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本のタイトル・作者わたしのペンは鳥の翼 [ アフガニスタンの女性作家たち ]本の目次・あらすじ第1部話し相手(マルヤム・マフジョーバ)八番目の娘(フェレシュタ・ガニー) 犬は悪くない(マースーマ・コウサリー)共通言語(ファーティマ・ハイダリー)遅番(シャリーファ・パスン)世界一美しい唇(エラーへ・ホセイニ―)第2部わたしには翼がない(バートゥール・ハイダリー)巡り合わせ(アーティファー・モザッファリー) なんのための友だち?(シャリーファ・パスン)ダーウードのD(アナヒータ・ガーリブ・ナワーズ)夢のてっぺんから転がり落ちる(パランド)防壁の痕跡(マースーマ・コウサリー)第3部冬の黒い烏(マリー・バーミヤーニー)銀の指輪(フェレシュタ・ガニー) サンダル(マリーハ・ナジー)虫(ファーティマ・サーダート)ホルシードさん、さあ、起きて(バートゥール・ハイダリー)わたしの枕は一万千八百七十六キロメートルを旅した(ファランギース・エリヤ―スィー)第4部アジャ(ファーティマ・ハーヴァリー)赤いブーツ(ナイーマ・ガニー) 花(ザイナブ・アフラーキー)ハスカの決断(ラナ・ズルマティ)エアコンをつけてくれませんか(マルヤム・マフジョーバ)引用「歴史や地理なんてどうだっていい。とりわけアフガニスタンの地理なんて、戦争と残虐行為、紛争とタリバンでできているだけじゃない。別の場所で生まれたかったわよ!」シャヘルバノは怒っていた。「それはこの国の人たちが文字を読めないからよ。知事や大臣の多くも文字が読めないわ。彼らができるのは戦うことだけ。読み書きすらできない。国民は無教養の者たちが叩く太鼓に合わせて踊っている。みんなは、タリバンは変わったと言っている。でも、本も読めないのにどうやって変われるわけ?本を読まずにどうやって変われるというの?わたしたちの親がみんな文字が読めたら、あなたみたいな女の子がひどい目に遭わずにすむのに。この場所はずっと危険なままではないはずよ。ネークバット、わたしたちの歴史はどこかできっと変わるわ」ザイナブ・アフラーキー「花」感想2023年014冊目★★★★2023.01.16「テヘランでロリータを読む [アーザル・ナフィーシー]」のあとに読んでみた本。『テヘラン〜』は西洋を経てイランへ戻った著者の視点で、いわば外側というフィルターを通した「高い位置」にある視点。そうではない話が読みたいと思った。地面の言葉、内側の言葉、そこで語られる物語を。なぜひとは書くのか。なぜひとは読むのか。この本は、紛争などに寄って疎外された作家たちを発掘する「アントールド Untold」プロジェクトに応募されてきた、アフガニスタンの女性作家たちが18人が記した23編。アフガニスタンの主要な言語であるダリー語とパシュトー語で書かれ、それを英訳したものの、日本語訳。物語はフィクションだけれど、事実をもとに構築されたものも多い。結婚式での自爆テロ。少女たちが通う学校への攻撃。血と肉片。読んでいて辛くなるような話ばかり。テロ、戦争、家父長制、女性蔑視。暴力。貧困。飢餓。女性が置かれている状況は、日本だと、江戸時代から明治大正くらいの感じだろうか。悲惨な環境、凄惨な情景。胸を押しつぶされるような、感情の動き。どの話も苦しくなるけれど、それでもそこに、確かな抵抗を見る。日々を見つめ、その絶望の中にいて、明るい方を、希望を持とうとする。「笑うな」ザーラはなんとか息をしようとする。「望みを持つのは悪いことじゃない」パランド「夢のてっぺんから転がり落ちる」女性が支配下に置かれた環境で声を上げることが、言葉を紡ぐことが、どれほど危険か。後記は、この作品には重要な部分、作家紹介欄が欠けているのだと明かす。十八人の書き手たち。彼女たちはペンネームを使い、幾人もの手を経由して、このプロジェクトに応募する。けれど最後の最後に、本名を出すことを選ぶ人が何人もいたそうだ。「こんな時期にどうして書き続けるのでしょう?」と問いかけた人に、ひとりの作家は「作家ならば、書くことがすべてだから」と答えたという。そして書かれたそれを読んでもらうことが、精神的な支援になるのだと。わたしのペンは、鳥の翼。書いたものを隠しながら、書き上げたものを燃やしながら、言葉は超えていく。白い紙から、一斉に飛び立つ。今のこの場所を離れて、遠く。血で書いたようなその言葉が、誰かの手を経て、また誰かの手を介して、届く。私のところまで。「訳者あとがき」で、訳者は言う。この物語が薔薇であるならば、言語という土を変えても、その薔薇が薔薇であることに違いはない。私はその薔薇の美しさに心を奪われる。そっと近付いて匂いを嗅ぐ。痛々しく喰い千切られた葉を見る。身を護る鋭利な棘を撫でる。その花を知る。その花を植えた人に思いを馳せる。心を寄せて、花びらに涙を落とす。欺瞞と傲慢を己に疑いながら。私は何かを書く時、宛名もなく瓶に詰めた手紙を、そっと海に流すような気持ちでいる。どこかの誰かが、それを読んでくれますように。私がここにいると、知ってくれますように。いつになるかわからない、それが誰に届くかもわからない。けれど暗い海を漂うその言葉が、私の世界を守ってくれる。そこに誰かいるのだと信じられる、かすかな灯火。人はなぜ、物語を必要とするのだろう?虚構の世界を現実の上に作り上げるのだろう?なぜ人はその中へ入っていこうとするのだろう?書くことでしか、たどり着けない場所があるから、だ。読むことでしか、見えないものがある。物語ることでしか、物語られることでしか、感じることが出来ない内側。そしてそれをこそ、人は必要としているのだと思う。物語が失われた世界は、他者の内側を思わない世界だ。「本を読まずにどうやって変われるというの?」これまでの関連レビュー・海にはワニがいる [ ファビオ・ジェーダ ] ・エデュケーション 大学は私の人生を変えた [ タラ・ウェストーバー ]・戦場の秘密図書館 シリアに残された希望 [ マイク・トムソン ]ランキングに参加しています。「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2023.01.31
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本のタイトル・作者増補新版 東北の古本屋 [ 折付 桂子 ]本の目次・あらすじ1 はじめに 古書業界のスタイルと最近の流れ/古本屋は減っているか/ネット販売の拡大2 東北の古本屋案内3 東日本大震災と古本屋 2011年 東日本大震災と古書店ー被災地福島県を訪ねて 2012年 震災後一年レポートー福島・宮城の古書業界 2013年 被災地古書店の模索ー地域に根差した復興へ 2014年 震災後の文化復興―福島の博物館と古書店 2015年 ふたつの震災と古書業界 2016年 東日本大震災から五年―古書店と読者にきく“復興” 2017年 震災後の本の世界―被災地の古書店と新刊書店の「日常」 2021年 東日本大震災から10年―復興の現状と東北の古書業界感想2023年013冊目★★★日本古書通信社に勤務する著者の故郷は、福島県。もとは、古書店と読者をつなぐ月刊誌『日本古書通信』などに掲載していたもの。その後自費出版で発刊、東北の古本屋などで注文が入り、売り切れ。文学通信で新版を出版。表紙から、震災のときに古書店が受けたダメージ、またそこからの「復興」を記した内容だと思っていた。冒頭がまず東北の古本屋案内で「あれっ」と思ったけど、私はそこに何を期待していたんだろうと思った。旧版あとがきで、著者は「古本屋から見た東日本大震災の記録」と書いている。第3部はたしかにそうで、何も知らなかった私は、知らなかったことに罪悪感をずっと覚えていて、何か自分が果たすべき義務を果たさずにここまで来てしまったような、そんな気がしている。古書。大学時代、先生が古書目録(自分の店の在庫を掲載した通販カタログ)を読んでいたのを覚えている。はやくしないと、掘り出し物があってもすぐに売り切れちゃうんだ。先生が研究室の私達を横目にカタログに目を通す。今回の目玉は万葉集の写本!そして〇〇版の古今和歌集。ああ、〇〇全集の今昔物語集も。先生の欲しがる本を、世の中にそんなにたくさん欲しがる人がいるのか?注文は電話かFAX。目を走らせる先生を横目に、えらく時代錯誤だなと思った。この本は、古書業界の豆知識や用語も紹介されていて面白い。時代を経た古書は「黒っぽい」、新しい本は「白っぽい」と言うのだそうだ。入荷したての本は「ウブイ」。私は古本はたまにしか買わない(売る方が多い)。古本をネット(ブックオフ、メルカリ)で買うこともある。それも新しめの漫画や小説、実用書の類なので、ばりばりの古文書!みたいなのを買ったことはない。時代の流れで、古書の売上も、ネットと併用のお店が多いそうだ。「今後、すぐ欲しい人のためのネット店が6割、訪ねて棚を楽しんで買う人のための店が4割くらいで棲み分けになるんじゃないかな」と言う店主もいる。その人は、「目的地までの寄り道が本当は大事。今は無駄に見えても長い眼で見たら必要なこともたくさんある」と、古書の棚を自己表現、書店を劇場にして魅せる可能性を信じる。ネットが主流になっても店売りにこだわるお店も多く、みんな本当に本が好きなんだなと思う。「棚に並んでいる本に応じたお客しか来ない」「一軒残った灯をともし続けたい」めちゃくちゃ儲かっている店なんてない。ジリ貧だ。それでも続けるのは、何より本の持つ力を信じているからだと思う。昼は地域コミュニケーションの場も兼ねた古本屋、夕方から学習塾。小さな音楽会、ワークショップも行う、森の中にあるロバのいる古本屋。トラックで青空の下、移動販売を行う古本屋。古本のガチャガチャ、古本の自販機を備えた店。仕入れた本でイメージが変わる、あの店にいけば何かあるかもと思わせる店。様々な工夫をこらし、古書店は生き残ろうとしている。電子書籍でしか本が出版されなくなれば、古書店には新しい本(いずれは古書になる本)が供給されなくなる。そのとき、古書店はどうなるんだろう。古い本だけを扱っていくのだろうか。この本の中にも、レコードに古書をなぞらえている方がいた。本は、そういう存在になっていくのかもしれない。昔はこれで本を読んでいたんだよ。うっそだあ。そもそも「本」をみんな読まなくなっている。電子の海に溢れるビットが、紙とインクにかわってしまった。けれど玉石混交のその中から、読むに値するもの、を探すのは容易ではない。ある古書店主は言う。「これからは出版社が自分で本屋をやり、この本面白いよと直接読者に届けないと」この発想はなかった。確かに、出版社は本屋とは離れている。そこが生産者として直接供給するのであれば、もっと面白くできるんだろうか?受け手が育っていないこの状況でも、読み手は存在するんだろうか?古い絵葉書。日記帳。飴玉の袋。森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』を読んで、下鴨納涼古本市にでかけていった時、「こんなものまで売っているのか」と驚いた。古本以外にも、流通する過去の記憶。震災で失われたものも、たくさんあっただろう。そのときデータがどこかにあれば、まだ読める。だからこれは、併用して併存するのが良いのだろうけれど。電子化の潮流には逆らえない。けれど、過去のものにあたりたくなった時、それが保管し保存され、残っているという保証がどこにある?すべてをスキャンしてデータ化して残せるのか?紙が残ってきたのは、それが優れた保存方法でもあるからだ。紙は弱いけれど、強い。サービス終了でデータが消えることもない。本屋と古書店がなくなっても、図書館から紙の本が消えても、人はそれでも本を読むのだろうか?形ないその媒体を、人は「読みたい」と思えるんだろうか?それは表紙とあらすじから内容を推し量り見るかどうかを決める、映画のようなものになっていくんだろうか?今、電子書籍を読む人は、紙の本を経て電子書籍を読んでいる。それがはじめから電子になったとしても、誰か読む人はいるんだろうか?読まない世界で、人は書くことが出来るんだろうか。電子「書籍」、という。電子「本」とは言わない。私は書籍は手に取れる薄い冊子、というイメージだ。タブレットやスマートフォンの躯体には、「書籍」がぴったりくる。一方の本は、厚みがある。絵本だってそうだ。厚みがあって綴じられたもの、というのが正しいのかもしれない。「もと」と同じ漢字だし。私はやっぱり、「本」が読みたいと思う。それがいつか時代錯誤になっても、きっと本を懐かしく思うんだろう。レコードを聞く人が、その01信号に変換されない微細なゆらぎを信じるように。いつか、インテリアとして中身が真っ白な本が、装丁だけの本が、棚に並ぶようになって。「昔はこれで読んでいたんだよ」という言葉が信じられないようになっても。たくさん並んだその背表紙に目を走らせる時、うず高く積まれたその本の森をさまよう時。私は本と「出会う」。私を呼んでいる本に。それはやっぱり、電子書籍にはないことであるように、思う。これまでの関連レビュー・ブックセラーズ・ダイアリー [ ショーン・バイセル ]ランキングに参加しています。「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2023.01.26
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本のタイトル・作者ジブン手帳公式ガイドブック2023 [ 佐久間 英彰 ]本の目次・あらすじ■INTRODUCTION──ジブンを残そう。手帳を残そう。■SPECIAL INTERVIEW 私が手帳を使う理由書道家 大江静芳(おおえ せいほう)フリーアナウンサー 高橋優実(たかはし ゆみ)■ジブン手帳とは? ジブン手帳ラインアップ 徹底解説Q.そもそもジブン手帳って?Q.どの手帳がジブンに合うの?ジブン手帳ファミリーフォーマット比較表ジブン手帳ラインアップ2023■手帳人対談 いま、手帳でできることって?ジブン手帳制作者 佐久間英彰(さくま ひであき)×コクヨ山陽四国販売株式会社 白髭千春(しらひげ ちはる)■手帳オヤジ白髭式 豊かな人生を送るためのジブン手帳活用術☆Column1 ライフログ部発 脱!三日坊主手帳を使い続けるためのアイデア■目的別ジブン手帳ユーザー紹介01仕事と学びを効率よく進めて管理する☆ジブン手帳マンガ手帳男 真鍋栄作のあるある鈴木みそ☆Column2 ライフログ部発 ジブンにぴったりの手帳を探す■目的別ジブン手帳ユーザー紹介02記録を残して楽しい時間を見つける■いつ書く? どう楽しむ? 私の手帳Time「手帳を書くタイミングは?」「コロナ禍前後で手帳を書く時間が変わった?」などユーザーアンケートの結果を公開。■ジブン手帳にぴったりの文房具を探せ??■RiraRiraはんこ×ジブン手帳 使い方徹底分析☆Column3 ライフログ部発 ライフログにチャレンジ■目的別ジブン手帳ユーザー紹介03時間を大切にして暮らしを整える■余白があってもいいじゃな~い ジブン手帳スカスカ組■悩み解決!おすすめジブン手帳フォーマットジジジのジブ郎感想2023年012冊目★★★ジブン手帳を使ったことがなく、また今後使う予定も今のところないのに(興味はあるんだけど、バーチカルと相性が悪い)、毎回「手帳本」として読んでいる公式ガイドブック。ほぼ日もジブン手帳も、カタログ要素はあるものの(とくにほぼ日は顕著)、やはり公式ガイドブックだけあって内容が非常に充実していて、ぽっと出の(笑)インスタグラマーの手帳ばかりを集めた手帳本とは一線を画している。人の手帳見るのって、なんでこんな楽しいんだろうね…。いや、人の部屋も人の鞄の中身も大好きやけどね…。その人の人生が垣間見えるからかなあ。私は、1色(黒)か2色(黒×赤)、多くて3色(黒×赤×青)でまとめられた手帳が好き。デコデコしているものよりは、小さな文字でびっしり書き込まれた手帳が好み。冒頭のスペシャルインタビューで、書道家の大江静芳さんが、「メモには目に優しい緑色」を使っているとあって「へえ」と思った。メモに使うのか。4色ボールペンの緑って、余る…。私は今、手帳のタスクの書き出しに使ってる。緑の□を黒で塗りつぶす■と、完了がわかりやすくて良い。残ったタスクは上から黄色蛍光ペンで□を塗って目立たせているけど、これも緑色とだと相性が良い。私の赤と青の使い分けは、フリーアナウンサーの高橋優実と同じ。「赤がプライベート、青が仕事、それ以外が黒」私は黒を「過去のこと/done/メモ)」としてる。よく「重要なことは赤」「そうじゃないことは青」というように分けている人がいるけど、私重要度の判別が苦手なので、向いてなかった。私はウィークリーはTODO欄。予定はすべてマンスリーに書いてるけど、ぐちゃぐちゃするので、外出の予定は青の上に黄色の蛍光ペンを引いて目立たせてる。黄色が目にキツイなと思っていたけど、この本ではマイルドライナーの黄色を使っている人が何人も登場した。オレンジっぽい、山吹色みたいな優しい色。今度買ってみよ。良い使い方だなと思ったのが、前年度のマンスリーの「その月にやる(やった)こと」を翌年にも転記しておくこと。年初に1年分を黒で記入してらっしゃるのだそうだ。そして、新たにその年に発生したことは赤字で記入。なるほど〜。一目瞭然だ。習慣表(ハビットトラッカー)に、透ける素材の丸シールを項目ごとに貼る、というのもきれいでやる気が出そう。ウィークリーページを「今週はこの色」と決めてその一本で書き、イヤリースケジュール(年間カレンダー)にその色を記録しておく、というのも面白い使い方。ペンの色見本としても使えるという一石二鳥。今は紙の手帳より、電子で管理する人が多い。スマートフォンで予定を見ている人もたくさんいる。でもやっぱり、私は紙派。一覧性と検索性に優れているからというのもあるけど、「そこにある」という安心感がある。手帳がないと頭真っ白で、何していいかわからなくなるから…。私がなんとか社会人として曲がりなりにも仕事が出来ているのは、すべて紙の記録のおかげ。仕事で抜けが多い人には、「なぜあなたは紙の手帳を使わないのか!」と思う。昔はほぼ日手帳のオリジナルを使っていて、もう目一杯デコって書き込んでしていた。でも今は、1日1ページを書ききるだけの気力と体力と時間がない。あの頃は1ページに書ききれなかったことを、私はどこに落としてきたのだろうな。それでもやっぱり、手帳は私の相棒。家おきの手帳には、昨日の出来事を短い日記として書きつけて、昨日の夕食をメモして、天気を、勤務時間を、体重を、読んだ本を、その日の気分を記録する。私以外には(せいぜい家族の範囲でしか)必要とされない情報を、日々積み重ねる。年のはじめはよそよそしかった紙面が手に馴染み、徐々に愛おしくなるその存在が、紙とデジタルを分かつものなのだろうな。データが有れば良い。とは別の、そこに収まりきらないもの。ランキングに参加しています。「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2023.01.25
