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本日は、社内マネジメントに対するステコミ。昨日までのオンサイトセッションも無事に消化しているので、安心して望める。ただ、次の仕事(プロジェクト)も大事だけれど、今のをしっかりと終了することと釘をさされました。そりゃ、そうですよね。。。
2009.10.22
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昨日がメインイベントだと思ったのだけれど、甘かった。本日も8時台です。まぁ、コンサルティング会社に勤めていたり、ERPパッケージの会社に勤めていた頃を思えば大したことはないのですが、英語でのミーティングが続くとちょっと堪えるなぁ。。。
2009.10.21
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海外ベンダーの製品を導入しようとしております。ここ数日、会議が続いているのですが、今日はメインイベント。というのも、国内ベンダーの別製品との連携部分の打ち合わせなのです。お互いを熟知しているコンサルタント、がいるわけでもないので、それぞれのパッケージがどこまでできるのか、どこまでならカスタマイズをしてもいいのかを探りながら着地点を探して行くのであります。しかも、両者のパッケージの責任部署も違うってことで、そのギャップも埋めなくてはなりません。よく、8時台に終わったなと、ほっとしております。。。
2009.10.20
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プロジェクトが再会し、今日は各ベンダーも一堂に会してのキックオフ。アジェンダの作成、案内、参加メンバー確認、プレゼン資料の作成、懇親会の幹事と八面六臂の仕事であったが、無事に終わってホッとしました。。。
2009.10.14
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選挙は、いろいろあるけれど、総選挙は衆議院選挙にしか使われません。これは、事実上首相を決める選挙だからです。首相って内閣不信任案でも可決されない限り、行政の長としてもの凄い権限を持っています。日本のGDPに対して、国が関与する割合が非常に大きいのに比例してその権限も大きいのであります。で、この事実上首相を決める選挙でありながら、選挙でなく選ばれた首相が3代続いたってことが、大きな問題なのではないでしょうか。やはり、衆議院選挙は、誰が首相としてふさわしいのか、次の選挙まで責任を持つのかっていうものじゃなきゃ駄目だよね。だから、鳩山代表も4年間は、解散せず、首相をやるのじゃないかい。もしもの話じゃないけれど、(ワシはタカ派で最高に嫌いだけれど)安倍首相就任時に高い支持率の時にそのまま選挙をしていれば、よかったのだろうね。それにしても民主主義国家として選挙によって政権が変わることは必要だと強く信じています。それは、混乱を伴うことがあるだろうけれど、少なくとも政官癒着でみえなかった情報がきちんと公開される可能性が高くなると考えます。たとえば、核の密約とかね。この政権交代が、日本における民主主義の発展に寄与することを願います。。。
2009.08.30
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政権交代が必要だと思う。実績がなくて、不安だというけれど、最初の仕事はだれしもが実績がない。みんな、何かしらの最初の仕事のハードルをクリアしているのだから、それは理由ではない。新しく変わるべきかどうかよりも、これまでの実績に対する信任かどうかを示すことが必要だと考える。というのが、ワシのスタンスであり、それを明確にするのが小選挙区制だとも考える。でもね。ちょっと、その考えだけで済まないものが生まれたのです。それは、各戸にばらまかれている自民党の小冊子。それには、労働組合の傀儡である民主党は駄目だとか、日教組は駄目だとか、が大きく書かれているのです。そりゃどの組織にも駄目な点はありますが、労働組合の存在そのものがおかしいというのは、資本主義というものをとらえた際にあまりに偏っている。ワシ、この小冊子を見て、ほとほと自民党に嫌気がさしてしまいましたよ。これまでも郵政造反組が再公認に腹を立てていましたが、この極端な小冊子は、自民党が日本全体を考える政党ではなく、一部の利権者のための政治をしていることを明らかにしたとしか思えません。公明党と内閣運営で連立することは許せても、選挙協力をすることは許せません。それにしても病気になる前は、資本家よりだったワシだけれど、やはり、自分が病気になりいつ働けなくなるかって不安があると、考えが変わるのか。民主党も政権党として様々なことに直面するだろうけれど、すべてのことを変えようとして中途半端になるのではなく、優先度づけをきちんとして対応してもらいたい。所詮、国会議員は1000人もいなくて、与党だともっと少なくて、それですべての官庁の業務を改善することは無理なんだから。その意味では、年金問題にけりをつけるのが最優先であり、それさえ結果を残せばまずはいいのじゃないかな。読売新聞の夕刊で世界の自宅がでていたけれど、アメリカの年金生活者の月収が70万円超で、20万円を超えるローンの支払いをしながら郊外の自宅に住んでいた。どうして、このような豊かさを国民が享受できないのか。どうして、公務員は豊かさを享受できるのか。おかしいじゃありませんか。。。
2009.08.29
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公取委が、コンビニ弁当の値引き販売を制限するセブンイレブンが不当だという判決を受けた。これは、至極正当な判断だと思う。コンビニのビジネスモデルは正貨販売だというが、実際には値引きフェアが行われているし、期限切れが近かったり、棚の入れ替えでのおかしを売っている店も多い。定価がきちんとしたバリューがあればいいが、消費期限が近づいているというのは、商品価値が劣化したということであり、それを値引くのは正当だとも思える。それに、なんといっても廃棄で無駄になるのは避けるべきだと思う。細かいことだけれど、スーパーの豆腐だとか牛乳も同じことがいえて、ワシも日付をみて購入している。その日に使う食材であれば、値引きのものを購入することも多い。豆腐は味が落ちるというが、その味と値段の判断は勝手でしょ。POS、トレーサビリティ、RFIのシステムが進化して、新たな入荷があれば、前の日付は5%を下げるというのが常套化してもいいんじゃないのかな。消費期限が近い、あるいは切れた加工食品を安く売るスーパーはよく夕方のニュースでやっているけれど、できるだけロスを減らすしくみを前面に出したスーパーのしくみを実現できるんじゃないか。ナショナルブランドを売る以上、何らかの差別化は必須であり、それは店の個性にならなきゃならないし、その個性は顧客の評価を得るものでなくてはならない。どうですか。廃棄をできるだけ減らす店ってコンセプトは。。。
2009.06.23
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プロジェクトの納入ベンダーからスケジュール見直しの報を受けて、今日は、呼び出しです。怒られる立場には慣れている(?)けれど、怒る立場も結構難しい。しかも、ワシの立ち位置は、発注元そのものではなくて、そこの雇われコンサルタントだから。それにしてもこのベンダーのレスポンスはずーっと悪くて心配していましたが、思ったとおりでした。クライアントからのメールのレスもポイントがずれているんだよね。なので、ワシとしてはクレームというよりも、これまでの遅延の原因と対策として望まれるもの、具体的に行うアクションといった内容を合意させることに普請はしたのですが。あぁ、好き勝手に文句を言えると楽なんだけれど、それにしてもこのクライアントの会社はお行儀がよろしいですわ。そういう文化は確かに感じるのだけれど、何事も表裏一体ですからね。ワシも裏が出ないように気をつけなきゃ。といっても表も裏もないということは、魅力がないともいえるのですがね。
2009.04.28
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今日はプロジェクトの役員報告会だったのだが、無事に終わった。それにしてもプロジェクトの延期を指示した役員が、こういう内容なら早くやらなきゃ駄目だって発言にはびっくりした。それだけ、内容が濃いことをきちんと訴求できたのだと思うけれど。そうはいっても役員向けに脚色した部分がない訳はないので、その足元を固めなくてはならないけれどね。でも、こういった報告会を見ると会社の様子が良く分かりますなぁ。。。
2009.04.23
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2週間にわたった海外技術者を交えてのオンサイトスコーピングが完了した。といっても詳細な検討課題は残っているし、すべてを洗い出されたとはいえないだろう。やっぱり2週間は短すぎたのかも。考えてみれば、最初にコンサルティングを始めたころは、こういった濃い2週間がもっと連続していて、仕事も見えていなくて大変だったんだと思うのだけれど、それでも難なくこなせているように思えていたのは体力のおかげだったような気がするよ。コンサルティングという立場とユーザーの立場では、プレッシャーやパフォーマンスに対する意識が違うのは感じていたのだけれど、100%子会社のシステム会社から出席している方が、サービス提供者としての意識があまり見受けられなかったのは、ちょっと問題だったんじゃないかしら。逆にそういう意識になる人が子会社に集まってしまっているのかも知れないが。。。
2008.11.14
