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秋葉原先留(さきどまり)駐在所勤務の権田は、トドのような外見のオタクですが、東大卒でばりばりに頭が切れます。対して、もう一人の長身イケメン向谷は、頭は残念ですが、武道に長けコミュニケーション能力は抜群。女性関係がゆるゆるで、謹慎をくらった向谷は、奥多摩から足だけの幽霊を連れて駐在所に戻ってきました。 幽霊は、足子さんと名付けられ、足のポーズでYES,NOを示すことに。秋葉原ならではのフィギア強盗、メイドさんへの抱きつき事件…を二人+足子さんが解決していきます。そして、足子さんがなぜ死に至ったのかが明らかに…。 物語は足子さんの視点から語られます。 足子さんは、初めは無機質な人間に見えた権田が、次第に本心を語るのを聞き、まっすぐな思いを知るのでした。権田の推理の鋭さはもちろん、人の気持ちを推し量る能力の高さには感心します。 彼女を無理にでもと雇ってくれた店長が、どんな深い思いやりを持っていたのかを改めて知ることもできました。 最後に、足子さんは記憶になかった自分の死の真相を知ります。自由という名の絶え間ない競争にさらされて、自分の尊厳は日々削られてゆく。たとえひと時でも、他人から大事に認めてもらう、それは人が生きていく上で、何よりも大切なことなのだ。 家族から大切にされた記憶がなく、他人が自分の思う以上に深い思いやりをもって接していてくれたことにも気づかなかった足子さんが、実は大事に認めてもらっていたのだと気づくまでの物語です。 めでたく、成仏…できるはず、でしたが、あれ?? 引用及び参照元:西條奈加『秋葉原先留交番 ゆうれい付き』角川文庫
July 30, 2023
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夏休みということもあって、大きな美術展は混んでいますが、都会なのに静かな美術館をみつけました。 白金台にある松岡美術館です。都営地下鉄の三田線か東京メトロの南北線の白金台駅または目黒駅から行けます。わたしは目黒駅から歩いてみました。目黒駅近くの目黒通り。目黒駅近くの美術館では東京都庭園美術館が有名です。こちらではフィンランドのガラスアート展が開催されていました。涼しげですね。 ちょっと今は暑いのですが、庭だけ鑑賞することもできます。庭園美術館のお隣は自然教育園。とても目黒駅近くと思えない緑の襲来です。そこからさらに目黒通りを北東(白金台駅方面)へ進みます。左折して自然教育園に沿って進むか、もう少し先のプラチナ通りを左折します。少し小路に入り込んだ先にあります。教育園の裏はこんな感じで緑しかありません。本当にこんなところに美術館が?と思うような。大通りに直接面していないので目につきにくいかもしれません。こじんまりとしていますが、瀟洒な建物です。 松岡清次郎氏が蒐集してきた美術品を公開する私設美術館なので、規模は小さいながらバラエティーに富んだ作品に出会えます。パンフレットから 今は「印象派の光」の企画展中ですが、常設の古代オリエント美術、現代彫刻、古代東洋彫刻もそれぞれ味がありました。 「江戸の古伊万里展」にも圧倒されます。陶器の緑と青の色に引き込まれました。 帰りは白金台駅に出ました。やけにおしゃれなドンキの建物が印象的でした。さすがシロガネーゼが買い物に来るドンキ??ちなみに、白金は正しくは「しろかね」と読むそうです。 *写真は7月27日撮影です。
July 29, 2023
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昨日、のび太君は、前々から見たがっていたマティス展へ行ってきました。混んでいたようですが、障がいのある人は予約なしで入れます。 その日の体調(心の問題も含めて)によって、予約をしても行けなくなる可能性がある障がい者には、予約なしOKはうれしい配慮です。 付き添い1名と本人は無料です。 一部(レプリカですかね)写真撮影可のコーナーがあったので、のび太君も撮ってきました。 マティス展は、8月20日まで、上野の東京都美術館で開催です。
July 28, 2023
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摯…シ 誠…セイ、まこと 「真摯」(まじめで熱心な様子)の「摯」と「誠」(嘘偽りがない)はどちらも真面目な内容の漢字です。 誠心誠意または誠意誠心…真心をもって純粋に相手に尽くすこと 開心見誠…隠し事をせず、誠意をもって相手に接すること 巧偽拙誠…どんなにうまく騙しても、下手なりに誠意のこもった言動には かなわない。 真摯に努力して、誠意をもって人に対する人が報われる世であってほしいものです。
