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ごぶさたしています。ブログサボりまくっています。今となっては書くべきことが多すぎて、どの順序で書くべきか迷ってます。すでに花火も行っちゃったし(8月6日現在)。ということで軽やかに。夏はソーヴィニョン・ブランってことで、白を中心に、最後にゴージャスな赤を用意してみました。2003 Cuvee Dom Perignon(Moet et Chamdon)03のドンペリは初めて。まだ若くて、少し固さは残るものの、暑いビンテージの影響は感じず、きめの細かさはさすがプレステージ。個人的には、あと5年は寝かせたい。03のドンペリって、例年と比べると安い気がする。03のドンペリを楽天で探す>2011 Tinpot Hut Pinot Gris(Tinpot Hut Wines)最近一押しのワイナリー「ティンポット・ハット」。千円台後半のNZ白としては、しっかりとした作りで、それでいてやり過ぎで無く、透明感と絶妙のバランス。ピノ・グリとソーヴィニョン・ブランがお勧め。ティンポット・ハットのワインを楽天で探す>2011 Cloudy Bay Sauvignon Blanc基本ということでチョイスしたのがクラウディ・ベイ。久しぶりに飲んだけれど、安定した品質。凛としたキリッとした線が引き締める。とはいえ3千円近くするので、個人的にはティンポット・ハット(ソーヴィニョン・ブラン)を選ぶな。正直なところ、好みの差程度の違い。2008 Pegasus Bay Sauvignon Semillonロバート・パーカーの「ニュージーランドTOP 5ワイナリー」に選ばれているペガサス・ベイ。ほかのソーヴィニョン・ブランと比べて複雑で、セミヨンが入っているせいか、温度が上がると共に独特な雰囲気が顔を出してくる。最初に飲んだときには、今日の非シャルドネ系のワインのなかでは、一番好きだと思った。とはいえ時間がたってくると、ティンポット・ハットの、ピュアさとほどよい厚みにわずかに軍配か。ペガサス・ベイのワインを楽天で探す>つづく。気が向いたら投票お願いします→
2012.07.21
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前回からの続き。2009 Forster Freundstuck Riesling Auslese 375ml(Weingut Reichsrat von Buhl)フォルスター・フロインドシュテュック・リースリング・アウスレーゼ(ライヒスラート・フォン・ブール)Pfalz, German - 白甘口このあたりになると記憶が定かじゃないけれど、アウスレーゼとしては中程度の甘さ。デザートワインというほど甘くないので、いろいろな使い出がありそう。モーゼルのような酸は無いけれど、締めに甘口は欠かせない。友人が差し入れてくれたフュッセンのロールケーキ。ちゃんとした店のロールケーキはおいしい!ビゴの店のガレット・デ・ロワと盛り合わせ残していた前半の白に戻るか、新しいワインを開けるか悩んだ末、スパークリングが飲みたくなり、戻り泡として、これをチョイス。NV Gloria Ferrer Blanc de Noirsグロリア・フェラー ブラン・ド・ノワールCalifornia, USA - 白泡辛口定番だけれどやっぱりおいしい。また甘いものとの相性も抜群。体がスパークリングを欲しかった状態なので、ある意味ポール・デテュンヌよりおいしかった(笑)。ペトリュスが、やや不発に終わったのは残念だけれど、いずれも健全なワインで、料理もおいしくて満足の一日でした。料理はまだ修行が必要だね。おわり。気が向いたら投票お願いします→
2012.02.01
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前回からの続き。いよいよ主役が登場。73年は、2000年5月にも開けたことがある。そのときはとても繊細なボトルだった。その後ワイン通の友人に聞いてみると、友人が飲んだ73年はかなりおいしかったとのこと。そのことを聞いていたので、その後エノテカで安く売り出されていたものを購入(約55,000円)。2005年当時でも安かった。ちなみにパーカーさんは「ワイン・オブ・ザ・ビンテージ。これは1970年代に作られたペトリュスの中で、 今すぐ飲めるものとしては最高の一品だ」といっている(PP87)。1973 Ch.Petrusシャトー・ペトリュスPomerol, France - 赤辛口コルクは途中で折れてしまったけれど、ぼろぼろになること無く、しっとりと弾力性があり上々の状態。期待が高まる。デカンタージュしてから、みんなにサーブ。香りをとってみると健全そう。そして口に含んでみると、予想通り健全で酸化のニュアンスも無い。とはいえ、じっくり味わってみると「あれっ!」。健全だけれど、シンプルでチャーミング。うーむ。方針転換して、ゆっくり飲むことに。このクラスのワインには似合わない「チャーミング」という言葉を使ってしまったけれど、時間と共に複雑さや奥行きが増していく。またポムロールらしい腐葉土っぽさも出てきてひと安心。満開のワインや大きなワインでは無いし、細身のワインではあるけれど、なめらかできれいに熟成し、タンニンは完全に溶け込み、丸い球体をなす。変な熟成のニュアンスも無く、約40年間という時代を過ぎてきたことを思うと感慨深い。別の表現をすると、子供のころはいたずらっ子だった、控えめで細身の健康的な老紳士といったところか。控えめだけれど奥深いところは、昨年の新年会で飲んだDRCの69リシュ(そのときのブログ)に似ている気もする。リシュのほうが偉大だったけどね。今回は6人で飲んだけれど、2,3人程度で飲んだら、もう少し印象は違うだろう。ペトリュスは82,89,90などのビッグビンテージも飲んでいるけれど、一番印象的だったのはなぜか72年。82,89,90は若すぎたってこともあるのだけどね(約10年前に飲んだ)。楽天には一店だけ在庫あり。約16万円なり。[送料無料] シャトー・ペトリュス [1973] ポムロール 【楽ギフ_包装選択】価格:157,500円(税込、送料込)和牛を使ったブッフ・ブルギニオン(牛肉のブルゴーニュ風赤ワイン煮)今回一番手間と素材をかけた料理。赤ワイン2本使用。それだけに納得の出来。グラタン・ドーフィノワ(ジャガイモとチーズのグラタン)次回へ続く。気が向いたら投票お願いします→
2012.01.31
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前回からの続き。今回の主役はペトリュスなので、イタリアのメルローと、同じポムロールのラ・コンセイヤントを用意してみました。2003 Poggio Ai Merli(Castellare di Castellina)ポッジォ・アイ・メルリ(カステラーレ・ディ・カステリーナ)Toscana, Italia - 赤辛口メルロー100%のトスカーナIGT。カステラーレでは「イ・ソーディ・ディ・サン・ニッコロ」と並ぶ高額ワイン。メルシャンの希望小売価格は13,000円。かなりしっかりとした色調。味わいも外観通りで、目が詰まって密度が高く、メルローらしいインキーさ。濃いめとはいっても、やり過ぎてはいない。香りは閉じ気味。まだ若々しく、飲みごろはずいぶん先。マッセトと比較するのも面白いかも。大きな違いは無いように感じる。いかんせん、このあとのワインと比べて圧倒的に若いので印象には残らなかった。とはいえ、残ったワインを翌日飲んでみると、少しこなれてポテンシャルの片鱗は味わえた。カステラーレのポッジオ・アイ・メルリを楽天で探す>40%OFF!!カステラーレ・ディ・カステリーナポッジオ・アイ・メルリ2003No.61139価格:7,770円(税込、送料別)1989 Ch.La Conseillanteシャトー・ラ・コンセイヤントPomerol, France - 赤辛口ポムロールのいぶし銀「ラ・コンセイヤント」。この89年は、90年や2000年などと共に評価の高いビンテージで、パーカーさんは97点をつけている。生産量が少ないことも相まって、このシャトーとしては高価格になっている。ガーネットの入った明るい色調。ポムロールを想像して飲んでみると、思わぬ軽やかさに驚く。ポムロールというよりはシュヴァル・ブランのエレガンスさ。メルロー80%、カベルネ・フラン20%というセパージュがそうさせるのか。それともテロワール? ボトル差?約20年前のワインとしては健全で酸化のニュアンスも無く、なめらかな液体。香りのボリュームは中程度。期待値が高いだけに、もう少し複雑さや厚み、香り高さなど、プラスアルファを求めてしまう。このボトルに関してはピークの末期に感じた。ラ・コンセイヤントの89を楽天で探す>シャトー・ラ・コンセイヤント [1989] 赤 750ml フランス ボルドー ポムロール 赤 ワイン...価格:45,500円(税込、送料別)沖縄長寿豚のロースと新ジャガの赤ワイン煮赤ワインにあう新ジャガ料理を探していて見つけたレシピで作成。汁が多すぎて、想像していたものと違うものになってしまったけれど、これはこれでおいしかった。次回へ続く。気が向いたら投票お願いします→
2012.01.30
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前回からの続き。2009 Ch.Carbonnieuxシャトー・カルボニューPessac-Leognan, Graves, Bordeaux, France - 白辛口個人的には、もっとも安定したボルドー・ブランらしいボルドーブランの一つ。昔は3千円くらいで買えたけれど、調べてみると現在は5千円くらいで、セカンドワインもリリースしている。好きでたまに飲んでました。一番好きなボルドーブランはフューザル。09と若いこともあるけれど、よいときと比べるとやや小ぶりか。少し猫のおしっこがあり、上品な樽のかかり方。若々しいので、あと数年寝かせてみたい。シャトー・カルボニューを楽天で探す>【ポイント5~9倍!エントリーで】(1/31 10:00~2/2 23:59まで)[2008] シャトー・カルボニュ...価格:4,170円(税込、送料別)2004 Riesling Singerriedel Smaragd(Franz Hirtzberger)リースリング シンガーリーデル スマラクト(フランツ・ヒルツベルガー)Wachau, Austria - 白辛口オーストリアを代表する生産者フランツ・ヒルツベルガーの最上級キュヴェ。ひとくち飲んだ瞬間、素晴らしいとわかる存在感。反論や誤解があるのを覚悟で言えば、アルザス・グラン・クリュが持つ存在感と、ドイツの一流生産者が生み出す繊細さの融合。13.5%というアルコール度からもわかるように、しっかりとしたボディがあるところはアルザスに似ているけれど、ミッドからアフターにかけては、また違う独特のミネラル感。余韻も長くて複雑。間違いなく偉大なワインの系譜。あと5年10年寝かせたら、どのようになるのか恐ろしい。オーストリアワインはなかなか手を出しづらいけれど、一度は飲んでみるべき銘柄。ペトリュスを別格とすれば、みんなの今日の一番人気。フランツ・ヒルツベルガーのワインを楽天で探す>この店は安い。ヒルツベルガーリースリング シンガーリーデル スマラクト [2006]価格:7,980円(税込、送料別)沖縄長寿豚のカスレしょっぱすぎて汁を一部捨てたり、鍋を焦がして鍋を移し替えたり、波乱があったにもかかわらず、奇跡の出来。うめー! そこいらのお店より断然おいしい。もう一度作って同じレベルに仕上がる自信は無いけれど、また作ってみよう!次回へ続く。気が向いたら投票お願いします→
2012.01.29
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毎年豪華ワインを開けている自宅新年会。何にするか迷った末、熟成したワインが飲みたいということでペトリュス73をセレクト。中心となる赤と泡はわたしが用意し、それ以外は1人1本持ち寄りという形式で開催しました。手前のコルクがペトリュスで、奥がラ・コンセイヤント。開けた三日後に写真を撮ったので、コルクがしぼんでしまったけれど、しっとり濡れて柔らかく、なかなかのコルクでした。NV Paul Dethune Cuvee Prestige Pincesse des Chunes Brut Grand Cruポール・デテュンヌ キュヴェ・プレステージ プランセス・デ・テュンヌ ブリュット・グランクリュChampagne, France - 泡白辛口エノテカのシャンパーニュテイスティングで印象的だった。ポール・デテュンヌのブラン・ド・ノワール。こちらは、そのときに購入したプレステージ。Ch50%, PN50%。アンボネにあり、またフラッグシップなので、かなりがっちりしたボディを想像したけれど、意外にもそこまででは無く、アンボネとして標準的。泡は細かく品位もあるけれど、全体的に若々しく、まだ要素が一体化していないような部分もある。あと数年寝かせたのを飲んでみたい。ポール・デテュンヌのワインを楽天で探す>ポール・デテュンヌブリュット キュヴェ・プレステージ・プリンセス・デ・テュンヌNV白[750ml]価格:7,770円(税込、送料別)ここからは友人が持ってきてくれたもの。2003 Colli Orientali del Friuli Sauvignon Sol(Ronco del Gnemiz)ソーヴィニョン・ソル(ロンコ・デル・ニェミツ)Friuli-Venezia Giulia, Italia - 白辛口フリウリのニェミツが作るソーヴィニョン・ブラン。名前に"Sol"が付くのは高級品。白い花をほうふつさせ、厚みがあり、ソーヴィニョン・ブランとは言いつつも、ロワールにあるようなハーブっぽさはだいぶ少なめ。猫のおしっこも無い。またローヌの白にありがちな、硬質さも感じる。2003年なのに若さ十分。ロンコ・デル・ニェミツのワインを楽天で探す>料理は、冬らしく煮込み料理を用意してみました。コック・オー・シャンパーニュ(霧島鶏のシャンパーニュ・クリーム煮)オリジナルレシピは、コック・オー・ヴァン・ジョーヌ。以前お店で食べたときは、ヴァン・ジョーヌの、ちょっと酸化したニュアンスがスパイスになってとてもおいしかった。今回はシャンパーニュの熱劣化ボトルがあったので、それを約1/2本使ってみました。アイデアは悪くなかったけれど、ちょっと煮込みすぎたか。せっかく地鶏を使ったのに、鶏肉が柔らかくなりすぎた。次回へ続く。気が向いたら投票お願いします→
2012.01.28
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前回からの続き。牛肉の赤ワイン煮に合わせてブルゴーニュを考えていたけれど、思いのほかしっかりとした味わいだったので、急きょ方針変更。最近セールで購入して気になっていた、こちらにしてみました。画像中央2004 Le Sughere di Frassinello(Rocca di Frassinello)レ・スーゲレ・ディ・フラッシネッロ(ロッカ・ディ・フラッシネッロ)Toscana, Italia - 赤辛口ロッカ・ディ・フラッシネッロは、トスカーナのカステラーレとラフィットのジョイントベンチャー(場所はマレンマ。ボルゲリの並び)。カステラーレは、以前トスカーナでワイナリーめぐりをしたときに、もっとも印象的だったワイナリーだ(2007年訪問時のブログ)。このレ・スーゲレ・ディ・フラッシネッロはセカンドワイン。サンジョヴェート 50%、カベルネ・ソーヴィニヨン 25%、メルロー 25%。ステンレスタンクで発酵後、ラフィットで使った古樽(50%)、フランス産の新樽(50%)で約12ヶ月間熟成。サンジョベートはサンジョベーゼのクローンの一つ。カステラーレは、この品種にこだわりがあるので、クローン名を使用している。で、味わいのほうは、サンジョベーゼが半分入っていながらもボルドースタイル。少し独特の風味があり、ミドルボディからフルボディ。味わいの詳細は、むにゅむにゅ...。いい気分で飲んでしまったため、あまり覚えていないのだ。ロッカ・ディ・フラッシネッロのワインを探す>【お取り寄せmrcn】ロッカ・ディ・フラッシネッロ レ・スーゲレ・ディ・フラッシネッロ 4973480...価格:3,733円(税込、送料別)2004 Rocca di Frassinello(Rocca di Frassinello)ロッカ・ディ・フラッシネッロ(ロッカ・ディ・フラッシネッロ)Toscana, Italia - 赤辛口こちらがフラッグシップ。サンジョヴェート60%, メルロー20%, カベルネ・ソーヴィニヨン20%。ステンレスタンクで発酵後、ラフィットで使った古樽(30%)、フランス産の新樽(70%)で約12ヶ月間熟成。口に含んだ瞬間にわかる、セカンドとは違うシルキーなテクスチャー。セカンドと同系統の味わいながら、あきらかに高品位だと感じる存在感。使っているのはフレンチオークだけれど、アメリカンオークっぽいミルキーさ。現時点でも初期の飲みごろではあるけれど、樽がけっこう残っていているので、あと5年以上は熟成させたい。ラフィットに似ているどうかは別として(個人的には似ているとは思わない)、高い品位を感じるワイン。ロッカ・ディ・フラッシネッロはサードまであるのだけれど、セカンド以上がお勧め。サードも悪くないけれど、セカンドと価格差が無いわりには、凝縮感はけっこう違う。ロッカ・ディ・フラッシネッロ2004No.61829価格:6,000円(税込、送料別)2001 Cotes du Roussillon Villages V.V(Domaine Gauby)コート・デュ・ルーション・ヴィラージュVV(ドメーヌ・ゴービー)Languedoc-Roussillon, France - 赤辛口足りなくなったところで、少し変化球でゴービー。たくさんのラインナップがあるのに、ラベルが同じなので、どれが高いのかわかりづらい。このワインは7千円くらいしたはず。悪くは無いけれど、熟成して成長しないというか、もちろん熟成感はあるのだけれど、若いときのほうがおいしかったような...。ボトルによって違うんだろうけど。赤ワインを2本使った牛肉の赤ワイン煮ナヴァラン(羊肉の煮込み)これで終了。よく食べてよく飲みました。気が向いたら投票お願いします→
2011.12.25
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前回からの続き。なぜか急に七面鳥が食べたてみたくなり、初めて七面鳥を焼いてみました。丸鳥を焼くのは初めてなので、ネットでいろいろなレシピを検索しながら適当に取捨選択。七面鳥は、冷凍のフランス産3.5kgを使用。自家製ローストターキー火加減が悩ましかったけれど、ひっくり返したり、アルミ箔をかけたりで、オーブンで約2時間。ジューシーでおいしくできた。右下に見えるのはクランベリーソース。今回はクランベリーソースと、グレービーソースを用意した。とはいえ、中に詰めるスタッフィングに味がついていたので、そのまま、もしくはマスタードで食べるのが人気だった。私的な備忘録として、今後の課題。・グレービーソースはL&Wのインスタントを使ったところ、インスタント臭がしてマズすぎ。内臓がついていたので、それを使って作ればよかった。・クランベリーソースはおいしかったけれど量が多すぎた(レシピ)。クランベリーは100gで十分。またターキーに合うかどうか、好き嫌いが分かれた。そのため、ほとんどはヨーグルトの添え物になった。・そもそも中に詰めるスタッフィングの味を知らなかったので適当に自家製にしたけれど、市販のものも試してみたい。・比較してないのでわからないけれど、ブライン液(約1%の塩水)に漬けたのは効果あったかも。ジューシー。・七面鳥じゃなくて、普通の丸鳥でもおいしくできそう。そして合わせるために選んだのは、こちらの2本。2008 Bourgogne Hautes Cotes de Nuits Pinot Noir Cuvee Vieilles Vignes(Francois Gerbet)ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ(フランソワ・ゲルベ)Bourgogne, France - 赤辛口お気に入りのフランソワ・ゲルベ。ヴォーヌ・ロマネがお気に入りだけれど、こちらのオートコートも以前飲んだボトルより印象がいい。酸を基調としたワインで、凝縮感があるわけじゃ無いけれど、小粒ならではのおいしさというか、酸っぱいもの好きにはキュートで好ましい味わい。フランソワ・ゲルベのワインを探す>1979 Oltrepo Pavese Ronchetto di Maga(Azienda Agricola Barbacarlo - Maga Lino)オルトレポ・パヴェーゼ(バルバカルロ)Lombardia, Italia - 赤辛口一時期よく出回っていたバルバカルロ。ラベルのどこにもバルバカルロの文字は無く、Maga Linoと書いてある。もう少し若いビンテージは、以前飲んだことがある。こんな古いビンテージなのに、わずかにガス。あとで調べてみると、バルバカルロのワインは、どれもその傾向があるらしい。ピークアウトしているか不安だったけれど、ひねた部分は無く健全。大きいワインでも無いし、複雑性を求めるワインでも無いけれど、熟成してやさしいピノ系に変化している。先日飲んだエミディオ・ペペに何となく似ている。七面鳥にはグッド・マリアージュ。バルバカルロを楽天で探す>バルバカルロ [1989] バルバカルロ価格:5,229円(税込、送料別)つづく。気が向いたら投票お願いします→
