仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2012.06.29
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カテゴリ: 東北
仙台法務局は地震による土地境界線のズレなどの問題に対応するため、地図の修正に着手することとし、塩竈地区現地事務所を開いたという報道があった(河北新報)。

塩竈の藤倉地区全体で3.7m移動し、個々の土地では20cmや30cmのズレが生じているという。

今回の大震災で東日本が全体として太平洋側に移動したとは聞いていたが、全体が移動したため、個別の土地について面積や境界線の調査や再確定は実質的に不要なのだろうと思っていた。厳密に考えれば、地図の精度もそうだが、課税(固定資産税など)や経済金融(抵当)など大混乱する。とりあえず、全体が移動しているから、相対的な関係の中で活動している地表の2次元社会の我々としては、(土地の上下移動によるズレなどはともかくとして)水平移動は無視して良いのではないか、と思っていたのだ。

藤倉地区のような場合は、境界線に沿った構造物や外柵が振動でずれて真の境界がわからなくなったり、或いは、土地の間に裂け目が生じて新たに境界線を引く必要があるなどの事情なのではないだろうか。たしかに、個別の画地の範囲の確定が、境界線という部分で問題となることがあるだろう。

国土地理院の電子基準点の地殻変動の サイト によると、牡鹿(石巻市)が東南東に5.3m移動した。





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最終更新日  2012.06.29 06:47:22
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