仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2011.05.07
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カテゴリ: 教育
河北新報の読者の声に何件か出ていたが、仙台市内の小学校の修学旅行先変更の動きに異論が出ている。

今朝の新聞では、学校が風評被害の片棒を担いではいけない、助け合いの精神こそ小学校で学ばせるべきでしょう、とのご意見。まったくその通りで、学校や教育委員会には再考をお願いしたい。市議会でも議論にならないのだろうか。

毎日新聞によると、仙台市の小学校のうち100校以上が毎年6月頃、会津若松を修学旅行で訪れる。しかし原発事故を受け福島に子どもを行かせるのを心配して変更を求める保護者が相次ぎ、各校の判断で山形県や岩手県などに変更するケースが続いたという。しかし、仙台市教委によると、冷静に考えるべきだ、被災した東北同士なのに、と再考を求める保護者もいるという。

これも毎日の記事だが、会津若松市観光課によると、09年度に同市内を修学旅行で訪れた小中学校約1090校のうち、宮城県(仙台市を含む)の学校は約350校で、47都道府県のうちトップ。

やはり旅行先変更は、誤りだ。先月も記事に書いたが、修学旅行自体にはいろいろ異論もあるけれども、会津と決めているのなら、風評やそれに基づく根拠のない保護者の声で変更するなどは、何の意味もないばかりか、教育としてみても歪んだ判断だ。私だけの意見ではなかったことに、救われた思いがする。

今必要なのは、風評に飲まれることでは決してない。是非、学校関係者の正しい判断をお願いしたい。

■関連する過去の記事
頑張れ会津!負けるな学校! (2011年4月24日)





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最終更新日  2011.05.07 11:22:18
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