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本のタイトル・作者ベスト・エッセイ2022 [ 青木 耕平 ]本の目次・あらすじ息子よ安心しなさい、あなたの親指は天国で花となり咲いている 青木耕平トーストと産業革命 青山文平月みる月は 彬子女王我が町の「宝」 井上理津子「あいつなりに筋は通ってるんだ」 岩松 了犬の建前 宇佐見りん紙 内田洋子そんな時代 海猫沢めろん安野光雅さんを悼む 大矢鞆音ともに歩けば 小川さやかナマケモノ 奥本大三郎神様、世間様 尾崎世界観ネガティブな皆さんへ 尾上松緑料理 小山田浩子「声」分かち合う喜び 温又柔それは私の夢だった 角田光代大人への扉を開けたのは 加納愛子アイヌとして生きる 川上容子失われゆく昭和探して 川本三郎考えることに失敗する 神林長平ガラスのこころ 岸田奈美雪原 岸本佐知子"諦められない"心でアイヌ語研究に熱中 金田一秀穂田中邦衛さんを悼む 倉本 聰機械はしない 終業挨拶 黒井千次月の沙漠 小池水音佃煮に想う 小泉武夫陰のある光 小泉 凡関係性の結晶 齋藤陽道「すごい」と「やばい」 酒井順子河合雅雄さんを悼む 佐倉 統この世の通路 佐々涼子愚かさが導いてくれた道 沢木耕太郎最後の飛翔 椹木野衣「覚えられない」 茂山千之丞UFO 柴田一成父と兄の書棚が招いた変な読書 志茂田景樹愛しの小松政夫さん 鈴木 聡落合博満への緊張感 鈴木忠平おじいさんの空き地 瀬尾夏美那須正幹さんを悼む 高樹のぶ子『老人と海』をめぐる恋 高見 浩夢を彷徨う 髙村 薫部屋にいる感じ 武田砂鉄最高の食事 田中卓志白土三平さんを悼む 田中優子クールでお茶目なかっこよさ 谷 慶子さいとう・たかをさんの思い出 辻 真先悪態俳句のススメ 夏井いつき特に秘密、ありません 二宮敦人瀬戸内寂聴さんを悼む 林 真理子親父の枕元 原田宗典遠き花 藤沢 周珠玉の世界 ブレイディみかこ「やめた」後の達成感 ほしよりこ祖父母のすずらん守る 星野博美あそこの棚に置いてある。 堀江敏幸(笑)わない作家 万城目 学多分、両方だと思いますよ 町田 康写真を撮られるということ 松浦寿輝エリック・カールさんを悼む 松本 猛脳内ドイツ マライ・メントライン学園の平和、取り戻せ! みうらじゅん忘れがたきご亭主 三浦しをん冷水を浴びせる―坂上弘の文体 三浦雅士翻訳とは 村井理子閉、じ、こ、も、り 村田喜代子コロナ禍 社会と密になった 本谷有希子立花隆さんを悼む 柳田邦男学び始める春 失敗を楽しむ 山本貴光胃袋の飛地 湯澤規子死も遊びだと思いましょ 横尾忠則ロクな恋 李琴峰心の扉を開く言葉 寮 美千子いつか「コロナ福」だったと言える日 鷲田清一感想2023年011冊目★★★★表紙の猫が怖いなと思ったらこれ虎だね。2022年は寅年だったからか。毎年出ている『ベスト・エッセイ』。新聞掲載にされていた物が多いのかな。2〜3ページの短いエッセイがたくさん入ってオトクな1冊。エッセイ好きにはたまらない。お気に入りの作家が取り上げられていてムフフとなるもよし、この本からお気に入りの人を見つけるもよし。この中では万城目学の「(笑)わない作家」が、前に読んだ・万感のおもい [ 万城目学 ]に収録されていた。作家だけじゃなく、お笑いの人なんかのエッセイも掲載されている。寝る前に2〜3編読む、電車の合間に読む、みたいな読み方も出来ておすすめ。分厚いけど。エッセイって、「ぱっ」と目をやったところ、「はっ」としたところ、に焦点がある。その人のその「あっ」を感じることが出来て嬉しい。というわけで、今回のお気に入りのところ。武田砂鉄さんの「部屋にいる感じ」は、同じマンションに暮らす住人たちが、お互い全然知らない者どうしのままなんだけど、コロナでステイホームになったときに、「みんなそこにいる」という奇妙な安心感みたいなものがある、と感じる話。原田宗典「親父の枕元」は、はがきの宛名の、長野の住所が書かれるはずの場所に、ふるえる字で書かれた文字―――ふるさと、が胸に迫る。「宗ちゃん、私ね、今日みたいに山がきれいに見えると、ああ良かったって思うの。昨日どんなに嫌なことがあっても、ああ良かった、山がきれいって思うの!」寮美千子「心の扉を開く言葉」は、奈良少年刑務所で先生をしていたとき、生徒が書いた詩を紹介する。空が青いから白をえらんだのですたった一行のその詩のタイトルは、「くも」。自分から発語したことのない彼は、その詩について説明する。いつも殴られていたおかあさんが、亡くなる前に「つらくなったら空を見てね。わたしはきっとそこにいるから」と彼に言い残したのだという。加納愛子「大人への扉を開けたのは」。18歳で家を出る時、父の『お楽しみはこれからだ』を持って出る。ちょうどNHKの「趣味どきっ 読書の森」で平野レミさんの回を見て、この本(平野レミさんの夫、和田誠さんイラスト)が出てきて「あっ」と思った。この本のタイトルは、トーキー映画の最初のセリフ「You ain't heard nothin' yet!(あなたがたはまだ何も聞いていない)」の意訳なんですね。知らなかった。田中卓志「最高の食事」は、ツイッターでも話題になっていた、お笑い芸人アンガールズの田中さんが、番組でお母さんの「息子が小さい頃に作っていたお弁当」をいじられたときの話。「イジられ慣れ」していたお母さんが作った、中高生のときに食べていたお弁当。冷凍からあげ、プチトマト、卵焼き、ごはん、みかん。「一切テレビ的な演出の入っていない、無防備なお弁当」をお母さんは作る。そのお弁当は、「冷凍食品が入っていて愛情を感じられない」と言われ、お母さんはうつむいてしまう。その時に田中さんは言うのだ。「おい!お母さん落ち込んでるだろ!冷凍食品がダメとか言うけどな、うちのお母さんは共働きで看護師をやっていて忙しかったんだよ!3交代で忙しい中、弁当も作ったから、冷凍食品くらい入るんだよ!でもな、身長を一番伸ばしたのはこの弁当だ!」いやもうここ、私読んでて泣いちゃったよ。お母さんも泣いていたそうだ。そりゃ泣くよ。こんな言葉が息子からとっさに出てくるなんて、お母さんはほんま一生懸命にええ子を育てはったんやなあ、と思った。本谷有希子「コロナ禍 社会と密になった」では、コロナのときに出産を経験し、ひたすらテレビを見ていた著者の話。コロナに、東京オリンピック。コメンテーターがしたり顔で何かを述べ、専門家たちが喧々諤々の議論を交わす。そうして著者はそこで形作られる社会の意見に沿い、「世論というものに同調すると、とても楽に社会の一部である自覚を持てること」を発見する。これ、わかる。乳児がいると、ずーっとテレビを見てた。ワイドショーからワイドショーへはしごする。生放送でそこに誰かがいて、何かを喋っていてくれるのが嬉しかった。孤独だったから。そしてそこでぐるぐる同じ話をしている。専門家じゃない人が専門家のようなことを言い、素性の怪しい専門家が専門家らしいことを言い、それは誰も本気の議論なんてしようと思っていない井戸端会議で、ただ喋って喋って聞いてほしいだけで、誰かが話しているのを聞いていたいだけで、でもそれが「みんな」の声になる。世間の、社会の、声になる。恐ろしいことに。筆者は言う。コロナに打ち克つとは、とどのつまり、人々が疫病というコンテンツに飽き切ることなのではないか。ウィズコロナ、アフターコロナ、ニューノーマル。コロナがそこまで致死率が高くないと分かってからこそ言えることではあるけれど、結局人はどんな悲惨な事態にも、非常事態にも、慣れて、飽きる生き物なのだなと思う。椹木野衣「最後の飛翔」は、20年近く飼ったオカメインコのホワイトフェイスが死んでしまった話。最後に飛ぼうとした鳥に、人間にとってそれ、最後の飛翔は何にあたるのかと考える。村井理子「翻訳とは」。琵琶湖の近くで犯罪系の作品の翻訳を多く手掛ける著者。英語から日本語に訳すと、文字数は1.5倍になるのですって。1冊訳すのには早くて2ヶ月だという。え、早い!ただし校正や編集が入り、店頭に並ぶのは半年後なのだそうだ。それでも早い気がする。彬子女王「月みる月は」は、筆者が虎屋の社長から、成人の儀礼として大きな饅頭の真ん中に萩の箸で穴を開けてそこから月をみる「月見饅」の存在を聞いた話。仁明天皇の時代、16種類の菓子を御神前に備え厄除け祈祷をしたことから、旧暦6月16日に、16歳になったひとがいる年は月見をし、月見饅から月を見ている間にはさみで袖下を切り、短い袖を以後着る「お袖止め」という成人の儀式をしたのだという。なにそれ。意味わからんけど面白い。月を見ながら三度唱える「月々にみる月は多けれど月みる月はこの月の月」が最後に引用されていて意味がわからなかったんだけど、ネットで調べると「毎月のように月を鑑賞できる月があるけれど、名月を見る月 といえばまさに今月のこの月(旧暦8月15日の中秋の名月)だね」という意味らしい。倉本聰「田中邦衛さんを悼む」で紹介されていたチャールズ・チャップリンの「人生―――人の行動は、アップで見ると悲劇だが、ロングで見ると喜劇である」も、含蓄のある言葉だ。エッセイって、読んでいてとても楽しい。知らなかったこと、気づいたこと、聞いたこと、見たこと。「?」であれ「!」であれ、それは、違和感だ。自分の外側、範囲外にあるものだからこそ、耳目を引く。異物に触れ、噛み砕いて飲み込んで、内側に入れて観察する。その過程を記したもの、がエッセイだと思う。本を読むこともまた、「?」と「!」の異物を取り込み、吸収することだ。これまでの関連レビュー・『ベスト・エッセイ2019』(あれ?2020と2021読んでなかったっけ?)ランキングに参加しています。「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2023.01.24
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本のタイトル・作者あの子とQ [ 万城目 学 ]本の目次・あらすじ第1章 おとずれ第2章 あやまち第3章 おもわく第5章 とこやみ終章引用「きっと私、ものすごく緊張して、宮藤くんの前で、何も言えないと思う。だから、私が言いたいことをYou Tubeに動画でアップして、そのURLを宮藤くんに伝えるの」いや、ヨッちゃん、それは――。親友がいきなり何を言いだすのかと混乱していると、「大丈夫、限定公開モードだから。ちゃんと字幕もつけて、おもしろくしたから」感想2023年010冊目★★★嵐野弓子は、17歳の誕生日を前に、「Q」と出会う。という、お話。私はてっきりこれを万城目さんのエッセイだと思って読んで(なんで)、「え?小説?」ってなって、しかもそれが吸血鬼ものだったので驚いた。よく見たら、表紙が牙生えてるし、吸血鬼のマント着てた。そして「Q」だもんね。吸血鬼のQだよね。人の血を吸わなくても吸血鬼が生きていけるようになった現代。ただし、この先もずっと人間と共存していくために、吸血鬼は17歳の誕生日を迎える前の10日間、「Q」と呼ばれる存在に血の誘惑に打ち勝てるかを監視されることになる。吸血鬼ものとしては、私は『化物語』シリーズでもう最高のを読んだなと思っていたので、この本も面白かったんだけど、軍配は『化物語』にあがるかな。万城目さんの話って、型が決まっていて意外性がないってのもある。起承転結の話の進み方が決まってる。伊坂幸太郎式に「決まりました―!」という感じともまた違うんだよね。面白いんだけど。大好きなんだけど、万城目さん。Qの解放のところとか、うーんと唸っちゃった。まどマギみある…。この本で一番の魅力は、吸血鬼どうこうより、親友のヨッちゃん。いやもう最高よヨッちゃん。だって片思いの相手・宮藤くんに、You Tubeに限定モードでアップした動画で告白しようとするのよ。はじめに渡すのがお手紙じゃなくてQRコード!笑そして「OKなら高評価お願いします!」あるいは「チャンネル登録お願いします!」。ヨッちゃん…!こんな親友いたら最高だなあ。ヨッちゃん、緊張したときに手のひらに齋藤の「齋」書くのね。で、それも書きすぎて効き目が薄れてきたから今度は「顰蹙」って書いてるの。ヨッちゃん…!すき…!万城目さんは、『鹿男あをによし』『プリンセス・トヨトミ』がやっぱり好きだなあ。『鴨川ホルモー』『偉大なるしゅららぼん』よりはそっち系が好き。ほかにまだ読んでない作品もまだまだある。分厚いんだよね、『悟浄出立』とか…。また読もう。これまでの関連レビュー・ヒトコブラクダ層ぜっと(上) [ 万城目学 ]・ヒトコブラクダ層ぜっと(下) [ 万城目学 ]・万感のおもい [ 万城目学 ]ランキングに参加しています。「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2023.01.23
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本のタイトル・作者京都に咲く一輪の薔薇 [ ミュリエル・バルベリ ]本の目次・あらすじローズ。薔薇の名前を持つフランス人の彼女は、見たこともない父の遺言を聞くために、はじめて日本の地を踏んだ。それからは、京都の寺院をあちこち連れ回される日々。父のアシスタントをしていたという、ベルギー人のポール。彼を通じて亡き父を知るうちに、頑なな彼女の氷は溶けるのか―――。引用「最後には死ぬ。そうね。だからこそ、人生に即興演奏の自由を許さなければ」ベスはローズの手を取り、愛情深く握りしめた。「そうじゃないと、地獄に行く前から地獄を生きることになる」感想2023年009冊目★★著者の『優雅なハリネズミ』が結構好きな雰囲気で、期待して読んだら「なんじゃこれ」となった。主人公ローズにもまったく共感できず(なんやねんこいつ?)。ローズの相手をするポールが素敵だなと思ってたけど、途中で一気に「なんやねんこいつ」となった。ローズに惹かれた理由がよくわからない…。ほんとはひと目見て運命だと思ったみたいなこと言ってたけど、それ安易な理由付けすぎないか。喪失と回復の物語、なんだろうか。ずっとしっとり雨が降っているようなイメージ。舞台は京都。たぶんこれは、日本人で、京都に行ったことがあるから思うのかもしれない。架空の場所キョート。夢の国ジパング。幻想的な雰囲気で、常に霧に見せかけたスモークが焚かれているような。前に、フランス語の先生が言っていた。パリは、街がミュージアムだから。京都も同じね。昔の街は、「歩ける距離」にある。その中に閉じ込められたスノードームみたいな場所。この本はそれだと思った。キラキラ落ちてくる雪を見て、それはすべてを覆い尽くす。醜いものを。きれいなところだけを、上澄みだけを見たら、きっと日本はこんなところになる。作中登場するイギリス人女性ベスが言う。「日本は苦しみに満ちているのに、誰も気にしないの。不幸を厭わぬご褒美として、こんな庭を手に入れることができるのよ」。ローズはそれを「不幸を無抵抗に受け入れること」と言う。諸行無常、万物流転。この災害の国にあって、それはある意味しかたのないこと―――ということさえ、不幸を無抵抗に受け入れていることになるんだろうか。この本は、各章の冒頭に短い寓話?があり、そのあとにその話の内容を章題にとって話が展開していく。・羊は安らかに草を食み [ 宇佐美まこと ] みたいな。こういう構成大好きなので、そこは良かった。あと寓話が美しかった。史実っぽく見えるけど、訳者あとがきによると、作者のフィクションらしい。また、主人公ローズと日本人(片言)の会話はすべて英語で、そこにカッコ書きで和訳が付されている書かれ方。ここで面白いなと思ったのは、I am at the tea house,can you come?と言うだけで、この「the」があるから「この間の茶屋」と分かって、店の名前を言わなくてもわかるんだなという冠詞のニュアンスのことだとか、We have lilac in Japan. Rairakku.という「RとLの区別」のことだとか。本の中に引用されている小林一茶の「世の中は地獄の上の花見かな」は、ぞっとするけれど本質をよく捉えているとも言える。それでもその花を待ち―――待つうちに己のうちに花を咲かす。同じく引用されている大島蓼太の「世の中は三日見ぬ間に桜かな」。すべては移り変わり、同じ状態のままではいられない。深い悲しみが、喪失の慟哭が、日常の風化に晒されていくように。新たな人に出会い、愛することもあるだろう。氷が溶けて、奔流となり迸ることもあるだろう。けれどそれもまた、一時のこと。春を悼み、夏を飲み、秋を追い、冬に噤む。木々は芽吹いては葉を落とし、花は咲いては枯れてゆく。生まれたものは皆、遅かれ早かれ、いつか死ぬ。NHKラジオの「飛ぶ教室」で、植物の話をしていたときに、高橋源一郎さんが「僕達は死んでいるほうが長いんだ」と言っていた。生きている期間よりも、生まれる前と死んだあとのほうが長い。つまり、「死んでいること」のほうが普通なんだ、と。世の中は地獄の上の花見かな。生きているその間が、ほんの短い花の盛りであるならば。目を開けて、よく見なくては。その一片一片の舞い落ちるところまで。秒速5センチメートルの儚さを目に焼き付けて。いつか花がすべてなくなってしまうときに、己のうちにあるように。地獄の上に花を散らそう。ランキングに参加しています。「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2023.01.22
