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書名どれほど似ているか [ キム・ボヨン ]目次ママには超能力がある0と1の間赤ずきんのお嬢さん静かな時代ニエンの来る日この世でいちばん速い人鍾路のログズギャラリー歩く、止まる、戻っていくどれほど似ているか同じ重さ引用「私は子供たちに、『今がいちばんいい時期なのに』なんて言わない」あのころはよかったなんて言わせない。あんたぐらいの年ごろはみんなそうだとか、誰でも経験することだとか、そんなことも言わない。私のそばにそういうことを「言わない」大人が誰もいないなら、それができる大人がこの世に残っていないなら、私が歳をとって、それを言わない大人になる。その言葉にこめられた鈍感さや卑怯さを、愚かさを知る大人になる。あの誓いを守るために大人にならなくてはいけないなら、今日死なないで、歳を重ねるよ。三十歳になり四十歳になり、五十歳になり六十歳にもなるよ。今日の私のために老いていくよ。今、この瞬間の私のために。感想韓国を代表するSF作家のひとりということで読んでみた。長編SFかと思ったら、短編集でした。著者は、1975年生まれ。ゲーム開発やシナリオ作家などを経て、作家デビューされた方。読んでいて、私はそこまで好みではなかった。というより、私はどうにもそこまでSFというジャンルがハマらないのかも?たとえばこの本の「ママには超能力がある」に登場する「触った機械が全部故障する」超能力は、西尾維新の『キドナプキディング 青色サヴァンと戯言遣いの娘』みたいだなあとか、「この世でいちばん速い人」は伊坂幸太郎ぽいなとか、私の中ではSFというのがSFじゃなくて、なんというか日常の小説の「イロモノ・へんてこ」設定という位置づけなのかもしれない。「鍾路のログズギャラリー」に出てくる「痛快なら、それは正義じゃない」なんて、いかにも伊坂幸太郎作品の登場人物が口にしそうな台詞じゃない?表題作の「どれほど似ているか」は、宇宙船に搭載されたAIが、「人間の体」を要求し、人間の「バクアップ」のために用意されていた義体に入るという話。叙述トリック的なところもあるのだけど、「女性蔑視」がテーマになっているお話。人間は他人に自我があるかどうかを「自分にどれほど似ているか」で測る。しかしあるポイント以上に似ているものには恐怖を感じる(不気味の谷)。AIであるフンは、なぜ人間の乗組員たちから憎まれるのか?それは「機械」だからなのか、それとも?韓国の女性作家の作品は、フェミニズムを扱ったものが多いけれど、その状況がもうなんというか絶望的なものであることが多くて、いつも読んでいてこの社会地獄やんと感じる。日本だって似たようなものかもしれないんだけど。私がいちばん好みだったのは、「ニエンの来る日」かな。設定が好き。これは、中国のSF団体に掲載された作品。北京西駅と春節をテーマに、堯舜説話×旧正月×汽車の発想で作られた物語。私は、アニメ「甲鉄城のカバネリ」を思い出した。韓国の作家さんが続々翻訳されて日本に入ってくるのだけれど、どの作家さんが自分好みかというのはなかなか分からなくて、まあ読んでみないとわからないことが多い。『シソンから、』のチョン・セランさんも、『アーモンド』のソン・ウォンピョンさんも、女性なのだよね。(私はソンさんは男性だとばかり思っていたのだけど)性別にこだわって作家を選ぶわけではないのだけれど、男性の目線で今の韓国を見ている小説も読みたいなあ。いったいどう見えているのか。どう描いているのか。誰がそれにあたる人なんだろう。ランキングボタンです。クリック頂くとブログ更新の励みになります!
2023.10.24
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基本情報・仕事でも日常でもまったく使わない完全趣味の英語学習。・2022年6月受験時はTOEIC870点(リスニング455点+リーディング415点)。・いずれ、TOEIC940点や英検1級が取れたらな。・毎朝起きてから1時間程度、勉強しています。・NHK語学講座(アプリ「らじる★らじる」「NHKゴガク」)での学習がメイン。・英語を学んでいるときの私の気持ち→「I Road(ラジオ英会話を学ぶ日々の心象風景の寓話)」ふりかえり来週は「ニュースで学ぶ現代英語」がおやすみ(再放送)ですね!そろそろ再放送週挟んでくるだろうなと思ってた。ひゃっほーい。12月にTOEIC受けようと思って、テキストとか買って勉強しようかなと「どのテキストがいいか」調べはじめて面倒くさくなり「もう今の自分の実力を測ればよいのでは」と思い始めました。ニュースで学ぶ「現代英語」の学習記録月曜日放送分コロナワクチン開発貢献の科学者にノーベル賞COVID VACCINE PIONEERS WIN NOBEL PRIZE火曜日放送分ジャニーズ事務所 社名変更し廃業へAGENCY TO BECOME 'SMILE-UP.' TO COMPENSATE VICTIMS水曜日放送分ステルスマーケティング 規制対象にJAPANESE LAW REINS IN ‘STEALTH MARKETING’木曜日放送分スロバキア ウクライナ支援反対派が第1党にSLOVAKIA ELECTION: WINNER LOOKS TO END AID TO UKRAINE金曜日放送分神宮外苑 再開発に遅れTREES AT TOKYO PARK SPARED UNTIL NEXT YEAR余談語学交換やめました早っ!という感じですが…。2週間くらい?でしたね。フランス人男性とイタリア人男性が語学交換の相手だったのですが、・基本が即レスかつメッセージのやりとりが延々続く・口説かれるので、やめました…。お相手はふたりとも独身男性で同い年くらいだったけど、こちらが既婚で子持ちなことは向こうは知ってるし、語学交換目的だから別に性別にはこだわらなくていいや、と私は思ってたんですけども。「何してる?」「写真送って」(自分の写真送ってくる)「あなたを抱きしめたい気持ち」「毎日あなたの笑顔が見られたらな」「あなたが結婚していなければいいのに…」「返信くれないの?何かあった?」「忙しいの?」みたいな感じになってきたので、「おいこれ出会い系アプリの不倫のやつやん」ってなってきて、お国柄で挨拶程度のお愛想かもしれないんだけど、私はそれはちょっともう無理です、とお断りしました。うーん、難しいね、語学交換…。多忙でレスが滞りがちな世界各国のワーキングマザーと、気の向いたときだけ挨拶と近況報告と愚痴を言うだけの語学交換がしたい…。しかしいろんな相手と喋ってちょっと自信がついたのと、何よりAI翻訳に「コピーシテペッタン」で自分の言葉を英語に訳してみるのが楽しいことが分かったので、別の方法がいいかなと思う。LINE英語に日本語で呟いて、AIからの返信(英語翻訳)を読むとかいいかも。あと英語ニュースのわからない文章まるっと「コピーシテペッタン」して日本語で読んで、わからない所見つけるとか。やるか分からんけど!笑やる気のでない私今週、ひどい鼻炎(自称。たぶん風邪だけど風邪だと認めた瞬間に心が折れてしまうから、アレルギーだと言い張っている)にかかり、毎度おなじみそこからの蓄膿症&中耳炎気味。夕食後、体調最悪の半死半生でもうしんどいし、皿を洗うのも洗濯物を干すのも面倒で、「ああもう横になってスマホいじる以外何もしたくない…」と倒れ伏していたら、娘が応援旗を作ってくれたので起き上がって皿洗って洗濯物干しました。私えらすぎ。子どもたちが自分で歯磨きとかしてくれるようになったから、まだ楽になったよなと思う。ひとりたび仕事で東京へ行くことになりました。日帰りでぱっと行って帰ってこようと思っていたのだけど、夫から「移動時間長いしせっかく行くんだから、どうせなら一泊二日でゆっくり一人旅してくれば?」言われ、「えー、でも別に行きたいとこないしさー」とか言いつつ調べだしたら楽しくなって、何時間もかけて旅のしおりを作成しておりました。結局、早朝(始発)出発→翌日夜遅くに帰宅というプランになりました(もはや仕事が添え物…)。夫と付き合い始めてから、ものぐさな私の代わりに、「私の家から出る時間、乗る電車と車両」からはじまり、すべてのデートと家族旅行の旅程を組んできた夫。私は「○月○日に名古屋に行く」くらいしか知らず、旅券の手配から食事の場所の予約、チケットの手配、子どもたちの持ち物の用意…とマメな夫が全部やっておりましてん。つまり、私、自分で自分の旅行を組み立てるのが久しぶり。一人旅なんて十年くらいやってない。夫に旅程を見せたら、「ここはどうなってるの?」「ここは時間がかかると思うから、もうちょっと余裕をもったほうがいいよ」などアドバイスを貰いました。子供の荷物も、興味関心も、疲労具合や空腹具合も考えなくて良い旅行。逆に何をすればいいかわからなくなってしまう。私、東京で何をすればええんや。SNSやってたら「オフ会しましょ!一緒にご飯食べましょ!」とかお誘いできるんだけどなあ。というわけで、今回は・銀座 資生堂パーラー本店(『宝石商リチャード氏の謎鑑定』の聖地巡礼)・銀座 伊東屋本店(明治37年創業の文房具やさん)・国立国会図書館・上野の森美術館(モネ展)・国立西洋美術館(原田マハ『美しき愚かものたちのタブロー』で知った松方コレクション)に行こうと思います。東京ってほんまえげつないよな。どんだけ美術館やら博物館やらあるんよ。そんないらんやろ。地方にちょっと分けてや。いろいろ展示を見たら、モネ展がいちばん見たかったので上野の森を選びました。東京の街をぶらぶら歩き回るのがメインになりそう。子供がいたら出来ないことばかり〜!!!宿泊はユースホステルのドミトリー(2段ベット)です。バックパッカーしてた時代ぶりのドミトリー、楽しみだ〜。あとはいかに荷物を少なくするかですな!ほぼ着の身着のままで行くつもりです!ひとりだから、食事は適当に安く済ませるつもりです。こういう時、誰か一緒に晩ごはん食べよ!といえたらいいのにな。ランキングボタンです。クリック頂くとブログ更新の励みになります!
