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北海道初上陸の国宝「鳥獣戯画・京都 高山寺展」へ昨日行って来ました。大混雑が予想されるため美術館の年間パス保持者も1期(甲巻)、2期(乙巻)、3期(丙・丁巻)を通してパス使用だと1回のみの鑑賞に限定されています。 一番見応えがあると言われている1期(甲巻)の時に行かなかったのは混雑を避けたかったのと、そんなに素晴らしいものなのか?という思いからでしたが、昨日入口近くに展示された横幅10mほどの「甲巻」の「複製画」を見で「国宝」である所以を理解した気持ちになりました。 複製画を見るための長い行列に並びゆっくりと「解説書き」も読みながらカエルとウサギのユーモアたっぷりの一コマ、一コマを見ていくうちに漫画の元祖とも言われるその世界感に没入したような感覚になりました。紙と墨の絶妙な味わいもあるのだと思います。 ほとんどの絵がカエル、ウサギ、猿を擬人化したもので、何故これらの動物たちを人に準えたのか調べてみると、平安時代にカエルは「重大な出来事の前触れとなる存在」、ウサギは「不思議な力で悪者を懲らしめる役割」と考えられ優れた能力を持った者同士が遊んでいるのは「目出度い」という事のようです。そして猿は「権威の象徴」として描かれているそうです。 「甲巻」で特に気に入ったのは「カエルとウサギの相撲」で解説には「カエルは外掛けを仕掛ける。耳にかみついて引っ張るが反則だ」とあります。特別な存在でも「ズル」をするんだと何だかほっこりです。 鳥獣戯画を描いた人物について宮廷絵師か絵仏師という説があるようですが特定されておらず、また何故、鳥獣戯画を描いたのか、そして高山寺に持ち込まれた経緯は謎という事でこのミステリアス性も人気を高める理由なのかと思いました。「百聞は一見に如かず」の思いで「国宝の素晴らしさ」を実感した昨日でした。
2024.08.31
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一昨日放送のNHK「歴史探偵x光る君へ コラボスペシャル2」」では「源氏物語」が書かれた「紙」にもスポットライトを当てていました。以前に「源氏物語」の特集雑誌で紫式部が一条天皇の中宮として入内した「彰子」の女房(家庭教師)」として参内することを決意した大きな理由の1つに「紙」があるというのを読んで、ドラマの中でその紙の貴重さが描かれるのかなと思っていたところでした。 紙の発祥は古代エジプトのパピルスですが、現在の形に近い紙が発明されたのは2世紀頃の中国で、日本は卑弥呼が邪馬台国の女王になった頃の事です。そして製紙法は500年ほどの時を経て朝鮮半島から日本に伝わり、927年に「藤原忠平(880-949)」が日本初の製紙法の記述をしたそうです。藤原忠平と道長の関係は?と調べると忠平の孫が道長の父「藤原兼家」なので道長はひ孫に当たるようです。宮中と紙の太いパイプが見つかった気がします。 大河の中で描かれている「まひろ(紫式部)」が自邸で物語を紙に書くシーンでは「もっと紙がふんだんに使えたら」と思っているのではとか娘の賢子が自分をかまってくれない母に嫉妬して紙を燃やすシーンでは「高価で貴重な紙を・・プルプル」となったのではと想像しながら見ていました。 それにしても「光る君へ」の脚本は面白く、源氏物語の誕生から続編と続く経緯を道長が娘彰子と一条天皇との間の皇子誕生の画策と結び付け、一条天皇が興味を持ち始めた「源氏物語」の続きを参内して書いて欲しいというお願いは「眼から鱗」のようでもあり納得以上のものでした。大河ドラマの醍醐味は今まで焦点を当てられなかった人物や出来事に焦点を当てて「目から鱗」を見せて貰うことで、今後源氏物語の登場人物とドラマの登場人物と何らかの関係が描かれるのかどうかとても楽しみです。 因みに平安時代の紙の値段は現代のお金に換算すると1帖(畳1畳と同じで半紙20枚分)で数万円という記事も見つけました。今はペーパーレス化が進み紙の本の発行数も減っているようですが、時には紙の特質を実感しながらの読書の大切さも感じます。
2024.08.30
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昨日のNHK「あさイチ」で「盆栽」を取り上げていました。中でも緑の樹と白い幹のコントラストが斬新な盆栽は白い幹が既に枯れているという説明に驚きました。白い幹の内側に生きている茶色の幹が見える盆栽も紹介していました。 思い出すのはシンガポールでも盆栽専門店があった事、高級和食店でカウンターにデイスプレイ用として大き目の盆栽を置いていた店があった事、ドンキでも小さい盆栽が数種類売られていた事です。 盆栽も観葉植物の1種類と思いながら調べてみると若干の違いがあるようです。① 基本的に、室内の直射日光が当たらない場所でも育てやすいのが観葉植物、屋外で日光や風を当てて育てるのが盆栽。② 鉢に植えている木や花を楽しむものが観葉植物、植物を中心とした周りの景色を楽しむものが盆栽。③ インテリアや癒やしが目的のため植物そのものではなく植物を置いた空間全体が主役なのが観葉植物、植物そのものが主役であり手を加えて小さな鉢のなかで大自然を表現しているのが盆栽。 言われてみればなるほどという感じです。盆栽の歴史についても調べてみると起源は中国で2000年以上の歴史を持つ重要な文化だそうです。少なくとも2500年前には、既に樹を鉢に植えて育てる趣味があったようで中国での呼び名は「盆景」です。日本には平安時代から鎌倉時代あたりに伝わり日本の文化として多くの人々に愛されてきたとあります。 日本に盆栽が伝わってから鎌倉時代、室町時代には絵巻物や謡曲に盆栽が登場しているようで、江戸時代では3代将軍「家光」が熱心な盆栽の愛好家だったそうです。今では「BONSAI」の表記で世界中で人気となっている盆栽ですが、起源の国「中国」を超えて盆栽と言えば「日本」という評価は本当に嬉しい限りです。 因みに番組の最後に「AとBどちらの盆栽が2500万円でしょう?」とクイズが出され、答えは右のAでした。緑の樹と白の幹のコントラストが素晴らしいだけでなく、幹の部分は角度を変えると上部が完璧な龍の頭になっています。ただ左Aも1250万円とかなりの高額にちょっと驚きです。