2011.12.24
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この日は自宅でクリスマスワイン会。いつもと違ってワイン通以外のメンバーだったので、わたしの独断と偏見で、気になるワイン、作りたい料理、マリアージュを考えたワインをセレクトしてみました。まずは泡から。NV Benoit Lahaye Blanc de Noir Prestigeブノワ・ライエ ブラン・ド・ノワール プレステージュBouzy, Champagne, France - 白泡辛口最近NatureやEssentialを飲んで印象のよかったブノワ・ライエ。ブジーなので、ブラン・ド・ノワールを選んでみました。抜栓当初は、期待したほど複雑じゃないし余韻も短めと思ったけれど、本領を発揮するのは10度を超えてから。泡の細かさは中くらいだけれど、ピノ・ノワール100%らしい骨格、かみしめるようなうまみがある。ブラン・ド・ノワールの個性が光るシャンパーニュ。飲むときには、ぜひ高めの温度で。熟成させても面白そう。ブノワ・ライエのブラン・ド・ノワールを探す>この店だけ特別に安い。ブノワ・ライエ ブラン・ド・ノワール・プレステージ[NV]価格:4,200円(税込、送料別)2006 グレイス ケルナー(中央葡萄酒(余市))北海道, 日本 - 白辛口これで3度目のグレイス・ケルナー。このボトルも安定。06とはいえワイナリー直販だけに、かなりフレッシュな印象。甲州よりも厚みがあり、うまみも十分。酸の切れ上がりも素晴らしく、何度飲んでもおいしい。今が飲みごろ。グレイス ケルナー [2006] 【中央葡萄酒】価格:2,100円(税込、送料別)料理は一部だけ紹介。ボロネーゼ最近ママーの冷凍ボロネーゼを食べたらとてもおいしかったので、急に作りたくなってしまった。参考にしたのは、このレシピ(イタリア人がこだわるボロネーゼ!正統派のレシピはコレだ!)。とても肉々しい。正式なレシピにブロッコリーは無いけど、ダイエットにいいってことでよく食べています。つづく。気が向いたら投票お願いします→
2011.12.23
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前回からの続き。締めのデザートワイン。2001 Brauneberger Juffer-Sonnenuhr Riesling Auslese Gold Capsule Fuder#12 (FRITZ HAAG)ブラウネベルガー・ユッファー・ゾンネンウーアー リースリング アウスレーゼ ゴールド・カプセル フーダー12(フリッツ・ハーク)そして締めはフリッツ・ハークのゴールド・カプセルAUS。色はきれいな黄金色。口に含んでみると、これまた飛び上がってしまいそうな、インパクトのあるおいしさ。「これまた、うめー」10年近く熟成しているのに、わずかに微発泡。フレッシュ感を保ちながら、ゴールドカプセルらしい厚み&甘み。ほれぼれしてしまうような、切れがあり伸びやかな酸。余韻も長大。「天上のレモネード」もしくは「天上の甘露」と形容してしまいたい。ここ4,5年で飲んだドイツワインでは間違いなくトップクラス。というかエゴン・ミュラーのSPA96オークションボトルの次くらい。今まで飲んだフリッツ・ハークで一番素晴らしい。今でも飲みごろだし、もっと熟成させても面白い。フリッツ・ハークのゴールドカプセルを探す>ハーフだと、このくらいからあります。ブラウネベルガー・ユッファー・ゾンネンウーア・アウスレーゼ・ゴールドカプセル・フーダー12(...価格:5,229円(税込、送料別)みんなを送り出したあとは、メルシャン軽井沢蒸留所のRouge Cask原酒15年を。69.4度という超高アルコール度だけれど、チョコレートとのマリアージュは最高!最後の3本が圧巻のワイン会だった。ボジョレー78恐るべし。シャンソン恐るべし。フリッツ・ハーク恐るべし。気が向いたら投票お願いします→
2011.11.28
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前回からの続き。甘口に行くには少し物足りない雰囲気だったので、「今週はボジョレーヌーボーだよね」「パリで仕入れてきた、危ないボジョレーがあるんだけど飲んでみる?」「万が一、ドブ水でも許してね」ということで開けたのが78年のボジョレー。それもハーフボトル。1978 Beaujolais 375ml(Caves du Chateau d'Eroye(Francois Protheau & Fils))ボジョレー(フランソワ・プロトー)パリ・バスティーユの朝市で1ユーロで売っていたもの。ドロドロのラベル。同時に買った同じ生産者のシャブリ75はダメダメだった。キャップシールを外すとコルク上部は健全できれい。フェイク?と思いつつコルクを抜いてみると、コルクは真っ赤になっていて、あきらかに古い。そして口に含んでみるとうめー!酸化のニュアンスはなく、きれいに熟成。ほどよい厚みもあり、骨格をなす酸も美しく、バランスのよい構造体。グレートコンディション。ピノ化している。完璧なコンディションの熟成したグランクリュのような凄みはないけれど、古酒としての魅力をふんだんに持ち合わせ、ワイン会などで出しても、間違いなくトップクラスに評価される味わい。グレートビンテージ78年&パリからのハンドキャリーマジックか。あまりにもおいしかったので勢いづいて、「もう一本怪しいワインがあるんだけれど飲んでみる?」ということで開けたのが、ハーフボトルのモレ・サン・ドニ66年。1966 Morey-Saint-Denis 375ml(Chanson)モレ・サン・ドニ(シャンソン)これもうめー!こちらもグレートコンディション。酸化のニュアンスは一切無く、エレガントではあるけれど、へたるような弱さはない。こちらの方が12年古いけれど、もはやそういう知覚はできない。アペラシオンの違いを超えて、古酒として同一系の味わいに収束している。ボジョレーよりも酸のレベルは高く、立体感もあるように感じるけれど、どちらの方が一方的にすごいと言うことはなく、好みによってわれる程度。この2本で、これまでのイタリア赤が完全にかすんでしまった。シャンソン侮るべからず。シャンソンのワインを探す>同じものは見当たらないけれど、このあたりは面白いかも。[1979] コルトン シャンソンCorton Chanson価格:12,285円(税込、送料別)つづく。気が向いたら投票お願いします→
2011.11.27
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前回からの続き。1989 Barbaresco(GAJA)バルバレスコ(ガヤ)Piemonte, Italia - 赤辛口10年くらい前に飲んだときはガチガチだった89のバルバレスコ。89年はトスカーナのグレートビンテージということもあり、期待して開けてみた。モンスター級の大爆発を期待していたのだけれど、意外と驚かない。酒質はしっかりしていて懐は深く、間違いなく「おいしいワイン」なのだけれど、直接的に五感をふるわせるほどの力はない。というか「ガヤ、20年熟成、グレートビンテージ」というパラメータから考えると、期待値が先行しすぎた。このクラスのワインだと官能性を期待するのだけれど、そういう部分が不足している。このくらいのビンテージになると相当ボトル差があると思うのだけれど、こうなればいっそのことあと10年待ちたい。待ってよくなるとは限らないけど。[1989]バルバレスコガヤ / ピエモンテ / イタリア750ml / 赤価格:54,600円(税込、送料込)新しめのビンテージだと、このくらいの値段。アンジェロ・ガイア・バルバレスコ[2007]年・アンジェロ・ガイア元詰・DOCGバルバレスコGaja Ba...価格:16,590円(税込、送料別)バーニャ・カウダ原木椎茸と菌床椎茸のソテー食べ比べ。パルマ産ホエー豚のベーコンと共に。 味だけを比べれば原木椎茸のほうが味わい深い。でも菌床椎茸のほうが大きかったので、そちらの方が好きという人もいた。モンドール。奥にあるのもウォッシュ(銘柄不詳)。 やっぱり、この時期はモンドール。ルッコラまみれで分かりづらいけれど「和牛のタリアータ」つづく。気が向いたら投票お願いします→
2011.11.21
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前回からの続き。イタリアワイン編。2007 Magari(Ca'marcanda - Gaja)マガーリ(カマルカンダ)Toscana, Italia - 赤辛口最近、若いプロミス09を飲んで好印象だったので開けてみました。カマルカンダは、ガヤが所有しているワイナリーで、トスカーナ・ボルゲリ地区にある。そのためボルドー系品種を使っている。カベルネ・ソーヴィニヨン85%、メルロー10%、プティ・ヴェルド5%。期待して飲んでみると、ガチガチというわけではないけれど閉じている。黒系果実。密度やハリのある酒質は期待できるものだけれど、現地点で評価をするのはかわいそう。開けどきを間違った。あと4,5年は寝かせたい。カマルカンダのワインを探す>今飲むならば、1つ下のプロミスがお勧め。 プロミス 2009 (I.G.T トスカーナ) カ・マルカンダ(ガ イヤ )【イタリアの帝王GAJA ガ...価格:3,801円(税込、送料別)1997 Flaccianello Della Pieve(Fontodi)フラッチャネッロ・デッラ・ピェーヴェ(フォントディ)Toscana, Italia - 赤辛口キャンティクラシコで有名なフォントディのトップキュヴェ。サンジョベーゼ100%。コルクを開けようとするとボロボロ。十数年前のワインとしては、びっくりするくらい崩れている。おかげで1杯目はコルクくずだらけになってしまった。97年ビンテージとしてはトロトロ。かなり柔らかくなっていて、サンジョベーゼの熟成香が漂う。とはいえ素直に感動できずにいると、みんなの評判がいい。このイタリア赤3本の中で一番人気。そこでコルクの入っていない部分を飲み直してみると印象が違う。どうやら、わたしのグラスにコルクくずがたっぷり入っていたことが原因のようだ。全体として柔らかくなりながらも、しっかりグリップもあり、まさに熟成したトスカーナ。今が飲みごろ。素晴らしい。フォントディのワインを探す>フラッチャネッロ・デッラ・ピエヴェ[2004]価格:7,140円(税込、送料別)1998 Lupicaia Rosso(Castello del Terriccio)ルピカイア(カステロ・デル・テリッチョ)Toscana, Italia - 赤辛口93年の初リリースでいきなりトレビッキエリを獲得。一時期は、サッシカイア、オルネライア、ティニャネッロなどと並び称されていたほど。その後、少なくとも日本ではスーパータスカンブームは去ってしまったため、あまり注目されていないけれど、値段が上がり続けているということは、世界のマーケットでの評価は高いようだ。カベルネ・ソーヴィニヨン85%、メルロー10%、プティ・ヴェルド5%。購入直後に飲んだときは、ボルドーのトップシャトーに匹敵する存在感を見せたルピカイア。期待して飲んでみると、なんだかなあ。悪くはないのだけれど平凡。若いときのきらめきはどこに。熟成させたスーパータスカン系とは相性が悪い。最近のビンテージは日本に入ってきてない?ルピカイア 2003 カステッロ・ディ・テリッチョ価格:17,640円(税込、送料別)つづく。気が向いたら投票お願いします→
2011.11.20
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久しぶりに自宅ワイン会を開催しました。今回のテーマは、日本ワインと熟成したイタリアワイン。だけれどハイライトは、ドイツのアウスレーゼと、おまけで開けたブルゴーニュのハーフボトル古酒でした。2008 スパークリングワイン シャルドネ イエローラベル(シャトレーゼ勝沼ワイナリー)2,600円, 2011年10月購入シャトレーゼの瓶内二次発酵。グラスに注ぐとツーンとした香りにむせる。ミネラルを感じる香りに期待が膨らんだけれど、厚みはあまりなくてシンプルな余韻。瓶内二次発酵としては安いし悪くはないけれど、リピートするほどの魅力は感じないかな。この手のワインはボトル差が大きいので、たった一回で決めつけられないけどね。☆【限定品!】 シャトレーゼ スパークリングワイン シャルドネ イエローラベル 2008年 750ml価格:2,625円(税込、送料別)2010 甲州 百(マルサン葡萄酒)1,470円, 2011年11月購入最近代替わりして最近評判のよいワイナリー。本業が若尾果樹園であるため、外観は普通のぶどう園のようなのが面白い。その若旦那曰く「ぎっちり絞った」甲州。ワインツーリズムで飲んだ印象と変わらず、さっぱり系の甲州。この価格帯としてはよくできている。マルサン葡萄酒のワインを探す>2010 グレイス甲州鳥居平畑(中央葡萄酒)2,520円, 2011年10月購入大好きなグレイスの甲州。こちらもステンレスタンクなのでさっぱり系の味わいだけれど、マルサンと比べると、しなやかさや奥行きが上昇。今回の辛口白では一番人気だった。グレイス甲州鳥居平畑を楽天で探す>2008 ロリアン甲州樽発酵(白百合醸造)3,300円, 2010年10月購入同じ甲州だけれど、こちらは一転樽風味。甲州としてはボディも厚め。とはいえ、どぎつい樽ではなく、樽香がふんわりと柔らかに薫る。柔らかい樽の風味が、人によってブルゴーニュと勘違いするかも。日本のワインの経験が少ない人に、こんな甲州もできるんだという甲州の可能性を知らせるには面白い。バーニャカウダと洋なしの生ハム巻きほうとう ほうとうは甲州とよく合う。つづく。気が向いたら投票お願いします→
2011.11.19
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前回からの続き。2005 VdT SPIRALE Vin de Paille 375ml (Stephane Tissot)VdT スピラーレ ヴァン・ド・パイユ(ステファン・ティソ)ティソは、ジュラの自然派。赤白作っているけれど、とくにシャルドネの評価が高い。これは甘口。あまり期待しないで飲んだのだけれど「うめー」。しっかりとした甘さと、キリリと引き締まる酸。北の産地をほうふつさせる酸の強さがあり、糖度も相当高い。ヴァン・ジョーヌに対する印象のせいか、ヴァン・ド・パイユは、もっと甘口シェリー的なイメージだったのだけれど全然違った。ティソは、今まで辛口の赤と白を飲んできたけれど、この甘口が一番すばらしい。ウンブレヒトのSGNなどと比べても、まったく遜色ないのではないだろうか。ステファン・ティソのワインを探す>NV J. de Telmont Grande Reserve Brutジ・ド・テルモン グランド・レゼルブまだ飲み足りず、戻り泡ということでシャンパーニュ。このジ・ド・テルモンは2本目で、普通な印象。とはいえ、値段を調べてみるとけっこうなお値段。「三つ星レストランのハウス・シャンパンに選ばれたシャンパーニュは、しっかりとしたミネラル...価格:5,670円(税込、送料別)差し入れてくれたシェ・リュイのケーキこのあとウイスキーやグラッパを飲んで終了。まだ飲み足りないような雰囲気が恐ろしい。それにしても酒豪ぞろいですな。気が向いたら投票お願いします→
2011.06.15
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前回からの続き。1990 Darmagi Cabernet Sauvignon(GAJA)ダルマジ カベルネ・ソーヴィニョン(ガヤ)本日の主役。ガヤのダルマジ。バルバレスコを飲んだことがある人でも、ダルマジを飲んだことがある人は少ないのではないだろうか。かくいうわたしも初めて。カベルネ・ソーヴィニヨン95%、メルロ3%、カベルネ・フラン2%、というピエモンテとしては珍しいブレンド。飲んでみると、そのまんま熟成したボルドー。さすがにガヤと思えるストラクチャ。ピークの一端ではあるけれど、しっかりとした力強さがあり、まだ熟成の途上であることがうかがえる。真の実力を発揮するのは、5年後、10年後以降だろう。トスカーナのボルドーブレンドは、イタリアらしい雰囲気を持つものが多いけれど、このボトルに限っていえば、よりボルドーらしい雰囲気。おいしいけれど、びっくりするほどのすばらしさではなく、独自性ということではいま一歩。さらに2000年に購入したときでも約2万円したことを思うと、個人的にはバルバレスコを選びたい。やっぱり地場品種が好きなんだよね。ガヤのダルマジを探す>ダルマジ[1990](ガイア)価格:31,290円(税込、送料別)椎茸とパンチェッタのニンニク炒め和牛のローストビーフつづく。気が向いたら投票お願いします→
2011.06.14
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前回からの続き。2004 Vosne-Romanee les Jachees(Jean-Yves Bizot)ヴォーヌ・ロマネ・レ・ジャッシェ(ジャン・イヴ・ビゾー)8,274円, オーケストラワインショップ, 2006年7月購入このワインは、以前ドメーヌを訪問したときに飲んだもの。厳密に言うと、その後日本でリリースされたときに購入したもの。いくつかあるラインナップの中から、レ・ジャッシェを選んだというのは、それだけCPが高いと感じたのだと思う(2005年に訪問したときのブログ)。ビオビオだったら困るなあと思って開けてみると、04としてはしっかりとした色調で、味わいもしっかり目。ヴォーヌ・ロマネらしい正統的な骨太さで、04とは思えない若々しさ。村名だけれど、あきらかに1級以上の存在感。いわゆるビオ系のニュアンスはない。おいしいのだけれど、正直言って早く開けすぎた。ポテンシャルを感じるワインなだけにもったいない。04のビゾーがこんなにしっかりしているとは予想外。セラーの中で一番温度の低いゾーンに入れておいたことも原因だと思うけれど、開け時は難しい。04でもっとも成功した生産者の一つだと思っているのはフーリエなんだけど、これを飲んでみるとビゾーも相当に成功しているように感じる。別の意味で、04がすばらしいと思うのはドメーヌ・ルロワ。通常のドメーヌ・ルロワのスタイルとは違って軽やかで薄いのだけれど、いつ飲んでも満開。例年と比べればリーズナブルなので本当にお買い得だと思った。ビゾーのワインを楽天で探す。04のビゾーは楽天では売り切れ。それならば05を選びたい。ビゾー ヴォーヌ・ロマネ・レ・ジャッシェ[2005]価格:16,201円(税込、送料別)楽天を検索していて見つけたのが07のマルサネ。07が初ビンテージらしい。[2007] マルサネ クロ・デュ・ロワ ジャン・イヴ・ビゾーMarsannay Clos du Roy Jean Yves Bizot価格:7,140円(税込、送料別)こちらはお勧めの04フーリエ。【フーリエ】ジュヴレイ・シャンベルタン プルミエ・クリュレ・グーロ ヴィエイユ・ヴィーニ...価格:8,700円(税込、送料別)04年のドメーヌ・ルロワを探す>長くなったので、次のワインは次回へ繰り越し。つづく。気が向いたら投票お願いします→
2011.06.13
