仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2010.07.06
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カテゴリ: 国政・経済・法律
これが非拘束式名簿による比例代表選挙の、ひとつの面白さかも知れない。

暮れなずむ19時台の仙台駅前に、オレンジのシャツの比例区候補者が熱弁をふるっていた。前山形県知事の さいとう弘 氏だ。鳩山前首相の trust me 発言を取り上げながら政権の政策批判を展開しておられた。

参議院の比例代表選挙は、従来は拘束式(絶対拘束式)だったが、01年7月通常選挙から現行の非拘束式に改められた。つまり、政党が予め指定した順位による名簿に対して投票し、この順位に従って当選人を確定させる方式だったものが、名簿の拘束性をゆるめたのだ。

拘束性を緩和する方式は、非拘束式とか、単純拘束式(絶対拘束に対する表現)などと呼ばれれるが、やり方はバリエーションがあって、例えば、選挙人が順位を変更できたり、特定の候補者を指定して投票するなどの方式がある。我が国が現在採用するのは、名簿の中での順位付けはせずに、名簿そのもの、つまり政党に対してか、あるいは名簿中の特定の候補者に対してか、いずれかを選択して投票するという方式だ。

現行の総選挙(衆議院)は、小選挙区比例代表並立制を採用するが、比例代表については、あくまで名簿(政党)に投票するのであって個人に投票するのではない。名簿の順位付けは絶対なので、その意味では拘束式だ。しかるに、小選挙区との重複立候補者が同順位でズラッと並べられて惜敗率で決するから、たいそう複雑な様相を呈している。

今から思えば、厳格な拘束名簿式で初めて比例代表法を導入した、かつての参院選比例代表が懐かしくさえ思える。

話を戻すが、そんなことで、比例区に日本創新党から立候補した、隣県の前知事が、仙台で演説をしている。ビラをいただいたが、比例区はさいとう弘、と訴えている。裏には、ちゃんと、政党名でも投票できます、とは書いているが。

全国の誰もが、比例区のどの候補者にも投票することができる。だから、どの候補者も仙台に演説に来る可能性もあることになる。さいとう氏を間近に見ることができた。一つの感動でもある。素直に。

ところで、第三極とまとめられる新政党の、名前と主なメンバーと、主要政策。その異同がどれだけ認識できているか。私も自信がない。





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最終更新日  2010.07.06 23:09:10
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