2024.08.29
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本帰国してすぐ札幌の「チ・カ・ホ(JR札幌駅と地下鉄大通り駅を結ぶ地下歩道)」で2月7日の「北方領土の日」のための展示が行われていてパネルで北方四島の歴史や様子、北方領土問題について説明があり、北海道で生まれ育った私でも知らない事の多さに驚きました。最後の「歯舞(はぼまい)群島」の占領は9月3日 そして今月になって再度「チ・カ・ホ」で北方領土問題のコーナーが設置されていたので、中に入ってパネルを読み進めていくと79年前の今日8月28日はソ連(現・ロシア)が択捉(えとろふ)島を占領、そして6日後に歯舞群島を占領し、四島を全て占領した事を知りました。第二次世界大戦中に結んだ「日ソ不可侵条約」を破ってのソ連軍の日本への侵攻は8月9日、長崎に原子爆弾が投下された日、そして日本軍降伏のポツダム宣言受託の5日前の事です(ただ世界が日本の敗戦を正式に認めたのは9月2日です) 1855年(江戸時代)2月7日に幕府がロシアと正式に結んだ「日露通好条約」によって北方四島が日本の領土である事を確認し合ってから90年後の占領という事になります。「サンフランシスコ平和条約」ではウルップ島より西が日本の領土。 戦後1951年に戦後処理のためアメリカで開催された会議(52ヶ国が参加)で日本は千島列島に対するすべての権利を放棄しましたが、そもそも北方四島は千島列島には入っていません。この会議で調印された「サンフランシスコ平和条約」では四島は戦前通り日本の領土となっていますが、問題はソ連がこの条約に署名していない事です。署名しなかった理由としては中国が内戦のため会議に参加していない事と日本が独立後もアメリカが駐留する事に反対してとあります。 今から73前に調印されたこの条約について、ロシアに再考を促し「署名して北方領土を返して下さい」とお願いし「はい、分かりました」などと言うのは夢物語以上ですが、それではどんな秘策を講じれば返還が実癌するのかと思います。戦後アメリカの進駐軍が去った後も日本には基地が残り、ロシアにとってはアメリカを睨むための貴重な「要衝地」を易々とロシアが手放すはずがないのは分かり切っています。 ただ悲願の返還が実現したとして、夢物語ですがロシアの占領後に島を追われた人達のような人生を現在四島に住んでいるロシアの人達には経験して欲しくないという思いです。「共存の心」で何とか日露関係の改善に繋がればとも思うのですが・・・・。1855年2月7日に結ばれた条約の境界線(四島は日本の領土です)
2024.08.28
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8月25日(日)のTOKYO FM「村上RADIO」は1960年代のソウル・インストルメンタル・グループの特集でした。この音楽については私はよく知らないのですが、番組の後半で「今日の言葉」として漫画「PEANUTS」の原作者「チャールズ・シュルツ」さんの言葉を引用していて、村上春樹氏のコメントを含め久々に良い言葉を聞いた気がしました。 「人生は10段変速の自転車に似ている。大抵の人は使わないギアをいくつも持っている」 うーん、そう言われればたしかにそうですね。僕もけっこう長く生きていますけど、「考えてみれば、これまで一度も使ったことがなかったよ」というギアが自分の中にいくつもあります。でも「せっかくあるんだから、ひとつ使ってみようか」とか思っても、おそらくはもう使わないでしょうね。ま、いまさら面倒だということもあるけど、所詮はそういうのが人生なんだから。人生の選択肢は数多くあっても、僕らが実際に選ぶ道って、結局は限られているんですね。 「ギアを上げる」を調べてみると「自身のもつ技術・能力をさらに出す」という意味で、自分自身がいつどんな事にギアを最大限に上げたのかこれまでの人生を振り返ってみたくなる言葉です。そして村上春樹氏のコメントはいつも通りに哲学的で納得させられます。余談ですが、私は「PEANUTS」はなかり好きで一押しキャラは皮肉屋の「LUCY」です。ギアを上げている「SNOOPY」に「そこそこに頑張って~」と言っている気がします。
2024.08.27
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家庭菜園をしているAさんから頂いたたトマトと我が家の窓辺で育てているバジルを見ると、やっぱり食べたくなるのiがイタリア南部の逸品モッツアレラチーズかブラータチーズを使った「カプレーゼ」です。 シンガポールは多民族国家で欧米人の居住者も多いので世界各国の食材が豊富でチーズもかなりの種類がスーパーや専門店に並んでいます。毎週フランスやイタリアから直輸入されるチーズの新鮮な味わいはやっぱり忘れられません。本帰国後、札幌のデパートのチーズコーナーも回ってみましたが品数にはやはり制限があり、特に直輸入のブラータについては来月以降の入荷予定があるものの人気ですぐ売り切れてしまう可能性もあるという事でした。 そこでスーパーで売っている「花畑牧場 ブラータ~生モッツアレラ~」を買って試したところ思った以上に美味で中に入っているたっぷりのミルクと細切りチーズは本場イタリアのブラータと遜色がないのでは・・と思うほどでした。おまけに70gで400円台はかなりのお値打ちです。北海道産の生乳の新鮮さと美味しさに改めて感謝して、本帰国後一度も飲んでいない道産ワインを合わせてみようかなと思っています。
2024.08.26