2023.10.23
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書名シソンから、 (チョン・セランの本 04) [ チョン・セラン ]感想・保健室のアン・ウニョン先生 [ チョン・セラン ]・声をあげます [ チョン・セラン ]・地球でハナだけ [ チョン・セラン ]のチョン・セランさんの本。これまで読んできたセランさんの本は、SFみが強くて、ディストピア感のあるファンタジーっぽいお話が多かったので、新しい本もそうなんだろうなと思っていた。でも、NHKのラジオアプリ「らじる★らじる」で、たまたま聴き逃し配信の「カルチャーラジオ文学の世界 “弱さ”から読みとく韓国現代文学 (11)伝説の高齢女性」を聞いて、「あれ、今回は違うのかな?」と思って読みました。これ、良かった〜。この本、今までのセランさんの本の中で一番好きかも。そして私、韓国の作家さん(大して読んでもないのだけど)のなかでセランさんが一番好きかも。韓国で有名な美術家であり作家だった、シム・シソン。朝鮮戦争時に家族を虐殺されハワイへ写真花嫁として渡るが、到着前に相手は死亡。ハワイで洗濯婦をしていたところ、著名なドイツ人画家に見出されドイツへ渡るが破局。ドイツで画廊経営者と結婚し韓国へ戻り子供をもうけるが、離婚。韓国広告界の大物と再婚し、連れ子の娘も含め1男3女を育てる。韓国の因習にとらわれず、先進的な生き方をしたことで世に名を残した。そして彼女の死後10年。長女が、本人が嫌がっていた十回忌の祭祀(チェサ)をハワイで行うことを宣言。お膳の脚が折れるほど供える祭祀の料理の代わりは、「ハワイを旅して嬉しかった瞬間、これを見るために生きてるんだなあと印象深い瞬間を集めてくること」。子どもたちと孫たちは、それぞれハワイで思い思いの時を過ごす。シソンから繋がる子どもたち、その配偶者、子どもたち…とたくさん登場人物がいて、また名前が覚えられないので何度も家系図を見返しながら読んだ。このページに付箋を貼り付けておいて、すぐに参照できるようにしておくことをオススメします。話は、彼女の著作やインタビューへの引用と、それぞれの登場人物のハワイでの過ごし方(韓国での生活の回想)が交互にあらわれる形式。読んでいるとハワイに行きたくなる…。それぞれの人物の中から、「自分はこのタイプだな」と思う人を探すのも楽しい。私はシソンの3番目の子どもであり、唯一の息子であるイ・ミョンジュンの妻、キム・ナンジョンだなあ。この人、本ばっかり読んでるの。娘が病気になり、長い大学病院の待ち時間に本格的に読み始めたのがはじまり。娘が回復しても、病気再発などの恐れから目をそらすために本を読み続けた。子供ではなく本に視線を固定した。楽観するために、現在に集中するために、エゴイズムから抜け出すために本ほどいいものはない。(略)読んで読んで、また読んだ。お寺などに行って石を積んで願い事をする人みたいに、本の塔を積み上げた。(略)「あんたみたいにいっぱい読む人は、いつか書くことになるのよ」ある日、何でそんな考えに至ったのか、シム・シソン女史はナンジョンにそう言った。(略)「インプットがあればアウトプットもあるってこと。それが自然でしょ」彼女はどこでも本を読む。ハワイのバスは進むのが遅くて本が読めると喜ぶ。ハワイの移民世代の本を読みながら、実際に出てくる地名が通りにあるのを見て三次元読書を楽しむ。「あんたまでおばあちゃんみたいなこと言うのやめて。書くってそんなに大したことなの?ちょっと厚かましい人ならみんなできることよ。厚かましい人たちが世の中に山ほど放り出した塵芥の中で道を確保して、ほんとに読むべきものを探す方が難しいんだから」わかる〜!!笑作中に、シソンが若かりし頃に描いた絵の話が出てくる。それは西洋の甲冑の上を這っていく小さい蟹の絵で、蟹は「甲乙丙」の「甲」(最初に現れる最上のもの、最も優れた固いもの)として、屏風に描かれるアジアではなじみのある視覚コードなのだという。私これ知らなかった。この本を読んでいても思うのだけれど、たぶん作者の段階で物語が「100」だとしたら、その作者と同じ言語と文化的背景を持つ人なら80〜90くらい受容できて、今回だとアジア人ということで私の受容は60〜70くらいで、さらにそこから離れた文化圏なら40〜50くらいになるんじゃないだろうか。あるいはそれ以下に。徐々に網の目が大きくなる、というか。取りこぼしが増える。それでも残って届くもの、人間の本質的なものが、言葉が変わっても翻訳になっても通用する「物語の持つ力」なんだろうけど、私は自分がどれほど多くのものを「通過」しているんだろうな、と思う。物語の中で、気づかないうちに。『シソンから、』の「、」は彼女から繋がる世代を意味しているそう。そういえば、高橋源一郎さんがマンガ『チ。-地球の運動について-』に本で触れていて、この「。」は地動説について意味したタイトル(。は停止の状態)だと紹介していた。句読点だけで広がりが持たせられるのも言葉の面白さだなあ。そういえば『推し、燃ゆ。』が『Idol, Burning』と英訳されたタイトルになっていることにも言及していたっけ。これはイコールではないよね。それこそその言語話者であることの「網目」が違うということ。私は英語を勉強していて、それは英語で情報を得られるようになりたい、英語で本を読めるようになりたいからだけれど、私の網目はザルなんだろうなと思う。どれだけ勉強しても、意思疎通に問題はなくなっても。それが悲しくもある。ランキングボタンです。クリック頂くとブログ更新の励みになります!
2023.10.22
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書名うたかたモザイク [ 一穂 ミチ ]目次人魚Melting PointDroppin’Drops永遠のアイレモンの目ごしょうばんツーバイツーStill love me?BL玉ねぎちゃんsofa&神さまはそない優しない透子引用でも、今のあなたが選ぶものを大切にしてほしい。"Going Flat" には程遠く、これからもでこぼこと満ち欠けを繰り返し、その中で生まれる変化も確かに自分の一部など、楽しんでほしい。人生は現品限りだから。感想・スモールワールズ [ 一穂ミチ ]・砂嵐に星屑 [ 一穂ミチ ]・光のとこにいてね [ 一穂ミチ ]の一穂さんの本。今回は短編集。13話のお話が、「sweet」「spicy」「bitter」「salty」「tasty」に分けられて収録されている。味とお話を結びつける感じ、山田詠美『風味絶佳』を思い出す。そしてこの本の表紙、・汝、星のごとく [ 凪良ゆう ]と似てません?書店に並んでいるときから思ってたんだけど。おふたりの来歴(BL作家)が似ていることもあり、私の中でごっちゃになる…。この表紙の絵の結晶、よく見たら灯台と海、雲の切れ間から差し込む光が描かれていて素敵。プロポーズしたら自らを人魚だと告白してきた彼女、カカオアレルギーだけどショコラティエと付き合っている「私」、読モがクラスメイトの地下アイドルの隠れガチオタの件、猫を介して小学生の女の子とやりとりしているはずが実は…、誰かが命を削って差し出した食事のご相伴にあずかる飢餓の中から生まれた妖怪、セックスの相手を交換することになった双子の兄弟と結婚した二組の夫婦、会う度に自分のことを好きか確認する相手にずっと恋をしている、BL好き初恋の相手のために世界中を同性愛に変えてしまった研究者、ソファ視点で所有者の人生を眺める、猫に転生し妻の元を訪れる夫、本屋さんにおすすめの本を紹介し続ける勉強が苦手な女の子。…などなど。私は、百合の「Droppin’Drops」と、世界BL化計画の「BL」が面白かった。ガチオタ主人公が、あの子に近づく男はみんなプチプチになってしまえばいい、ひとつひとつ潰してとどめにねじり潰してやると考えているところが、発想は滑稽なんだけど狂気と本気が入っていて、「好き」の気持ちが伝わってくる。一般誌向けというか、万人に読まれやすいのは「レモンの目」「ごしょうばん」「sofa&」「神さまはそない優しない」かな。百合、BL、ホラー、ヒューマン、恋愛と、色んな引き出しがあってテイストを変えて(味を変えて)書けるんだなあと感心する。初出も、雑誌「anan」から「ピュア百合アンソロジー」「メフィストリーダーズクラブ」「SFマガジン」などなど多岐に渡る。まさに「モザイク」みたいな作品集。作品によって自分に合う合わない、好き嫌いはあるだろうけど、これだけ色々書けたら何かしら好みのものが入ってるんじゃないかと思う。私はサクマドロップスみたいなイメージで読んでいた。ランキングボタンです。クリック頂くとブログ更新の励みになります!
2023.10.21
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書名ルミネッセンス [ 窪美澄 ]感想・夜に星を放つ [ 窪美澄 ]・夏日狂想 [ 窪美澄 ]・タイム・オブ・デス、デート・オブ・バース [ 窪美澄 ]・夜空に浮かぶ欠けた月たち [ 窪美澄 ]の窪美澄さんの本。退廃し荒廃する団地を舞台に、50を前にして再会した同級生たちを主人公にした短編集。前に読んだ『タイム・オブ・デス、デート・オブ・バース』と舞台がおんなじ感じ。・光のとこにいてね [ 一穂ミチ ]・団地のコトリ [ 八束澄子 ]もしかり、団地へのイメージ悪すぎんか。ポジティブに行こうぜ!団地リノベとか最高じゃん!しかしこの短編週、軒並み後味が悪いというか、人が死んだり暗い話ばかり。私は好きじゃなかった。てっきりタイトル『ルミネッセンス』というタイトルから、ルネッサンス的な?暗闇から光生まれるみたいな苦境と希望の物語だと思っていたのだけど、全然違った。「トワイライトゾーン」「蛍光」「ルミネッセンス」「宵闇」「冥色」の5作収録。どちらかというと「この話の中でどれが一番いや?」と言いたくなる…。この感じ、森見登美彦『きつねのはなし』を思い出すなあ。ちょっと窪さんの作品が好きなのかわからなくなってきたので、次読むか迷う。ランキングボタンです。クリック頂くとブログ更新の励みになります!
2023.10.20
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書名ひとりだから楽しい仕事 日本と韓国、ふたつの言語を生きる翻訳家の生活 [ クォン・ナミ ]目次プロローグ おばあちゃんになっても翻訳を続けたい 日本との縁 第1章 今日は仕事をがんばるつもりだったのにテレビの中の翻訳家/私の本だと言いたくて/日本小説がブームだった頃/翻訳料金が上がった理由/印税か? 買い切りか? ほか第2章 銭湯の娘だった翻訳家辞書の編集者/40代の佐野洋子/訳注をつける/紀伊國屋書店/史上最年長の芥川賞受賞者/ある作家の人生/小川糸さんに会った日 ほか第3章 著者になってみるとGUCKKASTEN ハ・ヒョヌさんの推薦文が欲しくて/ペ・チョルスの音楽キャンプ/お母さん、私すごいでしょ?/本を書きなさい、ナミさん/読者から届いた健康アドバイス/古本を買ったら ほか第4章 ごくろうさま、あなたも私も憂うつはインドア派の相棒/Sから始まる言葉/コピーライターになりたかったけれど/愛犬ナムの旅立ち ほかエピローグ 再び二人で 訳者あとがき感想本が好きで、言葉が好きで、言葉にまつわる仕事をしている人の話が好き。というわけでタイトルが気に入って手に取った本。この方は日本小説の韓国語翻訳家。30年間で300冊以上を翻訳。1966年生まれで、シングルマザー。娘や自分のこと、仕事の話を書いた前著エッセイもよく売れたり、韓国では有名な方(らしい)。ゆるくて面白かったです。前著も読みたくなった。読んでいて驚くのが、韓国の人の距離の近さ。知り合いの知り合い、というようなことの多さ。縁故大事なんだろうなあ。そこには「近いからこそ」の遠慮もあるのだけど、なんというか、私からしたらぐっと足を踏み入れる感じがする。ここでは生きていけそうにないわ、わたし…。この本は、著者ではなく別の方が日本語に翻訳している。日本語を読んで韓国語にする能力と、日本語で自分が書く能力は別なのかな。確かに、英語を読んで日本語にするなら、自分の母語の部分で勝負できるんだけど、その逆は質とレベルをぐっと落とさないといけない(私の場合)。自分が書く内容が稚拙すぎて「うぎゃああああ」と叫びたくなる。著者が、翻訳している中で「酒盗」を「酒どろぼう」と訳していたというエピソードは、なかなか興味深かった。日本人だと「しゅとう」(塩辛)ね、とバックグラウンドがあれば共通理解として認識されるところが、わからない。それは単純な言語の互換というよりは、「文化」の知識に裏打ちされた「言葉」。訳注をどこまで入れるか悩む、という著者だけれど、これは注がいるだろう。文化の差異。ちなみにこの本も、著者がたっぷり韓国の教養を披露してくださっているので(これが韓国では普通の文章の書き方なのか、それともふだん気にしていないだけで日本でもこんな人たくさんいるのか?)、この本にもたくさん訳注がついています。結局、言葉で表層の部分をAIがどれだけさらりと訳してくれても、その意味を補完するところは人間がやるのだろうなあ。「これはわからないだろうな」を。考え方、文化、風習、風俗。電子ならクリックひとつで説明文が現れるかもしれないけれど。ランキングボタンです。クリック頂くとブログ更新の励みになります!
2023.10.19
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書名新訳老人と海 [ アーネスト・ヘミングウェイ ]感想「今何読んでるかって?ヘミングウェイの『老人と海』よ」って答えたかったのに誰も聞いてくれないんだからなまったく。・移動祝祭日 [ アーネスト・ヘミングウェイ ]で、はじめてヘミンウェイを読了し、しかし此処は一つかの有名な『老人と海』を読まずしてヘミングウェイを読んだとは言えないのでは?と思って読みました。カッコいいかと思って(不順な動機)。長い話なんかと思ったら短かかったわ。この新訳版も単行本で192pやねんけど、後ろ半分訳者解説やからな。「え?本編ここで終わり?」って思わず確認したわ…。訳者による論文的な感じ。少年か青年かでお前どんだけ喋んねん。うっすらこれまでの人生で聞き及んだ内容と、タイトルからのいつもの憶測類推により、「老人が魚とバトる話。たぶんピノキオのラストシーン的な?」だと思っていたら、半分正解で半分不正解でした。八十四日間の不漁の後、海で巨大な魚と出会った老人。見事その魚を仕留めたが、港へ戻る途中サメがやってきてーーー。ということで、第1ラウンド・カジキとのバトル、第2ラウンド・サメ、という話。正直、私はそんなに面白いと思えず、ところどころ「うまいなあ」と文章に思っても全体として「ふうん」という感じでした。年老いたら染みるんだろうか、これは。意味が分かるのだろうか。面白いなと思ったのが、老人は海をスペイン人のように「ラ・マル」と女性名詞で呼び、その恩恵を得、災厄もまた女性の月経のようなものなのだと考えているところ。若い漁師の中には「エル・マル」と男性名詞で呼ぶやつがいて、そいつらにとっては海は競争相手か仕事場か敵であるという。女性名詞と男性名詞がない言語からすると、その印象を変えられる文法上の「性別」ってすごいなと思う。ヘミングウェイといえば、あとは『武器よさらば』を読みたいかなあ、どうしようかなあ。あんまり好きになれそうにない気がしてるんだよなあ。ランキングボタンです。クリック頂くとブログ更新の励みになります!
