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2020.03.15
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カテゴリ: Essay

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<昨日のエントリーから続く>

前回のエントリーはきっこ氏のデマに焦点を当てていたので、英語ができない読者は、「デマは分かったけど、日本が封じ込めに成功」は、やはりおかしいのでは? と思った人がいたかもしれない。

だが、この日のWHOの会見の、特に質疑応答部分を聞けば、あの時点でのWHOの評価にさほど違和感はない。「封じ込め」という日本語の語感の問題だけだ。この日の質疑応答は、パンデミックがおそらくは避けられない状況になってきた段階のもので、それでもこの感染症は「コントロールが可能だ」という希望があるという話をしている。

ライアン氏の問題になった発言部分では、at various points(さまざまな節目で)という言葉を差し込んでいて、つまり、「中国、シンガポール、韓国、日本が、それぞれの節目で危機を克服している(=封じ込めている)状態であることが大きな希望」と言っているのだ。

続いて女性が、それぞれの国が自国の社会、コミュニティ、医療のキャパシティに応じた包括的な対応をとっていくことが大事だということを話している。

「後手後手」「検査拒否」といった批判の多い日本の対策だが、死者数を見ると、後から流行が始まった欧米主要国があっという間に日本を追い抜いていってしまったことからも、日本のやり方が、ベストではなかったかもしれないが、ほとんどの国よりベターだったことが分かる。

「いきなりYou Tube」で大騒ぎになった感染症の専門家・岩田健太郎氏も、3/12付のインタビューで概ねそのことを言っている。

https://toyokeizai.net/articles/-/335971?page=7
からいくつか関連する発言を拾ってみる。

日本のやっている対策は、ほかの国の現状を考えるとおおむねうまくいっている。これだけ押さえ込むのが難しいウイルスをかなり上手に押さえ込んでいるというべきだ。和歌山県などは1回起きたアウトブレイクを完全に収束させた。

受け入れ体制を考えると、今の日本政府がやっていることがいちばん正しい。要は、「軽症者は家で寝ていてくれ」ということ。症状がない人や軽症の人を指定医療機関で入院させるのは、医療リソースの無駄使いだ。​​

このように、批判はあれどベターなやり方で死者数を抑えてきた日本だが、ここにきて愛知県(それも名古屋市)が危ない。

今夜の一番新しい発表で、 感染者は121人、死者は11人。分母が実態を反映していないので意味がないと知りつつ単純計算した致死率がなんと9%。先日計算した、ダイヤモンドプリンスで「症状の出た感染者数」を分母、「死者+現在も重症の方が亡くなってしまったと仮定した数」を分子として単純計算した致死率の8.4%を超える異常な数字だ。

日本全体はどうかというと、感染者721人、死者21人で2.9%。奇妙なことに、現在のフランス――フランスは
日本と似たアプローチを取っている――が3672人、79人で2.1%。日本と近い数字が出ている。

​ちなみに、3/11時点でのイタリアが 感染者数9172人、死者数631人。単純に計算して致死率6.8%。3/14時点で感染者21157、死者1441人で、致死率はやはり6.8%と変わっていないのが不気味だ。

もう一度思い出そう。イタリアは検査をしすぎたことで、多くの重症者が手厚い治療を受けられないという事態を招いた。なのに、大村知事は検査を拡大すると言っている。

https://hicbc.com/news/article/?ref=tw&id=0004D3D8
「愛知県と名古屋市の衛生研究所で検査しているがフル回転。民間にも声をかけて協力いただけるよう話をしている。お願いして広げていく」(大村秀章・愛知県知事)

そもそも検査は、精度が低いことが知られている。偽陰性もあるし、偽陽性もある。だが、感染しても8割は自然治癒。そこへもってきて、確立した治療法はない。そして、愛知県は「まだ」クラスターはつかめている状態だ。亡くなる方が急に増えているのは、高齢者利用の多い施設でクラスターが発生したため。

こういう状況で、どこに力点を置くべきなのか。感染症の専門家の意見を聞きながら、それこそ「着実」に対策を進めてほしい。検査数を増やせば分母が大きくなるから、数字上の致死率は下がる。だが、そうやって9%が例えば6%台に下がったとしても、それがイタリア化の始まりでは意味がない。

民衆のほうは、買いだめに走ったり、パニックになって誰かを責め立てたりするのではなく、なるたけ外出を控えて自宅でじっとしていることだ。毎日毎日、おんなじようなメンツを呼んで、感情的な総理批判を繰り返してるワイドショーなんかを見るより、イタリアの「デカメロン」や「婚約者(いいなづけ)」でも読むほうがよっぽどいい。もちろん、カミュでもジャレド・ダイアモンドでも。

政府の専門家会議のメンバーは、「検査」「検査」の左翼メディアからの攻撃に耐えて、ここまで死者数を抑えてきた。その実績と諸外国の状況を見て、民衆も理解し始めている。ここで民衆の不安に答えようと道を誤ると、せっかくここまでコントロールできてきた国が、あっという間にイタリア化してしまうかもしれない。









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最終更新日  2020.03.15 04:43:23


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