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シンガポールにもイタリアンのお店はたくさんあって日本人シェフのお店もありますが、私が今のところ一番気に入っているのは高級住宅街が近くにある「Bukit Timah(ブキ・ティマ)」地区でイタリア人が経営する「Caruso(カルソ)」というお店です。 しばらく食べないとどうしても食べたくなるピザ「Puglia(プグリア)」はイタリア名産のブラータチーズと生ハムにロケット(ルッコラ)をのせたピザで昨日友人と2人で食べに行きました。 ビールはイタリア産のみなのでいつも通りにピエモンテ州の「Menabrea(メナブレア ラガー4.8%)で乾杯です。 今回は前菜のサラダも無しで、すぐにピザを注文しました。このピザに合わせていつも注文するワインは「Primitivo(プリミティーヴォ)」で店主レオナルドさんのお薦めです。プリミテ―ヴォは葡萄の品種名で酸味が強くキイチゴの香りがあり力強いワインです。 写真を撮る前に思わず一切れずつ食べてしまいました。2人にはサイズが大きすぎる感じですが、あっという間に完食です。レオナルドさんはお客さんのテーブルをよく回っていて「料理は大丈夫?」と聞いてくれたり質問にも快く答えてくれます。今回初めてラム・チョップを注文しました。ミディアム・レアの焼き加減が絶妙でした。 コロナ禍でお店は10時閉店なので、ちょっと急いで最後のデザート「ティラミス」を注文しました。1人分には大き目で2人で行っても3人で行っても一つを分け合って食べます。甘味を抑えたクリーミーな感触はかなり気に入っています。ワイン「プリミテ―ヴォ」はティラミスともしっかりマリアージュです。 私達の前のテーブルでショータイムのようにレオナルドさんが料理を取り分けていました。後で聞くとシーバス(すずき)を塩の中て焼いた物らしく、やっと姿を現した湯気が立つすずきがとても美味しそうでした。メニューの中ではちょっと高めですが、次回は是非試してみたい一品です。
2021.03.20
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今年のお正月のサプライズプレゼントで届いた2冊の本のうち1冊が原田マハ著の「ハグとナガラ」で、もう一冊が「大事なことほど小声でささやく」でした。初めて見る著者名で今回は読み終わってから著者のことを調べてみようと新たな楽しみが出来ました。 「大事なことほど~」はフィットネスジムに集う6人のそれぞれの人生を描いた小説で、その中の一人「ゴンママ(おねぇ系)」が経営するバーが舞台の1つになっています。 ジム仲間である女性漫画家がネタのためバーで「女性が男性を素敵に振る方法」を尋ね、ゴンママがその答えとして出したカクテルが「ブルー・ムーン」でした。 本の中でブルー・ムーンのカクテル言葉は「無理な相談」でした。男性からの告白を受け、女性がさりげなくブルー・ムーンを注文して飲む・・・そして「カミカゼ」は「あなたを救う」、「カシスソーダ」は「あなたは魅力的」と続いていました。 何だか気になってブルー・ムーンを検索してみましたが色も青だけではないようで一番ブルー・ムーンらしい画像がこれでした。 そもそもブルー・ムーンというのは数年に一度起こる満月の現象でした。「青っぽく見える月」とか「一ヵ月に2回満月が見られる」という宇宙の神秘だそうです。 因みに日本にいる時何で調べたのかも全く記憶がないのですが、私のラッキーカクテルは「グラスホッパー」というのを今でも信じています。 グラスホッパーのカクテル言葉は「喜び」でした。これだけで何だか幸せな気持ちになります。最近はバーに行ってカクテルを飲むという事はほとんどなくなりましたが、気合を入れてラッフルズホテルのロングバーにでも行って飲んでみたいという気持ちになりました。【後日談】 この日記を書いた10日後にラッフルズホテルのロングバーに行きました。ブルームーンは作れないということで9つくらいのカクテルの名前を挙げてくれましたが、最初に「オールド・ファッションド」が出て、本の中のカクテル言葉が「我が道を行く」なのでそれをお願いしました。 2022年になっても未だブルームーンを飲んでいません。年内に飲めると良いのですが・・。
