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アメリカから妹が一時帰国していた時、ちょっとびっくりするようなことを、聞きました。甥(6歳)はお弁当持参なのですが、アメリカのお弁当事情は、ちょっと想像を超えていました。スナック菓子の小袋一つ持たせて、「お弁当」。もっとすごい場合、ツナ缶1個持たせて「お弁当」だそうです。何を食べようと自由ですが、う~ん・・・。日本の「キャラ弁」って、すごいです。他の国にはない、立派な文化です。イベントなのか文化祭なのか、お国自慢みたいなことをシェアする機会があって、妹は折り紙を披露したそうですが、「お弁当の作り方」の方がいいかもしれません。で、甥(6歳)のクラスメイトは、お弁当に入ってる海苔を見て、色が黒いという理由でさわぐのだそうです。「ひとつ、ご馳走してあげたら?」と言うと、アメリカでは、お弁当のおかずをシェアしてはいけないのだそうです。理由は、「感染症の問題があるから」だそうです。アメリカって、大変・・・。
2008.07.30
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「不安」と言っても、中身は人それぞれです。経済的なことが不安な人。健康が不安な人。家族のことが不安な人。仕事で失敗することが不安な人。その内容に合わせて、処方は行うべきで、使うレメディーもそれぞれにあわせて違うというのが、ホメオパシーの考え方です。普段の病院勤めでは、ホメオパシーを行っていないので、「抗不安薬」を処方するしかないのですが、それぞれに異なる不安に対して、みんなに同じ抗不安薬なんて、不毛って思ってました。ですが、時々、「ものすごくよくなりました~。今は薬を飲まなくても大丈夫です。」という方にお会いします。薬の方が、合う状態の人もいるのです。「remedyも、medicineも癒すという目的のために使う」というブログの冒頭に掲げた言葉を、日々問われているようです。バランスというものを身をもって知るための、二重生活なのだと思うことにしています。
2008.07.28
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夜中に大きな地震がありました。最初は殊勝にタオルケットを頭からかぶって中で縮こまっていましたが、だんだん腹が立ってきました。「なんでまた、ここなんだよっっっ。」自然相手に腹を立てても、仕様がないのですが・・・。震度5以上の地震に遭遇することは、普通はそんなにないことです。が、お蔭様で今回で3回目になりました。その経験を踏まえて思います。地震の後に起こるのは、恐怖や不安ばかりではないと・・・。ちなみにウチの妹は、あれほど大きな地震だったにも関わらず、気づかずに眠っていたそうです。こういう人もいます。
2008.07.25
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子供さんの個人セッションというのも、やっています。生後1年未満だって、ちゃんと精神―神経―免疫のしくみはあります。基礎的な病気があるわけじゃないのに、毎週扁桃腺が腫れて熱が出るとか、甘いものを食べると下痢をする子に、なんで繰り返し起こるのだろうって考えたこと、ありますか?世間に適応するにあたって、なんらかの問題が内面に隠れているのかもしれません。実はものすご~く怖がってたり、寂しがってたり・・・。小さいと自分の口からは言えませんので、穴が開かない程度にじーっと観察しながら、お母さんから情報収集を行います。初対面でも物怖じしない子。他人は「絶対ムリ!」って泣いて嫌がる子。おしゃべりの得意な子もいれば、しゃべりたがらない子もいたり、冷たい水を沢山飲む子や、水は全然飲まない子がいたり、とにかくいろいろな子がいます。それぞれが得意技を駆使しながら、世の中を渡っていこうとしているのですが、どうもうまくいかない時、体は何らかの症状で、そのうまくいかなさを表現します。そういう仕組みは、大人も小さな子供も同じです。もちろん、やることは「毒出し」ではないですよ。子供でも、やっぱりレメディーは必要最小限にします。
2008.07.23
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連休中に、ホメオパシーのセミナーに参加してきました。昼食を摂りながら、友人達とたわいもない話題で笑い転げて、腹筋が痛かったです。でも、そんなに笑ったわりに、何を話していたか思い出せない・・・。相当たわいないことだったのでしょう。笑い事じゃすまされない毎日です。腹筋を使うほど笑ってないのは、当然かもしれません。ですが、笑った後は本当に気分爽快でした。24日までなのですが、横浜そごうで「木喰展」をやっています。微笑仏という笑顔がウリの仏像です。本来、仏像では癒されないのですが、なぜかこれだけは「見に行きたい。」と強く思ってしまいました。不思議なもので、笑顔の仏像を見ているうちに、こちらも笑顔になりました。笑顔って伝染するみたいですね。どこかで見た笑顔だと思ったら・・・赤ん坊の笑顔を思い出しました。邪念のない笑顔。無邪気ってこういうことを言うのでしょう。最近、笑顔が伝染する経験が、他にもありました。クライアントの笑顔です。本当に楽しいセッションで、話を聞いているこちらも思わず笑顔になりました。これを見たくて、毎週新幹線に乗るのだと思います。誰もが笑い事じゃない事情を抱えていますが、そこを見つめることを、大事にしています。裁いたりアドバイスしたりではなく、ただ寄り添って一緒に見ます。