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本のタイトル・作者家事は大変って気づきましたか? [ 阿古 真理 ]本の目次・あらすじ第1章 家事とお金のままならない関係 1 家事のムーブメントを加速させた『逃げ恥』 2 家事代行サービスという方法 3 「名前のない家事」とは? 4 家事をやった気になっていばる夫 5 本当に養っているのは誰? 6 「マッチョな夫=羊飼い」説 7 夫婦のパートナーシップ 8 ケアとクリエイティビティ第2章 「家事=妻の労働」になったのは昭和時代だった 1 手料理には愛情が必要ですか? 2 女性たちを縛る「家事=愛情表現」という思い込み 3 根強く残る母性愛神話 4 主婦論争が示したもの 5 女中が必要だった時代 6 農家の女性たちの生活改善運動第3章 昭和・平成・令和 食事つくりの現場で 1 「ていねいな暮らし」への愛憎 2 男女の役割分担から脱出する 3 一汁一菜ブームとは何だったのか? 4 時短料理はなぜブームになったのか? 5 巣ごもり生活でわかった、自炊力という武器第4章 家事を「大変!」にするのは何? 1 カリスマたちが教える、片づけが秘める魔力 2 お手入れしやすい住まいとは? 3 実は高度な家事、買いものと献立 4 「ひと手間」がわずらわしいのはなぜ? 5 料理が苦痛になるのはなぜ? 6 家事は一朝一夕には覚えられない 7 グチを受け止めてくれる人はいますか? 8 家族とライフスタイル第5章 シェアするのは難しい? 1 頼りにならない父親たち 2 家事に“当事者意識”を持っていますか? 3 大掃除は、家事シェアを日常化させるチャンス 4 子どもに料理を教える 5 平等な家事シェアは可能か? 6 平等なシェアがゴールなのか? 7 どうする?家計管理第6章 ケアと資本主義 1 『モモ』が描いたケア 2 主婦たちの虚無感 3 ケアとは何か? 4 ケアを閉じ込めた家父長制 5 資本主義のたくらみ 6 私たちにできること引用家事の当事者意識が高い家族がいる人は、リーダーでも必ずしも負担は大きくならない。もしかすると、自分が見落としているところまで、家族が分担した家事をやってくれるかもしれない。あるいは、負担の大きさに気づいてフォローする、外注の提案をするなどしてくれるかもしれない。お互いがお互いのために助け合おうという意識が、何より大切である。感想2023年008冊目★★★エッセイ集みたいなものかと思ったら、ものすごい量の参考文献(巻末の参考文献リストの数!)を引用して「女の家事の歴史」から紐解いた一冊でした。ドラマにもなった『逃げるは恥だが役に立つ』、一大ブームとなった土井善晴『一汁一菜でよいという提案』(ちなみに著者はかなり辛辣に批判している)、昔読んで面白かった『ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室』、私がファンの時短レシピの山本ゆりさんも紹介されていて、「ほうほう」と思いながら読めました。家事代行サービスが人気というのは「へえ」という程度に思っていたのだけど、ちょうど小学生の子どもが帰る時間にあわせてお願いする(子どもが不在の時間を減らし、おかえりと言ってもらえるように)という使い方は目からウロコ。こうして小1の壁を乗り切っている人もいるのか。家事をやる人には当事者意識があり、管理責任者としての自覚がある、というのは納得。家事シェアをすすめる中で「ほとんどやってもらっていなかったときより、しんどいのはなぜ?」という認識が生まれているのは、管理責任が生まれているから、というのも激しく首肯する。これ、仕事も同じだと思った。上記の引用部なんて、まさに仕事の管理職がそのとおりと膝を打つんじゃないか。でも私、思うんだけど、結局いまのこの現状の問題を解決するには、「名前のない家事」問題とか、夫婦間の家事シェアとか、男性の育休取得とか、外部サービスを利用するとか時短家電を活用するとかじゃなくて、根本的な社会の仕組みの改革が必要で、それは何かというと「全労働者の労働時間を短くする」ということなんじゃないか?誰もがケアを担うことが出来る(これは自分のケアも含めて、だ)時間をじゅうぶんに確保すること。それがすべての解決策なのじゃないのか。これまで家でケアを担っていた女性が外で働き始めて、夫と家事や育児を分担しようが、家事を省力化しようが、それには限りがある。1日は24時間しかないのだ。だから、女性活躍というならば(大嫌いだこの言葉)、それは男性型の働き方の見直しであるべきなのではないか。「1日8時間(以上)働いていた人+家でケアをしていた人」を「8時間×2人=16時間」の世界にするんじゃなくて、もとの8時間を「6時間×2人=12時間」で増えたとみなすべきなんじゃないの?出来ないことないと思うんだ。国が本気出せば。だって一昔前は土曜日も働いてたじゃん…。それを週5日にしたわけでしょう?私は今、基本的にフルタイムで働いている。はっきり言って、余裕がない。何よりも時間がない。時間がほしい。子どもには、時間というリソースが必要なのだ。それがない。じゅうぶんにない。はやく、はやく、はやく。時計との追いかけっこ。私は自分が好きなことを思い切りやりたい。なんとかそれを1日24時間のどこかで捻出しようとすると、睡眠時間を削るしかない。疲れ果てて朝起きられず、自己嫌悪に浸る。でもどうして、こんなことになるんだ?そもそもの前提に無理があるんじゃないのか?それは、1日8時間+通勤時間が占める割合が大きすぎるからじゃないのか?私は1986年生まれ。つまり、男女雇用機会均等法が施行された年に生まれた。それから40年が経とうとしている。そろそろ、男女の枠組みを超えた抜本的な考え方の見直しが、パラダイムシフトが必要なんじゃなかろうか。この本ではっとしたのは、家父長制が、公的な社会(男性のもの)と私的な社会(女性のもの)とを分けていたという話。だから、「公的な領域」である「社会」へ女性が「進出」してくると、プライベートな身体性(生理、妊娠、出産、更年期)を持ち込めないがために、両立ができないと女性は退職していく。神聖な職場、という言葉が意味するところがようやく飲み込めた。公的な社会で想定される人間は、心身ともに健康である機械のような労働者だ。そしてそれは、資本主義そのものである。資本主義からの脱却は、ここにも繋がっている。「お金の価値」は腐らない。それが資本主義の問題だ、と前に読んだ。だから金銭に換算でき、金が金を生む状況にある富める者は、蓄財により益々富む。しかし、金銭に置換できない価値は、失われていく。食べ物をつくること、誰かをケアすること。コロナで浮き彫りにされた「エッセンシャルワーク」。しかし誰よりも根源的な「価値」を生み出しているはずの彼らは、蓄えられない価値を生み出し続けるがゆえに、貧しいままだ。お金にも賞味期限をつければ、社会が健全になるのでないか?という主張を読んで「そうか」と思った。そして思った。お金に賞味期限がついたなら、蓄えられないようになったなら。そのときに最も価値がつくのは「時間」なのではないか。誰しもが平等に持つ時間。この本でも、ミヒャエル・エンデの『モモ』が引用されていた。そこでは資本主義のように「時間主義」とでもいうような、時間泥棒が現れる。彼らは、今ケアにかけている時間―――人生を豊かにしているようなちょっとしたやりとり、誰かを訪ねていくこと、気にかける暇―――を節約し、時間銀行に貯蓄するように言う。そしてみんな、時間を銀行に預けてしまう。世界は殺伐とした場所に変わる。その逆のことがきっと、言える。私達は今、時間銀行に自分たちの人生を預けている。それを取り戻さなくちゃ。1日8時間という労働時間は、強制的に天引きされる税金みたいなものだ。その割合を減らして、可処分所得を増やす。いつになるかわからないけど、きっと絶対、そうなると私は確信してる。9時〜18時までを会社の勤務時間とする。法定では6時間を超えたら休憩を与えないといけない。とすれば、たとえば9〜15時の6時間勤務ってのもありだ。そこに9〜16時で1時間昼の休憩の人とか、10〜17時で1時間休憩の人とか、そういうバリエーションでシフトを組んで、会社は1時間早く17時に終わらせる。たぶんこれをやっても、仕事には大きな問題は起こらないんじゃないかと思う。私がいつも思うのは、「みんなで休めば怖くない」だ。年末年始、GW。その時に働いてくれる人がいることはもちろん承知の上で、多くの会社が休みに入るこの時期であっても、社会は混乱なく動いている。みんなで休めば怖くない。あとは賃金の問題をどうにかしないといけないんだけど、ここをどうするかだなあ。時間に最も価値をおく世界では、暮らしていけるだけのお金があれば、その余暇を「お金のかからないこと」に(ケアに)あてれば、問題はない…のだけど、「暮らしていけるだけのお金」が問題だ…。ううむ。外食を自炊に、外注を自前に、置き換えるだけでその差分はお釣りが来そうな気もするのだが。我が家の家事スケジュール最後に、我が家の日々のルーチンを記録しておきます。誰かの参考になれば。私…係長2年め。フルタイム勤務。通勤片道1時間弱。夫…平社員。時短勤務(夕方30分)。通勤片道40分弱。娘…小学1年。公立学童保育(〜18時)。息子…年中。保育園(〜18時半)。17:00(夫)退勤17:30 (私)退勤17:50(夫)娘の学童のお迎え18:00(夫)娘と帰宅。 洗濯物の取り入れと片づけ。パジャマなどの用意。 朝私が研いでおいたお米をセットして炊飯。お風呂を入れる。 掃除機のバッテリーの充電。朝私が掃除機をかける時間がなかったときは掃除機をかける。 娘の学校のプリントや宿題、持ち物の確認。(娘)歯列矯正のマウスピースをしながら、好きなことをする。18:30(夫)(娘)お風呂18:30(私)保育園お迎え18:50(夫)お風呂から上がり、娘の髪の毛を乾かす(娘)お風呂から上がり、テレビを見る18:55(私)息子と帰宅、お風呂。(夫)息子の保育園の荷物の片づけ、連絡帳の確認、補充19:15(私)お風呂を軽く掃除して上がり、洗濯物を回しながら夕食の用意を開始(息子)お風呂から上がり、テレビを見る(夫)息子(アトピー)のスキンケア19:45みんなでご飯20:30(私)英語講座を片耳で聞きながら皿洗い(夫)洗濯物を干す(室内干し)(娘)夫の横で宿題(音読と計算カード)(息子)寝てしまっているか、遊んでいる21:00(私)英語講座を聞きながら歯磨き(娘)歯磨き、歯列矯正のアクティビティ(息子)歯磨き、トイレ21:30(夫)自室でフリータイム(23:00か24:00に寝る)(私)アニメを1話子供と見たり見なかったりして寝る 子供の横でYou Tubeの音声を片耳イヤホンで聞きながら寝ながら体操とストレッチ 終わったら寝る(だいたい22:00)〜朝〜5:00(私)起床。4:00に起きたいのに起きられないのが悩み。 ラジオ体操などで身体を動かし、コーヒーを入れて7:00まで英語の勉強。6:00(娘)起床。歯列矯正のアクティビティをして、マウスピースをつけながらテレビを見るかゲーム。7:00〜(夫)(息子)起床。(夫)自分と子供の朝食の用意(パンや昨夜のごはんなど) 自分の弁当の用意(昨夜の残りに冷凍食品つめる) 子供の検温と連絡帳の記入 娘の持ち物チェック、水筒の用意(私)布団をたたむ、身支度、やる気があれば夕食の仕込み。7:40食べ終わり(夫)身支度(娘)身支度(息子)そこらへんで遊んでる(私)息子の身支度と歯磨き、皿洗い、お米を研ぐ、掃除機。8:00順番に登校、出勤。夫は息子を保育園に送っていく。昔は何でもかんでも自分でやろうとして、ブチ切れてました。私ばっかり!!!なんで!!!お前なんやねん!!!で、やるのやめました。ほっとくことにしました。あとは口に出しました。「あとこれとこれとこれとこれやらなきゃいけない」だから「これやって」。夫は几帳面な性格で、私は大雑把。得手不得手も異なるので、得意分野をやるのがいいんだろうなと思います。(夫は洗濯物をすべてどこに干すか決めてるタイプ)まだ不満はあるけれど(特に私のほうが子供の寝かしつけを担当していて、かつ自室がないので、自分の時間と空間がない)、家事はストレスがだいぶなくなりました。夫が時短勤務を取るまでは、私が時短勤務(夕方1時間)を取っていました。私が係長になり、名目上は時短勤務だけど帰れなくなり、夫が時短勤務を取得。今は、夫が学童のお迎え、私が保育園のお迎えを担当しています。ここらへん、最初は夫も「なんで僕が」「男で取ってる人いない」とすったもんだありましたし、夫の上司に「奥さんに『自分だけ仕事してるとちゃうんやで』って言っといて」と言われたりしました。でも結果的に、夫に時短勤務を取ってもらってすごく良かったです。私は男性の育休取得なんてどうでもいい派(取りたければ取ったらいい)なんですが、それよりもその後仕事と並行して毎日何年も続く「お迎え」(時短勤務)を男性に取得させる必要があると思っています。曜日で割るとか、そういうのでもいいから、お互いにそれをイーブンに引き受けたほうがいい。あ、ちなみに送りは子どもがギャアアアとなっていても融通がまだ利くので、あくまでも「お迎え」の分担を推します。うちの夫は、時短勤務をとってようやく「何が何でも仕事を切り上げて決まった時間に帰らなきゃいけないしんどさ」「短い時間で同じパフォーマンスをしているのに給料が削られる理不尽さ」が分かったと言っています。それでようやく、「同士よ!」と呼べるようになった気がする。たまに夫が残業で私が学童にお迎えに行くと、先生に認知されてないのでまず名乗るところから始めるんですが、「あら、今日はお母さんがお迎えなんですね」のあとに「夫婦で分担されていてすごいですねえ」としみじみ言われて驚きました。そうなんだよね、まだ。男どもに「お前ら当事者意識持てや!」と思うし、でもそれが出来ない社会のほうが問題だからそっちを変えないといけないと思う。労働時間を短くすること。それがひいては男女関係なくみんながハッピーになる解決策だと信じてるし、少子化も高齢社会も解決していくにはそれしかないんだと思う。社会が変わらないなら、せめて制度として時短勤務をパパもママも取れるように。私は、時間という資本を、人の世に返してほしい。ランキングに参加しています。「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2023.01.21
