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手塚治虫

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2024.01.19
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カテゴリ: 手塚治虫


​​昨日、 このような記事 が出た。

日本漫画の貴重な原画の散逸や劣化を防ぐため、文化庁は月内に、国内を代表する漫画家が保有する原画などの実態調査や、保存方法の研究に着手することを決めた。最初に「あしたのジョー」などの作品で知られる、ちばてつやさん(85)の協力を得て調査研究を始め、他の著名な漫画家に対象を順次広げていく。

今回は3月まで、ちばさんから原画などを借りて実施する。目録作成や保管状態の確認・改善を進めるほか、将来的なデジタル活用を想定し、資料の一部の数十点を対象に写真撮影や画像保存の手法を検証する。

日本の漫画資料をめぐっては、手塚治虫さんの「鉄腕アトム」の原画が海外で高値で落札されるなど、国内外で価値が高まる一方、作者や遺族が個人的に保存しているケースが多く、散逸や海外流出の恐れが指摘されている。政府は喫緊の課題として、国による原画収集も含めた保存体制の整備を早急に進める方針だ。


Mizumizuとしては、「ああ、ようやく」といった気分。というのは、世界を席巻しているといっていい、日本の漫画の影響力を見、そのルーツを鑑みるにつけ、いま真に残すべき芸術は、主に戦後の漫画原画ではないかと思うようになったからだ。

その筆頭に挙げられるのはもちろん手塚治虫だろう。実はMizumizuは現在、手塚治虫にドはまり中。そのきっかけについては後日また書くことにして、手塚治虫のペンタッチの美しさに驚愕したのは、丸善 丸のノ内本店の「手塚治虫書店」コーナーに展示してあるアトムの原画を見たときだ。

手塚治虫の作品展は没後すぐに美術館で行われたし、その後も多くはないが実施されている。そういった展覧会に足を運ばなかったことを後悔した(なので、ブラック・ジャック展には行った→そして思った以上に見ごたえのある原稿をしげしげ見すぎて脱水状態になった)。

里中満智子氏のように、こうした漫画家の原画の価値を訴え、その傷みやすさから国家による保存を訴えてきた漫画家もいるが、国の動きは鈍かった。

それがここにきて、急展開を見せた背景には、記事にもあるように、パリで手塚漫画の原画が高額落札されたことがあるだろう。リアルタイムで報じられた記事は​ こちら

Une planche d'"Astro Boy" d'Osamu Tezuka fait exploser les enchères à Paris.
La planche, rarissime, a été vendue 269 400 euros, soit cinq fois son montant estimé.

Une planche rarissime du dessinateur de manga japonais Osamu Tezuka, représentant son célèbre petit robot "Astro Boy", a été vendue aux enchères au prix record de 269 400 euros, soit cinq fois le montant estimé, samedi à Paris, a indiqué la maison Artcurial. "C'est un record mondial pour cet artiste, dont il existe très peu de références sur le marché", a indiqué à l'AFP Eric Leroy, expert en bande dessinée chez Artcurial.

Cette planche à l'encre de Chine et aquarelle, de 35 sur 25 cm, est issue du tome 4 de la série, publié en France chez Kana. Elle était estimée entre 40000 et 60000 euros. Datant de 1956-57 dans le magazine Schônen, elle était qualifiée de "pièce de musée" par la maison de ventes. "En 25 ans, c'est la première fois que j'ai (à la vente) une planche de Tezuka, le Hergé de la BD japonaise. Je n'aurais jamais cru en avoir une", a ajouté M. Leroy, selon qui "la rareté et le caractère exceptionnel" de cette œuvre expliquent le montant de la vente.

L'acheteur est "un collectionneur européen qui en rêvait depuis longtemps". "Astro Boy est une œuvre emblématique, qui a bercé l'enfance de toute une génération de collectionneurs", a souligné l'expert. "Astro Boy" (ou en français "Astro, le petit robot") est l'œuvre la plus connue d'Osamu Tezuka (1928-1989) et un classique du manga. Créée au début des années 50, cette série a pour héros un petit robot redresseur de torts au physique d'enfant, grands yeux rieurs, houppette brune et bottines rouges capables de se transformer en réacteurs.

La planche, qui comporte six cases, le met en scène en train de combattre un méchant. Astro a fait l'objet de plusieurs séries de dessins animés à la télévision, dont l'une a été diffusée dans le monde entier dans les années 80.

La planche de Tezuka a donné lieu à la plus haute enchère de la vente. Parmi les autres lots cédés samedi figurait une planche d'Albert Uderzo extraite de La galère d'Obélix, partie au prix de 123500 euros (elle était estimée entre 100000 et 130000 euros).

​​(訳したい人はDeepLで検索してコピペして訳してください。まぁまぁの訳が出ます――ちなみに、 Hergé とは、ベルギーの漫画家。彼の作品「タンタン アメリカへ」の扉絵は2012年に133万8509.2ユーロという破格の値段で落札されている)。​
​どうしても日本という国は「海外で評価」されないと、自国芸術の価値が分からないようだ。漫画は大衆のための娯楽であって芸術ではないと言う関係者もいるが、ホンモノの芸術はそうやって大衆の中から生まれるのだ。権力による保護もなく、ただ、名もない人々がひとり、またひとりと評価し、観客(読者)が集まり、名声が広がるうち、レベルが上がり、やがて作者自身も気づかなかった高みへと昇る。

手塚治虫没後の回顧展にも行かなかったことが示すように、Mizumizuは決して同時代的な意味で手塚治虫の熱心な読者ではなかった。むしろ、Mizumizuが読んでいた作家や漫画家が「手塚治虫、手塚治虫」というので、「凄い人なんだなあ」と読むともしれず知っていたという感じ。

それがコロナ禍もあって外出ができにくくなり、読み始めてどんどんハマってしまった。なにしろ図書館にかなりの蔵書があるので手が出しやすい。

読んでいて単純におもしろい、深い、ということもあるが、「なぜ自分は手塚漫画にハマるのか」を追求するのも実はなかなかに楽しかった。手塚治虫研究、手塚治虫関連本はMizumizuが知らなかっただけで実に多いし、図書館でも借りることができる。そういった周辺本を読んでみると、「なぜ」の答えも少しずつ見えてきた。それについても書いてみようかと思う。



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最終更新日  2024.01.19 12:11:44


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