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前回からの続き。かつおのたたき 海水ジュレ寄せ、シャルキュトリーコダマのコンビーフ(右手前)かつおのたたきは、三国シェフのレシピをまねてみました。新宿高島屋や銀座松屋、二子玉川東急フードショーに出店しているシャルキュトリーコダマの○○○風(イタリアの地名だったけど失念)コンビーフは絶品。初めて食べたけれど思わぬ見つけもの。いろいろトマトと、三浦朝採れレタスのサラダドゥ マゴ(LES DEUX MAGOTS)のパンと、ペックのお総菜(アランチーニとモッツァレラのフライ?)佐渡乳業のカマンベールとゴーダ、そしてバター佐渡バターは普通のバターより白くてオフホワイト。そして高級レストランで出てきそうな味で、みんな絶賛。これはうまし。チーズは、ゴーダとカマンベール。ゴーダは牛乳の風味が豊かでおいしい。それと比べるとカマンベールは、本家本元のカマンベールが比較対象になってしまうので厳しい。あと一個はしばらく熟成させたい。★これって発酵バターですよね♪旨すぎ「佐渡バター」♪価格:700円(税込、送料別)佐渡乳業で注文したのはこのセット。楽天の通販でも買えたのね。【送料無料】自然の風味たっぷり!佐渡チーズセット2価格:4,045円(税込、送料込)まだワインはつづきます。気が向いたら投票お願いします→
2011.06.12
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久しぶりの自宅ワイン会。今回のテーマは「佐渡乳業のチーズとバターを食べる」。ワインは、気になるものをセレクトしてみました。2005 David Couvreur Blanc de Blancs Brut Millesimeダヴィッド・クヴルール ブラン・ド・ブラン ブリュット・ミレジメ全然知らないシャンパーニュだったけれど、2009年度「IWSC」金賞受賞、2011年度「ギド・アシェット」2つ星獲得という売り文句。そしてmusigny0209さんのブログで紹介されていたので買ってみました。ブラン・ド・ブランとしては厚みがありボディもしっかり。プレステージとしてはリーズナブルで同価格帯のものと比べると飲み応えあり。個人的にはもう少し熟成させたい。ダヴィッド・クヴルールのワインを探す>ダヴィッド・クヴルール・ブリュット・ブラン・ド・ブラン・ミレジム[2005]年・蔵出し限定品・R...価格:6,279円(税込、送料別)2009 甲州白辛口(菱山中央醸造)1800円NHK-BSで放送された『こんなステキなにっぽんが「われらの自慢 手づくり葡萄酒~山梨県 甲州市~」』という番組に触発されて、昨年末に訪問した菱山中央醸造(そのときのブログ)。背景に写っているTV画面は、その番組の1シーン。基本的にはブドウ農家の自家用に作っているためラベルはない。酒税法上最低限記載しなければいけないことはキャップシールに印刷してある。ワイナリーで飲んだときには、正直なところ、どのワインもイマ一歩だと思った。だけれど半年ぶりに飲んでみると、あららいい感じ。辛口ではあるけれど、わずかに甘みを残したスタイルで日本酒っぽい雰囲気もある。無理に絞っていないぶん、ピュアな仕上がりで、家庭料理に合わせるワインとしては何の不満もない。彼らが自家用として作っている意図を感じられるワイン。たった数本だけでワイナリー&ワインを判断しちゃいけないと思っているけれど、またもやそれを感じさせてくれた。ワインは難しい。2009 菊鹿セレクション上永野(熊本ワイン)3,150円近年は入手困難な熊本ワインの上級ライン。まだ早いと思いつつ開けてしまった。まだ樽を強めに感じるけれど、リリース後1年以内のワインと考えれば許容範囲で、ほどよくコントロールされている。日本らしい優しさと、それに見合うボディも持ち合わせており、将来が楽しみが楽しみなワイン。ピュリニーのようなしっかりとした酸を持つワインとは違うベクトルだけれど、値段を考えればきわめて優秀。みんなの人気は高かった。それにしてもスタンダードグレードのキスキッカとは雲泥の差。楽天で熊本ワインを探す>つづく。気が向いたら投票お願いします→
2011.06.11
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前回からの続き。2000 Ch.Batailley(Pauillac)シャトー・バタイエPauillac, Bordeaux, France - 赤辛口ロンドンのヒースロー空港にあるBBRで25ポンド以下(2005年当時のレートで約4800円くらい)でお勧めを聞いて買ったもの。これは12ポンド(同、2500円くらい)。あまり日本に入ってきていないバタイエだけれど、いちおう格付け5級。2000年のレ・フォールやラランドのようなゴージャスさはないけれど、香りのボリュームはしっかりあって、ちょい熟のボディはしっかりとしたグリップがあり複雑。緻密な構成で余韻も長い。最近のクローズ気味症候群が嘘のように、今日のワインは開いている。派手さはないけれど堅実で内容の充実したポイヤックで、本日の人気No1。わたし自身はホスト役に徹しすぎたこともあり、赤3本は同等の評価だったのだけれど、あとでインタビューしてみると予想以上にバタイエの人気が高かった。それにしても2000年のボルドーとは異常に相性がいい。今まで何度かロンドンのBBR(本店、ヒース―ロー空港店)でワインを買っているけれど、ワインのコンディションや見る目の確かさには感心してしまう。すごいと思ったものを挙げてみると、とりあえずこの2本。2001 Cornas Granit 60 V.V(Vincent Paris)2002 Bourgueil V.V Le Grand Clos(Yannick Amirault)ヴァンサン・パリは03にパーカーに評価されてブレイクしたけれど、このときはたぶんその前。実際に飲んでみると、1万円クラスのローヌと変わらない仕上がりで、ネットで検索しまくってしまった。ヤニック・アミロも渋い作り手だけれど、ロワールではクロ・ルジャールやフィリップ・アリエなどに匹敵するすばらしい作り手。日本のワインショップの訳のわからない過剰なあおり文句とは、明らかに違う視点を持っている。それにしてもバタイエが飲みたくなってしまった。ヴァンサン・パリのワインを探す>フィリップ・アリエのワインを探す>さすがに2000年は見かけないけれど、97や05あたりはおいしそう。[1997] シャトー・バタイエ価格:4,599円(税込、送料別)1998 Hallgartener Jungfer Riesling Auslese 375ml(PRINZ)ハルガルテナー・ユンクファー・リースリング・アウスレーゼ(プリンツ)これも必殺剣の1つ。国立醸造所のセラー・マスターがプライベートでやっているワイナリー。これが3本目でラストボトル。かなり濃いめイエローでやばいかと思ったけれど、なかなかどうして。アウスレーゼとしては糖度が乗っていて、デザートワインとしても通じるレベル。思ったほどの酸化はしていなくて、キリキリと引き締まる酸。さすがプリンツと思わせる出来。中堅クラスのドイツワインは、きわめてコストパフォーマンスが高い。プリンツのワインを探す>写真は取り忘れたけれど、ほかにもいろいろな食べ物がありました。オリーブマーケットのオリーブ「アンチョビ・ミラノ」和牛モモのローストビーフPAULのパン北海道産のカマンベールハレノヒの「BOCOカステラ」カマンベールとBOCOカステラは友人からの差し入れ。オリーブマーケットのオリーブはおいしい!カマンベールはフランス産のものとは違うけれど、食べ頃でトロトロ。前回のローストビーフがおいしかったので、また作ってみました。勢い余って1.5cmくらいの厚切りにしたこともあって、今回は固め。サシが入っていない肉のほうが好きなので、こういう赤身肉は好きだけれど、もう少し薄く切ればよかった。また個体差もあったのかもしれない。これで終了。お読みいただきありがとうございました。気が向いたら投票お願いします→
2011.02.03
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前回からの続き。赤に突入。2007 Vosne-Romanee "Aux Reas"(Francois Gerbet)ヴォーヌ・ロマネ オー・レア(フランソワ・ゲルベ)近年は酒量を減らしていることもあり、ACブルゴーニュには逃げずに(特定の好きな銘柄は除く)、ブルゴーニュならば村名以上を買うようにしている。その流れで買った一本。ひとくち目からいきなりおいしい。若いブルゴーニュ赤の良さが満点に発揮されているワインで、香りは開いているし、ほどよいミドルボディ。きっちり酸があり、複雑さはACブルゴーニュとは違うレベル。海外の雑誌で高評価されている理由がわかる。07のブルゴーニュとは相性がよく、いま飲んでおいしいものが多い。フランソワ・ゲルベのヴォーヌ・ロマネ オー・レアを探す>ヴォーヌ・ロマネ・オー・レア[2007]年・ドメーヌ・フランソワ・ゲルベ元詰・AOCヴォーヌ・ロマ...価格:5,544円(税込、送料別)NV Bourgogne Hommage a l'an 2000(Leroy)ブルゴーニュ オマージュ・ア・ラン2000(メゾン・ルロワ)ルロワの2000年記念ボトル。ケースで買ったけれど残りわずか。今が飲みごろなので最近何本か開けているけれど、今までで1番タイミングがいい。古くなりすぎずに、柔らかく熟成していてピークのド真ん中。熟成香が立ち上がり、柔らかくなっているのだけれど、それでいてほどよいグリップもある。ゲルベとは違う魅力だけれど、どちらもすばらしい。水牛のモッツァレラとバジルのトマトソースパスタ奮発してモッツァレラ・ブッファラ(水牛)にしてみました。水牛はやっぱりおいしいんだよね。問題は円高なのに1500円近くすること。イタリアだと1/3くらいで買えるんだけどね。ボルシチ生のビーツを入手できたので再チャレンジ。ボルシチに使う場合、ビーツは缶じゃなくて生に限る。仕上がりの色がまったく違います。つづく。気が向いたら投票お願いします→
2011.02.02
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会社の同僚を誘って自宅でワイン会。今回はリーズナブルコースで組み立ててみました。NV Gloria Ferrer Blanc de Noirsグロリア・フェラー・ブランド・ノワールまずはお気に入りのグロリア・フェラー。ブラン・ド・ノワールで、ほんのりロゼ色。というか色だけ見れば、完全にロゼ。きっちり酸はあり、ボディの厚みも中程度。赤系果実をほうふつさせる柔らかくてキュートな味わいで、アフターには少し甘みが残る。自分の中では定番とはいえ、これはけっこう良いロット。みんなの評判もよかった。グロリア・フェラーでは、ロイヤル・キュヴェとこちらがお勧め。2千円前後のスパークリングでは、シャンパーニュも含めて、もっとも好きな銘柄の1つ。グロリア・フェラー・ブラン・ド・ノワール価格:1,764円(税込、送料込)2010 Gamay Leon Petillant Rose Nouveau(Jean-Paul Dubost)ガメイ・レオン・ペティヤン・ロゼ・ヌーボー(ジャン=ポール・デュボスト)差し入れ品。ボジョレー地区のブドウを使ったスパークリング・ヌーボーだとか。そんなワインがあるなんて初めて知った。こちらは7%という低めのアルコール度で、味わいもやや甘口。酒飲みのわたしからだとジュース的なイメージ。持ってきた知人はアルコールに弱いとのことで、これをよく飲んでいるとのこと。個人的にはデザートに合いそうだと思った。ええ、もちろんガメイ+カメレオンをモジッてます!ガメレオン・ロゼ・ペティヤンN.V.750ml (...価格:2,258円(税込、送料別)2009 グレイス甲州茅ケ岳(中央葡萄酒)ワイナリーでテイスティングして買ったもの。グレイスには2千円前後の甲州が何種類かあるのだけれど、味だけで判断しても一番安かったこれが気に入って購入。ミネラリーでいかにも甲州らしく、またエキス分も充実している。ステンレスタンク発酵の甲州としては厚みがあるほう。刺身類や野菜とも好マリアージュ。やっぱりグレイスはすばらしいね。グレイス 甲州 茅ケ岳 [2009] 【中央葡萄酒】価格:1,785円(税込、送料別)活き締め鯛のカルパッチョ ピンぼけ画像ですみません生ホタテと甘エビのタルタル明治屋の和牛を使った牛たたき いつも感心するのが明治屋の肉のクオリティ。いつも高レベルで安定している。ル・クルーゼで蒸し野菜いろいろこのまえ葛西臨海公園で買った蒸し野菜セットの根菜類に、山芋、新ジャガ、芽キャベツ、レンコンを追加して、ほんの少しのワインビネガーと塩を投入。あとは野菜の水分だけで蒸し煮。素朴な味わいだけれど、ほっとするおいしさ。つづく。気が向いたら投票お願いします→
2011.02.01
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前回からの続き。まだ飲み足りないようだったので、さらなる緊急投入。今の雰囲気を崩さずに、おいしいと感じられるものということで、これをセレクト。2000 ヴィンテージ・ブリュット(奥野田ワイナリー)お気に入りの奥野田ワイナリーの瓶内二次発酵スパークリング。このスパークリングは、ぱんだしゅりけんさんも飲んでいた。わたしは初めて。王冠を開けてグラスに注ぐと、きめの細かい優しい泡立ち。エレガントでスムーズ。優しくてうまみの乗ったスパークリング。シャンパーニュのようなボディもないし、エッジの立った強さもないのだけれど、このスパークリングには癒される独自の魅力がある。同じ生産者のラ・フロレットにも通じる雰囲気。甲州100%だけれど品種を当てるのは難しい。そこそこボディがあるのでシャルドネかと思ってしまう。ここまでおいしければ、2本買っておけばよかった。また、このボトルに関しては酸化のニュアンスはなく、パンダしゅりけんさんのコメントとはだいぶ印象が違うので、ロットが違うのかもしれない(ビンを捨ててしまったのでlot番号不明)。奥野田ヴィンテージ・ブリュットを探す>ヴィンテージ ブリュット 2000 lot3 【奥野田葡萄酒】価格:2,940円(税込、送料別)結局7人で約11本(ハーフがあったので量換算)。これだけ飲んだのに、みんなまだ飲めるようだったけれど、家まで帰らなきゃいけないということで解散。それにしてもよく飲みよく食べました。気が向いたら投票お願いします→
2011.01.14
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前回からの続き。このあたりになると、だいぶ酔っぱらってきたので記憶が薄い。2000 Oberweseler Oelsberg Riesling Auslese 500ml(Weingut Lanius-Knab)Mittelrhein, German - 白甘口友人が修行していたミッテルラインの生産者。アウスレーゼとしては糖度が乗って甘い。味のディテールは...。おいしかったという記憶はあるのだけれど、酔っぱらいすぎてよく覚えてません。ごめんなさい。1994 Walporzheimer Garkammer Spatburgunder TBA 375ml(J.J. Adeneuer)Ahr, German - 赤極甘口珍しいシュペートブルグンダーのTBA。これは残っていたのを翌日飲んだので、上よりは覚えてます。第一印象は、アイスワインをほうふつさせるようなキリキリと引き締まる強靱な酸が印象的。色は濃い赤で、グラスの底が見えないくらい。シュペートブルグンダーの甘口で、ここまで出来るのかと少々びっくり。TBAなので甘さも十分。赤の甘口というと、酒精強化のバニュルスが有名だけれど、バニュルスよりもはるかに洗練されているし、一番の違いは酸のレベル。極上の酸っぱい梅酢。ドイツワイン好きならば一度は飲んでみるべきワイン。だけれど日本には入ってきていないようだ。ヴィゴの店の「ガレット・デ・ロワ」ガレット・デ・ロワは、新年に食べるフランスのお菓子。中にフェーブという陶器の人形が入っていたら、その人は王冠を被り、祝福を受け、幸運が1年間継続するといわれる。盛り上がるのでパーティーにお勧め。画像以外にも、友人が差し入れてくれた箱入りのイチゴとゴディバのアイスを食す。ここまで7人で10本。みんな口には出さないけれど、まだ何か飲み足りなそうな雰囲気。胃袋も強靱(きょうじん)ならば肝臓も強靱なもの揃い。さらなる追加投入をするのだった。つづく。気が向いたら投票お願いします→
2011.01.13
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前回からの続き。予定外ワイン2。DRCはゆっくり飲もうということで、また別のボトルが登場。というか探してきた。今の雰囲気を崩さずに、ヴォーヌ・ロマネと関連があって、リーズナブルで、そこそこおいしいという視点でセレクト。2002 Mercurey Les Montots(A&P de Villaine)メルキュレ・ルモント(アー・エ・ペー・ド・ヴィレーヌ)Bourgogne, France - 赤辛口昔はよく買っていたヴィレーヌ。ディゴワーヌだけが突出して人気があるように感じるけれど、メルキュレも負けず劣らずいいワイン。うーん、エレガント。ちょい熟でキュートだし、ボディもある。00もそう感じたのだけれど、この02もディゴワーヌよりおいしく感じる。ヴィレーヌのメルキュレを探す>[2007]メルキュレ・レ・モン・ルージュアー・エ・ペー・ド・ヴィレーヌ価格:3,654円(税込、送料別)ここまでのところグラヴナーを除いてトーンが似ている。クローズ気味でエレガント。1998 Solengo(Argiano)ソレンゴ(アルジャーノ)Toscana, Italia - 赤辛口持ち寄りの都合上、ここでスーパータスカン。高級ワインだけれど、今日のラインナップだと少々きつい。というか、この時点でDRCを残している人がたくさんいたので、あまり進まず。残っていたワインを翌日テイスティングし直してみると、単独に味わえば強いわけじゃないのだけれど、今回のエレガント路線では浮いてしまったということか。今の強さだとあと5年は寝かせたい。というか、この手のスーパータスカンは若いうちに飲んだ方がおいしいのかも。昔はもっと高かったはず。ソレンゴ アルジャーノ [2006]750ml価格:6,279円(税込、送料別)和牛のローストビーフ元日の新年会でローストビーフを焼いて反省したので、その教訓を元に再チャレンジ。和牛1kgをオーブンで焼いて、30分寝かせてからカット。1cmくらいの厚切りで。それほど高価な肉じゃないのに、自分でもびっくりのおいしさ。火入れもよかったと思うけれど、牛の個体もよかったのだろう。田園調布「中勢以」の熟成肉の1/5の値段だと思うと、とても満足度が高い。中勢以を10とすれば、6から7くらいの味わいはあったと思う。チーズいろいろ紹介した画像以外にも、生ハムやサラミなどいろいろあったのでおなかいっぱい。だけれど、食事&ワインリストを見た女性陣からはナポリタンが食べたいとのリクエスト。無尽蔵の胃袋に驚愕しながらも簡単なので作ることにした。カーヴ・デ・ヴィーニュ風ナポリタン 下品なデカ盛りですみません。カーヴ・デ・ヴィーニュ風は、わたしの勝手な命名だけれど、ブラックペッパーとビネガーを効かせたナポリタン。作り方は簡単で、バリラのナポレターナソースに、ソーセージの薄切りを入れて、仕上げにワインビネガーとブラックペッパーをたっぷりと。本家にはかなわないけれど、酸味の効いた味わいは、おなかいっぱいなのに食べられてしまう。つづく。気が向いたら投票お願いします→
2011.01.12
