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2020.02.29
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カテゴリ: Essay

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<昨日のエントリーから続く>

オリンピックを控えて、感染者数を少なく見せたい思惑があるのかないのか知らないが(おそらくは、あるだろう)、日本の「検査しぶり態勢」は本当にひどい。北海道で感染者数が多いのは、検査をちゃんとやってるからだという憶測まで出て、危機感をもって対処している北海道知事の株が上がっている。

コロナを疑う患者が検査してもらいたくて問い合わせても、結局たらい回しにされて根負けし、あきらめたという話も聞くが、それ以上に驚いたのが、この記事の医師の質問。
https://mainichi.jp/premier/health/articles/20200227/med/00m/100/001000c

「肺炎で、呼吸状態が悪化していて、人工呼吸器をつけるような状態の患者なら、やっぱり(新型コロナ)ウイルスを検査した方がいいでしょうか」。2月15日、横浜市で開かれていた日本環境感染学会で、ある医師がこう問いかけました。


こんな状態でもコロナ検査がなされていない場合があるってことに驚いた。でもってそれに対して、

このウイルスによる患者を治療してきた、大曲貴夫・国立国際医療研究センター国際感染症センター長が答えました。「そう思います。一つの壁は検査のキャパシティーの問題。行政はなかなか簡単には動いてくださらないだろう。悪気があるのでなく制限をかけなければならないからだが、臨床医として(検査実施を)強烈に推すしかない」

臨床医が「強烈に推さない」と検査してもらえないってことだ。いや、強烈に推しても、保健所がしぶり、保健所に言わせると行政がしぶり、責任もたらい回しにしている。

そして、この新型肺炎のやっかいさ。早期対応の難しさが、臨床医の証言で明らかに。

https://www.fnn.jp/posts/00050500HDK/202002272042_goody_HDK
初期はかぜと変わらない。ところが数日しても良くならない。そこでX線撮影をすると…

両方の肺に、肺炎と思われる影があった。あまり両側の肺炎というのはなくて、例えばすごく免疫が低下しているとか、重症の肝臓や腎臓の病気があって抵抗力がないような方には、両方の肺炎を起こすこともあります。けれど、その方は67歳ですし、その時点でもふつうにお元気で。呼吸苦とかもないですし、まさか影があるという印象では全くなかったですね。そこでそういう影があったので、ふつうの肺炎、ふつうの病気ではないのかなと感じた。

自ら罹患した中国の余昌平医師も同様の証言をしている。
一般的な肺炎は片側だけ炎症することが多いのですが、新型肺炎は両側が炎症することがほとんど。片側だけ炎症しても、最終的には両側になります。このようなレベルまでくると、非常にひどい病状で、呼吸をするのすら、つらくなってくることでしょう。

余医師によると、通常の肺炎の多くは片側の炎症のため、もう一つの肺で呼吸ができる。しかし新型コロナウイルスの場合、その炎症が急激に両側に及ぶため、呼吸困難に陥りやすいのだという。


この急激な変化というやっかいさに加え、検査の不確実性。以下、宮坂昌之氏による説明が非常に分かりやすい。
https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20200228-00165104/
PCR検査の感度が不十分。陰性だと思ったら実は陽性だった、陽性だと思ったら陰性だったということがかなりあった。

陽性と出ればほぼ陽性という確率が高いが、陰性と出た時には本当に陽性ではないという証明にはならないという大きな問題がある。それはなぜかというと喉や痰の中にウイルスが見つからないが、他の体のどこかに隠れている場合が常にあるからだ。

ただ、不思議なのは感染細胞の主なものは2型上皮細胞であることが分かっているにもかかわらず、人にうつすという感染性がこのウイルスは非常に高い。だから喉のどこかにはウイルスがいるとは思うのだが。


ダイヤモンド・プリンセスでの感染拡大についても、You tubeでいきなり自説を拡散した岩田健太郎氏のようにパニックを誘導するような扇情的な物言いではなく、きちんと説明されている。

「あとから考えてみたら濃厚感染が起こり得る密閉空間だった。中国から医療関係者の感染が物凄く多いというニュースが入ってきた。なぜゴーグルや防護服、N95のマスクも着用している彼らが高頻度に感染したのかを考えると、飛沫感染以外の接触感染が起こっていたということだ」

「防護服を来たままトイレに行く、ご飯を食べる時にマスクを外す、いろいろな所に触る。防護服を着用していても隙間があって中に入ってしまう。手袋をはめていてもカルテを書く時にカルテが汚れる、ペンが汚れる。訓練を受けていた医療関係者でもあれだけの高率で感染したのはそういうことだ」

「そのニュースを見たとたん『ダイヤモンド・プリンセス』もまずいぞと思った。でも隔離を始めてしまったのでどうしようもない。決して政府のやり方を擁護するわけではないが、ベストの解決法はなかったと思う」

「唯一あったとすればオーストラリアのやっているようにクリスマス島のような孤島に隔離するしかなかった。しかし日本はそのような設備を持っていなかった」


検査の不確実性(時間もかかる)に加えて、感染予防の難しさ。さらには、両肺に起こる急激な変化。

どこでどの薬を投与したらいいのか、エビデンスもないだろうし、余昌平医師さえ、「薬より自信」が大事だとか、もはや患者自身が頑張るしかなさそうな物言いだ。
http://japanese.cri.cn/20200208/e67a6b33-279a-c883-9376-d3ea24e63874.html

ほとんどの人が軽症で済む一方、基礎疾患のある高齢者には致命的。グダグダの日本の対応が、これからの数週間でどう変わるのか、変わったとしてウィルスの抑え込みができるのか、まだまだ見えないが、とりあえずは外出をできる限り控える。

その意味では、総理の休校要請は良い判断だと思うのだが(医師会のアドバイスらしい)、やれ突然で対応が大変だとか、子供が友達に会えなくて寂しがってるとか、かしましい。今はなにを置いても感染拡大を防ぐことなのに、とにかく安倍政権の足さえ引っ張れればオッケーだと考える輩が多すぎる。まさに日本は内紛状態はないか。こういう内紛状態のところに病原菌がやってくるのは、最悪のパターンだ。

街ごと封鎖したイタリアに比べれば、まだ日本政府の対策は手ぬるいほうだ。あろうことか中国メディアに上から目線で批判されている。日本は内ゲバをやめて、これからの対策に全力を尽くすべき。政治思想・官民の隔てなく。





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最終更新日  2020.02.29 14:44:57


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