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楽天を今朝買い戻した…長い一ヶ月だったが、懲りずにまた売り建てる。
2006.08.31
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東海林と書いてトウカイリンと読むのだとばかり思っていた。ショージ、と読むのである。てんてんをつければジョージ。ジョージ・サダオ。なにやらガイジンさんとのハーフのようである。そこまでいかなくとも、山本ジョージさんを連想させるような男前のひびきがあるではないか。本人がどれだけ男前であるかの検証については、ここでは言及を避けたい。本の中にまだ独身だった林真理子さんとの対談があって、そこにすでに結婚していた東海林さんの写真が載っているので、各自研究に邁進されたし、と思う。中身のほうはタイトルからも察せられるように、食べ物の話が主である。もっとも、不具としてはタイトルからはずれた横道の話題のほうに興味がある。たとえば、「葬祭新聞について」。お葬式関係の新聞についてのお話である。話の内容もさることながら、葬祭新聞に掲載されている広告についての考察がまた、面白い。「家族計画について」という男の避妊具にまつわる話もある。「オリンピックについて」では、横丁の頑固親父の話を「へいへいさようごもっとも」と丁重に聞く役割である。それがまんざら演技でもないところがまた、面白い。しかし何といっても秀逸は「プロ野球について」であった。東海林さんの未来を予見する目は、すばらしい。「江川監督ひきいる球団など、想像するだけでも身ぶるいしたくなるけど、そういう時代は必ずくるのですよ。さあ、どうする。燃えない監督に燃えない選手の燃えない野球の時代、それは必ずくるのです。そのとき、プロ野球の火は消えます。燃えない野球など、だれも見にこない」王さんがまだ巨人軍の監督だった時代の話である。こんな一節もある。「そういえば、いままでのプロ野球界を支配していた思想は、軍隊帰りのおじさんたちの思想なのですね。事実、軍隊帰りの人が多かった。三原も水原も、川上も西本も…(以下略)」うーむ、なるほど。それで今でも高校野球どころか少年野球チームの選手たちは、そろいもそろってマルコメ頭をしているのだな、と地元の新聞のスポーツ欄を眺めながら、一人不気味にうなずく不具なのであった。
2006.08.30
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デュマレストの物語は、那須正幹さんの「ズッコケシリーズ」に似ている。毎回必ず主人公の生い立ちと彼が何を求めているかという説明があり、デュマレストと敵対するサイバーたちが中央司令部に脳波で知りえた情報を通信する描写などなど。毎回必ずサイバーが一人死ぬことを勘案すれば、もっと端的に、水戸黄門的と言ったほうが適切かもしれない。だから、基本的にはどこから読んでもいいのだけれど、以前のエピソードやアイディアを踏襲・変形させていたりするので、順番に読んでいった方がいいようだ。たとえば今回、デュマレストはそれを飲めばスーパーマンになれる「共生」キノコの胞子を求めて惑星スカーに降り立つ。それも自分が飲むためじゃなくて、売って旅の費用を稼ぐためというから、ふるっている。で、お定まりのように今回も相棒は死んでしまって、彼だけが生き延びる。ま、そうでなければ話は次回に続かないわけだけれど。惑星ジェストの領主。その妻。サイバーの陰謀。黄金の胞子。寄生胞子。硬貨。運命。0座標。
2006.08.29
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原題は『カリーン』。『夢見る惑星フォルゴーン』と同じパタンである。しかも今回彼女はデュマレストの相方も務める。いつもは男性なのだけれど、カリーンはある超能力を持っていたから。惑星ロギスからクロンへ。クロンからソリスへ。ソリスからホープへ。「共生惑星ソリス」とあるけれど、ソリス自体は共生とは何のかかわりもない。ただソリスで生まれたカリーンの精神がある肉体と共生関係にあるというだけで…しゃべりすぎた。もう一つ特筆すべきことは、この巻に至って、今まで端役的存在だった宇宙友愛教会の僧侶たちが、にわかに脇役に格上げされた点だろう。おなじみサイクロンのサイバーとデュマレストと僧侶たちの三つ巴の絡み合いがまた絶妙である。それにしてもデュマレストは何歳なのだろう。肉体的には30代くらいだと思われるのだが、銀河系の星々を冷凍睡眠で移動している間はほとんど年をとっていないので、ウラシマ効果ではないけれど、彼が地球を飛び出してから、もう何百年も経っているに違いない。それでも彼は、故郷を目指す。宇宙船。爆発。人さがし。奴隷商人。ギャンブル。怪物狩。人工の共生体。指輪。
2006.08.28
