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2月29日は赤川次郎の誕生日です。 赤川次郎といえば、多作・エンターティナー・ユーモア…というイメージが強く、出版された作品は600を越えると言われます。使われる言葉も平易で読みやすく、ファン層も厚い作者です。 ですが、ただ面白いだけでなく、ユーモアとほろりとするストーリーの中に、人と人との触れあいが誠実に豊かに描かれています。 人気アイドルのみのりは、相手脇役の北河が気に入らないと難癖をつけ、役を降ろさせます。しかし、北河は大女優の西原弥生の夫だったので、事務所の社長からも叱責され、謝罪します。 北河は赦してくれますが、「君がしたことは、脇役の役者さんがやっと手にした仕事を奪い、ギャラもなしで放り出したことになるんだよ。ぼくが大女優の夫でなければ、君は何とも思わなかっただろう。二度としてはいけないよ。」と諭されました。 今まで自分の言うことを聞く大人しか周りにいなかったみのりは、彼に惹かれていきます…。 短編『スターダスト』です。題名は、北河が自分をスターでなくスターダスト(星屑)と表現したことから。対して、みのりは「わたしにとってはスターよ」と…。 北河夫婦の心のすれ違い、あわや不倫に…と話は進みます。みのりの機転、情愛にはっとさせられました。頭の良さというのは、単に知識があるということではないと、改めて教えられました。赤川作品には、そんな作品が多いのです。 参照元:赤川次郎『回想電車』集英社文庫 から 『スターダスト』
February 28, 2021
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今日は寒いながら晴天。花に惹かれて、二か領沿いを駆け足で歩いてきました。河津桜が満開。寒緋桜もまだ元気です。花桃はこれからです。寒白も咲き始めです。
February 27, 2021
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ゆっくり散策もできない昨今ですが、仕事のついでに見る景色は確実に春へと向かっています。寒緋桜梅連翹 「家のかたまり」なので、つい見てしまうYouTube。光一さんの替え歌のもと歌「愛のかたまり」は、歌詞だけ読むと成就した恋愛なのに、Kinkiのふたりが歌うと切なく胸に迫ります。 剛さんの歌はアイドルというより、アーティストのもの。好き嫌いではなく、ジャニーズで歌がうまい人、聞かせる人のトップです。 2番目は退所してしまった手越さんかな。圧倒的な声量と突き抜ける高音、テクニックが際立っていました。 声や歌い方が好きかどうかなら、大野さんですが。ここ10年で買い込んだCD、ライブのDVD、雑誌、ドラマをとったブルーレイD…そのうちなんとかしないとね。いや、無理か。
February 27, 2021
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今日の芸術は、うまくあってはならない。きれいであってはならない。ここちよくあってはならない。岡本太郎氏の説く芸術の根本条件です。一瞬はて?と思うような言葉ですが、本文を読んでいくと納得できます。 ここで言う芸術は、伝統的に受け継がれてきた芸能ではありません。能でも茶道でも、日本の伝統的芸能では、美しく見える所作が基本です。岡本氏の言う芸術は、これらとは異なる「今」の時代の絵画や彫刻などです。岡本太郎美術館の撮影可コーナーにて 優れた芸術には飛躍があり、それは見る人に一種の緊張や不安をもたらします。見ていて気持ちいいとはなりません。創作者と同じ覚悟を持ってぶつかって、初めて理解できる物だと言います。 ピカソが有名な『アヴィニョンの娘たち』を描き上げたとき、仲間のブラックでさえ「ガソリンを飲んで搔いたような絵」と批評したそうです。ゴッホの絵も「狂人の絵だ」とセザンヌから酷評されました。 時代が進んでやっとピカソ、ゴッホに追いついてから、両者とも巨匠の名を冠せられるようになりましたが。 今、「キモい」「訳わかんない」「汚い」と評されて埋もれている絵やオブジェが、後世に残る芸術になるかもしれません。 2月26日は岡本太郎の誕生日です。 参照元:岡本太郎『今日の芸術 時代を創造するものは誰か』光文社文庫
February 26, 2021