2021.03.19
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先日、大河「青天を衝け」の新キャストが発表になり朝ドラ「あさが来た」で主人公「広岡浅子」に影響を与えた人物「五代友厚(1836-1885)」が大河でも「ディーン・フジオカ」さんが演じると知り、粋な計らいに嬉しくなりました。「あさが来た」も「青天を衝け」も脚本家が大森美香氏なのでその意向も強く出たのかと推測します。 6年前の朝ドラ「あさが来た」で明治・大正時代に偉業を成し遂げた広岡浅子と薩摩藩の出身ながら大阪の経済発展に貢献した五代友厚を初めて知り、「五代ロス」という言葉まで生み出した爽やかな演技に私も嵌っていました。鹿児島と大阪にある五代友厚の像のうち大阪商工会議所と大阪取引所にある2台の立像 翌年大阪の知人が送ってくれた「あさが来た」に関するいくつかの小冊子の中の「NHKステラ」に詳しく五代について書かれていました。 26か所の鉱山を所有していた五代は鉱山経営の本拠として「弘成館」を1873年、37歳の時に設立しています。「弘成館」の表札は大久保利通筆となっています。「あさが来た」の中で同郷の大久保利通が暗殺された報を受けて五代があさの胸で泣き崩れるシーンが視聴率ピークだったと思います。 渋沢栄一(1840-1931)が生まれる4年前に生を受けた五代が49歳の若さで亡くなったのはとても残念です。「西の五代」「東の渋沢」と呼ばれ数奇な運命にも結ばれていたようで、「青天を衝け」での「五代友厚」登場が待ち遠しい限りです。
2021.03.16
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九州芋焼酎の「黒霧」を入手したので「ししゃも」持参で行きますと友人から連絡があり、先日我が家で3人の「ご飯」となりました。シンガポールは酒税が高いので日本酒も焼酎も本当に贅沢品です。 お正月のサプライズプレゼントで送ってもらった「茅乃舎だし」を使って焼酎の味を引き立てるものをと今回はしっかりと付録の「お料理読本」を読みました。中に「だしの美味しさは、大根を煮ると分かります」とあるので1品目はやはり「おでん」に決めました。 いつもは自分にとっての黄金比率「醤油3:砂糖1」で大根もしっかり醤油色が付いたものを作っていましたが、読本通り贅沢にだしを2袋と醤油は1にしました。白滝ともち巾着の味も絶品でした。 2品目はひじき、レンコン、人参、鶏肉を袋から出しただしを少し入れて煮込みました。パルメザンチーズは以前試しましたが、今回はフランス産牛乳のセミハードチーズ「コンテ(14ヵ月)」を合えました。ひじきは優れた食材でどんなチーズにも合うのかなという感じで、次回はスペイン産羊乳のマンチェゴを合わせてみたいと思いました。 ビールからテーブルワインの白ワイン(ソーヴィニョン・ブラン)、そして主役の「黒霧」へとお酒も進みました。魚焼き器がないので「ししゃも」を買って自宅で焼くというをしたことがなかったのですが、フライパンで十分美味しく焼けるよとの友人のアドバイス通り私には完璧な焼き上がりでした。 そして締めの赤ワインへと長い夜は続きました・・・
2021.03.14
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NHK朝ドラの「あさが来た」は6年前の2015年の作品ですが、私には未だに心に残る名作です。関西出身の方には知名度が高い「広岡浅子(1849-1919)」だと思いますが、私は朝ドラで初めて彼女の名前と偉業を知りました。 今年の大河「青天を衝け」の渋沢栄一(1840-1931)と同じ江戸末期生まれで大阪の豪商に嫁いだ後、事業にはほとんど興味を示さない夫に代わり炭鉱事業に乗り出し、また社会のためにと現在の「大同生命」の操業や女子教育のために「日本女子大学」の設立など数々の偉業を果たしました。 