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シリーズも三作目になってくるとパターンが大体わかってくる。地球を求めて宇宙をさすらう主人公デュマレストが冒険に巻き込まれ、その都度主人公の相棒が死に、デュマレストはその星のサイバーを殺し、結果的にサイバーの陰謀を打ち砕く。またそれぞれ趣向は違うが、デュマレストは自らの生存を掛けて闘わなければならない。今回の相手は人食い蜘蛛と…。トイというのはTOY、つまりおもちゃのことだ。ハイヴの支配階級は封建領主だったが、トイの支配者は株主である。それはいいとして、どこの星に行っても皆英語を話している(そうでなければ、「お前地球(アース)という星を知らないか?」「アース(地面)なんて星聞いたこともない」)という会話自体成り立たない)のに、誰も地球の存在を知らないというのもおかしな話だ。ともあれ、この巻でまたひとつ情報がもたらされた。「地球の別名をテラという」。トイマスター。奴隷。ライブラリイ。首輪。蜘蛛。兄妹。決闘。裏切り。推理小説。
2006.08.27
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原題は『デライ』。ヒロインの名前である。彼女は惑星ハイヴの有力家族のお嬢様。生まれついてのテレパス。デュマレストを愛しまた「愛される」。もしこのカップルが成立していたら、われらが主人公の地球を探す旅もここで終わっていただろう。それでは物語の展開上困るので…そういう意味では、デュマレストはやはり戦後の、それも60年代~70年代のヒーローである。どちらかというとハードボイルド小説にでも出てきそうなタイプだろうか。ハーロックというより、ゴルゴ13に近いかもしれない。少なくとも、ジョン・カーターやキャプテン・フューチャーのようなタイプの男性では、決してない。それにしてもサイバーというのは奇妙な存在だ。脳手術を受け、知性と理性だけで動く思考機械のような人間。彼らが属している組織の名をサイクロンという。宇宙全土に連絡組織を持ち、どうやら地球の情報についても詳しく知っているらしいのだが…覚書…ローヤルゼリー。家長、あるいは族長。封建社会。相続。椅子とりゲーム。植物との共生―あるいは取り込まれ。
2006.08.26
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サーガというのはどうにも苦手である。ペリー・ローダンシリーズなど、そのあまりの長さに辟易して未だに手をつけていない。おそらく今後もその機会はないものと思っている。タブのこの「惑星」シリーズも、存在を知っていながら今まで手にすることがなかった。図書館で偶然目にして、復刊されていることを知らなかったら、こうして読むこともなかっただろう。遠い遠い未来の話。主人公のデュマレストは10歳の時に地球から家出した。その頃地球は既に(核?)戦争のため砂漠だらけの荒れ果てた土地になっていたのだ。大人になったデュマレストは、はるか彼方の故郷「地球」を目指して、果てしないさすらいの旅を続けるのだが…とまあ、こういう風に書くと、どうして不具がこの本に魅かれたのかがよくわかる。要するに、『銀河鉄道999』の逆なんだ、これ。もっとも主人公は星野鉄郎というよりハーロックに近いキャラクターなのだけれど。あらすじを書いてしまうと興ざめなので、内容をすっかり忘れてしまって読み返すときのためのキーワードを少し。後継者。女皇。陰謀。替玉。死体。精神感応。狂気。嵐。
2006.08.25
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たとえ一冊作家でも作家は作家である。しかし現役を引退したライターや漫画家等はすでにライターでも漫画家でもない。なぜならライターや漫画家が職業であるのに対し、作家とは肩書きにすぎないからである。
2006.08.24
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「よゐこ」濱口&ゆうこりんが熱愛! お笑いコンビ「よゐこ」の濱口優(34)と、タレントの小倉優子(22)の親密交際が発覚した。24日発売の週刊誌「女性セブン」が2人のデート現場を報じている。 2人の出会いは4年ほど前。その後、濱口が仕事で一緒になるたびに話しかけるなどアタックし、約1年ほど前から交際するようになったという。2人が小倉の愛犬を連れて濱口の自宅近くで深夜の散歩を楽しむ姿や、デパートで買い物をする様子も報じている。 濱口の所属事務所はこの日、「いいお友達の1人としてお付き合いしています」とコメント。小倉の所属事務所は「ノーコメント」とした。 関係者によると、濱口はバラエティー番組などで見せる姿同様、気さくで飾らない人柄で、共演した女性タレントにも意外な!?人気を集めている。 「ゆうこりん」と称し、「コリン星から来た」とされる経歴など不思議キャラで知られる小倉も、ひと回り年上の濱口の前では1人の女性としての表情を見せているようだ。 ◆濱口 優(はまぐち・まさる)1972年(昭47)1月29日、大阪府生まれの34歳。90年に有野晋哉と「よゐこ」結成。ツッコミ役。テレビ東京「ディズニータイム」でMCも担当。1メートル68、60キロ。血液型A。 ◆小倉 優子(おぐら・ゆうこ)1983年(昭58)11月1日、千葉県生まれの22歳。02年に「日テレジェニック2002」のメンバーに選出。グラビア、バラエティーなどで活躍。1メートル62。血液型B。(スポーツニッポン) - 8月24日6時5分更新----------別に、この手の組合わせは珍しくはないのでしょうが。不具的には意外なカップルだったので思わず貼り付けてしまいました。しかし、逆の話はあまり聞きませんね。『ブスの瞳に恋してる』というのは、実話をもとにしたフィクションだそうですが、現実のY田H子さんやM上T子さんたちの浮いた話というのは…
