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日照不足気味の天気がもたらしたもの。K平年であれば、春先になると毎年水不足やヘタすると旱魃が心配されるほどの南九州であるはずなのですが・・・本年は様子がちがいます。2日か3日のあいだ晴れたと思ったら、また雨といったぐあいに“異常に雨が多い気候”は、3月になっても続きました。 この平年とはちがうお天気の影響をうけたのは、施設栽培のお野菜たち。お日さまのでる時間が少なくなるので、必然的に生育に不可欠な日照量が不足がちになることで、作物に生育の不良状態をひきおこすことになるのです。そんな状況のなか散見されたケースですが・・・ のののの たとえば こちら。折ってみても、その中ほどは普通のおいしそうなキュウリなのですが、ののののののののののののののの もう少し先の、果実の中ほどから先端部にかけて、すじ状に褐変した部分 が走っています。ののののののののののののののの これは病気や虫害によるものではなく、微量要素であるホウ素の欠乏によるもの。栽培されている土の状態による影響[加湿や土壌のPH値の低下など]だと考えられます。もちろん、これでは商品にはなりません。そこで3月23日の日照不足時の管理対策を徹底してやってもらい、そのうえでホウ素やカルシウムのはいった葉面散布剤[ライムショット]を施用することで回復に努めました。そうした対策が功を奏し2週間ほどで状況は改善していきましたよ♪まあしかし珍しい事例ではありました。「例年ならこの季節には晴天続き、むしろ過乾燥による石灰欠乏の症状が起きるケースが多いのになぁ」と、思うことしきりでした。ということで今回は、作物の生育障害は気象状況の変化によってもたらされ、その気象状況によって生育障害の種類も変わるというおはなしでした。 それにしても困るのは、 ❝外からみてもわからないが、内部に 支障がある作物❞です。障害があることがわからないまま消費地 に運ばれ、そこで障害があることが判明する。こういう事例がた び重なると[たとえ万本中の1本以下の発生ではあったとしても] 生産地の信用はガタ落ちになり、最悪の場合だと出荷停止の事態 まですすむことにもなりかねません。生産者側にとって、こうい った事態は、なんとしても避けねばならないとても大きな問題だ といえますね。→ そんな土関係はなしは こちら 。「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Mar 30, 2014

忙しい時期のうっかりミスには気をつけよう。Kイネの早期栽培に向けての集落総出の用水路・排水路の清掃・整備やの畔焼きの水田の代つくりからはじまり、水田のアゼ直しに・畔草を切ったりしたのちの水田の代あけ。その田に植える苗の準備。水田の貸し借りや、農作業の委託や受託に関する交渉ごとも、この時期になると本格化します。果樹や野菜のハウス栽培をしていれば、暑くなったり寒くなったりする春先の急激な春先の気候変化に対応したハウスや各種トンネル栽培のビニールの開け閉め、そして水やりの量や回数の管理。春先にありがちな強風・突風への対策。乾燥や加湿によっておこりやすい肥料分の多少や微量要素欠乏に対する適正な肥培管理。などが要求されます。経営面からいえば、なんといっても大切な税金の申告があります。そして年度末といえば役員改選。年度末の集落内の生産部会や農協の総代関係。また自治公民館組織の婦人部・青年部・老人部・体育部・消防団、さらには学校のPTA関係の役員交代に関する根回しをやって集会に臨まねばならないのもこの時期です。・・・などなど、とくに40代から50代の働き盛りの専業農家であれば 2月から3月にかけては目が回るほどの忙しさ なのです。そんな忙しい農家の日常にあって、なにより忘れてはならないのが、 うっかりミスそう具体的な例でいえば、たとえばハウス施設農家の ビニールを開けて換気をすること忘れてしまったとなとという、温度関連のうっかりミスです。このようにハウスの開閉をうっかり忘れて施設内の作物を高温障害にあわせてしまったとすれば 作物の先端部が枯れてしまい数回分の収穫がフイになってしまうこともありますし、悪条件が重なれは下手すると施設内の作物が枯死してしまうことにもなりかねません。ということで何かと忙しい3月ではありますが、農業者のみなさま、とくに 農業関連のうっかりミスには注意してまいりましょう。そしてそういったうっかりミスに対する対策ですが・・・[ハウスの開け閉めなどに代表されるような]必ずやらなければならないことは、たとえば張り紙に列記しておくなどして、家庭内の各人がそれぞれに指先確認するみたいな、そんなかんじのルールを作るとよいかもしれませんね。そうそう、そして4月といえば 子供さんの進級・入学・卒業・就職 に関することの諸手続きや準備だって、けっこうあなどれない。 経験からいえば、たとえば子供さんが希望の学校に合格したと喜んで いたのに、忙しさにかまけて期限内の入学手続をとるのをうっかり忘 れてしまったなんて実例まで、いくつか見聞きした経験も あります。 とにもかくにも ご用心を。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Mar 27, 2014