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新卒でアクセンチュア(当時はアンダーセンコンサルティング)に入社以来、情報システム関連のコンサルタントとして活動してきたが、明日で一旦独立することになった。過去にもそうしようと思ったことはあったし、そうする機会もあったが、なかなか踏み切れずにいたのだけれど、結局は独立することになった。そういう流れだったのだ。今後もずっとコンサルタントとして独立してやっていくことのか、それとも企業に再就職することになるかは決めている訳ではない。流れに流されてしまうのが悪いことばかりではないと思うのだけれど、いいイメージでない方が日本では一般的な気がする。流れに流されてを時流に乗ってという言葉にすると、いいイメージになるのが不思議なものだ。でも大事なのは流れがどうよりも、自分としてどう生きるか、何が自分らしくあるのかってことだ。しかし、これは自己中心ということではない。人間は社会性の動物であり、社会の中の役割、最低の単位である家族の中の役割をきちんと果たしてこその自分であり、この順序を違えていることが日本全体の大きなひずみという気がする。今回の独立にしても自分のわがままを通すよりは、自分の置かれている環境の中から最善のパフォーマンスを発揮するためによりよい体制を考えた結果でなったものだと考えている。が、それは結果であり、そこには自分の意思があり、感情があった。結局は自分という人間が動いているのだ。で、会社であってもプロジェクトであってもそういう人間が集まって動かしている。この視点が欠落して、機能やその他の外的な要素に惑わされてしまうと失敗する恐れが高くなる、というのが自分としての仕事を進めるポイントにしている。今後ともよろしくお願いします。。。
2008.09.30
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自民党総裁戦は乱立模様である。中には推薦人が集まる見込みがない候補もおり、売名行為であるといっているが、売名行為をして何が悪い。売名行為の先に当選があり、当選の先に政策の実現があるというのであれば、そのために必要であれば売名をしても、それはその人の責任であり見せ方なのである。こういった機会にいかに自分の政治価値を高めるかにおいて、必要とされる行為であればそれが売名という恐れがあったとしても文句はない。売名という責任は、政治家は、選挙の落選という結果において提示されるものであって、それ以外に何ら外野からいわれようと関係がない。逆にこういった機会に自分が埋没しないように何らかの行動を起こすべきであってそれは、総裁選に立候補するだけではない。例えば、立候補者のすぐ横に座って存在を出す方法だってあるのだ。だいたい、政治というのは、民主主義においては、異なる意見を集約するための妥協の産物であるものをいかに論理的に公平に儀式的に進めるものでしかない側面があって、その妥協を得るための方策は、現場の人間に働く力学になってくる。とはいってもそれが自民党や公明党やましてや官僚の力学に局所化しているのは許せるものではなく、そのための政権交代というメカニズムはやはり議会民主主義における必然だと考えるのだ。。。
2008.09.05
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今、ユーザーサイドに入ったJOBについている。提案をする立場ではなくて、評価をする立場なのである。評価シートを作ったりしていると、どういうことを述べて欲しいのか、どこをアピールしてほしいか気にかかる。それは、ともかく、本日のプレゼンは予定時間をはるかにオーバーした。それも会社紹介が長すぎる。スライドで10枚以上あるものをすべて説明するのだから。そりゃ、合併とか買収とかの経緯を説明したいのかもしれないのだけれど、内容がその分短くなったり、予定時刻をオーバーしてはいけないでしょう。おかげで、透析の時間が短くなっちまったい。。。
2008.08.01
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大企業の購買力が、搾取を行っていることにあまりにも鈍感だ。アフリカの国が餓える原因の一つは、商品作物を作っていることにある。商品作物は外貨に換えられるかもしれないが、その恩恵を受けるのは狭い意味での生産者ではなく、資本家であり、大衆は困窮してしまう。この搾取を行う取引の状況をただし、きちんと生産者に富を配分しようという動きがフェアトレードだ。資本主義は効率を実現するためのメカニズムとして優秀な反面、プレーヤー間の不合理や不公正を助長する恐れがある。富めるものはますます富み、貧しい者はますます貧しくなる。本来であれば、これを校正するのが政治の役目であるはずなのだけれど、国際競争力の名のもとにないがしろにされているのが現在の日本であり、フリーター層なのだろう。確かに個人の努力により、その構造を脱却する人間もいるが、だからといって政治の責任がなくなる訳じゃない。
2008.07.14
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あるプロジェクトに送りこんでいる担当者の評判が悪くてテコ入れに乗り込むことになった。何でそんなことになったのか、よくよく聞いてみると、コンサルタントとしての技量以前の問題であるらしい。コンサルタントといっても特別の専門領域分野と基本的な技量の組み合わせであって、絶対に他人では置き換えられない専門領域がない限り、基本的な技量の基準を満たさないと全く評価がされない気がする。植物の授業で最少律という話があった。植物の栄養素としては、日光(寄生植物は別として)、水、適切な温度以外に、リン、カリウム、窒素(これが3大栄養素のはず)、以外に微量元素も必要になる。で、この肥料は与えれば与えるほどいいというわけではなく、その必要な要素に満たない成分が一つでもあると、その成分の影響を受けてしまい、想定の成長を果たせないというものだ。で、仕事でもこの最少律ってのは存在している。問題なのは、この最少律が明確には定義されていないし、その人の年齢や職種に応じて違ってくるのだ。たとえば約束の時間を守るってことは、運送業界と芸能人では天と地ほど違う。そういう意味では、時間単価でお客様に費用を請求しているプロフェッショナルサービスであるコンサルタントとしては、やはり求められる最少律は一般的な会社員とは違うレベルのはずなのだ。で、コンサルタントにおいて、自分の専門領域では大きく、強く発言する、パフォーマンスを発揮することにはまぎれもなく輝いているけれど、もう一方の最少律がずれている人が少なからずいる。まぁ、逆説的にいえば、そんな最少律を守らなければならないだけ、自分自身に専門領域がないのかもしれないけれど。。。
2008.06.18
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短期間でのヘルプチームを結成するにあたり、プロジェクト概要のオリエンテーションを行った。最初はメモを取っていたのだけれど、ホワイトボードを印刷して、コピーできることを示したとたんに、メモを取るのをやめていた。参加した6人全員が。。。話している内容をすべてボードに書きとめている訳ではないのに。自分なりに気をつける点とか全くないのかしら。。。専門的なスキル以前に、仕事に臨む態度を見ればどれだけの信用をしていいかが分かるというものですよ。。。
2008.05.27
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ラジオで堺屋太一が明治維新の5つの改革をもう一度実行しようといっていた。1.開国2.士農工商の廃止3.廃藩置県4.教育改革5.通貨改革1.はグローバルキャピタリズムの中で戦える日本、東京にしようというもの。もちろん羽田空港24時間化だとかも入ってくる。ビクターの液晶テレビ事業の国内撤退のように、国内市場で戦っていてはグローバルの戦いに遅れをとってしまう。そして、この戦いにおいて各企業に任せるだけでなく、それを後押しする政策が必要。2.は官僚腐敗ですね。江戸時代の武士は支配階級として世襲制で君臨していた。そして長子相続ということから、発展、人口の頭打ちになっていた。日本全体を発展するのではなく、それをとどめるストッパーになっていた。今の官僚は、省庁の既得権益を優先させている存在だ。3.は、地方自治だ。道州制は県が小さい単位だからまとめるのではなく、中央集権による意思決定システムを地方に委譲することだ。はっきりいって特徴のある魅力的な地方都市が少なく、画一的になっているのは中央主導のせいだ。4.は、日本の教育制度の根幹、目的が時代遅れだということだ。現在の教育体制は、大量生産、大量消費を支えるステレオタイプの秀才を産むことをよしとしたものだ。これでは知恵の時代になったネット社会において、遅れをとってしまうってことだ。5.は世界標準との違いであった、金と銀の交換比率をただし、金(富)の流出を防ぐためにあった。日本のドルではなく、ユーロに対する価値の低下は問題だよ。で、この対策はラジオでまだ聞いていない。で、これらの4までの主張は全面的に同意しよう。ただ、改革は同時性や順序をよく考えてやらないと狙った効果は生まない。小泉改革の郵貯改革は必要だったが、それは郵便貯金の解体であったはずなのに郵貯銀行を産むという皮肉な結果に終わっている。そういった中途半端さを思うと、ワシは、官僚制度の見直しに直結する道州制の導入が最も効果があるんじゃないかなと思うよ。。。
2008.04.17