2006.08.24
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太陽系の惑星を9個から12個に増やすとする惑星の定義案を示していた国際天文学連合(本部・パリ)は23日、冥王(めいおう)星を惑星の地位から格下げし、8個にする修正案で最終調整に入った。 惑星として親しまれている冥王星が、教科書から消えるという事態もありそうだ。 22日の総会では小惑星「セレス(ケレス)」、冥王星の衛星「カロン」を惑星に昇格させるとした当初の案への反対が続出。ほかの惑星に比べて大きさや軌道面の点で異質である冥王星を惑星としてきたことに反発する声も出された。 こうした意見を受け、定義案を作成する同連合評議委員会は「12個」案を撤回。新たに〈1〉自分の重力で球形になったもの〈2〉その軌道領域で主要な天体であること――などを惑星とする新定義案で最終調整に乗り出した。(読売新聞) - 8月23日14時38分更新---------------おやまあ。けれどまあ、落ち着くところに落ち着きそうですね。小惑星セレスが惑星に昇格すると、他にもいっぱい惑星が出てきちゃいそうだから。冥王星さんにはわるいけれど、二重惑星だか衛星だかのカロンちゃんとその外側のカイパーベルト内のお友達ともども、冥府でお眠りしていただきましょうか…ナマンダブナマンダブ。
2006.08.23
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一般には不吉な数字といわれているけれど。4の約数は1、2、4。これを全部掛け合わせると1×2×4=8。4の2乗は16。両方を足すと8+16=24。で、24という数字は、1から4までの自然数を全部掛け合せた数に等しい(1×2×3×4=24)。で、一日は24時間。そのうち8時間は睡眠時間。起きている時間は16時間。その比は1:2になっているというわけ。うーん、美しい。
2006.08.22
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駒大がんばった! 早実がんばった!物凄い二日間だった!エース斎藤君お疲れさま!君はまるで中西球道だ!この感動はWBC以来だ!Boxingじゃないぞ!よかったですね、王監督!
2006.08.21
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ファンタジーというのはどちらかというと苦手な分野です。竜と剣と魔法の物語は、アーサー王伝説の伝統を受け継ぐ英国製品だけで十分だと思っています。ましてや騎士物語など『ドン・キホーテ』に如くはなし、と。何をいまさら悲しくてアメリカ製のファンタジーなど…ま、ライマン・フランク・ボームのオズの物語だけは例外ですが。うんぬん、などという不具も、本書は大変面白く読めました。見方によっては、トウェインの『アーサー王宮廷のヤンキー』の遠い末裔として読めないこともありません。もっともあれよりはるかにドタバタでハッピー・エンドなのですが。「族長の中の族長」というあたりは、ERBの『火星のプリンセス』あたりも入っていますかね。ファンタジーの世界に紛れ込んだ主人公が、自分の意に反してあれよあれよという間に出世していく様が笑えます。同時収録の『兎にされた姫君』はディヴィッド・ドレイク作。副題に「L・スプレイグ・ディ・キャンプに捧ぐ」とあります。『勇者』と違ってこちらは勝手に『魔法使い』にされるのですが…
2006.08.21
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大人になって読み始める哲学書は心の糧にはならない。ただ論理の展開を楽しむのみである。人生について何がしかを考えるなら、昔読んで感動した本を何度も読み返すに若くはない。
2006.08.20
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もし、故人の失われた名誉を少しでも回復したいと願う者を歴史修正主義者と呼ぶならば、不具は間違いなくその輩である。
2006.08.19
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台風のために骨だけになってしまった傘を、それでも強風のなか差して歩み行く人たち。はたから見れば滑稽かもしれないが、彼らを一笑に付す者は、世界を破滅に導く者である。