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昨日の日ハム対ソフトバンク戦は北山投手の力投もあり-6対1で日ハムの快勝となりました。ゲーム差を10.5に戻し今日ソフトバンクに勝てば何とかゲーム差を一桁台にするいつも以上に気合の入った試合になるはずです。 新庄監督は北山投手の8回無失点10奪三振という好投の要因の一つに「エスコンの屋根開き(ルーフ・オープン)」を挙げて「相手の打者は全然合ってなかったですね。見ずらいんじゃないですかね。最初は日に当たり光が入って。お互い様ですけれどね。」とコメントしています。私もテレビ観戦で屋根を開け光が燦燦とマウンドに降り注いでいるのを見て屋根の開閉でこんなに球場の雰囲気が違うんだぁと驚きでした、 屋根の開閉について調べてみると今年は6月22日の楽天戦が最初だったようです。そして屋根を開けるかどうかの最終判断は試合当日の開場前を目途(試合開始の2時間前)にXアカウントで知らせているそうです。 ところで昨日の北山投手の5勝目を新庄監督は「2億点満点!」と絶賛しています。清宮選手への愛あるイジリといいユーモア全開のお言葉にはほっこりします。今朝のスポーツニュースで大リーグ大谷選手の大快挙「メジャー史上6人目の40本塁打、40盗塁を初めて同日に達成!」を知りました。大谷選手は私としてはもう活躍して当たり前の感じで最初の頃の活躍のたびの大きな感動が薄れている感がありますが、新庄監督だったら大谷選手のこの大快挙をどんな言葉で表現するのか聞いてみたいものです。 現在札幌は快晴なので「X@FightersPR」で調べてみると「ルーフ・オープンゲーム by 47」の予定だそうです。そして試合終了後に超ダンスフィールドも開催されます。当日屋根の状況をチェックしてからふらりと休日の昼下がりにエスコンに行ってお手軽な入場券でグルメと球場内を散歩しながらいろんな角度から野球観戦も最高に楽しいかなと思います。
2024.08.25
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カナダの生命保険会社「Manulife」が提供する「一日1万歩でキャッシュを受けとりましょう」キャンぺーンは今年の5月に継続中の小切手支払いで終了というお知らせが来ていました。そして今年2月から8月13日までの一日1万歩達成!の小切手が一昨日シンガポールから届きました。最後の小切手だと思うと何だかしみじみします。 2021年8月に自宅の郵便受けに入っていた「Manulife Moveへのお誘い」の手紙で半信半疑ながら始めたこの「一日1万歩」は歩く事への励みにもなり毎回達成で今回で6回目の小切手50ドルの受け取りとなりました。そのうち4回の小切手はシンガポールで受け取り、自分へのご褒美にプチ贅沢なワインを買ったりと楽しい思い出で一杯です。 ウオーキングの歩数に関しては一日1万歩の必要はなく8千歩程度でもとか週に3日8千歩程度でも十分効果があると諸説ありますが、要は自分が無理なく楽しんで歩くき充実感やそれに合った効果が得られる事が一番重要なのだと思います。 改めてウオーキングの効果を検索してみると「有酸素運動である事、人間の筋肉の60%以上を占める下半身をしっかり使う事による運動効果」とあり、長く続けていくことの大切さを実感します。それでもやっぱりご褒美はあった方がモチベーションが上がるのは必須で、これからManulife Moveに替わるご褒美を探そうかなぁと思っています。
2024.08.24
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農園を借りて野菜作りをしているAさんから嬉しい野菜のおすそ分けがありました。トマト、キュウリ、インゲンと枝豆の4種類で、早速枝豆のために今話題になっているクラフトビールをスーパーに探しに行きました。 ちょうど先日NHKでクラフトビールを特集した番組を見て、私がまだ日本にいた頃は「地ビール」と呼んでいたのが今はクラフトビールという名称が一般的になったもののクラフトビールの定義ははっきり決まってはいなくて単に「味と香りに独自性があるビール」である事を知りました。 赤を基調に「ABASHIRI(網走) ARTISAN (職人)ALLE」の頭文字「A」を3つ重ねた缶のデザインが一際目立っていたので手に取って説明を読むとアルコール度数が6%と通常のビールより高めなのに惹かれました。缶の表側には「5種のモルトをブレンドさせたコク深く爽やかな味わい」とあり、原材料名には麦芽はドイツと日本で製造したものとオーツ麦とホップを使用とあります(消費期限は2025年3月15日) 取り合えず1缶買い、家に帰ってまずは塩加減に気を使いながら枝豆を茹でました、枝豆がまだ熱々のうちにグラスに注ぐと濃いオレンジに近い色でシンガポールで飲んだドイツやベルギービールを思い出しました。確かに香りとコクが際立つビールです。枝豆との相性は?というとコクが全面に出ないもっとあっさりと爽やかなビールが良いのかなという感じでした。 因みに「網走ビール(株)」を調べてみると1998年創業で今年で26年目のビール会社でした。NHKの番組では一時売り上げ減に追い込まれたクラフトビール業界はは2023年には醸造所が700ヶ所以上となりその人気は上昇中という事でした。更に美味しいクラフトビールに期待が持てそうです。 頂いたインゲンと枝豆はカゴに乗らないほどの量で写真用に少量だけ両端に置きました。次回の枝豆は是非本場サッポロクラシックで🍺
2024.08.22