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永井するみの『歪んだ匣』は、神谷町の28階建てオフィスビルで起こる事件を扱った連作短編集です。 ビル内には、建設会社、外資系コンピューター会社、事務機器メーカー、ドラッグストア、カフェなどが入っています。そこで、強盗、殺人、自殺、事故、盗難などの事件が起こって、巻き込まれた人が推理、調査していしていくストーリーになっています。 第2話の『D・I・D』が一番明るく、ほっとする話でした。 キリシュ・コンピューター社に入社8年になる直里(なおり)は、総務部の中で電話関係の仕事を任されています。 上司から、問い合わせ係の稼働状況を調べてほしいと依頼されました。通話ログのチェックをしているうちに、妙な電話番号を見つけてしまします。それは、直里のプライベートに関わる番号で…。 D・I・Dは、ダイレクト・イン・ダイヤル、大容量の電話回線に付属する複数の電話番号のことだそうです。 参照元:永井するみ『歪んだ匣』祥伝社
February 24, 2021
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今日2月22日は猫背改善の日だそうです。2の形が猫背の人を横から見たところに似ていることから、2が並ぶこの日に制定されました。季節的にも寒くて猫背になりやすいからという理由もあるそうです。 パソコンやスマホに向かう時間も猫背になりがち。歩くときは背筋をしゃんと伸ばして歩こうと思います。
February 22, 2021
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仕事ついでに見た紅梅、白梅の競演です。来年はゆっくり梅見をしたいと思いつつ。
February 20, 2021
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プロの球団のエース投手だった佐久間実は、右腕を故障し、自暴自棄になっていました。酔って喧嘩した挙げ句みぞおちのあたりを刺され、意識が途切れました。気がつくと、若い女性に声をかけられていました。「あなた、今ちょうど真ん中にいるの」あの世への案内人だという彼女は、親しい人に別れを告げるように促します。 宮部みゆきの短編集『とり残されて』の中の一編です。現実と非現実の世界が描かれますが、人物像も心情もリアルでブレがありません。 佐久間の半生をたどるうちに、なぜ若い女性が案内人であったかも明かされます。ミステリーは題名にあるかも。最後で納得。 宮部みゆきの描く人物は、誠実で限りなくやさしい人たちです。最後には、恨みも哀しみも昇華され、心地よい風がそっと吹き抜けていきます。 参照元:宮部みゆき『とり残されて』文春文庫 から 『私の死んだ後に』
February 20, 2021
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フリーターの葉村晶は、ホテルの部屋に残った血痕を消してほしいと頼まれました。編集者の遠藤と井坂は、覆面作家の赤月武市を、缶詰にするつもりだったのに、部屋が気に食わず、嫌がらせに猫の血をまいて逃げ出されたと説明しました。けれど、晶は井坂の話に疑問を持ちます。 衝撃的な結末は、若竹七海ならでは。『海の底』は、赤月の小説の題名ですが、この話自体がまさに海底のよう。何が出てくるか…見通せないおもしろがあります。 それにしても、主人公の晶は損な性格。疑問を持ったら自分の立場を省みず調べてしまうし、お人好しでだまされる一面も。幸せになってほしいな、と短編集を読み終わって思いました。 参照元:若竹七海『プレゼント』中公文庫 から『海の底』
February 19, 2021
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2月18日は岡本かの子の命日、「かの子忌」です。 短編『雪の日』は伯林(ベルリン)に住んでいた時の出来事。 雪が降る日、青年、壮年、老年の三人組の労働者が室内電線の修理に来ました。仕事終わりに私がお茶を勧めると、三人は日本の歌を聴かせてくださいとリクエストします。 …帰り際、日本の切手をくださいと懇願する青年。私はあるだけの切手を封筒からはがして激しい労働生活で節くれ立った彼の愛すべき掌へのせてあげます。 何気ない話ですが、さりげない温かさが伝わる表現が好きです。 参照元:『岡本かの子全集11』ちくま文庫 から『雪の日』 掌…ショウ 尚…ショウ
February 18, 2021