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本のタイトル・作者テヘランでロリータを読む (河出文庫)本の目次・あらすじ第1部 ロリータ第2部 ギャッビー第3部 ジェイムズ第4部 オースティンエピローグ感想2023年007冊目★★★★★小説を読まない、という人が言っていた。誰かの頭の中で考えられただけの架空の話を読むなんてどうかしてる。ましてそれに感情移入をしたりするだなんて。図書館や書店に行けば、何より人気な「本」は小説なのだとわかる。なぜ人は小説を読むのだろう。作り物のそれを求めるんだろう。戦時下のウクライナで、人は本を読んでいるのだという。電気が来ないなか、紙の本を。コロナで緊急事態宣言になった時、日本でも多くの人が本を読んだ。遠くなっていた、失われていた「読書」という行為。なぜその状況にあって、人は本を読むのだろう。なぜ人は、フィクションを必要とするのだろう。何の足しにもならない、それらを。NHKラジオ「高橋源一郎の飛ぶ教室」11月11日放送の回で、「教え子たちとの秘密の読書会」として取り上げられ、読んでみた一冊。紹介されていた内容から、女性が学ぶことを禁じられているなか、私設塾のように自宅で教室を開き、読書会を行った話だと思っていた。それは第1部で、それ以前に著者が大学で教えていたときの話が第2部。ラジオでも紹介されていた、イラン・イスラーム共和国対『グレート・ギャッツビー』の裁判を授業で行った手に汗握るシーンは、第2部のもの。全編が教え子たちと教師との読書を通じた対話…のような内容だと思っていたら、違った。フィクションの持つ力とは、何なのか。あるいは英文学の文学論。そして抑圧された環境に置かれた女性たちの記録。弾圧と戦時下のイランを生きた、著者の回顧録。そのどれものジャンルに当てはまり、すべてを内包したひとつの重層的な「物語」。著者は、文章を書くのも上手く、比喩が妙。私は「ウプシランバ!」と叫んだヤーシーが「新しい言葉を見つけたとたんに使わずにいられなくなるんです。夜会服を買った女性が映画やランチに着ていきたくてたまらなくなるみたいに」というところが好き。わかる!著者の「『デイジー・ミラー』のあいだには、秋の葉のように空襲警報の音が潜んでいるだろう。」もすばらしい表現だ。ナフィーシー,アーザル(Nafisi,Azar)1950年頃、テヘランに生まれる。名門の出で、父は元テヘラン市長、母は国会議員。13歳から海外留学し、欧米で教育を受け、1979年のイラン革命直後に帰国し、テヘラン大学の教員となる。1981年、ヴェールの着用を拒否してテヘラン大学から追放される。その後、自由イスラーム大学、その他で教鞭をとる。1997年にアメリカに移住。1997年から2017年までジョンズ・ホプキンズ大学教授。現在、ワシントンDC在住私はイランのことをよく知らず、読んでいてそんな事が起こっていたなんて、と驚いた。そして今ウクライナで起こっていること、アフガニスタンで起こっていること、を思った。繰り返すこと、変わらないこと。それは遠い世界のことなんだろうか。「ヴェール」に象徴されるものヴェールを身につけるよう強要された女性たち。抑圧された彼女たち。はじめ、これは「イラン」のことだから、と思った。自由な日本で生まれた私には、想像できないな。そう思って、ふと考える。私たちのマスクと、もしかしたらそれは少しだけ、似ているかもしれない。はじめ、それは自衛のためだった。気にしている人が身につけたものだった。花粉症の人が花粉から身を護るように。あるいは意思表示でもあったかもしれない。けれど次第に、それは義務になった。そして、町中に貼り出される。――マスクをつけていない方は入店できません。その時はじめて、マスクが意味を変えてしまったことを知る。選択の余地がもう、残されていないことを。日本では「世間」が、マスクの着用を強いた。仕方がない。当然のことだ。「空気」が、「雰囲気」が、「同調圧力」が、それを当然のものとした。別の国ではそれを法律が定めた。イランでは、ヴェールの着用が禁止され、そしてまたイラン革命でヴェールの着用が義務付けられた。この本でも、著者はヴェールの着用に抗う。それは、「ヴェールそのものではなく、選択の自由の問題」なのだと。著者の祖母は敬虔なムスリムで、「神との神聖な関係を象徴するヴェールが、いまや権力の道具になって、ヴェールをかぶった女性が政治的シンボルになってしまったことに憤慨していた」。またこう言う人もいた。「あの人たちはイスラームを売り物にしているーー ー度の人も次の人以上にイスラームをうまくパッケージしようとしているんです。」なぜ、「彼ら」はーー男たちは、目に見えるかたちの成果を女に求めるのか。制圧を誇示するために、見せびらかすために、なぜヴェールを被った女が必要なんだ?・13歳からのイスラーム [ 長沢栄治 ]にあった。イスラームの教えによると、女性は「表に出ている部分はしかたないが、そのほかの美しい部分は人に見せぬように」。これが何のために当時書かれたのかを思えば、男がヴェールの着用を強いることはまったく馬鹿げている。男が欲情するから?はああああん?あほか?自らの理性のなさを外側に押し付けてんじゃねえよ。男に従順であるように。男より賢くならないように。男より力を持たないように。女を押さえつけて、支配する。支配を、抑圧を、制度に組み込んで、法律に整えて、男に都合の良い世界を築く。ただ女生徒のピンクの靴下がちらりと見えたと言うだけで処罰する。保護が必要なのだと言いながら、処女性を何より尊びながら、陰では真逆の暴行が加えられる。それが神の望んだことだというなら、ずいぶんな神様だ。そいつは男で、人間の半分が女だということを忘れていたんだろうね。自分が誰から生まれたのかを。・私はイスラム教徒でフェミニスト [ ナディア・エル・ブガ ]ではこう言っていた。イスラム教は本来的に女性を抑圧していたものではない、と言う。それは男性たちに翻訳され、解釈されるうちに誤って伝えられてきたのだと。しかし、これは宗教の問題か?(それが本来の宗教の意図するところであるかという話は置いておいて)世界中で、程度の差はあれ、同じことが起こっているんじゃないのか?昔、遥洋子さんがテレビで仰っていたことをよく覚えている。女性が襲われたとかそんな事件のニュースで、スタジオに「露出が激しい格好をしていた女性にも問題があるのではないか」というようなことを言った人がいて、彼女は本気でキレていた。「女が裸で歩いてようが、そんなことは関係ないんだよっ!!」私はその時はじめて、社会の言葉が、自分にも浸透していたことを知った。そしてそれに抗うすべが、フェミニズムというのだということを。現代の日本でさえ、枚挙に暇がないあれやこれや。ニュースを見て何度も繰り返す怒りと、もうどうしたって変わりはしないという世界への諦め。イラン革命では、はじめは緩やかな規制だったヴェールの着用は、やがて義務と変わる。商店に入るにもヴェールを身に着けていなければ物を売ってもらえない。著者は大学の教壇にも立てなくなる。たとえばある日、「女性は男性より感染リスクが高いので、マスクでの生活を続けましょう」と言われたとする。男性はみなマスクを外している。ならばマスクを着けるか着けないかは、個人の問題じゃないか。女性のなかに、マスクを外す人が出てくる。いえ、だめです。女性はマスクを着けなくては。これはあなた方を守るためなのです。スーパーに入る女性はマスクを付けてください、と張り紙が出る。マスク不着用の女性入店お断り。女性による抗議集会が開かれる。けれど今度はそれが、「女性らしくない」からと叩かれる。女は、マスクで口元を隠しているくらいが七難隠れて丁度良い。むしろマスクをしている方が美人に見える。マスクを外すのは、恋人か夫の前だけにするべきだ。そうしてある日法律が施行される。ーーー女性は家の外ではマスクを着用しなければならない。数年後。男性は大声をあけて笑っている。仲間と喋りながら飲み食いしている。女性はその場で、目で微笑むことしか出来ない。マスクを外せないから食べるときは女性だけの空間が設けられるようになった。選択の自由の問題。これを「ありえないことではない」と思う世界に日頃から生きているのが女で、「考えたこともない」のが男なのではないのか?と思うんだ。私たちの場合、法律は節穴そのものであり、宗教も人種も信条もおかまいなしに女性を虐げた。私はここを読んだときに、ハッとした。それは、・女であるだけで [ ソル・ケー・モオ ]を思い出したから。「インディオで女」の二重の差別下にあるオノリーナは言う。「あんたの言う法は何も見てやしないじゃないか。あんたの言う法はいい加減に目を覚まして、あたしたちにも平等に扱ってもらえる権利があるってことを教えてくれてもいいんじゃないのかい。」この本を読んでいる間、私は「私がイランに生まれていたら」と何度も思った。はたして私が男だったら、そう考えただろうか。この違いはいつ、生まれたものなのだろう。自分が虐げられるものになる可能性があるという前提を孕むこと。それを神さまが作ったのだとしたら―――やっぱり私、そいつは男だと思うよ。フィクションの持つ力小説。物語。誰かが考え出した話を、私たちは読む。架空の人物が文字の上で動く。紙の上のインクの染みでしかないそれを、なぜ人は必要とするのか。著者は、「小説は現実逃避の手段」だと言う。とてもではないけれど文学を論じている場合ではないような環境下において、なお人は貪るようにフィクションを読む。奇妙にも、私たちはこうして逃げこんだ小説によって、結局はみずからの現実をーーー言葉にする術などないと感じていた現実を、問いなおすことになったのである。目の前の出来事は、言葉を超えていく。いま、ウクライナで、ロシアで起こっていること。世界で起こってきたこと。今も起こっていること。「これから流れる映像には遺体が映っています」というテロップ。死体を包んだ布がどさりと穴に投げ込まれる。私はそれを見る。その音を聞く。けれどもう、それで、涙を流すことはない。麻痺させて、感じないままに、生きていく。自分の半径数メートル、手を伸ばして当たるところだけのことに日々汲々として。本はシェルターになる。自分の周りにぐるりと本を積み上げて砦を築き上げる。何より安全なそこで息を潜める。手に負えない世界を、無力な自分を。ただバラバラと与えられるだけの手持ちのピース。何が完成するのかもわからない一片。そもそもこれは、ひとつのパズルなのか?小説は、完成図が決まっているパズルだ。手にしたピースを一つ一つ組み上げていけば全体像が見える。だから私たちは逆のことを考えられるのかもしれない。天から気まぐれに降ってくる、てんで勝手に与えられるピース。その1つから、組み上げていく事ができるのじゃないかと。あるいは自分がその1つを持っているのではないかと。あらゆるおとぎ話は目の前の限界を突破する可能性をあたえてくれる。そのため、ある意味では、現実には否定されている自由をあたえてくれるといってもいい。どれほど過酷な現実を描いたものであろうと、すべての優れた小説の中には、人生のはかなさに対する生の肯定が、本質的な抵抗がある。作者は現実を自分なりに語り直しつつ、新しい世界を創造することで、現実を支配するが、そこにこそ生の肯定がある。あらゆる優れた芸術作品は祝福であり、人生における裏切り、恐怖、不義に対する抵抗の行為である。私はもったいぶってそう断言してみせた。形式の美と完璧が、主題の醜悪と陳腐に反逆する。人はなぜ小説を読むのか?誰かが頭の中で考え、字を組み合わせただけの言葉を有難がるのか?それは、小説が、物語が、現実の「その先」へ行ける唯一の方法だからだ。作家は、現実世界のごっちゃになったピースから慎重に使うパーツをより分けて、同じ色合いのピースをそれぞれ寄り集める。ひとつの形式の額縁にはまった美しい画になるように。その画の前で、読者は圧倒されて立ち尽くす。そして読者は、そのそれぞれのピースの色を、それに近しい色を過去に実際に見たことがあることに気づく。醜悪で陳腐な単片を、その手のひらに。意味はない。そのゴミみたいなパーツに、意味はない。何の意味も、理由も、必然性もない。そう思ってきた。けれど作品は、小説は、意味を与える。意味を認める。意味がないという、その無意味に抗う。もう一度構成する。改めて構築する。何度でも再定義する。意味はある。そう信じるのだと。だから私たちは、小説を読むのだ。誰かの作り出した嘘の世界で、存在しない人間に心を寄せて。心から楽しみ、喜び、怒り、悲しんで。想像力によってつくりだされた偉大な作品は、ほとんどの場合、自分の家にありながら異邦人のような気分を味わわせます。最良の小説はつねに、読者があたりまえと思っているものに疑いの目を向けさせます。とうてい変えられないように見える伝統や将来の見通しに疑問をつきつけます。私はみなさんに、作品を読むなかでそれがどのように自分を揺るがし、不安な気持ちにさせ、不思議の国のアリスのように、ちがった目でまわりを見まわし、世界について考えさせたかを、よく考えてもらいたいのです。イラン・イスラーム共和国対『グレート・ギャッツビー』の裁判で、西洋的頽廃はこき下ろされる。悪影響を与えるような、こんな本を読んではいけない!そこにある生徒は言う。「スタインベックを読んだ人が全員ストライキをしたり西武に向かったりしましたか?メルヴィルを読んだからといって鯨をとりに行きましたか?」そうではない。なのになぜ、「彼ら」は小説をそこまで恐れるのか。検閲、発禁。これまで数々の作品が廃棄され、燃やされてきた。それは、小説だからだ。作品に感情移入をすることで、自分を問い直すことになるから―――価値観を根底から揺さぶり、自分を不安にさせて不安定にさせるから怖いのだ。小説は寓意ではありません。授業時間が終わりに近づくと私は言った。それはもうひとつの世界の官能的な体験なのです。その世界に入り込まなければ、登場人物とともに固唾をのんで、彼らの運命に巻きこまれなければ、感情移入はできません。感情移入こそが小説の本質なのです。小説を読むということは、その体験を深く吸い込むことです。さあ息を吸って。それを忘れないで。ひとはひとり、ひとつの人生をしか生きられない。けれど小説は、数多の人生を経験させてくれる。違う人間の目で世界を見たように、他者の靴を履いて歩くように。まるで違って見える世界、まるで異なる世界がそこに立ち現れる。本を閉じて現実の世界に戻っても、その魔法は続いている。当たり前が当たり前ではなくなり、信じていたものたちは崩れ落ちる。世界が、ぐらぐらと抜けかけの乳歯のように揺れる。残った神経がひどく痛む。だから小説を読まない人もいるのだろう―――冒頭の「誰かの頭の中で考えられただけの架空の話を読むなんてどうかしてる。ましてそれに感情移入をしたりするだなんて。」―――それはきっと、怖いからだ。「ここからここまでが私」という自分。固定された、「私」。小説を読めば、自分を形作るものが何度も内側から侵食され、破壊され、作り変えられる。だからこそ、人には本が必要だ。物語が必要だ。透明な自分がこれまで手にしたピースで纏った、雑多な色。無理矢理に組み上げたそれで、自分を作る。外側から見えるように、これが私だとわかるように。不格好で継ぎ接ぎだらけで、形を保つのには動かないほうがよい。そうっとそうっと、息を微かに。けれどフィクションが、あなたの衣を吹き飛ばす。吹き上げられた紙片に、あなたは目を見張る。あなたは初めてそこに、画を見る。意味を見出す。地面に散らばった過去を、まばらになった残りのピースを貼り付けたあなたは見つめる。そうして剥ぎ取られ、自分だと思っていたものが、まるで思い違いだったと気付く。あなたは、大きく息を吸い込む。深く深く、息を吸う。さあ、何度でも拾い集めて新しい自分をつくろう。だから人は、フィクションを読むのだ。これまでの関連レビュー・海にはワニがいる [ ファビオ・ジェーダ ] ・エデュケーション 大学は私の人生を変えた [ タラ・ウェストーバー ]・戦場の秘密図書館 シリアに残された希望 [ マイク・トムソン ]ランキングに参加しています。「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2023.01.16
