みきまるの優待バリュー株日誌

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免責事項 : 当ブログは私が少しでも成長し、「より良い投資家」 になるための私的な勉強の場として運営しています。記事内容は一般的に入手可能な公開情報に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当ブログの記事に基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100%ご自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。

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Aug 26, 2023
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カテゴリ: 株式投資全般
 さて私は、「その時々で最も不人気なセクターの銘柄、可能ならば出来る限り優待付きの子をまとめ買いして、それらの長期的なパフォーマンスを楽しく観察する。」というバルクプロジェクトを投資手法の根幹の1つに据えています。




 そして現在ではこのアイデアによる戦いはその概念が広く拡張されて、
多くの戦いが同時進行で粛々と続いています。





 今日はその1つである、「
優待ホームセンター株バルクプロジェクト」の実態を見ておきましょう。HC業界には 指標的に割安な銘柄が非常に多いんですね。






 この業界の銘柄が安い理由は、





1. 既に成熟業界であり全体としての成長性が無い。




2. スーパーや家電量販店などの他業種から浸食されやすく、「経済的な堀」が弱い。










 からですが、こういう万年不人気業種に興味のある奇特な投資家の方々はほとんどいないので、私の様な「逆張り系投資家」にとっては逆に居心地がいいという側面があるんですね。









 それでは早速2023年8月26日現在の最新のセットリストを見ていきましょう。全体では5100万円程度のサイズとなっています。





 時価総額1700~1900万円クラスに ​ 2790ナフコ ​ と ​ 7516コーナン商事 ​ が並び、2TOPの布陣となっています。ちなみにこの2社が選ばれている理由ですが、ナフコは業界大手なのに同業他社に較べて圧倒的に低PBRなのを評価している為、コーナンは既存店月次推移が大体いつも同業他社より良くて業界内での相対戦闘力が高いと考えている為です。





 その次には900万円クラスで同じく業界大手の ​ 8218コメリ ​ が登場しています。これは優待MAXまで買っているのでそれでこの順位になっています。その下は完全に団子ですね。




(上記データは四季報オンラインプレミアムより引用)





 次に低PBR順で見てみましょう。ナフコが0.3倍台でダントツに低いですが、コメリ、アークランズ、 ​ DCM ​ 、コーナンなどの業界大手も0.6~0.7倍程度にしか評価されておらず、「業界自体が株式市場から見放されている」現状が良く分かりますね。




(上記データは四季報オンラインプレミアムより引用)






 次に低PER順で見てみましょう。業界大手はどこもPER8~10倍であり、やはり安値放置されていることが分かります。




(上記データは四季報オンラインプレミアムより引用)








このプロジェクトで大きな利益を上げることは至難かもしれませんが、誰からも期待されていない現状では逆に大きく損を出すことも難しい状態で、これは言わば「午後の紅茶」的な、ポートフォリオ内の「くつろぎ猫カフェ」の様な存在となっています。






 尊敬する ​ アリ・キエフ博士 ​ が存命なら ​ 「リスクの取り方が全然足りない。」 ​ と怒られるかもしれませんが、ポートフォリオ最上位エリアでは常に大きなリスクを取って魂を削り削りパンパース完全装着で戦っていることから、本プロジェクトは自分の「投資家としての精神的な安全弁」として働いてくれています。






 後、このプロジェクトには「あまり語られることのない、秘かな長所」もいくつかあるので最後にそれを列挙しておきます。






1. ホームセンター業界は決定的に強い企業が無く未だに血で血を洗う中世戦国時代が続いている。ただそんな中でも確実に「資本主義の原理」で淘汰が進み大名の数は減り続けていて、勝ち組であるDCM、コーナン、アークランズなどの業界上位各社は積極的なM&Aを通じて売上高を拡大してきており、実は「隠れ成長力」がある。






2. 常に業界内外での激しい競争に晒されているせいか、各社利益を上げることに貪欲で実際にしっかりと稼いでいる。具体的に言うと、プライベートブランド商品比率の上昇や集客力の高いプロ業態店舗の開発などによって、この数年で利益率を高めているところが多い。






3. 万年不人気業種であることの裏返しではあるが、前述の通り、PBR・PERなどの伝統的な指標で見て割安である。「業界まるっと全体バリュー」なので、バルクで買って楽しく愛でるのに向いている。






 なので、今後も数年単位の時間軸で本プロジェクトを継続し、のんびりゆったりまったり見ていく予定です。






バルクプロジェクトシリーズ 免責事項




各バルクプロジェクトシリーズ は、私の投資家としての遊び心から「エンターテインメントとパフォーマンスの両立」を賭けて、また同時に「投資を極限まで楽しむことを通じてより良い投資家になる」ことを目指して全力で取り組んでいるものです。



記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私は「未来を見通せる魔法の水晶玉」を持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。​





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Last updated  Aug 26, 2023 02:48:23 PM
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