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2月17日は梶井基次郎の誕生日です。 梶井基次郎は結核のため31歳で亡くなりました。命日3月24日は名作『檸檬』にちなんで「檸檬忌」と呼ばれます。(高村光太郎の詩『レモン哀歌』によって高村智恵子の命日も『檸檬忌』です)えたいの知れない不吉な塊が私の心を始終圧えつけていた。 以前の私は、たとえば丸善で、洒落た切り子細工や典雅なロココ趣味の香水壜だとかを小1時間も見てから、ちょっとした贅沢品を買うのが趣味でした。でも、肺尖に病み借金のある私は、そんなことを楽しめなくなっています。 ある朝、私は裏通りの果物屋で檸檬を1個買いました。気分がよくなった私はふと丸善に寄ってみる気になります。 ですが、以前のように香水壜や煙管やらに心は向かず、画集をぱらぱらめくってみますが、読む気にもなれませんでした。 わたしは積み重ねた本の上に檸檬をのせて丸善を出ます。黄金色に輝く爆弾を仕掛けたつもりで。 丸善はまだ私の生活が蝕まれていなかったころの象徴。今は快く入っていけない世界に、私は想像(錯覚)で切り込んでいきます。レモンエロウの絵具をチューブから搾り出して固めたようなあの単純な色も、それからあの丈の詰まった紡錘形の格好も私は好きでした。 私の状況は暗いのですが、作品全体は決して暗く沈んでいません。現状を跳ね返す善きもの、美しいものが檸檬の中に詰まっているのです。それが爆弾のように弾けようとしています。 読後に檸檬の香気(高村光太郎は「トパアズ色の香気」と表現していました)が残ります。鬱々とした中に光る明るさが。 発表当時はそんなに反響がなく、作者の死後有名になった作品です。 基次郎自身も檸檬が好きで、食べるためより愛玩するために手元に置いていたようです。また、もらったりんごを一晩磨いて置いておいたら、友人の三好達治にかじられ、殴ったというエピソードも残っています。 舞台になった丸善京都支店は、河原町に移転後閉店になりました。閉店を惜しむ客が、次々に本の上に檸檬を置いていく様子が話題になりました。現在は河原町に、丸善京都本店が開店しています。 引用および参照元:『ちくま文学 梶井基次郎』ちくま文庫
February 17, 2021
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「ことりっぷ」と提携したミニ・チョコパイのシリーズ、今回は京都と静岡。とくれば、フレーバーはお茶、抹茶です。 京都は、ラマルクの抹茶のオペラケーキ風。ケーキ部分も中のクリームもかなり濃い抹茶味です。抹茶好きの方にはお勧め。お茶はメロンウーロン、台湾ウーロン茶です。静岡は、きみくらの抹茶ティラミスケーキ風。梅の香りの紅茶をいれました。抹茶ケーキの中にマスカルポーネチーズのクリームとチョコがサンドされています。これも抹茶強めで、甘さ控えめです。どちらもお子様のおやつではなく大人の味になっています。 ジャニーズのSmile Up!Project で堂本光一さんが歌っている「家のかたまり」を聴いて、くせになっています。もちろんKinKi Kidsの「愛のかたまり」の替え歌。 大まじめな内容を、ニコリともせず、あくまでもシリアスに歌い込む光一さん。ハモリも別に録音して別枠映像とともに重ねたり、なかなかのものです。 まじめに聴くべき…と思いつつ、「思い切り抱き寄せられると…近い」に笑ってしまいます。 「明日の朝も…自粛するよね」と歌われたら、「はいはい、喜んで」と答えたくなります。
February 16, 2021
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ルピシアの「とちおとめ」いちごの香りの紅茶です。お菓子は成城石井の、ルビーチョコのポルポローネで。甘酸っぱさがいちごのお茶とぴったり。リプトンの日本の紅茶シリーズから、いちごをいれました。お菓子は成城石井のピスタチオクッキー。スコーン風の少し重いクッキーです。紅茶にはぴったり。とちおとめの香りがする緑茶。同じルピシアのお茶ですが、いちごの香りは弱めです。お菓子は成城石井の米粉のクッキーです。 ルピシアの「ルバーブ&ストロベリー」はソフトな紅茶。ルバーブは日本ではなじみがなかった野菜ですが、最近はジャムやパイで見かけます。もとは薬用のハーブでした。蕗に似た茎を食用にします。ストロベリーとの相性は抜群。毎月15日はいちごの日です。
February 15, 2021
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秋成又四郎は「百足(ひゃくあし)ちがい」とあだ名され変わり者と思われていました。「一足ちがい」どころか「百足」も違うくらい、行動が遅いということなのです。 父親がせっかちだったため、息子には気を長く持ってほしいと預けられた禅寺の雪海和尚の教えが「せくこたあねえんだよ」でした。 和尚は世の中は参の要素で出来ている、火と水と空気が集まって三千世界を作り、冠婚葬、作る・売る・買う、目と鼻と口と…のようにと説きます。 だから、怒りたくなったら三日我慢する、それでも収まらなければ三月、さらに納得できなければ三年待つようにと教えられたのです。 又四郎は江戸勤番が終わるころ藩主の御用係心得を仰せつかります。そして師の死後、その教えに納得することになります。 又四郎より先に出世した同僚たちの幸福な生活は意外にもろいものでした。又四郎に恋し待っていてくれる女性も現れ、「百足ちがい」もいいもんだと思わせてくれます。 身分高貴でも腕が抜群でもない、ごくごく平凡な武士が、生き生きと書かれています。 山本周五郎は時代小説、大衆小説で知られる作家で、2月14日が命日です。山本氏の小説は、多くのテレビドラマや舞台劇の原作にもなりました。 参照元:山本周五郎『山本周五郎全集 第二十三巻』新潮社 から『百足ちがい』