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前回からの続き。いよいよメインが登場。no photo2002 Richebourg(Gros Frere et Soeur)リシュブール(グロ・フレール・エ・スール)Bourgogne, France - 赤辛口写真の撮り忘れ。個人的には、お気に入りの銘柄。以前飲んだ93は、うねるような重層的な複雑さで、びっくりするくらいおいしかった。だけど追加購入したやつは普通だった、なんてオチはあるんだけどね(笑)。で、こちらのワイン。香りはクローズ気味で、コーヒーフレーバーが少々。いいものは感じるけれど、まだ若々しいし、熟成の狭間のように感じる。また、次のDRCに集中してしまったのと、最後までクローズ気味ということで、あまり印象が残っていない。残りの1本はしばらく熟成決定。グロ・フレールのリシュブールを探す>グロ・フレール・エ・スールリシュブール [2007]Gros Frere et Souer Richebourg価格:26,460円(税込、送料別)1969 Richebourg(DRC)リシュブール(DRC)Bourgogne, France - 赤辛口コルクの状態は上々。途中で切れてしまったけれど、ぼろぼろになることはなく、しっとりとしている。グラスに注いでみると、色はガーネットからオレンジで薄いけれど、きれいなグラデーションを描いていて、照りがある。期待に胸をふくらませて香りをとってみる。むむっ。これまた閉じてる症候群か? とあせったけれど、ロブマイヤーからは古い独特の香りが漂ってくる。神の雫風に表現すると、ここは京都の寺社仏閣か?広い境内にぽつんと1人たたずんでいる。あたりには時代を感じる香木の香りが漂っている。その香りに釣られて、香りのするほうに向かって歩いて行く。すると、そこには銀閣にも似た伽藍で、老人が香木を炊いている。こちらには気づいていないようだ。しばらく眺めていると、老人が振り向いた。だけれど、ちらっと見ただけで、また香のほうを向いてしまった。わたしも漂う香りを、だまってきいていることにした。最初は古くさいと思った。だけれど古くさいのではない。弱いけれど、儚(はか)なくはない。また尽きることなく延々と漂ってくる。癒し?すると不思議と自分に変化が起こった。静かに座禅を組み、すべてが無になり、脳からアルファ波が出るような相似体験。すると老人は言った「いやしく求めるのではない。欲を捨て、神妙な気持ちで向き合えば、向こうからやってくるのだ」と。このあたりで神の雫モードは切り上げるとして、DRCとしてはポジティブなタイプではないし、わたしの思うDRCとも違うタイプ。だけれど、このワインが偉大であることには変わりない。ピークは越え完全に古酒。だけれど味わえるだけのボディは持ち合わせているし、劣化したニュアンスもない。正直なところ、もっと爆発を期待したのは事実だけれど、約40年という年月を考えれば、かなり上等な部類だと思う。グラスに少しだけ残していたのだけれど、抜栓して5時間以上たっても、ほとんどへたることもなく香木の香りがしていたのは、さすがだと感じた。78のような偉大なDRCではないけれど、こちらが聴く心を持ち、ゆっくりと向き合えばしっかり応えてくれるワイン。楽天で在庫を探すと「ヒー」。恐るべき値段。このあたりの希少品になると、もはや言い値の世界ですな。【ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ/DRC】リシュブール[1969]価格:273,000円(税込、送料込)ボルシチつづく。気が向いたら投票お願いします→
2011.01.11
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前回からの続き。1999 Corton Blanc(Parent)コルトン・ブラン(パラン)Bourgogne, France - 白辛口比較的珍しいコルトン・ブラン。コルトン・ブランというと、シャンドン・ド・ブリアイユくらいしか思い浮かばなかったけれど、パランも作っているんですね。温度が低かったのか少し閉じ気味。ほんのりスモーキーなニュアンス。コルトン ブラン[1999]【ドメーヌ パラン】価格:8,999円(税込、送料別)2003 Bianco Breg Anforor(Gravner)ビアンコ・ブレッグ・アンフォラ(ヨスコ・グラヴナー)Friuli-Venezia Giulia, Italia - 白辛口グラヴナーお得意の真っ茶色。だからといって酸化した味わいではない。色から想像するよりも、まっとうな味わいで、強すぎたりシェリーのニュアンスがあるわけでもない。もっと開いているボトルを飲んだことがあるけれれど、今回は閉じ気味。閉じ気味とはいえ、独自の世界だけに、どのような味わいと表現したらよいのか分類が難しい。ビアンコ・ブレッグ"アンフォラ"[2003] ヨスコ・グラヴナー価格:8,820円(税込、送料別)2006 Bourgogne Rouge(A.F.Gros)ブルゴーニュ・ルージュ(A.Fグロ)Bourgogne, France - 赤辛口予定外ワイン1。赤は、いきなりグロ・フレールのリシュブールになるのは避けたかったのでピンチヒッター。ヴォーヌ・ロマネと関連があって、リーズナブルで、そこそこおいしいという視点で選んでみました。半ケースほど買った、このワインもこれで最後。ほどよいボディがあって、なめらかでキュートで魅力的なブルゴーニュ・ルージュ。とはいえ、このボトルは閉じ気味で、味わいこそ良好なものの、香りがイマイチ開いてこない。このA.Fグロのブルゴーニュ・ルージュは何本も飲んでいるけれど、爆発していたのは最初の1本だけだった。このワインを買ったことに後悔はないけれど、ワインは難しいね。A.Fグロのブルゴーニュ・ルージュを探す>A.F.グロ ブルゴーニュ・ルージュ[2005]価格:2,919円(税込、送料別)和牛のたたき、ピクルスとタマネギのみじん切りをのせて三宿「シニフィアン・シニフィエ」のパン こちらも友人からの差し入れシニフィアン・シニフィエは、東京で一番高いのではと思えるほど高級なパン屋。みんな、ずっしり重い。どれもおいしいけれど、スパイスのたっぷり入ったパンはとくに印象的だった。つづく。気が向いたら投票お願いします→
2011.01.10
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DRCのRichebourg 69を飲む会を自宅で開催しました。DRCに予算を取られてしまったため、わたしが次の3本を用意して、あとは1人1本持ち寄りにしました。NV Bollinger Brut Rose2002 Richebourg(Gros Frere et Soeur)1969 Richebourg(DRC)DRCはPart3で紹介予定。全体的な印象としてはエレガント&スムーズ。さあスタート!NV Bollinger Brut Roseボランジェ・ブリュット・ロゼChampagne, France - ロゼ辛口初めてのボランジェ・ロゼ。きめの細かい泡と、エレガントで奥ゆかしいチャーミングさ。ビン差もあると思うけれど、NVスペシャル・キュヴェのかっちりとしたストラクチャとはベクトルの違う味わい。最近アタックの強い泡を飲んでいたので、冬らしくて、こちらの方がいいかも。食事以外にもデザートにも合いそう。みんなの評判も高かった。【ボランジェ】 ロゼ・ブリュット [NV] 750ml・ロゼ泡 []【smtb-k】【ky】【京都●20】【最...価格:7,350円(税込、送料別)2006 Steeger St.Jost Riesling trocken(Ratzenberger)シューティーガー・ザンクト・ヨースト リースリング(ラッツェンベルガー)Mittelrhein, German - 白辛口背景のせいでロゼに見えるけれど白。持参者によると神の雫でも紹介されたワインらしい。ラッツェンベルガーはわたしも好きな生産者。ふくよかでとろっとしてエレガントなワイン。トロッケン表記だけれど、感覚的にはやや甘口。とはいえアルコール度はしっかりあるので残糖が多いというわけではなさそうだ。イメージとしては、アルザスのふくよかさと、ドイツのエレガントさを兼ね備えたワイン。モーゼルのようなキリッとした酸はないけれど、ゆるくなることもなくゆっくりと楽しめるワイン。ラッツェンベルガーのワインを探す>富山県 氷見産のブリのカルパッチョメバチマグロの脳天とトマト、アボカド、水菜のサラダ、わさび醤油ドレッシングでハムのゼリー寄せ こちらは友人からの差しれ。写真に全部撮れなかったけれど、今回は差し入れがたくさんありました。つづく。気が向いたら投票お願いします→
2011.01.09
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最後はハードリカータイム。今までのワイン会ではハードリカーを出してなかったのだけれど、マイブームの影響で出してみました。今回のために、いろいろ買いそろえてみました。2と4は蒸留所限定品。1)ニッカ シングルモルト余市 500ml 43°2)ニッカ シングルカスク原酒20年 56° 180ml3)サントリー白州12年(no photo)4)サントリー白州蒸留所シングルモルト300ml5)ジャック・ダニエル・ブラック 700ml 40°6)シーバス・リーガル18年7)バランタイン17年8)ダニエル・ブージュ エンペラーXO9)ポール・ジロー エクストラ・ヴィユー(25年)10)ガヤ グラッパ・ディ・ネッビオーロ コスタルッシニッカ シングルモルト余市はスーパーで売っている1500円くらいのウイスキーなのだけれど、わたしの好み。普段飲みはこれで十分。余市蒸留所限定のシングルカスク原酒20年はアルコール度56°とすごいけれど、味わいもすばらしい。フルボトル換算で2万円近くするだけあります。余市蒸留所に行ったときには安いグレードではなく、これと同等以上がおすすめ。白州蒸留所限定販売のサントリー白州蒸留所シングルモルトもおすすめ。うまいです。白州12年よりも安いのに、こちらのほうが好きなんですが...。そしてブランデーのポール・ジローの人気も高かった。さすがに評判の高い生産者だけあります。15年のヴィエユレゼルブは持っているので25年にしてみたけれど、驚きを感じるならば35年にしておけばよかった。ポールジロー トレラール 35年 ワールドラベル 40/700 [7892] [正規輸入]価格:12,900円(税込、送料別)ポール・ジローはスパークリング・ジュースでも有名。《今年もご予約開始スタートいたします》【予約商品】 ポールジロー・スパークリング・グレー...価格:1,207円(税込、送料別)今回はハードリカーを飲むということで、値段を違えて、いろいろなチョコレートを集めてみました。ミッシェル・ショーダンのトリュフミッシェル・ショーダン(マシャラ)、ゴンチャロフ、スーパーでも売っている森永のカレ・ド・ショコラ2種類写真を取り忘れたけれど、一番高かったのがジョエル・デュランのチョコレート。プロヴァンスNo1のショコラティエで最近上陸したもよう。オレンジは一粒400円くらい。値段を比較すると次の通り。ジョエル・デュラン > ミッシェル・ショーダン >> ゴンチャロフ > カレ・ド・ショコラハードリカーに合わせるうえで好きだったのはミッシェル・ショーダンのマシャラという板チョコなのだけれど、大健闘したのは森永のカレ・ド・ショコラ。正直なところ、ハードリーカーを主役に考えるならばカレ・ド・ショコラで十分という声が多かった。今回の料理で使ったオリーブオイル。有名なワイン生産者だけれど、オリーブオイルもうまい。究極のオリーブ・オイル!エドアルド・ヴァレンティーニ / オーリオ・エクストラヴェルジーネ・...価格:4,851円(税込、送料別)気が向いたら投票お願いします→
2010.10.26
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前回に続いて、今回は赤編。1996 Providence Sarah's Syrahプロヴィダンス サラズ・シラーNew Zealand - 赤辛口購入価格:10,000円くらい90年代後半に起きたプロヴィダンスのプチブーム。高すぎてブームのときにはあまり買えなかったのだけれど、当時買ったうちの最後の一本。2008年に飲んだ97の2本がぶっ飛ぶうまさだったのが記憶に新しい(そのときのブログ1、そのときのブログ2)。シラーはもう作っていないと思っていたのだけれど、楽天で検索すると新しいビンテージもあるようだ。微妙に名前が違っているので何かが違うのかも。ボルドー、ローヌ系品種としては透明感のある色調で、アメリカンオークを思わせる甘い香り。甘い香りは得意じゃないと思って口に含んでみると、味わいは香りほどファットではなく、エッジに熟成は感じるものの、コアには若さも残っている。今飲みごろだし、あと5年10年は平気でいけそう。そしてふくらみのある香りと重層的なボディ。これをシラーと言い当てることができるだろうか。通常のプロヴィダンスには及ばないものの、想像していたよりも遙かにおいしいワインで一安心。プロヴィダンスはすばらしいと思いつつも、その価格の高さや、ビン差の大きさを考えると、とくに古いビンテージには手を出しづらいのが正直なところ。でも94や、前回飲んだ97のプライベートリザーブは、驚愕するくらいすばらしかった。プロヴィダンスのワインを楽天で探す>【21%OFF】プロヴィダンス シラー[2006]【楽ギフ_包装選択】【楽ギフ_のし宛書】【楽ギフ_メッ...価格:14,490円(税込、送料別)1997 LE DOME(JCP Maltus)ル・ドーム(マルテュス)St-Emillion, Bordeaux, France - 赤辛口購入価格:26,000円くらい初ビンテージの96年がパリのオークションで高値を付けたことから、雑誌BRUTUSが「パリでは10万円出しても買えないワイン」「第2のルパンか」とあおってプチブームを起こしたル・ドーム。その後、下のグレードのテシエやラフォルジュが話題に上ることはあっても、ル・ドームが話題に上ることは少なかった。実は10年前にル・ドームの96年を飲んだことがある。そのときの印象はウルトラシルキーでモダンな醸造スタイルのよくできたワイン(そういう意味ではル・パン的か?)。そんなこともあり興味深く開けてみた。カベルネ・フランが主体らしく青っぽい味わいがありつつも、さすが高額ワインと思わせる存在感、香りのボリューム。96年のようなリッチさはないけれど、弱めなビンテージが功を奏したのか、シュヴァル・ブラン系の方向性。そしてびっくりしたのは、とても若々しかったこと。リリース時に購入してから、ずっとセラー保存という影響もあるけれど、02,04と思っても不思議ではない。まだ飲みごろの序盤で10年は平気でいけそう。この値段の価値があるかどうかは別として、今日一番人気のワインでした。ゲゲッ! 10年前に買ったときより1万円近く安いんだけど...。もっと高いのもあるので、為替レートやブームの影響もあるのだろう。ル・ドーム '97 Le Dome [1997]価格:14,900円(税込、送料別)入門編としてテシエはおすすめ。シャトー・テシエ[2006](赤ワイン)[Y]価格:3,444円(税込、送料別)1995 Brunello di Montalcino Reserva Madonna del Piano(Valdicava)ブルネッッロ・ディ・モンタルチーノ レゼルヴァ マドンナ・デル・ピアーノ(ヴァルディカーヴァ)Toscana, Italia - 赤辛口購入価格:当時のレートで15,000円くらい(トスカーナの酒屋)フィレンツェのウフィッツィ美術館近くの酒屋でおすすめを買ったもの。全然知らない作り手だったのだけれど、日本では入手困難ながらエノテカ・ピンキオーリにもリストインされているワインらしい。そしてマドンナ・デル・ピアーノはヴァルディカーヴァのトップキュヴェ。画像からはわかりづらいけれど、ラベルの上部にはマドンナ像が刻印されている。口に含むとシルキーでなめらか。熟成香はまだ出ていなく若々しい。なめらかなところは好印象なのだけれど、悪くいえば平板。このクラスのワインとしてはパンチ不足。昨年末に飲んだカーセ・バッセの再来を狙ったのだけれど、まったく及ばなかった(そのときのブログ)。これだけ評価が高いワインなので、もっといいボトルもあると思うんだけどね。ブルネロ・ディ・モンタルチーノマドンナ・デル・ピアーナ[1998]テヌータ・ヴァルディカーヴァ...価格:13,629円(税込、送料別)シュークルート(no photo)写真撮り忘れ。冬の料理だけれど前半はさっぱり系のワインが多かったので作ってみました。豚ロースとヒラタケの塩こしょう炒め無理やり盛りつけたので見た目が悪い。ヒラタケは、国連大学前のファーマーズマーケットで購入したもの。お肉に合うということなので、厚切りの豚ロースと合わせてみました。牛肉のタリアータブルネロに合わせて出してみました。これで料理は終了。今回の中では、和牛のカルパッチョとほうとう、シュークルートの出来がよかった。つづく。気が向いたら投票お願いします→
2010.10.24
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今年2回目の自宅ワイン会。今回のテーマは「日本のワインを知る&変わりものワイン」ってことでセレクトしてみました。まずは買ってきたばかりの国産ワインから。2009 勝沼甲州シュール・リー(シャトレーゼ・ベルフォーレ・ワイナリー)山梨、日本 - 白辛口購入価格:1,890円辛口甲州としては厚みのあるボディと、はつらつとした酸。3度目なので初回ほどのインパクトはないけれど、甲州としてはしっかりとした飲み口。2009 麻屋甲州特別限定醸造シュール・リー(麻屋葡萄酒)山梨、日本 - 白辛口購入価格:1,785円(たぶん)ほとんど透明な甲州が多いなか、こちらは一般的な白ワインのような黄色がかった色調。口に含んでみると、さわやかさよりも、うまみやしなやかさを主体に感じるワイン。シャトレーゼとはまったく異なるキャラクタ。うめー!スタイルが違うだけに好み次第だと思うけれど、麻屋のほうが人気が高かった。それにしても、麻屋の甲州特別限定はコスパよすぎ。ワインツーリズムまで在庫が残っていれば、追加購入したいところ。ワイナリー以外で飲んだ甲州で印象深いのは、2ヶ月前に飲んだ勝沼醸造の2007 勝沼甲州Cuvee-F116。構成の緻密さや品位という点でF116のほうが少し上かもしれないけれど、1.5倍の値段差があることを思うと、シャトレーゼも麻屋も見事。麻屋葡萄酒のワインを楽天で探す>甲州特別限定醸造1016[2009] 【麻屋葡萄酒】価格:1,890円(税込、送料別)シャトレーゼ勝沼ワイナリー鳥居平甲州シュール・リー [2008] Chateraise Toriibira KoshuSur LIe価格:1,890円(税込、送料別)2008 グレイス ピノ・ノワール(中央葡萄酒)北海道、日本 - 赤辛口購入価格:2,800円ブルゴーニュと比べると薄くてチャーミング。07よりも厚みがあるか? 07は薄いながらも透明でぷるぷるとした赤い果実ゼリーのようなところに惹かれていたのだけれど、ちょっとそれとは違うような気がする。それぞれ別々に2,3回しか飲んでいないので断言はできないけれど、07のほうが好みかも。08だったら半年1年寝かせて飲んでみたい。日本のワインの実力 グレイス ピノノワール 2007 750ml価格:2,400円(税込、送料別)[2008] Grace Pinot Noir - グレイス ピノ・ノワール -価格:2,800円(税込、送料別)真鯛のカルパッチョ、ウニのせノラキチの妻さん、ヴァレンティーニのオリーブオイルおいしいです。ありがとうございました。馬刺し山梨のワインということで、山梨名物の馬刺しとほうとうを用意してみました。和牛のカルパッチョ明治屋のたたき用もも肉は、いつも安定したハイレベルのおいしさ。味も香りも絶品。100g1000円と安くはないけれど、ここぞというときにはおすすめです。というか、牛肉の上限は果てしないので、この値段でこの味は立派。鶏とクラゲ、キュウリの中華風和え物こちらは友人の差し入れ。キュウリとクラゲの歯ごたえが心地いい。ほうとう前日の予行演習のかいもあって、作った本人の予想を超えるおいしさ。かなりいい具合に仕上がりました。われながら、ほうとう作り2回目にして最後の奇跡か。お皿に盛りつけてしまうと貧相なので、鍋ごと写真を撮ればよかった。また合わせるなら赤だろうと思っていたのだけれど(現に今までほうとう屋では赤ばかり飲んでいた)、甲州(白)とも予想以上にマリアージュ。というか白のほうが合うかも。つづく。気が向いたら投票お願いします→
2010.10.23