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昨日の日ハム対ロッテ戦は日ハムファンにとっては嬉しい展開となりました。初回に水谷のホームランで先制、さらに3回には9番・水野も5号ソロホームランを打ち。続く水谷、松本剛の連打と郡司の犠打で1死二、三塁とすると、4番・清宮への初球が暴投となり1点追加。さらに清宮が右翼フェンス最上部に当たる適時三塁打で4点目を追加しました! 試合後、この流れについtて新庄監督は「ワハハハハハッ」と会心の笑いで「(1番の水谷は)勢いつきません?そこで松本君がまたいい仕事…作戦がしやすいんでね。で、3番が打って、5番がかえすという」とコメントし、敢えて清宮の適時打についてはスルーでした。 日ハムファンの間で最近この清宮選手への「愛のいじり」が話題になっていて「4番の打席はアミダで決めた」には思わず吹き出しました。ホームランを打った時にも「2年前に僕が痩せろと言っていなかったら間違いなくライトフライ。ボスのおかげ」のコメントやホームランを打って戻って来た居宮選手のタッチをスルーしたり お腹がすいていて何か食べていたのでホームランに気付かなかったとも💦「褒めずに育てるユーモアたっぷりの作戦を絶賛展開中で、今日の試合でもいじり(清宮選手の活躍)がt飛び出すかどうか楽しみです。 確かにこの作戦になってから清宮選手の活躍は目に見えて上昇しているので、思えば新庄監督の「お前の実力はこんなもんじゃない。これぐらいで褒められていたらすぐ気持ちが緩んで頭打ちになってしまう」という「叱咤激励」の新庄バージョン版なのかなと思ったりします。そう考えると怪我さえなく開幕からスタメンで出場すれば来季はホームランキングも夢ではないのかもと私も思うようになりました。 「飴とムチ」という言葉も浮かび、監督の一語、一語の重みも感じます。
2024.08.21
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昨日はワインセミナーで意気投合したAさん、Bさんとワインと食べ物持ち寄りの「お家ご飯」となりました。特筆すべきは趣味で家庭菜園をしているAさんの手作りりバジル、インゲン、ズッキーニにベーコンを加えたパスタの1品で、バジル入りパスタソースも勿論自家製です。パスタだけを我が家で茹でて、下ごしらえ済みの具材をフライパンでさっと絡める手際の良さに思わず拍手でした。アルコール度数14.5% その一品のために持って来てくれたワインは「Chateau Les Trois Croix(シャトー・レ・トロワ・クロワ)2018」でラベルにあるボルドー右岸「FRONSAC(フロンサック)」に期待が高まりました。同じ右岸にあるサンテミリオンに比べてコスパが良いと言われていますが、こちらも高級ワインです。葡萄品種は右岸の特徴であるメルロー主体(87%)にカベルネフラン(13%)のミックスです。深紅色と香りだけでも幸せな気持ちになります。バジルソースパスタとの相性もかなりの物でした。 今日このワインをネットで調べてみると「ムートンやオーパス・ワンを手掛けたパトリック・レオン家がフロンサックにシャトーを購入して家族と共に始めたワイナリー」という事でした。因みに2018年はパトリック・レオンが関わった最後のヴィンテージとも書かれています。ワインエキスパートの資格も持つAさんからもっとこのワインの蘊蓄を聞いてから飲むべきだった・・とちょっと後悔です(次回は絶対に蘊蓄のお願いを🍷)
2024.08.19
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NHK特集ドラマ「昔はおれと同い年だった田中さんとの友情」を今日見逃し配信で見ました。「銃声のない戦争ドラマ」で多くのシーンが神社の境内や神社の管理人用の古い住居のためか、まるで戦争の犠牲者への鎮魂歌のような心安らぐドラマで「涙腺が・・」になるドラマを久々に見た気がします。 主人公は小学校6年生(11歳)の「拓人」で友達2人とたまたま神社の境内にスケートボードをしに行ったところから物語が始まります。82歳で70年間神社の管理人をしている田中さんがスケートボードに興味を示し試しにと乗って転倒、腕を骨折してしまったため3人は田中さんの身の回りのお手伝いをするため神社へ通う事になります。 日を重ねるうちに田中さんのお父さんとお兄さんが戦死した事、そして11歳の時に空襲によってお母さんと妹を火事で亡くし(ドラマではこの空襲での死者23人のうち2人が田中さんの家族という設定です)天涯孤独になりながらもお寺や神社からの温かい支援を受け、家族や戦争の犠牲者を弔いながら平穏に暮らしてこれた事にただただ感謝する田中さんの穏やかな性格に3人は特別な思いを持つようになります。 田中さんの体験を学校の生徒、近所の人々、自治会の人達にも知って欲しいと3人は田中さんに「語り部」をお願いします。話がほぼ終わり最後の小学生からの質問とその受け答えは「刺さる」ものがありました。 質問:「軍国少年だったあなたが何故戦争はいけないという気持ちになったのですか?」田中さん:「学校で戦意を煽る教科書に黒い墨を入れるように教師から言われ割り切れない思いのまま塗りつぶしていると、その教師が廊下に出て泣いていました。どうして泣いているんだろうと・・しばらく考えて自分の頭で考えずに回りに流されて戦意を煽った事がただただ情け無かったのだろうと気付きました」 最期の質問は小学校1年生の女の子からのホッとする「田中さんの好きな食べ物は何ですか?」に対して田中さんは神社のお祭りで拓人がプレゼントした「チョコバナナです。あんなにキラキラした食べ物は初めて見ました」と。2人の友情(田中さんが亡くなった後も)は永遠に続く事を感じさせるシーンでした。戦争の伝え方って色々あるんだなぁとある意味新鮮な気持ちで見終えました。戦争体験を聞くチャンスがあまりない子供達には是非見て欲しいドラマです。
2024.08.16
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昨日の「日ハム対ロッテ」第2戦はエスコンFでの初観戦でした。エスコンに結構詳しいAさんが札幌からのガイド役を買ってくれて4時頃に到着、試合開始前の2時間で腹ごしらえ&球場内の見どころスポットを回りました。まずは生ハムと白ワインで日ハムの勝利を願って乾杯してから、Aさん一押しの1階と2階を結ぶエスカレーターからフィールドを眺めたり、ペットと来場した時のペットを遊ばせるスペース等などアイデア満載に驚きです。 そして行列が凄すぎてAさんもまた食べていないという広島「電光石火」のお好み焼きを30分ほど並んでやっと席に津いてエスコンFで造っているオリジナルのクラフトビール「そらとしば」で堪能でした。目の前で焼いてくれるお好み焼きは中にお肉、そば、細もやし、しそ等などが入っていてオムレツのように卵をかけその上にたっぷりのネギが乗っています。味も(おたふくソースをかけてもかけなくても)柔らかさも絶品で今まで食べたお好み焼きの中では断トツ1位、しかも造り立てでホップが効いたビールとは「完璧マリアージュ」でした。 食べ終わった時は試合は既に始まっていて席に着く前にレイエスのホームランで同点に!そして連続スクイズで一気に3点差となり、後はテンポよく回が進んで晴れて初観戦は勝ち試合となりそしてCS進出を確実に視野に入れた2位に浮上しました。 楽しみ方は自由自在を実感したエスコンFは次回は是非CCS戦の観戦と行きたいところです🥎