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会計統合システム(いわゆるERP)に対して、業務系のシステムを連携するっていうプロジェクトをしている。基本的にERPは、そのシステムの内部において会計データとその元情報が完全に連結しているため、内部監査上重要なトレーサビリティや再現性を満足している。逆にいえば、こういった会計処理上の枠組み上にのせないとERPと情報連携するのは極めて危険なのだ。あるプロジェクトにおいて、現行業務システムに対して、新会計システムを連動することになった場合において、3つの処理パターンが検討された。なお、現行業務システムは当然、現状の会計システムと連動しているが、その連動性は、決算帳票を出す、というレベルのものであり、勘定科目単位の連携だったのだ。しかしながら、ERPとして連携する以上、業務管理レベル、アカウント(顧客や部門など)レベルでの管理が必要なため、これまでと同じって訳には行かない。1.現行業務システムにはきだしている仕訳情報ベースの連携。2.現行業務システムからイベントを抽出して、そのイベントをベースに ERPシステムで受け入れる処理を作成すること。3.現行業務システムで、ERP上の処理パターンに合致した処理イベントを作成すること。この2と3はにているようだけれど、システム開発の考慮点、両システムの責任の分担が違う。2だと、単純に抜いたイベントに対して、どのようにして取り込むかを設計しなければならないという点でERP上のアドオンが主体となる。3だと、現行業務システムは、ERPシステムにおける外部入力系の1類型としてのみ位置づけられるので、現行業務システム上の修正が主体となる。実際の案件では、それぞれのシステムの開発ベンダーの力量やそれぞれのシステムの稼働環境などが影響するものの、ERPとしての整合性、会計処理上の美しさからいえば、3になるんだよなぁ。業務システムって究極には、業務支援を行い、労務負荷を削減するってところと会計処理をきちんと行うってことになるんだけれど、昨今の内部統制管理って観点からすると、会計処理が優先されなければならないし、逆にいうと、こういった会計側からのニーズとして、外部要素とどれだけ対応がとれるかどうかってところは重要な取捨選択ファクターになるのだ。ともすれば、ERPってそれ自体の機能性に重きがおかれるのだけれど、本当に競争優位が根ざしているシステムってのは、その会社固有の文化を反映したものであるべきなので、そういう意味では、固有システムと連動させる必要性は気をつけなければならないんだ。
2008.03.06
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ガソリン税の暫定税率だけれど、どう考えても国土交通省とそれに群がる政治家の利権確保にしか思えない。そりゃ、環境問題に使うためにガソリンから税金を取ることは一案だけれど、それであればディーゼルにもジェット燃料からも税金を取るべきじゃないのか。道路特定財源というものがいまの日本で優先的に予算を確保すべき問題なのかどうかという視点に立てば、こんな予算を守るのはどうかと思う。それよりは二酸化炭素他の温室効果ガスへの影響に対して広くエネルギー税をかける方がよっぽど今の時代に即しているのではないか。結局、新しく税金をとるのが大変なので、今取れているものは少しでも守りたいという利権主義にしか見えないよなぁ。
2008.01.25
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三菱自動車のリコール問題で、社長をはじめとした経営陣に対して有罪判決がでた。だいたい、管理職ってのは、問題があったときにどう責任をとるかが最重要であって、会社がうまくいっている間はおかざりでも何もかわらない。でもうまくいっているためには、うまくいっていないことがないかどうか、これを放置するとうまくいかないのではないかというアンテナを働かせなきゃならない。これまでの判決がどうであったにせよ、そういった視点から見たら、今回のリコールの問題を隠し通そうという姿勢は、経営者としておかしいとしか思えないんだよね。社長たちの裁判費用が、会社からでているかどうか知らないけれど、会社の金だとしたら二重の負担を会社にしている気がするので、とっとと有罪を受け入れればええんやないかと思うのですが。。。
2008.01.16
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防衛省の守屋が業者からの接待を受けまくっていた。これってどう考えてももとは税金なんだよね。大体、アメリカから武器を輸入するだけの専門商社ってどこに付加価値があってどれだけの利益があげられる商売なんだろう。そりゃ武器なだけに、誰もが取引できる訳ではないだろうけれど、海外の製造元からのライセンスがあるだけで、利益があげられるとしたらあまりにも甘い商売だよ。だから、それだけ誰にでもできるはずのことなので、取って代わられないためには人間関係しかないんだろう。でも、そういう理屈が理解できることと、その現実を受け入れることは別だよな。この現実は、受け入れるべきなのか、改善すべきなのかっていう視点のときに、どう考えても税金を払っている側の感覚じゃなくて、巻き上げた金を自由に使っているとしか思えないんだよねぇ。付加価値を生まないものに金を支払う必要がないし、もっといえばコストをかける必然はないのだけれど、この付加価値の視点が内部論理で欠落しているのが役所に思えてならない。システム設計をしていると、現状がこうだからだとかで安易に作ってしまいがちな担当がいたりするけれど、ヘタにその処理があるがために、余計な処理費用がそれからずっと発生する可能性があるんだ。使わなければいいのだから作っておけというのは、正しいようで、やっぱり間違っているんだ。これは道路にもいえるんじゃないかな。本当に必要じゃないものを好きにしていいのは、自分の金だけだよ。会社の金や国の金をあてにして少しでも役に立つからなんてことをほざく奴は、アキマヘンで。
2007.10.24
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米ナスダック、NECに取引停止を通知 NECは26日、米ナスダック市場から電子メールで、同社の米預託証券(ADR)を27日(米国時間)から取引停止にするとの通知を受けた、と発表した。NECによると、ADRの取引停止は上場廃止に向けた第1段階となる。今後、ナスダックが正式に上場廃止手続きに入り、10月上旬にも廃止となる公算が大きい。 NECは先週末、米証券取引委員会(SEC)への年次報告書(2006年3月期分)提出が困難になったため、現在ナスダックで取引されているADRが上場廃止になる見通しだと発表した。 機器販売や保守サービスから成る「複合契約」の収益計上法を巡って米国向け監査で契約しているアーンスト・アンド・ヤングと意見が対立。ナスダックが9月25日まで3回も提出期限を延長する措置を講じたにもかかわらず、監査法人との対立が約1年かけても解けなかったのが上場廃止の原因となった。(13:53)NIKKEI NETこの記事だけだと詳細が分からないが、要は一括契約をしていて、その一括に含まれる個々のサービスに対する利益計上基準をきちんと示すことができないってことが問題のようだ。顧客との契約書がそもそも一括契約なので、その契約書をベースに話しをまとめようとしたのだけれど、そうやってまとめる契約書自体の品質にばらつきがあったとも聞いている。これってNECだけの問題じゃなくて、様々な業種、産業に蔓延しているよね。エレベーターもそうだし、コピー機もそう。保守サービスが実は会社のメインの収益になっていて、販売の局面では赤字商談も多い。個人向けとしては携帯電話も同様だ。しかしこれはユーザーサイドからすると全体費用の最適化だとか、個別サービスの問題からすると幸せじゃない気がする。エレベータについていえば、保守サービスの会社もあることにはあるけれど、必要な整備マニュアルが開示されていないこともあったと当時(シンドラー社が話題になっていた)聞いた気がする。そして、実は企業内においてもこういったどんぶり勘定を行うことは、局面での赤字を許容することになり、それに対する評価がぶれてしまい、最終的にはきちんとした内部統制ができていないことを引き起こす恐れがある。それを避けるためには、ユーザーサイドとしても保守サービスで本当に必要とされる妥当なサービス内容と費用が精査され、どんぶりで儲けられないようなきちんとした契約を主導することが必要であり、そこでの精査が導入局面での精度向上にもつながるんじゃないだろうか。とはいえ、情報システムの業界でいえば、パッケージシステムに対して10-20%もの保守料をそれが、変更できないものとして請求している訳なんだけれどね。まぁ今回についていえば、情報システム提案としてABCだとかいっていても自分の足元はおぼつかないってことなんでしょうか。。。
2007.09.26
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本日は、発注書を頂戴するという記念すべき日でした。ただ、画竜点睛を欠いていました。ハンコがまがっていたのです。訪問前日の夜中までかかって営業が見積書を仕上げたので、大変だったのは了解していますが、お客様は目の前の結果で判断するので、言い訳はできません。まぁ、こういったクレームをきちんと言ってくれるのはありがたいことですが、それに甘えてはいけません。これまでの活動があったからこそ最終の詰めなんですが、だからこそ細部まできちんと目が行き届くかどうかが仕事がきちんとできるかどうかなんでしょう。
2007.08.24
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小池百合子防衛大臣による次官人事がもめている。小池は守屋を更迭したい、という。塩崎官房長官は人事は官邸で決めることで、防衛大臣が決めることではなく、そのような記事がリークされていることが問題だという。ルールからいえば小池が問題なのは明らかなのだが、これに対する阿倍の対応が、人事は決まっていません、と問題を先送りするものだ。どうして、ルールを破って波風を立ててることに対して、リーダーシップやきちんとした統治ができないのか。自分の仲間うちもまとめられないのに、どうして国がまとまるのか。そりゃ仲間内で議論や見解の相違はあるかもしれないが、外に発言するときには少なくとも意識の統一が必要であり、それがガバナンスじゃないのか。トップの通りに下が動かないのか、下が独断専行するのか、上が統治する意識がないのか、ガバナンスが働かないモデルはいくつもあるだろうけれど、ガバメントのトップがこれじゃ心配だよねぇ。それにしても小池はしたたかなのかも。これで、留任するってことは火種を抱えることになりゃしないかと思うのだが。
