ち込んだ。パスワードのようだ。すぐに画面が変わった。松岡がマギーを振り返る。「大丈夫、今は我々の優先順位が1となっている」「お願い、すぐにあの彗星の軌道を計算して!」松岡は大きく頷くと、国立天文台のスタッフに、大至急ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた、新しい彗星のデータを送ってくれるように指示した。届いたデータを直ちにスパコン側のスタッフに送る。松岡は、パソコンのマイクに声を送る。「これから彗星のデータを送ります。軌道の解析をお願いします」了解した、との返事があった。結果はスクリーンの画像に軌道として描かれる。全員の目が中央のスクリーンに釘付けとなった。― 彗星衝突まで、あと4日 ――今日の好きな曲は、Billy JoelでWhen You Wish Upon a Star です。バックの映像は、映画「Field of Dreams」。星の話ではありませんが、とても夢のある映画で、何度観ても新鮮で、大好きな映画です。MrMoonligttさん、Upして頂いて、本当にありがとうございました。 いつも応援ポチをありがとうございます。今日もよろしくお願いします。♪
2017.10.04
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ある夏の日に Across The Universe 午前2時。勇一は、ライブハウス「L」の階段を上がり、地上へ出た。親しい仲間たちを見送った後、思い出したように空を見上げた。(都会にしてはきれいな星空だ・・・)勇一には、彗星について先入観があったが・・・(それにしても、この違和感は何だろう・・・)第3の目、その力が未知の現象を捉えた事に、彼自身は未だ気づかずにいた。同時刻。とてつもなく遠い宇宙域に1つの天体が現れた。それは、無限に拡がる宇宙の彼方から、いくつもの星たちの間を飛びぬけてきた。何か急ぎの用でもあるかのように。その慌て者の天体を我々は彗星と呼ぶ。彗星にも公転周期があって、他の天体に邪魔をされなければ、半永久的にその軌道を飛び続けられるのだが、実際は稀にぶつかるのである。その衝突によって、いくつかに分かれた彗星は、それぞれが元の周期軌道を外れ、新たな軌道を描いて矢のように飛んで行く。そして今、その運命をたどった彗星が1つ、冥王星を含むカイバーベルトを通過して、太陽圏の内惑星宇宙域に侵入した。Across The Universe!今日の好きな曲は、Beatles - Across The Universe (ORIGINAL version)です。60s70sVintageRock,thanks for up!いつも応援ポチをありがとうございます。今日もよろしくお願いします。♪
2017.09.27
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