2024.08.15
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9月26日まで北海道立近代美術館で開催中の「浮世絵のヒロインたち展」は、現在は第Ⅱ期の歌川国貞(1786-1864)「江戸名所百人美女」の展示で、先週の日曜は学芸員による「江戸名所百人美女を読み解く」のミュージアムトーク(30分間)に参加した後、ゆっくりと百人の美女を鑑賞しました。 ミュージアムトークではまず描かれた場所は八丁堀、かやば町、猿若町、駿河町(現在の三越デパートの前身があった所)等など江戸の中心から一日で歩いて行ける距離にあった所である事と100点の中から10点ほど選んで描かれた女性の衣装、履物、化粧、髪型などから推察する身分などの解説があり、その中で一番興味を惹かれたのは1857年に描かれた「霞が関」です。 理由は描かれた女性のほとんどが芸者(或いは元芸者)だったり市井(庶民)の女性で身元が分かっていない中、この絵に描かれた女性は「赤穂浪士」で有名な「浅野家(広島藩)」の10代目藩主浅野慶熾(よしてる)の正室 利姫(寿操院)と身元が分かっているという事です。下記は解説で聞き逃した箇所を「広島市図書館」のホームぺージで見つけた内容です。 「天保7年(1836年)に御三卿の田安徳川家当主 斉荘(なりたか)の娘として江戸に生まれる。当主の他界によりこの家を継ぐ養子を迎え婚約したものの養子も早世、同い年の浅野慶熾に嫁ぐ。1858年、その夫も浅野家10代目藩主となった半年後に亡くなり23歳の若さで未亡人となる」「描かれた利姫は、既婚者だが出産していないため振袖を着ている。打掛の袖口は「大名袖」と呼ばれる広口で、袖口が開かないように飾り紐で留められている。柄は雲形の間に桜、杜若(かきつばた)、牡丹(ぼたん)、梅、菊がちりばめられている。髪は「奴(やっこ)島田」という上流の武家娘が結う髪型である」 左上にある「コマ絵(メインの絵の補足)」に描かれている「霞が関」の橋の両側には浅野家と田安徳川家の屋敷があったそうで、その縁もあっての結婚だったのかもしれません。因みにコマ絵は別の浮世絵師が描くのが通常だったそうです。学芸員の説明がないと江戸の街にある地名は違っても同じような美女が並ぶのを鑑賞するだけという感じですが、解説を聞く事で浮世絵鑑賞も何倍も楽しめた感があります。
2024.08.13
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今年1月に「ゴールデンカムイ」の実写映画が公開され、原作の漫画の事を知りました。単行本(全31巻)の発行部数が2024年1月時点で2700万部にも驚きです。日本を離れていた20年間でアイヌの慣習や文化に注目度が上がっているのは北海道民として嬉しい限りです。 ゴールデンカムイに合わせたい「ルイベ」 北海道限定販売のサッポロクラシック「ゴールデンカムイ」をコンビニで見つけ、昨日の「日ハム対西武戦」の初戦勝ちを祝って飲みました。缶には2018年から発売とあり、この年はゴールデンカムイのテレビアニメの放送が始まった年でした。北海道産大麦麦芽「きたのほし」と北海道産ホップを一部使用の「麦芽100%」のビールです。 原作の漫画を未だ読んでいないので検索すると、明治末期の日露戦争終結直後の北海道、樺太を舞台とした金塊をめぐるバトル漫画に加えて独自の動植物や狩猟の様子を描いたり各地の料理を堪能するグルメ要素などを併せ持っているようです。アイヌの食文化と言えば個人的には旭川で食べた「ルイベ(鮭を凍らせたもの」が一番の絶品で口の中で溶けていく絶妙な食感は札幌でも経験した事がありません。 人間(アイヌ)以外の存在である動植物、自然、そして人間が造った道具も「カムイ(神)」ととらえるアイヌ民族の「共生」という考え方には改めて敬意の気持ちが湧きます。
2024.08.11
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実際の見た目はもうちょっとゴージャス感があります。 アルコール度数 11.5% 先日日記に書いたイタリアはヴェネチア生まれの桃のカクテル「ペリーニ」が気になって作り方を検索するとキッコーマンのホームべーじにたった2行で説明がありました。① 黄桃は汁気を切りミキサーでピューレ状にする② ①とスパークリングワインを1:1程度で合わせて混ぜる セイコーマートでお試し用にぴったりな小さいサイズのスパークリングワイン「SURANA ICE White Sparking」を見つけました。スペイン産でちょっと甘めと説明があるのでカクテルにはぴったりではと期待をして。 家に帰って調べてみると葡萄品種は「マカベオ」85.5%、「シャルドネ」10%、「マスト(アイレン他)」4.5%で、青りんごや白い果実の香りで爽やかな酸味とすっきりした後味が特徴だそうです。 食後のデザート替わりにと切った桃と少量のスパークリングワインをジューサーに入れてかき混ぜ、ググラスに入れてからスパークリングワインを注ぎたしました、肝心の味わいは思ったより甘みが少ないですが、すっきりした後味は抜群です。もう少し桃に甘みが加わったら完璧な味わいになるのではと。キッコーマンのホームぺージに掲載しているペリーニ写真はまるでオレンジジュースのようで泡も立っていません。今月中の「お家ご飯」で出す一品としてそれまでに写真のペリーニに近づけるように色々試してみるつもりです。
