仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2010.11.15
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カテゴリ: 仙台
一番町の金港堂さんで、100周年記念のブックフェアをやっている。すばらしい企画で早速今月初めに足を運んだのだが、本を買ってカレンダーをもらった。もう年末なのかとビックリしたが、開いてみると仙台の地図になっていて、眺めていたらあることに気が付いた。

七北田川の付近で、大字の上谷刈、野村、古内が、七北田川の流域沿いで複雑に絡み合っている。特に、上谷刈の飛び地が野村や古内の中に何か所も入り込んでいるのだ。大字別に色を分けているからハッキリわかる。

今まで気が付かなかった。それにしても、随分と複雑だ。気になったので、最近泉区内に全戸配布したゼンリンの地図情報マガジンmi-ru-to(泉区)で確認した。この冊子は、さすがゼンリンだけあって、ベースとなる地図情報も非常によく出来ていて、地図好きには持ってこいだ。大字も色分けされているし、小字も点線でエリアを表示している。

上谷刈は七北田川の以南だと漠然と思っていたが、例えば、野村小学校の南側に、野村に囲まれた形で飛び地で存在し、また、パークタウン入口交差点(古内大橋の北)周辺は、野村と上谷刈が実に複雑に入り組んでいる。総じて言えば、野村は七北田川の北岸だが、上谷刈が野村の中に虫食いで随所に入っているという感じだ。

念のため、我が研究所の仙台地図ライブラリー(3つしかないのですが)の1991年版を開いてみる。大字の色分けはあるが、最新のmi-ru-toとは様相が違う。91年の地図が大字を精確に色分けしていないのかも知れないのだが、それだけではない。線引きがまったく異なる場所もあるのだ。例を上げると、北河原公園のあるエリアは、現在は上谷刈だが、91年の地図では野村としてカラーリングされている。また、加茂団地(町名表示は加茂2丁目)に隣接する北側は、長命橋を越えて七北田川の反対岸(野村小学校近く)までが、91年地図では古内とされているのだが、現在は、七北田川以南は上谷刈、さらには川の北側も上記のように野村小学校南に飛び地の上谷刈が存在する。

こんな風に文章で書いても、わかりにくい。

一体何でこんなに複雑になっているのか。また、ここ10年や20年で様相が変わるのか。考えられるのは、昔なら区域外の人のための神社や耕作地などだろうか。それにしても、近時複雑に変動するのはなぜか。研究課題とします。





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最終更新日  2010.11.16 00:21:40
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