2008.07.21
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ホメオパシーは、症状を押さえ込んだり打ち消したりするのではなく、人間がもともと持っている自然治癒力に働きかけて作用するのですが、働きかけは必要最低限の方がいいようです。甥(6歳)が日本にいる間、咳をしていたことがありました。妹に聞くと、2日前からちょっと風邪気味との事。症状は咳だけでしたので、Ant.-tart.というレメディーを1粒だけ与えてみました。その後、咳はすっかりなくなりました。レメディーを摂ったのは、それで終わりです。この手の話を読む時には、注意が必要です。咳は慢性的に続いているものではなく、経過2、3日の急性のものです。レメディーを選ぶ途中経過を、はしょって書いてます。安易に「咳だからAnt.-tart.なんだ~。」と飛びつかないで下さい。初心者のうちは、ノートを用意します。症状を箇条書きにして、ホメオパシーのセルフケア向けの本のレパートリーという症状索引で、レメディーを絞り込んで、おのおののレメディーを詳しく書いた、マテリアメディカで裏づけを取って、レメディーは一種類だけ選びます。かねてから、症状が長引くケースに「レメディーを止めてみて下さい。」と話してきました。実際目にするのは、単独でダラダラ飲んでいるのではなく、何種類ものレメディーを、次々飲んでいるケースです。で、実際にレメディーを止めると、よくなります。必要があれば、レメディーは変えてもいいと思いますが、大量複数使いでは、生体が持っている自然治癒力を、かえってそこなうような印象が、急性の場合にも慢性の場合にもあります。
2008.07.18
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若い彼氏のこと(死語)ではなく・・・。病院の軒先に、今年は2回もツバメが巣を作りました。「ツバメが巣を作るのは縁起がいい」って、この辺だけ?と思ったので、ネットで検索したところ、あるわあるわ・・・。全国的に、縁起がいいもののようですね。でも、「ツバメが巣を作る家は病人がでない。」(家長は末期がんですが・・・。)「ツバメが巣を作る家は繁盛する。」「ツバメは衰える家には巣を作らない。」(そんなに繁盛してないですし、父親が亡くなった後は即閉院の予定ですが・・・。)「ツバメが巣を作る家は、吉事がある。」だから~ってつっこみたくなるところですが、誰もが生老病死を避けて通れません。高齢者が亡くなる事は、生物として自然なことなので、そんなに忌み嫌うべきことではないのかもしれません。乗り越えがたい相克や喜怒哀楽と向かいあいながら、修行みたいな毎日ですが、ツバメの飛ぶ姿の美しさに、ひな鳥の成長に癒されています。
2008.07.16
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「闘争」や「逃走」が軽減しているかどうかの判断基準として、症状が軽くなったかどうかと同じくらい、周囲の人や環境との調和の変化を重視しています。「苦しくなるから、電車に乗れない。」とか、「親兄弟とどうしても仲良くできない。」が軽減してくると、どこへでも出かけられるようになりますし、親兄弟との関係も変化してきます。落としどころは、クライアントにまかせていますが、その人にとって居心地のよい状態は、見ているこちらも気持ちのいいものです。かつて、海外のホメオパスの穏やかなたたずまいは、このような調和に、巻き込まれているためかと思っていました。前回書いた後に気づいたのですが、それは間違いです。海外から講師としてやってくる人々は、たいがい10年以上のキャリアがあります。どんな仕事も、技術がないのに10年以上続けることはできません。技術というのは、ケーステイキングのテクニックや、沢山のレメディーを知っていることではありません。自身の内面に潜む「闘争」や「逃走」に気づいていないと、見る目が曇りますので、正しくレメディーを選ぶことはできません。自分自身に対する探求も、技術のうちなのです。おだやかなたたずまいは、自分自身に目を向け続けた結果なのだと思います。世間や身近な人物ともめている様では、まだまだですね。反省と自戒をこめて・・・。
2008.07.14