2007.08.16
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同じモノを作る製造業でも実際の管理のやり方はいろいろある。とはいえ、先日のお客様は少し面白かった。作っているモノが同じものでも、調達先が代わったから番号を変えるという処理をしているという。こういった場合、製造が管理する番号とすれば、調達先が代わっても同じなので、同じ番号を使っていないと、1物2コードになってしまい、それぞれに在庫をかかえるリスクが生じる。なので、調達先に対しての区別であれば、部品番号+調達先コードとして、2重キーで表現するのが正規的となる。まぁ、調達品番を作成して、それが製造品番とどう互換するかをデータとして保有する場合もある。このようにして、モノが2重化にならないようにするのだけれど、その会社では、部品番号自体を再発番していたのだ。それだけでもちょっと??なのだけれど、なんと、その調達品番(=部品番号)が違うということで、親のAssyや製品のコードまですべて変更していた、ということだ。これは何も無茶苦茶やっている訳ではなくて、ちゃんと理由と経緯がある。それは、受注生産型がもともとのやり方だったので、納品番号(製造番号、完成品番号)が絶対にユニークだという発想だからなのだ。だから余剰在庫も基本的には発生しないはずなのだ。でも、長年の結果、リピートオーダーも増え、今では繰り返し生産を行っている製品もそれなりの数がある。そうすると部品番号の切り替えがそのまま余剰在庫につながるのだ。もちろん、現場ではその弊害に気づいているものの、現行のやり方にあわせたさまざまなルールと応用の知識があるので、単純に変更するのも難しくなってしまっている。こういったことはハタから観るとよくわかるけれど、当事者になるとなかなか2の足を踏むのではないだろうか。そういった場合に外部(コンサルタント)を使うってのは一つの方法なんだよね。
2007.08.09
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急遽、プロマネの仕事をすることになり、岐阜にいく。そこで、紹介元の方と一緒に食事へ。そこへ、今度のJOBの社長から電話があり、合流したいということになった。この紹介元の方は、親会社からの出向で情報システム子会社に来ている。当初は情報システムが畑違いということもあり、言葉でもわからないことだらけだったという。それが、社長と懇意となり、地元に来ているだろうからと電話がかかり、そして最後には、支払いをしていった。これまでにどんな関係で、どんな仕事をしたのか詳しくはわからない。ただ、営業として顧客と信頼関係を築いているのだなということはよく分かる。その方自身、今でもシステム自体は専門ではない、分からないことも多いというが、それでも顧客と信頼を持ち、新しい数千万の仕事を受注している。営業はモノを売る前に人を売れというが、その姿を見た。そういう営業から信頼されてプロマネとして活動しなければならない訳だから責任は重大だ。しかし、トップ同士での信頼関係があれば、きっとプロジェクトが苦境におちいった時でも前向きな協議ができるものだろう。
2007.08.06
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一般的に流通している言葉を自分達のマーケティング上の要請から再定義するのは難しい作業やね。社会通念からはずれては駄目だし、かといってあたり前の陳腐さになってもいけない。これまでのことばのイメージに新しい価値を創造することが求められる。そして、その裏づけとなる製品、ソリューションの構成や裏づけがきちんとしていなくてはならない。だけど、それだけの思いが込められているからこそ、言葉が力になるはずだ。そしてその言葉は血液のように会社全体にいきわたらなければならない。今のところ、そのキーワードは「データ統合」なのだけれど、最終決定まで、そのプロセス自体がメンバーの力になるはずだ。その中味はおいおい。。。
2007.07.24
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インターネットの普及がもたらした学習の高速道路と大渋滞インターネット時代のエンジニアの価値スパコン開発にもコモディティ化の波インターネットの発達によって、技術的素養を身につけるスピードが整備されてきた。それが「高速道路」論になっている。技術のコモディティ化が進行してきていて、それを突き抜けた技術を取得するのが極めて難しくなっている。もともとは将棋の羽生善治によるもので、最近の世代は、インターネット他の環境により、棋譜の勉強、強敵との対戦環境、個人の学習環境が整備されたために、奨励会の2段クラスまであっという間に(羽生がいうところの)強くなる。この2段というのは、アマチュアでいえば、トップクラスで弱いプロには勝つことがある、というものだそうだ。ただし、そこまで強くなるもののそこを抜け出すのが非常に難しく、また、後からそこのとこまでたどりつくものが多いため、そこで大渋滞が発生するということのようだ。この高速道路は、実はビジネスの世界でもひかれるようになってきていて、中国が世界の工場として君臨できているのも同じようなものではないか。生産のための知識や部品さえ手配できれば製品にできるデジタルものづくりの時代になっている。抜きん出た技術を作り出すものは難しく、すぐに2番せんじの製品が模倣されてしまう。こういった環境の場合に、設計を含めたものづくりの革新で、その困難に打ち勝つことが王道であろうが、もうひとつの経営課題としては、このようにコモディティ化した環境で、自社の優位をいかに確立するかということではないか。昨今の技術派遣の問題にしても、要は労働力がコモディティ化している環境の中、安い労働力を手配できるかどうかがそのまま競争力に直結しているということだろう。以前に比べて、生産ラインに対する教育がおざなりになっているのかもしれないし、教育を必要としないように、作業が単純化されているのかもしれない。ただ、全体がコモディティ化しているというのは、反面、少し抜きん出た施策があれば、競争優位をしっかりと築けるはず、ということなんだろう。高速道路の大渋滞を抜けると、そこは気持ちのよい世界があるはずなのだ。
2007.05.30
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オブジェクト指向がWeb2.0をはじめ、どんどん身近になってきた。っていうか、最近のシステムはそれが当たり前。でも頭で理解していることと、実感として腹におちていることは違う。これまでのプログラミング経験に根ざしているのとは、プログラムとその実行環境による役割がかなり違っている。それが、今日の議論で露呈したね。経験がすべてではないけれど、古い技術の経験は時に新しい技術に対してあしかせになるような気がする。でも、だからといって古い経験がまったく無駄になるわけじゃないし、継承するものもいっぱいあるだろう。それがうまく回っているのが、いい企業だし、開発力のある会社なんだろうか。。。
2007.05.25
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外国人研修:8割の企業で、長時間労働や基準外賃金未払い 全国47都道府県の労働局が05年、「外国人研修・技能実習制度」で来日した外国人労働者が働く866事業所を監督指導したところ、その8割にあたる694事業所で、長時間労働や基準外賃金の未払いなどの違反があったことが、毎日新聞の調査で分かった。開発途上国の人材育成を図る目的で政府が推進してきたこの制度を利用して来日している外国人は現在約16万人。研修、実習を名目にしながら、「格安の労働者」扱いをされている実態が浮かんだ。 制度上、研修は労働扱いではないため、実習生がいる事業所が指導対象になったが、研修生も同様の職場環境で働いているとみられる。 違反が最も多かったのは、非常用設備がなかったり、衛生状態が悪いなどの「労働安全衛生法違反」328件。次いで、1日8時間、1週間40時間を超える長時間労働の「労働基準法32条違反」326件。さらに、時間外・休日・深夜の割増賃金未払いの「労働基準法37条違反」270件、最低賃金を支払っていない「最低賃金法違反」65件などとなっている。違反は延べ1516件に上っていた。 鳥取県倉吉労基署は同年2月、中国人実習生12人を県の定める最低賃金(時給610円)を下回る285~476円で働かせていたなどとして、縫製会社2社と2社の経営者(51)を労基法、最低賃金法違反容疑で書類送検。広島県府中労基署は、05年の1年間に中国人実習生6人を含む19人の賃金と時間外賃金計約3700万円を支払わなかったとして06年9月、寝具製造会社と役員(70)を労基法違反容疑で書類送検した。 埼玉労働局も、時間外賃金を不当に低く支払っていた建設業者、食品製造工場などに対し、過去にさかのぼって支払うよう勧告するなど指導した。外国人労働者が労基署などに相談した件数は年々増え、05年は全国で約1万件に上っている。 ◇ 日本にいる外国人労働者は年々増加し、05年で推定約93万人。内訳は、日系ブラジル人など日系人関係約26万5600人、大学教授や芸術家、研究家など専門的・技術的分野約18万人、研修・技能実習生約16万人、留学生・就学生のアルバイト約13万人、不法残留約19万3700人などとなっている。 犯罪の温床といわれてきた不法残留が、過去最高だった93年5月の約29万8600人から年々減少する一方、研修・技能実習生が93年の約4万人から増加している。