2024.08.10
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長崎原爆投下から79年目の今日の「長崎平和祈念式典」では報道通り長崎市長がイスラエル駐日大使を式典に招待しなかった事に異を唱えるアメリカ、イギリス、フランス、イタリア、カナダの駐日大使が欠席となりました。 ウクライナへの侵攻を継続するロシアとベラルーシの大使が招待されていない事に関連付け「イスラエルをロシアと同等の扱いにしないで欲しい。式典と政治を結び付けないで欲しい。」という欠席国からの要望に対して長崎市の鈴木市長の毅然とした対応は個人的には海外でも高く評価されるべき事と思います。 現在懸念されているイランによるイスラエルへの報復攻撃を含むパレスチナ問題は宗教問題が根底にあるため日本人には理解が難しく、実際に戦闘を行っているのであればロシアもイスラエル(他の中東の国も)も同じ土俵の中にいる国々と思ってしまいます。 今回欠席国の1つイギリスが第一次世界大戦中に自国を勝利に導くために行った「二枚舌(或いは三枚舌)外交(2つの国に1つしかない土地を与える約束をした)」によって更に悪化したパレスチナ問題は、第二次世界大戦後イギリスが「国連」にこの問題の解決を丸投げしてパレスチナの委任統治から撤退し、その後パレスチナ問題の表舞台には立っていません。 もう1つの国アメリカと言えば2017年に当時のトランプ大統領がユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地であるエルサレムをイスラエルの首都として正式に認めると発表し(国際社会はこれを認めていません)アメリカ大使館をテルアビブからエルサレムに移した事が更なるパレスチナとイスラエルの関係を悪化させたと言われています。 「国連」という機関をスタートに戻って構造改革をしない限り「恒久的常任理事国」であり続けるアメリカとイギリスには自国の核の開発よりは早急に世界平和を構築できる国連作りに尽力して欲しいという気持ちで一杯です。 今日の鈴木市長の平和宣言の中で自らも被爆体験を持つ詩人「福田須磨子」さんの詩を引用していました。 「手の中にある一切を放棄するのだ。そこに初めて真の平和が生まれるのだ」これは核大国であるアメリカを筆頭に持てる国への強いメッセージです。そして未だに核の傘下にある日本への警鐘でもあります。鈴木市長の「我々は地球市民」は良い言葉だなと思いました。ジョン・レノンのイマジンも彷彿させる言葉で、欲望や恐怖にまみれて戦闘を引き起こすリーダー達にも「あなたも1地球市民に過ぎないんですよ」の言葉がどのようにしたら伝えられるのかと考えさせられます。
2024.08.09
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アルコール度数 13% シンガポールでは高値の華だった日本産の果物の1つ「桃」が美味しそうに店頭に並び、さてどんなワインと合わせようかと検索するとシャンパン ロゼやイタリアの葡萄品種「Pinot Gris(ピノ・グリ)」の白がヒットしました。 そして記事の中に「7世紀からイタリアで伝わるワインと桃の健康的な組み合わせ」と題して「サレルノ養生訓」が紹介されていました。11世紀、ヨーロッパ初の医学校で有名な街サレルノで編纂された「食の組み合わせ」に関する指南書だそうです。【桃はワインと一緒に摂ると腸に良い作用がある。新鮮な葡萄とくるみを一緒に摂るのと同じように干したものは脾臓には良くないが、気管支や腎臓には大変効果がある】 この記事で気分も盛り上がって「Jupiter」にピノ・グリを探しに行きましたが生憎、有機ワインしか見つけられず色々物色してラベルが淡いピンクのロゼに合わせたデザインに惹かれ「GRANDE ALBERONE ROSE(グラン・アルベローネ ロゼ)を購入しました。 家に帰ってから葡萄品種を調べると「Negro Amaro(ネーグロ・アマーロ)」「Refosco(レフォスコ)」は初めて聞く品種でそれに「Merlot(メルロー)」を加えたものでした。ボトルの裏のラベルには「メロンやパインアップルのようなトロピカルな香り」とあり、果たして桃との相性は?と期待してまず一口飲むと、今まで経験した事のない個性的な(ある意味クセのある)味わいで(裏のラベルには口に含んだ時の印象的な味わいが余韻となって続きますとあります)桃との相性はというとまぁまぁかなぁという感じでしたが、今日はロゼも桃もキリリと冷やして再挑戦です。 因みにイタリアの桃を使ったカクテル「ペッリーニ」も初めて知りました。桃をミキサーにかけてスパーリングワインに混ぜるだけのようなので今度試してみようと思っています。
2024.08.08
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1924年に阪神甲子園球場で開催された「第10回 全国高等学校野球選手権」から100年という節目になる第106回大会が今日開幕しました。開会式に先立って阪神甲子園球場設立の経緯について説明があり、1回目が1915年大阪の豊中グラウンドで行われた琴を知りました。 明治維新から4年後の1872年現在の東京大学で英語を教えていたアメリカ人「ホールス・ウィルソン(1843-1927)」が日本に伝えた野球は大学野球(1888年 慶応大学に初の野球倶楽部)高校野球そしてプロの順番でチームが結成され、阪神甲子園球場は高校野球のために建設されたという歴史に長く「高校球児の憧れの地(整地)」である事に納得です。 十干の最初「甲」は大木を意味するそうです。 十二支の最初「子」 豊中グラウンドに話を戻すと1913年に現在の阪急電鉄が建設、設置したものでしたが規模の小ささが当初から問題になっていて、学生野球が人気になるにつれて観客が増加し9回大会では観客がグラウンドになだれ込む事故まで発生したようです。新たな球場建設に尽力した阪神電鉄の専務「三崎省三」氏の紹介もあり後でネットで調べて「甲子園」の名付け親である事を知りました。甲子園が完成した1924年(大正13年)は「十干」と「十二支」のそれぞれの最初の年である「甲」と「子」が60年振りに重なる縁起の良い年で、これにあやかりたいとの思いがあったそうですが今後も長く愛される球場と思うと感慨深いものがあります。 第二次世界大戦中の試合の中止や地震などの自然災害を乗り越えての開催、コロナ禍の影響についても画像が流れ様々な事を乗り越えて開催を続ける高校野球の意義のようなものも考えさせられました。 余談ですが、個人的には「エスコンF」で全国区になった北広島市の「札幌日大高」に更に北広島市の地知名度を上げて欲しいと思っています🥎
