仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2006.12.24
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カテゴリ: 東北
東の松島、西の象潟。芭蕉と曽良の旅は現在の秋田県にちょっとだけ入っている。九十九島、八十八潟の絶景と讃えられた象潟だ。

太古のこの地域は鳥海山の火山活動により海にせり出した半島だった。嘉祥3年(850年)の出羽国一帯を襲った大地震によって海岸線が大きく陥没、さらに、火山灰が海水に浸食され、火山岩からなる島々だけが残った。これが名勝象潟の風景である。大小百いくつかの島々を浮かべ、水面には南にそびえる鳥海山が島の間を縫うようにその姿を映し出していた。

その絶景は今はない。芭蕉紀行から115年後の文化元年(1804年)の象潟大地震で一帯が隆起して陸地となってしまった。地震前は水深約2メートルの湾で、アサリなどが豊富だったが、現在は水田の中に浮かぶように島が点在する。
(百聞は一見にしかず。にかほ市HPの 空撮写真 です。)

私は昨夏に酒田から鳥海山北麓をめぐった。象潟(現にかほ市)は、酒田から鳥海ブルーラインに入り秋田県側に出て、元滝を見た後に北麓の高原に向かったので、象潟には足をのばさなかった。

松島町とは「夫婦町」の仲だそうだ。松島こうれんせんべいで知られる紅蓮尼が象潟出身であることから、昭和62年、芭蕉が訪れた8月1日に調印式を行った。





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最終更新日  2006.12.24 05:33:59
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