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前回の白編に続いて赤編。1998 Cotes-du-Rhone Les Laurentides(Domaine Gramenon)コート・デュ・ローヌ・レ・ローランティド(グラムノン)Cotes-du-Rhone, France - 赤辛口約3,000円, リカーショップすぎうら, 2000年1月購入最近あまり名前を聞かないグラムノン。AOCコート・デュ・ローヌのスペシャリストで、いろいろなキュヴェを作っている。色はピノのように透明感があり、香りをかぐとちょっとヤバイ雰囲気。うーん、お亡くなりになっているか? などと思い口に含むと、タンニンは溶け込み、つるりとした酒質。ちょっと進んじゃっているけれどピノ化してます。オリもたっぷり。あまり人気はなかったけれど、時間がたつとともにイヤな香りは飛んで、思いのほか悪くなかった。そう思えば何年か前に10年熟成くらいのグラムノンを飲んだことがあるけれど、それもピノ化していました。グラムノンノワインを楽天で探す>インポーターが変わったということで、現行ビンテージがセールになってます。ドメーヌ・グラムノンコート・ド・ローヌ・ヴィラージュ「レ・ローランティッド」2008価格:2,310円(税込、送料別)2003 Chambertin Clos de Beze(Bruno Clair)シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ(ブリュノ・クレール)Bourgogne, France - 赤辛口約14,000円, かわばた酒店, 2008年2月購入たしかワイナートで高評価につられて買ったワイン。03のシャンベルタンに限っていえば、03ぽくないらしい。少し落ち着いた果実味の豊かさ。上質な品位。果実味は豊かだけれど、いわゆる03的な凝縮度があるわけじゃなく、上品な仕上がり。今も飲みごろだけれど、個人的にはもっと早いうちに飲むか、もう数年熟成させたほうがよかったかも。なかなか評判はよかったし、おいしくはあるけれど、クロ・ド・ベーズとなると、もっと多くを期待してしまう。熟成させれば、また違うと思うけどね。ブリュノ・クレールのクロ・ド・ベーズを探す>2004 Les Jardins de Soutardル・ジャルダン・ド・スタールSaint-Emilion, Bordeaux, France - 赤辛口約2,000円, エテノカ, 2010年7月購入サンテミリオンのシャトー・スタールのセカンド。04はセカンドしか作られなかったらしい。エノテカの50% OFFセールで入手したもの。4人で7本目に突入していたこともあり、記憶は定かじゃないけれど、ほどよい濃さとエレガントなスタイルでおいしかった。レンズ豆とソーセージの煮込み薄切り牛肉とタマネギ、ピクルスのトマト煮込みスイカとパッソア・リキュールのグラニテ白は、スタイルが違いながらもハイレベルな味わいを見せてくれて、満足のワイン会でした。気が向いたら投票お願いします→
2010.07.04
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この日は友人を自宅に招いて、久しぶりの自宅ワイン会。NV Cremant de Bourgogne Brut Rose(Les Bulles de Juliette(Juliette Chenu))クレマン・ド・ブルゴーニュ ブリュット・ロゼ(レ・ビュル・ド・ジュリエット)Bourgogne, France - 泡辛口ロゼ約2,700円, ワイン商人ドゥアッシュ, 2010年3月購入ルイ・シニュの手がけるネゴシアンブランド。ロゼらしいキュートさと、無理のないナチュラルなスタイル。リーズナブルな泡としてお勧め。白泡とともに推奨。安いシャンパーニュならば、こちらを選びたい。シュニュのクレマンを探す>【ジュリエット・シュニュ】レ・ビュル・ド・ジュリエット クレマン・ド・ブルゴーニュ ロゼ ...価格:2,680円(税込、送料別)2004 Bourgogne Blanc(Leflaive)ブルゴーニュ・ブラン(ルフレーヴ)Bourogne, France - 白辛口約4,200円, ワインマルシェまるやま, 2007年1月購入Char臭満開。まさにプチルフレーヴ―――ルフレーヴのワインに”プチ”を付けるのはおかしいけれど、ACブルだから”プチ”ってことにさせてルフレーヴの上級キュヴェの要素がしっかり詰まっていてジャスト飲みごろ。ルフレーヴらしいミネラル感とインパクトのある香り。厚みや複雑さでは上級キュヴェにかなわないけれど、圧倒的なバランスと飲みごろ感は見事。リリース当初にも開けたけれど、これほど育っているとは思わなかった。凡庸なクラヴァイヨンやバタールに何度も出会っていることを考えると、まさに驚愕の出来。これが最後だけれど、もっと買っておけばよかった。このパターンってよくありますなルフレーヴのブルゴーニュ・ブランを探す>04だと7千円オーバー。07をじっくり熟成させるべきか?十分に村名クラス匹敵の味わい!ずば抜けた品質のACブルです。ルフレーヴ/ブルゴーニュ・ブラン...価格:4,599円(税込、送料別)1998 Alsace Engelgarten(Marcel Deiss)アルザス エンゲルガルテン(マルセル・ダイス)Alsace, France - 白辛口約5,000円, NOISY'S WINE SELECTS, 2002年8月購入一部で熱狂的なファンのいるダイスだけれど、なぜだか上級キュヴェは好みではありません(でも下のキュヴェは好き)。ビンテージを違えて、いくつかのグランクリュを飲んでみたけれど、少し甘めに仕上がったスタイルに心を打たれたことはなかった。ところがどっこい。これはすばらしいワイン。セパージュは、リースリング、ピノ・グリ、ブーロ、ミュスカ、ピノ・ノワールの混植で、リースリングが約50%。ゴールドイエローまでいかないまでも濃いめのイエロー。熟成したリースリングがみせる重油香。ピークの頂点は超えているけれど、下りかけたときのきらめき。しなやかでからみつくような姿態。それでいて重くならず、アフターはナチュラルさがありながらも複雑。今まで飲んだダイスのなかで一番好みだし、ひょっとして今日のNo1かも。ダイスのエンゲルガルテンを探す>エンゲルガルテン・プルミエ・クリュ マルセル・ダイス [2005]750ml価格:4,956円(税込、送料別)2004 Puligny-Montrachet 1er Cru Les Combettes(Etienne Sauzet)ピュリニー・モンラッシェ プルミエ・クリュ レ・コンベット(エティエンヌ・ソゼ)Bourogne, France - 白辛口約13,000円, やまや, 2007年6月購入ルフレーヴと同じ04ながら、こちらは落ち着きのある若々しさ。1級コンベットとしては厚みがあるほうじゃないけれど余裕がある懐の広さ、母なる落ち着き。余韻にバター。ルフレーヴが「パリッ」だとすれば、こちらは「しっとり」。ソゼのコンベットだけにもう少し爆発力を期待したけれど、もう少し寝かせてからのほうがよかったかも。人気投票だと、こちらのほうがルフレーヴより人気が高かったけれど、個人的にはルフレーヴのほうが好みでした。ソゼのコンベットを探す>ドイツ風ハム、水茄子のバジル和え、和牛のカルパッチョ、ブロートハイムのパントマトの梅酒煮ジュレ仕立てラタトゥイユズッキーニの粗挽きひき肉詰めセレクトした本人が言うのもなんだけれど、白は自分でも驚くすばらしさ。次回赤編へ。気が向いたら投票お願いします→
2010.07.03
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Part2からの続き。1996 Barbera d'Asti Ai Suma(Braida di Geacomo Bologna)バルベーラ・ダスティ アイ・スーマ(ブライダ・ディ・ジャコモ・ボローニャ)バルベーラの立役者ブライダ社のフラッグシップがアイ・スーマ。96だけに、ほどよくこなれて複雑。もちろんおいしい! でも次のワインでかすんでしまった。ブライダのアイ・スーマを探す>きれいに焼き上がりましたPart1で紹介した中勢以の牛肉。今回買ったのはシンシン(牛モモ肉)という部位。料理通信に載っていたACCAのレシピを採用。ニンニクとローズマリーをこすりつけて、100度の低温オーブンで2時間。中心まで火が入るのではという不安のなか、きれいに焼き上がった。味付けは食べるときに塩(フルール・ド・セル)をふるだけ。コショウはナシ。コショウをふっていないのにスパイシーさがあり、わずかにワイルドな香り。肉自体はとても柔らかく上品な赤身の味わい。おいしー! ほかにもいろいろな部位があるので、年末にまたチャレンジしてみたい。肉は部位によって\1000くらいからあるとのこと。牛ではなく熟成豚肉を少しだけもらって食べたのだけれど、豚はもっとワイルドで今まで経験したものとまったく違う味。ジビエに通じるものを感じる。こちらは熟成したワインやローヌと合いそう。合わせたのはカーセ・バッセのブルネロ。1994 Brunello di Montalcino SOLDERA RISERVA(CASE BASSE)ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ ソルデーラ・リゼルヴァ(カーセ・バッセ)ブルネロといえば、カーセ・バッセかビオンディ・サンティ。ビオンディ・サンティは何度か飲んでいるけれど、カーセ・バッセは初めて。ほどよい熟成で香りはぷんぷん。しっかりとしたストラクチャがあり、目の詰まった緻密な酒質には目を見張る。コアにはグリップを残す若さがありながらも、構成要素がきれいに溶け込んでうねりをなす。ほどよい飲みごろ感も相まって圧倒的な存在感。ブルネロだけでなく、全イタリアワインの中でもトップクラスの一本。イタリアは土着品種に限るね。今回の一番人気で、今年飲んだ赤ワインの中でもベストスリーに入る一本。カーセ・バッセのブルネロを楽天で探す>若いかもしれないけど、このあたりがおいしそう。同じ味わいならば2万円ちょいでも高くない。[1998] カーセバッセ ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 750ML2004 Chianti Classico Riserva(ASDA Extra Special)キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ(アズダエクストラスペシャル)一部で話題になっている西友ワイン。意地悪にもブラインドで出しちゃいました。キャンティと当てた人はいたけれど、値段は誰も当たらず。恐るべきコストパフォーマンス。西友ワインについては別の機会で取り上げる予定。画像がブレブレだけどスパゲッティナポリタンナポリタンと侮る無かれ。カーヴ・デ・ヴィーニュで激うまナポリタンを食べてから、すっかり定番メニューになってしまいました。レシピ:・スパゲッティ(お好みの量)・粗挽き黒コショウ(できればその場でペッパーミルで挽きたい)・トマト味のパスタソース(なんでもいいけれどお勧めはバリラのナポレターナ)・白ワインビネガー・粉チーズ(パルミジャーノ)・ソーセージ(うすくスライス)・それ以外はお好みでタマネギのスライスやピーマンのスライスなど。ポイントは、黒コショウをたっぷり振りかけることと、仕上げる少し前にビネガーを入れること。ビネガーを入れることで軽い味わいになり、黒コショウのスパイシーなパンチは食欲をそそる。バリラ パスタソースナポレターナ1998 Hallgartener Jungfer Riesling Auslese 375ml(PRINZ)ハルガルテナー・ユンクファー・リースリング・アウスレーゼ(プリンツ)ドイツではお気に入りのプリンツ。このワインは何度目かだけれどアウスレーゼをはるかに超えた糖度。優良生産者ならではの洗練。ドイツ通の友人はアウスレーゼとしては酸が少なめなのでBAとして出したほうがよいのではと言っていた。アウスレーゼだけじゃなく、下のクラスワインもお勧め。プリンツのワインを探す>1997 Piesporter Goldtropfchen Riesling Auslese 500ml(Weingut Joh. Haart)ピースポーター・ゴールドトロップフェン リースリング・アウスレーゼ(ヨハン・ハールト)銘醸ゴールドトロップフェン畑のアウスレーゼ。プリンツと比べると甘みは控えめ。こちらもよかったけれど、好みはプリンツ。ヨハン・ハールトのワインを探す>桜新町プラチノのアンジュ(酸味の少ないフロマージュブランとフレッシュクリームのチーズムース)と、DEAN & DELUCAのジャムパカレはヌーボーの新境地を見せてくれたし、ラフォンはさすがの味。そしてラランドは2000年パワー満開。カーセ・バッセはイタリアワインの底力を見せてくれた。料理は、ほかにもボルシチなどがあって、年末らしい豪華なワイン会だった。それにしても8人でフルボトル換算12本は飲み過ぎです。気が向いたら投票お願いします→
2009.12.05
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Part1からの続き。1997 Meursault Clos de la Barre(Domaine des Comtes Lafon)ムルソー・クロ・ド・ラ・バール(ドメーヌ・デ・コント・ラフォン)美しいゴールドイエロー。香りの立ち方は控えめながらも、口に含むとラフォン節がむんむん。ボディは中くらい。香りよりも味わいのワインで、アフターには長大な余韻が残る。ラフォンのバールとしてポテンシャルは中程度だけれど、熟成具合がちょうどよいので総合評価は中の上から上の下くらいか。まだ持つけれど今が飲みごろ。ラフォンの97クロ・ド・ラ・バールを探す>1997 Richebourg(Domaine A.F.GROS)リシュブール(アンヌ・フランソワーズ・グロ)グロ一族のなかでは存在感が薄いA.Fグロ(アンヌ・フランソワーズ・グロ)。リシュブールはジャン・グロの畑を引き継いでいるにもかかわらず、それほど人気がない。と思って楽天を調べたらすごい値段になってますな。まだまだ元気な色調。香りのボリュームは大きくないけれど、数多くの要素。「リシュブール=花畑」といわれるように、幾層もの香りの要素が鼻腔を刺激する。しなやかで密度のあるボディーはさすがだと思うのだけれど、10年以上たっているとは思えないくらい若々しく、また今回はクローズ気味。正直なところ今回飲んで失敗した。今でも飲みごろの範疇なのだけれどクローズ気味だったし、前後にインパクトのあるワインが揃ったためすっかり埋没してしまった。さらなるエイジングポテンシャルがありそうだったので5年後、10年後に飲んでみたいワイン。でもこれがラストボトルなんだよなー。あまりのくやしさに――リシュブールは買えないので――A.F.グロのACブルを買ってしまいました。アンヌ・フランソワーズ・グロのリシュブール>今年2度目のモンドール 差し入れありがとうございます。くせがなくて食べやすい。2000 Ch.Pichon Longueville Comtesse de Lalandeピション・ロングヴィユ・コンテス・ド・ラランドプリムールで購入したもので今回初めて抜栓。パワー、パワー、モアパワー。ポイヤックの中ではエレガント系のイメージがあるラランドとしては例外的な強さ。ひれ伏すほどの畏怖堂々たる体躯で飲み手を圧倒する。さすが2000年。ただし享楽的なシャトーのように果実の熟度を感じる甘さは控えめで、アフターには少し青っぽさが残る。そして強いと言っても、ボルドーの範囲での話。あと10年後が楽しみ。たぶん今回の2番人気。1番人気はPart3で登場。2000年のピション・ラランドを探す>楽天の最安値は3万円弱。この内容なら仕方が無いと思う。シャトー・ピション・ラランド [2000] 97点芝エビの素揚げ肉が焼き上がるまで時間があったので、芝エビの素揚げを作ることにした。実は最初に出すつもりがすっかり忘れていたものだ。神田屋パワー(桜新町にある有名な魚屋)というか、素揚げにして塩をふっただけなのにおいしい。いくら何でも赤ワインはないだろうということで、冷えていた甲州をリリーフ登板。2008 千野甲州(旭洋酒)byson1さんお勧めの甲州。洞爺湖サミットでも使われたらしい。3千円近い値段もそうだけれど、甲州的な線の細さや苦みを感じない例外的な甲州。素晴らしいという印象はあるのだけれど、前後の高額ワインに挟まれてディテールの記憶が乏しい。もう一本あるので別の機会にゆっくり飲んでみます。ソレイユの千野甲州を探す>Part3に続く。気が向いたら投票お願いします→
2009.12.04
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この日は、友人を自宅に招いてワイン会。季節柄、テーマはボジョレーヌーボー。そして飲み助の友人たちはそれだけじゃ満足しないので、あとはセラーから気になるワインをセレクトしてみました。フルリストはこちら。順番がおかしく見えるのは、予定外投入があるため。1) 2008 Citrus Scent甲州(Soryu Winary)2) 2009 Beaujolais Villages Nouveau(Jean-Marc Laforest)3) 2009 Beaujolais Vin de Primeur(Philippe Pacalet)4) 1998 Beaujolais-Villages Nouveau(Georges Duboeuf)5) 1997 Meursault Clos de la Barre(Domaine des Comtes Lafon)6) 1997 Richebourg(Domaine A.F.GROS)7) 2000 Ch.Pichon Longueville Comtesse de Lalande8) 2008 千野甲州(旭洋酒)9) 1996 Barbera d'Asti Ai Suma(Braida di Geacomo Bologna)10) 1994 Brunello di Montalcino SOLDERA RISERVA(CASE BASSE)11) 2004 Chianti Classico Riserva(ASDA Extra Special)12) 1998 Hallgartener Jungfer Riesling Auslese 375ml(PRINZ)13) 1997 Piesporter Goldtropfchen Riesling Auslese 500ml(Weingut Joh. Haart)そして裏のテーマが「中勢以(なかせい)の熟成牛肉を食べる」。中勢以は田園調布にある肉屋で、熟成肉を看板に掲げる変わった店だ(4から8週間熟成)。料理通信の最新号で大々的に取り上げられている。詳しくはWebサイトを見ていただくとして、扱う肉も独特なら、まるで高級ブティックのような内装も独特。料理通信を読んでいなければ、きっと行くことはなかったと思う。表紙になったのと同じ部位。\2150/100gで2万円弱。竹の皮に包んでくれる。さて、はじまりはじまりー。スタートは甲州から。2008 Citrus Scent甲州(Soryu Winary)甲州のなかではお気に入りの一本。ソウリューのシトラス。甲州としてはふくらみがあり、フィニッシュはわずかに甘みが残る。もちろん甘みといっても辛口の範囲での話。やっぱりおいしい。ソウリューのシトラスを探す>ヌーボーはフォレとパカレ。2009年のヌーボーは週末だけでなくなってしまいましたね。2009 Beaujolais Villages Nouveau(Jean-Marc Laforest)ボジョレー・ヴィラージュ ヌーボー(ジャン・マルク・フォレ)ふくよかで力強い。バランスもよくて素晴らしいヌーボー。2009 Beaujolais Vin de Primeur(Philippe Pacalet)ボジョレー・ヴァン・ド・プリムール(フィリップ・パカレ)フォレがあくまでもヌーボーらしくMC香がするのに対し、こちらはヌーボーらしくないヌーボー。MC香はほとんど感じられず、しっかり濃縮度がありながら洗練されている。恐るべきパカレ。スタイルが違うだけに好みの差が出る比較だけれど、圧倒的にパカレの人気が高かった。パカレさんのを毎年飲んでいるわけじゃないけど、おそらく過去最高の出来では?1998 Beaujolais-Villages Nouveau(Georges Duboeuf)ボジョレー・ヴィラージュ ヌーボー(ジョルジュ・デュブッフ)こちらは11年熟成のヌーボー(笑)。コルクを抜くと、裏には酒石がいっぱいついていた。ちょっぴり不安だったけれど意外に飲める。また思っていたほどやせていなくて、熟成の進んだピノ・ノワールのよう。個人的には「意外にイケル」と思っていたのだけれど「きれいに熟成できなかったブルピノ」と言われてしまった。先入観で飲んでいるという疑念はあるけど、オールドヌーボーはまだまだあるので、こんどはブラインドで出してやるー。古酒好きの人ならば、おいしいと思う人が少なからずいると思う。酒石がびっしり桜新町ブロートハイムのパンと明治屋のプロシュート。トレフルのチーズ。リヨン風サラダ リヨンはボジョレーの近くカキのオーブン焼きPart2へ続く。気が向いたら投票お願いします→
