仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2007.04.17
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カテゴリ: 東北
ラジオニュースで聞いたのだが、川内村で村営の学習塾を始め、5年生から中学生までの子どもたちの大半が入塾したという(福島民友 記事 )。

もともと学習塾が経営的に成立しない地域なので、学習に向けた熱が上がらない。そこで村営で塾をおこして、「周りが塾に行くのなら」という雰囲気を作る必要がある。しかし、公費で塾を運営することに対する批判もある。また、育成した人材も結局他地域に出るのでないか、との指摘もあるそうだ。

新聞記事では塾長は教育長、内容は郡山市の塾に委託、というから、まさに公営の学習塾だ。あんまり聞いたことがない。それなら学校教育自体を充実させれば良いとも思うが、学校とは切り離した塾に自分の意思で入る、というモチベーションを重視しているのだろうか。開村式はコミュニティセンターだというから、塾の授業もそこで続けるのか。

村の HP によれば、月額1000から2000円。村の予算は年間890万円。

保護者からすれば、公が運営する塾なら、内容面で学校との連携も配慮され、時間的にも合理的だろうから、と安心するかも知れない。ラジオでは、片道30分、往復で合計2時間も車を走らせて都市部の塾に送迎する親もいる、と報じられていた。その面では、ユニークで注目される取組だと言えるだろう。

しかし、この村長は、学校をどう考えているのだろうか。モチベーション重視はわかるが、現在の村立小中学校をどう捉えて何を問題としているのか。一足飛びに塾に飛びつくのは、わかりやすいが学校設置者の責任はどう説明するのか。

学校の先生たちはどう見ているのだろうか。





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最終更新日  2007.04.17 06:14:12
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