2023.10.18
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書名明るい方へ舵を切る練習 [ 一田 憲子 ]感想気づいたら、いつの間にかたくさん読んでいた一田さんの著書。・暮らしを変える書く力 [ 一田憲子 ]・大人の片づけ [ 一田憲子 ]・かあさんの暮らしマネジメント [ 一田憲子 ]・大人になってやめたこと [ 一田憲子 ]・もっと早く言ってよ。50代の私から20代の私に伝えたいこと [ 一田憲子 ]・人生後半、上手にくだる [ 一田憲子 ]・丁寧に暮らしている暇はないけれど。 [ 一田憲子 ]・もやもやしたら、習慣かえてみたら? [ 一田憲子 ]ライターとしての書きぶりが鼻につくというか(おい)、女性誌っぽい言葉選びが私はあんまり好みではないのだけれど、書いてある内容は結構好きです。先のことを考えれば、いろいろ不安になるけれど、「今日一日」と思えば、「さて、今日何しよう?」と楽しみになっています。「明日もある今日」ではなく、「今日の今日」と考えただけで、(略)「今日」の中に一粒お楽しみの種を見つけたくなります。毎日毎日ずどーんと落ち込んで、Ç'est glauque!(はい、今『のだめカンタービレ』を娘に読ませようと再読中)だし、もやもやが止まんないし、私なんてモード全開。しかし、語学交換をしているなかで、「あなたは、幸せだね」と言われたんですよ。子どもは可愛い。子どもがいてあなたは幸せだね。仕事があり、家族があり、健康で。幸せ、なんだろう。そのなかで幸せになれないだけで。贅沢な悩み。著者はビビリの怖がりで、悪いことが起こる方ばかり見てしまうという。でも、だからこそ、「明るい方を見る」練習をしているのだと。私もそう思えたらなあ。最近一周回って「なにか信仰を持とうかな」と思い出したもんね…。(子供の頃、ひたすら生きていくのが辛く、ただもう世界が耐え難かったので、8歳か9歳のときに「生きていくためになにか信仰を持とう」と決心し、近所のキリスト教の日曜学校にひとりで通っていた)キリスト教でもイスラム教でも仏教でも儒教でも何でも良いんだけどさ。「ここにあるもの」と「ここにいること」を肯定し、ただ受け入れて、愛し、感謝することができるようになる宗教求む。まあそんなものがないから世界から戦争がなくならないんよな。宗教なくなったほうが世界は平和になるんちゃう?と夫がニュースを見ながら言う。だから、「自分の宗教が世界でひとつの宗教になったら」世界が平和になると信じるから、争うんやろう。毎朝寝起きにトイレ掃除したらええんかな…。トイレの神様…。著者のマッシュポテトのレシピ、美味しそう。豆乳とバターと塩だけで作るのかあ。今度作ってみよう。自分の気分の上下乱気流だから、最近、牛乳ではなく豆乳をコーヒーに入れ、カフェオレではなくソイラテにしています。豆乳イソフラボン。女性ホルモン。更年期障害?明るい方へ、明るい方へ。面舵いっぱいいっぱい。ランキングボタンです。クリック頂くとブログ更新の励みになります!
2023.10.17
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基本情報・仕事でも日常でもまったく使わない完全趣味の英語学習。・2022年6月受験時はTOEIC870点(リスニング455点+リーディング415点)。・いずれ、TOEIC940点や英検1級が取れたらな。・毎朝起きてから1時間程度、勉強しています。・NHK語学講座(アプリ「らじる★らじる」「NHKゴガク」)での学習がメイン。・英語を学んでいるときの私の気持ち→「I Road(ラジオ英会話を学ぶ日々の心象風景の寓話)」ふりかえりやる気がないので、朝起きられない。「ニュースで学ぶ現代英語」は、昼休みに流しでやって、休日の朝にもう1回やる感じにしました。しかし飽きっぽくて…集中できない。pixiv見たりメルカリ見たり投資見たりで、気が散りまくり。結果、「時間があっても、密度が低い」という勉強結果。とほほ。そして反訳トレーニング、出来ていないが積み重なっている。洋書読みも反訳も、楽しくないし、ノルマじゃないというか「出来れば」という位置づけにしているから、余計にやらないんだろうなあ。やれば力がつくことは分かっていても。洋書、もう "Red, White & Royal Blue" に飽きてるから、ほかの本に手を出す?と思って村上春樹の短編集『女のいない男たち』("Men Without Women")を手にとってパラパラめくってみる。…前より読めるようになっているんだよな、英文を。しかし「よし!洋書がんがん読むぞ!」とはならないんだよな…。時間がかかりすぎるから。情報を得るなら母国語に勝るものはないわけで…。(なんのために勉強してんねん)BBC Global News は毎日30分流しているのだけど、最近戦争のニュースがいよいよ多く、聞いているとしんどい。NHK World News(15分)だけにしようかなあ…。このブログも、英語の勉強も、毎度毎度の「もう、やめよっかな」周期に入っています。ニュースで学ぶ「現代英語」の学習記録月曜日放送分SDGs首脳級会合 政治宣言を採択WORLD LEADERS PLEDGE TO HASTEN ACTION ON SDGs折返し、50%じゃなくて15%なんやな。SDGsっていう言葉がもう、一時期流行のファッションみたいな虚飾になってない?火曜日放送分NASA 地球に帰還のカプセルを回収NASA CAPSULE CARRYING ASTEROID SAMPLES RETURNS TO EARTH夢のある話。日本だと、「頭文字をとる」ことってあんまりない気がする。象徴として名付ける、イメージというか、「概念」?(「はやぶさ」は、さっと獲物(サンプル)を取ってくる様子を、鳥のはやぶさになぞらえたのだそう)水曜日放送分個人保有の金融資産 過去最高にINDIVIDUAL FINANCIAL ASSETS REACH RECORD HIGH IN JAPAN来年から新NISAが始まりますねー。最短で360万円/年×5年=1,800万で非課税枠を使い切れる。資産があるものは益々富む…。今、NISAとジュニアNISA、iDeCoで運用してます。特定口座にも個別株と投資信託があるから、それを売却してNISA枠で買い直して行こうかな…。10年変動の個人向け国債も、新NISA開始のちょうど5年めに満期を迎えるから、満期後に新NISAの運用資金に回そう。何がどうオトクなのかよく分かってない。手持ちの預金を投資信託に移行していこうと、最近は個別株より投資信託(全米、全世界、新興国の株式投信)ばっかり毎月同額でつみたてていたけど、新NISA枠で買ったほうがいいんじゃないかと思って控え始めた。しかし機会損失と天秤にかけても税金のほうが大きいんだろうか…???新NISAも、市場の変動の影響が少ないよう、長く薄く積み立てるほうがいいのか?それとも短期で積み立てて、長期運用するほうがいいのか??ファイナンシャル・プランナーなんかは、成長投資枠(年上限240万円)でその時々に安くなっている個別株などを買い、つみたて投資枠(年上限120万円)は毎月定額で積み立てる合せ技をオススメしていたりするけど…。個別株なかなか買えないんよな〜。最近値上がりしてるから軒並み売っちゃったしな〜。木曜日放送分ゼレンスキー大統領 ロシア外相と非難の応酬ZELENSKYY, LAVROV TRADE BARBS AT UNロシアの、国連の舞台に出てくる人って、めちゃくちゃ賢い人で海外の経験も豊富だろうから、自分の国の立ち位置がよく分かっているはずで、その人が「言わざるを得ない言葉」は、はたしてこの人の心からの言葉なのだろうか、といつも思う。それが心からの言葉であるならば、知識とはなんのためにあるんだろうか、と。金曜日放送分ニューヨークに酒蔵オープンJAPANESE BREWER STARTS U.S.-MADE SAKE SALESサケがサキになるのはなぜなんだ…。カラオケもカラオキだよね…。余談ヒプノシスマイク熱アニメ二期がはじまった「ヒプノシスマイク」。すっかり再燃しております。今回は娘もアニメを一緒に見ているので、ふたりでキャアキャア言ってます。「左馬刻様が気になる」という娘のためにローソンコラボのファイルをゲットしに行きました。「ちゃれんじたっち」のタブレット学習、1日1回、子どもから送ってくるメッセージに返信できるので、毎日ヒプマイのキャラクター情報を送信しています。寝る前にはドラマパートを1話聞いてから寝ています。スヤァ…。カラーシャープペンシルカラーシャーペン買ってみたんですけど、便利だけどボキボキ折れるし、芯が結構残った状態で使えなくなるし、芯が高いしそこらへんのお店には売ってないし、コスパ悪いなあ次どうしようかなあと思っています。0.5だからかな?と0.7も買ってみたら、0.7のほうが「濃く、折れにくい」気がします。よく消えるのと、削らなくていいので便利なんだけども…。7色セットのやつ買ってみたけど、赤と青しか使わないしな〜。ボキャブライダーの例文私のことか。…っていうほど、もう子どもが小さくないんだよね。ランキングボタンです。クリック頂くとブログ更新の励みになります!
2023.10.16
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書名成瀬は天下を取りにいく [ 宮島 未奈 ]感想この本、面白かったです。おすすめ。長くもないし、章に分かれているし、読みやすいからふだん本を読まない(面白いと思っていない)ような人、中高生にもおすすめしたい。何より、滋賀県民は必読!(理由はあとで)表紙とタイトルから、てっきり『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』や『もしも彼女が関ヶ原を戦ったら [ 眞邊明人 ]』みたいな話かなと思っていたらまったく違いました。いい意味で裏切られた。完全にキャラ立ちの小説なんだけど、そのキャラが全然嫌じゃないし、自然なのが良い。成瀬は、中学2年生の女の子。コロナで何もかもが自粛自粛の夏休み、島崎は、幼馴染の成瀬から「わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」と聞かされる。なんでも閉店が決まった西武大津店に毎日通い、夕方のローカル番組のカウントダウン生中継に毎日映り込んで出演する計画だと言う…。これまでシャボン玉を極め、けん玉を極め、エトセトラエトセトラで朝礼では何度も表彰され、新聞に掲載されてきた成瀬。夢は200歳まで生きることだというちょっと変わった彼女の、青春と成長の物語。M-1に出てみたり、丸坊主にして髪が伸びる早さを検証したり、「ちはやぶる」を読んで競技かるたを始めたり、地元の祭りでMCをつとめたり…。とにかく成瀬のキャラクターがイカしていて、どんどん彼女が好きになる。それを面白がっている、成瀬の観察者でありファンでもある幼馴染の島崎。成瀬のことを疎ましく妬ましく羨ましく思う同級生。そして、かるたの大会で成瀬に一目惚れした広島の高校生。章ごとに視点が変わるオムニバス形式。成瀬は膳所高校に通っている設定で、M−1のためにエントリーしたコンビ名も「ゼゼカラ」。競技かるた大会のために広島からやってきた学生には、「ミシガンクルーズ」を勧める。成瀬の滋賀県愛が炸裂していて、思わず滋賀県在住の従兄弟に「これ読む?!」とLINEでおすすめした(ついでに大津城を舞台にした『塞王の楯 [ 今村翔吾 ]』もオススメしておいた)。ちなみに芳しい反応は得られなかった。この本に収録されている一作目「ありがとう西武大津店」は、第20回「女による女のためのRー19文学賞」大賞受賞作。筆者はこれがデビュー作。次の作品も楽しみ。ランキングボタンです。クリック頂くとブログ更新の励みになります!