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本のタイトル・作者自分が喜ぶように、働けばいい。 二つの本業のすすめ [ 楠木 新 ]本の目次・あらすじまえがき 第二の本業で75歳まで安泰!第1章 40代、50代からの長い人生、一本道なんてもったいない!第2章 独立・起業をしたくなったら会社を賢く活用することを考えよう!第3章 40代、50代をいきいきと働く人の4つのパターンを事例で解説第4章 先達の成功と失敗に学ぶ第二の本業の見つけ方第5章 自分をプロデュースして第二の本業を軌道に乗せるコツあとがき 自分が喜ぶ本籍地を探そう!引用若い頃は、役職や収入にこだわりながら目の前の仕事に懸命に取り組むことで十分だと思うのです。ただ40歳を超えた中高年からは、「自分は何をしているときが幸せなのか」を考える必要があります。(略)この「自分(他人ではありません)は何をしているときが幸せなのか」を普段から考えておくべきでしょう。人によって簡単に見つけることができる人もいれば、そうでない人もいます。また見つけていてもどんどん前に進めていける人もいれば、どうしてよいのかわからずに立ち往生している人もいます。会社で働きながら取り組むのですから多少時間をかけてもかまいません。頭の中で考えるのではなく行動してみることがポイントです。周囲から三日坊主と言われても3日分は前進しているのです。自分の幸せが不明確だとあまり関心のない資格試験の勉強を始めたり、自分に合っていないことに時間をかけすぎてしまうことになりかねません。その次には「自分をどこに持っていけば人に喜んでもらえるのか」を考えます。これは「自分のお客さんは誰か」を確定する作業でもあります。感想2023年006冊目★★★★どうせまた同じような、SNSだとか物販とか得意なこと(イラストとか)を副業として勧める本なんだろうな〜と全く期待していなかったのですが、タイトルに惹かれて読んだら案外良かったです。楠木新(クスノキアラタ)1954年神戸市生まれ。1979年京都大学法学部卒業後、生命保険会社に入社。人事・労務関係を中心に経営企画、支社長等を経験。47歳のときにうつ状態になり休職と復職を繰り返したことを契機に、50歳から勤務と並行して「働く意味」をテーマに取材・執筆・講演に取り組む。2015年に定年退職した後も精力的に活動を続けている。2018年から4年間、神戸松蔭女子学院大学教授を務めた。現在、楠木ライフ&キャリア研究所代表というわけで、著者が役職経験したりメンタル病休経験したりしながら、色んなことにチャレンジして、取材や執筆といった副業を定年まで勤め上げながら続けたという経歴の持ち主なので、面白かった。明石市役所職員から南京玉すだれなどを演じる大道芸人になった人など、著者がインタビューした「勤め人をしながら副業をしている人」がたくさん登場して、その人たちの仰っていることや選択もまた興味深い。なんというか、イメージとして、好きなことや得意なことで副業というと「本業がパッとしないから、副業のほうがいつかメインになればいいな」という感じがある。あるいは単にギグワークみたいなお小遣いを稼ぐための副業。でもそうじゃなくて、本業のメリットを最大限享受しながら、副業で自分独自のキャリアを育てつつ、またそれを本業にも還元していく…という感じ。この本を読んでいると、「会社ってめっちゃいいところ(システム、場所)やな」と思った。辞めるのもったいないやんと。笑著者は言う。会社員人生の前半戦は、40歳くらいまで。新卒一括採用で上位職を目指していく。後半戦は40代なかば以降。前半戦と同じ働き方に、迷う。成長している実感が得られない、今の仕事が誰の役に立っているのか、このまま時間を過ごしていいのか…。―――自分はこのままでよいのだろうか?ああ、私まさにこれ!これです!!なんというか、閉塞感と絶望感がある。ここからもうどこへも行けないんじゃないか。私が身につけたものは、ここでしか通用しないんじゃないのか。社内の役職や年齡が上の人たちが、夢も希望もなく、ただ義務感と惰性、お金のために仕事をこなしているように見える。私もああなるのか。あと何十年かを、ああして過ごすのか。ただひたすらに、仕事が終わる日だけを指折り数えて。先のことを考えないようにして、ただ今日を無事に終えることを目標にする。膨大な時間が、ただ「待つ」ことで過ぎていくのか。―――心底、ぞっとする。著者は、この状態を「こころの定年」と名付ける。生命保険会社の役員の「このままではいけないと思っても、もうここまで来たら動けない」という言葉が私に刺さる。そこで著者は提案する。もう一度何かをやってみる。将来に備えて変わるために、「第二の本業を持つ」のだ。著者も、40代後半では「こんな会社では働けない」「自分の人生をどぶに捨てることになる」と思っていた。そこから50歳をすぎて執筆活動を始めたら、「会社ほどいいところはない」と思えてきたのだそうだ。本業があれば安心して失敗できるうえ、様々な人と関わり、情報を得て、学ぶことが出来る。50代後半には著者は「会社にお金を払いたい」と思うくらいになる。(ここらへん、推しに課金したくなる気持ちと似てる)確かに、ハードもソフトも、会社というのは投資をしているし整備しているので、それを受け取るだけの会社員ってすごく楽だ。著者は仕事には注力しなければいけないが、もっと人間関係に重きを置いても良いのではないかという。会社でなければ、毎日決まった時間に顔見知りに会って話せるなんてことは、ない。「友達を探すために会社に行く」くらいの気持ちでもいいんだ、と言う。うーん。そうできたら良いのにな。私は今の職場ですっかり人間不信になってるので(どうせこの人も本当は私のこと嫌いなんだろうな、と思ってしまう)、人の裏側や腹を探ってしまう。でも、よく考えれば、会社に入ってから「ともだち」ができた。私は深い人間関係を構築したり、それを長期間維持することが出来ないので、一緒に働いた「そのとき」だけではあっても。(それを「ともだち」と呼ぶのかは別としても。)でもさ、どうなんだろう、日本の会社って非人間的だよね。(私の海外の会社のイメージは洋ドラだから間違っているかもしれないけど)私の会社は、プライベートなことを話す風潮にない。昔ながらの男社会。家庭を仕事に持ち込むな。まさに隣は何をする人ぞ、だ。私は積極的な自己開示をするようにしていた(お迎えなど子供の都合が仕事の勤務時間に影響するので)けれど、それをまた疎ましく思われる。子供いるアピールうざい、と言われる。結果、死んだ貝のように黙り込むのが正解なのだろうなと最近思うようになった。目立たず、喋らず、黙々と与えられた仕事だけを最低限こなす。8時間座って「息を吸って吐けば、仕事は終わる」のだ。それだけでいいんだ、と割り切れたらいいのに。無理なんだよねえ。でも頑張れば頑張るほど、空回りしているような―――いや、ハムスターの回し車を回しているような気がする。手を抜くことが正解なんだ、という結論。虚しくて気が狂いそうになるんだよねえ。私は、そうやって淡々と仕事をしている人を馬鹿にしている。目の前の仕事を片付ける。その行為は尊い。けれど。その先を、私は唇を噛んで、眉をひそめて思う。そしてそれが透けて見えているんだろう。だからめっちゃ嫌われてるんだろうな。笑著者も、仕事につながる見込みはないまま、セカンドキャリア(パラレルキャリア)を選択したサラリーマンたちのインタビューを始めた。肩書があるほうが取材をしやすい、と社会人向けの大学院へ進学。取材内容がのちに副業へと繋がっていく。会社というセーフティーネットがあるまま、新しいことにチャレンジできるって、考えてみればものすごく恵まれた環境。そっちが上手く行けば、あるいはそっちに完全に注力したくなれば、そちらを選べば良い。会社員であれば、いくらでも間違えることが出来る。定年まで、トライ・アンド・エラーを繰り返すことが出来る。福利厚生を受けながら。やっぱりこう、「自分が喜ぶこと」×「自分が喜んでもらえること」を考えるのが、新たなキャリアを模索するうえで大切なんだな…。自分が楽しいだけなら、趣味でいい。「自分が喜んでもらえること」がなおかつ「お金になる」のが、副業の醍醐味なんだろう。いつか私は、「いやだな、行きたくないな」と思わずに仕事に行けるのかな。化粧で気合を入れて、にっこり笑顔を貼り付けずに。その仕事って、どこにあるんだろう。探しても見つからない、私のメガネ。ランキングに参加しています。「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2023.01.14
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本のタイトル・作者87歳、古い団地で愉しむひとりの暮らし [ 多良美智子 ]本の目次・あらすじ第1章 87歳、古い団地でひとり暮らしを愉しむ第2章 調理は簡単に食事を愉しむ第3章 無理せずマイペースに健康維持を愉しむ第4章 ひとりの醍醐味 家時間を愉しむ第5章 つかず離れずで人付き合いを愉しむ第6章 メリハリを持ったお金の使い方を愉しむ第7章 将来を心配しすぎず今を愉しむ引用自分から嫌うことはなくても、「私のこと、嫌いなのかな」という人には、ときに出会います。万人に好かれないのが当たり前です。何事も完璧はありません。5〜6割うまくいけばいい方です。人間関係も同様。そう思っています。感想2023年005冊目★★★★★この本、良かったです。おすすめ。・74歳、ないのはお金だけ。あとは全部そろってる [ 牧師ミツコ ]と同じ版元(すばる舎)。シリーズ化するのかな。高齢社会で、こういった本の需要は増すんだろう。特に団塊の世代が読みたいんじゃないだろうか。私も読みたい。・一万円選書 北国の小さな本屋が起こした奇跡の物語 [ 岩田徹 ]・「一万円選書」でつながる架け橋 [ 岩田徹 ]・80代で見つけた生きる幸せ [ G3sewing ]ここらへんが好きな人にもおすすめ。「どう生きてきたか」と、「これからどうしたいか」。それを日常でどう実践しているか。不思議なんだ。それはなんというか、うんと夢と希望に溢れている。少子高齢社会。閉じていく、終わっていくようなイメージばかりがある。年寄りが多いことはまるで悪いことみたいだ。でも、人類の悲願は、ここに来てついに達せられたとも言えるよね。多産多死社会からの脱却。長寿高齢は寿ぐべきこと。不老長寿の夢はまだ、叶いそうもないけれど。私は「自分がどう生きたいか」がわからない。自分の人生を振り返って見れば、「ぎゃー!!」と奇声を発してのたうち回りたくなる。何者かになれるのかと思って。でもなれるはずないとも思って。恥の多い人生を送ってまいりました。NHKラジオの「高橋源一郎の飛ぶ教室」で、不可思議/wonderboyさんの曲「Pellicule」が紹介されていて、これがすごく良かった。そう、いつまでも待っていた。自分は何も持っていないと知りながら。いまでもまだ、何かを、待っている気がする。空っぽの手を握りしめて。そこに何かがあるかのように。ーーー「きっと何者にもなれないお前たちに告げる」2011年に放映されたアニメ「輪るピングドラム」の決め台詞だ。何者にもなれない、私たち。SNSで、「普通の人」がインフルエンサーになる。だから余計に思うんだろう。自分と彼らはどこが違うのだろう?何者かである彼らと、何者でもない自分は。何かを持っている彼らと、何も持っていない、自分は。この本は、それに対するひとつの答えだと思った。私はこの方を、土曜日の朝に放映している「サタデープラス」に登場していらっしゃって知った。いやまあこの方も人気ユーチューバーやねんけどな。(お孫さんが始めたYou Tubeで人気者に)多良美智子(タラミチコ)昭和9年(1934年)長崎県生まれ。小学生のとき戦争を体験、終戦後はミッションスクールに通う。大家族だったため、ひとり暮らしを夢見て、高校を卒業後、大阪で就職。27歳のとき、前妻を亡くし10歳の娘がいる9歳年上の男性と結婚。2男をもうける。55年前、神奈川県の現在の団地に引っ越す。7年前に夫を見送り、以来ひとり暮らし。65歳で調理師免許を取得、簡単でおいしい料理作りを楽しむ。そんな日常を2020年、当時中学生の孫が動画に撮り、「Earthおばあちゃんねる」としてYouTubeにアップ。またたく間に人気チャンネルとなり、登録者数が6万人を超える質素だし、なんというか、地味な暮らしなんですよ。でもすごい。すごい、こんな人いるんだ!と思った。・賃貸の団地(4階・エレベーターなし)にひとりぐらし・ミステリー小説が大好き。1ヶ月に6〜7冊読む・65歳のとき、1年間週5で調理専門学校に通い、調理師免許を取得 パリの提携校へ研修旅行も経験 卒業後は知り合いの居酒屋で1年間働く・72歳のとき、地元の広報誌を見て、年末の「第九を歌う会」に参加 ドイツ語で歌う舞台に立って14年・80歳でピアスを開ける・80歳でイギリスコッツウォルズのツアー旅行に一人参加・85歳でYouTuberにすてきだなと思ったのが、50歳ごろから始められたという「10年日記」。1日3行ほどで1年に同じ日が並ぶ。やりたいなと思って始められてないのだけど、区切りがいい年齢のとき(40?)にスタートしたい。読書記録もつけていらして、読み終わった日とタイトル・著者名を10年日記の空いているページにメモしてらっしゃる。いいねえ。大好きこういうの。いろんなものを貼り貼りする「記録帳」もつけてらっしゃって、素敵。大根ときゅうりを1cm角に切って醤油をかけただけの「大根ときゅうりの醤油漬け」、鶏皮を湯がいて細切りにしてポン酢で和えた「鶏皮ポン酢」は美味しそうなので作ってみたい。プランターも、フェルト生地だと土がそのまま入れられるんだ!持ち運びの取手がついてたら便利だなあ。これも覚えとこう。年齢は、単なる記号で。いつだって、「自分」だけがいる。何者かになるのではなくて、きっと人は、「自分」になるのだ。長い年月をかけて、ずっと待っていた誰かに出会う時。何者かというクエスチョンの人型は、実は鏡に映った自分だったんだよ。握りしめた手のひらを開いて、握手しよう。ずっと待っていたよ、あなたを。ランキングに参加しています。「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2023.01.13
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本のタイトル・作者私らしく、働くということ [ 主婦の友社 ]本の目次・あらすじCHAPTER1:気になるあの人の仕事と暮らし ショコラさん(パート勤務・ブロガー) 柿崎こうこさん(イラストレーター) sakkoさん(整理収納アドバイザー) 吉原友美さん(PAUSE生花店 店主) cinnamonさん(派遣社員・ユーチューバー) 村上千世さん(書店 うずまき舎 店主)CHAPTER2:人気ブロガー&インスタグラマー8人 これまでとこれからの仕事の話 トモさん(会社員) Haruさん(会社員、オンラインショップ運営) cheeeeeさん(会社員) Licaさん(会社員) まおさん(会社員) coyukiさん(整理収納アドバイザー) ボリ。さん(会社員) to_mo__sepさん(会社員)CHAPTER3:知りたい!40代からの起業 自分らしい仕事の見つけ方 起業コンサルタント 中山ゆう子さん引用仕事は、あくまでも生活の糧を得るための手段。「やめよう、と何度も思いました。でも『イヤだから』という理由でやめることはしたくなかった。やりたいことがあって転職するのはいいけれど、現状に不満を持ってやめるのは単なる逃げ。転職しても同じことを繰り返します。そう肝に命じて、ストレスを感じても割りきって仕事をしてきました。これは勤続40年で培った一種の能力かもしれません」まおさん・50代会社員(事務)感想2023年004冊目★★★働き方迷子なんですよ、私。齢(よわい)36にして。18歳成人なら2回めの成人を迎える頃合いにして。嘘つき!四十にして惑わず、五十にして天命を知るんじゃなかったのか!というか、その時の寿命いくつだったんだ!これが30代・40代が陥るという「キャリア・プラトー」か…と天を仰ぐ日々。同年代と話していても、「今のまま、この仕事を続けるか?」という話になる。まだギリギリ、転職して新しい業種や職種でキャリアを積んでいける年齢なのではないか?税理士の勉強を始めようかという同期は、「でも子供が小さくて勉強する時間が取れない」とため息をつく。私も、なにか資格につながる勉強をしたいけどその余力(気力と体力と時間)がない。なんかもう今の仕事(というよりは、人間関係や職場の空気、雰囲気というか環境)に心底うんざりしていて、一度きりの人生、心身病む前に、ぜんぜん違うことやってみようかなあなんて考える。英語を子供に教えるのはどうだろう?先生とか?と、友人に「今から通信で小学校の教員免許とって英語教師になるのはどうだろうか。私はまったく子供が好きではないのだが」と相談してみたら、「教師は講師(非正規雇用)だと一生仕事あるし、小学校で英語教えられる人は足りていないから需要ある。正規職員の採用年齢も高いから今から採用試験受けてもTOEIC点数加算もあるとこ多いからなれるかもしれんけど、これから免許取るより今あるリソースを生かしてはどうか。あと子供が好きじゃない時点で小学校はやめておいたほうが良い」と助言をもらった。そして「ノマちゃん高校の国語の免許持ってるやん」と。教員免許の更新制度もなくなったし、高校の国語の先生ならすぐなれる。…でもなー、私、人間が好きじゃないんよなー!(根本的な問題)教師に向いてない。まだ本を介在してくれるなら人の成長に携わることが出来ると思うけど、司書教諭(司書+教員免許+αで取れる)、かなり時間が短いアルバイトしかない。しかし職場で定年間近のおじさまにzipファイルの作り方を繰り返し教えているより、未来ある若人に言葉と文学の面白さを伝えるほうがよっぽど楽しいのでは…?自分より給料が高い年上の部下たちに「係長なんだから」とすべて被らせている現状よりマシなのでは…?なんて考える。ずーっと考えてる。「〇〇がやりたい」というよりはもう、「今が嫌」なんだよね…。で、だいたい「とはいっても、今のこの新卒枠で潜り込んだ会社が、なんだかんだいって最早ゼロスタートでは二度と得られない待遇で、ある意味では働きやすさもあるし、降任して平社員に戻って細く長く息を潜めて勤め上げるのがベストなんだろうな」という結論に達するんだけど、「いや待て自分の人生それで良いのか」に戻ってくる無限ループ。資格の勉強をしていれば、その間、夢を見ていられるのかな。今ではないところを見て、明るい未来への切符が手に入るような気がしていられる。けど友人に「高校の国語の免許持ってるやん」と言われて思ったのだけど、資格ってあるとすぐにそこへの道が、参加資格が得られるんだな。いや、当たり前のことなんだけど、今更その事実に驚いて。私って何がしたいのかな。何が出来るのかな。そんな、就職活動のときに考えるようなことを今更考えてます。