ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン& オペラとクラシックコンサート通いのblog

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2006年11月05日
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カテゴリ: クラシック
 のだめカンタービレ、実はもう2年位前から、いやそれ以前から?タワーレコードあたりではクラシックの書籍コーナーには置かれてました。なんじゃこれは?てな感じでしたが、その頃から読んでる人は読んでたんでしょう。女性誌掲載だから、私なんてずっとチェックが遅い筈で。
 ドラマは10月からですが、7月くらいにはもう「ドラマ化」なんて話は流れてたし、認知度は前から高かったと思うわけです。

 流行り物は確かに流行り物なんですよ。でも、そもそもこのクラシック音楽業界というやつほど言ってる事と裏腹に流行り物が好きな業界も無い。深遠にして久遠の芸術みたいな顔をしておいて、たかだか25年で「至高の巨匠」(K.B.ね)を、聞く者も聞かぬ者も寄って集って「最近からすれば時代遅れ」にしてしまうのがこの世界。孤高にして至上の芸術主義者も没後15年もすれば one of them。本人はコカコーラと録音を毛嫌いしてる筈だったのに崇拝者は争って非正規録音に殺到し、挙句の果てに遺族が了承したとのお墨付きで「エディション」発売。末期にはご当人と同じくらいの大きさで某夭折のチェリストの名前がクレジットされる始末。挙句に安売り箱の準常連。古楽器ブームだって同じ。流行だから支持されてるけど、1970年代のERATOの古楽シリーズを同時代で狂喜乱舞した人はどれだけいたか。「空想の音楽会」シリーズは10年ほど前に復刻されたけど、それに付いて行ったファンはどれだけ居たか。いないんですよ、あまり。今の up to dateな古楽じゃないから。

 別に私はこの演奏家達を悪く言うつもりは毛頭無くて、それにまつわる「ファン」なるものは皮肉るつもりはあるけれど、その行動自体を全否定するつもりもそれほどなくて。ただ、所詮クラシック音楽だって流行の産物である、と言ってるだけなんですけどね。今だって足許「モーツァルトイヤー」なんつって受けに回りまくってるじゃないですか。
 そしたらさ。のだめカンタービレにだって乗っかりまくって商売して何がいけない?何故やらない。腰が重すぎます。
 いや、確かにお前それ聞きたいか?なんて言われたら引きますよ。確かに。でも、それでクラシック音楽に興味を持ち始めてる人がいる。聞いてくれそうな人がいる。そしたら、そういう人を上手く片足の爪先だけでも引っ張り込むにはどうすりゃいいか、考えたらどうなんでしょう?ドラマはどうせ1クールで終わっちゃうんでしょうけど、ほっとく手は無いじゃない。そしたら、ここは一つ一発勝負で何でもいいから客を寄せてみちゃどうですか?
 ラ・フォル・ジュルネあたりだって、上手いこと便乗しちゃえばいいんですよ。例のR☆Sオーケストラだっけ?まぁドラマで出てくるオケ、出しちゃえばいいんですよ、特別参加でも。ドヴォルザーク、今回のストライクゾーンなんだし。

 流行って大事なんですよ。ユーミンだって小田和正だって、バブルの頃ぶいぶい言わせて、それがあるから今だってお客が付くんです。音楽は、聞いて貰わなきゃ存在しないのと同義なんです。まず聞いてもらうこと。聞いてくれる人を増やすこと。迎合する必要は無いんです。読めば分かるけど、あの漫画だってちっとも迎合はしてないでしょ?(その割に音楽が聞こえてこない漫画ではあるけど......)
 あの漫画を読んだ人なら聞いてみようかと思ってくれそうな演目にすりゃいいんです。ブラームスの第1番なんですよ、タイアップCDが。「親しみやすい音楽を」なんてもんじゃない。ブラームスの第1番とドヴォルザークの第8番なんて演目でも、入るかも知れないっていう話ですよ。この演目で妥協と言うなら呼べば呼べ。それに見合うだけの演奏してからね。それでお客が入るかも知れない状況をこそ考えましょう。








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最終更新日  2006年11月05日 14時24分54秒
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