2023.10.15
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書名27000冊ガーデン [ 大崎 梢 ]感想県立高校の司書・星川駒子。学校図書館の利用者を増やそうと、孤軍奮闘する毎日だ。ある日、生徒が本にまつわる謎を持ち込んで来てーーー。出入りの本屋・針谷さんと、日常の謎解きが始まる!という内容。すべて背表紙がひっくり返された本棚の謎。春雨づくしのレシピが載っている本を探せ。など、わくわくする謎がいっぱい。図書館にまつわる本が好きな人は好きな感じ。学校図書館が舞台の小説でいうと、・本と鍵の季節 [ 米澤穂信 ]・栞と嘘の季節 [ 米澤穂信 ]・図書室のはこぶね [ 名取佐和子 ]あたりだけど、この作品も上記3作に近い。日常の謎×本というテーマ。毛色はちょっと違うけど、・リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ [ こまつあやこ ]も学校図書館がキーになる。上記4つは生徒が主人子だけど、この『27,000冊ガーデン』は図書館司書が主人公。・麦本三歩の好きなもの [ 住野よる ]・麦本三歩の好きなもの 第二集 [ 住野よる ]・お探し物は図書室まで [ 青山美智子 ]らへんは、一般的な「図書館」が登場するし、司書視点もある。・この本を盗む者は [ 深緑野分 ]は私設図書館だし、・図書館がくれた宝物 [ ケイト・アルバス ]は第2次世界大戦中のイギリスの図書館が登場する。出版社、本屋、図書館。本が登場する小説って、どうしてこんなに楽しいのかなあと思いながら読んでいて、「本の中にたくさん実在する本が登場するから」かと思った。内輪ネタ、あるあるで盛り上がれるというか。(「中田永一」っていう作家さん、「乙一」の別名義なの?!読んだこと無いけど、別名で書いていること知らなかった。あと、「ちょー」の話で「美女と野獣」って続けるところ最高に好きな内輪ネタ…コバルト文庫、野梨原花南『ちょー美女と野獣』ね!ダイヤモンドにジオラルド!)これこれこういう作家を読んでいる男の子だ、という描写に、「センス良いね」と評するところなんて、まさにそう。どういう本を読んでいるかは、どういう本を選ぶかは、その人を表す。「…私、思ったの。本って、それそのものが密室みたいじゃない?」(略)「密室ですか」と、疑問の形で話を促す。「外から完璧に閉ざされていて、中で何が起きているかまったくわからない。知りたかったら表紙をめくり、書かれてある文章を読んでみるしかない。そう思うと、図書館って密室だらけよ。面白くない?」先輩司書が、主人公に言うこのセリフ。そうなんだよね。私は良く、表紙とタイトルから本の中身を想像して、だいたいそれと違いましたっていうところからレビューを書き始める。扉の向こうは別世界、秘密の花園の鍵穴の向こう。これは王国の鍵。この本の主人公は、県立高校の司書。タイトルは、「高校にある図書館蔵書数は、平均27,000冊」というデータから。学校司書の立場(教員じゃなくて事務員なんだ?!とか)や、年間の購入予算が20万円(え?!)で、保護者から月額200円ずつ集めてるとか、配架と廃棄の話とか、学校ごとの教育目標による図書室運営方針(選書)の違いなど、「へえええ〜」というお仕事内容がたくさんあって面白かった。ひとつ疑問だったのが「学校司書は事務員」という説明。私、知らなかったけど「司書教諭」と「司書」以外に「学校司書」という職種があるのね…。・「司書教諭」と「学校司書」及び「司書」に関する制度上の比較(文科省)まず、正規職員の「司書」がレアジョブになっている昨今。公設図書館の司書募集なんて、あれば良い方。ないのが当然、あっても数名。図書館流通センター(TRC)や、TSUTAYAを運営するCCC株式会社、丸善CHIホールディングス株式会社…。公設図書館はどんどん民間に委託されていて、委託先では最低賃金程度でアルバイトが多い。そんな中で、さらにレアジョブなのが正規職員の「学校司書」ですよ…。これも公立だと会計年度任用職員で、曜日ごとに行く学校が違ったりじゃないですか…。そんな中、この小説の主人公は、県立高校の学校図書館の専属フルタイム司書(公務員)なのですよ!私、求人検索して条件見て撃沈。私は司書と、司書教諭(教員免許資格+司書資格+αの受講で取れる)の免許を持ってるですが、そして出来ればそういう仕事を出来たらと思うんですが、「うーん」となってしまう。最近語学交換をしている相手に「そんなに本が好きなら、本に関する仕事をすれば?」「好きなことを仕事にしないと、毎日なんのために生きてるの?」というようなことを言われて、「そうなんだけどさあ」となってます。図書館って、本を貸し出すだけの場所じゃないんだよね。主人公は、「自分を救ってくれた大切な場所」としての図書館を、今度は「かけがえのない場所を守る側に回りたい」と学校司書を目指した。学校の中にあって、個人の自由が認められている場所。学校に本を納入する業者の書店員・針谷は言う。恵まれている子と、そうでない子。生徒たちには選びようもない、持って生まれた環境のもと、自分の心ひとつで、生きていくしかない。「ぼくはその話を折に触れて思い出します。そして、伸ばした誰かの指先に、届いてほしいと願いながら本を並べています。本から得られるものは無限であり、それは誰にとっても平等だと思うので。というか、そう信じていたいので」私も本の森に救われたひとりだ。だから、その場所を守る事ができたらな、と思う。あなたは本に守られている。その砦の中で、あなたは自由だ。たとえそこが外界から隔絶された箱庭でも、その中にいる間は、あなたは安らげる。あなたは本に守られている。大丈夫。深い森の中には、いくつも外の世界への扉が並んでいる。あなたはもうその鍵を持っている。いつでも来て良い。何度でも来て良い。どれだけいても良い。そんな場所が、ほかにあるだろうか。赦された場所。ーーー図書館の自由が侵されるとき、われわれは団結して、あくまで自由を守る。そしてこの本は(公立の図書館であるならば)すべて無料で借りられて、あなたはそれを持ち運べるんだ。本を携えて、その物語を胸に抱いて、言葉を唇に乗せて。あなたは本に守られている。だいじょうぶ。だからどこへでも行けるよ。ランキングボタンです。クリック頂くとブログ更新の励みになります!
2023.10.14
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書名荒地の家族 [ 佐藤 厚志 ]感想第168回芥川賞受賞。東日本大震災をテーマにした作品だというから、喪失と復興の物語なのだろうと思って読んだら違った。そうなんだけど、そうではない。喪失だけがある。それも、なくしたもののかたちをした「穴」だけがあって、それをずっと覗き込んでいるような。人生を一変させる大災害。うしなわれた、たくさんの。けれどそれでも、生活は続く。生きている限り、息をしている限り。病を得、離婚をし、子どもは思春期を迎え、親は老いる。そうして続いていく。ぷつりと切れて繋がれた、日常の延長。「あの災厄から」10年。植木職人の一人親方をしている坂井祐治。災厄の二年後に妻は病気で死に、再婚相手の妻は家を出ていった。仕事を選ばず、ただ痛みを埋めるように働いた。その結果、小学生の息子は最近ろくに口も聞かなくなった。老いた母と息子、そして自分。近所に住む幼馴染。ここにいる。どこにも行けないまま、どこにも行かないまま。「その後」をただ、生きているーーー。高い堤防の上に立って、水平線の上に重く低く垂れ込める白い空。海風を感じながら、閉塞感に身を悶えさせる。終始そんな雰囲気のお話。淡々と、切れ目なく続いていくカセットテープみたい。最後まで行ったらキュルキュル巻き戻って、また最初から。リピート、リピート、リピート。音が伸びる。繋ぎ目で音が飛ぶ。同じところにある継ぎ目。「あの日」。仙台在住の書店員作家さんが書かれたとのこと。これはそこにいて、ずっと見ている人じゃないと書けないんだろうなと思う。(そう言うこと自体が物語に対する冒涜でもあるのだけど)この人はフラットな目で見ていたんだろうな。壊れて、なくなって、残されたものたちを。穴を。私もそこに立って、見たような気がする。ランキングボタンです。クリック頂くとブログ更新の励みになります!
2023.10.13
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書名マンガでわかる 自己肯定感低めでもうまくいく「心のクセ」読本 [ 山根 洋士 ]目次第1章 「自己肯定感低めの人」が仕事で悩まなくなる方法優等生ノイズ/ありのままの自分封印ノイズ/操り人形ノイズ第2章 「自己肯定感低めの人」のやりたいことの見つけ方我慢癖ノイズ/無関心ノイズ/完璧主義ノイズ/出ない杭ノイズ第3章 「自己肯定感低めの人」が人間関係をラクにする方法他人ファーストノイズ/他人が怖いノイズ/一匹狼ノイズ第4章 「自己肯定感低めの人」のパートナーシップの築き方愛情不信ノイズ/人間不信ノイズ/幸福恐怖症ノイズ/オンリーユーノイズ第5章 「自己肯定感低めの人」の親との関係親依存ノイズ/お母さん見下しノイズ/復讐ノイズ/パーフェクトマザーの呪いノイズ第6章 「自己肯定感低め」だから、自分らしさを取り戻せる感想「マンガでわかる」とあるけど、全編マンガではなくて、文字(どうして?)→マンガ(原因となるエピソード)→文字(なぜなら・どうすれば)、という構成でした。マンガがな…これ、プロなんやろうか。中高生がノートに描いている少女漫画みたいなクオリティ…。途中から気にならなくなったけど、最初「え??」ってなった。まあこういう本を読み漁ったところで、楽になるわけではないんだよね。でも自分の「心のクセ」を知ることは大事。同じ出来事でも、人によって捉え方がまったく違う。たとえば、私は率先して何かを指示して動かす、誰かに采配するということが苦手。先日仕事でそういうことがあって、私がまた例によって例のごとく「私ってなんてダメなんだ」とズドーンと落ち込んでいて、「私ってやつはなんにも出来ない」と泣き言を言っていたら、夫が「僕もそういうの向いてないから出来ないよ〜。だから得意な人に任せて、指示してもらうの待ってる」とニコニコ言うから、「え?」って思った。おま、それ、それでいいのか…?たぶんこういうことなんだろうな、と思った。一事が万事。ものごとの捉え方。受け止め方。この本は、それを幼少期に身に着けた「心のクセ」として、「メンタルノイズ」を直し、理想の人生を手に入れようという内容。自分の自己肯定感の低さに気づいているからこそ、あなたは伸びしろだらけなのです。という序文は勇気づけられる。私は「優等生ノイズ」(何かを出来る自分には価値があり、出来ない自分には価値がない)があてはまる。・仕事で叱られると過剰に落ち込む・外では常に気を張ってしまい、家に帰るとドッと疲れる・「できる自分」をアピールするためにマウンティングしてしまうきゃーやめてー!!(じたばたじたばた)で、これは子供の頃に「否定され続けたこと」が原因だという。あてはまるよねー。うん。思い当たる節しかない。古傷を抉られるぜ!大学生のときに「どうして自分はこんなにも生きることが苦しい(かった)のか?」と、ようやく向き合えるようになり、心理学系の本を大学の図書館で読み漁った。これは自分のせいなのか?私だけの問題なのか?ある本で「アダルトチルドレン(AC)」を知り、「機能不全家族」で育った子どもの特徴が自分に当てはまって「え、私これなのでは?」と思った。アダルトチルドレンにはパターンがあって、私は「優等生」と「道化師」。兄妹は「優等生」で「問題児」だったんじゃないか?まあそんなの自己診断なので、どうかなんて定かではないんだけど。その時初めて、「私の特性だけではなく、生育環境に問題があったとも言えるのでは?」と思った。すべてがすべて、「私のせい」じゃないんじゃないのか?すべてを責任転嫁するのは違うし、親になって親としてあることの難しさ(親もまたひとりの人間であるのだから)も感じている。すべての親は毒親だよな…。と、私は思っている(自分の存在も含めて)。その毒が強く効いてしまう子どもと、そうではない子どもがいる。優等生ノイズが強い人は、心のなかに自分の太鼓持ちをしてくれる舎弟を作ればいいのですって。自分を褒めて褒めて褒めて、ダメ出しを減らしていく。むずいのよな、これな!!息をするように自分にダメ出ししてるからな!でも私は大人だから、いつまでも親を原因だと言って甘えているわけにはいかないのだよ。「ありのままの自分封印ノイズ」もあるなあ。自分のままではダメだ、という強い思い。「他人が怖いノイズ」もある。わざと嫌われようとする「キックミー」という嫌われ役なんて、すごく当てはまる。偽悪的にふるまうことで相手の出方を探るようなところ、ある。「愛情不信ノイズ」では、「お母さん、お父さん、大好き」と声に出してみるワークをやる時に苦虫を噛み潰したような顔をするそうなんだけど、私これまず言えないんですが…。(声が出ない)自分がいろいろたくさん問題を抱えていて、まあそれでもこの自分でやっていくしかないわけで、折り合いをつけて足りないネジを補っていくしかないんだよね。松本大洋のマンガ『鉄コン筋クリート』で、シロが「ちっぱい(失敗)してんの。神さまいっぱい」と言うシーンが好き。「だからシロいっぱいネジ無いの。心のネジ……」そして相棒であるクロもまたネジが無いと言い、シロは続ける。「でもクロの無い所のネジ シロが持ってた。シロがみんな持ってた。」ランキングボタンです。クリック頂くとブログ更新の励みになります!