「あさが来た・ロス」に浸っている時、大阪在住の知人が広岡浅子の「サンケイ特別版」や「大同生命の広岡浅子特集」を送ってくれました。 今でも大切に取ってあります。読み返すたびに現在よりも女性が「事を成すことが難しかった」であろう明治・大正時代に信念と気骨で困難に立ち向かって行った実行力には改めて頭が下がる思いです。 「サンケイ特別版」の最後のページには「遺言はしない。平常言う事が皆遺言である。」という彼女の言葉があり、その真意として「私はもう十分生き切った。言いたい事も存分に言ってきた。その私が生きてきた道を知ってくれるならそれでいい。知らない人にまで何かを残そうとは思わない」と続いています。正しく彼女の自信、潔さ、達観を表した言葉です。 因みに5年前に送ってもらった物をまた読み返してみようと思ったのは「あさが来た」の中で彼女に影響を与える人物として登場したディーン・藤岡さん演じる「五代友厚」が大河「青天を衝け」でもまた登場すると記事にあったからです。 「五代ロス」という言葉も生み出した演技力が6年という熟成期間を経てさらに「熟成」していることを大いに期待しています。
2021.03.13
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2021年、新年の日本の友人からのサプライズプレゼントの中に原田マハ氏著の「ハグとナガラ(女ふたり泣き笑いの旅物語」が入っていて、添えられていた年賀状に「本を読みながら一緒に旅行した数々の場所を思い出し・・そう言えばセントジョーンズ島にも行きましたね」と書かれていました。 何故か私もシンガポール南端のセントーサ島よりさらに南にある船で30分ほどの離島というよりは「無人島」に近い島に彼女ともう1人の同僚と行ったことを最近になって懐かしく思い出していました。 2003年に来星して数か月後にローカルのTVで「セントジョーンズ島」の映像を見ました。ほぼ無人島のような島で学校の宿泊授業用の施設やバーベキューキットはあるようですが、島にはお店どころか自動販売機もないので全て持参する必要があると番組で紹介していました。 この話をすると「行ってみよう!」と2人の同僚から即答があり、その1人が本を送ってくれた彼女です。昼ご飯やらビール(時間を計算して袋に入れる氷の量も考えました)をバックパックに詰めてセントーサ島へ向かうハーバーフロントの港から「セントジョーンズ島」への船に乗り込みました。中型のボート船のような感じです。 島にはお昼前に無事到着してお昼ご飯を食べるための場所を散策しながら探していると、そこはもうTVで見た通りの「必要の無い物は何にも無い」自然そのまんまの景色でした。バーベキューキットがある海沿いのテーブルを見つけ、無事持参のお昼ご飯とビールを「自然を肴に」美味しく頂きました。 お昼ごはんの後はあちこち島を探検しながら最後の船が出る時間までおしゃべりにも興じました。今となってはそこで何を熱く話し続けたのかも覚えていないのですが・・ それから3年後に当時一緒に行った元同僚と2人で(「ハグとナガラ」の元同僚は既に日本へ本帰国していました)「また島へ行こう」ということになり、その時は前回上陸しなかった「クス島」を観光してから「セントジョーンズ島」へのルートにしました。 「クス」とはマレー語で「亀」の意味で、伝説では荒れ狂った海から島を救ったという伝説に基づいてクス島と名付けられたようです。立派な仏教寺院もあります。生きた亀だけでなく亀の像もいくつか置かれていて、浦島太郎の気分になって乗り記念の写真も何枚か撮りました。 何故かシンガポールの高層ビル群を遠く裏側から眺めている感じで、シンガポールがとても小さく感じました。 シンガポールは東京23区の広さで飛行機での国内旅行はあり得ない国ですが、船で海外旅行気分を味わえるかなと・・でも今は船に乗れても「無人島へ」という気持ちにはなれないなぁと。やっぱりコロナ禍で「人恋しい」気分なのかなとしみじみ考えてしまいました。
2021.03.09
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