2009.12.03
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前回からの続き。友人が佐原「長谷川」のウナギを差し入れてくれたので、イタリアンメルローを用意してみました。1999 Cantico(Podere la Cappella)カンティコ(ポデーレ・ラ・カッペラ)\9,000くらい, リカーMORISAWA, 2002年10月購入Toscana, Italia - 赤辛口ルカ・ダットーマが手がけるメルロー100%。いちおうレアワイン。イタリア!!少し酸化気味のせいもあると思うけれど、イタリアらしい酸が印象的。メルローとは思えない味わい。次のガラトローナよりもこちらを評価する声もあったけれど、個人的にボトルコンディションに疑問があるので評価保留。カンティコを探す>1999 Galatrona(Petrolo)ガラトローナ(ペトローロ)Toscana, Italia - 赤辛口\10,000くらい, リカーワールド, 2001年9月購入ワイナート12号にて、ルカ・マローニ氏が次のようにコメントしていたので思わず購入したワイン。---過去3年間の味覚上の価値から判断するに、現在イタリアンのペトリュスはまぎれもなく、ファットリア・ディ・ペトローロである。果実味の凝縮度と香りのエネルギー感にはつくづく瞠目させられるが、1999年ヴィンテージは、今までで最高の出来となっている。---カンティコと同じく、トスカーナのメルロー100%なのにまったく違う味わい。若さをたたえながらも、メルローらしいグリップのあるミドルボディ。こちらのほうがボルドーに近いけれど、ペトリュスかと聞かれれば否。この先どのように成長するかわからないけれど、メルロー100%ならばマッセトのほうがひしひしとポテンシャルを感じる。これはこれでおいしいのだけれど、ポムロールのトップシャトーが持つスケールや複雑さは感じない。カンティコとはスタイルが違うだけに評価は分かれた。個人的にはガラトローナ。とはいえ、イタリアの1万円近いワインとしてはともに不満が残る。正直なところスーパータスカン系で感動することは少ない。1万円以上出すならば、バローロやバルバレスコ、ヴァルポリチェッラに感動を覚える。ガラトローナを探す>1997 Cabernet Sauvignon Lafoa(Corterenzio)カベルネ・ソーヴィニョン ラフォア(コルテレンツィオ)Alto Adige, Italia - 赤辛口\6,000くらい, 酒喜屋, 2001年12月購入当初のリスト外だったけれど流れで出してみました。協同組合ながら優れたワインを生み出すコルテレンツィオの赤のトップ「ラフォア」。柔らかくはなっているのだけれど、グレートビンテージらしい若さもあり熟成香が出るまでには至っていない。今飲んでもそこそこのおいしさはあるのだけれど、もっと寝かせておけばよかった。コルテレンツィオのカベルネ・ソーヴィニョン ラフォアを探す>Engeholler Goldemund Riesling TBA(Lanius-Knab)Mittelrhein, German - 白極甘口友人の差し入れ品で、その友人の修業先。さすがTBAと思える密度感。しっかりとした甘さ。マイナー産地といえどもあなどれない。今年飲んだデザートワインではトップクラス。2004 G-5 Garnacha(Vinos Sin-Ley)G-5 ガルナッチャ(ヴィノス・シン・レイ)Spain - 赤辛口\3,500くらい, 2006年5月購入少々飲み足りなくて出したワイン。たしかパーカーさんが絶賛して高得点をつけたワイン。うーん、とてもくせのある味わい。料理後編前回以外の料理を紹介。今回紹介した以外にもラタトゥイユなどを作りました。いずれも好評で、自分的にも予想以上においしくてビックリ。野菜のココットオーブン焼き池尻の「レストランHOKU」の有機野菜のココット鍋焼きにインスパイアされて作ったもの。ルクルーゼに、Lonowaで調達した野菜(ジャガイモ、山芋、ヤングコーン(生)、カブ、紫タマネギ、ニンジン、トマト、etc)を投入して、塩を少しと、ビネガーを少々垂らして、あとは野菜の水分で蒸し煮。HOKUの完成度には及ばないけれど、女性陣に大好評。水分の少ない野菜が多いときには水を少し足してもいいかも。生のヤングコーンは初めて見た。ズッキーニの肉詰めとても太いズッキーニが売っていたので、ピーマンの肉詰めをヒントに作ってみました。ポイントは粗挽きのひき肉。肉がずれないようにズッキーニを少しだけ削って、ハーブと塩を入れたひき肉を乗せて、あとはオーブンでいい色になるまで焼いて出来上がり。ダイナミックな料理でおいしー。反省点は、太いズッキーニだったので、ズッキーニは下ゆでしたほうがよかったかも。牛肉の赤ワイン煮 定番なので驚きはしないけれど赤にはベストマッチ。まとめ:値段的には赤に高いものが集まったけれど、印象に残ったのは白だった。とくにギュファンとルフレーヴはよかった。とはいえビックリするほどのものがなかったのは残念。次回は、もっとメリハリをつけたリストにしたい。そんなこともあり、ワインよりも料理が印象的なワイン会だった。自分で作っておいて言うのもなんだけどね(笑)。そして差し入れしてくれたみなさんありがとうございました。次回は9月か10月かな。気が向いたら投票お願いします→
2009.07.10
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友人を招いての自宅ワイン会。白を中心に、イタリアの赤というラインナップになりました。1998 Vilmart Cuvee Creationヴィルマール キュヴェ・クレアシオンChampagne, France - 白泡辛口\11,000, 松澤屋, 2008年11月購入昨年末に飲んで印象のよかった98のヴィルマール・クレアシオン。バランスがよくて力強さもあってよいのだけれど、前回飲んだボトルのほうが素晴らしかった。でも比較しなければ素晴らしいシャンパーニュ。ヴィルマールのキュヴェ・クレアシオンを探す>2004 Scharzhofberger Kabinett(Egon Muller)シャルツホフベルガー・カビネット(エゴン・ミュラー)Mosel-Saar-Ruwer, German - 白やや甘口\5,000くらい, オーケストラワインショップ, 2006年6月購入王道過ぎるけれどエゴン・ミューラーのカビネット。軽い熟成香と、モーゼルらしい切れ上がる酸、目の詰まった密度のある酒質。カビネットとしては強めの甘み。さすが良年のエゴン・ミューラーと感心するけれど、これだけしっかりしていると合わせる料理が難しい。料理と合わせるならば、Q.b.Aのほうがよいかもしれない。エゴン・ミュラーのカビネットを探す>Egon Muller Rieslingエゴン・ミューラ・リースリングQ.b.A.20042005 Vouvray Le Haut-Lieu Sec(Domaine Huet)ヴーヴレー・レ・オー・リュー・セック(ユエ)Loire, France - 白辛口\3,300, 銀座ヴィナリス 2009年5月購入若々しくてミネラリー。06の"Le Mont Sec"も素晴らしかったけれど、こちらもそれに劣らず素晴らしい。06と飲んだ日にちの違いを考えれば若い仕上がり。白のスターターは、これにすればよかった。ユエのヴーヴレーを探す>2007 Bourgogne Blanc Chaumes de Perrieres(Raymond Dupont-Fahn)ブルゴーニュ・ブラン ショーム・ド・ペリエール(レイモン・デュポン・ファン)Bourgogne, France - 白辛口\3,360, Fine Wine Club, 2009年5月購入ル・ジュー・ドゥ・ラシエットのブログで紹介されていたワインとして先日飲んだもの(そのときのブログ)。2ヶ月前に飲んだばかりなので印象は変わらず。大きくはないけれど良質なブルゴーニュブラン。夏に飲むなら、このくらい溌剌さがあってもいいけれど、1年くらい寝かせたらもっとよくなると思う。デュポン・ファンのショーム・デ・ペリエールを探す>2002 Pouilly-Fuisse "La Roche"(Guffens-Heynen)プイィ・フュイッセ ラ・ロッシュ(ギュファン・エナン)Bourgogne, France - 白辛口\6,500くらい, やまや, 2004年4月購入お得意のギュファン・エナン。しっかりしたストラクチャがあり、それでいて厚ぼったくもなくミネラルや酸も十分。ほどよい熟成が入って飲みごろ。ギュファン節ともいえる魅力的な香りは少なめだったけれど、さすがギュファンの中でもトップクラスの畑。今日の中ではたぶん一番人気。ギュファン・エナンのワインを探す>1997 Puligny-Montrachet 1er Cru Clavoillon(Domaine Leflaive)ピュリニー・モンラッシェ プルミエ・クリュ クラヴァイヨン(ルフレーヴ)Bourgogne, France - 白辛口\7,500くらい, カーヴ・ド・リラックス, 2000年4月購入ずいぶん前に買っていたクラヴァイヨン。しょっぱいと思えるほどのミネラル、Char臭、ほどよい熟成香。以前Char@diaryさんに飲ませていただいたものより熟成して、飲みごろ感ある味わい。全体的にはピュリニーらしい厳しさが支配している。上の畑との違いは、ふくよかさや色っぽさか。ギュファンとルフレーヴはどちらも素晴らしい状態。ギュファンのほうが人気だったけれど、好みによって異なるレベルだと思う。ギュファンのほうが、より色っぽかった。ルフレーヴのクラヴァイヨンを探す>04が一万円ちょいなら悪くない。ピュリニー・モンラッシェ・クラヴァイヨン[2004] Puligny Montrachet Clavoillon 750mlルフレ...料理は、前編と後編に分けて一部を紹介。今の季節は夏野菜だろうってことで、野菜中心のメニューにしてみました。食材は、駒沢公園裏にできたこだわりのマーケット駒沢Lonowaでおもに調達。オーガニックものや、めずらしい野菜が充実していておすすめ。カツオのたたき、にんじんの葉、塩トマト葉付きのニンジンが売っていたので、そこから発想。にんじんの葉を食べてみると、くせが強かったのでカツオと合わせてみました。ブロック状の黄緑色のものは未成熟の塩トマト。思いつきの料理ながら相性ばっちり。カツオにはくせの強い野菜がよく合う。生しらすのカッペリーニ、塩トマトとカラスミをかけて近所の魚屋で生しらすが売っていたので、ネットのレシピを参考にしながらアレンジ。おいしくできたけれど、これだけ大量に作るなら、しらすをもっと投入してもよかった。赤編に続く。気が向いたら投票お願いします→
2009.07.09
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Part1に引き続き、こんどは赤と食事。1998 Etude Pinot Noirエチュード・ピノ・ノワールNapa, California, USA - 赤辛口$38.95(当時のレートで約4,500円, K&L, 2000年6月購入今ネットで検索してみると結構見つかるけれど、2000年当時は珍しかったエチュードのピノ・ノワール。サンフランシスコの酒屋で見つけて購入したもの。開いていて、いきなりおいしい。しっかりとしたストラクチャがあり、タイトで少し苦みもある。カレラやオーボンクリマと比べると、よりブルゴーニュチック。まだ若いところも残しながら、少し熟成も入った飲みごろ。今日の赤の中ではたぶん一番人気。エチュード・ピノ・ノワールを探す>6千円くらいで買えるなら十分よさそう。1990 Pahlmeyer Red Caldwell Vineyard Napa Valleyパルメイヤー・レッド・コールドウェル・ヴィンヤード・ナパ・ヴァレーNapa, California, USA - 赤辛口$69.95(当時のレートで約8,500円), K&L, 1999年10月購入気になっていた銘柄だけれど、ほとんど経験のないパルメイヤー。これは畑名つき。嫌みもなくフラッグシップらしいしっかりとした構造とグリップ。でも、予想していたよりも若々しく、まだ固さもタンニンもある。今飲んでもそこそこおいしいけれど、あと10年後くらいに飲んでみたい。1992 Alzero Cabernet Franc(Giuseppe Quintarelli)アルゼロ・カベルネ・フラン(ジュゼッペ・クインタレッリ)Veneto, Italia - 赤甘口$99.99(当時のレートで約11,500円), K&L, 2000年6月購入クインタレッリのレアワイン。ヘビー級ボトル入り。カベルネフランで作った甘口。当時アメリカで見つけたときも安いと思った。でも現在は楽天で検索すると5万円くらいになっている。あれ、バニュルスと変わらない...。時間がたってくるとバニュルスとは違うボディの骨格が出てくるのだけれど、結局は大きく変わらない。まずいわけじゃないけれど、値段を考えると微妙。たった一本では判断できないけれど、クインタレッリマニア向け&飲むときにはデカンタージュ or 十分時間を持って抜栓するのがおすすめ。☆円高還元セール☆アルゼロ [1993] ジュゼッペ・クインタレッリ【あす楽対応_関東】【あす楽対...クインタレッリ赤のラインナップはすべて飲んでいるけれど、個人的にはスタンダードなヴァルポリチェッラが一番好み(もちろんアマローネよりも)。2000 Patrimo(Feudi di San Gregorio)パトリモ(フェウディ・ディ・サングレゴリオ)Campagna, Italia - 赤辛口\13,000くらい, 酒喜屋, 2002年10月購入リーズナブルなものからいいワインを作っているフェウディ・ディ・サングレゴリオのトップキュヴェ(たぶん)。DRCを超える超ヘビー級のビン。750mlなのにマグナムのような大きさと重さ。今まで見たワインボトルで一番重い。パワーと新樽のミルキーさ。ミルキーという意見が多かったけれど、今日のような古めのラインナップのなかだと目立つだけで、普通に飲めば個人的には許容範囲。とはいえ、現時点ではパワーが先行し、素直においしいとはいえない状態。あと一本あるけど、最低でもあと5年は熟成させたい。パトリモを探す>1994 Huxelrebe Auslese(Keller)フクセルレーベ・アウスレーゼ(ケラー)Rheinhessen, German - 白甘口友人がワイナリーを訪問して買ってきたもの。購入してから時間がたっているし、吹いていたので不安があるとのことだったけれど見事的中。白ワインなのに赤ワインのようになっている。味わいは、なぜか酸化的なニュアンスはないけれど、とても酸っぱくなっている。味わい的にはぎりぎり許容範囲だけれど、なんだか体に悪そうなこともあり大量に残ってしまった。白ワインとは思えない色2004 Pacherenc du Vic Bilh 500ml(Chateau d'Aydie)パシュラン・デュ・ヴィック・ヴィル(シャトー・ダイディ)Sud-Ouest, France - 極白甘口\1,700くらい, うきうきワインの玉手箱, 2007年2月購入おすすめの安うま甘口ワイン。まるでモン・ブランのマロンのよう。デザートワインとしては珍しい味わいながらも、親しみやすい飲み口でぐいぐい飲めてしまう。みんなに人気も高かった。この値段でこの満足感はおすすめ。パシュラン・ドゥ・ヴック・ビル[2005] シャトー・ダイディこの作り手のマディランもおすすめ。料理編:友人が前菜系を何品か差し入れてくれて豪華になりました。厚切りベーコンとベビーリーフのサラダサルバチコと生ハムのサラダ黒豆の洋風煮込みウニのクリームパスタ鯛の香草塩釜焼き写真はイマイチだけれど40センチオーバーの大きな真鯛。塩釜を作るのは久しぶりだけれど、予想以上においしくてビックリ。肉厚でとてもジューシー。見栄えがするし簡単だし、ゲストが来たときには最適。とはいえこのくらい大きいと人数が必要。薄切り牛肉の煮込みガレット・デ・ロワ二子玉川高島屋に入っている「ビゴの店」で購入。ガレット・デ・ロワは1月に食べるフランスのお菓子。中にはフェーブという陶器で出来た人形が1つだけ入っている。これに当たった人は今年一年幸福が訪れると言われ、王冠をかぶって祝福される。で、興味本位で買ったのだけれど、意外においしくてビックリ。来年からは恒例にしよう。まとめ:なんと言ってもオーブリオン・ブラン89は圧倒的な存在感。2番手グループがエチュードとダイディのパシュラン。あとはグラーヴの白2本かな。それ以外のものは、飲みごろを外していたりとちょっと差がある評価。料理は自分で作りながらも鯛の香草塩釜焼きに感動。ウニのパスタも人気が高かった(落合シェフのレシピ)。それとガレット・デ・ロワの思わぬおいしさ。中に何か入っているわけでもないのにストレートにおいしい。気が向いたら投票お願いします→
2009.01.12
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今年一回目の自宅ワイン会。今回のテーマはグラーブ白&ハンドキャリーのワインたち。2007 Macon-Villages Nouveau(Georges Duboeuf)マコン・ヴィラージュ・ヌーヴォー(ジョルジュ・デュブッフ)Bourgogne, France - 白辛口\2,000くらい, OK, 2008年11月購入スターターは、昨年印象的だったマコン・ヌーヴォー。軽やかで香り高くて、何度飲んでもおいしい。船便が安く出回るようなら、あと何本か買ってもいいかな。マコン・ヌーヴォーを探す>1979 Alain Robert Menil Traditionアラン・ロベール メニル・トラディションChampagne, France - 白辛口\18,000くらい, アサヒヤ江古田, 2000年12月購入アラン・ロベールのトップキュヴェ。コルクを抜くとほとんど圧力を感じない。グレートビンテージの79とはいえ、だいぶ進んでいるかなと思ったけれど意外にも味わいはまっとうでビンテージ相応の熟成度具合。泡の強さは微発泡程度。スティルワインとして楽しめるかもと思ったけれど、このボトルに関してはスケールは思ったほど大きくないし、わたしの好みのスタイルとちょっと違う。でも評価していた人もいた。1998 Ch.Couhins-Lurtonシャトー・クーアン=リュルトンPessac-Leognan, Graves, Bordeaux, France - 白辛口\4,200くらい, やまや, 2000年6月購入やわらかく熟成したグラーヴ。酸化の兆候はなく健全。安心して飲めるボルドー白古酒。ボルドーブランというと若飲みが多いけれど、グラーヴのものはエイジングポテンシャルがあるものが多いような気がする。1998 Les Plantiers du Haut-Brion(Ch.Haut-Brion)レ・プランティエール・デュ・オーブリオン(シャトー・オーブリオン)Pessac-Leognan, Graves, Bordeaux, France - 白辛口\6,500くらい, エノテカ, 2006年3月購入同一ビンテージ対決。こちらの方が若くてメリハリがある。現時点ではスタイルが違うだけに評価は分かれた。個人的にはこちらが好み。1989 Ch.Haut-Brion Blancシャトー・オーブリオン・ブランPessac-Leognan, Graves, Bordeaux, France - 白辛口\30,000くらい, リカーモリサワ, 2002年5月購入今日の主役。2006年の新年会で飲んだ85年は神の領域だった。で、飲んでみるとやはり別格。香りの精妙さ、スケールの大きさ、余韻の長さ、すべてが別次元。ちょうど飲みごろ。香りは決して強くないのに印象的という、お香にも通じる瞑想感。なぜオーブリオン・ブランが高額で取引されるのか納得できる味わい。とはいえ、以前に飲んだ85年と比べるとスケールは二回りくらい小さい。あの85年が特別だっただけなんだけど(もう一度飲む機会があったけれどそれは普通だった)、それを別にすればやはり特別なワイン。オーブリオン・ブランを探す>古いビンテージはほとんど存在しないし、あっても手が出ない。もう少し若くてもいいなら、01くらいかな。それでも超高価。シャトー・オー・ブリオン・ブラン [2001]成城学園前の「ラトリエ・ドゥ・プレジール」のパン前々から気になっていたラトリエ・ドゥ・プレジールで初購入。天然酵母&有機栽培小麦のこだわりのパン屋。少々高めだけれど納得の味わい。中はもっちりとしていて食べ応え十分。今まではPAULをメインに、たまにブロートハイムとフォションだったけれど、ワイン会のときには、ここを使おう。神楽坂のチーズ専門店「アルパージュ」のチーズを友人が差し入れてくれた・コンテ・エクストラ・セレクション 24ヶ月熟成・ミラベラ(プラムブランデーでウォッシュ、シャンパーニュ地方)・ヴァルデオン(大カエデの葉に包まれたブルー、スペイン)さすがアルパージュ。どれもおいしいけれどコンテは絶品。ウォッシュのミラベラもくせがなくて食べやすい。Part2へ続く。気が向いたら投票お願いします→