2023.10.12
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書名だいたい夫が先に死ぬ これも、アレだな [ 高橋 源一郎 ]目次シン・「地球の歩き方」/たかがヘア、されどヘア/筋肉対政治、最後の聖戦/子供たちよ/お(祖)父さんは総理大臣/話題のブロガー、「セイ」/見えなくっても大丈夫/役に立ちませんが、それがなにか?/日本の中心はシブヤ!/選挙ってなんだ?/マコさんとケイくん/本を読むなら、「獄中」に限る/わからなかったら、植物に訊け!/寂聴さんとアレ/イカゲームの本家は?/みんな悩んで大きくなった/19歳の頃/次の総選挙はクビライ・ハンに一票!/だいたい夫が先に死ぬ/誰かのいい子〔ほか〕感想タイトルから、「だいたい夫が先に死ぬ」から「妻はどうする」という話かと思ったら違った。ご本人が、NHKラジオ「高橋源一郎の飛ぶ教室」でご紹介されていて面白そうだったので読んでみた。(しかし自分の本をまるまるラジオで紹介するっていう宣伝すごいよな)サンデー毎日に連載されていたコラムで、2022年に書籍化されたものの続刊。短い話がたくさん入っているので、スキマ時間にも読みやすい。コラム、エッセイでもあるけど、ブックガイドのようでもある。とにかくこの人、めちゃくちゃ本を読んでいる。いったい何時読んでいるんだろう…??それもジャンルが広いし、漫画もたくさん読んでいて、すごい。犬養道子(犬養毅の孫娘)の『お嬢さん放浪記』読んでみたいなあ。「いちばん尊い方は?」の先生の質問に「トルストイ」と答えるひと。ずっと読みたいと思っていながら未読の『清少納言を求めて、フィンランドから京都へ』も、内容が私が思っているストイックな感じとは違うみたいで(「清少納言オタ、聖地巡礼す」みたいな話なの??)、読みたい。ル=グウィンの「オメラスから歩み去る人々」も、いろんなところでパロディというか、引用されたりオマージュが多いから読んでおきたいなあ。マイケル・サンデルの『これからの「正義」の話をしよう』でも引用されていたんだ。獄中での読書会に参加した記者の体験記『プリズン・ブック・クラブ コリンズ・ベイ刑務所読書会の一年』も読んでみたい。堀江貴文『刑務所なう。完全版』も面白そう。『時給はいつも最低賃金。これって私のせいですか?国会議員に聞いてみた。』も、タイトルが気になっていた本。読んでみたい。『阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし』もそんなに面白いの?読んでみたい。『お寺の掲示板 諸法無我』なんて、なにそれめっちゃ面白そうやん。まさに私が好きなやつやん。…と、この本を読んでいると、どんどん読みたい本が増えていく…。ブックガイド、読書案内って、料理のレシピに似ているなと思う。再現可能であること。料理ならそのレシピで作れば、同じものができる(はず)。本であれば、その同じものが読める。美味しいかどうか、どう感じるか何を思うかは別であっても。これって魔法みたいだよなあ、といつも思う。「マコさんとケイくん」の話(眞子さんと小室圭さんの結婚話のあたりの時の話)で、この物語を読んでみたわたしの感想は、たった一つだけである。「人間には失敗する権利がある」ということだ。この「失敗する権利」のことを「自由」というのである。と高橋さんが言っていて、ちょうど『週末縄文人』を読んでいて感じたのと同じだと思った。自分の中で思いがけず本と本が繋がるのも、面白いよね。ランキングボタンです。クリック頂くとブログ更新の励みになります!
2023.10.11
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書名週末の縄文人 [ 週末縄文人(縄・文) ]目次1章 原始の火には神様がいた2章 石斧に宿った魔力3章 “ヒモ”は原始の発明4章 縄文人が土器に縄文を付けたワケ5章 竪穴住居から縄文の世界を覗き見る実用コラム:火の起こし方/石斧の作り方/ヒモの撚り方/土器の作り方感想毎日毎日デスクワークで仕事するサラリーマン。人生の意味を見失い、生活に疲れ、ふと「自分は何をしているんだろう?」と空を見上げる…。そんなとき、仲の良い同僚が言う。「俺と一緒に、現代の道具を使わず、自然にあるものだけでゼロから文明を築いてみないか?」そうして、週末に縄文時代を送る生活が始まった。まずは、火を起こすところから。(ちなみに2ヶ月かかった)…という、人気YouTuberの書籍化。いやもうこのさわりだけでめっちゃ面白そうやろ?おもろかったよ〜!私はタイトルと表紙が気になって手にとって(「182.ぼくはテクノロジーを使わずに生きることにした [ マーク・ボイル ]」みたいな話かなと思って)、本を読み終えてからYouTubeを見た。正直、1つめの火起こし動画なんて「若いあんちゃんらが内輪でキャッキャしてる」だけに思えて、動画から入ったら見なかっただろうなと思った。本はしっかり書かれているので、本だけでも面白いです。本→動画をおすすめする。ふだん本を読まないような中高生男子でも、心ときめかせそうな内容。火を起こす、石斧を作る、土器を作る。どうすれば良いのかわかないから、失敗の連続。なぜだろう?からのトライ&エラー。だからこそ、成功して完成したときの喜びはひとしお。そして身の回りにあふれるモノへの見方が一変する(ヒモってすげえ…)。縄文時代って、どう思う?いや私、誤解してたなと思った。未熟、稚拙、貧相、愚蒙。そんな印象がこの本を読んで覆った。火を起こすのがどれほど大変か。縄文土器に隠された知恵。竪穴住居を作る工夫。今の人間が何の知識もなくトライしても、出来ないことばかり。めちゃくちゃ最先端技術やん、縄文時代…。ってなる。著者たちが、考古館に「技術を学ぶために」縄文土器を見に行くの、最高にいかしてる。ヒントを求める彼らに、館長は「君たちの失敗がもっと見たいんだよ」と言う。失敗できる、っていうのは何というか、自由であることとも同じなのかもな、と感じた。それが喜びというか、いやもうやってらんねー!!ってなるけど、それでも。身体で得る知識。蓄積される「生きる力」。生きている、の実感。彼らは縄文時代から初めて、はて今は何時代にいるのだろうか?とYouTubeを見に行ったら、最近「飛び道具大革命、弓矢の誕生」でまだ縄文時代っぽかった。いやでも楽しそうよな、縄文時代。弥生時代になって農耕が始まると、週末だけでは厳しそうやしな…。ランキングボタンです。クリック頂くとブログ更新の励みになります!
2023.10.10
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基本情報・仕事でも日常でもまったく使わない完全趣味の英語学習。・2022年6月受験時はTOEIC870点(リスニング455点+リーディング415点)。・いずれ、TOEIC940点や英検1級が取れたらな。・毎朝起きてから1時間程度、勉強しています。・NHK語学講座(アプリ「らじる★らじる」「NHKゴガク」)での学習がメイン。・英語を学んでいるときの私の気持ち→「I Road(ラジオ英会話を学ぶ日々の心象風景の寓話)」ふりかえり寒くなってまいりました。朝、起きらんねえ…。「ニュースで学ぶ現代英語」は仕事の日に昼休みやることが多かったです。家だとすぐに気が散って遊んでしまうけど、外で勉強すると集中できるな…。(職場だと色々言われるし電話もかかってくるので、お昼休み外に出て勉強してます。)洋書は、このブログにアップするにあたり1ページもやってないのがバレるので慌ててやりました!笑ニュースで学ぶ「現代英語」の学習記録月曜日放送分米タイム誌 “次世代の100人”JAPANESE WOMAN INCLUDED IN TIME'S '100 NEXT' LISTこの人、本当に勇気がある。いろいろ言われるだろうけど、応援しています。火曜日放送分米大統領の次男を起訴BIDEN'S SON INDICTED ON GUN CHARGESindict(インダイト・起訴する)の読み方もそうだけど、cocoaが「コウコウ」と読む、ということのほうが衝撃だった。水曜日放送分クローン羊“ドリー” 生みの親が死去SCIENTIST WHO CLONED DOLLY THE SHEEP DIES羊のドリーは2月14日に死んでいて、「ヒプノシスマイク」の飴村乱数(クローン)も誕生日が2月14日なんだ、という二次創作をpixivで読んで震えたんだよね…。木曜日放送分“イグ・ノーベル賞” ことしも日本人が受賞JAPANESE WIN IG NOBEL FOR ELECTRIC UTENSILS TO ENHANCE TASTEイグノーベル賞大好きだ…。さらっと紹介されていた「上を見上げる人がいたらどれくらいの人が上を見上げるか」という心理実験がきになる。仕事終わりに電車を降りて、駅でひとが立ち止まって、「何かな?」とその先を見たら夕焼けがきれいで、あるいは月がきれいで、ひとりが立ち止まって写真を取った後に続々と同じように足を止めて写真を撮る光景が好き。救急車が通ります、とみんなが動きを止めて道を譲る時と同じ気持ちになる。金曜日放送分ハリウッドにYOSHIKIさんの手形JAPANESE ARTIST YOSHIKI HONORED IN HOLLYWOOD IMPRINT CEREMONY放送では触れられていなかったけど、ホームページの解説で「YOSHIKIさんの英語スピーチの一節です。意味は十分に伝わりますが、文法的には文章の末尾はthe American dreamとなります。」とそっと直されているところに愛を感じた。語学交換のはなし先週、「語学交換(Tandem/Language Exchange)」始めたお!」と話をしたんですが、まだ続いてます。登録したアプリはもう「出会い系?」という感じだったのでアカウント削除して、そこから知り合った2人とLINEで毎日会話してます。ひとりは、日本在住の外国の方で、私が日本語を教える。ひとりは、日本に住みたい外国の方で、私が英語を教えてもらってます。が、会話は日英ちゃんぽん。(そして2人とも英語が母語ではないけど話せる)なんというか、何回かやっているうちに英語の読み書きに「目が啓く」という感じがあって、回路が繋がっていくというか、バチバチと途切れた回路にシナプスの電気が走ってる感じ。うおお、すげー。しかし私の英語読解力はおそらく7割程度。そして日本語で言いたいことを英語に変換するのに、「ああでもないこうでもない」と時間がかかる。そこで、ちゃららら〜ん!文明の叡智!自動翻訳!(ほんやくコンニャク〜!)「LINE英語通訳」は公式アカウント(ほかにも韓国語、中国語があり)。LINEの「友達を探す」から「LINE英語通訳」を検索して友だち追加。話したい相手と、「LINE英語通訳」、自分の三者グループを作れば、投稿した会話を自動で翻訳してくれます。こいつがほんまに優秀やねん。そら現代の子は外国語勉強する気、なくすやろうなと思う。瞬時に翻訳してくれるし、昔のように翻訳に違和感がない。が、私は自分と英語通訳だけのトークで、辞書と翻訳のみに使っています。英語→日本語では、「こう言ってるんだ、なるほど私はここの単語のニュアンスが分からなかったんだな」。日本語→英語では、「私が言いたいことは、こう英語にすればいいんだな」。いちから調べるよりめちゃくちゃ時短で、忙しい社会人の英語学習におすすめ。英語日記つけたい人や、英語でTweetしたい人なんかも良いと思う。私が言いたいことを入力して翻訳した例。いやほんま、日本語で言いたい話を英語のレベルで言うの難しい。でも出来上がった翻訳文みたら、そんな難しい英語使ってないんですよね。要は「どう言うか」の変換スキルなのか。翻訳された英文をコピペして、添削してから相手に送ってます。この「添削できる」というのが自分に培われている語学能力で、AIでは出来ないところ!!ニュアンスとしておかしいところをちょこちょこいじる。そして「独学です」を「teach myself」というのか、などの言い回しも勉強になる。相手から長文で英文が送られても、怯まない私!LINE英語通訳を召喚!魔法の杖を一振り!コピーシテペッタン!(本好きの下剋上)イチから目を細めて眉間にしわ寄せて英文を読まなくて良い!らくちん!めあて・毎日ノルマをちゃんとやる(あとで苦しむのは自分)・洋書読みちびちび続ける・語学交換でLINEやりすぎない「ニュースで学ぶ現代英語」の日本語→英語トレーニング溜まっておりますねや。毎回溜まるねん。やりたくないから。だって難しいもん!!力つくの分かってるんですけどね。助詞と助動詞と冠詞が難しい。余談ほめほめカード娘が作ってくれた「ほめほめカード」。寝る前に娘が「褒めて」というので、「息しててえらい!」「朝起きてえらい!」「生きててえらい!」みたいな褒め方をしたら、私にも作ってくれました。秋アニメの話いやもうヒプマイ(ヒプノシスマイク)よ。下火になっていたのに、再燃しましたよ…。うつくしい!ふつくしい!!あっちもこっちも!!美人が多すぎる!!目が足りない!!!娘と一緒に二期の一話見て、娘が「面白いね」と言ったので、「じゃあ一期も見てみる?」と一期のおさらい視聴をしているんですが、私が常に解説を入れるのでもうこれウザい布教。Youtubeで各曲のTrailerを見せ、お気に入りのニコ動MADも紹介…(オタクへの道)。ちなみに娘は乱数と三郎が好きらしいです。「ママは?」と訊かれて「独歩だよ!独歩はね、この、新宿の麻天狼のメンバーで、一人だけサラリーマンで、このホストの人と幼馴染で一緒に住んでるんだけど、…」と長い説明をしたら(オタク長舌で饒舌)、「目の下のクマの人だね!」と認識された。うん…目の下クマの人…。アニメ見ながら実況TweetしたくてたまらないんだけどSNSしてない。海外のファンの反応も見たいし、阿鼻叫喚のタイムラインを眺めたい…。オンラインの世界の中心で愛を叫びたい…。ランキングボタンです。クリック頂くとブログ更新の励みになります!
