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2009.10.16
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カテゴリ: Travel(日本)
宿泊したのは、本栖湖にほど近い、森の中の一軒宿「 小さなホテル スターティングオーバー 」。

周囲に民家も何もない細い道をかなり奥まで行くので、途中「ホントに、この道でいいの?」と不安に。迷いようがない一本道なのだが。

オーナーによる自称「小さなホテル」は脇に置いておいて・・・
スターティングオーバー正面

こうした宿を、「プチホテル」というのか、「ペンション」というのか、あるいは「オーベルジュ」というのか・・・

ハッキリ言って、カテゴリーに当てはめるのは野暮だという気がした。

一番そぐわしい印象は、「料理上手な友人の別荘に、泊めてもらった」ような感覚。

女性好みのロマンティックな内装の室内。掃除はよく行き届いている。ペンションに泊まると嫌なのは、部屋にバス・トイレがないことだが、ここは狭いながらも両方ある。そして、大きなお風呂もあり、3組しか泊まれないという小さな宿の特権として、貸切で利用できる。

小さな子供の受け入れには制限があり、その分、非常に静か。「そこそこのホテル」に泊まると、宿泊客がワサワサして、高級難民キャンプに来たような気分になることがあるが、ここはプライバシーが守られている。

「隠れ家」というほどに、大げさなものではない。「3組限定」と聞くと高そうだが、1泊2食付で約1万4000円と非常にリーズナブル。

それもこれも、ご夫婦だけでやっているから、できることだと思った。「コストを削る」のではなく、最初から「かけない」ようにする。2人でできる範囲で最大限のおもてなしをする――そういう原則に忠実にやっている。

だから、料金とのバランスで考えた満足度は非常に高い。

2階
2階が客室。3つしかないせいか、食事以外のときは、他の宿泊客と顔をあわせることもなかった。廊下の脇のニッチ空間には本棚がしつらえてあり、自由に閲覧できる。並んでいる本は、技術者が好んで読みそうなジャンル。ご主人は元技術者かもしれない。

そう思ったのは、ご主人の接客態度もある。「いかにも客商売」ではない。あまりお世辞も出ないし、口も軽いほうではない。玄関のドアを開けて入ると、しばらくしてから、ぬぼ~ッと現れた。別に感じが悪いわけではないが、訓練を受けたホテルマンの態度ではない。

こうした個人経営の宿だからこそアリなキャラクターだ。

スターティングオーバーというのは、ジョン・レノンの曲から取った名前かもしれないが、もともとの意味は、「再出発」。脱サラしてプチホテル経営に転じたオーナー夫妻の思いを込めたものかもしれない。聞いたわけではないのだが、そんな印象を受けた。

ディナーは1階の大きなリビングで。
ダイニング

席には蝋燭が灯され、ムーディに。
ディナーの席

飲み物を注文してから出てくるまで、ずいぶんかかった(笑)。なにせ奥様が料理担当(おそらく厨房でも1人で作っている)、ご主人がサーブ担当。2人だけだ。

東京だと、飲み物はあっという間に出てきて、「さっさと飲んで、追加で注文してよ」という感じなのだが(苦笑)。

なすと生ハム
前菜は、なすと生ハム。なすにしっかり味がついている。本場のフランス料理は、相当味が濃いのだが、ここの味のしっかり感は、フランスのそれと言うより、関東の和食の味の濃さを連想させた。

一応、フレンチのフルコースということになっているが、フレンチ、イタリアン、そして和食のフュージョンという感じ。決して「本場」の料理ではないが、その分、どの年齢層の日本人にも合う家庭的な味になっていて、1つ1つの皿が丁寧に作ってある。

ずわいのスープ
ズワイ蟹のコンソメスープは、まろやかでやさしい味。

エビとしめじのリゾット
エビとしめじのリゾット。イタリアのリゾットは、向こうの言い方ではアルデンテ、日本的感覚で言うと「生煮え」が多いが、ここのリゾットは、しっかり水を含んで柔らかい。