田植え後に氷!それでも耐える苗をつくる。K 3.21 3月中旬からはじまった宮崎県沿岸部でのコシヒカリの田植え。植え付けられたばかりの苗は、植えられているかどうかよく見ないとわからないくらいに小さいもの・・・そんな苗の状態が、最低気温12度以上になって 苗が順調に生育してくるまでの間は続きます。 その植え付けらればかりの田の苗を襲うのが、そう 寒さと強風です。 たとえば 数年前の寒波の例では、 3月29日 01度 ・ 30日 マイナス1度 ・ 31日 02度といったような寒さがありました。こうなるとかなりの確率で田に氷が張るのです。一昨年などの例でいけば “田植してから3回にわたって氷が張った”という農家さんもおられたほどですから、その厳しい寒さがわかります。 さすがにこのような氷が張る寒さがくるなると、果たして苗は大丈夫なのかとおもってしまうのが人情です。しかし最近では それでも寒さによる枯死 がすくないんです。 なんといってもイネはもともと熱帯産の植物なのですから、これってほんとに不思議でしょう? そのような寒害に強いイネ苗の秘密。それは前回の田植後の水管理の大切さにもありますが、それに加えて 最近の苗作りの方法にも理由があります。 その寒さに耐えるように作る苗作りの技術。これは ● よい種を使う ● 苗箱に蒔く種の量を多くしすぎない ● よい土を使う ● 適切な育苗期間を守る といった基本技術の励行によります。基本技術を徹底することで、寒さに強い苗ができる。 これを農家さんに説明する言い方でいえばですね・・・東北の普通作によって栽培されたコシヒカリの種を宮崎にもってきて、卵が飛び出すほどの塩水選をかけて種子を選抜。その種をPHとECをきちんと調整した土に薄まきして播種後30日くらいまでの老化させない期間に、田植えに最適の大きさの苗に育てて、そのうえで田植えする・・・ということになる。 といったわけで今回は、早期水稲における寒さに耐える苗を作る技術〔農家さんの栽培にかける情熱のはなしでもありますよね〕についてのおはなしでした。 気温が12度超えると会話もできないくらいの大音量で鳴く 田んぼのカエルたち。しかし10度を下回るとおもしろいく らいに一斉にシーンとなるのですから、ほんとに不思議。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Mar 21, 2014

早期水稲の田植え、始まりましたが。K昨日からひきつづいて 最高気温が20度を超えた昨日・18日から宮崎県の沿岸部では早期水稲の田植えが本格的に開始され始めました。ちなみに気になる宮崎県平野部の3月18日から1週間の気温予想は 月日 18日 19日 20日 21日 22日 23日 最高 22度 19度 19度 15度 15度 17度 最低 11度 11度 11度 06度 02度 05度とされており、稲の生育にとっては 21日から23日の最低気温と強風被害が心配されているところです。その対策ですが、なによりも 低温&強風が予想される場合には 田の水を深くすることが、植えつけられたばかりの苗を寒さから守るなによりの方策ですので、田んぼへのかん水を早め早めに対応実施されるのが得策です。なんといっても 用水の水は無尽蔵ではないものです。地区内の田植えがすんだ田んぼに 一斉にかん水をはじめたり、これから代をあける田んぼが これまた一斉に水を入れ始めたりすれば、水が不足しがちになるのは目に見えたこと。いざ かん水しようと思い立っても、肝心の水量が少なくなっていたとしたら対処しようがありません。したがってはじめから 田植えの時期の水は不足するもの・少なくて当たり前と、考えておくほうが むしろ安全 です。付け加えまして、明日の20日の田植えを予定されている方。低温&強風の影響で苗の葉先枯れが発生すれば[田植えを遅らせるよりも]かえって分けつ確保に苦労することにもなります。本日19日のうちに地区内の水の様子を観察して、水が足らないようであれぱ 20日の田植えは延期して 23日以降に田植えするのが無難かもしれませんね。 代を開けた田んぼの カエルが鳴きはじめるのが気温12度。 今年は代を開けた田からの、彼らの声がまだ聞こえないのが けっこう気になるところなんです。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Mar 19, 2014