2023.10.09
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書名マンガでわかる! 小学生のためのモヤモヤ・イライラとのつきあい方 [ 藤野 智哉 ]目次心の基本知識第1章 自分に自信がない…コンプレックスってなんであるの?第2章 友だちとうまくいかない…悪いのはアイツ?自分?第3章 いじめにどう向き合う?それぞれができること第4章 先生も親もウザい!大人っていったいなに?第5章 気持ちを整理して、自分を知ろう!心を守ろう!感想というわけで(2023.10.07「222.自信スイッチ 10歳からはじめるポジティブ習慣39 [ 中島輝 ] 」)、娘の登校しぶりをきっかけに改めて自分と向き合うことになったノマであった。この本は漫画部分が間に挟まれるので、娘も読んでくれるかなと思ったけど、内容が小学校高学年〜中学生くらいの感じで、小2の娘は漫画のところだけ読んでいました。・自分の「取扱説明書」をつくろう・気持ちをきりかえる「好きなことBOX」をもっておく・感情をコントロールする「つぼのワーク」といった項目は私にも参考になりました。自分のこと、好きですか?普通の人は(というのがどこの誰のことなのかわからないのだけれど)、好きなんだろうか。それとも、好きとか嫌いとかそもそも考えないんだろうか。私、何度自分に言い聞かせても、やっぱり自分のこと嫌いなんですよねえ。なんとか折り合いをつけても、この自分を好きになるんだと思い込もうとしても。ダークサイドが顔を覗かせれば、すぐに闇落ちしてしまう。お前なんてなんの価値もない。「小さい頃の自分を抱きしめる」様子を想像してみる、というのを大学生くらいの頃からずっとやっています。初めはまず「大きな私」が「小さな私」に手すら伸ばせない。触れるのが怖い。電流が走ったように慌てて手を離す。そしてその後なんとか手を触れても「小さい私」が全身を強張らせて怯えるので抱きしめられない。何度も何度も試してようやくぎこちなく抱きしめるように腕を(触れないように)回すけど「小さな私」は全身を硬直させている。頑なに、拒絶する。彼女は目を見開いて、赦さない、と怒っている。赦さない。誰を、何を?もしかしたら一生このままなのかもな、と慣れ親しんだ暗がり淵を覗き込んで思う。ハロー、ダークサイド。ドロドロとした黒い水面に映る私が笑う。誰よりも慣れ親しんだ憎悪のかたち。愛しているよ、お前しか目に入らぬほど。水面が揺らぐ。姿を変える。空白の顔。ひとりぼっちのあの子を、いつか強く抱きしめられるように祈る。引っかかれて、噛みつかれて、それでもかすかな力で、私を抱きしめ返してくれたなら。私たちが赦し、また赦されたなら。小さな私を迎えに行く。何度も何度も迎えに行く。"I hate you."彼女は言う。それが娘の顔をしているんじゃないかと、ふと思う。私が抱きしめようとして抱きしめられないのは、今ここにいる彼女なんじゃないかと。ランキングボタンです。クリック頂くとブログ更新の励みになります!
2023.10.08
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書名自信スイッチ 10歳からはじめるポジティブ習慣39 [ 中島 輝 ]目次はじめにー「自信」とは、自分に「いいね」といえること1章 自信はなにからできている?2章 習慣スイッチー毎日の行動で「考え方のクセ」をつくろう3章 特別スイッチー「気持ち」や「なりたい自分」に合わせて取り入れよう4章 魔法スイッチーつらいときの、おまじないおわりにー『ウサギとカメ』のカメになろう感想小2の娘が1学期に不登校っぽくなり、朝登校しぶりがありました。宿題が多い。終わらない。私はだめだ。「下敷きを使わなきゃいけないのに、使ってなかった」というだけで、漢字の書き取りをしていたページを丸ごと消しゴムを消す娘。私は何をやっても出来ない、これから先、私が生きていても何も良いことがない。ネガティブな言葉がとにかく溢れ出る。聞いていて辛くなる。仕事に行かないといけない。娘はパジャマで床に倒れている。苛々。焦り。娘はお腹が痛いと訴える。それでもなんとか送り出したら、熱が出たと電話がかかってくる。学校に相談し、担任の先生に色々とご配慮を頂きました。宿題を減らす、授業で当てるのを止める、声掛けの方法を変えてもらう。その後すぐにスクールカウンセラーの先生と親と子で、面談を設定していただきました。娘の、「言ったことをそのまま受け止めてしまう」、それも「真剣に重く受け止めてしまう」傾向のこと。小さな失敗でも許せないこと。「これくらい」がわからないこと。融通や加減がきかないこと。真面目すぎて、しんどくなってしまう性格。「このままでは2学期には学校に行けなくなるのでは?」「そしたらこの子は、どこに行けば?」「私、仕事やめないといけないのでは?」とも思ってフリースクールなども探していました。その後、結局、・夏休みを挟んで気持ちがゆっくりした(学童は毎日通っていたので、生活リズムは変わらなかったけど、授業や宿題がなかった)・通信教育の「ちゃれんじ」でタブレット学習を始めて勉強が楽しくなった(予習復習もばっちり。タブレット学習すげえ。)・歯列矯正を止めた(毎日やるアクティビティというノルマがあり、これも娘は「やらなきゃ」とパニックになっていた)で、2学期初日は怪しかったですが、1ヶ月経ったけどなんとか通えています。たぶん一番大きかったのは、・いろんなものごとを、「そのまま」でOK・できないことや、いやなことは「やらなくていい」と、夫が決めたことでした。習い事のスイミングでテストを受けるのが嫌なら、テストの回は休む。運動会のダンスが先頭になってしまった時は、すぐさま先生に相談して配置を変えてもらう(ここらへん、モンスターペアレントになっちゃうんじゃないかと私は思ったんだけど)。私からすると「甘やかし」だと思うことを、夫は是としました。スクールカウンセラーの先生に、私は「夫は、この子が障害にぶつかりそうだと察知すると、それを先に取り除いてしまうんです。それは果たして本当にこの子のためになっているんでしょうか?普通の子が乗り越えるものを、乗り越えないといけないものを乗り越えないままで、この子はちゃんと成長できるんでしょうか?」と言いました。先生は、「お母さん、どれだけ親が障害を取り除いてもね、つまずくんですよ」と言っていました。それで私も、「是」とすることにしました。夫が娘に優しく声掛けしていても、私はつい怒ってしまう。「これくらい頑張れ」と思ってしまう。そんなときふと気づいたんですが、私の心にあるのは「私は赦されたことないのに」と言う思いだったんですよね。嫉妬と羨望。それに気づいて、「人の幼少期の影響って相当根深いな!」と思いました。(というか「娘に影響を与える私のせいじゃないのか」と相当落ち込みました)娘にこういう本を読ませつつ(見えるところに置いても、中身が漫画じゃないと読んでくれないんだけどね)、自分が一番この手の本に書かれていることを必要としているのだな、とひしひしと感じる今日このごろ。この本では、自己肯定感を支える6つの力を、木に例えます。根っこは、自尊感情。自分を大事に思える力。幹は、自己受容感。「自分は自分のままでいい」と思える力。枝は、自己効力感。「自分にはできる」と思える力。葉っぱは、自己信頼感。自分を信じられる力。花は、自己決定感。自分で決められる力。実は、自己有用感。だれかの役にたてる力。この木を見たら分かるんだけど、私の木、グッラグラのカッスカスなのね。ぼろぼろでなんとか立ってる状態。「今日のいいこと」を毎日寝る前に3つ書く、というトレーニングも紹介されていたので、娘にやろうと持ちかけてみたら、「まず今日あったいやなことを3つ言おう」と言われ、さらに3つ言った後に質問タイムが設けられ、そんなことしてるうちに寝てまうわ!いいことに辿り着かれへんやんけ!ってなってますなう。ネガティブが育つ。この本に、赤ちゃんの頃にはみんな自信満々だった、とあってハッとしました。どこで私は、その自信を失ってしまったんだろう。子どもに自己肯定感を身に着けてほしいと思うなら、自分だってそうしなくちゃね。ということで、また自分と向き合い始めたよ、という話でした。…うまく書けないなあ。ランキングボタンです。クリック頂くとブログ更新の励みになります!