イタリアのリゾットに慣れた舌には、「水が多すぎ」なのだが、たぶん普通の日本人には、こちらのほうが安心だろうと思う。Mizumizu母は、イタリアのリゾットは好きなのだが、しばしばそうとしか呼びようのない、あちらの国の「煮方が適当で硬い米料理」というのは、やはり抵抗があるようだ。Mizumizuはと言えば、芯のあるアルデンテのリゾットでも平気。日本のリゾットは、ゆるすぎる。

ちなみに、信州出身のMizumizu連れ合いは、スパゲテッティのアルデンテも、「認めん」という人。たしかに、蕎麦が「アルデンテ」だったら、「生煮えの蕎麦」ということになりそうだ。

不思議なタイミングなのだが、スターティングオーバーでは、メインの前に暖かなフランスパンが出てくる。これも2人でやっているゆえの苦肉の策かもしれない。つまり、肉を焼く時間をパンを供することで埋め合わせているということ。ちなみに、パンの味もグッド。

子牛
メインは子牛。日本は和牛(成牛)が美味しすぎるせいか、子牛は人気がない。ヨーロッパでは、子牛は間違いなく、成牛より高級。

育て方もさまざまある。最高級の子牛は、「完全ミルク飼育」。子牛に草を食べさせなければいけない時期に入っても、あえてミルクだけで育てる。与えなければいけないものを与えない、自然の摂理に逆らった飼育方法なので、当然子牛は、長く生きられない。統計によれば、3ヶ月とちょっとが限界なのだという。その限界日の直前に屠殺する。

すると真っ白な極上の子牛肉ができるというわけ。パリの星付きレストランで食べた子牛は、溶けそうなほどに柔らかく、極上の味わいだった。

日本の子牛は、ここまでのものはないように思える。そもそも子牛は白い。少しピンクがかったものもある(草を与えると肉は赤くなる。飼育方法と屠殺するまでの時期によって肉質は多少変わってくる)が、赤くはない。だが、日本の子牛は、成牛と変わらないくらい赤い肉のものも出回っている。

牛肉=赤というイメージがあるせいか、子牛を豚肉と勘違いする人もいる。何を隠そう、Mizumizuも初めて子牛を食べたのは、オランダのフレンチレストラン。当時ライデンに住んでいた父が連れて行ってくれたのだが、「牛だ」と言われて頼んだ肉が、豚肉そっくりに白くて、「これ、豚肉じゃないの?」と、父に文句を言った記憶がある。

カカオのケーキ
デザートは、カカオだけで作ったケーキ。普通のチョコレートケーキとまた、一味違う。甘くないのに、濃い感じ。

朝食
夕食のときは客同士が向かい合うようにセッティングされていたテーブル。朝食では、窓の外の景色が楽しめるように位置を変えてくれる心遣いが嬉しい。

ミネストローネ
朝は、味噌汁がわりなのか、野菜たっぷりのミネストローネ。サツマイモや豆まで入っている! ショートパスタも2種類入っていた。

シフォンケーキ
なんと朝から本格的シフォンケーキが・・・。ひきたてのコーヒーを飲んで、朝からすっかり満足。

マンダリンオリエンタルのような、ノウハウばっちりの高級ホテルもいいが、こうした個人の力量を最大限生かしてやっている、小さなホテルも大好きだ。

料理が美味しい、掃除が行き届いている、設備も最小の中で最大限、お客の求めるものを満たしている。書けば簡単なようだが、こういう宿になるのは難しいのだ。一定のレベルを長い間維持していくのはまた、さらに難しい。

経営は決してラクではないと思う。それでも質を落とさずに頑張っているからこそ、ちゃんとお客が来るのだろうと思う。

「商売は牛のよだれ」――商売は牛のよだれのように細く長くやるものだということだが、人は欲を出して、ラクに稼ぎたくなったり、面倒になると手を抜いたりする。

このホテルには、そうした個人経営のオーナーが陥りがちな欠点が見えない。

これからも、このまま変わらず3組のお客様に最高の満足を届けて欲しいもの。

絶景があるわけでも、アメニティが充実してるわけでもないが、また是非リピートしたい宿。














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最終更新日  2009.10.18 01:13:49


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