1月に戻ったかと思えば、こんどは5月になったかのような気候。K11日の朝には氷が張ったほどの寒さであった宮崎県の沿岸部なのですが、13日には低気圧が西日本から東日本を急速に発達しながら横断した影響から気温がいっきに上昇、宮崎県内では23度近くまで気温があがった地域が続出しました。ののののののの そんなときに露地に植えられているオリーブの樹に現れたのが この方。ののののののの オリーブの樹の枝の 幹の色や質感そっくりに化けたアマガエル です。田植えを控える農業関係者としては、ほんとうは アマガエルのあまりに早いお出ましに驚かなければならないところのですが、むしろその見事な変身ぶりのほうが気になって[木になって/笑]しまいましたよ。ということで今回は、1月かと思えば一転してこんどは5月になったかのような、そんな無茶すぎる気候のもたらした事例のご紹介でした。・・・露地で育てられている農作物 が、このアマガエルとおなじように春がやってきたのだと勘違いして動きはじめたとき。 農作物の凍霜害はそんなときに多発します。 カエルだけではありません。13日の夕方には ツバメや冬眠している はずのコウモリが飛び始めていたのにも気づかされました。「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Mar 13, 2014

イネが“水稲”とよばれる理由〔わけ〕。K田植えをされたイネの株が水田に根をおろし始めることを、“イネが活着する時期”といいます。そしてこのイネの根が活発に動き始めるのに必要な気温は 最低でも20度以上。できれば 25~30度ほしいという、もともと熱帯の植物としてのイネの特性が、まずはあります。そしてそのような イネは熱帯原産の作物 なのだなという、イネの姿をイメージしつつ、「西日本の早場米地方の、とくに南九州では、3月中下旬はイネを 田植えし、7月末から8月上旬にかけてイネ刈りをするんですよ。」というような早場米栽培に関する話しをした場合に、農業関係者以外の方々や 農業関係者であっても〔西日本の気候を体感されたことのない〕東日本の方々の脳裏には、 3月に田植するとは 日本はひろいものだなぁ、それほど西日本は暖かいのだなぁなどと かんじられる方が多いのではないでしょうか。〔わたくしの体験からいえば〕そう感じるのです。しかし、現実はちがいます。たとえば、まとまった量が生産されるの早場米産地の代表地ともいえる宮崎県平野部の2013年3月の気温は 月日 23日 24日 25日 26日 27日 28日 最高 20度 18度 20度 17度 19度 21度 最低 10度 11度 07度 06度 08度 11度と、いった程度でしかないなのです〔例年では最低気温がマイナスになることもあります〕。そこには 早場米地帯であっても、暖かいわけでは けしてないという現実があります。ではなぜ、3月20日や それよりも早くに田植えされている南九州の水田のイネの苗が順調に育っていくのでしょうか。その理由ですが・・・それはたくさんの先人達が集積してくださった栽培技術 にあります。 ● 田植前の 健康で丈夫な苗を育てる技術 ● それぞれの水田の性質や、栄養状態に適合した施肥技術そして なによりも、 ● 早めに田の準備をして水をいれ、田植時の水温を上げておく ● 風のない、晴天の日を選んで田植えをする ● 田植後、気温があがる日中には田の水を浅くして水温をあげる ● 低温が予想される場合には田の水を深くして、苗を寒さから守るなどといった、田植え後の水田の水の深さや温度を調節する技術の存在があるからなのです。このような栽培管理、なかでも〔葉枯れや枯死を防ぐのに最も効果的な〕イナ作における田での水の駆け引き をみるにつけ、 イネを 水稲 とよんできた先人たちは さすがなものだなと、おもわずにはおれない自分に気づかされるのです。そして本年。昨年よりもぐっと冷え込んでいる2014年ではありますが、早い方では例年どうりに 3月15日には田植されるということです〔3月11日朝には平野部でも結氷したのですけれど〕。 「東北で田植えがおこなわれる5月中下旬に25度以上の気温に なることは少ない」などといった話しも耳にします。ということ は・・・・最高気温が20度に届かない早場米地帯の3月中旬の田植えは、 東北よりももっと寒い地方の田植えに匹敵する作型であるともいえます。。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Mar 13, 2014