2024.08.07
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昨日のネットの記事に世界陸連が投稿した写真が「ルーブル美術館に飾って」とコメント付きであり、よく見てみると決勝に出場した8人の選手のゴールまでの走りが合成されたものでした。ちょっと鳥肌が立つようなほぼ横並びの走りですが、金メダルに輝いたのはアメリカの選手「ノア・ライルズ」で記録は9秒79(追い風10メートル)で「人類最速」だったそうです。 銀メダルはジャマイカの選手「キシェーン・トンプソン」も同じ9秒79でしたが、僅か1000分の1秒差だったようです。 因みに8人の選手の記録も記事の中にあり、下記の通りです。決勝の8人全員が9秒台だったのも史上初の超ハイレベル決戦だったそうです。1位 ノア・ライルズ(米国) 9秒79(.784)2位 キシェーン・トンプソン(ジャマイカ) 9秒79(.789)3位 フレッド・カーリー(米国) 9秒814位 アカニ・シンビネ(南アフリカ) 9秒825位 ラモントマルチェル・ヤコブス(イタリア) 9秒856位 レツィレ・テボゴ(ボツワナ) 9秒867位 ケネス・ベドナレク(米国) 9秒888位 オブリク・セビル(ジャマイカ) 9秒91 余談ですが、今までの近代オリンピックの歴史の中で戦争による大会中止を除いて、これほど戦争や一触即発の事態がおきかねない状況でのオリンピックはあっただろうかと思います。個人的には日本チームの応援にもちょっとブレーキがかかってしまいますが、男子100メートル決勝の写真は「光明」のように見えました。
2024.08.06
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19世紀パリで美術商を営み日本の美術、芸術を欧米諸国に広く紹介した「サミュエル・ビング(1838-1905)」と浮世絵を通して深い繋がりのあったゴッホについては先日の日記に書きましたが、ウィキペデアにサミュエル・ビングのもう1つの大きな功績「Art Nouveau(アール・ヌーヴォー)の発展に寄与」の記載がありました。アール・ヌーヴォー(新しい芸術)と言えば、アルフォンス・ミュシャを代表とするポスターは浮かんでも私はこの芸術が日本の浮世絵などを母体にしたものという事は知りませんでした。 アルフォンス・ミュシャ作 1900年代に母体である日本でもアール・ヌーヴォーの流行が。 ウィキペデアによると、19世紀後半、開国し明治となった日本を訪れた外国人の眼を通して、あるいは日本からもたらされた浮世絵や工芸品などによってパリを中心にジャポニスムが流行します。正にこの時代パリで美術賞を営み、現在ベルギー王立美術館が所蔵する4000点の浮世絵もサミュエル・ビングから購入したというほどの浮世絵の鬼集や日本美術への傾倒には驚くばかりです。そして肝心のアール・ヌーヴォーという名称は1895年にサミュエル・ビングがパリで新たに開いた画廊「アール・ヌーヴォー」に由来しているそうです。「鯉文花器」エミール・ガレ作 アール・ヌーヴォーについては当時「サミュエル・ビング派」と「エミール・ガレ派」と2つの派があったようで、エミール・ガレと言えばガラス工芸の所蔵でも有名な「北海道立近代美術館」に所蔵品が何点かあるのでガラス工芸に描かれたジャポニズムの美ををじっくり見に行こうと思っています。
2024.08.05
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敗 昨日の日ハム対ソフトバンク戦は今日も負けかなとほぼ諦めかけていた5回表の攻撃で清宮選手の同点3ランホームランが飛び出し6対6と試合を振り出しに戻してくれました。その後、両チーム点を取り合うハラハラドキドキの展開となるも9回裏は抑えの田中投手の「正義執行」で逃げ切り勝利となりました。試合後友人と勝利を喜び合うメッセージのやり取りをしていると「8対7の試合は一番面白いゲームって言われているんだよね」のメッセージが来て昨年4月の「ルーズベルトゲーム(8対7の試合)」の事を思い出しました。 昨年の日記を読み返してみると4月21日の楽天戦と25日の試合で2回も7対8で日ハムは敗れています(この時期は単独5位を目指していました)新庄監督が試合後に呟いたルーズベルトゲームという言葉をこの時初めて知り言葉の由来を調べました。 【野球を愛した32代アメリカ大統領「フランクリン・ルーズベルト(1882-1945)」がニューヨーク・タイムズの記者に宛てた手紙に「点を取られたら取り返し8対7で決着する試合が一番面白い」と書いた事で8対7の試合にルーズベルトの名前が使われるようになったそうです。そう言えば「七転び八起き」という言葉もあるので7と8の数字には世界共通の特別な意味があるのかもしれません】 昨日の試合はソフトバンクより1安打少ない10安打、失点は1つ多く2つでしたが、選手たちの執念の粘りに大きな拍手です。勝ち負けは勿論大事ですがやはり見ごたえのある試合を見せてくれるとファンとしては大いに盛り上がります。今日は苦手のソフトバンクに対して勝ち越しなるかの3戦目で伊藤投手の登板ですが、昨年の4月のように同じ月に2回のルーズベルトゲームにはならずに勝ち試合にしてくれtたらなぁとも(連続のハラハラドキドキはちょっと💦)
2024.08.04