2006.08.19
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詩は畢竟うたとアフォリズムからできていると言ったのは大岡信であったかどうかわすれたがそればかりではないだろう と谷川俊太郎が反論していたのはおぼえている『アルマジロジック』 これはまさにうたとアフォリズムでできた詩集だ 正確にいえばビートルズと谷川俊太郎でできた詩集である無論そればかりではないのだが詩人は平和主義者である実篤も達治も光太郎もすでに死人になってひさしい現在詩人がその道を踏みはずすことはもはやない彼らを声高に非難するのはやめよう世界は彼らを必要としているのだたとえ彼らのペンが筋金入りではないとしても剣はつねにペンよりも強いのだから
2006.08.18
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アルファ・ケンタウリから来た宇宙人と地球人のファースト・コンタクト。けれどもある日、宇宙人の一人が地球人の一人を殺してしまった、という容疑をかけられ逮捕されます。結局宇宙人は無罪になるのですが…。エピローグがいかにもソウヤー的な小説です。「イギリスでは陪審員を選んだ時点で裁判が始まるが、アメリカでは陪審員が決まった時点で裁判が終わる」
2006.08.17
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ズッコケシリーズで有名な那須先生のミステリーシリーズ。安藤圭子、ハチベエ、田代信彦を連想させる松崎小学校6年生3人組と、老人ホーム「写楽ホーム」の2人組が次々に事件を解決に導きます。ズッコケシリーズと違って、事件が時系列的に並んでいるので、順番に読んでいったほうがいいでしょう。無理をすれば卒業式前にもうひとつ事件を挿入できたかもしれませんが、全部で七つの事件のうち、最初と最後の事件だけが殺人事件ではなく、シリーズのちょうどまんなかにあたる『怪盗るぱんの亡霊』が関谷老人の過去と深くかかわっているあたり、作者の計算が伺えます。さらに、シリーズ最終巻『マルギットの首飾り』は『ズッコケ怪盗X最後の戦い』にプロットがよく似ています。ということは、このシリーズもここで打ち止め、ということなのでしょう。SFには少年少女を主人公としたジュブナイルという分野がありますが、このシリーズもジュブナイルミステリーとして、大人でも楽しめるものになっていると思います。
2006.08.16
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ですが、不具としては特に、小泉首相に対して、何も申し上げることはありません。「よくやった!」とも思いませんし、「感動した!」わけでもありません。思えば8月15日に初めて靖国神社に参拝したのは三木元首相でした。そのとき「私人として参拝します」と言ってしまったのがそもそもの始まりで、中曽根元首相の公式参拝のときにも影響を及ぼしました。安部さん次第ですが、あるいは今日に限らず日本の首相が靖国神社に参拝するのは、今年が最後になるかもしれませんね。それで中国や韓国とうまくやっていけるのなら…と。個人的には、それでうまくいくとはとても思えないのですが、相手側の外交カードを一つ減らす、という意味では外交政策になります。歴史教科書問題については、一度、お近くの図書館で、日本語に翻訳された中国や韓国の歴史教科書をお読みになってみて下さい。例の「新しい歴史教科書」でさえいかに客観的に書かれているかが、お分かりになると思います。ただ、かつて日本は遅れてきた列強の一員として満州の権益を巡って中国と全面戦争に入り、最終的に負けてしまったことは事実です。日本はただ米英蘭の植民地政策の真似をしただけなのに、その米英蘭から包囲されてしまったのですね。またその頃は韓国も北朝鮮も「大日本帝国」でしたから、彼らは日本と共に戦った「戦友」であったはずです。それが日本が連合国に負けた途端に…勝てば官軍、負ければ賊軍とはよく言ったものです。とは言っても、不具はあの戦争に日本が勝てば良かった、とは思っておりません。理由は色々ありますが、まず、あの戦争に日本が勝ったという事は、ヒトラーもまた勝ったであろう、ということです。その際、あるいは『高い塔の男』でF・K・ディックが書いたようにアメリカの代わりに日本、ソ連の代わりにドイツが世界を二分したかもしれませんが、第二次世界大戦での日本の戦い方を見ていると、日本がナチスとの冷戦に勝てたとは到底思えないのです。どうか、アメリカの代わりにソ連が勝った冷戦終結のその後を考えてみてください。日本が勝った世界とは、最終的にナチスが一人勝ちする世界ではないだろうか、と不具には思えてなりません。第二に、仮に冷戦に日本が勝ったとしても、おそらくその際は「大東亜共栄圏」が成立しているでしょうが、ドイツ帝国の崩壊と共に、民主化の波がそこにも押し寄せてくるでしょう。