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慢性疲労症候群にも、自律神経の失調状態があって、交感神経の作用が強くなりすぎているのだそうです。Wikipediaで自律神経のこと、調べなおそうと思って見てみたら、すごくいい言葉が出てました。「交感神経の機能は、闘争か逃走か(fight or flight)と総称されるような、身体的活動や恐怖、ストレスの多い状況において重要となる」のだそうです。(詳細はこちら)個人セッションでは、症状の背後にある、葛藤に目をむけるのですが、「恐怖」や長年にわたる親兄弟や夫婦間で繰り広げられてきた「闘争」の歴史に関して、しつこいほどに探求していきます。・・・と言っても拷問や誘導尋問ではなく、自然とそこについて語るのを、所見として大切に見るのです。「恐怖」や「闘争」が緩和されると、人はリラックスした状態になります。それは、交感神経の緊張の緩和でもあるので、心身の状態が改善してきます。ところが、話を聞く側自身の中に、「恐怖」や「闘争」が色濃く影響を与えているとしたら・・・。特定の話題に必要以上に反応して、「裁かないで聞く」ことは難しくなるでしょう。自分がどんな話題に敏感に反応しやすいか、相手だけでなく自分の方も見ておくって、ホメオパシーを長く続けるほどに大事な気がします。
2008.07.11
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父親の食欲が、日によって落ちることがあります。以前は、ニコニコと全量食べていた食事に、飽きてきたようです。外食や母の手料理は、ぺろりと平らげますので、ガンのせいではなく、気分的なところが大きいと思っています。ガンの管理に食事療法という考えは、もともとなかったので、そのジャンルにはとても無知なのですが、やらなくてよかったです。食事療法に固執して、残りわずかな一家団欒の機会を、失うのは本末転倒です。いつも家族のコミュニケーションの中心に、食卓がありました。なにかあると、「みんなで食事しよう。」でした。そんなに仲良し家族ではないのですが、食事の時だけは別でした。そんなわけで、父が外食したり、母が手料理を出す時は、蛋白も塩分もカロリーのことも全く考えずに、好きなものを好きなだけ食べてもいいことにしています。好きなだけ食べてもいいと言っても、もう暴飲暴食はできませんから、量はたかがしれています。こうして、お互いに気楽な部分を作っておくのも、必要なことだと思います。
2008.07.09
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セルフケア講座では、「必要に応じて転んで下さい。」と、話しています。ホメオパシーは宗教じゃないんですから、あまり信心深く執着しないで頂きたいというのと、現実の問題として病院で薬の力を借りたほうがいい場合もあるからです。子供の場合、飲み食いしない、ぐったりしてる場合は、病院のこと、考えます。体温が何度とか、何日続いているかよりもこちらの方が基準としては大事です。熱が高くても平気で遊んでいられる子もいれば、具合が悪くなった初日からぐったりって子もいます。お子さんの状態に合わせて、臨機応変に考えて下さい。
2008.07.07
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ホメオパシーを学んで一番の収穫は、「裁かない」態度で話を聞くということです。やってみると、結構、いいもんです。「よく2時間も、人の話聞いていられるね。」と言われますが、楽に聞く秘訣が、この「裁かない」です。誰の人生も波乱万丈です。私の方が大変とか、私の方が正しいって、多分錯覚です。アドバイスは、よかれと思ってするのでしょうが、余計なお世話になるので、現場では慎むことにしています。その人の人生に起こる出来事を、肩代わりすることは、誰にもできません。ただ「裁かない」で、黙って聞いています。感情がもとで、自分の中から、いろんな声が沸きあがってくることもあります。そこも「裁かない」で、黙って聞いています。私は、あなたにはなれないのです。必要以上の感情移入は、判断の妨げになります。涙で曇った目でモノを見たり、怒りで頭に血がのぼっている場合、見聞きしているものは相手ではなく、自分自身の投影だったりします。そのようなコンディションで選んだレメディーは、あなたに必要なレメディーではなく、私に必要なレメディーです。あらゆる方向で、中立の立ち位置ってことを心がけながら、お会いしているのですが、まだまだって感じもあります。そこも「裁かない」で、自分自身のことも見ています。
2008.07.04
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甥(6歳)が、今日アメリカに帰っていきました。私の短い夏休みが終わり、またいつもの日常のなかにいます。楽しかった夏休み。品川の水族館でイルカに触ったり、友人と飲んだくれたり、平日に講習会をやったり、個人セッションもいつもより多く予約を入れたり、ちょっとした時間に展覧会にも行きました。「井上 雄彦 最後のマンガ展」「芸術都市パリの100年展」「木喰展」少し英気を養って、「また頑張るぞ。」と、健気な私・・・。こうして介護に追われながら、合間に大地震にもあうと、淡々と日常を生きる以外に、人生、やることなんかない気がしてきます。ですから、日常を生きるのに、何が原因で支障をきたしているのか。そこに目をむけることを、大切にしたいと思います。
2008.07.03
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