July 28, 2023
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アシモフの『6千4百京の組み合わせ』に出てくる「ゴールドバッハ予想」を調べてみました。「5より大きい任意の自然数は、3つの素数の和で表せる」と、ゴールドバッハは予想したのですが、証明しないうちに亡くなってしまいました。 ゴールドバッハの予想は、一般に「すべての2よりも大きい偶数は、2個の素数の和として表せる」という形で知られ、2つの予想は同値(同じ事を言っている)です。アシモフの短編にも出てくるように、補題の解決は進んでいますが、未だ証明はされていません。 前提となる偶数・奇数について見てみます。偶数・奇数は負の数も含みますが、ゴールドバッハの予想の範囲は自然数(正の整数)に限られます。 素数も、無限個あることは照明されていますが、分布は一様ではなく、桁数が大きい数は素数であるか、ないかを見分ける事が困難です。 というわけで、「ゴールドバッハ予想」はシンプルな予想なのに、世界中の数学者を悩ましめる問題になっています。
July 26, 2023
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スマホの天気予報を覗くと「猛暑」「猛暑」の字が並んでいます。学校も夏期休暇に入り、いよいよ夏。歳を重ねる毎に暑さに弱くなってきた自分が情けないですね。 仕事と買い物以外は家にこもってしまう毎日ですが、水辺の散策だけは欠かせません。二か領用水沿いに歩いていると、目につくのはキバナコスモスです。芙蓉もきれいに咲いていました。 花壇の花たちはボランティアのかたたちが育ててくれたもの。感謝です。「宿根丁字咲き姫ヒマワリ」という名札。足を止めて、みごとな花を写真に撮る同年代の男性もいらっしゃいました。川の中までせり出すように蔓を伸ばして朝顔が咲いていました。 夏の暑さはこれからが本番ですが、元気に乗り切ろうと思います。 *写真は7月24日の撮影です。
July 25, 2023
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アイザック・アシモフの『黒後家蜘蛛の会』シリーズは、連作短編ミステリー。 特許弁護士、暗号専門家、作家、画家、有機化学者、数学者に給仕のヘンリーを加えた7人の会員が、定期的に晩餐会を開きます。晩餐後に、意見を出し合って呼んだゲストの遭遇した謎を解くという趣向です。実際は、6人の専門家たちが意見を出し尽くした後、ヘンリーが納得のいく謎解きを行います。 アメリカの地理・歴史・地名・人名・文学などの知識がないと、推理は難しい内容なので、知識に乏しい私などは正解に至らないのですが、7人+ゲストのやりとりは愉快です。 『6千4百京の組み合わせ』は暗号を解く話。暗号専門家のトランブルが持ち込んだ問題です。 優秀な数学者ポチックが「ゴールドバッハ予想」の補題を解決(部分的・段階的解決)してパソコンに暗号をかけて保存していました。ところが、実力のない同僚が補題を解決したと論文を発表する準備をしているといいます。 盗作の疑いがあるのですが、14文字の暗号を解いてデータを盗むことは可能でしょうか? ポチックは14文字を書き留めていなかったことから、彼が陶酔するワーズワースの詩の題名か?一節か?という推理から14文字が特定されていきます。6人の話を聞き、注意深く分析するヘンリーが示した答えは、皆の納得のいくものでした。 高い教養と知識を持つ6人ではなく、使用人のヘンリーが常に正解に至るというところが爽快です。 ヘンリーは、机上の学問ではなく実際的な知識が豊富で(実は文学、歴史などの造詣も深い)話をじっくり聞いて分析する力に長けています。控えめで、素直な性格も好感がもてます。 メンバーの中で戦力外かと思われるミス・マープルが常に正しい推理を導き出す『ミス・マープル』のシリーズと同じような面白さです。ミス・マープルの場合は、人間観察の鋭さが推理のネックになります。 どちらも、意外な立ち位置から現れる探偵が魅力です。 参照元:アイザック・アシモフ 池央秋・訳『黒後家蜘蛛の会4』創元推理文庫
July 24, 2023
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圏…ケン スマホの「圏外」でおなじみの「圏」は、字形からしてわかるように、囲われた中を示しています。 スマホの「圏外」は、電波の届く範囲外という意味です。 「スペースシャトルの大気圏突入」の「大気圏」も、地球を取り巻く大気が存在する範囲をいいます。「通勤圏」=通勤できる範囲「圏点」は傍点のことで、文の中でも強調した部分、注目してほしい部分につける点やマークです。