で、(前置きがもはや長すぎるんだけど)こういうタイトルの本を読んでみたりする。まず言わせてくれ。みんな部屋がきれいすぎると。どうなってるんだ。(関係ない)「私らしく」と銘打ってあるから、どうせまた「好きなことを仕事にできた人」の話を集めたものなんだろうな、と僻んで読み始めたんですが(心の闇が深い)、そうでもなかった。というよりは、「私らしく」というのは、「働き方」も指すのだと気づいた。正社員、契約社員、派遣社員、パート、副業。その時々の自分のやりたいこと、ライフスタイルに応じて、選択する。意外だったのは、人気ブロガーやインスタグラマー。みんな堅実というか、会社員勤めは確保したまま(早期退職は選択肢にあがるとしても)、副業として「好きなこと」をやっている。いやもう私、副業というか、「好きなこと」がもし本業と同等か7割くらいの稼ぎになったら、本業やめると思うのね。でもみんな違うんだな〜。副業が充実しているからこそ、本業も続けられるのかな。パラレル・ワーク。福利厚生や、セーフティネットとして「会社」を捉えている点が新しかった。私はたぶん、もう一度、ようく考えないといけない。何がしたいのか、何ができるのか。どうしたいのか、どこへ行きたいのか。仕事をどう捉えるのか。働くことを自分の中のどこへ置くのか。今いるところに留まるにしても、納得した上でじゃないと、いつまでもぐるぐる考え続けるだろうし、数年後や数十年後に後悔するんだろう。まあ、何度結論を出しても、その時々でやりたいことも、生活環境も変わって、また悩むのだろうけどね。働きたくないでござる。朝から晩まで本を読んで、好きなことを書き散らしていられたらいいのになあ。そういう仕事がどこかにあればいいのになあ。副業にもならないブログを続けているだけ。これはこれでめちゃくちゃ楽しいのだけど。私らしく、働くことということ。お金よりも、たくさんの時間がほしい。これが今の本音。じゃあもう、生活できるだけの仕事をするだけでいいんじゃないのか?その分だけ働くだけでいいのでは?キャリアなんて本気で望んでるのか?望んでないのでは?いやそれもまた、責任を引き受けるのが怖いだけ?出来るかわからないから?言い訳にしてる?転職したいほどやりたいことはないんだよね?だったら今の仕事でいいのでは?それは既得権益にしがみついているだけ?贅沢な悩みだから現状に満足するべき?でも一生をこのまま終えるなんてぞっとする。じゃあやめれば?いやでも…。ぐーるぐる。「安定とは移動の困難さを意味する」。西尾維新の小説にあったこの言葉を思い出す。行きたいところへ行けるなら、今いるところにいないでしょう。今いるところを出られなきゃ、行きたいところへは行かれない。これは、マザー・グースの言葉。ランキングに参加しています。「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2023.01.12
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本のタイトル・作者自分を毎日ごきげんにする 60代からの心地よい小さな暮らし (扶桑社ムック)本の目次・あらすじ01 村上祥子さん(80歳)まだまだ現在進行形!80歳おひとりさま、現役料理家の日々を支える「小さな暮らし」と「食べ力」02 紫苑さん(71歳)築46年のコンパクトな一軒家。月5万円で美味しく楽しく、ワクワクに満ちた心躍る暮らし03 しょ〜こさん(54歳)コロナ禍で「持たない暮らし」へ。好きなものだけに囲まれた、開放的で居心地いい空間04 園田マリエさん(61歳)1LDKのコンパクトな住まいへ。シンプルで便利な暮らしが快適でごきげんな毎日をくれた小さくも豊かなパリのひとり暮らし石井庸子さん(80歳) 80歳を目前に新生活をスタート。 小さな暮らしを楽しみながら、彩りあふれる日々を紡ぐ篠あゆみさん(63歳) 多忙な日々に安らぎをエネルギーを与えてくれる 好きなものが詰まったパリ下町のアパルトマン感想2023年003冊目★★★「かわいいおばあちゃんになりたい」という若い女性が増えている、と前になにかで読んだ。女性としての役割からは解放され、「敵にならず」、けれど「女性らしさ」は失わない…。なんだろなそれ、と思った。無害であることなんて、面白みがない。この本に登場する方々は、みんな芯が通っている。自分というものがしっかりしていて、そういう意味では「毒」がある。それを年月がうまい具合に目立たなく、あるいは中和してくれているだけで。いいなあ、と思う。自分が何が好きか。どう生きたいか。それを追い求めて来た人はみんな、良い顔をしている。迷いと嵐の後であっても。あるいは未だその最中であっても。「かわいいおばあちゃんになりたい」の「おばあちゃん」って、若い人からしたら60歳くらいのイメージ?とんでもない。今のシニア世代は、60歳なんて若手だ。冒頭の村上さんなんて、80歳でこんなに元気なんだ、人間はいつまでも生き生きとしていられるんだ、と驚かせられる。何よりお部屋がおしゃれ…。ニュアンスカラーの壁に並べられた、カラフルな器の数々。「オフホワイトがかったアイリッシュグリーン」の壁や天井と対象的な、鮮やかなペルシアンブルーのドア(ゴールドの取手!)大胆な柄も多いワードローブは30着だけ。靴5足とバッグ4個はすべて黒。しょ〜こさんのお宅は、古道具の使い方が素敵。ふーっと深呼吸をしたくなるようなおうち。風が通り抜けているような雰囲気。いいなあこういうの。大好き。特に押入れ収納に使ってらっしゃるチェスト(小引き出し)とか、もういいなあいいなあ!我が家は「引き出し」が少ないので(ほぼすべてがケース+棚の組み合わせ)、引き出しに憧れる。子供の細々した荷物も増えてきたので、それぞれに引き出しケースを与えようかと思案中。ビエルタというメーカーのクロスドライヤー(物干しタワー)も素敵。室内物干しジプシーなのだけど、どうもこのタイプの物干しに惹かれる。床に敷いたヴィンテージラグもいいな。今は階下への防音・振動対策で、木目調のフローリングマットを敷き詰めている我が家。ださい。しかしこのマット、断熱効果は抜群で、冬でもまったく底冷えしない。子供がもう少し大きくなったら撤去したいと思っているけど、その時にかわりにこういうラグを敷きたいな〜。夢は広がる。この本に登場するお家はどれもとても素敵で、パリのアパルトマン好きの私はもちろんよだれを垂らしてあとのページも読んだ。すっきりしている、片付いている。余計なものがない。けれど自分の「好き」と、その人の「大事」が伝わってくる。私の家は、どうかなあ。今の暮らしは、「とりあえず」の間に合わせで揃えたものが多い。結婚したら、子供ができたら。子供が大きくなったら。その時々で変わっていく暮らしを想定して、その場しのぎになっている気がする。それだとね、クオリティ・オブ・ライフあがらない。私はあと何十年かして、どんな家に、どんなふうに暮らしているんだろう。どんなふうに日々を送り、生きていたいだろう。その空間をイメージして、今から繋いでいけたらなあと思う、けど。好みもまた、変わっていくのだよね。時を重ねるごとに。それを恐れず、年輪のように経ていくこともまた、楽し。ランキングに参加しています。「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2023.01.11
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本のタイトル・作者春のこわいもの [ 川上 未映子 ]本の目次・あらすじ青かける青あなたの鼻がもう少し高ければ花瓶淋しくなったら電話をかけてブルー・インク娘について引用わたし自身から、少しまえまでわたしにあった、なんとかまっとうに生きていくための筋力が少しずつなくなっていっているような感じがします。でもそれは、誰かに奪われたとか、もともと与えられていなかったとかそういうんじゃなくて、ぜんぶ自分でやっていることのような気がするんです。病気になったのはわたしのせいじゃないんだけどね。でも、自分が自分に、なんだか毎日、取り返しのつかないことをしているような、そんな気持ちがします。感想2023年002冊目★★★タイトルから、怪談っぽいお話だと思っていたら違った。コロナとSNS(インターネット)を題材にした短編集。その人がその人であること、の輪郭をなぞるような物語たち。ある人が見ているその人の像は、きっとその人が見たい角度からの像なのだろうな。月の裏側にあるものを見ないまま。自分の中にあるちょっとした意地悪な気持ち。とてつもなく邪悪なわけではない。ただ、すこし、幸せになってほしくなかっただけ。それに力を貸したくなかっただけ。気づかないふりをして、見過ごした体で。あるいはときに積極的に足を引っ掛けるように。「娘について」で、昔の友人から電話がかかってきて、主人公はドキリとする。過去からの亡霊に、自分の中にある醜さを見せつけられるのではないかと。けれどこれも、自分の鏡を見ているだけ。相手を見ているわけではない。私も、娘にいつか同じように思うことがあるのかなあ。母もまた、私に思うことがあったのかな。この子は恵まれている。私が持てなかったものをたくさん与えられて。幸せになってほしい一方で、自分より幸せにならないことを願うような。後ろ暗い、仄暗い感情がないとは、言えないだろう。それが友であっても、同じで。化け物が暗闇から染み出してくるような、それ。こわいもの。一番怖いのは、自分の中にあるそれを直視することだと思う。自分が、とてもではないけれど、まっとうではないと認めること。外向きにいつも見せているほど、きれいな人間ではないこと。もちろん、まったくもって聖人君主ではないこと。いつもは隠して、蓋をしている感情。暗がり淵を覗き込んで。鏡のような黒い水面に映るものと、目があったら。それでもその先に、まだ透明の光を見られるかな。自分を、信じられるだろうか。これまでの関連レビュー・夏物語 [ 川上未映子 ] ランキングに参加しています。「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2023.01.05
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本のタイトル・作者宙ごはん [ 町田 そのこ ]本の目次・あらすじ宙(そら)には、おかあさんが二人いる。生みの母のカノさんと、育ての母のママだ。ママたちがシンガポールへ引っ越すことになり、宙はカノさんと暮らすことを選んだ。しかし画家のカノさんは、子育てにまったく不向きな女性で……。引用『野放図に枝葉広げて気持ちよく咲くのは楽に見えるかもしれないけどさ、大きくなってくるとなかなか大変なんだよ。枝が重くて折れちゃうこともあるし、栄養が足りなくなって枯れちゃうかもしれない。自分を守るために自分自身を剪定しなきゃいけないときって、あんのよ。でもそれは自分の芯、幹を守るためだから、幹は絶対失われないのよ。だから、大丈夫よ』感想2023年001冊目★★★面白かった。美味しいごはんが出てきて、傷ついた人が癒えて治っていく話が好きなので、好みの感じだった。でもなんか、ちょっときれいでよくでき過ぎた物語だなあという感じ。花野さんの成長も著しく、宙はいい子だし、作品としてドラマや映画にしやすそうだなと思っちゃった。・そして、バトンは渡された [ 瀬尾まいこ ]・掬えば手には [ 瀬尾まいこ ]が好きな人は好きな感じだと思う。でも私、読んでいて思ったんだよね。「おいしい」って、ある種の「正義」なんだろうなと。可愛いが正義であるように。その弱さが守られるべきと庇護を求めるように。ごはんを作る。食べさせる。それは、どうしようもなく一義的で一方的な暴力なんだろう。この本では、「おいしいものを食べさせること」が正義。最後の章では(やっさぁぁぁぁぁぁぁん!!)、それが引き継がれていく。でもそれ、問答無用で頬をひっぱたくくらいの力があると思うんだ。差し出された手は、取られて。美味しいものは、誰かを救う。それはおとぎ話に過ぎないんだろう。そこらへんを暴いたのが、先月読んだ・おいしいごはんが食べられますように [ 高瀬隼子 ]・川のほとりに立つ者は [ 寺地はるな ]の2つの物語。だからこそ、この本たちのあとだから、『宙ごはん』が嘘くさく見えたのかな。だって、どうしようもない人のことは、助けない。助けられないと見限っている。そのうえで、恢復しそうなひとだけが救われる物語。おいしいごはんを、「あなたのため」と作ってもらう。それを受け取る。癒やされて、救われる。そうあるように求められている。その文脈に乗るように。拒否したらどうなるのかな。私は、摂食障害のことを考える。それは愛情の拒絶だと、むかし読んだ。私は、あなたの作った料理を食べない。一方的な「あなたのため」を受け取らない。治ってやらない。食事は、双方向のコミュニケーションでもある。作る人と、食べる人。意思疎通の断絶。最終章で、加害者が被害者に謝罪をすることは「赦されること」の強要だとあった。この本のテーマも、同じなんじゃないかな。食べさせることは、「生きさせること」の強要ではないのかな。それでも私が「食べること」の物語が好きなのは、生きることと食べることが分かちがたく繋がっているから。食え。生きろ。戦え。目を背けるな。食え。食って、生きてくれ。力をつけて、生き延びてくれ。願うように作る。祈るように食わせる。それが暴力でも、一方的でも。それが相手の血肉になり、力となる。それを信じる。「アンパンマン」の正義は、食べ物を分け与えること。空腹であることは、悪である。映画「サマーウォーズ」で、おばあちゃんは言う。「一番いけないのは、おなかが空いていることと、1人でいることだから」誰かが自分のために、作ってくれる。あなたのために祈る。元気が出ますように。すこやかであるように。生きていけますように。料理が作れるというのは、その力を身につけるということなんだろう。宙は、ごはんを作ってもらう。そうして料理を習い、作ってあげるようになる。その力は、誰かを生かす。これまでの関連レビュー・夜空に泳ぐチョコレートグラミー [ 町田そのこ ]・ぎょらん [ 町田そのこ ]・うつくしが丘の不幸の家 [ 町田そのこ ]・コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店 [ 町田そのこ ]・星を掬う [ 町田そのこ ]・コンビニ兄弟2 テンダネス門司港こがね村店 [ 町田そのこ ]ランキングに参加しています。「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2023.01.04
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2023年の課題図書2023.01.01「2022年に読んだ本336冊まとめ/ベスト10冊」に書いたように、今年は「自らの氷の海を砕くような読書」を目指す1年にしよう。というわけで、今年の課題図書を決めました。1ヶ月に4冊×12ヶ月で合計48冊。積読シリーズ読もう読もうと思って放置している本たち。今年こそ!001.サカナ・レッスン 美味しい日本で寿司に死す [ キャスリーン・フリン ]002.僕の大統領は黒人だった(上)バラク・オバマとアメリカの8年 [ タナハシ・コーツ ]003.僕の大統領は黒人だった(下)バラク・オバマとアメリカの8年 [ タナハシ・コーツ ]004.メイドの手帖 最低賃金でトイレを掃除し「書くこと」で自らを救ったシングルマザーの物語 [ ステファニー・ランド ]005.ぼくらはひとつ空の下 シリア内戦最激戦地アレッポの日本語学生たちの1800日 [ 優人 ]006.シャーロック・ホームズ 絹の家 [ アンソニー・ホロヴィッツ ]007.ぼくはテクノロジーを使わずに生きることにした [ マーク・ボイル ]→読了182.ぼくはテクノロジーを使わずに生きることにした [ マーク・ボイル ]008.14歳から考えたい 貧困 [ Philip N. Jefferson ]009.14歳から考えたい アメリカの奴隷制度 [ Heather Andrea Williams ]010.ストームブレイカー [ アンソニー・ホロヴィッツ ]011.三体2 黒暗森林(上)[ 劉慈欣 ]012.三体2 黒暗森林(下)[ 劉慈欣 ]013.三体3 死神永生(上)[ 劉慈欣 ]014.三体3 死神永生(下)[ 劉慈欣 ]一万円選書2022年、幸運にも一万円選書に当選し、選んでもらった本たち。でも全然読み進められてなくて。今年こそ読み終わるぞー!015.日本語が世界を平和にするこれだけの理由 [ 金谷武洋 ]016.はみだしルンルン [ 鹿子裕文 ]→読了184.はみだしルンルン [ 鹿子裕文 ]017.神戸・続神戸 [ 西東 三鬼 ]→読了172.神戸・続神戸 [ 西東三鬼 ]018.ふたり 皇后美智子と石牟礼道子 [ 高山文彦 ]→読了210.ふたり 皇后美智子と石牟礼道子 [ 高山文彦 ]019.僕が殺した人と僕を殺した人 [ 東山彰良 ]020.絶滅危惧職、講談師を生きる [ 神田松之丞 ]→読了173.絶滅危惧職、講談師を生きる [ 神田松之丞 ]021.そこのみにて光輝く [ 佐藤泰志 ]022.モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語 [ 内田洋子 ]→読了174.モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語 [ 内田洋子 ]023.シェイクスピア&カンパニー書店の優しき日々 [ ジェレミー・マーサー ]→読了。175.シェイクスピア&カンパニー書店の優しき日々 [ ジェレミー・マーサー ]高橋源一郎の飛ぶ教室NHKラジオの「高橋源一郎の飛ぶ教室」で紹介されていた本たち。024.パトリックと本を読む 絶望から立ち上がるための読書会 [ ミシェル・クオ ]025.増補 本屋になりたい この島の本を売る [ 宇田智子 ]026.テヘランでロリータを読む [ アーザル・ナフィーシー ] →読了。007.テヘランでロリータを読む [アーザル・ナフィーシー]027.無人島のふたり 120日以上生きなくちゃ日記 [ 山本文緒 ]→読了194.無人島のふたり 120日以上生きなくちゃ日記 [ 山本文緒 ]028.編めば編むほどわたしはわたしになっていった [ 三國万里子 ]→読了。056.編めば編むほどわたしはわたしになっていった [ 三國万里子 ]本屋大賞029.目の見えない白鳥さんとアートを見にいく [ 川内有緒 ]→読了045.目の見えない白鳥さんとアートを見にいく [ 川内有緒 ]未定(以下追加予定)残りはこの記事を随時更新して年の途中で追加していく予定!030.人新世の「資本論」 [ 斎藤幸平 ]人新世の「資本論」 (集英社新書) [ 斎藤 幸平 ]2023.2.6 追加。あちこちの本で言及されているので読んでみたい。→読了。076.人新世の「資本論」 [ 斎藤幸平 ]031.032.033.034.035.036.037.038.039.040.041.042.043.044.045.046.047.048.ランキングに参加しています。「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村