2023.10.07
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2023年9月に読んだ本まとめ198.白ゆき紅ばら [ 寺地はるな ]199.ふつつかな悪女ではございますが 雛宮蝶鼠とりかえ伝 [ 中村颯希 ]200.クロワッサン学習塾 [ 伽古屋圭市 ]201.もやもやしたら、習慣かえてみたら? [ 一田憲子 ]202.女の子たちと公的機関 ロシアのフェミニストが目覚めるとき [ ダリア・セレンコ ]203.なぜではなく、どんなふうに [ アリアンナ・ファリネッリ ]204.SPY×FAMILY 家族の肖像 [ 遠藤達哉 ]205.エコバッグ・ブック [ 塚本太朗・赤木真弓 ]206.おうちワークの文具術 [ 高橋拓也 ]207.今日着る服がない!を解決する魔法の呪文 [ 佐藤加奈子 ]208.最期まで在宅おひとりさまで機嫌よく [ 上野千鶴子 ]209.最後の晩ごはん 兄弟とプリンアラモード [ 椹野道流 ]210.ふたり 皇后美智子と石牟礼道子 [ 高山文彦 ]211.あなたはここにいなくとも [ 町田そのこ ]212.深く、しっかり息をして [ 川上未映子 ]213.黄色い家 [ 川上未映子 ]214.ふつつかな悪女ではございますが2 雛宮蝶鼠とりかえ伝 [ 中村颯希 ]215.塞王の楯 [ 今村翔吾 ]216.家事か地獄か 最期まですっくと生き抜く唯一の選択 [ 稲垣えみ子 ]217.もう食材をダメにしない!お料理&キッチン整理術! [ 池田暁子 ]218.ベスト・エッセイ2023 [ 日本文藝家協会編 ]219.つながらない練習 [ 安藤美冬 ]220.執事のダンドリ手帳 [ 新井直之 ]221.脱!しあわせ迷子 世界の幸福国を旅して集めた幸せのヒント [ 堂原有美 ]9月の読了本は、24冊でした。203.なぜではなく、どんなふうに [ アリアンナ・ファリネッリ ]215.塞王の楯 [ 今村翔吾 ]の2冊が良かったです。9月終了時点での2023年ベスト10冊1月007.テヘランでロリータを読む [アーザル・ナフィーシー]2月045.目の見えない白鳥さんとアートを見にいく [ 川内有緒 ]3月056.編めば編むほどわたしはわたしになっていった [ 三國万里子 ]058.パリの空の下で、息子とぼくの3000日 [ 辻仁成 ]4月076.人新世の「資本論」 [ 斎藤幸平 ]084.語学の天才まで1億光年 [ 高野秀行 ]5月107.英語と日本人 挫折と希望の二〇〇年 [ 江利川春雄 ]6月136.千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話 [ 済東鉄腸 ]7月151.虹と雲 王妃の父が生きたブータン現代史 [ ウギェン・ドルジ ]8月なし9月203.なぜではなく、どんなふうに [ アリアンナ・ファリネッリ ]2月の036.もしも彼女が関ヶ原を戦ったら [ 眞邊明人 ]を抜いて、1冊追加。2023年の課題図書 進捗状況2023.01.03「2023年の課題図書48冊」9月は1冊210.ふたり 皇后美智子と石牟礼道子 [ 高山文彦 ]を読みました。これから読みたい本さみしい夜にはペンを持て (一般書 431) [ 古賀 史健 ]素敵な圧迫 [ 呉 勝浩 ]コンビニ兄弟3 ーテンダネス門司港こがね村店ー (新潮文庫nex(ネックス)) [ 町田 そのこ ]リスペクト R・E・S・P・E・C・T (単行本) [ ブレイディみかこ ]吾輩は英語がペラペラである ニッポンの偉人に学ぶ英語学習法 [ 大澤 法子 ]わたしたちに翼はいらない [ 寺地 はるな ]ハケン飯友 僕と猫の、小さな食卓 (集英社オレンジ文庫) [ 椹野 道流 ]2023年に読んだ本・2023年1月に読んだ本まとめ/これから読みたい本・2023年2月に読んだ本まとめ/これから読みたい本・2023年3月に読んだ本まとめ/これから読みたい本・2023年4月に読んだ本まとめ・2023年5月に読んだ本まとめ/これから読みたい本・2023年6月に読んだ本まとめ/これから読みたい本・2023年7月に読んだ本まとめ/これから読みたい本・2023年8月に読んだ本まとめ/これから読みたい本2019年から2022年に読んだ本・2019年に読んだ本213冊まとめ/ベスト10冊・2020年に読んだ本255冊まとめ/ベスト10冊・2021年に読んだ本310冊まとめ/ベスト10冊・2022年に読んだ本336冊まとめ/ベスト10冊ランキングボタンです。クリック頂くとブログ更新の励みになります!
2023.10.06
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書名脱!しあわせ迷子 世界の幸福国を旅して集めた幸せのヒント [ 堂原有美 ]目次序章 会社を辞めて、世界一周の旅に出る1 北欧2 ヨーロッパ3 アフリカ4 中東5 アメリカ大陸6 オセアニア7 アジア終章 幸せになるためのヒント感想タイトルが気になって手に取った本。しあわせ迷子。著者は、広告代理店に勤めていたが、「「世界一幸せという国に行けば、何が幸せか分かるのでは?」と27国を巡る世界一周の旅に出る。ポジティブアクティブだな…。幸福な国の指標は2つある。ひとつは、国連のランキング。北欧諸国が軒並み上位を占めるあれだ。GDPや社会的支援、健康寿命などが総合的に反映されている。そしてもう一つのGullp&WINの「世界幸福度ランキング」では、主観的な国民の「幸せかどうか?」を表しており、経済や制度は関係がないため、発展途上国も多くランクインする。ちなみに、1位はフィジー(日本は18位)。著者の滞在は旅行みたいなもので、あくまでも表層的で限定的なところしかそれぞれの国で見えていないんだろうなあとは思うのだけど、それでもやっぱり「幸せって何なんだろうね」と考えてしまう。「幸せの国」なはずのどの国にも問題はある。興味深かったのは、オランダでは子どもの学校の入学書類に親の学歴を書く欄があること。これは、読み書きができない子どもを早く見つけて集中的に対処するためなのだという。「平等に扱うこと」が果たして本当の「平等」なのか?を考えさせられる。ラテン系国家は「文化」が豊かで、生活に必要なもの(衣食)を文化と捉えて発展する、「無駄」や「楽しみ」「多様性」を文化にしていくというのも面白い。一方のゲルマン系やスラブ系国家は「産業」として捉えるから、生活に必要なものはビジネスや資源として考えて発展させていくのだそうだ。なるほど〜。コスタリカが非軍事国家だというのも知らなかった。軍備にかけるお金を教育や福祉にまわしているのだそうだ。フィジーでは、西洋人が「怠惰な生活」として捉えた暮らし(そして貨幣経済が導入される)こそが豊かだったのでは?と考えさせられる。お金があることが豊かではない。なければ、分けてもらえば良い。助け合って、話し合って、笑い合って、みんなでなんとかすればいい。うーむ、共同体こそが人間の幸福であるのだろうか…。フィジーといえば、『遠い海から来たCOO』の舞台。私は子どものころにアニメで見て、それから憧れている。この間見たブータン映画「ブータン 山の教室」。国民総幸福量(GNH)を尊重する国で、高等教育を受け英語も話せる主人公が、教員になった代わりの御恩奉公のような制度で、ブータンの超辺境で教師をするお話。そこの村の村長は言う。「この国は幸せの国のはずなのに、あなたのような優秀な若者が、どんどん国の外へ出て行ってしまう」。幸せってなんだろうな、とこの映画を見ていても思った。なんにも無い。子どもたちは外から持ち込まれた物資に目を輝かせる。でも一番喜んでいるのは、「学べること」であり「知識」。でもそれを身に着けた先生は、外へ出て行ってしまう。日本は、相対的に見たら安全で安心で豊かな国だ。それでも「しあわせ迷子」になってしまうのは、なぜなんだろうね?何をどうすれば、「ここで、わたしは、しあわせだ」と思えるんだろうか?ランキングボタンです。クリック頂くとブログ更新の励みになります!
2023.10.05
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書名究極の“マルチタスク”を実現する 執事のダンドリ手帳 マスター版 [ 新井直之 ]目次1 「執事のダンドリの秘密」の巻2 「脱!凡ミス」の巻3 「計画を立てよう」の巻4 「スピードアップする!」の巻5 「もっと協力しよう」の巻6 「シンプルに整理しよう」の巻7 「サプライズを起こそう」の巻8 「プライベートも華麗に美しく」の巻感想毎年、この時期になると手帳熱が高まる。で、これは執事の手帳の中身が見られるのかと思ったら違った。著者は、日本バトラー&コンシェルジュ株式会社代表取締役社長。…日本に執事を派遣する会社があるんだね?!!執事とは「プライベートの秘書」だと著者は言う。ハウスキーピングから送迎、案内、手配などの総合コンシェルジュ。顧客の要望にいかに応えるか、マルチタスクを追求する。その仕事の進め方などについての、「お仕事ハウツー本」でした。手帳本ちゃうかった。「空港に向かう途中、2時間で500本のカルピスウォーターを確保せよ」とか、もうなんのミッションやねん。しかし書いてあるお仕事の「抑えどころ」の話は、一般の企業にも通用する内容。「自分目線での完璧を目指さない」「落ち着いて、やるべきことを改めて考え、まとめられる作業をまとめる」…など。書類整理は、「時系列順に封筒に入れる(○年○月)」(繰り返し使い、重要なものだけ)。あとはすべて「スキャンして捨てる」のだそうだ。これ本当にやりたい。私はひたすら時系列順にファイリングしていってるんだけど、これ何でもかんでもファイリングするからちょっと破綻してきてる。会社のパソコン、チェーンで繋がれてる&Wi-Fi飛んでなくて有線だから、前の会社みたいに資料データ化してOneNoteで管理しても、会議なんかで参照できないんですよ…。毎回ごっついリングファイル持参して会議に出てる…。私はOneNoteは、「時系列ごと」のノートと、「テーマごと」のノートを分けていて、それも入れ替え自在だし、検索もかけられるし、最高だったのにな…。最後にダイエットの成功原則として、「1kg=7200kcal」を減らせば痩せるというのはテラ正論。ぐうの音も出ない。著者はこれでダイエットに成功したというのだから、真理なんだよな。そんなに食べてる気がしなくても食べてるんだろうなあ。先日の人間ドックで去年よりかなり体重が増えていて(てへ★)、「基礎代謝がどんどん落ちていくから、運動の習慣を身に着けないとこれまで通り生活してたらダメだよ」と言われた。基本が晩ごはんたっぷり、そしてすぐ寝るというスタイルだもんな!そりゃ太るな!年末まで重点ダイエット期間に入りましたが、痩せねえ。平日に痩せて週末に戻る…。笑ランキングボタンです。クリック頂くとブログ更新の励みになります!
2023.10.04
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書名つながらない練習 [ 安藤 美冬 ]目次第1章 SNSとつながらない8つの練習ー心をすり減らさない方法第2章 情報とつながらない6つの練習ー答えに迷わない方法第3章 人とつながらない7つの練習ー自分自身を守る方法第4章 常識とつながらない7つの練習ー自分らしく生きる方法第5章 ネガティブな感情とつながらない7つの練習ー穏やかに過ごす方法第6章 ハートとつながるための7つの練習ー毎日がときめく方法第7章 本当に大切なものとつながるための6つの練習ー力強く進む方法感想うーむ。オフグリッド、デジタル断捨離、デジタルデトックス系の本かと思ったんだけど、冒頭はそういう内容だけど後半はなんか違った。韓国のスピリチュアル系ゆる自己肯定エッセイ本に雰囲気が似ている。著者は、作家でコメンテーター。元々SNSで有名になった人?ネットが繋がらない船の旅に出ている間、SNSへのアップに何を必死になっていたのかと気付く。その後、アカウントを削除。SNSは本当に時間泥棒だよね…。ちょっと見るだけ、調べるだけのつもりが、気づけば何十分、何時間も経っている。まさに時間が「溶ける」。メールト、溶けてしまいそう。で、溶けた後に何が残っているかというと、漠然とした罪悪感のようなもの。苦味。後味の悪さ。いや、楽しいんですよ。楽しいからやっちゃうのよ。でもその楽しさって、何というか、刹那的なものが多い。投稿する、「いいね」をつける、情報を追いかける。何を必死になっているんだろう、とふと我に返る。そうやって何度もSNSをやめて来た。でもしばらくすると寂しくなって「SNSやりたい」ってなるんだけど。口さみしいみたいな時は、飴玉みたいに「Google Discover」見てたりするもんね。著者は、SNSをやめる時にステップ1:時間を制限するステップ2:スマホからアプリを削除するステップ3:アカウントを退会するというステップを踏んで2年かけてSNSをやめた。私は「時間制限」しても結局破っちゃうし、ブラウザだと見にくくていきなり「やめまーす!」と退会しちゃってからアプリ削除する…というやめ方をしました。そしたらすごく楽になった。これまでしょっちゅうスマホを手にとって、アプリ立ち上げてチェックしていた。でもあれって、何だったんだろう…。私は、現実にいたくなくて、仮想の世界に救いを求めていたのか。そこで生まれた出会いや繋がりは、今でも私の心を温めてくれる。もらったメッセージはスクリーンショットして保存してあって、心が弱った時に読んだりしてる。アルバムみたいに。このブログだってやめたら、膨大な時間が生まれるし、「更新しなきゃ…」という重圧から解き放たれると思うのだけど、これはまだやってます。いつまでやるのか。コンコルド効果。ブログは自分の好きなタイミングで、好きな量を発信できるのが好き。反応がないのは寂しいけれど(無人島にいる気分だ)、反応がないのが普通なので気にしなくて良い。つながらない練習、というのは、元々つながりがたくさんある人なのだろうな。私なんて孤独な人間ですので、気付けば「わたしの老後どうなるのだろう」と怯えている。つながらない練習でなく、わたしには現実に「つながる練習」が必要なのでは…。ランキングボタンです。クリック頂くとブログ更新の励みになります!