そうすると日本は、今まで「外地」にしていた朝鮮や台湾の独立運動に悩まされることになります。あるいは武力闘争にまで発展したかもしれません。それを無理矢理抑えようとすれば現在の中国共産党のような体制にならざるを得ず、そうなると国際社会の反発を招くことは必至だったでしょう。日本が負けて植民地を手放さざるを得なくなったのは、日本にとってむしろ幸いでした(竹島問題はまた別です)。負ければ賊軍。それでも、ドイツの場合は、すべての罪をナチスになすりつけることであの戦争を清算させました。ところが、日本の場合は、すべての罪を天皇になすりつけることができませんでした。というより、日本国復興のために、象徴としての天皇制をアメリカも利用しました。その代わりに東条英機元首相らがA級戦犯として裁かれたわけですが…中国や韓国の立場としては、日本の首相の靖国神社参拝は批判せざるを得ないでしょう。ただ、日本でも国論が二分しているように、中国も民主化されれば国論が二分されるかもしれません。中国が変われば韓国も変わってくるでしょう。それまでのらりくらりと逃げるだけの外交力のあるわが国であればよいのですが、どうも望み薄の模様です。----------------不思議なのは…トピックス 中国と韓国が参拝に抗議声明 米コカ・コーラ 不買で苦境に 独作家 ノーベル賞返還要求も 英テロ 子連れ自爆計画の疑い 李登輝前総統 9月訪日の意向 スリランカ空爆 児童43人死亡 レバノン停戦決議が発効 「中国と韓国が参拝に抗議声明」とあるにもかかわらず、クリックすると韓国のかの字もありません。どうしてでしょうね?小泉首相の靖国参拝は日中関係を損なうもの=中国外務省 8月15日、中国外務省は、小泉首相(左から2番目)による終戦記念日の靖国神社参拝について、中日関係の政治的な基盤を壊すもので、強く抗議するとの声明を発表した(2006年 ロイター/Issei Kato) [北京 15日 ロイター] 中国外務省は15日、小泉首相による終戦記念日の靖国神社参拝について、「中日関係の政治的な基盤を壊すもので、強く抗議する」との声明を発表した。 中国外務省は、小泉首相の靖国参拝直後、同省のウェブサイト上に声明を掲載し、「小泉首相は歴史問題で中国の国民感情を絶えず傷つけ、国際社会のみならず、日本国民の信頼も失った」とも述べた。 (ロイター) - 8月15日9時15分更新
2006.08.15
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Apple Computer(本社:カリフォルニア州クパチーノ)は米国時間8月11日、米証券取引委員会(SEC)の規定に違反していたとして、NASDAQから警告書を受け取ったことを明らかにした。Appleはストックオプションの付与を受け、SECへの四半期報告書の提出が遅れていた。 NASDAQに上場する企業は、定期的にSECに報告書類を提出することが義務付けられている。Appleはこの前の週に、ストックオプションの不正付与に関する調査をしているため、SECへの四半期決算書類の提出が遅れることを明らかにしていた。 警告を受けAppleはNASDAQに公聴会の開催を要請したことを明らかにし、結論が出るまでは上場廃止に追い込まれることはないと述べた。 Appleの広報担当Katie Cotton氏はCNET News.comの取材に対し、「このような通知を受け取ることは、あらかじめ予想していた。これは手続き上の問題に過ぎない。われわれは、この問題をできる限り早急に解決すべく努力している」と述べている。 多数の企業が現在、SECや検察局からストックオプション付与に関する調査を受けている。Appleはそのなかで最も知名度が高い企業だ。同社は6月、最高経営責任者(CEO)のSteve Jobs氏に対して付与したものも含め、1997~2001年に発行した特定のストックオプション関して「問題を発見」したことを明らかにした。Jobs氏へのストックオプションの付与を取り消しており、同氏は金銭的な利益を一切得ていない、とAppleはしている。 ストックオプションの付与に関する調査の対象となっている企業のなかには、CNET News.comを運営するCNET Networksも含まれている。----------------元ネタはこちら。なんだかねえ。『フォレスト・ガンプ』の頃は将来を嘱望される企業だったのに…ビル・ゲイツに食われ、とうとうここまできてしまったかと思うと、感慨深いものがありまして、記事を貼り付けてみました。
2006.08.14
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『魔女の宅急便』『魔女の宅急便 その2』のつづき。キキのライバル(?)ケケが登場したり、とんぼさんとの恋が進展(?)したりと、なかなかにほほえましいものがあります。中年男性の不具としては、いわゆる少女小説は気恥しくてなかなか読めないものですが、こういうファンタジーの色づけがなされていると、なんとかついていけます。
