仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2016.06.21
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カテゴリ: 仙台
国見峠は仙台市と宮城町の境で、標高220メートル。市営バス大石原行きか仙台高校行きを利用する。仙台高校前の次のバス停の弁天前あたりから宮城町芋沢地区になる。

峠の付近には仙台統制無線中継所の直径6mのパラボラアンテナ3基がある。ジュラルミンの反射光を放つ。これは、電話やテレビ極超短波の送受信用。また、巨大な仏舎利塔ももえる。

道ばたの崖下の若い松林の中に、赤い鳥居の弁天堂の祠がある。江戸中期の黄檗宗臨済院の跡といわれるが、いまは廃寺となり、小さな堂宇が残るだけ。桜の咲く頃地元民が賑やかなお祭りをする。

泉ヶ岳、七ツ森、船形連峰、仙台市街、名取耕土、仙台港の東北石油の大煙突に水平線などの眺望の雄大さ。国見の名のゆえんだろう。

芋沢から仙台市半子町に通じるこの道は、昔の芋沢街道の馬道で、仙台高校裏手の足元の定まらぬ旧道に、数基の馬頭観世音が並んでいるのが印象的である。

■以上は、仙台放送『仙台八十八景』宝文堂、1977年 を読んで記しました。





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最終更新日  2016.06.22 22:52:11
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