2023.01.03
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2023年の置き手帳2022年、ミスドの福袋に入っていたスケジュールン。ポケモンの柄が可愛く、家の置き手帳として使い始めたらこれが快適。1年間使い通すことができました。2023年はどうしようかな、と思っていたら、引き続きポケモンコラボ。では今年もひとつこれで、とゲットしました。(ちなみに仕事用は、2022.10.03「2023年はセリアの週間バーチカル手帳(A5セミサイズ)」。)ミスドの福袋(ミスド公式サイト)の3,600円のと5,900円のものにスケジュールンが入ってます。一番安い2,400円のには入ってない…!ちゅうい!!というわけで、中身のご紹介。あ、サイズはB6です。女性用手帳によくあるサイズ。持ち運びのしやすさと書き込みのしやすさを兼ね備えたサイズ感だと思う。表紙カバーリバーシブルで2枚、合計4柄でお楽しみいただける仕様。シンプルなの。濃いめで大人っぽいの。ただ私は、ポケモンを表に出したくない人もいるだろうし、1つくらいは無地か、無地に近い遠目にわからない程度のキャラクター度合いのものがあってもいいんじゃないかなーと思う。かっわ!!かっわ!!くそかっわいいなおい?!私はこれが一番気に入ったので、これを表紙にしました〜。こっちもかわいい。隙間があいていて涼しげなので、夏になったらこっちにしようかな。本体カバーなしの表紙(本体)はこんな柄。何もなくてもかわいい。表紙を開いたところ。細かいところまでプリントが入っていてかわいい。(だいたいもうかわいいしかいわない。かわいい。)2年間カレンダー2023年と2024年の年間カレンダー。仕事の時に役立ちますよね、このページ。私はこの手帳は家置きなので、「その日の私の具合」を○△✕で日付の上に記しています。気分と体調の総合評価ですが、だいたい✕。よくて△。メンタルよわよわか。イヤリープランいわゆる年間カレンダー。私は体重と生理周期の記録に使っています。毎晩、お風呂からあがったタイミングで体重を測るので、それを記録。増減に自然と気をつけるようになります。生理の日は日付に○をつけています。生理周期が一目瞭然。マンスリー月間カレンダー。2023年1月〜2024年3月まである手厚さ。未来の予定が入っても大丈夫!年度で動く日本の暦は、3月まであると使いやすいんですよね。私は予定を書くことがないので、ここは読んだ本の記録に使っています。以前は「読了日」に記載していたのですが、関係なしで1日から順番に読んだ本を書いていくと、その月何冊読んだかが一目瞭然ということに気づき、そうしています。「読了日」「年何冊目か」「作者名」「作品名」を記録。上下に分かれているので、作者名を上段、作品名を下段にしています。ウィークリー2週間見開きのウィークリーホライズンタイプ。なんとこちらも3月末まであります。やさしさがすごい。私は12月末までしか使わないので、1月以降のページはスクラップの貼り付けに使っています。ウィークリーページは、私は日記として使用。日付の下には「天気」「起床時間」「就寝時間」「始業時間」「就業時間」「行きの電車の乗車時間」「帰りの電車の乗車時間」を書いています。去年は右端に罫線があったので、そこに晩御飯のメニューもメモしていました。今年はなくなったのでどうしようかな…自分で線をひこうかな…。日記は2、3行程度でいっぱいになってしまう(細かく書いても4、5行)なので、気負いなく毎日続けられる量です。「やるきでねー」という一文しか書いてない時もある。メモページ罫線20ページ。私は「今年やりたいこと・死ぬまでにやりたいこと100」というリストや、「買ったものリスト」「断捨離リスト」を作成しています。謎の丸13ページ。使いづらそうなレイアウト…。私は無視してスクラップに使います。切り取れるメモ両面で6ページ(3枚)ここも切り取り線をしれっと無視してスクラップのページにしています。クーポン3ヶ月毎に使えるクーポン。800円(仕込)以上で5%オフ(テイクアウト用と、イートイン用が各四半期ごと1枚ずつ)。毎年まったく使うことない。ちぎって捨ててる。まとめ2022年の手帳(右)はだいぶ貼り貼りして太ってます。もはや表紙もポケモンではない。笑背表紙にマスキングテープでリボンや紐を貼り付けて栞にすると、ウィークリーの該当ページがすぐに開けて便利なのでおすすめです。しかし、スケジュールンはロングセラーなだけあって、よく考えられて作られた手帳だなあと思います。これが福袋でついてくるなんてお得。かわいいし。かわいいし!!ポケモンコラボがまたかわいいし。かわいくてかわいい。ういうい。2024年も引き続きこんな感じだったら、また買っちゃうなー。笑↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2023.01.02
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2022年の読書記録2022年に読んだ本は、336冊でした。(336冊の一覧は後述。)2021年の途中で・.やめる時間術 24時間を自由に使えないすべての人へ [ 尾石晴(ワーママはる)]を読み、「1年に300冊読むってすごいなあ。いっちょ私もやってみっか」と読んでみた。そうしたら読めた(310冊)。というわけで、2022年は年当初からその時と同じペースで読み進めていた。結果、2021年より26冊多い336冊を読了。調子よく読めていたらもう少し読めたと思うので、340冊くらいは読めるのだと思う。しかしまあ、数を誇る読書をしても仕方がないよね。NHKラジオ「高橋源一郎の飛ぶ教室」(12月9日放送「かつての教え子を救うための「読書会」」)ミシェル・クオ著『パトリックと本を読むー絶望から立ち上がるための読書会』で、自らの氷の海を砕くような読書をしなければならない、という言葉を紹介していた。ぐさっと来た。何冊読みました。すごいね。それって小学生の読書はげみ表みたいな稚拙さじゃないか?そうじゃなくて、もっと噛み砕くのに力がいる本を、飲み込むのが辛い本を、読まなくてはいけないのではないか。(娯楽として、生きることの喜びとなる本も一方で必要なのであるけれど、それはそれとして。「あの人の新刊が出るから明日まで生きていよう」と思えるのもまた、ひとつの読書のかたちだと思う。)で、まあここらへんを来年は胸に留めて、「私の課題図書」を定めて読んでいくという方式を並列して取っていこうと思う。そんなわけでじっくり腰を据えて本を読んでいるとどうしてもブログの感想は頻繁に更新できなくなると思います。2022年のベスト10冊067.金の角持つ子どもたち [ 藤岡陽子 ]102.一万円選書 北国の小さな本屋が起こした奇跡の物語 [ 岩田徹 ]122.六つの村を越えて髭をなびかせる者 [ 西條奈加 ]123.水を縫う [ 寺地はるな ]130.戦争は女の顔をしていない [ スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ ]142.ひとりの双子 [ ブリット・ベネット ]146.老後とピアノ [ 稲垣えみ子 ]191.図書室のはこぶね [ 名取佐和子 ]256.恋ふらむ鳥は [ 澤田瞳子 ]301.80代で見つけた生きる幸せ [ G3sewing ]うーん、10冊に絞って選ぶの、ほんと難しい。ただ、ここに挙げた本はどれも「読んでみて!」とおすすめして後悔させない本だと思う。ブログの読書カテゴリをジャンルごとに分類していて思ったのだけれど、やはり私は日本の小説をよく読んでいるんだな…。2022年はたくさんたくさん、面白い、楽しい、興味深い本を読みました。そのすべてが私の一部になった。食べ物が私の身体をつくるように。私は遠くまで行って、いろんなものを見た。ここにいながら。自分を離れて。2023年もまた、さまざまな本との出会いがありますように。私の氷を砕く本に出会えますように。それは私を作り、そして、作り変えてしまう。新たな海の向こうへ届きますように。私を思いかげないところへ連れて行ってくれる本の森。知らない道を行けばその先にはどんな景色が見えるのか、心待ちにしながら。2023年も、よろしくおねがいします。2019年から2021年に読んだ本・2019年に読んだ本213冊まとめ/ベスト10冊・2020年に読んだ本255冊まとめ/ベスト10冊・2021年に読んだ本310冊まとめ/ベスト10冊2022年に読んだ本2022年1月に読んだ本まとめ/これから読みたい本001.インビジブル [ 坂上泉 ]002.「フツーな私」でも仕事ができるようになる34の方法 [ 田村麻美 ]003.ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2 [ ブレイディみかこ ]004.家族じまい [ 桜木紫乃 ]005.手帳・ノート レシピBOOK [ SE編集部 ]006.ヒトコブラクダ層ぜっと(上) [ 万城目学 ]007.ヒトコブラクダ層ぜっと(下) [ 万城目学 ]008.ウスビ・サコの「まだ、空気読めません」 [ ウスビ・サコ ]009.小川洋子のつくり方 [ 田畑書店編集部 ]010.最後の晩ごはん 後輩とあんかけ焼きそば [ 椹野道流 ]011.ちりつもダイエット [ EICO ]012.無印良品 片づけ上手さんの収納術 [ 主婦の友社 ]013.仕事が楽しい!100人のヒミツ [ 日経WOMAN ]014.暮らしをそのままの自分に寄せて [ 本多さおり ]015.一度だけ [ 益田ミリ ]016.大人の片づけ [ 一田憲子 ]017.家事こそ、最強のビジネストレーニングである [ 堀宏史 ]018.月10万円でより豊かに暮らす ミニマリスト整理術 [ Takeru ]019.トヨタの会議は30分 [ 山本大平 ]020.いつか あなたを わすれても [ 桜木紫乃 ]021.いっしょなら [ ルーク・アダム・ホーカー ]022.おかあさんライフ。 毎日一緒におさんぽ編 [ たかぎなおこ ]023.ただしい暮らし、なんてなかった。 [ 大平一枝 ]024.Day to Day [ 講談社 ]025.コロナ自粛の大罪 [ 鳥集徹 ]026.クララとお日さま [ カズオ・イシグロ ]027.WHY TIME FLIES なぜ時間は飛ぶように過ぎるのか [ アラン・バーディック ]2022年2月に読んだ本まとめ/これから読みたい本028.月10万円でより豊かに暮らす ミニマリスト生活 [ Takeru ]029.曲亭の家 [ 西條奈加 ]030.硝子の塔の殺人 [ 知念実希人 ]031.たのしみノートのつくりかた [ 杉浦さやか ]032.赤と白とロイヤルブルー [ ケイシー・マクイストン ]033.続けるほど、毎日が面白くなる。もっともっとマイノート [ Emi ]034.眺めるだけでワクワクできる 彩る手帳アレンジ [ KADOKAWAライフスタイル編集部 ]035.職場のトリセツ [ 黒川伊保子 ]036.かか [ 宇佐見りん ]037.生きるために、捨ててみた。 [ だいたひかる ]038.ルポ 中高年ひきこもり 親亡き後の現実 [ NHKスペシャル取材班 ]039.僕が考える投資について [ 松浦弥太郎 ]040.どうしても頑張れない人たち ケーキの切れない非行少年たち2 [ 宮口幸治 ]041.自学自習の極意 [ 齋藤孝 ]042.頭のいい人が実践する 6回やるだけ勉強法 [ 齋藤孝 ]043.かあさんの暮らしマネジメント [ 一田憲子 ]044.子供4人共働き・賃貸60㎡でシンプル丁寧に暮らす [ ベリー ]045.社会人1年目からのフレームワーク思考 [ 苅野進 ]046.小さな暮らしは生きやすい [ おふみ ]047.クジラのおなかに入ったら [ 松田純佳 ]048.日本人のための日本型FIRE 成功の秘訣がわかる本 [ 山田稔 ]049.ばにらさま [ 山本文緒 ]050.北欧で見つけた気持ちが軽くなる暮らし [ 桑原さやか ]051.新しい出会いなんて期待できないんだから、誰かの恋観てリハビリするしかない [ ジェーン・スー ]052.血も涙もある [ 山田詠美 ]053.無くならないミスの無くし方 成果を上げる行動変容 [ 石田淳 ]054.本好きの下剋上 第五部「女神の化身」(7) [ 香月美夜 ]2022年3月に読んだ本まとめ/これから読みたい本055.暮らしの図鑑 文房具 [ 暮らしの図鑑編集部 ]056.ミニマリストな暮らしのつくり方 [ 主婦の友社 ]057.タイム・スマート お金と時間の科学 [ アシュリー・ウィランズ ]058.マンガでよくわかる 自分を操る超集中力 [ メンタリストDaiGo ]059.娘へ 幸せに満ちた人生を送ってもらうために伝えたいこと [ 波多野有理子 ]060.がんばらない勇気 [ ひろゆき ]061.それわ英語ぢゃないだらふ [ 大西泰斗 ]062.新ゼロからスタート英文法 [ 安河内哲也 ]063.ペッパーズ・ゴースト [ 伊坂幸太郎 ]064.ディス・イズ・ザ・デイ [ 津村記久子 ]065.楽しい&ときめく和気文具の手帳の作り方レッスン [ 今田里美 ]066.チーム・イノベーション ヒト・カネ・モノのない組織の立て直し方 [ 宮脇信介 ]067.金の角持つ子どもたち [ 藤岡陽子 ]068.乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…(11) [ 山口悟 ]069.人生の土台となる読書 [ pha ]070.薔薇のなかの蛇 [ 恩田陸 ]071.「会社辞めたいループ」から抜け出そう!転職後も武器になる思考法 [ 佐野創太 ]072.世界のニュースを日本人は何も知らない3 [ 谷本真由美 ]073.劇場版 呪術廻戦 0 ノベライズ [ 芥見下々 ]074.日本移民日記 [ MOMENT JOON ]075.妄想美術館 [ 原田マハ×ヤマザキマリ ]076.赤と青とエスキース [ 青山美智子 ]077.世界一楽しい子育てアイデア大全 [ 木下ゆーき ]078.私が私らしくいられる魔法の夢ノート [ 岡田みな子 ]079.やりたいこと、全部やりたい。自分の人生を自分で決めるための方法 [ 立花佳代 ]080.少ないもので料理する [ ドミニック・ローホー ]081.普通の会社員でもできる日本版FIRE超入門082.自転しながら公転する [ 山本文緒 ]083.珍名ばかりが狙われる連続殺人鬼ヤマダの息子 [ 黒川慈雨 ]2022年4月に読んだ本まとめ/これから読みたい本084.天才IT大臣オードリー・タンが初めて明かす 問題解決の4ステップと15キーワード [ オードリー・タン ]085.エレジーは流れない [ 三浦しをん ]086.リボルバー [ 原田マハ ]087.わたしの体に呪いをかけるな [ リンディ・ウェスト ]088.私はイスラム教徒でフェミニスト [ ナディア・エル・ブガ ]089.