2006.08.14
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「失われた十年」は日本にとって経済的な十年であった。しかし冷戦後、今世紀最後の十年はニ十世紀史上において半世紀ぶり二度目の、民族自決の十年であった。現在日本においては靖国参拝や憲法改正も含めかってなく論議がかまびすしいが、大局的に集団としての日本人をとらえれば、「失われた十年」の終末期に出た『戦争論』を経て、戦後はじめてわが国が民族自決の空気に染まりだした、ということかもしれない。…
2006.08.13
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文章も挿絵も真っ黒好きー、じゃなかったマックロスキーさんのお話。『トム・ソーヤーの冒険』と『モダン・タイムス』を足して二で割ったような物語。訳者は『ノンちゃん雲に乗る』で有名な石井桃子さん。1943年にこんな本を出してる国と戦ったんじゃあ、日本に勝ち目はなかったなあ、と思ってしまいました。
2006.08.12
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健全なる肉体に健全なる精神が宿るとは限らない。しかし、不健全な肉体に健全な精神が宿ることもまた難しい。社会的差別やら親の溺愛やらは周囲の語ることである。当の本人がそれを言い訳にすること自体、精神の不健全さを如実に表しているではないか?
2006.08.11
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ということは、少なくとも彼はハードゲイではなかった、ということですね。バイなのか芸なのか真相は知りませんが。ともあれ、おめでとうございます。----------------------タレントのレイザーラモンHG(本名・住谷正樹)さん(30)が、今月8日にタレントの鈴木杏奈さん(23)と婚姻届を提出したと、HGさんが所属する吉本興業が10日発表した。HGさんは奇抜な服装や「フォー」と叫ぶ独特のポーズで人気を集めている。 ◇住谷正樹さん、鈴木杏奈さん、住谷さん演じるキャラクター・レイザーラモンHGさんのコメントは以下の通り 住谷正樹さん HGには悪いですが、お先に幸せになります。いわゆる“できちゃった婚”ではありません。これからもHG共々よろしくお願いいたします。 鈴木杏奈さん これからの仕事に関しましては、今残っている仕事が終わり次第、事務所を辞め、住谷さんの為に内助の功に徹し、幸せな家庭を築きたいと思っております。 レイザーラモンHGさん セイセイセイ、うらやましいですねー!おめでとうございます!私もいつかゴリゴリの男子とイギリスで入籍フォー!(毎日新聞) - 8月10日12時17分更新
2006.08.10
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サンタクロースがお父さんであることは誰でも知っている。けれどもし、お父さんがサンタクロースになってしまったら…と、これはそういうお話。表題に注意。サンタクロースではなくサンタクローズなのです。つまりサンタ契約。『34丁目の奇跡』の紹介がテレビ画面で流れる序盤、またキリスト教を信じない日本人ビジネスマンの乾杯シーン、等々、『34丁目』を意識しつつまた踏襲しつつ、大変面白いコメディになっています。
2006.08.09
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図書館の児童コーナーでたまたま見つけ、懐かしくなって手にとってみました。外国語にも翻訳されて海外でも好評だった漱石の代表作です。あらすじはいわずもがなですが、久しぶりに読み返してみて、これは「対」の小説だな、と思いました。先生と「私」…どちらも自分を語るときは「私」である。先生とK…同じ人を好きになった。先生と「私」の父親…明治天皇の崩御にショック。明治天皇と乃木大将。先生の父と先生の叔父。「私」と兄。未亡人とお嬢さん。「私」の両親と先生夫婦。子供の生まれない先生夫婦と、妊娠した「私」の妹夫婦。光と影、と言ってもいいかもしれませんし、ドッペルゲンガーというか、分身小説と言おうか、そういう要素もあります。漱石の作品のうちではもっとも倫理的であり、あるいはKというのは(夏目)金之助のイニシャルではないかとすら思ってしまいました。
2006.08.08
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地域の身障者団体の主催する慰安旅行に出かけた。料理と酒が出たばかりで後はゴロゴロ寝てばかりだった。ただ、顔見知りに呼ばれて、地元の聴覚障害者とつたない手話ではあったがコミュニケーションが取れたのは収穫だった(顔は知っていても普段はただ挨拶するだけなので)。「仕事は?」「嫁さんは?」「お父さんは?」「お母さんは?」手話は普通の人にはわからないので、また彼らは手話サークルにも属していなかったので、普段話さないようなことやここに書けないようなことも話すことができた、とだけ書いておく。
