仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2012.04.21
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カテゴリ: 東北
5月21日朝に国内25年ぶりの金環日食があるという。ニュースで聞いたことはあるが、何と、旅行会社の商品案内で、仙台では部分日食のため東京の某ホテル42階から金環食を鑑賞する、というツアーがあるのでビックリした。ちなみに、前日20日(日曜日)の朝に仙台周辺各地をバスで出発し、お台場、横浜を散策して宿泊。朝は貸切の朝食会場で(観測会場を兼ねるか)、旧古河庭園、浅草、柴又を経て夜に仙台に戻る。

金環食というと汚職をテーマにした小説を思い出すが、それはともかく国立天文台のサイトをみたら、仙台では食の割合(面積比)は87.7%だそうだ。太陽直径のどこまで月が深く重なるかを示す最大食分は仙台で0.929である。7:40が食の最大の時刻。東京は7:34最大で面積比は88.4%(最大食分0.969)。

数値だけでは東京とそう変わらないようにも見えるのだが、金環食の観測できるエリア(中心食帯)は、東北では福島県の一部に限られている。郡山と南相馬を結んだラインより南東側が、金環日食帯だ。もっとも、金環日食帯の中心線上にある東京では同心円的に月が重なり綺麗な金環食になるのに対して、日食帯のギリギリ北限にある郡山では、右下側がわずかに繋がってリングを成すというように、欠け具合が異なるようだ。

地理的に東北では最も偏りのない金環を観測するであろう、いわき市では、4分間の金環食になるという。7:35:56-7:40:04である。

郡山市ふれあい科学館では、1月から改装工事をしていたプラネタリウムが今月末に再開する。5月末までは、金環日食の見どころを盛り込んだ特別番組だそうだ。福島県内では129年ぶりの金環食だそうで、復興を啓示する大きな天体ショーとなって欲しい。





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最終更新日  2012.04.21 12:57:59
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