凍霜害があっても、田植えを急ぐ理由〔わけ〕。K3月下旬から4月上旬の気象は、気まぐれ。たとえ南九州とはいえど、いちど寒波が襲来すれば、早朝から午前中にかけて気温が氷点下になることも ままあります。このような低温及び強風といった気象条件のなかに、田植されたばかりのイネの苗が、あったとしたらどうでしょう。ご存知のように、なんといっても イネは熱帯が起源の作物 ですから12度以下の気温下になると、まずはじめに生育が止まります。さらに続けて寒波が続くと〔遭遇した時間の長さにもよりますが〕悪くすれば イネは葉先から枯れはじめ、最悪の場合は枯死してしまうのです。ちなみに一昨年の2012年はとくに寒さと風が厳しく、わたくしも田植作業の終了した田に氷が張った光景を2度・3度と目撃しました。このような田んぼで、苗が枯死した場合には、後日あらためて田の代かきをおこない新たな苗を田植えしなおすことになります〔枯死した苗は代かきと同時に土中に鋤きこまていきます〕。さて、そこでです。なぜに農家さんは、寒波がくるかもしれないというリスクをかかえてまでも、3月中下旬に〔ある意味無茶をして〕田植えを急ぐのでしょうか。その答えは・・・じつは とれたおコメの価格にあります。8月15日のお盆前、なかでも7月中にとれたおコメの価格は高いのです。そこには、 お盆前の、なるべく早い時期に、まとまった量の新米がほしいという市場のリクエストが存在するのです。というわけで、田植えをしたあとに寒波がきて、田に植えられたイネが枯れてしまうかもしれないというリスクをかかえてまでも、南九州の沿岸部の農家さんが3月中下旬に早期イナ作の田植えをするのは、 農家さんが市場原理にのっとってイナ作をしているがためということになります〔需要があるというのは、ほんとにありがたいことだとおもいますし〕。→ 農家は買ってもらってなんぼ の回は こちら。そして、もうひとつ。そこには、〔30年以上にもわたって〕早期におコメを収穫する作型で培われてきた“技術”の存在も あります。そう、たとえ激しい寒波がきたとしても、田植されたばかりのイネの苗を枯らさないための技術の集積が〔いまは〕ある のです。次回は、そんな冷害対策の技術についてのおはなし です。 おコメの低温貯蔵の技術が発達していなかった時代の話し、 ですが、今回ご紹介したお盆前の宮崎コシヒカリの買取価格は、 30キロ当り 12000円することもある といった経営的には じつに“おいしい”時代でした。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Mar 9, 2014