February 14, 2021
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2024年に、福沢諭吉に替わって一万円札の顔になるのが渋沢栄一です。 渋沢栄一は明治から大正時代にかけて活躍した事業家で、資本主義の父と呼ばれます。 渋沢は、当時は画期的だった、民間から出資を募る株式会社に多く関わりました。財閥の急成長期にあって彼は非財閥系を貫き、関わった企業を一族で固めたり、強く自己主張することもありませんでした。 このような開放的な企業経営とともに、渋沢は約600の教育・社会福祉事業に関わりました。 福祉事業の先駆たる養育院(現・東京都健康長寿医療センター)の初代院長を務め、亡くなるまで社会事業に関わり続けたといいます。 『論語と算盤』という表現で、渋沢は公益追究の倫理と、企業の利益の両立を目指していました。田園調布旧駅舎 また、渋沢は、19世紀末イギリスのハワードが提唱した、都市と農村の魅力を併せ持つ理想都市の日本版を目指して、「田園都市K.K.」が設立しました。洗足・多摩川台・大岡山で用地を分譲し、住民の足の便のため鉄道が引かれました。 この鉄道が今の「東急電鉄」です。 参照元:里山里枝 准教授『私たちはなぜ今こそ渋沢栄一の理念に学ぶべきなのか』 國學院大学HPから
February 13, 2021
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鉄鋼会社を退職して、店舗の内装コーディネートの会社に勤める知鶴は、学生時代の友人、美和に頼まれて部屋の模様替えの相談にのっていました。 離婚から3年経って、美和は仕事も順調に進んでいます。モノトーンの部屋に明るいカーテンやファブリックを取り入れることにしたのですが、その矢先に美和は殺害されてしまします。 警察に呼ばれて美和の部屋を見た知鶴は、インテリア・コーディネーターとしての目で見て、なくなったものに気づき、凶器を推理します。 知鶴がコーディネーターとして成長する過程で謎を解決していくお仕事ミステリーの一編です。話の運びに無理がなく、よくまとまった話だと思います。 参照元:結城信孝・編『緋迷宮』祥伝社文庫 から 永井するみ『カラフル』
February 12, 2021
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二か領用水沿いの河津桜がきれいに咲きました。天気もよく、お花見日和でした。これから花見の時期になるので、「少人数で、すいた時間に」と注意書きがありました。鳥の巣おっと、うぐいすかな?花桃のつぼみも膨らんできました。福寿草と山茶花はまだ元気です。区役所の花壇から。パンジーが区の花です。木は花桃。桃の花が咲いたらすいた時間に見に来ようと思います。
February 11, 2021
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「ふとん」は「蒲団」「布団」と書きます。 昔は蒲(がま)の葉で編んで作ったことから「蒲団」の字が用いられました。「団」は「円、丸い」の意味です。蒲で編んだ円形の座布団のような物が始まりです。 枕草子九十九段に、雨が続いて降る中、帝から中宮への使いで訪れた式部の丞信経に茵(しとね)を差し出したところ、足が汚れているからと横へ押しやって座ったという記述があります。 足形がつくと汚くて不都合だと遠慮する信経に対して、清少納言が「せんぞくのご用にはたちましょうからどうぞ」と勧めます。「せんぞく」は「洗足」と「氈褥(毛織物の敷物)」をかけたしゃれです。 このような円形の敷物が元だったのでしょう。 今は布で綿をくるみますから、「布団」が一般的です。 関東では、布団は「かぶる」ものですが、関西では「着る」ものだそうです。 2月10日は、2(ふー)月10(と)ん日の語呂合わせで「ふとんの日」です。 参照元:金田一春彦『ことばの歳時記』新潮文庫
February 10, 2021
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改めて梅見もできないので、仕事で出かけるついでに、寺院に1本だけある枝垂梅を見てきました。満開です。 *写真は2月8日撮影です。