2009.01.11
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白編、赤編に続いて、最後の甘口編。1995 Macon Clesse Cuvee Botrytis du 14 Octobre(Domaine de la Bongran - Jean Thevenet)マコン・クレッセ キュヴェ・ボトリティス・デュ・14オクトーブレ(ドメーヌ・ド・ラ・ボングラン)Bourgogne, France - 白極甘口\14,500くらい, KAJIWARA, 2002年12月購入ブルゴーニュでは珍しい貴腐ワイン。たしか94と95は、ワイナートで好評価を得ていたはず。名前の"14 Octobre"は、10月14日に収穫したという意味で、ビンテージごとに異なっている。色調は、わずかに赤みも入った濃いゴールド。貴腐、貴腐、貴腐しっかりした甘みと、苦みを伴った強力な酸が印象的で、口に含んだ瞬間、のどの奥がキュンとなる。かなり甘く、ボディもしっかり。ソーテルヌタイプか、ドイツタイプかと聞かれれば、ドイツのほうが近い。酸はドイツほど鋭くないけれど、マコンでここまで酸のレベルが高いのは驚き。高いだけあってさすがの味わい。ボングランのキュヴェ・ド・ボトリティスを探す>01のハーフが\9,000くらいで、95のフルボトルだと\25,095。203 Thungersheimer Scharlachberg Riesling Eiswein 250ml(Weingut Schwab)Franken, German - 白極甘口\3,360, 池袋東武, 2006年10月購入フランケンでは珍しいアイスワイン。それも250mlというプチボトル。ボングランと比べると甘みは弱め。とは言ってもボングランが強力に甘いだけで、こちらも単独で飲めば相当甘い。ブドウを感じる風味。アイスワインらしい透明感。すごくはないけれどおいしい。まとめ:人気が高かったのは、アントのムルソー、ラヴノーのヴァルミュール、パカレのジュヴレ、ルソーのシャンベルタン。一番人気も分かれた。個人的に、今飲んだ点で一番好きだったのはラヴノーのヴァルミュール。熟成の良さを感じさせる素晴らしいもの。次にパカレとアント。ルソーは、飲み頃じゃなかったということで3番手グループの評価。Part1に戻る。気が向いたら投票お願いします→
2008.06.30
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白編に続き赤編。2002 Gevrey-Chambertin 1er Cru La Perriere(Philippe Pacalet)ジュヴレ・シャンベルタン プルミエ・クリュ ラ・ペリエ―ル(フィリップ・パカレ)Bourgogne, France - 赤辛口\13,000くらい, リカーMORISAWA, 2004年6月購入賛否両論の激しいパカレ。個人的には嫌いではありません。比較的若いビンテージでも終わっていると聞くこともあるけれど、そのようなボトルに当たったことはありません。水のような薄っぺらいボトルに当たったことはありますが(笑)。賛否両論の激しい原因は、個人の嗜好差以外にも、コンディション差(ボトル差)が大きいと思う。また個人的にはよいと思っていない「村名ジュヴレ・シャンベルタン」を購入している人が多いことも一因だと思う。村名の赤なら「ポマール」のほうがお勧め。で、このワイン。終わっているどころか若い。リリース直後は、果実味爆弾というかブドウジュース的だったけれど、それも落ち着いて、若い自然派ワインらしい。一級の風格を感じる構造を持っていながらも、ふわりと軽やかな、すがすがしいノートが印象的で、素直においしいと思える味わい。アフターには少しタンニンも残る。分析的に飲んでみると、アフターは長くないという欠点はあるものの、独特の個性は印象的で人気の高かった一本。また暑い季節というのも、このワインに味方したのかもしれない。5年後くらいに、また飲んでみたい。パカレのジュヴレ・シャンベルタン ペリエ―ルを探す>調べてみると2005年ビンテージも01、02と変わらない値段。今までが高すぎたのか。1982 Latricieres-Chambertin(Mommessin)ラトリシエール・シャンベルタン(モメサン)Bourgogne, France - 赤辛口\5,500くらい, 竹澤, 2004年10月購入クロ・ド・タールを持っていることで有名なモメサンのネゴシアンもの。ものすごく安かったので期待していなかったけれど、弱いところやへたったところが無くて一安心。82年から想像するよりは若々しい。とはいえ、それぞれ個性を持った素晴らしいワインが揃った今回では力不足。普通で驚くこともない古酒。1996 Gevrey-Chambertin 1er Cru Les Cazetiers(Philippe Leclerc)ジュヴレ・シャンベルタン プルミエ・クリュ レ・カズティエ(フィリップ・ルクレール)Bourgogne, France - 赤辛口\6,000くらい, よしや, 2000年4月購入濃いー。黒ワイン。おそらく多くの人が想像する、濃いフィリップ・ルクレール節。長年の熟成で酒質に丸みはあるものの、ブルゴーニュだと思って飲むと「違うだろう」と思えてしまう。アペラシオンを気にせず、ワインとして飲めばマズイわけじゃないのだけど、今のような暑い季節に飲むワインではないと思う。残りのワインは長期熟成決定。80年代中盤は樽の印象や濃厚さは感じ取れないので造りが違うのか。恥ずかしながら、10年くらい前に若いビンテージを飲んだときには、若いピチピチ感と相まって、そのインパクトは嫌いじゃありませんでした。自分自身が若かったこともあるけれど。フィリップ・ルクレールのワインを探す>2001 Chambertin(Armand Rousseau)シャンベルタン(アルマン・ルソー)Bourgogne, France - 赤辛口\16,000くらい, はせがわ酒店, 2004年6月購入できかけの球体。誰もが考える正統的なブルゴーニュ。口に入れたときの広がりやアフターの長さ、舌触りのなめらかさは、これまでとは一線を画す。現在は熟成途上でポテンシャルだけで飲んでいる印象。分析的に飲めば偉大なワインなのだけれど、熟成途上&直球すぎる味わいは、直感的に飲んでしまうと今日のなかでは面白みに欠けた。もちろん将来は期待大だけど。あと2本あるので「しまった感」は無いけれど、残りは10年以上熟成させたい。[2001] Chambertin シャンベルタン 【アルマン・ルソー】 750mlヴィンテージにこだわらず探してみると\52,500が最安値(?)。正規インポーター経由のものをリリース直後に買わない限り、もう手の出ない領域。1997 Sito moresco(Gaja)シト・モレスコ(ガイヤ)Langhe, Piemonte, Italia - 赤辛口\3,000くらい, カーヴ・ド・リラックス, 2001年9月購入赤はルソーでおしまいのハズが、もっと飲みたいとのリクエストで登場。ガイヤのシト・モレスコ。品種構成はビンテージによって違うみたいだけれど、ネッビオーロ、カベルネ・ソーヴィニョン、メルローのブレンド。パワー全開。強いー!97というグレートビンテージの恩恵なのか、あまりの強さにヘキヘキしてしまう。現時点では評価不能。10年後に飲み頃になっている自信も無し。ガイヤのシト・モレスコを探す>赤のなかではパカレとルソーの人気が高かった。長くなったので甘口編は次回に繰り越し。気が向いたら投票お願いします→
2008.06.29
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今回のメンバーとは約半年ぶりの自宅ワイン会。ジュヴレ・シャンベルタンを中心に、それ以外は気になるワインをピックアップしてみました。料理の写真はないけれど、ガスパチョ、完熟トマトのヨーグルトソース、ラタトゥイユ、牛のたたき、パスタ2種、etc。野菜中心の料理にしてみました。しっかり冷やしたガスパチョが意外に人気。暑い季節のスターターには冷たい料理がいいですね。NV Guy Charlemagne Brut Roseギィ・シャルルマーニュ ブリュット・ロゼLe Mesnil-Sur-Oger, Champagne, France - ロゼ泡辛口\2,980, ひしゃく屋, 2008年3月購入ロゼは初めてだけれど、よく飲んでいるギィ・シャルルマーニュ。キリリと引き締まったスタイルが好み。ロゼっぽさも少しあって誰でもおいしいと思える味わい。これはセールで購入した特売品だけれど、安すぎです。ギィ・シャルルマーニュのロゼを探す>1998 Henri Giraud Fut de Chene Ay Grand Cruアンリ・ジロー・フュ・ド・シェーヌ アイ・グラン・クリュChampagne, France - 白泡辛口\19,800, やまや, 2007年5月購入最近、幻のワインとして注目されたアンリ・ジローのフュ・ド・シェーヌ。アンリ・ジローのなかでは、これだけが飛び抜けて高い。がっちりしたスタイルかと思ったら意外にエレガント。凝縮感はあるのだけれど、それほど濃いわけではなく、ある種、香水のような独特の香味が印象的。ボトル差もあるとは思うし、もっと熟成した姿を見たい気もするけれど、現在3万円前後で売られていることを思うと微妙な心境。アンリ・ジローのフュ・ド・シェーヌを探す>2000 Meursault(Arnaud Ente)ムルソー(アルノー・アント)Bourgogne, France - 白辛口\8,000くらい, 酒のやまいち, 2003年2月購入ジョージアン・クラブの閉店直前に飲んで印象のよかったアルノー・アント。ストックを持っていたことを思い出し、飲んでみました。強靱な酸が印象的。最初ボディの厚みには気がつかなかったのだけれど、温度が上がってくるとムルソーらしいふくよかさも少しは出てくる。再確認のために少しだけ残しておいたものを翌日チェックすると、落ちるどころか向上している。飲みごろは先だけれど、じっくり飲めば今でもポテンシャルをひしひしと感じるはず。一流の生産者だけが持ち得る、凄みのある酸。ピュアでくもりのないボディ。コシュ・デュリ、ラフォンなど、ムルソーのトップクラスと比較しても見劣りしないのではないのだろうか。ラフォンとはスタイルが違うけどね。それにしても村名で、この出来。恐るべし。アントのムルソーを探す>ムルソー[2004] アルノー・アント\8,000から\10,000くらいと村名としては安くないけれど、素晴らしいワイン。でも大人数で飲んでしまうと、わかりづらいかも。1997 Chablis Grand Cru Valmur(Francois Raveneau)シャブリ・グラン・クリュ ヴァルミュール(フランソワ・ラヴノー)Bourgogne, France - 白辛口\5,000くらい, eX-WINE, 2001年12月購入現在とんでもない値段になっているラヴノーさん。このヴァルミュールは、2年くらい前にラ・ロマネさんやhidepxさんと飲んだものと同じ。そのときは若干よれているような印象を受けて、内心「微妙にコンディションが悪い」と思ったので、残りのワインが気になっていた。こちらは完璧なコンディション。ミネラル爆弾。ラヴノーとしては、大きなスケールではないけれど、少し熟成が入り、独特の熟成香が心を魅了する。長大な余韻。ふところの深い淑女。今回は、かなりよい赤も出したのだけれど「今飲んだ点」で今日のNo1候補。ただし今回は意見が分かれました。ラヴノーのヴァルミュールを探す>赤編に続く。気が向いたら投票お願いします→
2008.06.28
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順序が前後してしまったけれど、少し前にやった自宅ワイン会を紹介。メンバーが違うこともあるけれど、シュヴァルブラン垂直のときほどディープではなく、もっと軽やかなリストを組み立ててみました。2000 Macon-Pierreclos "Le Chavigne"(Guffens-Heynen)マコン・ピエールクロ "レ・シャヴィーニュ"(ギュファン・エナン)Bourgogne, France - 白辛口\3,000くらい, やまや, 2002年7月購入完全に定番化しているギュファン・エナン。まったりとしたべっこう飴。かすかに樽。このボトルは思ったよりも熟成が進んでいる。今でも十分おいしいのだけれど、2,3年前に飲んであげたほうが良かったかもしれない。今飲むなら02, 03, 04あたりが良いかも。ギュファン エナン マコン ピエールクロ 2004 4,095 円1997 Pinot Noir Santa Maria Valley "La Bauge Au-dessus"(Au Bon Climat)ピノ・ノワール サンタ・マリア・ヴァレー "ラ・ボージュ・オー・デュッス"(オー・ボン・クリマ)California, USA - 赤辛口\5,000くらい, カーヴ・ド・リラックス, 1999年6月購入よほど知っていないと、ボトルを見ただけでは値段がわかりづらいオー・ボン・クリマ。高級ラインはビッグボトルが多いのだけれど、細いタイプのボトルでも、畑によっては高いものがあるだけに難しい。とても美しく熟成している。コート・ド・ニュイのようなシャープなスタイルではないけれど、ふところの深い柔らかさ。古酒の領域には至っていないけれど、すべての要素がきれいに一体化し、とろっとした口当たりが心地よい。熟成したオー・ボン・クリマはそこそこ飲んでいるけれど、赤も白もおいしいのが多い。オー・ボン・クリマのピノ・ノワールを探す>1995 Ch.Rol Valentinシャトー・ロル・ヴァランタンSt-Emilion Grand Cru, Bordeaux, France\9,500くらい, ワインセラーウメムラ, 2000年4月購入昨年99年が印象的だったロル・ヴァランタン(そのときのブログ)。それに味をしめて95を開けてみた。うーん、クローズしているというか、おとなしい。95はファーストビンテージだけにイマイチだったのか。それとも熟成のはざまなのか。99に感じた素晴らしさがまったくなくて残念。ロル・ヴァランタンを探す>1999 Barbera d'Asti Superiore(La Spinetta)バルべラ・ダスティ・スペリオーレ(ラ・スピネッタ)Piemonte, Italia - 赤辛口\5,000くらい, 酒喜屋, 2001年12月購入ロル・ヴァランタンがこけてしまったので、出したのがラ・スピネッタのこれ。スピネッタの中ではとてもお勧め。カツーンと来るインパクト。しっかり凝縮感がありスパイシー。バルベラとしては高いけれど、それ以上の満足度。まだ若さもあり素晴らしい。今日の一番。お勧めです。ラ・スピネッタのバルベラを探す>ラ・スピネッタ ”ビオンゾ”バルベラ・ダスティ・スーペリオーレ[2005... 6,279 円鯛のカルパッチョ こちらは鯛の状態が良く、前回よりおいしくできました。ホタテのタルタルラタトゥイユ角切り牛肉とジャガイモの煮込み・キャンティ風 フィレンツェで習った料理。前回70点の出来だったので再チャレンジ。今回はうまくいきました。みじん切りのレモン皮とニンニクを載せるのがアクセント。気が向いたら投票お願いします→
2008.02.01
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Part3まで引っぱったワイン会も今回で終了。no photo1995 Chianti Classico(生産者失念)友人の差し入れ。なかなかおいしいキアンティではあったけれど、今日のなかでは力不足。飲んだ相手が悪かった。1997 ProvidenceプロヴィダンスNewzealand - 赤辛口\10,500くらい, ウメムラ Wine Cellar, 2001年5月購入プライベート・リザーヴが予想を超えてはるかによかったので、こちらのノーマルキュヴェも勢いで開けちゃいました。こちらはメルロー主体。この97が「97=ぬか漬け」説の元凶になったワインで、購入直後に飲んだものは正直好みじゃなかった。ということで、さすがにこちらは厳しいだろうと思い抜栓。ところが、これまた素晴らしい。薄いんだけれど、しっかりうまみがのっている様子は、和食のだしのよう。味わいはプライベート・リザーヴと似ていて、こちらのほうがフルーティー。購入当初に感じたぬか漬けはほとんどない。ボトル差だったのか、それとも消えたのか。プライベート・リザーヴとノーマルの価格差が大きいならば、ノーマルの方がいいかな。とはいえ、今回どちらが好きかといわれればプライベート・リザーヴなんだけど(笑)。プロヴィダンスを探す>季節柄モンドール。ユーロ高もあって伊勢丹では\8,000近くしたらしい。差し入れてくれた友人に感謝子羊のロースト、ニンニクのコンフィとともに せっかくラック(ブロック)で焼いたのに写真取り忘れ。これは残り物をあわてて撮影したもの。角切り牛肉とジャガイモの煮込み・キャンティ風締めの甘口2種。1998 Engehoeller Bernstein Riesling Auslese 500ml(Lanius-Knab)Mittelrhein, German - 白甘口友人が修業していたワイナリーのおみやげ。日本でミッテルラインてあまり見ないね。で、ワインのほうは甘くて酸っぱくておいしい。アウスレーゼとしては残糖が多い方でデザートワインとしても十分。もちろんドイツなので、しっかり酸も乗っていて、マイナー産地の野暮ったさもない。今日の甘口対決はこちらの勝利。1997 Bonnezeaux Cuvee Zenith 500ml(Rene Renou)ボンヌゾー キュヴェ・ゼニス(ルネ・ルヌー)Loire, France - 白極甘口\5,000くらい, 松澤屋, 2000年5月購入パーカーさんが高得点をつけているということで購入し、しばらく忘れていた。こちらは貴腐香豊かでしっかりとしたボディーはあるけれど、アウスレーゼのあとでは酸が少なく、ややフォーカスがぼけたような印象。別にマズイわけじゃないんだけど、もうちょっと酸が欲しい。誰かがフォアグラと合わせたいと言っていたけれど、たしかにフォアグラならばこちらのほうが合いそう。まとめ:フューザル以外は、いずれもおいしいワインだった。その中でもプロヴィダンス(ノーマル、プライベート・リザーヴ)、シュヴァル・ブラン53は光った。次点はラニウス・クナッブのアウスレーゼ。シュヴァル・ブランの53はじっくり飲めば飲むほど素晴らしいワインで、その生命力に感心した。シュヴァル・ブランの53が一番人気だったのだけれど、個人的に同じくらい印象に残ったのがプロヴィダンスのプライベート・リザーヴ。想像をはるかに超える素晴らしさだった。プロヴィダンス安く売ってないかな。プライベート・リザーヴが高かったら、ノーマルでも良い。タカムラでプライベート・リザーブ01が\18,585。大元でノーマル94が\19,740。うーん、悩む。■プロヴィダンス・プライヴェート・リザーヴ [2001]750mlプロヴィダンス[1994](赤)Part2へ戻る。Part1へ戻る。気が向いたら投票お願いします→
2008.01.21