田植えは 虫のしらせで 〔前編〕。K10日ほど前には あまりの暖かさ・雨の多さからか、代かきのすんでいない田植からでもカエルの声が聞こえ始めていた南九州でした。が。。先日からはふたたびの寒の戻り。啓蟄だというのに昨日は零度、今朝方は零下というきびしい冷え込みが続いています。そんななか はじめられているのが、例年 3月の下旬に最盛期を迎える早期水稲の田植えの準備です。そんな田植の時期を判断する話しとなりますが、まずは作型の説明から。 ↓南九州の海岸部地方では、3月中旬より4月はじめにかけて、順次 田植えがおこなわれていきます。この時期天気予報をみると、北の地方ではときおり雪のマーク も。。 日本列島は南北に長いんだなあと、実感する季節でもあります。 イネの品種は主として、コシヒカリ。収穫は、おおむね平年並みの気候であれば7月中旬からになります。 余談ですが・・南九州では日常の風景となった感のある『真夏のイネ刈り』の風景。観光客、とくにこの夏の時期に南九州を訪れられた関東以北の皆さまは、この真夏のイネ刈りにかなりの違和感をおぼえる光景らしいです。 「収穫する機械、コンバインの運転席には、真っ青な真夏の空に 映える鮮やかな日除けのビーチパラソル。。」 ・・・やっぱり 違和感でしょうかね/笑。 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ なぜ、こんなに早く稲刈りをしなければならないのか・・それにはちゃんと理由があります。 イネは、実をつけてから倒れると、実の品質が悪くなり収穫量も減少します〔茎が折れるわけですから根からの養分もうまく実のほうにあがらないし、日当たりだって悪くなるわけですから〕。 イネを倒すのは、強い風と豪雨 ・・秋に多い台風 です。この秋の台風を避けるために、 南九州では「早春にイネを田植えし、台風前にイネを収穫しようとしている」わけなのです。 「じゃあ、もっと 早くに植えるといいじゃないか、そうしたら 完全に台風の被害にあわないはず」 と、こう考える方も多いかとおもいますが、そうもいきません。 温度です。イネは 最低気温が12度以上ないと生育しない。 12度以下の気温が続き、早朝に霜の被害をうければ枯死してしまうんです。たとえば宮崎の平均気温が12度になるのが、3月の中旬から4月上旬にかけて。イネの生育適温がそのころからはじまりますので、そのぎりぎりの時期にあわせての田植えがなされるわけです。 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ 田植えの時期のタイミングが収穫の状況を大きく左右します。 ■ 田植えの時期が早過ぎると・・霜の被害で、悪くすると枯死 ■ 田植えの時期が遅くなると・・収穫時の台風被害で倒伏 まさに 「前門の虎 後門の狼」 状態です/笑。だから南九州の農家さんにとって、毎年の田植えの時期の決定は、イネの収穫を左右する重要な決断になるというわけです。 そんな植え付けの春は、もうすぐ。 早期米は、フレッシュさが命。なるべくはやく出荷したほうが 価格が高い。そういった経営的な問題からも早植えは奨励 されています。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Mar 8, 2014

こんなに雨が多い年になるなんて。K平年であれば、春先になると毎年水不足やヘタすると旱魃が心配されるほどの南九州であるはずなのですが・・・本年は様子がちがいます。 2日か3日のあいだ晴れたと思ったら、また雨といったぐあいに “異常に雨が多い気候” なのです。この平年とはちがうお天気の影響をうけているのは、施設栽培のお野菜たち。お日さまのでる時間が少なくなるので、必然的に生育に不可欠な日照量が不足がちになっているのです。そしてそういった日照不足の影響は、たとえば ● 樹の生育が軟弱となる ● 午前中の温度が上がらない ● 良いお花が咲かない ● 昆虫の動きが鈍くなる ● 受粉したとしても結実しない ● 湿気が高くなるためにカビ病が多発する ● 収穫量が少なくなる ● 収穫物の品質がわるくなりがちといった、生育の不良状態をひきおこす[いわゆる負の連鎖ですね]ことにもなるのです。1月下旬から3月中旬にかけてのお野菜の出荷が少なくなる時期に照準をあわせた施設栽培経営にとって、この日照不足の状態はほんとに痛い状態です。またこの作では、暖房に使う重油代も円高の影響でずいぶんかさんでいますから[とくに収穫の山が安値と重なった場合には] 悪天候と重油高のダブルパンチをくらってグロッキーといった状況にある農家さんも多いことだろうと、心配せずにはおられません。そこでそんな日射量が極端に少ないという、ある意味異常な天候下にあっての対策ですが・・・ ● 内カーテンの管理を適正におこなうことで日射量を確保する ● 日中の換気を徹底する ● 時間にそった適温管理に努める ● 湿度が高い場合は日中でも加温機で送風する ● 循環扇を活用するといった管理を実行することで、施設内の温度と湿度の管理を徹底していくことがいちばんのお薬になることと思います。ということで今回は、平年とはちがう異常な気象の年にあっては毎日のちょっとした努力の積み重ねこそが[ふた月からみ月というスパンでみれば]作物にりっぱな実をつけさせられる方法だというおはなしでした。 → 例年の乾燥した気候下の管理のはなしは こちら。 雨で大わらわといえば、平年であれば12月から2月にかけての 乾燥する気候豊富な日照量を活かすはずの千切り大根 の管理も じつに大変なものでした。なんといっても雨が降れば大根が干せ ませんし、雨間をみて干したとしても乾くのに時間がかかりすぎ るといったかんじです。・・・お日さまってありがたいなぁってつくづく。「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Mar 5, 2014