2006.08.07
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宮崎駿さんのアニメ化で一躍有名になりましたが、原作本があるとは知りませんでした。ましてその作者が日本人だとは驚きでした。今回2冊読んでみて、アニメは原作本のキャラクターとエピソードを活かした別の作品に仕上がっているな、と感じました。いずれにしろ、思春期の揺れ動く少女のこころが良く描かれている佳品だと思います。角野栄子宮崎駿
2006.08.06
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やはり少年少女世界の文学シリーズの一冊。『子どもだけの町』と同じ本に収められていながら、こちらはうって変わってハウス食品がスポンサーをやっていた世界の名作アニメに出てきそうな物語。7人の子どもを抱えるベフリング音楽一家9人の泣き笑い人情話です。世界中で愛読されたそうですが、いかにもドイツ的な生真面目さが伝わってきて、『子どもだけの町』ほど楽しめませんでした。まあ不具の個人的な趣味の問題でもありますが。原作よりは漫画で読んだほうがもっと楽しめたかもしれません。
2006.08.05
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少年少女世界の文学シリーズから。この手のものというのは、一部を除いて昔から嫌いでした。なんとなくギゼンのにおいがしたので。もっとも大人になってから読むと感想も違ってきます。『子どもだけの町』は、おそらく、子どもの頃読んでも楽しめたでしょう。子どものいたずらに手を焼いた大人たちが、町じゅうの電気を止め、子どもたちにお灸を据えるために、家出してしまう話です。もっとも焦点はもっぱら残された子どもたちのほうに当てられています。あたりまえですが。「陸の孤島」の少年少女たちの様子は、まるでベルヌの『二年間の休暇』から引っ張り出してきたようです。仲間割れを起こしつつも、知恵と勇気と不撓不屈、自立と開拓の精神で子どもたちは見事発電機を動かし自動車を走らせ電車を運転するなどして難局を乗り切り、ほうほうの体で町に帰ってきた大人たちを温かく迎えます。そのエンディングに至るまでの過程がまた、子ども心をいたくくすぐるであろうこと、間違いなしであります。なお単行本はこちら↓
2006.08.05
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どういうわけかこの手の日本賛美の本は岩波文庫からは出ないのが不思議です。とはいっても、著者が手放しで日本を褒め称えているわけではありません。原題は『生きている日本』。1973年に刊行された本の文庫化されたものです。というわけで、「新しい日本」を紹介する章などは今読むと多少時代遅れの感もしますが、日本の伝統文化、伝統芸術・芸能等をとりあげた章は21世紀の現代日本人が読んでも大変興味深いものがあります。評価の分かれるのは、近現代の歴史や教育に関する章でしょう。ただ著者の語り口はあくまで温厚ですので、中道ながらややアメリカ史観的なものの見方に対しても、よほど思想的に凝り固まっていない限り、読んだ人が激昂することはないと思われます。余談ながら、アメリカ人の歴史観と日本人の歴史観が一致する必要はないし、日本人の歴史観と韓国人や中国人の歴史観が一致する必要もないと不具は考えます。共感はいりません。ただお互いの立場を理解することは必要です。なお、この文庫本には『生きている日本』にはなかった著者の講演が二本収録されています。どちらも著者の若き日の労作である『日本人の西洋発見』と共通点が多くありますが、いくつか面白い指摘がありました。いわく、黄金の国ジパングの伝説はまるで根拠のないものではない。中尊寺金色堂を見た中国人がマルコ・ポーロに伝えたのではないか、という説(高橋富雄)があるそうです。また、日本にはじめて来た南蛮人(ポルトガル人)は、日本人が清潔なのに驚いたそうです。痰などもどこに吐いてよいのかわからない。食事も、まだフォークが発明されていなかったので手づかみで食べたポルトガル人に対し、日本人はきちんと箸を使って食べる、と。読みながら、幕末、アメリカに向かった一行が、食事の席で、アメリカ人の作法を真似して上手に食べた、というエピソードを思い出しました。キーン氏の日本観は、あくまで「知的」であるのが特徴です。この点、日本を幻想的で異国情緒あふれるおとぎの国のように描いたハーンとは一線を画するものがあります。そのくせ、不具などはかのハーン氏の著書を愛してやまないのですが、それは不具の多分にロマンティシズムに傾いた文学趣味によるものだ、ということは十分自覚しているつもりであります。
2006.08.04