July 22, 2023
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エドワード・D・ホックは、古典的推理小説の名手で、作品はほとんどが短編です。 サム・ホーソーン医師は、密室からの脱出、目撃者の目前で姿を消す、などの不可能犯罪の謎を解く探偵として登場しました。 医学校を卒業したばかりの若い医師サムは、ニューイングランドの田舎町ノースモントで開業しました。愛車は黄色の1921年型ピアーズ=アロー=ランアバウト。 サムの元へは、治療の依頼だけでなく、様々な謎が舞い込むことに…。 その短編集から、『乗務員室の謎』。 バウヴィルの医師から代診を頼まれたサムは、春の洪水で車が使えないため、汽車で行くことにしました。 乗り合わせた弁護士のバースンズは、ある未亡人の遺した宝石をボストンまで届ける役目を負っていました。サムも、乗務員室の備え付け金庫に宝石を入れるところに立ち会いました。 ところが、夜中に車掌に起こされます。乗務員室で金庫を守っていたはずの車掌が殺され、宝石が消えていたのです。 密室殺人、密室+金庫からの盗難、ダイイングメッセージ付きという王道の本格推理劇です。トリックも、盗品の隠し場所も、なるほど考えられているという印象。後世の推理小説に引き継がれ、発展したトリックの原型が読めます。 サスペンスやアクションの要素がなく コナン・ドイルを敬愛していたホックならではの、正当派本格推理小説です。 サムには、ホームズのような変人ぶりは見られず、人当たりのよい明るい性格で周囲に溶け込んでいきます。初めは煙たがっていた保安官とも次第に懇意になります。くせのない主人公なので、読みやすいと思います。 発表されたのは1996年ですが、老年になってからの回顧録の形になっていて、事件の舞台は1922年~の設定です。 ホームズの次に、古典的な推理小説を読みたい人にはお勧めです。
July 20, 2023
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小さなゼリーの「ピッコロドルチェ」は、フルーツをぎゅっと閉じ込めたような感じで、とても濃厚です。ペパーミントティーですっきりと。セレスティアの「スリーピータイム」もミントの入ったハーブティー。こちらはホットで夜ゆっくりといただくのにいいですね。左:リプトンの「ピュア・クレンズ」は緑茶をベースにして、ペパーミント、レモングラス、ネトルなどを加えたお茶です。ミントが効いて、緑茶というよりハーブ茶の香りと味わい。右:同じリプトンの水出し「クールストロベリー」。ミントの香るストロベリー・フレーバーの紅茶です。こちらはミント控えめな感じ。クールストロベリーとヨーカドーで買ってきたラスクのようなお菓子。楽天の「セレクティー」さんで、前から気になっていた「チョコミント」を購入しました。セレクティーの店長さんはアフリカ、南米に居住された経験があるそうで、アフリカの紅茶の品揃えが群を抜いています。 「チョコミント」はインド・スリランカの紅茶をベースに、エジプトのミント入り、チョコは香料です。ミントよりチョコの風味が強い紅茶です。アイスでも、アイスミルクティーでもいけます。チーズクリーム入りのプチシューと。
July 19, 2023
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僕は祖母が入所している『緑樹荘』を月に一、二度訪ねるのですが、そのたびに入所者たちにまつわる謎を解いてほしいと頼まれます。 今回は、相川さんの所に訪ねてくる、首からチェーンをぶら下げた、とさか頭の男が、何か企んでいるのではないか探ってほしいという依頼でした。向井さんが孫娘にお金をだまし取られた挙げ句、公園で一人寂しく亡くなった事件があったための心配でした。 僕は、相川さんの保証人を訪ね、彼の秘密を知ります。 謎が解けてから、向井さんの墓参りに来た祖母の言葉が刺さります。「一人で死ぬことなんてちっとも怖くない。だけどねえ、一年に一度でもいい。一分でも一秒だっていい。自分が死んだあと、生きていた日の自分を生きている誰かに思い出してほしいと願うのは、贅沢なこと?」 相川さんも向井さんも、誰かの心の中に生き続けたいと願ったのでした。 人は二度死ぬといいます。一番目の死は、生物学的な死。二番目の死は、生きている人たちの記憶から完全に忘れ去られたときに訪れます。 参照元:本多孝好『MISSING』から『蟬の証』双葉文庫