春先におこるカルシウム欠乏への対処法。K次回分の参考として、昨年の春の記事の再掲載です。 ↓ハウストマト栽培に限らず、ハウスキュウリ栽培やハウスピーマン栽培において、気温が急上昇したあとの作物に水分が不足した場合にあらわれることが多い現象として 果実の尻グサレ症や、より重い症状の先端部分の褐変症などに代表される 作物のカルシウム欠乏の症状 があります。そして この症状が現われることの多い時期としてあげられるのが ● 天候が不安定 ● 日照時間が次第に長くなってくる ● 気温、ひいては地温が急激に上昇することが多い といった春先のハウス内が乾燥しやすい4月の時期というわけです。ある程度の尻グサレ症の果実の発生はしかたのないものですが、障害果量が多くなりすぎたり、また作物の先端部分に褐変症が現れるようであれば、もちろん対策が必要になります。ということで、対策としてまず考えられるのは ハウス内の土を乾燥しすぎないことが、大切になります。その方法ですが ● かん水の量を〔冬場よりも〕じょじょに増やしていく ● 内カーテンを上げ下げして日射量を調整する ● 遮光資材を利用する ● 気温上昇による水の蒸散を避けるために、充分に換気をするといった、こまめなハウス管理が なによりの乾燥防止対策となり、ひいては カルシウムの欠乏症状の予防対策 となります。また、気温の上昇とともに果実の太り具合もすこしづつ早くなってくるわけですから、冬場よりも収穫の間隔をいくぶん短縮することも必要になってくるころでもありますね。といったわけで、なんだか冬場よりも手がかかることになる春先のハウス管理です。 けれど厳寒期のなかで果実を成らしてきた“疲れ”がみえる作物にとっては、栽培者の存在がなによりのお薬・・・これからのハウス作終盤にかけての良品多収穫のためにも、ここはこまめな管理をお願いいたします。なんたって作物は、栽培者にとっての金のなる木 なのですものね。次回はカルシウム欠乏が起こる原因とその対策を、土の面からより掘り下げて考えてみたいとおもいます。 ハウス内の高温は、作物の花粉の品質や受粉にも影響します。 35度を超えたときに受粉した果実は、奇形果や果実の肥大 不良を招くともいわれていますよ。また受粉に活躍しくれる 昆虫たちにとっても高温は大敵です。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Mar 4, 2014

仏さまにお供えするお花をつくる。後編。K2月14日分の山上のシキミ園 のつづきです。シキミ園で育てられたシキミの枝は、樹の懐枝[ふところえだ]の部分から採取され、長さを調整されたあとに新聞紙でくるまれ、水に浸された恰好で出荷されていきます。のの 冬場の問題点としては、これ。のののの 防霜ファンを設置しているにもかかわらず、晴れた日の早朝の放射冷却現象に伴って部分的にでてしまう凍害だということです。・・・シキミを育てることを考えた場合、夏場には栽培に適した涼しい場所であるのですから、これまあしようがないことかもしれませんね。それにしても、このみごとなシキミ園です。獣害問題が深刻になる前から、獣害被害が少ないシキミに注目し、そして園の面積とシキミの販路を拡大されていった この経営者さんの先見の明は、じつにたいしたものだと思いました。 ちなみに冬場のシキミの寒さ対策には ライムショットの葉面散布、 そして夏場の濃い緑色を出すための対策としては マグショットの 葉面散布を おすすめしています。「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Mar 1, 2014

仏さまにお供えするお花をつくる。K宮崎県内の とある山上〔海抜600メートル〕に植えられた、こちらの植物。ののののののののののの じつはこれが、仏さまにお供えするお花であるシキミとなります。そんなシキミ園の景観は こんなかんじになりますよ。 お茶の畑をご覧になった方は、きっとたくさんおられることと思いますが、〔お茶の畑の茶樹のように植えられている〕シキミ園をご覧になった方というのは数少ないのではないでしょうかね。〔ご他聞に漏れずもここ宮崎県でも農業経営にたいしての大問題とな っているのは獣害なのですから〕獣害対策の作物としてもアリ な換金作物だといえるのではないでしょうか。 つづく。 “シカはシイタケをハナで小突づいて落してしまう”なんて はなしも、シイタケ栽培農家から聞きます。どうやら栽培さ れているシイタケは、彼らにとっては遊び道具にされている 気配がありあり。増えたシカはミカンの葉まで食うなんて話し すらありますし・・・獣害はなんとも困ったことであります。「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Mar 1, 2014
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