「不法就労」から正規入国に移行するよう、この制度を国策として推進してきた経緯がある。【外国人就労問題取材班】 ◇現実とのずれ、トラブルの要因に 「開発途上国の経済発展に寄与」という高尚な精神の下で行われている「外国人研修・技能実習制度」だが、労働者を受け入れている日本の中小企業や農家の目には、「安価な労働力」としか映っていないという根本的な問題がある。一方の研修生自身にとっても「研修」「実習」ではなく「賃金」が目的だ。そんな現実とのずれが、トラブルの要因となっている。 政府は90年、従来の企業研修制度を改正し、労働力不足の繊維業など中小企業、農業など個人事業主も、海外企業で働く研修生を受け入れられるようにした。企業の依頼で、送り出し機関が日本へ労働者を送る。93年には1年の研修の後に、2年間労働できる技能実習制度が新設された。 この制度を推進するために91年設立されたのが財団法人「国際研修協力機構」(JITCO)。法務、外務、厚生労働、経済産業、国土交通の5省所管の公益法人で、同制度を利用する海外送り出し機関、日本の受け入れ機関を支援・助言し、研修・技能実習生の相談窓口にもなっている。 ところが、制度発足から10年以上を経過し、ほころびが目立ってきた。(1)「研修」は労働ではないため、「時間外労働」は認められていないのに、現実は横行している(2)研修手当、宿泊施設の確保などのコスト回収のために企業が長時間労働をさせている(3)企業の多くが不況業種で、最低賃金を下回る支払いになっている--など、これまで潜在化していた問題が、次々と表面化している。 特に、研修生の受け入れが約24%と最も多い繊維製品製造業は、過去5年度の倒産件数が103社負債総額376億3400万円(東京商工リサーチ調べ)と、不況に苦しんでおり、研修生にしわ寄せが行く状況だ。 制度の改善の必要性は、5省とも感じており、厚労省の研究会は「研修」を労働と認める制度変更案を盛り込んだ中間報告を出した。しかし、経産省は研修を維持する方針を崩さないなど対応が分かれている。付け焼き刃的対応ではなく、研修生、実習生を巡る職場環境から抜本的に改善する方策が必要な時期になっている。【外国人就労問題取材班】毎日新聞 2007年5月13日 3時00分外国人労働者が技術研修という名目で来日し、搾取されている。これは現象としては、志の低い経営者が、低賃金での労働者を確保し、悪用しているという構図なのだが、本当にそういった経営者だけの問題なのだろうか。世界史上例が無いほど豊かな社会を実現している日本の歪みが現れているのではないだろうか。社会的弱者にとって幸せとは云いがたいかもしれないが、それでも国際競争力と社会の成熟性、安全といった全体価値では現在の日本が繁栄しているといえるかもしれないけれど、このような搾取が大手を振っているのでは見せ掛けなんだ。就職氷河期がゆえにフリーターに甘んじている生活貧困者層がネット難民として取り上げられているけれど、その少し前はフリーターというのは、親のスネをかじり続ける世代という認識のほうが強かった。確かに豊かになった日本で、労働生産性(時間あたりの賃金)における重要性や職にありつく(バイトを含めて)ことの容易性を考えると、きつい、単純な労働で人を集めるのは容易ではない。だが、社会全体のシステムとして、そのような業務を誰かが行わなくてはならない。それは、この社会を維持する上での責任なのだから、そういった仕事がきちんとまわるようにどうするかについて、知恵を絞らなければならない。こういった搾取された業者から製品を購入している企業は直接には手を汚していないけれど犯罪に加担しているのは明らかなのだ。こういった企業にまで公開し、きちんと断罪するってのも一案であろう。そして、その断罪の最後は消費者がきちんとその中身を評価して、行動することが求められる。そうすると100円均一というビジネスモデルは成り立たないかもしれない。きっとこの100円均一はこの問題に陰を落としているに違いない。もうひとつは、そういった労働市場に対して労働力を供給する方法を模索することになる。これは、現在の技術研修という搾取の構造を制度面から改めることであり、外人労働者に対しての市場開放について考えなければならない問題なのだ。経営者としては、賢い行動を起こす消費者をモデルにするのか、騙せる存在として消費者をモデルにするのかの見識が問われている。ただ、残念なことにこの国の消費者はゆがんだ政治モデルを結果として支えており、騙せる存在としてしか認知されていないんだろうなぁって考えちゃうんだよね。
2007.05.14
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本日は、日経関連の雑誌が主催のイベントでセミナー講師を務めました。まぁ、そうはいっても担いでいる製品のアピールなんだけれど。そうはいっても単純な製品の説明を聞いて何が面白いんやってこともあって(この辺が弱小の哀しさで、たとえばMS(モビルスーツじゃないよ)だったら喜んで聞きにくるんだろうけど)ちょっとしたことを話そうとは思う。今回は一応メッセージとしては3種類用意したけれど、短い時間で全部はもちろん紹介できないし、本当はひとつに絞らなきゃならないんだろうけど、そのうちの2つは、こなれたネタではなく、新ネタだったのでちょっと不安だったってこともある。で、そのうちの1つがタイトルにしている「情報力」なわけだ。これは、個人の能力ではなくて、会社の情報管理のしくみなんだけれど、その改善の指標として、以下の数式?をあげてみた。情報力 = 情報量(もちろん質もあるけど) X 情報アクセス度 X 情報鮮度としました。貯めるしくみだけじゃなくて、みんなが使わなきゃならないし、この使っているという意味での鮮度ってのはなかなか実行できていないってことなんだ。で、この順番にももちろん意味がある。いくらなんでも情報がたまって引き出せる形になっていなければならない。この引き出せる形ってところが「質」にあたる部分だけれど、これはしくみとしての基本として、あえて情報量に含めてみた。で、今度はその情報を本当に利用しているかどうかってところで、結局は見たこともない情報を探し出してくるのは本当に難しくて、実は、知っている人をみつけてその人から聞きだすことが早いのが現実だったりする。だから、前述の「質」ってところは、人が見えなきゃならない。で、この人と人を結びつけるコミュニケーションとして、PullではなくPushのしかけをどうやって講じるかが重要なのだ。最後の鮮度はそのままで、古く作られた情報だから役に立たない訳じゃない。全然利用されていない情報は役に立たない訳だ。webの世界ではこれを判断する基準として、アクセス頻度とか最新アクセス日とかリンク数とかで鮮度を評価しようとしている。そして、この鮮度のしくみが受け入れられているからこそGoogleをみんなが利用するんだ。そう、Google は情報の鮮度を高めていることがキーポイントなんだ。この鮮度をあげるために、感度の高い人間を介在させるのか(ディレクトリ型)自動的なアルゴリズムを強化するのか(ロボット型)があるんだけれど、こういったしくみが役にたっている。で、振り返ってみると社内に散在している情報に鮮度がつけられないかって話しになる。これをロボットでやるしくみがGoogleのアプライアンスサーバーで業務と連携する(=人が介在する)しかけが、業務ポータルって訳なんだ。
2007.04.10
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印刷業は単なる印刷ではなく、One to One Marketing での最前線を担当していて顧客データから抽出した上でのDM 印刷、発送を手がけている。この One to One をwebで実行しているのが、アマゾンだったりするんだけれど、これってどれくらい役に立っているんだろうか。人間は自分が特別だと思いたいけれど、統計学的にはある分類に属することは間違いない。だから分類ができるって立場もあれば、事実上、分類の数は無数につくることができて、その組み合わせとなるとそれこそ無限になるんじゃなかろうか。だからここで推奨して絞り込んでいるのは本当の意味でのOne to Oneではなくて確率論的なOne to Oneでしかならない。それに対してコミュニケーションは1対1において絶対の関係で、特定の顧客にとってはそれがすべてなのだ。だから顧客に対する企業において、総合的に戦略を練る上でOne to Oneに根ざした確率論は役に立つけれど、実際に勝負を決めているのは1対1の積み重ねだったりする。で、この足元をないがしろにした企業は案外ともろいもんじゃないだろうか。経営者は、この2面性に対してのメッセージを誤らないようにしないとあかんね。
2007.03.15
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全日空のパイロットが無事に胴体着陸をした。ニュース映像を見る限りきれいな着陸で訓練の結果がよく出ていた様子。リスク管理とはリスクを避けるのではなく、リスクへの対処を明確にし、リスクをコントロールできるようにすることであり、その意味ではリスク管理としてきちんと準備ができていたってことだと思う。今回、より感心したのは、胴体着陸を行った操縦技術だけではなく、乗客に安心感を与えていたというキャリアビジネスにおける最大の安全という価値に非常に心を配っていたってことだ。パイロットの質が高いから出来たって言い訳が聞こえそうな気がするけれど、同じキャリアビジネスであってもタクシーや電車とは違うと率直に感じる。規模の違いこそあれ、またそのリスクの大きさという違いもあれ、人命を預かるキャリアというビジネスに対しての取り組みが違うねぇ。
2007.03.13