July 18, 2023
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線…セン 腺…セン 桟…サン 「線」の音を表すのは「腺」と同じく「泉(セン)」だと思っていましたが、「桟」と共通の「戔(セン→サン)」でした。新字体では「浅」「残」「践」「銭」の形になります。 「線」の本来の字が「綫」だったということで納得しました。 「線」は、まっすぐ続くすじ、細長いものです。「線路」「電線」「曲線」のような熟語が思い浮かびます。ーーーーーー 「腺」は、体の中で、涙、汗、ホルモン液を分泌する器官です。感動する話、悲しい話に「涙腺崩壊」する、とめめどなく溢れる涙は、こんこんと湧く「泉」のイメージです。 涙腺は生後二週間しないと完成しないので、生まれたばかりの赤ちゃんは泣いても涙が出ていないそうです。 「内分泌腺」は、ホルモンを分泌する器官で、脳下垂体、甲状腺、副甲状腺、膵臓のランゲルハンス島、副腎などから分泌されます。 「桟木(さんぎ)」は建設に使う木材。コンクリートを流す型枠にしたり、屋根に瓦を載せる際、横に渡したりして使います。「桟」というと、障子の桟(骨組みになる細木)が一番身近です。|||||桟橋
July 16, 2023
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1piece 1000円以上という、ラ・メゾン・アンソレイユターブルのタルトは気軽に食べられるお値段ではありませんが、何でもない日に買うという贅沢をしました。今の旬のタルトは桃。 左から、白桃のベイクドチーズタルト、白桃のショートケーキタルト、白桃とアップルマンゴーのタルト。ボリュームがあり、食べ応えも充分です。 生の桃は変色したり、ケーキに思っていました思っていました。午前に持ち帰って夕食後にいただきましたが、生の桃そのものでした。のび太君が選んだ白桃のベイクドチーズタルト。白桃のショートケーキタルトは私がいただきました。 いちごが入荷しにくいのでメニュー写真とはデコレーションが違っていますとお断りがありました。
July 15, 2023
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7月14日は「ペリー上陸記念日」です。横浜 開港資料館同チケットから 1853年7月14日(旧暦嘉永6年6月9日)のこの日に、アメリカ合衆国の代将マシュー・ペリーが浦賀に来航しました。「黒船来航」です。 このときの4隻の黒船が有名ですが、以前から長崎に来航していたポルトガル、オランダの帆船も黒船と呼ばれていました。防水のため船体を黒く塗っていたため黒船の呼称が使われていました。 蒸気船の来航はペリー率いる黒船が初めてでした。日本大通り駅の壁画から 上陸を許可されたペリーは、アメリカ合衆国大統領の国書を幕府に渡し、翌年、日米和親条約の締結に至りました。約200年続いた鎖国の終了でした。 「日米和親条約」は、通商(貿易)はしないが、下田と函館の二港を開港するというものでした。貿易が始まるのは4年後の「日米修好通商条約」からです。開港広場の条約調印記念碑
July 14, 2023
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暑い日が続きます。そろそろ梅雨明けでしょうか。 ほんの少しでも仕事(障がいのある方を施設までお送りする、半ボランティア的な仕事ですが)をしていることで、何とか引きこもらずにいられます。 使ってよかったと思う暑さ対策グッズです。① 大きめで熱を反射する日傘。 行動の激しい方のサポート時には帽子がベストですが、わたしがご一緒する方は常時手をつないだり、飛び出しを止める必要がない方なので、日傘を使用しています。8本骨で丈夫なので、同じ傘をリピートして使っています。 利用者さんは帽子をかぶっていらっしゃいますが、大きめの傘だとちょっとでも差しかけられます。② 水分補給用のお茶は必需品です。これだけ暑いと、凍らせたペットボトルのお茶を半分解凍したくらいで持ち歩きます。もし利用者さんが熱中症になりかかった時は、脇の下に入れて冷やすことも考えています。③ 首にかけられるくらいの長さがある、厚手の濡れティッシュ。熱中症対策に2本持ち歩いています。コンパクトで軽いのがうれしい。④ 利用者さんを送った後、駅までまた折り返して歩く時は、手首に濡らした冷感タオルを巻いて掌まで冷やします。(写真では乾いたタオル使用ですが、もちろん濡らして) 水に濡らして絞るだけで冷たく感じるというネッカチーフ的なものを使用。