我は、おばさん [ 岡田育 ]090.親になってもわからない 深爪な子育てのはなし [ 深爪 ]091.新しいキャリアの見つけ方[ 有山徹 ]092.書ける人だけが手にするもの [ 齋藤孝 ]093.山中教授、同級生の小児脳科学者と子育てを語る [ 山中伸弥+成田奈緒子 ]094.転職が僕らを助けてくれる 新卒で入れなかったあの会社に入社する方法 [ 山下良輔 ]095.忘れじのK はじまりの生誕節 [ 辻村七子 ]096.私はただ、「生きてる~!」って叫びたいだけだったんだ [ 大鈴佳花 ]097.意地でも旅するフィンランド [ 芹澤桂 ]098.TOEIC300点から同時通訳者になった僕の英語学習法 [ 中村光秀 ]099.まいにち使えるハンドレタリング [ bechori ]100.まんがでわかる自宅学習の強化書 [ 葉一 ]101.無敵の読解力 [ 池上彰・佐藤優 ]102.一万円選書 北国の小さな本屋が起こした奇跡の物語 [ 岩田徹 ]★一万円選書103.男と女の台所 [ 大平一枝 ]★一万円選書104.うつくしが丘の不幸の家 [ 町田そのこ ]105.彼岸花が咲く島 [ 李琴峰 ]106.マルグリット・デュラスの食卓 [ マルグリット・デュラス ]107.母のトリセツ [ 黒川伊保子 ]108.むかしむかしあるところに、やっぱり死体がありました。 [ 青柳碧人 ]109.月曜日の抹茶カフェ [ 青山美智子 ]110.できれば家事をしたくない私のモノ選び [ 水谷妙子 ]111.養老先生、病院へ行く [ 養老孟司×中川恵一 ]112.フランスの高校生が学んでいる10人の哲学者 [ シャルル・ペパン ]113.陰陽師 女蛇ノ巻 [ 夢枕獏 ]114.ヒトの壁 [ 養老孟司 ]115.手放す練習 ムダに消耗しない取捨選択 [ ミニマリストしぶ ]2022年5月に読んだ本まとめ/これから読みたい本116.バカロレアの哲学 [ 坂本尚志 ]117.ブラックボックス [ 砂川文次 ]118.呪術廻戦 逝く夏と還る秋 [ 芥見下々 ]119.ムスコ物語 [ ヤマザキマリ ]120.バチカン大使日記 [ 中村芳夫 ]121.小説の惑星 オーシャンラズベリー篇 [ 伊坂幸太郎 ]122.六つの村を越えて髭をなびかせる者 [ 西條奈加 ]123.水を縫う [ 寺地はるな ]124.黒牢城 [ 米澤穂信 ]125.たちどまって考える [ ヤマザキマリ ]126.私たちの月経カップ [ 神林美帆 ]127.ハケン飯友 僕と猫の、食べて喋って笑う日々 [ 椹野道流 ]128.オードリー・タンが語るデジタル民主主義 [ 大野和基 ]129.学校が合わなかったので、小学校の6年間プレーパークに通ってみました [ 天棚シノコ ]130.戦争は女の顔をしていない [ スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ ]131.大怪獣のあとしまつ 映画ノベライズ [ 三木聡×橘もも ]132.会社の片付け! [ 川井かおる ]133.京大芸人ノート [ ロザン ]134.現代生活独習ノート [ 津村記久子 ]135.往復書簡 限界から始まる [ 上野千鶴子×鈴木涼美 ]136.コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店 [ 町田そのこ ]137.パンダとわたし [ 黒柳徹子と仲間たち ]138.きれいになりたい気がしてきた [ ジェーン・スー ]139.自分の頭で考える読書 [ 荒木博行 ]140.じい散歩 [ 藤野千夜 ]2022年6月に読んだ本まとめ/これから読みたい本141.わたしが先生の「ロリータ」だったころ [ アリソン・ウッド ]142.ひとりの双子 [ ブリット・ベネット ]143.がんばりすぎない家事の時短図鑑 [ 田中ナオミ ]144.ぶらり、世界の家事探訪 ヨーロッパ編 [ 阿部絢子 ]145.買わない暮らし。 [ 筆子 ]146.老後とピアノ [ 稲垣えみ子 ]147.呪術廻戦 夜明けのいばら道 [ 芥見下々 ]148.アメリカの高校生が学んでいる経済の教室 [ デーヴィッド・A・メイヤー ]149.親ガチャという病 [ 池田清彦 ]150.星を掬う [ 町田そのこ ]151.月の光の届く距離 [ 宇佐美まこと ]152.自宅学習の強化書 [ 葉一 ]153.池上彰の世界の見方 東欧・旧ソ連の国々 [ 池上彰 ]154.僕たちの幕が上がる [ 辻村七子 ]155.護られなかった者たちへ [ 中山七里 ]156.同志少女よ、敵を撃て [ 逢坂冬馬 ]157.高瀬庄左衛門御留書 [ 砂原浩太朗 ]158.もうやってらんない [ カイリー・リード ]159.小説の惑星 ノーザンブルーベリー篇 [ 伊坂幸太郎 ]160.池上彰の行動経済学入門 [ 池上彰 ]161.まだ誰も見たことのない「未来」の話をしよう [ オードリー・タン ]162.毎日がもっと輝くみんなの手帳術 [ 日本能率協会マネジメントセンター ]163.七田式・英語ができる子の育て方 [ 七田厚 ]164.おいしい子育て [ 平野レミ ]165.無理ゲー社会 [ 橘玲 ]166.最後の晩ごはん 後悔とマカロニグラタン [ 椹野道流 ]167.水たまりで息をする [ 高瀬隼子 ]2022年7月に読んだ本まとめ/これから読みたい本168.ひとりでカラカサさしてゆく [ 江國香織 ]169.60代ひとり暮らし 軽やかな毎日 [ ショコラ ]170.生き抜くための英語学習法 [ 清水建二 ]171.お気楽ひとり暮らし。 [ yoriko ]172.もう、服は買わない [ コートニー・カーヴァー ]173.正欲 [ 朝井リョウ ]174.ヤマザキマリの人生談義 [ ヤマザキマリ ]175.月曜日は水玉の犬 [ 恩田陸 ]176.壁とともに生きる わたしと「安部公房」 [ ヤマザキマリ ]177.74歳、ないのはお金だけ。あとは全部そろってる [ 牧師ミツコ ]178.「一万円選書」でつながる架け橋 [ 岩田徹 ]189.滅私 [ 羽田圭介 ]180.三千円の使いかた [ 原田ひ香 ]181.コロナ後の未来 [ ユヴァル・ノア・ハラリ ]182.プーチンと習近平 独裁者のサイバー戦争 [ 山田敏弘 ]183.母親になって後悔してる [ オルナ・ドーナト ]184.100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集 [ 福井県立図書館 ]185.わたしの1ヶ月1000円ごほうび [ おづまりこ ]186.二重らせんのスイッチ [ 辻堂ゆめ ]187.LIFE SHIFT 2 100年時代の行動戦略 [ アンドリュー・スコット ]188.私をあたらしくする51のこと [ 本多さおり ]189.91歳のユーチューバー 後世に伝えたい!家庭料理と人生のコツ [ 道場六三郎 ]190.世界標準の英語の学び方 [ 白川寧々 ]191.図書室のはこぶね [ 名取佐和子 ]192.女人入眼 [ 永井紗耶子 ]193.世界の賢人12人が見た ウクライナの未来 プーチンの運命 [ クーリエ・ジャポン ]194.ショートケーキ。 [ 坂木司 ]195.本屋図鑑 だから書店員はやめられない! [ いまがわゆい ]196.トレえみDIET! [ トレえみ ]197.とあるひととき 作家の朝、夕暮れ、午後十一時 [ 花王プラザ ]198.不倫と正義 [ 中野信子×三浦瑠麗 ]2022年8月に読んだ本まとめ/これから読みたい本199.いえ [ 小野寺史宜 ]200.ヘルシンキ 生活の練習 [ 朴沙羅 ]201.大切なこと 穏やかに暮らすための48の工夫と心がけ [ 内田彩仍 ]202.古本食堂 [ 原田ひ香 ]203.ミスを最大のチャンスに変えるリカバリーの技術 [ 後田良輔 ]204.夢伝い [ 宇佐美まこと ]205.楽しくてヤバい育児 [ 犬犬 ]206.家事の呪縛をとくノート [ 石川理恵 ]207.掟上今日子の忍法帖 [ 西尾維新 ]208.大人になってやめたこと [ 一田憲子 ]209.だから私はメイクする 悪友たちの美意識調査 [ 劇団雌猫 ]210.両手にトカレフ [ ブレイディみかこ ]211.ジャポニスム謎調査 新聞社文化部旅するコンビ [ 一色さゆり ]212.小さなマシを積み重ねる [ 奏(KANA) ]213.一年3セットの服で生きる 「制服化」という最高の方法 [ あきやあさみ ]214.佐藤優の地政学入門 [ 佐藤優 ]215.スタッフロール [ 深緑野分 ]216.世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた [ 中野信子 ]217.夜が明ける [ 西加奈子 ]218.片づけ下手でもおしゃれな部屋って言われたい! [ オギャ子&ドキ子 ]219.台所図鑑 [ 三田みどり×大木奈ハル子 ]220.わたし、39歳で「閉経」っていわれました [ たかはしみき ]221.好きな間取りが絶対見つかる図鑑 [ 園内せな ]222.世界一やさしくて楽しい英検の授業 [ 今泉麻衣子 ]223.自分の機嫌は「家事」でとる [ 主婦の友社 ]224.誰でも30分で絵が描けるようになる本 [ マーク・キスラー ]225.砂嵐に星屑 [ 一穂ミチ ]226.コンビニ兄弟2 テンダネス門司港こがね村店 [ 町田そのこ ]227.本とはたらく [ 矢萩多聞 ]228.にげてさがして [ ヨシタケシンスケ ]229.「わたし、五十歳です」 主婦からのキャリアアップ [ 森田信子 ]230.おれたちの歌をうたえ [ 呉勝浩 ]231.香君(上)西から来た少女 [ 上橋菜穂子 ]2022年9月に読んだ本まとめ/これから読みたい本232.シンプリスト生活 [ Tommy ]233.香君(下)遥かな道 [ 上橋菜穂子 ]234.夜に星を放つ [ 窪美澄 ]235.他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ [ ブレイディみかこ ]236.フェイク ウソ、ニセに惑わされる人たちへ [ 中野信子 ]237.タイムマシンに乗れないぼくたち [ 寺地はるな ]238.地球、この複雑なる惑星に暮らすこと [ 養老孟司×ヤマザキマリ ]239.音声学者、娘とことばの不思議に飛び込む [ 川原繁人 ]240.世界と日本を目覚めさせたウクライナの「覚悟」 [ 倉井高志 ]241.ときめきのミュージアムグッズ [ 大澤夏美 ]242.私が作って私がときめく自家発電ブローチ集 [ 光浦靖子 ]243.自分を休ませる家事 [ 満月 ]244.定年後にもう一度大学生になる [ 瀧本哲哉 ]245.東大女子という生き方 [ 秋山千佳 ]246.宝石商リチャード氏の謎鑑定 少年と螺鈿箪笥 [ 辻村七子 ]247.「読む」だけで終わりにしない読書術 [ 本要約チャンネル ]248.プリズム [ ソン・ウォンピョン ]249.独裁者プーチンはなぜ暴挙に走ったか [ 池上彰 ]250.夏の体温 [ 瀬尾まいこ ]251.くるまの娘 [ 宇佐見りん ]252.絞め殺しの樹 [ 河崎秋子 ]253.言葉の展望台 [ 三木那由他 ]254.ノレノレかるた 二人でつくる卒塾制作 [ こまつあやこ ]255.ロシアとシリア ウクライナ侵攻の論理 [ 青山弘之 ]256.恋ふらむ鳥は [ 澤田瞳子 ]2022年10月に読んだ本まとめ/これから読みたい本257.ミニマリストの愛用品 保存版 [ TJMOOK ]258.ちっちゃなやさしさに、今日も救われてます [ るしこ ]259.笑う家事には福来る [ マキ ]260.ごはん作りの絶望に寄り添うレシピ やる気0%からの料理術 [ 本多理恵子 ]261.もっと早く言ってよ。50代の私から20代の私に伝えたいこと [ 一田憲子 ]262.自由研究には向かない殺人 [ ホリー・ジャクソン ]263.チーム・オベリベリ(上) [ 乃南アサ ]264.チーム・オベリベリ(下) [ 乃南アサ ]265.6カ国転校生ナージャの発見 [ キリーロバ・ナージャ ]266.カレーの時間 [ 寺地はるな ]267.僕は死なない子育てをする 発達障害と家族の物語 [ 遠藤光太 ]268.朱色の化身 [ 塩田武士 ]269.だから僕たちは、組織を変えていける [ 斉藤徹 ]270.万感のおもい [ 万城目学 ]271.アイス部手帳 [ アイス部 ]272.ねこマンガ 在宅医たんぽぽ先生物語 おうちに帰ろう [ 永井康徳 ]273.本好きの下剋上 第五部「女神の化身」(8) [ 香月美夜 ]274.60歳からのほどよい暮らし [ 石黒智子 ]275.知識ゼロからのサイドFIRE 8年で7000万円貯めた子育てママのお金の増やし方 [ まな ]276.育休夫婦の幸せシフト制育児 [ 芳田みかん ]277.ハイヒールを履かない女たち 北欧・ジェンダー平等社会のつくり方 [ あぶみあさき ]278.マイクロスパイ・アンサンブル [ 伊坂幸太郎 ]279.向田邦子ベスト・エッセイ [ 向田邦子 ]280.栄西を生きる [ ひろさちや ]281.丁寧じゃない暮らし日記 [ もも子 ]282.身の丈暮らし。 [ TJMOOK ]283.地球でハナだけ [ チョン・セラン ]284.幸せな自信の育て方 [ シャルル・ペパン ]2022年11月に読んだ本まとめ/これから読みたい本285.AI翻訳革命 [ 隅田英一郎 ]286.会話を哲学する コミュニケーションとマニピュレーション [ 三木那由他 ]287.自分を動かす手帳術 [ 主婦の友社 ]288.元彼の遺言状 [ 新川帆立 ]289.倒産続きの彼女 [ 新川帆立 ]290.ママにはならないことにしました [ チェ・ジウン ]291.年寄りは本気だ はみ出し日本論 [ 養老孟司×池田清彦 ]292.カゴメの人事改革 [ 有沢正人・石山恒貴 ]293.ジェンダーのとびらを開こう [ 村田晶子・森脇健介・矢内琴江・弓削尚子 ]294.最後の晩ごはん ゲン担ぎと鯛そうめん [ 椹野道流 ]295.「お金持ち」が知っている いつも片づく部屋づくり [ 広沢かつみ ]296.マイ・プレゼント [ 青山美智子 ]297.知らないと恥をかく世界の大問題13 現代史の大転換点 [ 池上彰 ]298.50歳になりまして [ 光浦靖子 ]299.貯まらない生活はもうやめよう [ Takeru ]300.ぽんこさんの暮らしのはてな? [ ウルバノヴィチ香苗 ]301.80代で見つけた生きる幸せ [ G3sewing ]302.invert II 覗き窓の死角 [ 相沢沙呼 ]303.バレットジャーナル活用術 [ mone ]304.すごろく読書術 [ 原麻衣子 ]305.小さいわたし [ 益田ミリ ]306.ラーゲリ 収容所から来た遺書 [ 辺見じゅん ]307.めざせサイドFIRE!個人で生きぬく副業入門 [ ぽんちよ ]308.掬えば手には [ 瀬尾まいこ ]309.コンクールシェフ! [ 五十嵐貴久 ]310.北欧こじらせ日記 [ 週末北欧部chika ]311.1%読書術 1日15分の知識貯金 [ マグ ]312.ズルい努力 [ やまもとりゅうけん ]313.真夜中の栗 [ 小川糸 ]314.今日の自分を肯定する箇条書き手帳術 [ Marie ]2022年12月に読んだ本まとめ/これから読みたい本315.N/A [ 年森瑛 ]316.海外みたいにセンスのある部屋のつくり方 [ 早 ]317.本好きの下剋上 短編集2 [ 香月美夜 ]318.無印良品 子どもとすっきり暮らす収納術 [ 主婦の友社 ]319.小説 すずめの戸締まり [ 新海誠 ]320.リデザイン・ワーク 新しい働き方 [ リンダ・グラットン ]321.時間錬金術 [ 宮崎伸治 ]322.新!店長がバカすぎて [ 早見和真 ]323.みんな違う。それでも、チームで仕事を進めるために大切なこと [ 岩井俊憲 ]324.吼えろ道真 大宰府の詩 [ 澤田瞳子 ]325.おいしいごはんが食べられますように [ 高瀬隼子 ]326.何もない空間が価値を生む AI時代の哲学 [ オードリー・タン ]327.川のほとりに立つ者は [ 寺地はるな ]328北欧こじらせ日記 移住決定編 [ 週末北欧部chika ]329.あっちこっち食器棚めぐり [ 伊藤まさこ ]330.女性の覚悟 [ 坂東眞理子 ]331.湯あがりみたいに、ホッとして [ 塩谷歩波 ]332.揺れる大地を賢く生きる 京大地球科学教授の最終講義 [ 鎌田浩毅 ]333.手帳&ノートの文房具アイデアBEST256 [ 扶桑社ムック ]334.ルーズリーフ手帳の作り方 [ マルマン ]335.THE I WONDER BOOKSTORE [ SHINSUKE YOSHITAKE ]336.やりなおし世界文学 [ 津村記久子 ]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2023.01.01
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