February 9, 2021
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2月8日は節忌、長塚節の命日です。 長塚節は子規に師事して短歌・写生文を学んだ歌人、小説家です。漱石の推挙を受けて『東京朝日新聞』に連載された『土』は農民文学の先駆けになりました。 『アララギ』『馬酔木』に短歌作品を発表しましたが、結核のため37歳の若さで亡くなりました。 『土』を読んでみましたが、重い、苦しい作品です。漱石が序文で「自分には書けそうもない。技倆や天賦の力だけでなく、作中の事件や背景が長塚君以外の研究に上がっていないという意味で」と述べていますが、この時代、庶民は小説の主人公たり得なかったことがわかります。 長塚節にしても豪農の家に生まれ、「土」の描写は小作人の体験に因ります。ですが、情景も心情もリアルです。生きも死にも天のまにまにと平らけく思ひたりしは常の時なりき知らなくてありなむものを一夜ゆゑ心はいまは昨日にも似ず咽頭結核で余命宣告を受けたときの歌です。 生死は天の決めるところで従うまで、と思えるのは自分の健康に心配のないときであって、死が現実に迫ってくると認めがたいもの。命の終わりが迫ってくると知ってしまった今日の心は昨日までの気持ちとは全く変わってしまった。 思いが率直に伝わってきます。そして、闘病中、病室の内で雨音を聞き、咲き残った山茶花を自らに重ねた歌山茶花のはかなき花は雨故に土には散りて流されたり山茶花のあけの空しく散る花を血にかも散ると思ひ我が見る早世が残念な歌人、作家です。 参照元:『長塚節名作選三』春陽堂書店
February 8, 2021
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その名も「ゆずのまんま」は、自然な柚子の砂糖漬けです。甘酸っぱいハーブティーの「ラズベリージンガー」と。 国産レモンが売っていたので、砂糖漬けにしました。シトラスティーに入れてレモンティーにしました。お菓子は「雪花青(せっかせい)」北海道のショコラです。 ミルクを固めたようなソフトなホワイトチョコ。ヘーゼルナッツとミルク、生クリームが入っているそうです。 表面には砂糖がまぶしてあり、きらっと光ります。降り積もった雪の表面に氷の粒が見えてきらっと光る感じ…雪のある場所で育った者には懐かしい風景です。
February 7, 2021
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やなせたかしの『アンパンマン』はあまりに有名ですが、初めは全く売れず、やなせ氏が晩年になってからの大ヒットでした。 やなせ氏は、軍隊に入って日本の聖戦を信じて戦いましたが、敗戦を迎えて180度価値観が変わった経験から、本当の正義は何だろうと考えました。正義は或る日突然逆転する。逆転しない正義とは献身と愛だ。それも決して大げさなことではなく、眼の前で餓死しそうな人がいるとすれば、その人に一片のパンを与えること。 この思いがアンパンマンの原点になりました。 戦後、氏は三越の宣伝部に就職し、退職後フリーになってパントマイム漫画を描いていました。 巨匠、手塚治虫に続いて個性的な谷内六郎、ナンセンスの天才加藤芳郎らが活躍する中、自分の方向性を決めかねていたといいます。 ミュージカルの舞台装置デザイン、TV映画のストーリー作り、シネマエッセイなどの経験を積み、アンパンマンに至ります。 当初のアンパンマンはぼろぼろのマントを着ていました。それは、正義の味方は貧しく、新しいマントも買えないだろうという思いからだったそうです。 編集部では不評で、やなせ氏も売れるとは思っていませんでした。 実際初めは鳴かず飛ばずでしたが、じわじわと3から5歳児の間に浸透し、人気が上がり、TVアニメになっていよいよ人気に拍車がかかりました。ほんとうの正義というものは、けっしてかっこのいいものではないし、そして、そのためにかならず自分も深く傷つくものです。やなせ氏は後書きでこう書いています。そして、『アンパンマンの遺書』では最後に全財産はアンパンマンに贈る。と。2月6日は、やなせたかしの誕生日です。 参照元:やなせたかし『アンパンマンの遺書』岩波書店
February 6, 2021
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緊急事態宣言が延長されそうです。 仕事と買い物以外は引きこもる生活ですが、確実に春は近づいています。二か領用水沿いの連翹が咲き始めました。水仙も元気です。枝垂梅のつぼみもほころび始めました。
February 5, 2021