以前は首に巻いていましたが、Tシャツの首回りなどが濡れるのが気になりました。 掌を冷やすことで熱中症対策になるということなので、掌を冷やすのに使うことにしました。 首回りを冷やすネッククーラーは、首掛け扇風機のほか、PCM素材を使ったクールリングというのも売っています。冷凍庫で3~5分か冷蔵庫で10分冷やすと固まり、使用すると熱でジェル状に溶けてくるというものです。 28℃以下で固まるので、流水に15分くらいつけているだけでも冷えるとも聞きました。 便利そうですが、炎天下ではすぐ溶けて涼しくなくなってしまうのが欠点。 実際使ってらした利用者さんが歩いている途中で「あー、ぐにゃっとなってきた。安いのはだめなのかな」と嘆いていらしたので、ごく短時間の外出か、お風呂あとのクールダウン用くらいで考えた方がよさそうです。 暑さの中、皆様の健康が守られますように。
July 12, 2023
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7月10日は「stop! 迷惑メールの日」です。平成14年に「迷惑メール相談センター」が開設されたことから。 毎日届く怪しいメール、うっとうしい限りです。 たとえば多いのはAmazonの支払い方法を再登録しろだの、情報を再入力しろというたぐいです。「重なら」って何ですか?なんか行が飛んでるし??せっかくAmazonマークを使ったのに、内容がずさんでバレバレです。本物のAmazonサイトで注意喚起されています。万が一webサイトにアクセスしようとすると、警告表示が出て直接つながりません。 銀行からを装う迷惑メールも多いです。自分が使っていない銀行は無視できますが、メインバンクの名前だったりするとあせります。こちらは、本当に使っている銀行ですが、いつも受け取るメールに入っているラインがないので、違和感ありありです。大体、アクセスしないと取引を停止するとかの脅し文句が入っています。 万が一のために、パソコンにもスマホにも、セキュリティーソフトは必須だと思います。 最近はスマホのラインで、勝手に友だち登録されるろくでもないグループというのがあります。セキュリティーをきちんとして、自衛するしかないですね。
July 10, 2023
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「求むバカな人」の求人広告にひかれて、探偵事務所の職員に応募した涼子。 そこから、20年にわたって書き継がれてきた小説の中で、涼子は歳を重ね、環境も変わり、成長してきました。 『探偵・藤森涼子』は、各年代の短編をピックアップした短編集です。 ウンディーネの復讐 涼子42歳。一宮が講師をしている探偵学校を卒業した、美紀、綾、李理亜と共に、涼子はインターネット上で探偵事務所を開き、会社を立ち上げようとしていました。 捜査中の美紀のケイタイに電話をすると「中警察署の者ですが…」と応答があり、美紀が亡くなったことを知らされます。慌てて現場に駆けつけてみると…。 ウンディーネは水の精霊。魂を持たないけれど、人間の男性と恋をすると魂を手に入れることができます。 美紀は派遣社員に交じって調査をしていました。雇う側も雇われる側も、「どうせ派遣だから」という意識がどうしても消えないから、派遣で働くことは「いつまでも魂を持てないウンディーネのよう」という言葉がどきっとします。 若い頃(シリーズ初め)は、ひとり突っ走っていた涼子も、独走を止める立場になりました。それでも、一途に真実を追究する姿勢は変わりません。 探偵仲間3人も個性的でさわやかです。 参照元:太田忠司 大矢博子・編『探偵・藤森涼子の事件簿』実業之日本社
July 9, 2023
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上野の東京国立博物館では、特別展の「古代メキシコ」が見られます。6日に、のび太君と行ってきました。正門から入ると見えるのが本館(日本ギャラリー)。時間があれば、日本美術の流れをたどった本館常設展示も見たいところです。 左に進みます。表慶館を左手にさらに進みます。表慶館は重要文化財。特別展のあるときしか開館しません。 こちらがまだ新しい平成館。今回の古代メキシコ展はここです。 全て写真撮影可でした。左:球技をする人の土偶 右:道化の土偶専用の競技場で、ゴムボールを使った球技が行われましたが、球技には宗教儀礼、外交使節を迎える儀式、賭を伴うスポーツや娯楽と、いろいろな意味があったようです。 土偶はいずれも表情、ポーズが豊かです。モザイク円盤。戦士が腰の後ろにつけた鏡の飾りです。鏡には呪術的な意味があるのでしょう。巻き貝の先端を切り落として作ったトランペットです。羽毛の蛇ピラミッドの地下トンネルから出土しました。投槍器を持った人の絵が描かれています。 普段目にできない展示がいろいろありましたが、これくらいで。 9月3日までの会期です。障がいのある方は手帳があれば付き添い1名と共に無料。予約無しで入れます。