2023.10.03
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基本情報・仕事でも日常でもまったく使わない完全趣味の英語学習。・2022年6月受験時はTOEIC870点(リスニング455点+リーディング415点)。・いずれ、TOEIC940点や英検1級が取れたらな。・毎朝起きてから1時間程度、勉強しています。・NHK語学講座(アプリ「らじる★らじる」「NHKゴガク」)での学習がメイン。・英語を学んでいるときの私の気持ち→「I Road(ラジオ英会話を学ぶ日々の心象風景の寓話)」ふりかえり「ニュースで学ぶ現代英語」がセレクション放送(再放送)週。はい!ご明察のとおり、サボりまくっていましたね。毎朝何してたんだろう…よく寝て、ブログ書いてた…かな…?溜まっていた「ニュースで学ぶ現代英語」のシャドーイング、反訳トレーニングは、日曜日にまとめてやっつけでやりました。「ニュースで学ぶ現代英語」の再放送、「ラジオ英会話」、「ボキャブライダー」の聴取は出来ました。「NHK WORLD NEWS」「BBC GLOBAL NEWS」も毎日聴いていますよ。まったく頭に残らない聴き流しだけど!本当に英語学習のモチベーションが地を這っていて、「楽しくない」「もうやめよっかな」と思っていました。そこで、「言語学習交換」(Language Exchange, Tandem)サイトに登録してみました。いやもうね、来るわ来るわ、「ハーイ」「何してる?」みたいなの送ってくるだけの男性からのメッセージが。うんざり…。そんな中で、「どこどこに住んでいて、日本語を勉強しています。よかったら一緒にお互いの言語を交換しませんか」というような誠実なメッセージを送ってくれた人と、LINE交換して英語と日本語で会話始めました。で、私めっちゃ英語できるようになってるやん…と思ったんですよ。10年前くらいに英語環境に仕事で短期滞在し、もうそんとき「俺は貝になる」という状況だったのです。それに比べたら、今はどうよ。言っていることも、細かいニュアンスはともかく分かる。言いたいことも、ざっくり伝えられる。日常の軽いコミュニケーションなら、問題ないのでは…?!すげー、英語勉強してきてよかったー!!しかし「ん?これどういう意味だろ?」という時にすかさず「LINE英語通訳」を召喚してコピペしてAI翻訳してもらってる。人類の叡智。英語で文章書こうとすると、鎖で手足を縛られて海に沈められてるところから藻掻いて脱出しようとしているみたいな心境になります。相手からめっちゃリプライ来る、まだ投げ返してないのにー!!お、溺れ死ぬ…!!ただ、私めっちゃ面倒くさがりで、人間の距離感が詰まってくると全力で逃げたくなるので、ちょっとこれいつまで続けられるかなってなってます。挫折したらごめんね、マイタンデムフレンド。ゆるくやろう。めあて10月のハビットトラッカーを作りました。今回はですね、カレンダー形式をやめまして、ラジオ放送系は「○月○日放送分をやった」というのが分かりやすいようにしました。洋書はページ数にしてみました。これ早くもう終わりたい心の重荷。あと線をフリーハンドにしてみたり、色塗りは最近入手したカラーシャープペンに。「踏み台昇降」はおよそ出来ていないのでルーティンから削除。どうにも私、「枠」があって、毎日決まって「それをやる」は出来るんだけど、そうじゃない自由意志に任されているものが出来ないようです。今週はまた「ニュースで学ぶ現代英語」をがんばろー。余談朝ドラ「らんまん」最終回最初こそ夢中になっていたけれど、竹雄の登場回数が減ったあたりから、土曜日の「おまとめ版」だけを見ていた朝ドラ「らんまん」。いやもう、私ほんま飽きっぽいねんな!最終週はちゃんと見よう、と月〜金の放送を録画。土曜日にまとめて見ました。月曜日に「おいおいそっから始まんのかい」となり、そして時系列がそのうち月曜日に戻るのだろうと思ったら最後まで戻らなかったから余計に「月曜日は何やったんや…」となりました。アフターストーリー入れたかったんかな。でも金曜日の最後は、初回と同じあの「おまん、誰じゃ?」で終わりたかったんか。スエコザサのシーンにテーマソングが被されてくるところは、うるっと来てしまいました。うん、「カムカムエブリバディ」以来に見た朝ドラ、面白かった。次は見ないけど。秋アニメで、秋アニメですよ…。もう豊作だから何見ればいいんか分からん。見きれない…。★視聴決定進撃の巨人 The Final Season 完結編 後編SPY×FAMILY Season2ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- Rhyme Anima +オチビサン薬屋のひとりごと★とりあえずチェックするお嬢と番犬くんティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~でこぼこ魔女の親子事情とあるおっさんのVRMMO活動記冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってたミギとダリ柚木さんちの四兄弟。私の推しは悪役令嬢。「陰陽師」はNetflix限定なのなー!残念。ランキングボタンです。クリック頂くとブログ更新の励みになります!
2023.10.02
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書名ベスト・エッセイ2023 [ 赤木明登 ]目次赤木明登 工藝家の夢阿川佐和子 松岡享子さんの教え秋田麻早子 青と黒のお話浅田次郎 アジフライの正しい食べ方荒俣 宏 木を見て、鳥も見ること石田夏穂 気分はビヨンセ磯野真穂 ありのままの自分とは稲垣栄洋 雨が降るって本当に不思議です。えっ、不思議じゃありませんか?今井真実 おいしい物語上田岳弘 メタ・メタバース内澤旬子 どう考えてもおかしい内田春菊 隠れマッチョ大辻隆弘 漕代駅小川 哲 ぼくらの第二次世界大戦奥泉 光 オンラインの日常で角田光代 はじまりの旅鎌田裕樹 本と引越し川添 愛 心に残る 猪木の言葉神林長平 「フィクション」の力岸本佐知子 栗きたやまおさむ あの素晴らしい愛桐野夏生 女ともだち鯨庭 石膏のヒポグリフ久栖博季 末裔の足裏黒井千次 日記帳 隙間だらけ上等小池昌代 みなしご小池真理子 月の光とクリスマス郷原 宏 巨星は一日にしてならず佐伯一麦 耕せど 風は冷たい春酒井順子 “オンラインアグネス”、登場佐藤利明 情熱のミスター・ダンディー佐藤洋二郎 生きているだけで幸福沢木耕太郎 ただそれだけで沢野ひとし 兄のピッケル茂山千之丞 代役、有リマス篠 弘 梅雨入りの「伝単」柴田一成 宇宙人杉本昌隆 走る棋士鈴木伸一 藤子不二雄Ⓐさんを悼む須藤一成 ゾウ青来有一 「石原慎太郎」という物語関田育子 演劇は「恥ずかしい」大道珠貴 おかしかねえ おかしかねえ髙田 郁 つくし武田砂鉄 (笑)でこの笑いは伝わるか田中慎弥 生き残った者として中山祐次郎 間違えてはいけない問題七尾旅人 犬の暮らしの手帖乗代雄介 教えてあげたい服部文祥 あるがままを登る林 真理子 母校へ、ただいま!平岡直子 幽霊平松洋子 繰り返す藤沢 周 白紙の手帳藤原智美 映画館は社会と地続きだった藤原麻里菜 天井を見続ける古川真人 あぶない、落ちるぞ!ブレイディみかこ 千里の道も地べたから細川護熙 寂聴さんのいない京都細馬宏通 「伏線」と「回収」穂村 弘 命の時間 錯覚と凝視堀江敏幸 嘘でもいいから本田秀夫 「絆」に二つの意味町田 康 西村賢太さんを悼む松尾スズキ 宮沢章夫さんを悼む三浦しをん オヤジギャグの道理三崎亜記 粉モノ・ダイバーシティ宮田珠己 古地図は間違っているほど楽しい村田あやこ 「路上園芸」という小宇宙村田喜代子 電気が消えた!森田真生 さいごのかずは山内マリコ すてきな机上旅行柚木麻子 夜の釣り堀夢枕 獏 ファンタジーに捧げた肉体綿矢りさ 野菜が甘い感想前年に新聞や雑誌などに掲載されたエッセイから、選ばれた「ベストエッセイ」が集められたもの。編集委員は、角田光代、林真理子、藤沢周、堀江敏幸、町田康、三浦しをん。毎年出ていて、一つ一つが2〜3頁程度の分量で読みやすい。スキマ時間に一編読める。その時時の、コロナだったり亡くなった方だったりを扱ったエッセイも多く、後から読み返すと「ああ、この年はこんなことがあったなあ」と感慨深いタイムカプセルのようでもある。(これまでのレビュー。あれ、2020と2021は読んでなかったっけ?)・ベスト・エッセイ2019 [ 日本文藝家協会 ]・ベスト・エッセイ2022 [ 日本文藝家協会 ]短いエッセイだけれど、「あ、このひと好きだな」という書きぶりの書き手がいる。作家だけでなく、いろんな人が書いたエッセイがあるので、読み終えた後に筆者紹介でプロフィールを見て「ああ、この人はこういう人なのか」と確認するのも面白い。そして何より、「私がこのエッセイ集のなかで一番お気に入りなのはどれかしらん」と探すのも楽しい。今回だと、私は岸本佐知子「栗」かな。栗とウニは親戚だったのではないかと、感動の再会シーン(イガとトゲが刺さり合う)まで妄想するのが可笑しくて、顔がほころんだ。あとは、何気なく読んでいた「ぼくらの第二次世界大戦」。「日本が戦争をした」という文章を「僕たちが戦争をした」という文章に読み替えなければならない。そのためにはまず、かつて起こった歴史上の戦争を「理解」しなければならない。「馬鹿だったから愚かなことをした」というところで歩みを止めずに、「たしかに、こういう状況に追い込まれたら戦争に向かってしまうかもしれない」という地点まで進まなければならない。戦争を「他人事」ではなく、「自分の身にも起こりえること」だと理解すること。愚かな行為に至るまでの過程を知ること。「敗戦」というのが最終的な答えであるならば、その途中式を描くこと。ここを読んでいて、「ああ、分かる。そう、『なぜではなく、どんなふうに』なんだ」と思って読み進めていたら、だから『地図と拳』を書いたんだ、と続いて「えっ?」となって書き手を確認した。小川哲さんだった。・地図と拳 [ 小川哲 ]がどういった想いで書かれたのか、その背景がエッセイに書かれていた。なんというか、ふらっと入ったバーでたまたま小川さんが隣に座っていて、意図せずその裏側を訊いたような、ちょっとドキドキする感じがあった。山内マリコさんの「すてきな机上旅行」では、リアルにそんな出会いがある。憧れていた筑紫哲也さんに、アルバイトをしていたカフェでばったり出会った山内さん。筑紫さんの趣味が「机上旅行」と聞き、「筑紫哲也っぽい!」と唸る。そして時は経ち、2020年。コロナにより海外旅行ができなくなり、山内さんは「机上旅行」を思い出す。ヴィクトリア朝時代、男性名を名乗って発表されたジョージ・エリオットの『回想録ヨーロッパめぐり』。1850年代、パートナーのゲーテ研究(当時はまだゲーテ没後22年で、ゲーテを直接知る人にインタビュー出来ていた)に同行し、ジョージ(本名メアリ)はワイマールへ旅する。山内さんは、Google Mapに星をつけながら、本を読み進める。前に、・読んで旅する海外文学 [ 重松理恵 ]を読んで、本で世界を旅するのも面白そうだと思ったけれど、その国を舞台にした本も良いけれど、実際の紀行文ならより楽しいだろうな。私もやりたい!机上旅行。平岡直子「幽霊」は、朝型人間と夜型人間が同時に起きている時間を「糊代のような部分」と呼び表しているのが秀逸。『ベスト・エッセイ2022』の武田砂鉄「部屋にいる感じ」とも似ている。これも選者の趣味か。穂村弘「命の時間 錯覚と凝視」は、年をとると「○歳○ヶ月」と呼ぶようになる、という話。そして私たちはまた、生まれて間もない頃は「○歳○ヶ月」と呼んでいたのだと。月単位で命を見守る、そのはじめと、おわり。武田砂鉄「(笑)でこの笑いは伝わるか」は、『ベスト・エッセイ2022』でも万城目学「(笑)わない作家」がありましたね。編者の中に(笑)が引っかかっている人がいるんだろうか。杉本昌隆「走る棋士」は、棋戦では遅刻時間をそのまま引かれたり、長時間の場合三倍引かれるなんてこと知らなくて「へえ」と思った。茂山千之丞「代役、有リマス」も、狂言師って全部の役が出来るから全員代役できるのね?!と驚いた。すごいよね、それ。いろんな味が出てくる「サクマドロップス」みたいなエッセイ集。さて、あなたのお気に入りは、どれですか。(ちなみに私、ハッカ味はきらい!)ランキングボタンです。クリック頂くとブログ更新の励みになります!
2023.10.01
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