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2015.01.04
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今回の全日本フィギュアスケート選手権。女子シングル女王の座に輝いたのは、大方の予想であった(だろう)村上選手でも、グランプリファイナルに出場して勢いにのる本郷選手でもなく、この2人と違ってルッツにエッジ違反がなく、ダブルアクセルのあとにつける3トゥループがほぼ回転不足なく跳べる宮原選手。はからずも、Mizumizuが指摘した「女王の条件」に、より適った選手の勝利となった。

感動的な宮原選手の初優勝。フリーの『ミス・サイゴン』は、「出色の出来」「2年かけて熟成させてほしいぐらい」と手放しで絶賛したMizumizuとしても、131.12点という高得点には、「やっとマトモな点が出たよ」という気分だった。選手本人よりも狂喜していた(笑)コーチの姿も感動的だった。

130点超えという点から見て、ジャンプはかなり認定されたと思ったし、ルッツを1つ単独にして、2A+3Tを後半に2つ入れたジャンプ構成も成功したのだと思った。ところがところが、後日公表されたジャッジスコアを見て驚愕!

なんじゃこりゃ!!

久々にぶっ飛んだ。

女子選手にはショートからもう、アンダーローテーション判定の嵐! こんな「血祭り」ぶりを見るのは何年ぶりだろう? いや、もしかしたら初めてかもしれない。

http://www.jsfresults.com/

ショートで村上選手の点数が異様に低かったから、判定の、いわゆる、世にいう「厳しさ」(とあえて言う理由は後からお分かりいただけると思う)は予想していたが、村上選手だけではない。ショートからもう、宮原選手のトリプルルッツ+トリプルトゥループは両方とも「<」、フリーにいたっては、単独フリップ、単独ルッツ、最後の2A+3Tのうちの2Aにも「<」。

本郷選手もフリーでは、セカンドの3T「<」。サルコウは単独も3連続も「<」。村上選手にいたってはもう、最後の単独2Aでも取られ、認定された3回転ジャンプが2つだけって…

絶句。

「もう6年以上やって、回転不足判定もそれなりにこなれて」と書いたMizumizuも、前言を撤回しなければいけないだろう。相変わらず、判定はぐっちゃぐちゃだと。

今季は確かに、「ソチ基準」で判定は昨季よりは厳しかった。たとえばソチ直前の四大陸を見ると、女子の判定は明らかにゆるく、今回「まともに3回転ジャンプが跳べない選手」にされてしまった村上選手も、ジャンプが低くてギリギリ感のある宮原選手も、「<」判定は数えるほどしかない。

http://www.isuresults.com/results/fc2014/fc2014_Ladies_FS_Scores.pdf

このジャッジスコアを見たら、期待しませんか? ソチの村上選手の活躍。本人もコーチも「いける」と思ったハズだ。宮原選手もショートこそ回転不足を取られたが、フリーは非常にキレイなプロトコルになっている。

ちなみに同じ四大陸でも、男子の4回転に対する判定は厳しく、小塚選手・テン選手の4Tに対するダウングレード判定には、「えっ?」と思ったのだ。いや、回転不足はその通りだが、まさか「<<」とは。

だが、考えてほしい。「ソチ基準」なんてのは、Mizumizuが便宜上作った造語であって、元来、ルールブックに記された判定基準はずっと同じハズなのだ。ところが、試合によって判定がゆるくなったり、「厳しく」なったりする。

ここで注意してほしいのは、「厳しく」取る技術審判が、「正確にジャッジできる」審判だということにはならない、ということだ。4分の1の不足か否かという判定のラインを正確に判断できないから、実際には4分の1を超えない範囲の回転不足であっても、取ってしまっているのかもしれない。

「今回はジャッジが厳しかったですね~」と言うと、あたかもそのジャッジが「回転不足を見逃してくれなかった。正確に、厳しく見ていた」という印象になるが、そんな証拠はどこにもない。認定すべき4分の1を超えない範囲の回転不足ジャンプまで、アンダーローテーション判定していた可能性だってあるのだ。

「それなりにこなれて」と書いたのは、ここのところアンダーローテーションを取られるジャンプというのは、早めに「ひらいて」降りてしまい、トゥを回してごまかす「グリ降り」がほとんどで、それが何分の1足りないかまではハッキリ言えないにしろ、ある程度一貫性があったからだ。

しかし、この全日本女子に関してはわからない。ギリギリかもしれないが、エッジで降りているジャンプでも取られている印象。というか、あんまり「<」が多すぎて、テレビでは全部アップ&スローにはならないから、何をもって技術審判が判断したか、よくわからないのだ。

日本女子のジャンプが、ロシア女子に比べるとかなり疑わしく、これは深刻な問題だと指摘したのは、誰でもないMizumizu自身だが、それと判定の一貫性はまた別の問題。疑わしいジャンプだからといって、あれもこれも回転不足判定をするのは、本当に正しいジャッジングと言えるのか?