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ナレッジマネジメントをやろうってことで、ファイルを共有管理しようってことはどこの会社でもやっているけれど、これがなかなかうまく行かない。単純にいうと、情報をアップするほうの考えと情報を利用するほうの考えが同期していないってことなのだ。例えばセミナーで使用したスライドをアップするほうからすると、何時、どのイベントで使用したのかってことが重要な付加価値になるんだけれど(だって内容はよく分かっているから)、利用する方からすれば、その内容自体が最重要であり、それがどのような顧客やトピックと連携しているかってことになる。だもんで、それを埋めるべく属性をいろいろ登録するのだけれど、この属性ってのが登録する方からすると面倒でしょうがなくて、属性を増やせば増やすほど面倒くさいってことにもなる。そこへ行くと全文検索ってしくみが最近はあるので、それで属性に依存せずに済むんだけど、今度はたくさん検索されすぎてどれが適当なのかなかなか分からないってことにもなる。だから、そもそも登録したときの軸と検索するときの軸がぶれていなければそのようなずれもなくなる。さらに、ファイルそれ自体の価値に加えて、どの軸と結びついているのか、どういったように体系化されているのかもファイルを理解するための付加価値になる。製造業であれば、ほとんどの情報は部品/製品/製品種別/製品構成(部品表)といったモノの軸と連結されて理解される。よく部品表としての情報の整合性をPDM、つまりデータベースとして確保しようとするけれど、これはシステムの統合を必要として、システム化の労力もそしてシステムにあわせて業務を変更する労力も大きい。散在している情報をこの軸と結びつけるしかけがあれば、大きな改善効果が得られるので、その「軽い」しくみをまずいれるってのがなかなかいい方法だったりする。じゃあ、製造業以外の場合はどんな軸になるかってのはまた今度。
2007.01.25
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昨日の続きだけれど、非定型の日常業務を管理するためのプロジェクト管理において、定量的な予算管理や日程管理よりも重要にするポイントは何なのかってことだけれど、それは「品質」がキーワードになると考えている。そりゃ、一般的なプロジェクトにおいて品質ももちろん達成しなければいけない目標の一つではあるけれど、コストとの比較として考えると決してそのハードルが最重要にはなっていないことが多い。例えば、システム開発の場合、ユーザー要件を満足するという「品質」と高い生産性をもたらすだけの使い勝手や保守費用をおさえるだけの堅牢性などの評価を考えると、必ずしも最高の品質のものを提供しなければならない、という訳ではないのが現状であろう。これは、プロジェクトの費用があらかじめ決められていて、その費用の中で納品、検収を完了させなければならないという基準における品質が求められていて、その優位性を証明するための必要以上の品質が必要条件とはなっていない。それに対して研究開発業務の成果である製品に対していえば、その製品としての評価が検証されるのは、狭義のプロジェクトの内部ではなく、市場に投入されてからの競争での評価になる訳なのだ。で、この評価を得るために必要とされる「品質」が第一の評価基準となる。このプロジェクトに対する認識の差異、評価と品質に対する「想い」の違いが実は商売としてのプロジェクトの問題点をそのまま映しだしている。つまり、供給側(開発側)としては、定量的な評価が優先で、品質としては極端に言えば検証を得るための最低限のものをクリアしていれば成功といえるが、ユーザーにとってみれば、使い勝手、堅牢性、拡張性といった品質が期待を超えるものであるかどうか(金を払う以上自分がやるよりいいものでなければ承知しない、という日本文化があると思っている)が成功したかどうかのポイントになっている。こういった需給の思惑の違いがあるので、プロジェクトを成功に導くのは難しいんだよなぁ。まぁ、プロといっても一流という意味のプロとお金をもらっているというだけのプロがあるんだけれど、安易なプロが多いのも事実なんだけどね。
2007.01.23
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いわゆるプロジェクト管理として理論的に語られるものと現場とは違っている。それは、プロジェクト管理が必要とされる領域が決して単純な1つの要素ではないからや。バリューチェーンの中で業務手続きとして規定されている一連の業務に対し、定型化されない業務を管理する場合もあれば、一つの目的、成果に向けて期間を限定して発生、運用されるべき業務を管理する場合がある。通常では、後者に対してのプロジェクト管理が主体となっており、そちらをベースにした体系や理論が幅をきかせている。こちらのプロジェクト管理の対象になるものは、例えば、情報システムの構築プロジェクトであったり、プラントの設置・導入プロジェクトであったりする。前者の業務例としていえば、研究開発業務があげられる。大きな意味ではバリューチェーンの一環といえなくはないが、その業務手続きは標準化だけでは収まるものではなく、トライ&エラーのくりかえしが必要になったり、特異なプロセスが追加、割愛されることもある。後者の一般的なプロジェクト管理において、成功の基準はプロジェクトの実績が予定に対してどうであったかの定量的な評価基準が極めて明快であり、その評価基準を満足するための管理が求められる。予定スケジュールどおりであったのか、予算は遵守されたのか。など。ところが、前者の業務においては、確かにプロジェクト自体の同様の定量的な管理基準も求められるはするものの、それが第一の評価ポイントではない。評価はその開発した製品がどれだけの利益をもたらすか、であり、いくら安く早くプロジェクトが完了したとしても、売れない製品であれば全くのロスになってしまう。もちろんプロジェクトの定量的な評価は必要であるが、それは製品としての必要な要素を満足させることが欠かせない。そして、それを満足するための活動が前述の通り非定型であって、業務の途中で変更を必要とされることも多い。それでは前者のプロジェクト管理における力点はどこに置けばいいのだろうか。
2007.01.22
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不二家:消費期限切れの牛乳、パート従業員に押し付け(毎日新聞)不二家の期限切れ牛乳の続報。あまった牛乳を処分するやり方が規定されていなくて、その処理をパート従業員の部署であるシュークリーム製造に押し付けたってことが事件の実態ということらしい。(新聞記事といっても引用だからね。新聞だってよく間違うし。)で、内容を見ると突っ込みどころが満載なのだけれど、このパートにしわよせがいくってところに一つの問題の根があるんじゃないか。このパートについては、別のソースから聞いたんだけど、定年退職して再雇用された従業員ってことらしい。この高齢化で働かなきゃならなくて、しかもその立場がこれまでの経験を生かして尊重されるのではなくて、雇ってやっているってにおいがぷんぷんするなぁ。政府の年金政策の一つが受給年齢の引き上げで、60歳からの受給は現在でも可能ではあるけれど、計算ルール上の満額は65歳からで、70歳からであれば割増もある。そこで、退職金をたくさんもらって、家のローンも払い終わっている人はよくて、つまり、大企業の人は豊かな老後の世代が生まれるのだけれど、中小企業は60歳を過ぎても働かないことには生活が成り立たないのが現実なのだ。こんな就職時にどのレベルの企業に入るかで老後まで決まっちゃう格差社会って現実を見せ付けられているんだけれど、この格差社会については、若い人や、すでに大企業にいる人からみれば、よりより制度だって思われているっていう風潮や流れがマスコミによって作り出されていると思えてしょうがない。でも、こんな問題にいたるように、収入レベルというものが生活の幸せ度の唯一無二の指標としてまかり通ることになると、仕事そのものに対する責任感といった現場の力が(社会全体として見た場合に)低下することになる。仕事だけじゃなくて、例えば、地下鉄文庫の崩壊っていうモラルを前提としたしくみの瓦解や、図書館での書籍持ち出しの増加などそういったトラブル、リスク、コストが実は凄く積み上がってきている。ワシは、グローバル経済の中で、企業の活力をどう生み出すかってところに政治の努力を否定するものではないけれど、その中で生活者を守るための方策としては、低コストでの生活を保障するってことが必要だと考えている。この生活保障について、老後での高収入というのではなくて、低コストってところを実現するのが政治の腕の見せ所じゃないのか。そしてこの低コストって部分には、この不二家のような問題も含まれるって考えるのだ。最近の政策では、減価償却の流動化には大賛成だし、高速道路という生活コスト(もちろん企業コストにとっても大きい)を下げることも絶対に必要だと思う。田舎に高規格の道路を作ってもそれが生活者のコストを下げたり、企業の競争力をあげるものではなく、田舎の建設業界+政治家+官僚のふところをうるおすしくみだから問題なのだ。だから、求められるのが生活者のコストを下げるって視点にすると非常に分かりやすい指標だと思う。格差社会は資本主義経済として放置すると拡大するのは当たり前のことだ。それを社会コストという考えと、生活者=国民保護の観点から生活コストの低下にどうバランスさせるかが政治の必要なことなんじゃないの。
2007.01.15
