仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2008.02.03
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カテゴリ: 東北
日本相撲協会は北の湖理事長四選を決めたが、新理事には九重(元千代の富士)、二所ノ関(元関脇金剛)の2親方が新任された。いずれは九重親方を理事長に据える方針だそうだが、名門二所ノ関の名は東北に由来するとのことだ。

現在の二所ノ関(部屋)の年寄名は、最初の親方である二所ノ関軍右衛門(初代)に始まる。

宝暦11年(1761年)南部領黒沢尻で生まれた。本名小田島音蔵。南部藩のお抱え力士となり、滝ノ上音蔵として二段目デビュー。天明8年(1788年)に錦木塚右衛門と改名。この名は南部領鹿角の歌枕である錦木塚(現在の鹿角市十和田字錦木)を織り込んだもので、藩領の雅名を四股名にした南部氏の期待がうかがえる。

文化元年(1804年)には角界の最高位大関に昇進、文化3年に二所ノ関軍右衛門と改名。奥州街道の仙台領との藩境には、鬼柳関所と相去御番所があり、あわせて二所ノ関と呼んでいたことにちなんだものである。文化4年の二月場所を最後に引退し、南部相撲の頭取となって後進の育成を続け、文政6年(1823年)に没。二所ノ関はその後幕末から江戸相撲の年寄名となり、名門二所ノ関部屋につながっている。

■岩手県立博物館 資料





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最終更新日  2008.02.03 07:17:37
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