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『注文の多い注文書』から。 注文書→私が勤める総菜屋さんに、よく買いに来てくれる大学生に私は恋をしました。告白してつきあったのですが、私が触ると彼の体がだんだん見えなくなるようになってしまったのです。 川端康成の『たんぽぽ』という小説に人体欠視症が出てくるといわれましたが未完で、治療法はわかりませんでした。 川端康成の研究家のノートからクラフト・エヴィング商會に行き着きました。『蚊涙丸』という薬をください。 小川洋子ならではの引きつけられる文章です。さらっと書かれていますが、注文する私の真心が伝わるだけに、納品された薬に対するお礼の手紙で明かされる結末に打たれます。 参照元:小川洋子 クラフト・エヴィング商會『注文の多い注文書』から 『人体欠視症治療薬』 症…ショウ
February 4, 2021
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2月3日はヤーコプ・ルートヴィヒ・フェーリクス・メンデルスゾーン・バルトディの誕生日です。クラシックになじみのない人も、あの「結婚行進曲」なら1度は聴いたことがあるはずです。 メンデルスゾーンは、ドイツ・ロマン派の作曲家、指揮者、ピアニスト、オルガニストです。神童と呼ばれ幼少期から活躍しましたが、38歳で生涯を終えました。 演奏活動に加えて、音楽院の運営や新旧の作品紹介にも関わる多忙な人生でした。教養豊かな文化人で、絵画や文学も学び、ギリシャ語・ラテン語・イタリア語・フランス語・英語も話せるマルチリンガルでした。…姿のないものが心の中を通りぬける。不意に、空気がきれいになる。遠くまで何もかもがはっきりと感じられる。 …音楽は摂理だ。世界は大きな眼差しにみちている長田弘の詩『無言歌―メンデルスゾーン』の一節です。 メンデルスゾーンは、38年という短いけれどぎゅっと凝縮された人生を送ったのです。 引用および参照元:長田弘『黙されたことば―詩集』みすず書房
February 3, 2021
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節分の日の今日、午前中の雨が上がってきれいに晴れました。春の前触れのようなうららかな日です。 今年も、福豆は善光寺で祈祷されたという紅白豆にしました。まくのは殻付き落花生かな。 昔は歳の数だけ数えて食べましたが、けっこうな数になるので近年は適当に…。節分に因んでおやつは鬼まんじゅう。お茶も「鬼の焙煎焙じ茶」です。
February 2, 2021
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今年の立春は2月3日、明日です。最近はずっと2月4日が立春で、3日になるのは明治以来だそうです。 「立春」の「立つ」は、今まで存在しなかったものや神秘的なものが忽然と姿を現すことです。虹が現れることを「虹が立つ」という言い方もします。「ついたち」も新月が初めて姿を現す日のこと。ほのぼのと春こそ空に来にけらし天の香具山かすみたなびく新古今和歌集の二首目の歌。「太上天皇」の作とありますが、「太上天皇」は位を退いた天皇の尊称で、略称が上皇。ここでは後鳥羽上皇を指します。 新古今和歌集の冒頭の歌はみよし野は山もかすみて白雪のふりにし里に春は来にけり摂政太政大臣、藤原良経の歌です。 両歌に登場する「かすみ」「かすみて」は春に限って使うことばです。春の夜は「おぼろ」。中味は霧や靄(もや)と同じですが、文学では「霧」は秋、「かすみ」は春と使い分けます。吉野 春が来たとは言っても一年中で一番寒い時期です。太陽の位置によってこの日が冬と春の境目とされるだけなので、実際の体感とは異なります。ですが、何となく日が延びてきたことが実感され、「もう春」だと思うと心は弾みます。 参照元:金田一春彦『ことばの歳時記』新潮文庫
February 2, 2021
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リプトンの日本の紅茶シリーズから「梅」の紅茶をいれました。香りは控えめ、はんなり。 2月と言えばバレンタイン。マキシム・ド・パリのプラリネクリスピーチョコは、ヘーゼルナッツの小さな小さなチョコボールです。 セレッシャル・シーズニングのハーブティー、ラズベリージンガーと。やや酸味のある甘い香りのお茶です。 ロシェのチョコもお気に入り。お茶は、東急プライベートブランドのピーチ&マンゴー。しつこくない香りのさっぱりしたお茶です。 機能性チョコも味は劣りません。アーマッドのデカフェの紅茶、ピーチ&パッションフルーツと。
February 1, 2021
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