July 8, 2023
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『金曜日の本屋さん』は、各話有名な本がテーマの連作短編集で、日常の些細な、けれども本人にとっては人生に関わるような謎が解き明かされます。 大学生の僕は、ネットで目にした「読みたい本が見つかる本屋」という噂の書店を訪ねていきました。僕にはどうしても手に入れなくてはならない本があったのです。 北関東の小さな駅の中にある本屋『金曜堂』には、明るい笑顔の女店長、槇乃さんと、その筋の人に見える怖いオーナーと、無口で料理上手なイケメン店員がいました。 人と本、本を通した人と人との出会いがここにあります。各話のテーマになる本は、庄司薫の『白鳥の歌なんか聞えない』、レイモンド・チャンドラーの『長いお別れ』、ミヒャエル・エンデの『モモ』、梨木香歩の『家守綺譚』です。それぞれジャンルの違った本です。 どんな『白鳥の歌なんか聞こえない』を渡しても、父がこれではないと言うのに困って本屋を訪れた僕は、父の望む本を見つけられるのでしょうか? 申し分のない彼氏が、なぜ自分と結婚しようとするのかわからないマーロウ好きの猪之原さんは、納得する答えを得られるのでしょうか? 有名子役の渚君は求めていた『モモ』の本を得られるのでしょうか? 河童を見たことがあり、興味のある藪北さんに店長が勧めた『家守綺譚』。同じように昔河童を目撃したという人物が…。 探していた本そのものが見つかる場合だけでなく、店長がこれという適切な本を薦めてくれる場合もあって、「読みたい本が見つかる」本屋なのです。自分では何を探していたのかが、わかっていなかった場合もあります。探す手助けをしてくれるのが、店長、オーナー、無口な店員の3人。 個人的には、ぼくの『モモ』を探しに来た渚君の話が好きです。エンデの『モモ』自体のすばらしさも大きいです。渚君のこれからにエールを送ります。 参照元:名取佐和子『金曜日の本屋さん』ハルキ文庫
July 7, 2023
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七夕らしい葛饅頭を見つけました。黄色の星は柚子あん、小豆色はこしあんです。 お茶はルピシアの「加賀五彩」。草緑=緑茶の葉、臙脂=ローズレッド、黄土=エルダーフラワー、古代紫=ブルーマロウ、紺=コーンフラワーで五色をイメージしています。白茶も入って、杏の香りがついた豪華な日本茶。 高齢者世帯なので、特に笹飾りを飾ることもなくなりましたが、世の中の平和を祈ります。
July 7, 2023
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ルピシアの「シャルダンソバージュ」は、マンゴーが香るルイボスティーです。香りは強めなので、好みが分かれるところかもしれませんが、華やかな気分にさせてくれます。 完熟マンゴーの烏龍茶。 乾燥マンゴーが入った台湾烏龍です。 トロピカル。紅茶に、クランベリー、マンゴー、パパイヤのドライフルーツがごろごろ入っています。気分はすっかりバカンス? 紅茶が一番マンゴーの強さに負けない気がします。どのお茶もアイスティーに向いています。 余談ですが、マンゴーは漆と近縁の植物で、高率でかぶれることがあるそうです。
July 6, 2023
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夏目漱石などを読んでいると、「近代文学」というものが、もはや古典になりつつあることを強く感じます。 大体、世の中の仕組みも、日用品の名称も、身近でないのでわからなくなってきます。昭和半ばは普通に使われた言葉(たとえば「衣紋掛け」→ハンガー「下駄箱」→靴箱)が死語になっているくらいで、ましてや明治は遥か遠くの時代と言わざるを得ません。 勧工場(かんこうば)は何の工場かと思ったら、「明治・大正期に、多数の商人が商品を陳列して即売した所」だそうで、高齢者の私が知らないくらいですから、今の世では通じない言葉でしょう。のび太・画 『日』 漱石の小説の語彙は、今と比べものにならないくらい豊かだったことに感じ入ります。当たり前のように漢語、英語、仏教用語が駆使されます。 