この問題はバンクーバー以前からあった。今ほど一般には知られていなかったが、むしろバンク―バー以前(回転不足判定が「厳密化」されたバンクーバー五輪2年前以降)のが酷かったのだ。

キム・ヨナ選手の3ルッツが回転不足判定されたとき、オーサーが「ここで軸が傾いたから…」と判定の理由を説明している人に、「回ってる!」と、ものすごい剣幕でまくしたて、「ミキ・アンドーは(セカンドにつけた)ループを跳ぶ前から回ってるのに認定された!」と大立ち回りを演じている動画が出回ったのはよく知られている。

それ以降もキム・ヨナ選手の、特にフリーの2度目のルッツは、回転があやしいこともあったが、不思議に(←もちろん皮肉です)認定されていた。また、大きな武器である3回転3回転のセカンドもあやしいことがあり、ファンの間では、「意図的に見逃されているのでは?」という噂(苦笑)も出ていた。バンクーバー直前の日本での試合(グランプリファイナル)で、ついに回転不足判定(当時はダウングレード)され、

http://ja.wikipedia.org/wiki/2009/2010_ISU%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%AB

韓国メディアは、「このスペシャリストはキム・ヨナの天敵(以前にフリップの違反を取った人物だったため)」「日本での試合だから不公平な判定がなされた」と大騒ぎ。キム選手自身も韓国メディアに対して、「大きく目を開いて見たが、回りきっていた」と誤審をアピールした。

バンクーバー五輪もそうした流れで「厳しく」判定がされるのかと思いきや、突然判定は全般的に甘くなり、当時あまり判定の甘辛には詳しくなかった日本のメディアさえ、「回転不足判定は甘め」と書いた。

ところが、その直後のトリノワールドでは、またも厳しくなり、その試合でスペシャリストを務めた天野真氏に対して、日本のメディアが「オリンピックより厳しかったのでは」と質問したところ、「厳しかったかどうかは自分ではわからないが、回転不足が増えたのは、選手にオリンピックの疲れもあったのでは」と答えている。

なんというか、試合ごとに「技術審判の勝手でしょ」の判定基準が適用されている感じだった。それでも、その試合、ひと試合の中で一貫性があれば(全般的に甘めとか辛めとか)、まあよしとしようと…と誰が言ったわけもないが、「人間のやることだし」…そんな「感じ」で運用されてきた。

1つ重要なことで、技術審判の名誉(苦笑)のためにも確認しておきたいのは、甘かろうか辛かろうが、どこから誰が見ても回りきって降りてきているジャンプが回転不足判定されるということは絶対にないということだ。たとえば、樋口選手のフリーのダブルアクセル+トリプルトゥループ。この3Tを見たときは、「うはっ!」と唸ってしまったが、あのくらい完璧ならば、疑惑の判定は起こりえない。

ってか、それって当たり前の当たり前ですよね(爆)。

問題になるのはグレーなジャンプであって、あっちから見たら回っているように見えるが、こっちから見たら、あれ? 足りない? と見えるジャンプ。だから、選手としたら、グレーゾーンから完璧にぬけるジャンプを目指すべきは当然なのだが、それとジャッジが正確に「4分の1」ラインを判定できているのかどうかは分けて考えるべき事柄だし、回転不足判定で基礎点減という大きな減点をする以上、一貫性・正確性を担保する努力はしてしかるべきだと思う。

6年以上やってきて、まだこれほど判定にブレがあるというのは、結局のところ、スペシャリストが正確に、一貫性のあるジャッジをするのは無理だということではないか?

というか、それは常識的に考えてもわかる。あの広いリンク。あちこちで跳ぶジャンプ。判定に使われるカメラは1台で、「増やせないのか?」というメディアからの質問に対しては、「時間がかかりすぎるからできない」(佐野稔氏)。誤審がたとえあったとしても、「かわいそうだが、それもスポーツの運・不運」(同氏)。

どうしてこんな無茶苦茶な言いぐさがまかり通るのか、本当に理解できない。





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最終更新日  2015.01.05 11:33:26


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