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ペコちゃんも泣いている…不二家全店、販売休止不二家:問題隠ぺいの形跡?「雪印の二の舞い」と内部文書不二家が期限切れの牛乳使用や、規定を超える菌が検出されたシューロールの出荷が明るみになり、全洋菓子工場の操業停止、フランチャイズを含む全店での洋菓子の販売停止に陥っている。内部統制という問題からすると、業務遂行上のルールをきちんと規定し、そしてそのルールにのっとって業務が行われているかどうかの監査が行き届いており、さらに問題があったときに速やかに報告が伝達されしかるべきアクションがとられるか、といったしくみ作りやそのしくみをきちんと運用するための教育が重要なのだけど今回の問題は、そういったレベルやない。もちろん現場でミスを見逃して、それをそのまま出荷という企業としての品質責任を果たせない事態を招いたことそのものに問題があり、その意味では業務モデル、管理モデルに欠陥があるのは明らかなのだけれど、企業としての意思、モラルという意味で最悪ともいえる。雪印のケースでは、社長は聞いていない、とか寝ていないとかトップとしておかしな事態に陥っているという危機感が薄い発言をしていたけれど、今回はその報告がトップにまで伝達されていながら、アクションが消費者を裏切る方向になっているってことは根が深い。つまり、現場から管理層から経営層まで全体に渡って確信犯的に消費者、顧客をないがしろにしていたってことに他ならない。正直、ワシは2度と不二家の客になろうと思わないよ。内部告発を企業は「悪」と考えているのかも知れないけれど、社会正義からしたらそういった内部告発が生まれる土壌そのものが問題なのであって、企業がきちんと機能していれば内部告発自体が発生する余地がないはずなないのだ。この見地に立つからこそ内部告発を促すための施策も行われているわけだ。現実に日本の人口が減少傾向になり、嗜好の細分化が行われている中で、「食」というもっとも個人の嗜好が日常の中で発揮される分野において、日本全体をカバーしようとするのは困難であるし、逆に小さなラーメン店であっても大手チェーンを凌駕することができる業種なのだが、その中であって洋菓子という分野において、ナショナルチェーンがどこまで必要なのだろうか、ということも大きく根本にあると思う。洋菓子の大手といえば、不二家のほかにコージーコーナー、山崎製パンなどだけれど、淘汰されなければならない状況だったのかもしれない。そういえばシュークリームのヒロタも経営危機だったし。もっと大きなパラダイムでいえば、大きな工場で大量生産し、フランチャイズで大量販売するという形態が、コンビニに負けているってことと。それぞれの店舗で生産されたものをネットや通信販売で全国で味わうことができるってことの変化についていけなかったという気がする。経営状況が悪化して、値上げができないまま、コストダウンが現場にしわよせされて品質に問題が出るというのは典型的な例ともいえれが、この悪化した状況について経営環境のきちんとした分析と対策が間違っていたんじゃなかろうか。それにしても、今回はトップが認知しながらってところで、言い訳の余地なしやで。
2007.01.12
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営業と一緒にプリセールスをしていて様々な会社に出かけるので、オフィス環境がちょっと気にかかる。ちょっと問題があると思うのは、会議室に行くのに、業務の机を縫ってたどりつくような場合や。こっちは初めての営業訪問で、これが最後かもしれないといういわば他人に極めて近いのにもかかわらずオフィスをのぞかれるってのはどうもおかしい気がする。新しいオフィスに引越した会社は、きちんと会議室への導線が分かれていることが多いし、大企業だと社外との会議室はフロア自体が分かれていることも多い。こういったのは、当然の配慮であってしかるべきやないですかね。大体、平机で広い見渡せるスペースで仕事をするってこと自体が落ち着かない。以前に外資系のソフトウェア会社の本社に訪問したら、本当に下っ端であっても個室で業務をしていた。目を行き届かせないと仕事をさせられないとか、仕事の評価ができないとすれば、それは管理能力の問題だし、そんなしくみに問題があるんやないかと思うね。資料を作成することが多い者としては、落ち着いて作業できるスペースが望ましいと思えてしょうがない。まぁ、そういう意味では営業は平机でもいいと思うけど。能力主義を標榜するのであればこそ、言い訳のきかない業務環境ってのもセットでしょ。大体顔をあわせないとチームプレーが出来ないってのは大人じゃないよ。そりゃ、意思疎通の一貫として、直接の顔をあわせたミーティングは重要だけど、チームとして活力を生み出すためには、何よりもメンバーそれぞれがプロであることがより重要なんやないの。そういう意味では、会議に出席して何もしゃべらない者やついてきているだけの営業がいっぱいいる会社は大体、おかしいわな。
2006.12.12
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久しぶりに外部のセミナーに参加した。内部統制というキーワードをどのように料理しているのか楽しみだったのだが、結局は、インフラ系のセキュリティ製品を売りたいがためであった。もちろんセミナーも商売なんだから売りたい商品をアピールするのが目的だろうけど、いかんせん、よかったなぁ、得られるものがあったなぁという気持ちを持って帰ってもらいたいとは思わないのかなぁ。ちょっと残念。反面教師にしてがんばろうっと。
2006.12.01
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今日もセミナーで話したんだけれど、時間が足りなくて最後はちょっとバタバタしてしまった。と、いうのも既に案内状とセミナーの内容も提出していたにもかかわらず、営業から内容の変更を依頼されて、急遽ページの見直しをしたからだ。そりゃ、営業があってのイベントだけれど、結局は来場者に満足してもらわなければならないとしょうがないので、羊頭狗肉のようなまねはできない。それでも無理して要求されたコンテンツを最後に足したのだけれど、中途半端になってしまった。もちろん、それを消化しきれなかったのは悪いけれど、それなりに内容については評判もよいものをベースにしていたし、それまでの出来もそれなりにだっただけに悔しい。まぁ、この悔しい思いがなければ、よりよい仕事や結果が得られないと思って前を向いていきまっしょい、ってところですがね。
2006.11.28
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本日は、超大手SIer(ってことにしましょう)のイベントで講演&展示を行った。昨年に続いての出展なのだが、来場者が去年に比べてあまりにも物足りない。人事ながら、責任者問題になるんじゃないかと心配やね。それに展示用の同僚が、途中で別件に出てしまい、講演に引き続いて展示スペースで活動することに。し、か、も、直帰とはいかず会社に戻って仕事。とてもレセプションで少しお腹にいれてからって気持ちにもならへんかったもんなぁ。
2006.11.22
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手ごたえの無い仕事ほど疲れるものはない。意気込んで顧客訪問をしたら、すでに選定も終わって導入中だったとか、そんなことは枚挙にいとまがないといえる。ところが、今日はなかなかすごかったでぇ。セミナーの参加予定者が二人。で、当日の欠席連絡が一人。そして、その一人が中途退出。しかも、その中途までのセッションは船こぎまくり。。。一人だからって手を抜いているとは思われないように、気合をいれたのが、見事に空回りです。こんな日もあるさ~。(沖縄風)
2006.11.20
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今日、ある企業にソリューションの説明に行った。これまで文書管理のシステムを導入していたのだが、リプレースの検討をすることになり、他の製品も見てみたいってことで、ワシのところにコンタクトがあったのだ。自分では、文書管理の成長過程として、4つのレベルがあると考えている。第一は、原本管理を紙で行うレベル。第二は、ファイルサーバーを使用するレベル。第三は、文書管理システムを利用するレベル。第四は、文書と業務管理を連動させるレベル。で、今まで利用していた製品とは違って、第四のレベルについて熱~く語ったつもりでした。それなりの質問も頂戴したし、デモンストレーションもそれなりにご理解いただいたとの言葉もいただきました。第四のレベルについては、世間では、ISOへの対応だとかで、ワークフロー型の製品が主流だったりするのだけれど、手戻りがあったり、開発途上でのトラブルへの対応、あるいはすり合わせが必要だったりする設計開発業務は、そんな定型的なワークフローでは対応しきれない局面があると思うんだよね。それに、定型化しようとすると、それが手段ではなく、目的になってしまっている失敗も多いんだよね。つまり定型化すると、それにあわせることが主体となってしまい、そのコンテンツに対して最もふさわしい、能力の結集だとか意思決定が行なわれているかどうかでなくなってしまい、そのフローを流すことだけになってしまったりするんだよねぇ。このあたりのシステムの機能としては豊富だし、一見すると使い勝手がよさそうだったりするものであっても、実際にはシステムというものが業務遂行上のインフラそのものになったりするがゆえに、それが新たなしばりを生み出してしまうことも多い。で、そのしばりが業務上、有意義に働くうちはいいのだけれど、対応しきれなくなるときが来る。で、それをシステムの陳腐化という。そうなんだけれど、その陳腐化する要素をそもそもどれだけ抱えているのかってところでシステムをきちんと評価すれば、ワシの提案とワークフローとの違いをきっと理解してもらえるものと考えている。
2006.10.23