『草枕』は辞書を引き引き読みました。それも、国語辞典にはない語もあり、漢和辞典まで引く羽目に。 たとえばこの一文吾人の性情を瞬刻にして陶冶して醇乎として醇なる詩境に入らしむるのは自然です。「ちょっと何言ってるかわからない」と言いたくなります。 吾人=「わたし」の古風ないい方、性情=もって生まれた性格や気質、瞬刻=ごく短い時間、陶冶=陶器や鋳物を作るように試練を経させて一人前の人間に育て上げること、醇乎として=純粋であってほかより優れている様子から、「自分の生来の気質に働きかけて、あっという間に人間性に磨きをかけ、純粋な詩的な世界に引き入れてくれるのが自然です。」くらいの意味でしょうか。 こう書いてしまうと回りくどい感じで、原文の簡潔で厚みのある表現にはとても及びません。 澆李(ぎょうり)=末世、道徳や風紀の乱れた末の世、覊絆(きはん)=羈絆=束縛、鑒識する=鑑識する=よく調べて判断するまでは国語辞典で意味がわかりますが、 璆鏘(きゅうそう)=美しい玉(ぎょく)が触れあう澄んだ音になると国語辞典もお手上げです。 漱石は宛て字が多いことでも知られますが、この語彙の多さに驚嘆します。明治のエリートたちが書く文が、辞書を片手に読む古典になってしまったのも、漢字も言葉も簡略化されてきた現代では必然の流れなのでしょう。 参照元:『夏目漱石全集3』ちくま文庫 から『草枕』
July 4, 2023
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山路を登りながら、こう考えた。智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。夏目漱石の『草枕』の冒頭部分で、広く知られた名文です。 理知的であろうとすると、人間関係がぎすぎすしてしまいます。理屈だけでは暮らせません。かといって、情にほだされすぎると他人の思うままになってしまい、自分の考えを押し通そうとすると、周りから反発されて暮らしにくくなります。 人間関係の難しさを突いた漱石の言葉は、ことわざのように使われます。 『草枕』はこの後、「人の世」が暮らしにくければ「人でなしの世」ならどうか、いやいやだめだろう…と、話が進みます。 主人公は、暮らしにくい世の、暮らしにくさを束の間でも除いてくれるのが芸術だということに思い至ります。それも人情から離れられない芝居、理非を脱しない小説ではなく、そこから解脱した東洋の詩の境地「非人情」こそ求める世界だと。 旅先の出来事を能に、出会う人たちを能の役者のように見立ててみようと思いつきますが、そうこうしているうちに大粒の雨が降ってきて、茫々たる薄墨色の世界を、幾条の銀箭が斜めに走るなかを、ひたぶる濡れて行くわれと画(え)の中にわれを調和させてみますが、足が疲れたと気にかける瞬間、現実の小人物にもどってしまうのでした。 主人公は馬子に茶屋を教えてもらい、濡れた体を乾かし休めて、宿へ向かいます。 『草枕』一章は、那古井温泉を舞台に書かれる「非人情」の世界の序章で、漱石の「非人情」の考えが提示される部分です。難解な用語が多いのですが、漱石らしい自虐も含んだユーモアが感じられ、面白い文です。 参照元:岩男忠幸『日本のことわざを心に刻む』東邦出版 引用および参照元:『夏目漱石全集3』ちくま文庫 から『草枕』
July 3, 2023
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直志は、カンチェンジェンガ登山で雪崩に巻き込まれて死亡した兄の遺品から、切れやすく細工されたザイルをみつけました。 本当に事故だったのだろうかと疑念を抱く直志の目に、兄の登山隊と会ったという男が生還してきたというTVニュースが飛び込みます。続いて、登山隊の1人も奇跡的に助かって生還してきました。 ですが、男2人の証言は全く違っていました。下村敦の『生還者』です。 山が好きで、山に嘘をつくのは許せないと考える雑誌記者の恵利奈も、ふたりの証言のどちらが真実だったのか知りたいと強く思います。恵利奈は直志と行動を共にして、生還者を追います。 恵利奈にも、生還者となった2人にも、心に陰るものがありました。それぞれの思いが絡み、謎も重なり、思いがけない事実が知らされることに。「山は生命の本質を剥き出しにするからこそ、美しくて怖いの」という美月の言葉通り、事故は直志に人間の悲しさも示しましたが、最後に救いももたらしました。 参照元:下村敦『生還者』講談社文庫
July 1, 2023
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