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2025年前期の朝ドラ「あんぱん」の新たな出演者が1日発表になりました。「あんぱん」は「アンパンマン」の作者で高知県出身の漫画家やなせたかしさん(1919-2013)と妻の小松鳴さん(ドラマでは柳井嵩&朝田のぶ)さんをモデルした夫婦の物語です。高知県と言えば昨年の「らんまん」に登場した高知県や他県の偉人たちに嵌っていたのを思い出します。 今回の新たな出演者発表で柳井家の嵩の母が松嶋菜々子さん、父が二宮和也さんとあって「あれ?年齢差が・・」と思い、やなせたかしさんをウイキペディアで見てみると父親についても詳細がありました。「伊勢平氏」の末裔で300年続く旧家の生まれだそうです。嵩が生まれた翌年に父親は東京朝日新聞に引き抜かれ1923年に特派員として単身上海に渡っています。父親の後を追い家族は上海に移住するも今度はアモイに転勤となりそこで亡くなっています(原因がドラマで描かれるのかどうか・・)若くして海外で命を落とした父親という事で納得です。 もう1人の新たな出演者は高知県南国市で開業医を営んでいた父親の兄(嵩の伯父)で竹野内豊さんが演じます。父親の死によって残された家族は父親の縁故を頼り、先に伯父に引き取られた嵩の弟の後には母親の再婚によって嵩自身も伯父に引き取られる事になります。ウィキペデアによると伯父はかなりの趣味人でやなせたかしさんはかなり影響を受けたそうです。生前のインタビュー番組でやはり趣味人っぽい印象と手の美しさを思い出します。 ところで「アンパンマン」がスーパーマンやウルトラマンより凄いヒーローと教えてくれたのはかつの同僚でした。中国系カナダ人の彼はカナダのテレビ番組で見ていたという事で悪者と戦うのではなくお腹のすいた人に「EAT MY HEAD(ボクの頭を食べてくれ)」というのに随分感動したようでした。戦中、戦後と食べ物が限られ飢えと闘った時代を当時の人達がどんな風に前向きに生き抜いて行ったのかドラマの展開がとても楽しみです、
2024.08.03
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左:「花魁 渓斎英泉による」ゴッホ 1887年 右:英泉 1830年前後 9月26日まで北海道立近代美術館で開催中の「浮世絵のヒロインたち展」のパネルに「歌川派」と「菊川派」の系図がありました。「東海道53次」を描いた歌川広重に代表される歌川派に比べ「菊川派」は僅か3名ですが、最後の「英泉(渓斉)1790-1848」の名前を見て「雲龍打掛の花魁」を思い出しました。 以前にNHK「歴史探偵」の「花魁」についての回でこの絵が紹介され、ゴッホが英泉の絵を模写し、その後「タンギー爺さん」の背景にも描かれている事を紹介していました。 アルルに旅立つ前にパリで暮らしていたゴッホは弟のテオが画商「グービル商会」に務めていた事もあり、1871年にフランスに帰化しその後パリで美術商を営んでいたユダヤ系ドイツ人「サミュエル・ビング 1838-1905」と懇意にしていて彼の好意によりビングが所蔵する浮世絵を無償で借りて模写していたようです。 私自身は原田マハ著「たゆたえども沈まず」でビングと同時代に同じくパリで美術賞を営んでいた林忠正(後に日本から浮世絵を流出させた国賊とまで呼ばれました)の存在を知り、もしかしてビングは林忠正から英泉の絵も入手したのかと思っていましたが、著書を読む限り2人の仲はそれほど良くなかったようです。 改めてビングの生涯をウイキペディアで見てみると、1885年に初来日していました。多分絵の買い付けをし、その2年後にゴッホが特に魅かれた英泉の絵を模写していたのではと想像してしまいます。日本に憧れを抱いていたゴッホはまたビングから何か日本についての話を聞く事があったのかとも想像します。 「タンギー爺さん」ゴッホ 1887年(パリ時代) 模写と同じ年に描かれたタンギー爺さんの肖像画の右側の背景にゴッホが模写した絵も描かれています。現在この絵はビングやゴッホと同じように日本通だった彫刻家ロダンがかつて実際に住んでいた邸宅を改修した「ロダン美術館」の所蔵になっています。 余談ですが、ウィキペデアのサミュエル・ビングの生涯の中に妻の兄(マルチン・ミカエル・ペア)について記載がありました。長く日本に滞在し武器輸出の会社を営み日本人女性と結婚もしていたようです。日本の芸術や文化をフランスに伝え根付かせたビングの功績は彼の家族や親族が心の中に培った日本愛の表れだったのかもしれません。
2024.08.02
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奈良間選手の2塁からホームへの激走 昨日の日ハム対オリックス戦は何と言っても6回裏(1死2.3塁)での新庄監督スペシャル采配による浅間選手の2点追加となる3塁線へのスクイズと2塁走者奈良間の激走でした!3塁走者は悠々とホームへ、日ハムにとって幸運だったのはオリックスの宗選手が後ろを走る奈良間選手に気付かずに1塁へ送球した事でツーランスクイズで2点追加となりました。5月15日西武戦での新庄監督采配の「奇襲 フォースボーク」にも驚きましたが、こういう機動力の爆発を見せてくれるとファンとしては大いに盛り上がります。 ところで30日にソフトバンクにマジック42が点灯して、7月のマジック点灯は史上最速?と思い調べてみると近々では2022年7月2日にヤクルトがマジック53を点灯させていました。これは1965年7月6日の南海(現ソフトバンク)のマジック62の記録を塗り替えたものだそうです。そして今回のソフトバンクの7月のマジック点灯はパリーグとしては29年振りという事です。 昨日のソフトバンク対楽天戦で楽天が勝利してくれたお陰でマジックが消え、今日からの試合がまた面白くなってきました。ただソフトバンクのリーグ優勝は確定だと思うので日ハムファンとしては何とかAチームに残りクライマックスシリーズへの進出を願うだけです。
2024.08.01
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