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亀田勝利。嬉しくないので記事を貼り付けるのはやめにします。「八百長だ!」とは職場の先輩の言。失礼ながら不具もそう思ってしまいました。ダウンを取られ、最後の2ラウンドはクリンチでダウンを逃れ逃れ。判定は2-1でしたが、点数を合計すると、ドロー。それでも勝利は勝利でしょうが、何となく釈然としないものが残ります。ひょっとしたら○の下が…いや、風説を流布したりはしませんけれどね。そうそう。この方は素直におめでとうと言っておられますが、亀田くんも彼の爪の垢でも煎じて飲んで、もうすこし謙虚になっていただきたいなあ、と思ってしまいました。
2006.08.03
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「北朝鮮のミサイルが日本に向けて発射されたらどうするつもりかね?」「着弾する前に迎撃ミサイルで打ち落とすべきかと」「本当に大丈夫だろうね?」「全部は無理でしょう」「何だって?」「ですから、被害を最小限に抑えるのです」「それはそうだが…国民がそれで納得するかどうか」「その上で、北朝鮮を撃つのです」「何だって?」「大丈夫、正当防衛の範囲内です」「そういう問題じゃない、我が自衛隊は…」「そういう問題にするのです、総理」「目には目を、歯には歯を、というわけかね…しかし中国や韓国が…」「何のための日米安保ですか、そういう時こそアメリカに後押ししてもらうのです」「大丈夫かね」「自国の国民がやられて反撃しない国家はありません。あったらそれこそ世界の笑いものです」「そういう意味じゃなく、わが国に反撃する能力があるのかと聞いておるのだ」「まず敵に最小限度叩かせておいて、次にその相手を完膚なきまでに叩きのめす。12・8や9・11でアメリカが選択した常套手段じゃありませんか。そのノウハウを学ぶのです」「それこそ国民が黙っていまい、真相を知ったら」「真相を教えなければよいのです。幸い、大本営発表のノウハウは教えてもらう必要もありませんし」
2006.08.02
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「ミキインテリア」(楽天市場)および「風林火山」(楽天フリマ)の 注文確認メール等463件の流出についてのお知らせ 楽天市場出店店舗の「ミキインテリア」 (URL:http://www.rakuten.co.jp/miki- interia/ 、 運営:佐賀県佐賀市 ミキインテリア)および 楽天フリマ出店店舗の「風林火山」 (URL:http: //furima.rakuten.co.jp/shop_detail.php3?s_no=9194、 運営:千葉県市川市 有限会社ニュートラル)において、個人情報を含む 注文確認メール等が流出したことを確認致しました。 当該店舗が使用するパソコンがウィルスに感染し「Winny」を通じて流出した 可能性が高いと考えられます。なお、詳細は以下の通りとなっております。 ■ミキインテリア ・件数 174名分 ・対象期間 2005年5月から2005年9月のお取引の一部 ・内容 注文確認メール(注文者氏名、フリガナ、住所、電話番号、emailアドレス、 購入商品、送付先等) 商品に関するお問合せメール(お客様がお問い合わせ時にご入力された お名前、emailアドレス、お問い合わせ内容) ※なお、クレジットカードに関する情報は一切含まれておりません。 ■風林火山 ・件数 289名分 ・対象期間 2005年3月から2006年2月のお取引の一部 ・内容 受注確認メール(注文者氏名、住所、電話番号、emailアドレス、 購入商品等) 商品受注通知メール(同上) お取引に関連して店舗から注文者へ送信したメール、(同上) 店舗が注文者から受信したメール(同上) ※なお、クレジットカードに関する情報は一切含まれておりません。 上記対象のお客様には、当該店舗でご利用になったメールアドレス宛に 別途ご連絡を差し上げております。連絡のないお客様は今回流出の対象外と なります。 また、弊社はこれまで、「Winnyなどファイル交換ソフトの利用禁止」や 「有償ウィルス対策ソフト利用」を楽天市場および楽天フリマの全店舗に対して 促しておりましたが、この度、出店店舗からお客様の情報が流出したことは誠に残念であり、 重大なものと受け止めております。 今回の件を受け、弊社は出店店舗に対し、改めて注意喚起を行うとともに 個人情報保護の徹底や情報管理の支援を更に強化してまいります。 弊社では楽天市場カード決済代行あんしんサービスおよびR-Card Plusの導入に より、クレジットカード情報が出店店舗に表示されない万全の体制を整備して おります。なお、今後もWinny等による情報流出が確認された場合には、 速やかに情報開示してまいります。以上 2006年7月31日 楽天株式会社 …ちなみに不具は非利用者です。よかった。
2006.08.01
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