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ハイライトの赤編。1998 Le Petit Cheval(Ch.Cheval Blanc)ル・プチ・シュヴァルSt-Emilion Grand Cru, Bordeaux, France - 赤辛口\5,500くらい, ヴァン・ドゥ・ラ・コリーヌ, 2002年4月購入凝縮感は少し低めだと思うけれど、普通においしいサンテミリオン。思ったよりシュヴァル・ブランらしさはない。1997 Providence Private Reserveプロヴィダンス・プライベート・リザーヴNewzealand - 赤辛口\13,500くらい, かわばた酒店, 2001年5月購入シュヴァル・ブランということでチョイスしたのがニュージーランドのプロヴィダンス。弁護士のジェイムズ・ヴェルティッチ氏がシュヴァル・ブランを目指して作ったワイナリー。最近はあまり話題に上らないけれど90年代後半にブレイク。亜硫酸無添加のピュアな味わいは、ビンテージによるばらつきはあるものの、当たったときは上級のサンテミリオンを凌駕する素晴らしさ(だと勝手に思っています)。このプライベート・リザーヴは、カベルネ・フラン66%、メルロー33%、マルベック1%とシュヴァル・ブランに近い。とはいえ、ほぼ同時期に買った97のノーマルはぬか漬け状態だったので、少々不安を抱えながら抜栓。すばらしい! ニュージーランドだとわかる人がいるのだろうか。かみしめるほどおいしいワイン。うすさと密度感の両立。透明感のある色調で、ピュアで柔らかな口当たり。熟成香が出るほどの古さは感じないのだけれど、タンニンはきれいに溶け込みツルンとしている。けっして濃くないのだけれど、密度感があり、余韻も長い。ボルドー系薄ウマ。参加者のなかには「ピノと間違う人が多いのでは」という人もいるほど。ここまで古いプロヴィダンスを飲んだのは初めてだけれど、これほどおいしいとは思わなかった(94年は飲んだことがあるけれど、90年代末に飲んだ)。それにしてもこれは安かった。プロヴィダンスは当時でも2万円以上していたのを、この値段で買ったんだよね。お店の保存状況が心配だけれど、ぜひ、もう一本買いたいワイン。1本をじっくり飲んでみたい。プロヴィダンスを探す>1983 Ch.Cheval Blancシュヴァル・ブランSt-Emilion Grand Cru, Bordeaux, France - 赤辛口\35,000くらい, エノテカ, 2001年4月購入53のシュヴァル・ブランが終わっていたときの滑り止め。評判のよい83なのだけれど、今までなぜか相性がよくない。シダー、スモーク、シュヴァル・ブランらしい正統的な味わいながらも、タンニンも残り、まだ若さの残る味わいが印象的。単独で飲めば、もっとおいしく感じるはずだけれど、前後に飲みごろ感のあるボトルが揃ってしまったため今回はかわいそうだった。あと10∼20年後に飲んでみたい。それにしてもシュヴァル・ブランはとんでもない値段になってます。83年は在庫なしだけれど最安値は81,900円。個人的には今飲むなら84年くらいがお勧め。4年くらい前に飲んだときは、貧弱なビンテージを感じさせないおいしさだった。シャトー・シュヴァルブラン[1984]赤オールドヴィンテージ1953 Ch.Cheval Blancシュヴァル・ブランSt-Emilion Grand Cru, Bordeaux, France - 赤辛口\53,000くらい, 松澤屋, 2000年12月購入上の画像写真だとビンテージがわかりづらいので、ビンテージ部分だけを拡大。53だけは判読可能。真っ黒になったコルク コルクにはべったりと泥のようなものがついていた。薄く伸ばすと赤くなったのでオリのようだ。先っぽはボロボロで欠けてしまった。液面もミッドショルダーくらいと低く、エチケットもボロボロなので、かなり不安になりながら抜栓。グラスに注ぐと、83より濃いのではと思うほどしっかりした色調。当初は、こもった感じもあり少々不安だけれど、終わってないことだけは確信。時間をおくほど開いてくる。古酒としては、しっかりしたボディで、甘草や漢方薬のような香りがコンコンとわき上がる。タンニンは溶け込んでいるけれど、ツルンとした感じではなく、深遠なる男性っぽさ。いろいろな香りの要素が渾然一体とうねりをなす。こんなに古いのに、あきらかに83との共通点は感じるのはすごい。シュヴァル・ブラン恐るべし。オールド・ボルドー恐るべし。しっかり熟成感がありながらも力強く、なかなか落ちない。それどころが香りは開いてくる。これほど古いワインが、おいしく飲めるなんて、何と感謝すればいいのだろう。もっと若いシュヴァル・ブランで、これよりおいしいワインはあると思うけれど、歴史を考えると、この出会いにひたすら感謝するしかない。シュヴァル・ブランを探す>Part2で終わるつもりだったけれど、文章量が増えたので残りはPart3へ。Part1へ戻る。気が向いたら投票お願いします→
2008.01.20
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友人を招いて自宅でワイン会。ベースのワインはわたしのほうでコーディネートして、残りの何本かは持ち寄りにしてもらいました。価格表記があるのが、わたしの用意したワイン。毎年、年初は豪華ワインを飲もうということで用意したのが、53年のシュヴァル・ブラン。そこで赤はシュヴァル・ブラン関連銘柄を集めてみました。赤はPart2で紹介。NV Franciacorta Blanc de Blancs Brut(Cavalleri)フランチャコルタ ブラン・ド・ブラン ブリュット(カヴァッレーリ)Lombardia, Italia - 白泡辛口調べてみるとフランチャコルタでは評価の高い生産者らしい。たまにしか飲まないフランチャコルタだけれども、味わいも一般的に考えるスパークリングよりもあきらかに品質が高い。シャンパーニュとも十分比肩しうる味わい。それほど安くないのが難点だけれど、フランチャコルタを見直しました。このワインを探す>NV Turm-Exquisit Rose Trocken Sekt(Sektkellerei Am Turm)Pfalz, German - ロゼ泡辛口友人が個人輸入のゼクト。個人的に、ゼクトでは当たり外れが大きいのだけれど、これはアタリ。ロゼらしいチャーミングさで、比較的辛口に仕上がる。2000 Ch.Pape Clement Blancパプ・クレマン・ブランPessac-Leognan, Bordeaux - 白辛口初めてのパプ・クレマン・ブラン。グラーヴの白のなかでは高価な方で1万円以上するようだ。白の知名度はあまり高くないのになぜか高い。気になってパーカーポイントを調べてみるとだいたい90点前後。ただし05, 06には95点以上を献上。生産量が少ないから高いのか。まだ若く樽が強いけれど、なかなかのポテンシャル。値段も納得の味わい。あと5年後以降に、また飲んでみたい。シャトー・パプ・クレマン・ブラン[2002]1994 Ch.de Fieuzal Blancシャトー・ド・フューザル・ブランPessac-Leognan, Bordeaux - 白辛口\6,000くらい, 玉喜, 2000年9月購入大好きなフューザル、そしてグレートビンテージの94。ということで期待して抜栓。う∼ん、熱劣化&ピークアウト。年初に飲んだエール・ダルジャン94の素晴らしさとは正反対で、べっこう飴やシェリーのようになってる。購入してすぐ飲んだ方がダメージは少なかったかも。大好きなフューザルなのに、最近はハズレボトルにあう確率のほうが多い。残念。↓このくらいはおいしいと思うんだけどな。[2002] シャトー・ド・フューザル ブラン 750ml(グラーヴ)白【コク辛口】友人の差し入れ大根サラダ天然鯛のカルパッチョ、アルベルトさんちのエクストラヴァージンで有機野菜のグリル(ニンジン、カボチャ、カブ、茄子)サーモンのクリームソースパスタ(フジッリ)・ブイヤベース(no photo)ルクルーゼの鍋一杯にブイヤベースを作ったのに写真を撮り忘れ。撮ったつもりだったんだけどなあ。ブイヤベースをイチから作ると手間もお金も、とってもかかる。今回は初挑戦ということもあり65%の出来。もう作らないかも。(*_*)Part2へ続く。ワイン的には次回が本番なのだ。本命はもちろんのこと、ダークホースもうまかった。気が向いたら投票お願いします→
2008.01.19
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昨日からの続きで今日が最後。小中学校時代の友人と会って思うのは、大人になってからの友人ではあり得ないフランクさ。気をつかわない楽さ。きつい言葉を言い合っても、全然残らないというか、当たり前のようにみんな言い合っている。どこにボーダーラインがあるかは人それぞれだと思うけれど、個人的には高校までと、大学以降では明らかに違う。また小学校の同級生は100人未満と少なく(小学校の卒業時には2クラスしかなかった)、ほとんど中学校まで9年間一緒だったこともあって、小学校時代の友人はとくに親密に感じる。これからの人生、ここまでフランクにつきあえる人に出会えるか考えてみると、男性だとほとんど不可能。おつきあいする女性とは結構フランクになるので(笑)、少しは可能性があるけれど、やはり究極には難しいだろう。同級生という「きずな」に感謝するのであった。1999 Pavillon Rouge du Ch.Margaux(Ch.Margaux)パヴィヨン・ルージュ・デュ・シャトー・マルゴーMargaux, Bordeaux, France - 赤辛口\3,500くらい, マスモトヤ, 2002年3月購入リリース直後に数本飲んで、とてもおいしいと思って大量買いしたパヴィヨン・ルージュの99年。久々に飲んでみると熟成のはざま。若い果実味はないし、だからといって熟成香もない。閉じ気味で、ボディに対して酸が目立つ。残りは熟成決定。パヴィヨン・ルージュ99年を探す>1967 Ch.Latourシャトー・ラトゥールPauillac, Bordeaux, France 赤辛口\27,000くらい, 松澤屋, 2000年9月購入久しぶりのバースデイ・ビンテージワイン。デカンタージュして、少量だけテイスティンググラスに注いでみる。40年前のワインとしてはしっかりとした色合い。これなら大丈夫そうだと思い口に含んでみると、ムムムッ。少し漬け物臭がして、酸が先走った味。結構ピークアウトしているのだ!ガーーーン。ラトゥールをもってしても67年はダメなのか(涙)。それほど期待していなかったけれど、おいしくないのは厳しいと思い、ロブマイヤーに注いだワインはゆっくり飲むことにする。ところが30分くらいたつと激変。気になっていた漬け物臭も飛び、酸化して酸っぱくなっていると思ったボディは、熟成した古酒の甘みを取り戻し、そこそこのグリップもある古酒へと変貌。30年を超える古酒で、抜栓後にここまで良くなったのは初めて。モンスター揃いのラトゥールの中では傑出しているとは言えないけれど、40年前の弱いビンテージと考えれば十分おいしい。正直に告白すれば、67年があまり良くないこともあって、バースデイビンテージに興味はなかった。いちおう念のためにと何本かストックしているけれど、今まで気軽に知人にプレゼントしていたり、適当に開けていたりした。ところがである。このようなビンテージワインが友人との再会の場をつくり、また現在でも十分飲めるクオリティーで保たれていたと思うと感慨深い。1967年には何があったのだろう。国内では、佐藤内閣が非核3原則を表明し、小笠原諸島返還決まった年だ。また海外では欧州共同体(EC)成立した年でもある。当時の物価はザ・20世紀を見ると、以下の通り。ビールが異常に高い!公衆浴場料 32円、都バス 30円、地下鉄最低料金 30円、ビール 120円、牛乳 21円、かけそば 60円。また、わが家は中流家庭だったと思うが、幼稚園の頃までは自宅に電話はなく、もちろんテレビも白黒。2007年現在、あらためて自分自身の外見的変貌ぶりを考えてみると、大学生時代と比べてもかなり「いけません」の状態になっている。それに対して、67年のラトゥールは同じ時を刻みながら、十分飲めるし、抜栓後に復活する力強さも持っているのだ。いろいろ思いをめぐらすと、感慨深さがいっそう深くなる。同級生と飲んだことも一因だろう。初めてバースデイ・ビンテージのワインがよいと思えるひとときだった。↓現在の最安値は60,900円。ずいぶん高くなっちゃったけど、今の相場を考えれば仕方ないか。★1967年のメドック最高作品★CH.ラトゥール [1967]年≪1967年ボルドー・ベスト・ワイン≫1998 Cono Sur Merlot 20Barrelsコノ・スル メルロー 20バレルズChili - 赤辛口\1,900くらい, ワインセラーカツダ, 1999年12月購入リーズナブルでおいしく、また熟成もきく優秀なワイン。でもラトゥールのあとに語るのは野暮なのでコメント省略。牛肉の赤ワイン煮柔らかマッシュポテト。画像暗!Tokyo X豚のロースト、フルール・ド・セルを添えてスイカとパッソアのグラニテこれだけD80で翌日取り直し。楽しいひとときありがとう!気が向いたら投票お願いします→
2007.08.13
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昨日からの続き。2005 Macon-Pierreclos "En Crazy"(Guffens-Heynen)マコン・ピエールクロ “アン・クラジィ”(ギュファン・エナン)Bourgogne, France - 白辛口\4,830, 葡萄酒蔵ゆはら, 2007年4月購入大好物のギュファン。個人的にはリリース後、1∼5年くらいが飲み頃だと思っているのだけれど、我慢できずに2005年を飲んでみた。この"En Crazy"は、2005年初登場のキュヴェ。eswineのコメントによると『葡萄の収量を「クレイジー」なほど極端に抑え、さらに1割を新樽熟成させている』らしい。口に含んでみると、ソリッドで固く閉じている。品位は感じるものの、ギュファン節ともいえる妖艶な香りはなく、現時点で素直においしいとは言いづらい。別にまずくはないが、早く開けすぎたと感じる味わい。安心した点は「クレイジー」というほど濃厚なスタイルではなかったこと。今までもリリース直後にギュファンを飲んだことはある。一番印象的だったのはこれ。2000 Pouilly-Fuisse "Les Hauts de Vignes"Macon-Pierreclosとはクラスが違うけれど、本領を発揮していないにもかかわらず、圧倒的な品位に感動したことを覚えている。今回ギュファンの2005年を占う意味もあったのだけれど、ハズレビンテージの少ないドメーヌだけに判断は難しい。悪い年でないことは確かだけれど、傑出しているかと聞かれれば、うーん評価保留。いま飲むのだったら、02や03くらいがいいと思う。2005年のギュファン・エナンを探す>水なすのバジル風味(no photo)甘エビと活ホタテのタルタル今回は夏向き&今まで評判の良かった料理ということで、ダブっている料理が多いのはご容赦を。今回は殻付きの活ホタテを使ってみたけれど、甘エビと比べると、生と冷凍の差は少ないように感じた。富山や石川で食べる生の甘エビは絶品! 東京でも時期によっては入手可能。金沢に行きてー!1983 Bourgogne Pinot Fin(Domaine Robert Arnoux)ブルゴーニュ ピノ・ファン(ドメーヌ・ロベール・アルヌー)Bourgogne, France - 赤辛口\1,600くらい, やまや, 2002年6月購入ピノ・ファンは、ピノ・ノワールのクローンの一種。やまやの試飲が出ていて、「83年のACブルゴーニュなんてダメだろう」なんて思って飲んでみると、意外においしかったので数本買ってみた。これは最後のストック。久しぶりに飲んでみたけれど、以前と変わらずおいしい。熟成で線は細くなっているのだけれど、酸化のニュアンスやへたった感じが全然無く、いたって健全。もちろんACブルなので、すごいワインではないのだけれど、この値段を考えるとおそろしく秀逸。さすがに83年は売っていないけれど、新しいビンテージは売っています。ロベール アルヌー ブルゴーニュ ピノ ファン 20042000 Miura Pinot Noir Pisoni Vineyardミューラ ピノ・ノワール ピゾーニ・ヴィンヤードNapa Valley, USA - 赤辛口\7,200くらい, リカーMORISAWA, 2003年4月購入みんなの飲みっぷりが良かったので追加したワイン。ラターシュのクローンといわれている銘醸畑ピゾーニ・ヴィンヤードのもの。今考えるとなぜ買ったのかわからないのだけれど、わかりやすい味わいかもと思い開けてみた。果実味豊かで、ほっこりやさしい味わいのピノ。凝縮度は中程度。柔らかい酸と、少し甘みを感じるボディ。あきらかにブルゴーニュとは違う味わい。でも、ワイン初心者には人気が高かった。ミューラのワインを探す>パエリアせっかくきれいにデコレーションしたのに写真を取り忘れてしまった。あとから撮ったけれど、おいしそうに見えません(涙)。それといつもはリゾット用のお米を使っているのだけれど、売ってなくてタイ米にしたところ、これが柔らかすぎでダメダメ。これなら日本のお米を使えば良かった。チェ! 70点。次回がラスト。Part3へ。気が向いたら投票お願いします→
2007.08.12
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今日は自宅で、小学校の同級生とバースデイ・ビンテージのワインを飲む会をおこなった。3年くらい前に会ったとき、なぜか「バースデイ・ビンテージを飲ませてあげるよ」という話になり、それが延び延びになっていたのだ。来月に同窓会があるということで、それまでに約束を果たさなくてはと急遽開催の運びとなった。今回の主役はこれ。1967 Ch.Latourそれほど良くないボルドーの67年の中でも、ペトリュスと並んで「ワイン・オブ・ザ・ヴィンテージ」(パーカーさん曰く)といわれているワイン。今回困ったのはワインリストの組み立て。数年に一度しか会わない連中なので、どのくらい飲めるかさっぱりわからないし、日ごろ高級ワインを飲み慣れていない人が大半なので、わかりやすさも必要。とはいえ、自分の満足度もそこそこ満たしたい。悩んだ末に今回のリストになった。当初は7人で6本の予定だったけれど、結局8本開けてしまった。1996 Cuvee Dom Perignon(Moe et Chandon)キュヴェ・ドン・ペリニョン(モエ・エ・シャンドン)Champagne, France - 白泡辛口\9,500くらい, マツウラ, 2005年1月購入スターターはドンペリ。素人向けには効果抜群。90年にしようと思ったけれど、こないだ飲んだばかりだし、96年は初めてということで選択してみました。とてもきめ細かい泡でエレガント。ほんのりモカフレーバーもあって、さすがのでき。飲み頃感もあって、若いビンテージのドンペリとしては良い方。うまいです。↓この値段だったらおすすめです。(Moet Chandon Champagne Dom Perignon [1999])【代引限定特価 ドンペリギフト12,999円...2002 Erdener Herrenberg Riesling Kabinett(Dr.Loosen)エルデナー・ヘレンベルク・リースリング・カビネット(ドクター・ローゼン)Mosel-Saar-Ruwer, German - 白わずかに甘口\1,960, ヴァンルパン, 2007年8月購入ワイン素人向けの必殺剣としてよく使っているのは、モーゼルの良い生産者のカビネットとシュペトレーゼ。今まで「こんなうまいワインはじめて飲んだ」と何回も言われている。で、今回はローゼンのKab。切れ上がるような鋭い酸と、カビネットとしては控えめの美しい甘さ。東京の蒸し暑い天候と相まって、みんな「おいしー」といいながらグビグビ消費。今日の中では一番人気かも。またカビネットでありながら、甘さは抑えめなので、ワインをよく飲まれている方にもおすすめです。エルデナー・ヘレンベルク リースリング カビネット[2002]Dr.ローゼンErdener Herrenberg Riesl...トマトの梅酒煮夏向けの得意料理。フルーツトマトを梅酒で煮込んで、煮汁をジュレにしたもの。今回はミントを買い忘れたので色合いがイマイチだけど、何度食べてもおいしい料理。イサキのカルパッチョ魚屋がおすすめと出してきたのでカルパッチョにしてみました。これも結構美味。Part2へつづく。気が向いたら投票お願いします→
2007.08.11
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