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今日、タイムレポートシステムの紹介を受けた。作業者が作業時間を報告するのではなく、PC上での作業を半自動的に転記するってものだ。こんなソフトが入ってしまうと、PCで何をどれだけやったか白日の下になってしまう。といっても、きちんと仕事をして、時間単位で顧客請求をしなければならない業務スタイルである監査や公認会計士、税理士といった事務所には使い出があるやろうね。もっといえば、プロフェッショナルの資質の最重要なひとつとしてタイムマネジメントがあるので、こういったソフトでの管理の上をいくぐらいやないとプロやないといえる。問題はデータを集めたあとの処理がきちんとしているかどうかなんで、なぁなぁの評価のしくみしかない会社であればその効果はでないやろうね。ギスギスしていると感じるかもしれないけれど、それだけの生産性に対する意識がないことには、世界レベルでの競争を考えるとやらないかん気もする。テクノロジスト向けの管理スタイルのひとつとして有効に利用できる企業とそうでない企業では差があるやろね。昔いた会社が、この会社での経験は普通の会社の5倍とか豪語していたけれど、そのうらづけにはタイムレポートによる管理のしくみがあったのは間違いないもんなぁ。
2006.10.20
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グローバルスタンダードって言うけれど、企業統治そのものすべてがグローバルスタンダードで統一される訳じゃないはず。だって企業とは、その社員、所在地に伴うローカルな文化とは切り離されられないから。もちろん多国籍企業であれば、グローバルで通用するしくみが必要になるけれど、企業ごとの比較においては、やっぱりその特性が出現するはずなんだ。じゃ何がグローバルスタンダードなんだってことだけど、これは企業間で交換する情報が決め事をきちんと守っていることである、ってことになる。その最たるものが財務諸表情報であるので、その情報の内容はどの会社のものであったって同じ尺度で見られなければならない。それが、最近では、結果としての統一性だけでなく、結果を生み出す処理としての統一性や健全性を保障しなければならないってことで内部統制なんてことが言われている。この内部統制にしたって、プロセスの信憑性を保障するためのものであって、プロセスそのものを画一化する訳ではない。いかに基準を満足した上で、自社の強さがでてくるプロセス=コアプロセスを構築できるかがポイントなのだ。だから、もし安易なグローバルスタンダードのプロセスモデルを適用するってことが、まことしやかに語られているとすれば、そのモデルを売りたいがための似非コンサルタントだって思っていいんやないか。確かに標準の処理モデルとして整備されているものは、ベンチマークとしても有効でありそれなりに意味があるんだろうけれど、それ以上でもない。自分自身の競争力の源泉が存在するプロセスはどこなのかってところが最重要なのだ。逆にいうと、競争力の源泉でもないところであれば、自分自身の特性というよりも、贅肉をそぎおとしたプロセスにしたほうがいいんだろうけど。まぁ、そうするとそのプロセスを担当している人はおもろないかもしれへんけどね。といっても、本当は、スタッフとラインがきっちりと分かれていてそれぞれで体系が違う方がええと思うので、今のような一律の正社員がええとは思わへんねや。
2006.10.06
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オーナー型の中小企業の特徴は、処理の手間暇よりもコストだったりする。大手企業では、システム投資だと、リース契約、資産管理、減価償却などにルールがあって、それにそったやり方でしばられていたりして、本当に安いというよりは、処理のしやすいほうを選んだりする。その会社では、コンピュータ機器は通販で最安値をかってきてまわしている。なので、サーバーではなく、普通のパソコンをサーバーで使っている。そうすると、煙が出たり、急にとまったりというリスクは当然高くなるけれど、そのかわりにバックアップ頻度を高めたり、機器交換を頻繁にするなどして対応している。そりゃシステムがとまると業務がまったくとまる会社ではそうはいかないけれど、現業はあくまで、機械加工な場合に、システムとは関係なくまわるのであれば、システムとしての可用性はおさえて、コストを下げられるわけだ。サーバー型利用機器は2年を目処にして、順繰りに社員のパソコンへと転換していっていたけれど、これもひとつの方策で、身の丈にあったシステム管理かもしれへんなとは思いましたなぁ。
2006.10.04
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内部統制のルールを運用するにあたっては、インの情報、プロセス、アウトプット情報という情報処理を考えると、プロセスとアウトプット情報の監査という2点において、どのように対処するかってことになるんちゃうかな。プロセスについて、これがブラックボックスにならないように、プロセス自体のログを残すようにして、プロセスのトレースを可能にすることが1点であることが、これまでの出口をチェックするという仕組みを補完することになる。捺印という方法は、書式としての文書に対して、確認印というチェック機能を果たすという機能を果たしている訳だけど、そのチェックすべき内容についての処理プロセス自体について管理されている訳でもない。たとえば、その書類を作成するにあたって、原本となるモトネタを引用したのはいいのだけれど、その原本の表現がそのまま残ってしまって、それがミスにつながるなんてこともあるだろうが、それが分からない。これに対してプロセスのチェックとなれば、どういった書式としての体裁と内容が必要なのかそしてその内容については、どのようなルールにしたがって表現、チェックされなければならないのかという決め事があって、その上で過去の事例が参考になっていれば、それを参照した形跡も残るってように、処理の筋道がきちんと残っていることがええんやないかな。で、こういったプロセスの決め事が会社の定型業務であれば、あらかじめルール化もできようってもんだけど、非定型の業務がたくさんあるのが普通なので、それをどのように管理できるかってことが問題なんやね。そこで、プロジェクト管理という枠組みのなかで、処理プロセス自体をきちんとトレースできるように残すってことが業務環境面で有効な訳なんだ。もちろん、その裏側にはプロジェクト管理外での作業を許容しないっていう決め事が必要なんだ。
2006.09.11
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内部統制って、ルールがきちんと運用されているかどうかってことと、ルールが正しく定義されているかってことの両面なんだけれど、もちろん最近問題になってるのは、ルールがきちんと運用されているかどうかってことや。ミツトヨの不正輸出の問題だって、まったく社内にそんなルールがなかったって訳ではなくて、結局は、営業の受注を確認(Confirm)する機能が無かったのか、働かなかった訳なんやろう。で、こういった機能が不全であること自体について考えると、内部統制って軸じゃなくて、実はリスク管理っていう軸で会社の管理体制が行き届いていない気がするんよね。リスク管理ってのは、問題を起こさないようにするためってことだけど、順番としては、発生するリスクの分析があって、その後に防止策が来る。このリスク分析がなくて、あたふたと話題になっていることにパッチワークで対応していることがあって、その体質の延長線上に結局内部統制がおざなりになっている気がしてしょうがない。これは、要するにきちんとした管理軸としてのフィードバックループがない業務の質は、すべからく低下するってことで、まぁいえば水は低きに流れるってことだ。当然、質を高く維持するためには、自然の流れに任せては駄目で、それを維持するためのいろいろな仕組みや努力が必要なんだ。たとえば、QC活動ってのも与えられた作業レベルの維持ではしょせん低下してしまうから、現場として常に改善=停滞は衰退ってことを意識させているってことだ。だから、内部統制っていうエンロンに端を発する問題としてではなく、企業としてのリスク管理をどうしていくのかって軸がないとうまく行かないのは自明なんだな。ということで、リスク管理ありきで、次にやっとルールをどう運用すべきかって問題になるんだ。
2006.09.08
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プロジェクト管理システムを導入したいっていう会社があるのでひょいと営業に行った。システム開発が中心であり、管理系社員以外は全員が開発系ということ。現在は小規模ながらこれから上場を目指すにあたって、きちんとした内部統制を行なっていきたいってことみたい。で、この内部統制って観点からプロジェクト管理システムを見ると一つのポジションやと思うわけやね。内部統制ってことは、管理基準に従った社内運営が行なわれているかどうかってことで、この管理基準に対する遵守ってことが、公正という観点から注目されている。もちろん、ここでの公正は投資家に対する株式評価に対する指標がその第一の点で、米国ではすでにSOX法としてリリースされている。で、このルールと運用なんだけれど、組織運営上必要不可欠なことであるといえばあたりまえであって、わざわざこんなルールに振り回されるのはいまさら何だかなぁ、って部分もある。でも、法令順守にしても何にせよ、大切なのはチェック機能であって、たとえば会社の財務報告であれば公認会計士がその職務を全うしている。で、この機能が不全に陥ったんだけれど、この機能そのものだけでなくて、その機能に依存していて、内部統制が出来てないってことになった。で、内部統制ってどうするのって話しだけれど、これはチェック機能をどう業務に対して持ち込んで行くかってことになるんだよな。一番よく目にしているのは、様々な書類に対して押されている判子やね。様々な回覧文書は外向けの提出文書に対して、捺印をすることでそのチェックを果たしているってわけだ。ということで云うと何も問題がない気がするんだけれどどうしてプロジェクト管理は、その意義があるんだろうか。(
2006.09.07
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